JP4390597B2 - 二重管の分岐部の製造方法 - Google Patents

二重管の分岐部の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4390597B2
JP4390597B2 JP2004068203A JP2004068203A JP4390597B2 JP 4390597 B2 JP4390597 B2 JP 4390597B2 JP 2004068203 A JP2004068203 A JP 2004068203A JP 2004068203 A JP2004068203 A JP 2004068203A JP 4390597 B2 JP4390597 B2 JP 4390597B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
outer tube
branch
pipe
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004068203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005256912A (ja
Inventor
信雄 市村
由和 高松
佐藤  進
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Calsonic Kansei Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2004068203A priority Critical patent/JP4390597B2/ja
Priority to EP05005053A priority patent/EP1574773A2/en
Priority to US11/075,044 priority patent/US7350823B2/en
Publication of JP2005256912A publication Critical patent/JP2005256912A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4390597B2 publication Critical patent/JP4390597B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、外管内に内管を貫通させた二重管の分岐部の製造方法に関する。
外管の内部に内管を設けて二重の流路が得られるようにした二重管がある。このような二重管を用いると、配管レイアウトをシンプル且つコンパクトにできるので、配管レイアウトが大きく制限される場合には有利である。特に車両用空調装置のように車体構造等によって配管レイアウトが大きく制限される場合には非常に有利である。また、二重管を用いると、空調装置の組立作業も簡素化されることになり、製造コストの低減も可能となる。
特開昭58−121394号公報
このような二重管の端部では内管と外管とにそれぞれ配管を接続するための分岐部が必要となるが、この二重管の分岐部の構造としては特許文献1に開示されるようなものがある。この特許文献1の二重管の分岐部の構造は、外管の端部を2つの独立する筒状部を有した断面めがね状に加工したのち、一方の筒状部(内管支持部)に内管を挿入し且つ他方の筒状部(分岐管支持部)に分岐管を挿入した状態でろう付けした構造である。このような構造では、加工した外管の端部と、この端部に挿入される内管および分岐管と、の隙間を完全にろう付けにより密閉しきれない場合も考えられる。特に、2つの筒状部が近接する場合には2つの筒状部の間に形成される接合部の接合代が小さくなり、外管の端部における密閉性が低下してしまうことが懸念される。
本発明は上記事情を考慮し、外管の端部に内管支持部および分岐管支持部を加工して、この内管支持部に内管を挿入し且つ分岐管支持部に分岐管を挿入した状態でろう付けした二重管の分岐部の製造方法において、外管の端部の密閉性を向上することを目的とする。
請求項の発明の二重管の分岐部の製造方法は、外管の端部を、筒状の内管支持部および筒状の分岐管支持部を有した断面めがね形状に加工し、且つこの外管の端部加工で前記内管支持部に対して前記分岐管支持部が傾斜するようにし、
前記外管の内管支持部を通じて前記外管に内管を挿入し且つ前記外管の分岐管支持部に分岐管を挿入した状態で、これら前記外管と前記内管と前記分岐管との接合部分をろう付けし
前記外管の端部加工は、
加工前の外管の端部を、ベンダーにより湾曲させる曲げ工程と、
湾曲した外管の端部を、プレス金型により径方向から挟み込んで断面めがね状に加工するプレス工程と、
