JPH0547616Y2 - - Google Patents

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JPH0547616Y2
JPH0547616Y2 JP14538988U JP14538988U JPH0547616Y2 JP H0547616 Y2 JPH0547616 Y2 JP H0547616Y2 JP 14538988 U JP14538988 U JP 14538988U JP 14538988 U JP14538988 U JP 14538988U JP H0547616 Y2 JPH0547616 Y2 JP H0547616Y2
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coupler
mold
resin
electrical component
base material
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のインストルメントパネルの
ような樹脂成形品に取り付けられる電装部品のた
めのカプラに関するもので、特に、樹脂成形品を
なす樹脂基材の成形時に一体にインモールドされ
るカプラに関するものである。
(従来の技術) 自動車のインストルメントパネルには、速度計
等の各種メータ類やクルーズコントロールスイツ
チ等のスイツチ類、更にはシガレツトライタやイ
ルミネーシヨンランプ等、種々の電装部品が配設
される。それらの電装部品は、一般に、カプラに
嵌合することによつて電源等に対して電気的に接
続されるようになつている。したがつて、インス
トルメントパネルには、それらのカプラを取り付
けることが必要となつている。
ところで、インストルメントパネルは、発泡樹
脂等からなる樹脂成形品とされている。そのよう
な樹脂成形品にカプラを取り付ける場合、従来
は、成形品の成形後、その成形品にカプラ取付孔
を形成し、その取付孔にカプラを挿入して接着等
により固定するようにしていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、そのようにカプラを後付けする
ものでは、成形後の加工が必要となるので、製造
コストの上昇は避けられない。また、加工誤差の
ためにカプラの位置精度が低下するという問題も
ある。
このようなことから、成形品の樹脂基材を成形
するときに、カプラを一体にインモールドするこ
とが考えられている。
その場合、カプラは、電装部品が嵌合される嵌
合部が樹脂基材から露出するようにされなければ
ならない。しかも、カプラの電装部品嵌合部には
電装部品を配線に電気的に接続するための端子あ
るいはコネクタが設けられるので、その嵌合部に
樹脂が流入することのないようにしなければなら
ない。したがつて、カプラの電装部品嵌合部は、
樹脂基材を成形する金型によつて外部からシール
されるようにする必要がある。
そのような場合、一般には、カプラの電装部品
嵌合部周囲の端面に金型を当接させるようにす
る。しかしながら、カプラは硬質のものであり、
しかも加工誤差等が生じることは避けられないの
で、その端面に金型を単に当接させるだけでは、
その間を完全にシールすることはできない。
カプラに当接する金型の面に軟質のシール材を
取り付けておけばよいが、そのようなシール材は
熱や経時変化等によつて劣化してしまう。
また、カプラは、樹脂成形品の電装部品取付部
に正確に位置するようにされなければならない。
したがつて、カプラは、金型に対して正確に位置
決めされる必要がある。しかしながら、単に金型
を当接させるだけでは、カプラの位置決めをする
こともできない。
本考案は、このような問題に鑑みてなされたも
のであつて、その目的は、金型が当接するカプラ
の電装部品嵌合部周囲の面と金型との間にすきま
が生じるような場合にもその間が確実にシールさ
れ、また、金型に対して正確に位置決めされるカ
プラを得ることである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために、本考案では、カプ
ラの電装部品嵌合部周囲の金型が当接する面に、
凸部あるいは凹部を設けるようにしている。その
凸部あるいは凹部は、金型に設けられた凹部ある
いは凸部と係合するものとされている。
(作用) このように構成することにより、金型をカプラ
に当接させたときには、それらに設けられた凹部
と凸部とが互いに係合して、その間にラビリンス
が形成される。したがつて、金型とカプラとの間
にすきまが生じていても、その間を通して樹脂が
漏れることはなくなる。そして、金型とカプラと
が凹部と凸部とを介して互いに係合することによ
り、カプラの位置決めもなされるようになる。
