JPH0547610Y2 - - Google Patents

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JPH0547610Y2
JPH0547610Y2 JP16815688U JP16815688U JPH0547610Y2 JP H0547610 Y2 JPH0547610 Y2 JP H0547610Y2 JP 16815688 U JP16815688 U JP 16815688U JP 16815688 U JP16815688 U JP 16815688U JP H0547610 Y2 JPH0547610 Y2 JP H0547610Y2
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sleeve
pressure
rod
clamp device
housing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、射出成形機等の成形機の可動盤の摩
擦クランプ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の射出成形機等の成形機の摩擦クランプ装
置は、第3図に示すように、成形機のロツド31
にその軸方向に滑動自在に嵌合した半径方向に弾
性変形可能なスリーブ30を備え、該スリーブ3
0の外周部のほぼ全長にわたつて設けた雄ねじ部
30aと図示しない可動盤に一体的に設けたハウ
ジング33のスリーブ孔32の内周面に形成した
雌ねじ部32aとを螺合し、前記雄ねじ部30a
と雌ねじ部32aとの間に生じる螺旋状の間隙を
クランプ油室とし、該クランプ油室の両端部に第
1油室34と第2油室35をそれぞれ設けたもの
である。そして、前記第1油室34に供給口36
を通じて圧油を供給することによつて前記クラン
プ油室に油圧を作用させ、スリーブ32を径方向
に収縮させてその内周面とロツド31の外周面と
の当接によつて生じる摩擦力により、ロツド31
に対してスリーブ32を摺動しないように締結す
るものである(特開昭60−157504号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の摩擦クランプ装置は、スリーブとハ
ウジングとがそれらのほぼ全長にわたつてねじ結
合されているため、圧油供給口より第1圧力室に
供給された圧油の圧力が前記螺旋状の間隙を通じ
て第2圧力室に伝播するのに時間差が生じ、圧油
供給開始からスリーブ全体がロツドに対し完全に
締結するまでに一定の時間(以下、「締結時間」
という。)がかかる。さらに、スリーブのほぼ全
長にわたりねじ部が形成されているため、スリー
ブの径方向の剛性が大きくなり、スリーブを径方
向に収縮させるために必要な圧力(以下、「締結
圧力」という。)も増大し、また、ねじ部の加工
を高精度としなければならないので加工費が嵩む
という問題点があつた。
本考案は、上記従来の技術の有する問題点に鑑
みてなされたものであり、スリーブのねじ部の長
さを短くすることによつて、締結時間を短縮する
とともに、締結圧力も低圧とすることができる摩
擦クランプ装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の摩擦クラン
プ装置は、可動盤に一体的に設けたハウジングの
スリーブ孔と該スリーブ孔に挿入した径方向に弾
性変形可能なスリーブとを、互いに間隔をおいて
形成した複数のねじ部によつて結合するとともに
各ねじ部の間にはそれぞれ締結圧力室を形成し、
前記スリーブを固定盤に突設したロツドに軸方向
へ滑動自在に遊嵌した。
〔作用〕
各締結圧力室に圧力流体を供給しない状態で
は、スリーブとロツドとの間に間隙が生じ、スリ
ーブはロツドの軸方向へ摺動自在である。この状
態で可動盤を固定盤方向へ移動させて型閉じを行
なう。ついで、各締結圧力室に圧力流体を同時に
供給すると、スリーブはその径方向に弾性変形に
より均一に収縮してスリーブ内周面とロツド外周
面とが当接し、両者が摩擦力により締結される。
〔実施例〕
実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示す成形機1の固定盤3には複数本の
ロツド4が突設されており、該ロツド4には複数
の型締シリンダ5によつて移動される可動盤2を
後述する摩擦クランプ装置20を介して滑動およ
び締結自在に配設し、これにより前記固定盤3と
可動盤2にそれぞれ取付けられた固定型3aと可
動型2aを型締めまたは型開きする。
第2図は前記摩擦クランプ装置20の詳細を示
し、10は各ロツド4にそれぞれ滑動自在に遊嵌
された径方向に弾性変形可能なスリーブであつ
て、該スリーブ10の外周部には3個の雄ねじ部
10aが互いに間隔をおいて形成されており、前
記各雄ねじ部10a間には雄ねじ部10aの径よ
りも小径の小径部10bが形成されている。一
方、前記可動盤2にはハウジング21(可動盤2
自体をハウジングとしてもよい)が一体的に設け
られており、該ハウジング21のスリーブ孔22
の内周面には、前記スリーブ10の各雄ねじ部1
0aに対応する部位にそれぞれ雌ねじ部21aを