を備えることを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項に記載の二重管の分岐部の製造方法であって、前記外管の端部加工は、
加工前の外管の端部を、プレス金型により径方向から力を加えて湾曲させる曲げ工程と、
湾曲した外管の端部を、プレス金型により径方向から挟み込んで断面めがね状に加工するプレス工程と、
を備えることを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項に記載の二重管の分岐部の製造方法であって、前記外管の端部加工は、
加工前の外管の端部内に、先端に傾斜面を備える棒状のパンチを押圧することで、外管の端部の少なくとも一部を一般部に対して傾斜させるパンチ工程と、
湾曲した外管の端部を、プレス金型で径方向から挟み込んで断面めがね状にするプレス工程と、
を備えることを特徴とするものである。
請求項の発明の二重管の分岐部の製造方法によれば、製造された二重管は、筒状の内管支持部と筒状の分岐管支持部とが独立して設けられ、且つ、内管支持部に対して分岐管支持部が傾斜配置されることとなる。そのため、内管支持部と分岐管支持部との間に形成される2枚重ねの接合部の接合代が長くなり、これにより二重管の分岐部における密閉性が向上して、漏れに対する信頼度が高まる。
また、内管支持部に対して分岐管支持部を傾斜配置しているため、従来のように内管支持部と分岐管支持部とを平行に隣接配置してた場合に比べ、傾斜角を自由に設定変更することで様々な配管レイアウトにも対応しやすくなる。さらに、比較的少ない工程で、外管の端部を加工できる。
請求項の発明によれば、請求項の発明の効果に加え、比較的少ない工程で、外管の端部を加工できる。
請求項の発明によれば、請求項の発明の効果に加え、比較的少ない工程で外管の端部を加工できる。しかも、パンチ工程で外管の端部を拡管することも可能であるため、外管の端部に支持する内管および分岐管の径サイズを大きく設定することでき、設計自由度が高まる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
第1実施形態:図1〜図9は本発明の第1実施形態を示す。
「二重管の全体構造」
図1は本発明の二重管の分岐部の構造を適用した第1実施形態の二重管に継手を付けた使用状態を示す斜視図図、図2は本発明の二重管の分岐部の構造を適用した第1実施形態の二重管を示す斜視図である。二重管1は、図1、図2に示すように外管11と内管12とを備える。内管12は第1の流体L1(図1、図2中矢印で示す)を流し、外管11と内管12との間(外管11の内周面と内管12の外周面との間)の通路には第2の流体L2(図1、図2中矢印で示す)を流せるようになっている。なお、図1、図2における第1の流体L1および第2の流体L2の流れ方向はその一例である。また、二重管1は、従来のように(例えば特開2002−228072参照)外管と内管とはリブを介して一体成形されたものではなく、それぞれ別々に用意された大径の管(外管11)と小径の管(内管12)とを組み合わせて製造されたものである。より具体的には、外管11に加工された2つの筒状の内管支持部13、14を通じて外管11内に内管12を貫通させた状態で、外管11と内管12とをろう付けしたものである。両内管支持部13、14は、外管11の軸方向に沿う投影面図において外管11の一般部11aよりも内径側に位置しているので、両内管支持部13、14に支持された内管12は外管11の内周面から離間する。このため二重管が振動して外管11と内管12とが断続的に接触してしまうようなことが防止されている。
ここで、このような二重管1の両端側には内管12と外管11とに別々の配管を接続するために分岐構造1b、1cが必要になる。
二重管1の一端側の分岐部1bでは、外管11の端部11bが2つの筒状部13、15を備えて断面めがね状に加工されており、一方の筒状部(内管支持部13)を通じて内管12が貫通し且つ他方の筒状部(分岐管支持部15)に分岐管16が接続支持されている。これにより二重管1の一端側の分岐部1bが形成されている。
二重管1の他端側の分岐部1cでは、外管11がL字状に湾曲形成され、且つ、このL字状の湾曲部11cに筒状の内管支持部14がドリル成形またはバーリング成形されて、この内管支持部14を通じて内管12が外管11を貫通している。これにより二重管1の他端側の分岐部1cが形成されていている。
「分岐部の構造」
この実施形態では二重管1の一端側の分岐部1bの構造に特徴を有するので、以下、この一端側の分岐部1bの構造についてより詳しく説明する。