(実施例) 以下、図面を用いて本考案の実施例を説明す
る。
図中、第1図は本考案によるカプラの一実施例
を樹脂成形品にインモールドした状態で示す断面
図であり、第2図はその樹脂成形品の成形状態を
示す説明図である。
第1図から明らかなように、この樹脂成形品1
は、発泡ポリウレタン等の発泡樹脂からなる樹脂
基材2によつて構成されている。その樹脂基材2
にはカプラ3が取り付けられている。そのカプラ
3は、一端が開放した箱状のもので、その開放端
の周囲にはフランジ4が設けられている。そし
て、そのフランジ4の先端部分のみが樹脂基材2
に埋設され、その他の部分は樹脂基材2から露出
するようにされている。
カプラ3には電装部品5が嵌合されるようにな
つている。すなわち、カプラ3の内部が電装部品
5の嵌合部6とされている。そして、その嵌合部
6が露出する側の樹脂基材2の凹部が電装部品取
付部7となつている。
カプラ3の内部、すなわち電装部品嵌合部6に
は、電装部品5を嵌合したときその電装部品5と
配線8との間を電気的に接続するコネクタ9が設
けられている。そのコネクタ9に接続される配線
8は、カプラ3の背面側に設けられた開口10を
通して外部に導き出されるようになつている。
カプラ3のフランジ4には、電装部品取付部7
に露出する面、すなわち電装部品嵌合部6の周囲
の露出端面4a、及びその背面4bに、それぞれ
小さな凸部11,12が設けられている。
このようなカプラ3を備えた樹脂成形品1は、
第2図に示されているような金型を用いて成形さ
れる。すなわち、一方の金型である上型13に
は、カプラ3の嵌合部6の周囲の露出端面4aに
当接される突起14が設けられている。その突起
14の端面には、カプラ3の凸部11と係合する
凹部15が形成されている。また、他方の金型で
ある下型16には、カプラ3のフランジ4の露出
背面4bに当接する突起17が設けられている。
そして、その突起17の端面にも、カプラ3の凸
部12と係合する凹部18が形成されている。
樹脂成形品1を成形するときには、まず、下型
16上にカプラ3をセツトする。このとき、カプ
ラ3のフランジ4の背面4bに設けられた凸部1
2が下型16の突起17の端面に形成された凹部
18に嵌合するようにする。それによつて、カプ
ラ3が下型16に対して位置決めされる。
次いで、上型13をセツトする。このときに
も、カプラ3の露出端面4aに設けられた凸部1
1が上型13の突起1しに形成され凹部15に嵌
合されるおうにする。それによつて、カプラ3が
上型13に対して相対的に位置決めされる。
この状態で、上型13を下型16に対して型締
めする。すると、カプラ3のフランジ4が上型1
3の突起14と下型16の突起17とにより上下
から挟み付けられ、カプラ3が固定される。そし
て、カプラ3の中心部側とそのフランジ4の先端
部側とがそれらの突起14,17によつて仕切ら
れる。
そこで、カプラ3のフランジ4の先端部分が突
出しているキヤビテイ19に発泡樹脂原液を注入
して、発行固化させる。このとき、発泡した樹脂
はキヤビテイ19内に充満し、更に、上型13及
び下型16の突起14,17の端面とカプラ3の
フランジ4の金型当接面4a,4bとの間にすき
まがあるときにはそのすきまにも入り込む。しか
しながら、それらの突起14,17の端面とカプ
ラ3の金型当接面4a,4bとの間には、互いに
係合する凸部11,12と凹部15,18とによ
つてラビリンスが形成されているので、その間に
入り込んだ樹脂はそのラビリンスによつて遮られ
る。したがつて、樹脂がカプラ3の電装部品嵌合
部6に流入してその内部のコネクタ9に付着する
ことは確実に防止される。
このようにして、発泡樹脂原液が発泡固化する
ことにより、樹脂基材2がキヤビテイ19に応じ
た形状に成形される。その樹脂基材2にはカプラ
3のフランジ4の先端部分が埋設される。すなわ
ち、カプラ3が樹脂基材2に一体にインモールド
される。そして、そのカプラ3の電装部品嵌合部
6は樹脂基材2から露出する。
また、カプラ3の背面側の開口10も樹脂基材
2から露出する。したがつて、その開口10を通
してカプラ3の内部のコネクタ9に配線8を接続
することにより、第1図に示されているような樹
脂成形品1を得ることができる。
第3図は、本考案によるカプラの他の実施例を
示すもので、そのカプラを樹脂基材にインモール
ドする状態を示す説明図である。
この実施例におけるカプラ20の場合には、背
面側に開口が設けられていない。したがつて、電
装部品嵌合部21が露出する側のみがシールされ
ればよい。そこで、そのカプラ20のフランジ2
2には、電装部品嵌合部21の周囲の露出端面2
2aに、小さな凹部23が設けられている。この
実施例の場合には、その凹部23の数が2個とさ