形成するとともに、各雌ねじ部21a間には雌ね
じ部21aの内径よりも大径の大径部22aが形
成されている。そして、前記各雄ねじ部10aと
前記各雌ねじ部21aとを螺合することにより結
合し、互いに対応する前記各小径部10bおよび
大径部22aにより2個の締結圧力室23を形成
させ、各締結圧力室23にはそれぞれ圧力流体供
給孔24が設けられている。
次に、本実施例の動作について説明する。
第1図に示す成形機1において、型開き状態で
は各締結圧力室23には圧力流体を供給せず、ス
リーブ10は原形を保ちロツド4上を軸方向に滑
動可能である。各型締シリンダ5を起動して可動
盤2を固定盤3に向けて滑動させて型閉じを行な
う。ついで第2図に示す各圧力流体供給孔24か
ら同時に圧力流体を各締結油室に供給すると、ス
リーブ10がその径方向に弾性変形して均等に収
縮し、その内周面とロツド4の外周面とが当接
し、両者は摩擦力により締結され、もはや互いに
軸方向に滑動することがなくなる。これにより、
スリーブ10に互いに間隔をおいて形成された複
数のねじ部を構成する各雄ねじ部10aおよび雌
ねじ部21aにより結合されたハウジング21と
一体的に設けられた可動盤2はロツド4上で固定
され、型締めが行なわれる。
本実施例によれば、締結圧力室23がスリーブ
10の2箇所に間隔をおいて形成されているので
スリーブ10に加えられる流体圧力がその長さ方
向に分散して作用し、スリーブ10は均等に径方
向に収縮しその内周面がロツド外周面と全面的に
当接するので両者間に強力な摩擦力が生じる。ま
た、型締め時の反力はスリーブ10の3個のねじ
部で分散して支えられて応力は集中しない。
上記実施例では、締結圧力室を2個設けたもの
を示したが、これに限らずスリーブとハウジング
とを互いに間隔をおいて4個以上の複数個のねじ
部によつて結合し、各ねじ部の間にそれぞれ締結
圧力室を形成することもできる。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成されているから以
下に記載するような効果を奏する。
スリーブが全長にわたり均等に収縮し、スリー
ブ内周面とロツド外周面とがほぼ全面的に当接し
て大きな摩擦力が生じるので強力な締結力を得る
ことができるとともに、スリーブの応力が分散す
るのでスリーブの肉厚を比較的薄肉にすることが
可能となり、スリーブを弾性変形により径方向に
収縮させるめの流体圧力を比較的低圧とすること
できる。また、各ねじ部の加工精度を高い精度と
する必要がなくなり加工費を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の摩擦クランプ装置を備えた成
形機の正面図、第2図はその摩擦クランプ装置の
主要部の断面図、第3図は従来の摩擦クランプ装
置の主要部の断面図である。 1……成形機、2……可動盤、3……固定盤、
4……ロツド、5……型締シリンダ、10……ス
リーブ、10a……雄ねじ部、10b……小径
部、20……摩擦クランプ装置、21……ハウジ
ング、21a……雌ねじ部、22……スリーブ
孔、22a……大径部、23……締結圧力室、2
4……圧力流体供給孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可動盤2に一体的に設けたハウジング21のス
    リーブ孔22と該スリーブ孔22に挿入した径方
    向に弾性変形可能なスリーブ10とを、互いに間
    隔をおいて形成した複数のねじ部10a,21a
    によつて結合するとともに各ねじ部10a,21
    aの間にはそれぞれ締結圧力室23を形成し、前
    記スリーブ10を固定盤3に突設したロツド4に
    軸方向へ滑動自在に遊嵌した成形機の摩擦クラン
    プ装置。
JP16815688U 1988-12-28 1988-12-28 Expired - Lifetime JPH0547610Y2 (ja)

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JP16815688U JPH0547610Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28

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JPH0288717U JPH0288717U (ja) 1990-07-13
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US5129817A (en) * 1991-03-11 1992-07-14 Husky Injection Molding Systems Ltd. Gripper bushing assembly for an apparatus for making plastic articles

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JPH0288717U (ja) 1990-07-13

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