二重管1の一端側の分岐部1bにおいて、外管11の端部11bは、独立した円筒状の内管支持部13(なお本発明では円筒状とは限らない)および円筒状の分岐管支持部15(なお本発明で円筒状とは限らない)を有している。内管支持部13には内管12が貫通支持された状態でろう付けされ、且つ分岐管支持部15には分岐管16が接続支持された状態でろう付けされている。これら内管支持部13と分岐管支持部15とは二枚重ねの平板からなる接合部17を隔ててそれぞれ独立した閉断面構造で形成されている。これにより外管11の端部1bは、所定長さにおいてその断面形状がめがね状に形成されている。
内管支持部13は、外管11の直線状の一般部11aよりも小径に形成されている。また内管支持部13は、傾斜部18を介して外管11の一般部11aと滑らかに連続しており、一般部11aの延在方向に沿う投影図おいて一般部11aの内周面より内径側に位置している。この例では、外管11の一般部11aの軸心位置に内管12が位置するようになっている。つまり、内管12の軸心は外管11の一般部11aの軸心と一致しており、さらに言い換えれば、内管支持部13、14の軸心と外管11の一般部11aと軸心とが一致している。
分岐管支持部15は、外管11の一般部11aよりも小径で且つ内管支持部13よりも大径に形成されている。なお、分岐管支持部15が内管支持部13よりも小径であってもよいし、分岐管支持部15が外管11の一般部11aより大径であってもよい。また、分岐管支持部15は、その軸心が外管11の一般部11aの軸心とはズレていて且つ外管11の一般部11aおよび内管支持部13に対して傾斜している。
これら内管支持部13と分岐管支持部15の開口端末13b、15bは、図8に示すようにフレア状に拡開形成されており、これにより図9に示すように内管支持部13と分岐管支持部15との開口端末13b、15bにリング状のろう材20を配置して外管11および内管12および分岐管16をろう付け固定する作業の際に、ろう材20の配置安定性が向上するようになっている。
「分岐部の製造方法」
次に、分岐部1bの製造方法について図3〜図8を参照して説明する。
分岐部1bの製造工程は大きく分けて、外管11の端部11bを所定形状の加工する「端部加工工程」と、この端部加工後に内管12および分岐管16を挿入してろう付けする「ろう付け工程」と、からなる。
「端部加工工程」
(i)まず図3→図4に示すように、加工前の直線状の外管11の端部に、パンチ22を圧入することで外管11の端部11bを外管11の一般部11aに対して湾曲させつつ偏心させる(図4)。変形した外管11の端部11bの一部Xは、図4に示すように、外管11の一般部11と平行に形成されるとともに外管11の一般部11aの延在方向に沿う投影面でみると外管11の一般部11aの内径側に偏心している。また、変形した外管11の端部11bの一部Yは、外管11の一般部11に対して外側に拡開するように傾斜している。
ここで、パンチ22は、全体として略棒状であり、図4aに示すように軸方向に沿う縦断面でみると先端に傾斜面22bを備えた構造であり且つ図4bに示すように径方向に沿う横断面でみると一方が大径の半円で他方が小径の半円である変形楕円状である。また、パンチ22は、図3に示すパンチング前の状態で、図3aに示すように外管11の軸方向外側に位置し且つ外管11の軸方向に沿って見るとパンチ22の傾斜面22bが外管11の周縁に部分的にラップしている。図中符号21はダイスであり、このダイス21は、外管11を保持する保持孔21aを備える。また、ダイス21は、保持孔21aの開口端側にパンチ22の先端の傾斜面22bに対応する傾斜面21bを備える。このダイス21の傾斜面21bはパンチ22による外管11の端部加工をサポートする。
(ii)次に、図5→図6に示すように、偏心した外管11の端部11bに二本の芯金24、25を差し込んだ状態で、この外管端部11bを径方向からプレス金型26の型面26bにより断面めがね状に押しつぶす。このとき、芯金24は内管12の径と一致し且つ芯金25は分岐管16の径と一致している。内管12に対応する芯金24は、図5に示すように外管11の一般部11aに対して内側に偏心した部分Xに対応さえて配置され、一方、分岐管16に対応する芯金25は同じく図5に示すように外管の一般部11aに対して外側に拡開するように湾曲された部分Yに対応させて配置されている。
断面めがね状に変形された端部11bは、図6に示すように一方の円筒状部が内管支持部13となり他方の円筒状部が分岐管支持部15となる。このうち内管支持部13は、外管11の一般部11aの延在方向に沿う投影図において外管11の一般部11aの内周面よりもより内側に位置している。
(iii)次に、図7に示すように、断面めがね状の端部11bをクランプ28で保持して、内管支持部13および分岐管支持部15の開口端末13b、15bを、拡開パンチ29、30によりテーパ状に拡開する。ここで、円棒状の拡開パンチ29、30の先端にはテーパ状の傾斜面29b、30bが形成されており、また、クランプ28の外管保持孔31の開口端末にはテーパ状の傾斜面32が形成されている。
