JP3122182U - リング可撓管継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】スリーブの内径にある可撓管は伸縮や変位を吸収する波状管部分が無いか、波状管部分があっても外周を強制されている為、伸縮や変位の効果が減少して寿命が短い。
【解決手段】薄肉ツバにブレードと薄肉円筒管を内側に折り曲げて挟みリングに変化させ、スリーブを無くして拡径部と圧着部を一体化した事により可撓管の伸縮や変位を向上させることで寿命が長くなる、さらに部品の加工費・材料費を安く改善し得るリング可撓管継手を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】薄肉ツバにブレードと薄肉円筒管を内側に折り曲げて挟みリングに変化させ、スリーブを無くして拡径部と圧着部を一体化した事により可撓管の伸縮や変位を向上させることで寿命が長くなる、さらに部品の加工費・材料費を安く改善し得るリング可撓管継手を提供する。
【選択図】図1
Description
この考案は、可撓管のシール面と挟みリング・ブレード・薄肉ツバを圧着連結されているため、雄ネジ金具に刻設された雄ねじと、袋ナットに刻設された雌ねじを螺着することで、シール面からの漏れ防止とブレード圧着部分の強度を増す、リング可撓管継手の形状と製法に関するものである。
従来の金属製無溶接可撓管継手は、袋ナット及びフランジに形成した縮径部に引っ掛かるスリーブの拡径部とブレードを圧着する部分が別の位置に備えられている。またブレードが圧着部分から抜ける構造となっている為、その対策として、図4と図5に示すように、スリーブと圧着リングの幅を広くして厚みを持たせスリーブに凸凹状を使用していた。また図6に示すように、波状管の外周にあるスリーブ及びフランジのズレ防止が設けられているため伸縮変位に弱いものであった。
しかしながら、以上の技術によれば、スリーブの内径に有る可撓管は伸縮や変位を吸収する波状管部分が図5のように無いか、波状管部分が有っても図4のように外周をスリーブに強制されるか、また図6のようにフランジのズレ防止ベルトで強制されている為、振動(伸縮変位)のある場所での使用は寿命が短い。
そこで、この考案は、薄肉ツバとブレードを挟みリングで圧着させることによって一体化に形成した結果、リング可撓管継手の全長が全て伸縮変位を吸収する波状管になった。また外径も強制する金具が無い為、伸縮や変位の効果を最大に活用する事で従来の金属製無溶接可撓管継手の可撓管より寿命が長くなるリング可撓管継手を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、第一考案は、挟みリングの拡径部(挟みリングの外径)とブレード圧着部を一体化することで、可撓管の拡径部シール面と挟みリング・ブレード・薄肉ツバを圧着連結させる。そのことにより、従来のスリーブ部分が谷間に収まり波状管の一部になるため、伸縮変位に強い点を特徴するリング可撓管継手である。
また、第二考案は、前記一体化は、可撓管のストレート部に薄肉ツバを挿入し、薄肉ツバの外周にブレード(可撓管継手に内圧が発生した際、可撓管の伸びを防ぐ為のステンレス線を円筒状に編んで形成された物)をかぶせ、その上から薄肉ツバの3倍の広さの薄肉円筒管(挟みリングに変化する前)を中央部まで挿入する。そして、ブレードの端を薄肉円筒管の端に揃え、薄肉円筒管の両端の外側を圧縮し内側に折り曲げ、薄肉ツバの両側でブレードを圧着する。その断面を凹形(挟みリング)に形成させる製法を特徴とする請求項1記載のリング可撓管継手である。
第一考案、また第二考案によれば、スリーブと圧着リングを無くした結果、加工しない簡単なドーナツ状の薄い板と円筒状の薄い筒で形成するので加工費・材料費が安く、リング可撓管継手の全長が全て伸縮や変位を吸収する波状管であることで、伸縮変位の効果を最大に活用する事で振動に強いリング可撓管継手である。
この考案の一実施形態を図1に示す。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係るリング可撓管継手の実施の形態を示す図で、一部断面にて示す。図2は図1のA部拡大図とB部拡大図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係るリング可撓管継手の実施の形態を示す図で、一部断面にて示す。図2は図1のA部拡大図とB部拡大図である。
このリング可撓管継手は、可撓管継手本体12の両端部分に外装された袋ナット2の抜け防止として薄肉ツバ4の外周にブレード7をかぶせ、その上から薄肉ツバ4の幅より3倍広い薄肉円筒管24を中央部まで挿入する、ブレード7の端を薄肉円筒管24の端に揃え、薄肉円筒管の両端の外側を圧縮し内側に折り曲げ、薄肉ツバ4の両側でブレードを圧着する、断面が凹形の部品、挟みリング5に形成する。
雄ネジ金具1はパッキン3を介して挟まれている。雄ネジ金具1に雄ねじ14が刻設されており、袋ナット2に雌ねじ15が刻設されていて螺着することで挟みリング5とブレード7と薄肉ツバ4を圧着連結されているため、可撓管シール面20からの漏れ防止と圧着部分の強度を増す。
A分拡大図はユニオン用である。
B分拡大図はフランジ用である。
図3は、薄肉円筒管を挟みリングに形成させる製法である。
aは可撓管12の端にあるストレート部25に薄肉ツバ4を挿入して薄肉ツバ4の外周にブレード7をかぶせ、その上から薄肉ツバ4の幅より3倍広い薄肉円筒管24を中央部まで挿入する、ブレード7の端を薄肉円筒管24の端に揃える。
bは薄肉円筒管24の両端の外側を割り金型18で圧縮し内側に折り曲げ、薄肉ツバの両側でブレード7を圧着する、断面が凹形の部品、挟みリング5に形成する。
cは可撓管12の端にあるストレート部25をウレタン23で内径を膨張させる。
d・eは可撓管のシール面を形成する金型22で膨張部を押しつぶしシール面を形成する。
