JPH0547620U - 環状ガスケット - Google Patents

環状ガスケット

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JPH0547620U
JPH0547620U JP10651991U JP10651991U JPH0547620U JP H0547620 U JPH0547620 U JP H0547620U JP 10651991 U JP10651991 U JP 10651991U JP 10651991 U JP10651991 U JP 10651991U JP H0547620 U JPH0547620 U JP H0547620U
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JP
Japan
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expanded graphite
gasket
net material
annular
annular gasket
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Pending
Application number
JP10651991U
Other languages
English (en)
Inventor
彌吉 酒井
Original Assignee
有限会社浜松ガスケット製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 膨張黒鉛の表面全面を張力の有る網材により
包囲することにより、膨張黒鉛が取付け時の変形あるい
は取付け部の振動等によって崩壊したり飛散したりする
のを防止し、耐久性のある環状ガスケットを得る。 【構成】 膨張黒鉛6の表面全面を金属製の網材7によ
り包囲してなるガスケット主体を設け、該ガスケット主
体を環状に湾曲してプレス機により圧縮して前記膨張黒
鉛と網材とを一体的に固着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、耐熱性を有する環状ガスケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として図7に示すものがあった。図7に示すにおいて1は環状ガス ケットであり、面状の金網2の両面にシート状の膨張黒鉛3を積層して環状に湾 曲し、これをプレス機により圧縮して上記金網2と膨張黒鉛3とを一体的に固着 するとともに所定寸法の環状に形成する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のものは、プレス機により圧縮された際に、金網2と膨張黒鉛3とが 一体的に圧着するとともに金網2により所定の張力を有することになる。しかし ながら膨張黒鉛3の表面が外部に露出していたので、取付け時に変形されたり、 振動の発生する箇所に使用されたりすると、上記膨張黒鉛3が小片に崩壊して外 部に飛散し、シール機能が損なわれる欠点があった。本考案は上記欠点を解消し た新規な環状ガスケットを得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、膨張黒鉛の表面全面を金属製の網材に より包囲してなるガスケット主体を設け、該ガスケット主体を環状に湾曲してプ レス機により圧縮して前記膨張黒鉛と網材とを一体的に固着する構成にしたもの である。
【0005】
【作用】
本考案は上記構成にしたものであるから、プレス機により圧縮されると、網材 と膨張黒鉛とが一体的に圧着し、網材により所定の張力を有することになる。ま た膨張黒鉛の表面全面が張力の有る網材により包囲されているので、取付け時に 変形されたり、あるいは振動の発生する箇所に使用されても、上記膨張黒鉛の崩 壊および外部への飛散が上記網材によって阻止されることになる。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。図面において、図1は本考案の 実施例を示すガスケット主体の平面図、図2はそのII−II断面図、図3はガスケ ット主体を環状に湾曲した状態の斜視図、図4は環状に湾曲されたガスケット主 体をプレス機により圧縮成形された環状ガスケットの断面図、図5はその部分拡 大断面図、図6は本考案による環状ガスケットの使用状態を示す断面図である。 図1および図2において、5はガスケット主体であり、左右両端が45度の角度 で傾斜する平行四辺形状に裁断された膨張黒鉛6の表面全面をステンレス製の網 材7により包囲してなる。網材7は直径0.15mmのステンレス製の線材を1本 または3本撚りで筒状に網み、この中に上記膨張黒鉛6を挿通してその左右両端 を膨張黒鉛6の左右両端と対応させて切断する。
【0007】 そして、上記ガスケット主体5を図3に示すように環状に湾曲してプレス機の 型(図示省略)内に収容し、該型により軸方向に圧縮して図4および図5に示す ように上記網材7と膨張黒鉛6とを一体的に固着するとともに所定寸法を有する 環状ガスケット8に形成する。
【0008】 図6は上記環状ガスケット8の使用状態を示す。図6において、10はオート バイ用の消音器であり、その右端部(後端部)に接続管11を溶接固定する。こ の接続管11はその外周の右部におねじ12が形成され、このおねじ12に締結 管13を着脱可能にねじ嵌合させる。締結管13はその右部を接続管11から右 方に突出させるとともに、その右端13aを内径が接続管11の内径と約等寸に なる如く小径に絞り成形する。14は上記接続管11に摺動可能に嵌合するエキ ゾーストパイプである。このエキゾーストパイプ14は、その外周に前述した環 状ガスケット8および締結管13を順次右方に向けて嵌合させた後、その左端部 を上記接続管11に嵌合させ、次いで上記環状ガスケット8および締結管13を 接続管11方向に移動させて締結管13を接続管11のおねじ12に捩じ込こみ 、上記環状ガスケット8を接続管11の右端面11aと締結管13の右端13a の内面とにより軸方向に挾圧して変形させて、その外周面および内周面を締結管 13の内周面およびエキゾーストパイプ14の外周面に圧接させ、これにより消 音機10つまり接続管11とエキゾーストパイプ14との接続部をシールする。
【0009】 上記実施例によれば、膨張黒鉛6の表面全面が張力の有る網材7により包囲さ れているので、接続管11と締結管13との挾圧による変形、あるいは消音機1 0およびエキゾーストパイプ14による振動があっても、上記膨張黒鉛6は網材 7によって崩壊および外部への飛散が阻止され、これにより消音機10とエキゾ ーストパイプ14との接続部は長期に亘って良好にシールされることになる。
【00010】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな如く、本考案は、膨張黒鉛の表面全面を張力の有る網 材により包囲するようにしたので、膨張黒鉛が取付け時の変形あるいは取付け部 の振動等によって崩壊したり飛散したりしなくなり、耐久性のある環状ガスケッ トを得ることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すガスケット主体の平面図
である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のガスケット主体を環状に湾曲した状態の
斜視図である。
【図4】図3のガスケット主体をプレス機により圧縮成
形した環状ガスケットの断面図である。
【図5】図4の部分拡大断面図である。
【図6】本考案による環状ガスケットの使用状態を示す
断面図である。
【図7】従来による環状ガスケットの断面図である。
【符号の説明】
5 ガスケット主体 6 膨張黒鉛 7 網材 8 環状ガスケット 10 消音機 11 接続管 11a 右端面 12 おねじ 13 締結管 13a 右端部 14 エキゾーストパイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張黒鉛の表面全面を金属製の網材によ
    り包囲してなるガスケット主体を設け、該ガスケット主
    体を環状に湾曲してプレス機により圧縮して前記膨張黒
    鉛と網材とを一体的に固着したことを特徴とする環状ガ
    スケット。
JP10651991U 1991-11-29 1991-11-29 環状ガスケット Pending JPH0547620U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013080487A1 (ja) 2011-11-30 2013-06-06 オイレス工業株式会社 円筒状ガスケット及びその製造方法並びに該円筒状ガスケットを使用した差し込み型排気管継手

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013080487A1 (ja) 2011-11-30 2013-06-06 オイレス工業株式会社 円筒状ガスケット及びその製造方法並びに該円筒状ガスケットを使用した差し込み型排気管継手
JP2013113416A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Oiles Corp 円筒状ガスケット及びその製造方法並びに該円筒状ガスケットを使用した差し込み型排気管継手
US9347562B2 (en) 2011-11-30 2016-05-24 Oiles Corporation Cylindrical gasket, method for manufacturing the same, and insertion-type exhaust pipe joint using the cylindrical gasket

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