このような(i)(ii)(iii)の工程を経て、外管11は図8に示すような形状となる。なお、この外管11の一端側の端部11bの加工の前または後に、外管11の他端側の端部11cをL字状に湾曲加工して、このL字状の湾曲部11cに筒状の内管支持部14をドリル加工またはバーリング加工しておく(図9参照)。この内管支持部14と内管支持部13は一直線上に設けられている。なお、この例では内管支持部14が外管11の内側に突設しているが、本発明にあっては内管支持部14が外管11の外側に突設した構造であってもよい。
「ろう付け工程」
そして、図9に示すように外管11の両内管支持部13、14を通じて外管11内に直線状の内管12を貫通させ且つ分岐管16を分岐管支持部15に挿入する。さらに、各支持部13、14、15の端末にろう材20を配置し、この状態で所定温度に加熱してこれら外管11および内管12および分岐管16を互いに固定するともに各支持部13、14、15の隙間を溶けたろう材20で密閉する。これにより図2、図9に示すような二重管1を得る。
「効果」
次に、第1実施形態の効果を説明する。
第1に、この第1実施形態の二重管1の分岐部1bでは、内管支持部13と分岐管支持部15とが接合部17を介して独立して設けられることで外管11の端部11bが断面めがね状に形成され、分岐管支持部15が内管支持部13に対して傾斜している構造である。そのため、内管12および分岐管16がそれぞれ独立した支持部13、15に支持されるので支持安定性に優れる。しかも、内管支持部13に対して分岐管支持部15が傾斜配置されているため、内管支持部13と分岐管支持部15との間に形成される2枚重ねの接合部17の接合代d1(図1、図2参照)が長くなり、これにより二重管1の分岐部1bにおける密閉性が向上する。
また、内管支持部13に対して分岐管支持部15を傾斜配置しているため、従来のように内管支持部と分岐管支持部とを平行に隣接配置してた構造(例えば特許文献1)に比べ、分岐管16の傾斜角を自由に設定変更することで様々な配管レイアウトにも対応しやすくなる利点もある。
第2に、この第1実施形態では、内管支持部13の延在方向と外管11の一般部11aの延在方向とが略平行に設定されて、内管12は内管支持部13を通じて外管11内を直線状に貫通する構造である。そのため、内管支持部が外管の一般部に対して傾斜している構造に比べて、外管11内に内管12を貫通させる作業が容易化する利点がある。
第3に、この第1実施形態では、内管支持部13は、外管11の一般部11aの延在方向に沿う投影図において外管11の一般部11aの内周面より内側に位置している構造である。そのため、外管11の内管支持部13に支持される内管12が確実に外管11の内周面から離間し、二重管1が振動していても内管12と外管11とが断続的に接触してビビリ音が発生することを防止できる。
第4に、この第1実施形態では、内管支持部13および分岐管支持部15は、開口端末13b、15bがフレア状に拡開している構造である。そのため、両支持部13、15の開口端末13b、15bにろう材20を配置しやすくなる。これによりろう付け工程におけるろう材20の配置安定性が高まり、製造工程が簡素化する。
また、この第1実施形態の二重管1の分岐部1bの製造方法では、外管11の端部加工が、加工前の外管11の端部内にパンチ22を圧入することで外管11の端部11bを一般部11aに対して湾曲させるパンチ工程と、この湾曲した外管11の端部11bをプレス金型26で径方向から挟み込んで断面めがね状するプレス工程と、を備える。そのため、比較的少ない加工で外管11の端部11bを加工できる利点がある。
しかも、軸方向からのパンチ22で外管の端部11bを湾曲させる製造方法であると、このパンチ工程で同時に外管11の端部11bを拡管することも可能であるため、外管11の端部11bに支持する内管12および分岐管16の直径サイズを大きく設定することできる利点もある。なお、本発明では例えば図10に示す第2実施形態や図11に示す第3実施形態などのその他の方法で、外管11の端部11bを湾曲させてもよい。
第2実施形態:図10に示す第2実施形態の分岐部の製造方法では、加工前の外管11の端部11bを湾曲させる工程を、図示せぬベンダーにより行ったものである。この場合も、比較的少ない工程で外管11の端部11bを加工できる。しかも既存のベンダーを利用できるため、比較的低コストで製造できる利点がある。
第3実施形態:図11に示す第3実施形態の分岐部の製造方法では、加工前の外管11の端部11bを湾曲させる工程を、プレス金型51で径方向から力を加えることにより行っている。この場合も、比較的少ない工程で外管11の端部11bを加工できる。