fは完成図である。
図4は、ストレート部25に凸形に切削したスリーブ10と圧着リング9を使用した従来の構造例である。
図5は、ストレート部25に凹形に切削したスリーブ10と圧着リング9を使用した従来の構造例である。
図6は、波状管部8の外周にスリーブ10と圧着リング9を使用した従来の構造とフランジ用の割リングとワッパ17とフランジのずれ防止ベルト19を使用した従来の構造例である。
この実施形態によれば、上記金属製無溶接可撓管継手の内圧が発生時に、可撓管の波状管部分が伸びようとするが、配管の両端が固定されていることによって、波状管部分が曲がる現象が起き、スリーブと圧着リングの間にあるブレードに引っ張る力が生じて抜ける可能性がある、その対処方法として、ブレードを圧着する部分を凸凹状のどちらかに切削する為、加工費が高い。
また、圧着リングの外周を強制する物が無いため、ブレードが抜けようとすると圧着リングが外側に広がり、スリーブと圧着リングにすき間が発生してブレードが抜ける。それを防ぐ為にはスリーブと圧着リングの幅を広くして厚みを持たせた。従ってスリーブや圧着リングの材料賃も高くなる。
また、上記の構造では、スリーブの内径に有る可撓管は伸縮変位を吸収する波状管部分が無いか、波状管部分が有っても外周を強制されている為、伸縮変位の効果が減少して寿命が短い。
「他の実施形態」
図1の実施形態では、両端にストレートがある場合はドーナツ状の薄肉ツバ4を可撓管のストレート部に挿入するが、他の実施形態では、ストレート部が無く全てが波状管部分である可撓管の場合は薄肉ツバ4を半分に切断して半月状にする、その半月状の部品を2個使い波状管部の谷側に挟むように挿入するものでも良い。
図1の実施形態では、両端にストレートがある場合はドーナツ状の薄肉ツバ4を可撓管のストレート部に挿入するが、他の実施形態では、ストレート部が無く全てが波状管部分である可撓管の場合は薄肉ツバ4を半分に切断して半月状にする、その半月状の部品を2個使い波状管部の谷側に挟むように挿入するものでも良い。
1. 雄ネジ金具
2. 袋ナット
3. パッキン
4. 薄肉ツバ
5. 挟みリング(薄肉円筒管の変化)
6. 袋ナット縮径部
7. ブレード
8. 波状管部
9. 圧着リング
10.スリーブ
11.スリーブの拡径部
12.可撓管継手本体
13.可撓管
14.雄ネジ金具の雄ねじ
15.袋ナット雌ねじ
16.フランジ
17.ワッパ
18.割りリング(2個を合わせて円になる)
19.フランジのズレ防止ベルト
20.可撓管のシール面
21,挟みリングを形成する割り型
22.可撓管のシール面を形成する型
23.ウレタン
24.薄肉円筒管
25.可撓管のストレート部
2. 袋ナット
3. パッキン
4. 薄肉ツバ
5. 挟みリング(薄肉円筒管の変化)
6. 袋ナット縮径部
7. ブレード
8. 波状管部
9. 圧着リング
10.スリーブ
11.スリーブの拡径部
12.可撓管継手本体
13.可撓管
14.雄ネジ金具の雄ねじ
15.袋ナット雌ねじ
16.フランジ
17.ワッパ
18.割りリング(2個を合わせて円になる)
19.フランジのズレ防止ベルト
20.可撓管のシール面
21,挟みリングを形成する割り型
22.可撓管のシール面を形成する型
23.ウレタン
24.薄肉円筒管
25.可撓管のストレート部
Claims (2)
- 挟みリングの拡径部(挟みリングの外径)とブレード圧着部を一体化することで、可撓管の拡径部シール面と挟みリング・ブレード・薄肉ツバを圧着連結させる。そのことにより、従来のスリーブ部分が谷間に治まり波状管の一部になるため、伸縮変位に強い点を特徴する金属製無溶接可撓管継手である。
- 前記一体化は、可撓管のストレート部に薄肉ツバを挿入し、薄肉ツバの外周にブレード(可撓管継手に内圧が発生した際、可撓管の伸びを防ぐ為のステンレス線を円筒状に編んで形成された物)をかぶせ、その上から薄肉ツバの3倍の広さの薄肉円筒管(挟みリングに変化する前)を中央部まで挿入する。そして、ブレードの端を薄肉円筒管の端に揃え、薄肉円筒管の両端の外側を圧縮し内側に折り曲げ、薄肉ツバの両側でブレードを圧着する。その断面を凹形(挟みリング)に形成させる製法を特徴とする請求項1記載のリング可撓管継手である。
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JP2005010206U JP3122182U (ja) | 2005-11-02 | 2005-11-02 | リング可撓管継手 |
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JP3122182U true JP3122182U (ja) | 2006-06-08 |
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JP2005010206U Expired - Fee Related JP3122182U (ja) | 2005-11-02 | 2005-11-02 | リング可撓管継手 |
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JP (1) | JP3122182U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109707923A (zh) * | 2019-01-30 | 2019-05-03 | 乐清市牵引机电厂 | 一种焊接结构、挠性管及制造工艺 |
-
2005
- 2005-11-02 JP JP2005010206U patent/JP3122182U/ja not_active Expired - Fee Related
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