れている。
一方、カプラ20の周囲の発泡樹脂基材24を
成形する金型の一方の上型25には、フランジ2
2の露出端面22aに当接される突起26が設け
られている。その突起26の端面には、カプラ2
0のフランジ22に設けられた凹部23,23に
係合する凸部27,27が形成されている。ま
た、他方の金型の下型28には、カプラ20の背
面部が嵌合される凹部29が形成されている。
樹脂基材24を成形するときには、カプラ20
の背面部が下型28の凹部29に嵌合されるよう
にしてカプラ20を下型28上にセツトする。そ
れによつて、カプラ20が下型28に対して位置
決めされる。次いで、下型28上に上型25をセ
ツトする。そのとき、カプラ20の端面22aに
設けられた凹部23,23に、上型25の突起2
6に形成された凸部27,27が嵌合されるよう
にする。それによつて、カプラ20が上型25に
対して相対的に位置決めされている。
そこで、上型25と下型28とを型締めし、カ
プラ20の外側のキヤビテイ30内に発泡樹脂原
液を注入して発泡固化させる。このときにも、第
2図の実施例の場合と同様に、互いに係合するカ
プラ20側の凹部23,23と上型25側の凸部
27,27とによつてラビリンスが形成されてい
るので、発泡した樹脂がカプラ20の内部の電装
部品嵌合部21に漏れ入れることは確実に防止さ
れる。そして、この実施例のようにその凹部23
と凸部27との数を多くすることによつて、その
シール性を一層確実なものとすることができる。
なお、上記実施例においては、樹脂基材2,2
4が発泡樹脂からなるものとしているが、本考案
はこれに限られるものではなく、一般の樹脂から
なる樹脂基材にインモールドされるカプラの場合
にも、同様に構成することにより同様の作用効果
を得ることができる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、カプラの金型当接面に、金型に設けられた凹
部あるいは凸部と係合してラビリンスを形成する
凸部あるいは凹部を設けるようにしているので、
金型とカプラとの間にすきまが生じていても、そ
の間を通して樹脂が漏れることは確実に防止する
ことができる。また、そのように凹部と凸部とを
係合させることにより、カプラを金型に対して正
しく位置決めすることができる。したがつて、カ
プラの電装部品嵌合部を露出させ、しかも正確に
位置させた状態で、カプラを樹脂成形品にインモ
ールドすることができ、カプラを備えた樹脂成形
品を安価に得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるカプラの一実施例を、
樹脂成形品にインモールドした状態で示す断面
図、第2図は、その樹脂成形品を成形するときの
状態を示す説明図、第3図は、本考案によるカプ
ラの他の実施例を、樹脂基材にインモールドする
ときの状態で示す第2図と同様の説明図である。 1……樹脂成形品、2……樹脂基材、3……カ
プラ、4……フランジ、4a……露出端面(金型
当接面)、5……電装部品、6……電装部品嵌合
部、11,12……凸部、13……上型(金型)、
15……凹部、16……下型(金型)、18……
凹部、20……カプラ、21……電装部品嵌合
部、22a……露出端面(金型当接面)、23…
…凹部、24……樹脂基材、25……上型(金
型)、27……凸部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電装部品が嵌合される嵌合部を有し、その嵌合
    部の周囲に金型を当接させて樹脂基材を成形する
    ことにより、前記嵌合部が露出するようにして樹
    脂成形品にインモールドされるカプラにおいて; 前記嵌合部の周囲の前記金型が当接する面に、
    その金型に設けられた凹部あるいは凸部と係合す
    る凸部あるいは凹部が形成されていることを特徴
    とする、 樹脂成形品にインモールドされるカプラ。
JP14538988U 1988-11-09 1988-11-09 Expired - Lifetime JPH0547616Y2 (ja)

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JP14538988U JPH0547616Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09

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JPH0265512U JPH0265512U (ja) 1990-05-17
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