第4実施形態:図12〜図18は本発明の第4実施形態を示すものである。図18に示すようにこの第4実施形態の二重管1Hの分岐部1bは、二重管が振動した際に内管と外管とが接触してビビリ音を発生することを防止するための傾斜部18(図9参照)を備えない点で、第1実施形態と異なっている。つまり、この第4実施形態の二重管1Hの分岐部1bの製造方法では、加工前の外管11の端部11bをパンチ22Hで湾曲さえるパンチ工程において図12、図13に示すように外管11の端部11bの一部Yを外管11の一般部11aよりも外側に拡開するように湾曲させるが、外管11の端部11bの一部を外管11の一般部11aよりも内側に偏心させていない。ここで、図12〜図17はこの第4実施形態の二重管の分岐部の製造方法を補足説明する図であるが、第1実施形態と同様の製造工程をふむため説明を省略する。なお、図12は第1実施形態の図3に対応し、図13は第1実施形態の図4に対応し、図14は第1実施形態の図5に対応し、図15は第1実施形態の図6に対応し、図16は第1実施形態の図7に対応し、図17は第1実施形態の図8に対応する。符号21Hはダイス、符号22Hはポンチ、符号26Hはプレス金型、符号28Hはクランプを示す。
第5実施形態:また、上述の第1〜第4実施形態では直線状の内管12を外管11に貫通さえた構造となっているが、本発明にあっては内管支持部と分岐管支持部とが傾斜配置されていれば、例えば図19に示す第5実施形態の二重管1Jのように、湾曲した内管12Jを外管11に貫通させてもよい。
以上要するに、本発明の二重管の分岐部の構造は、内管を支持する筒状の内管支持部と分岐管を支持する筒状の分岐管支持部とを有した外管の端部に、内管おび分岐管を挿入してた状態でろう付けした二重管の分岐部の構造であって、内管支持部と分岐管支持部とが接合部を介して独立して設けられることで外管の端部が断面めがね状に形成され、分岐管支持部が内管支持部に対して傾斜していることを特徴とする。そのため、内管および分岐管がそれぞれ独立した支持部に支持されるので支持安定性に優れる。しかも、内管支持部に対して分岐管支持部が傾斜配置されているため、内管支持部と分岐管支持部との間に形成される接合部の接合代が長くなり、これにより二重管の分岐部における密閉性が向上する。
第1実施形態の二重管の分岐部の構造を適用した二重管の使用状態を示す斜視図。 第1実施形態の二重管の分岐部の構造を適用した二重管を示す斜視図。 第1実施形態の二重管の分岐部の製造方法を説明する説明図のうち、外管の端部を湾曲させるパンチ工程の前の状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は上面図。 第1実施形態の二重管の分岐部の製造方法を説明する説明図のうち、外管の端部を湾曲させるパンチ工程を示す図であって、(a)は側面図、(b)は上面図。 第1実施形態の二重管の分岐部の製造方法を説明する説明図のうち、湾曲した外管の端部をプレスするプレス工程の前の状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は上面図。 第1実施形態の二重管の分岐部の製造方法を説明する説明図のうち、湾曲した外管の端部をプレスするプレス工程を示す図であって、(a)は側面図、(b)は上面図。 第1実施形態の二重管の分岐部の製造方法を説明する説明図のうち、内管支持部と分岐管支持部の開口端末を拡開するパンチするパンチ工程を示す図であって、(a)は側面図、(b)は上面図。 第1実施形態の二重管の分岐部の製造方法を説明する説明図のうち、端部加工を終了した外管の一端部の形状を示す図であって、(a)は上面図、(b)は外管の長手方向に沿う断面図。 第1実施形態の二重管の分岐部の製造方法を説明する説明図のうち、ろう付け工程を示す外管の長手方向に沿う断面図。 第2実施形態の二重管の分岐部の製造方法を説明する説明図であって、外管の端部をベンダーにより曲げ変形させる曲げ工程を示す図。 第3実施形態の二重管の分岐部の製造方法を説明する説明図であって、外管の端部をプレス金型により曲げ変形させる曲げ工程を示す図。 第4実施形態の二重管の分岐部の製造方法を説明する説明図のうち、外管の端部を湾曲させるパンチ工程の前の状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は上面図。 第4実施形態の二重管の分岐部の製造方法を説明する説明図のうち、外管の端部を湾曲させるパンチ工程を示す図であって、(a)は側面図、(b)は上面図。 第4実施形態の二重管の分岐部の製造方法を説明する説明図のうち、湾曲した外管の端部をプレスするプレス工程の前の状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は上面図。 第4実施形態の二重管の分岐部の製造方法を説明する説明図のうち、湾曲した外管の端部をプレスするプレス工程を示す図であって、(a)は側面図、(b)は上面図。 第4実施形態の二重管の分岐部の製造方法を説明する説明図のうち、内管支持部と分岐管支持部の開口端末を拡開するパンチするパンチ工程を示す図であって、(a)は側面図、(b)は上面図。 第4実施形態の二重管の分岐部の製造方法を説明する説明図のうち、端部加工を終了した外管の一端部の形状を示す図であって、(a)は上面図、(b)は外管の長手方向に沿う断面図。 第4実施形態の二重管の分岐部の構造を示すとともにろう付け工程を示す外管の長手方向に沿う断面図。 第5実施形態の二重管の分岐部の構造を示すろう付け工程を示す外管の長手方向に沿う断面図。
符号の説明
1、1H、1J…二重管
1b…分岐部
11…外管
11a…一般部
11b…端部
12、12J…内管
13…内管支持部
13b…開口端末
15…分岐管支持部
16…分岐管
17…接合部
18…傾斜部
20…ろう材
22、22H…パンチ
22b…傾斜面
26、26H…プレス金型
29…拡開パンチ
51…プレス金型
L1…第1の流体
L2…第2の流体
X…部分
Y…部分
d1…接合代

Claims (3)

  1. 外管(11)の端部(11b)を、筒状の内管支持部(13)および筒状の分岐管支持部(15)を有した断面めがね形状に加工し、且つこの外管の端部加工で前記内管支持部(13)に対して前記分岐管支持部(15)が傾斜するようにし、
    前記外管(11)の内管支持部(13)を通じて前記外管(11)内に内管(12、12J)を挿入し且つ前記外管(11)の分岐管支持部(15)に分岐管(16)を挿入した状態で、前記外管(11)と前記内管(12、12J)と前記分岐管(16)との接合部分をろう付けし、
    前記外管の端部加工は、
    加工前の外管(11)の端部(11b)を、ベンダーにより湾曲させる曲げ工程と、
    湾曲した外管(11)の端部(11b)を、プレス金型(26、26H)により径方向から挟み込んで断面めがね状に加工するプレス工程と、
    を備えることを特徴とする二重管の分岐部の製造方法。
  2. 請求項1に記載の重管の分岐部の製造方法であって、
    前記外管の端部加工は、
    加工前の外管(11)の端部(11b)を、プレス金型(51)により径方向から力を加えて湾曲させる曲げ工程と、
    湾曲した外管(11)の端部(11b)を、プレス金型(26、26H)により径方向から挟み込んで断面めがね状に加工するプレス工程と、
    を備えることを特徴とする二重管の分岐部の製造方法。
  3. 請求項1に記載の二重管の分岐部の製造方法であって、
    前記外管の端部加工は、
    加工前の外管(11)の端部(11b)内に、先端に傾斜面(22b)を備える棒状のパンチ(22、22H)を押圧することで、外管(11)の端部(11b)の少なくとも一部(Y)を一般部(11a)に対して傾斜させるパンチ工程と、
    湾曲した外管(11)の端部(11b)を、プレス金型(26、26H)で径方向から挟み込んで断面めがね状にするプレス工程と、
    を備えることを特徴とする二重管の分岐部の製造方法。
JP2004068203A 2004-03-10 2004-03-10 二重管の分岐部の製造方法 Expired - Fee Related JP4390597B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004068203A JP4390597B2 (ja) 2004-03-10 2004-03-10 二重管の分岐部の製造方法
EP05005053A EP1574773A2 (en) 2004-03-10 2005-03-08 Y-shaped branching pipe of a bouble walled pipe and method of making the same
US11/075,044 US7350823B2 (en) 2004-03-10 2005-03-09 Double pipe forked part structure and method of making the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004068203A JP4390597B2 (ja) 2004-03-10 2004-03-10 二重管の分岐部の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005256912A JP2005256912A (ja) 2005-09-22
JP4390597B2 true JP4390597B2 (ja) 2009-12-24

Family

ID=35082844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004068203A Expired - Fee Related JP4390597B2 (ja) 2004-03-10 2004-03-10 二重管の分岐部の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4390597B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4664203B2 (ja) * 2005-12-27 2011-04-06 カルソニックカンセイ株式会社 二重管の継手構造
JP2017198411A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社オーツカ 熱交換器用二重管構造体及びその製造方法
WO2018215490A1 (de) * 2017-05-22 2018-11-29 Dieffenbacher GmbH Maschinen- und Anlagenbau Bogenkanalsystem zur umlenkung eine partikelstroms mit beleimten partikeln, vorrichtung einer oder für eine anlage zur herstellung von pressplatten, und ein verfahren zur verhinderung von ablagerung von leim und/oder partikeln in einem bogenkanalsystem

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005256912A (ja) 2005-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4306507B2 (ja) 板材のかしめ接合方法、および板材のかしめ接合装置
US7077165B2 (en) Double pipe
US7350823B2 (en) Double pipe forked part structure and method of making the same
JP4405922B2 (ja) 金属シート、管及び類似の形状部材の変形抵抗溶接方法
JP2009142858A (ja) パイプ部材とその製造方法
JP4390597B2 (ja) 二重管の分岐部の製造方法
JP4323181B2 (ja) 二重管用継手及びその製造方法
JP2007010199A (ja) 多孔管及び多孔管の製造方法
JP6108663B2 (ja) 二層管の分岐構造の製造方法
JP2007301565A (ja) 駆動部品の締結方法および駆動部品
JPH07125529A (ja) 管継手の製造方法
JP5057865B2 (ja) 配管および管端部加工方法
JP2006308028A (ja) 二重管及び二重管の製造方法
JP5574687B2 (ja) 管材接合器、および管材接合方法
JP2005256911A (ja) 二重管の分岐部の構造及びその製造方法
JP2005169486A (ja) 異形曲がりテーパ管の製造方法並びにこの方法によって製造された異形曲がりテーパ管
JP4940620B2 (ja) 二重管分岐構造およびその製造方法
JP6619654B2 (ja) ブラケット付パイプの製造方法
JP2005172195A (ja) 二重管及びその製造方法
CN219624290U (zh) 一种消音器
JP5639844B2 (ja) 液流通装置およびその製造方法
JP3122182U (ja) リング可撓管継手
JP2006336788A (ja) 二重管の端末構造及び二重管の端末加工方法
JP2005172196A (ja) 二重管及びその製造方法
JP2005172198A (ja) 二重管及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090915

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091006

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131016

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees