JPH0419215Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0419215Y2
JPH0419215Y2 JP1985161741U JP16174185U JPH0419215Y2 JP H0419215 Y2 JPH0419215 Y2 JP H0419215Y2 JP 1985161741 U JP1985161741 U JP 1985161741U JP 16174185 U JP16174185 U JP 16174185U JP H0419215 Y2 JPH0419215 Y2 JP H0419215Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder
positioning
cylinder tube
positioning member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985161741U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6269603U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985161741U priority Critical patent/JPH0419215Y2/ja
Publication of JPS6269603U publication Critical patent/JPS6269603U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0419215Y2 publication Critical patent/JPH0419215Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Actuator (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はピストンのストローク終端においてピ
ストンの位置決めを行なうようにした終端位置決
めシリンダに関する。
(ロ) 従来技術 シリンダチユーブおよびピストンロツドの横断
面が円形の流体圧シリンダは、何ら外部的拘束が
ない限りピストンはシリンダチユーブの軸線を中
心として回転してしまう。このようなピストンの
回転をシリンダ自体の構造により防止する方法と
して、第6図に示されるようにシリンダチユー
ブa内で移動可能なピストンcに取り付けられた
ピストンロツドdの断面を円形とせずに長手方向
に伸びる平坦面eを形成するとともにエンドカバ
ーbのロツド貫通穴fにも平坦面gを形成する方
法、或は第7図に示されるようにシリンダチユ
ーブa′の横断面を楕円、長円のような非円形にす
る方法等が採用されている。
ところが前記の方法ではピストンロツドがピ
ストンより細いため、高い精度で平坦面を形成し
てクリアランスを小さくしようとすると加工コス
トが高くなるだけでなくピストンロツドの回りの
シールが困難になる問題がある。またの方法で
はシリンダチユーブの曲り或は捩れが生じ易くこ
れに対処するためにピストンとシリンダチユーブ
との間のクリアランスを大きくとると、第8図に
示されるようにシリンダチユーブa′に対してピス
トンc′がクリアランスの範囲内で回動し(ピスト
ンの外周にはパツキンがあるが、パツキンの種類
によつてはこのような現象が起る)、シリンダに
対するピストンの位置決めを高精度で行なえない
問題がある。
ところで流体圧シリンダにより品物を搬送する
場合シリンダの能力を有効利用するためピストン
をストロークエンドまで一ぱいに動かして品物を
搬送する場合が多く、被搬送品の高い位置決め精
度が要求されるのは搬送の終端部、したがつてシ
リンダのストロークエンドにおいてであり、搬送
の途中ではそれほど高い精度は要求されない。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案が解決しようとする問題は、高精度の位
置決めが要求されるシリンダのストロークエンド
においてのみシリンダチユーブに関するピストン
の位置決めを行なうことにより高い位置決め精度
の確保と製品のコストダウンを図ることである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、エンドカバーによつて端部が塞がれ
たシリンダチユーブと、該シリンダチユーブ内に
移動可能に挿入れたピストンとを備え、該シリン
ダチユーブに関して該ピストンの回転が制限され
るシリンダにおいて、該ピストンの少なくとも一
方の端面又は少なくとも一方の該エンドカバーの
内面には該シリンダチユーブの軸線に沿つて伸び
かつ先細状のテーパが付いている位置決め部材を
設け、該位置決め部材の面するエンドカバーの内
面又は該ピストンの端面には該位置決め部材の形
状と見合つた形状の位置決め穴を形成して構成さ
れている。
(ホ) 作用 上記構成において、シリンダチユーブ内の一方
のシリンダ室内に流体圧を供給するとともに他の
シリンダ室から流体圧を排出するとピストンはピ
ストンロツドと共に他の室側に移動する。そして
ピストンがストロークエンドに近付くと位置決め
部材が位置決め穴内に入り、エンドカバーおよび
シリンダチユーブに関してピストンが位置決めさ
れる。
(ヘ) 実施例 以下図面を参照して本考案の実施例について説
明する。
第1図ないし第3図において、第1の実施例の
終端位置決めシリンダ(以下本明細書中では単に
シリンダと呼ぶ)1が示されている。同図におい
て2はシリンダチユーブ、3はシリンダチユーブ
2の一端に嵌合固定されたエンドカバーすなわち
ヘツドカバー、4はシリンダチユーブ2の他端に
嵌合固定されたエンドカバーすなわちロツドカバ
ー、5はシリンダチユーブ2内のピストン、6は
ピストン5に取り付けられたピストンロツド、7
および8はそれぞれヘツドカバー3およびロツド
カバー4に形成された給排ポートである。シリン
ダチユーブ2、ヘツドカバー3およびロツドカバ
ー4は第2図および第3図から明らかなように断
面が長円になつている。
ピストン5の両面にはねじ穴10および11が
それぞれ形成され、それらのねじ穴内には途中か
ら先細になつたすなわち截頭円錐状になつたテー
パ部14および15をそれぞれ有する位置決め部
材12および13がシリンダの軸方向に突出させ
て螺合されている。各位置決め部材12および1
3には流体圧逃し用の溝16および17がそれぞ
れほぼ全長にわたつて形成されている。
ヘツドカバー3およびロツドカバー4には位置
決め部材12および13に対応する位置にその位
置決め部材を受ける位置決め穴18および19が
形成されている。これら位置決め穴18および1
9は位置決め部材の断面形状と見合つた形状にな
つていて、底部にテーパ部20および21が形成
されている。位置決め部材12および13と位置
決め穴18および19とは、ピストンが終端位置
に達したとき位置決め部材のテーパ部14および
15の外面が位置決め穴のテーパ部20および2
1の内面と密着せずそれらの間にわずかな間隙
(例えば0.1mm程度の間隙)が形成されるようにな
つている。なお9はピストンパツキンである。
上記構成において、給排ポート7に流体圧を供
給しかつ給排ポート6から排出すると、ピストン
5は左進する。ピストン5がシリンダチユーブの
両端間の途中にあるとき、シリンダチユーブに関
して軸線の回りでわずかに回動するが、ピストン
がロツドカバー4に近付いて位置決め部材13が
位置決め穴19内に入るとピストン5はテーパ部
15および21の作用により徐々に位置決めさ
れ、ピストンがロツドカバー側の終端位置に来た
ときにはピストン5はロツトカバー4に関して完
全に位置決めされる。
ピストンが右進するとき、ヘツドカバー3側の
端部では位置決め部材12と位置決め穴18とに
よつて位置決めが行なわれる。
第4図において他の実施例のシリンダ1aが示
されている。この実施例においては、流体圧逃し
用の溝を形成する代りに、位置決め穴18aおよ
び19aの底部が対応する給排ポート7および8
に通路22aおよび23aにより連通され、位置
決め穴内に閉じ込められた流体を給排ポートに排
出できるようにするとともに、給排ポートに供給
された流体圧を直接位置決め部材の先端に作用さ
せてピストンをす速く動作させるようにしてい
る。その他の構造は前記実施例と同じであるから
同じ構成要素には同じ番号に接尾語aを付して示
し、説明は省略する。
第5図において、更に別の実施例のシリンダ1
bが示されている。この実施例において、位置決
め部材12bおよび13bがそれぞれヘツドカバ
ー3bおよびロツドカバー4bに取り付けられ、
位置決め穴18bおよび19bがピストン5bに
形成されている。その他の構造は第1図に示され
る実施例と同じであるから同じ構成要素には同じ
番号に接尾語bを付して示し、説明は省略する。
なお、位置決め部材はピストン或はヘツドカバ
ー、ロツドカバーと一体的に形成してもよく、ま
た形状も截頭円錐形にする必要はなく角錘台形の
ような他の形状にしてもよい。
(ト) 効果 本考案によれば最終的な位置決めを必要とする
ピストンのストロークの終端部にのみ位置決め機
構を設けたのでシリンダの構造を簡単にすること
が可能であり、コストダウンを図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による終端位置決めシリンダの
第1の実施例の断面図、第2図は第1図の線−
に沿つて見た図、第3図は第1図の線−に
沿つて見た図、第4図は本考案の第2の実施例の
断面図、第5図は本考案の第3の実施例の断面
図、第6図は回り止め機構を備えた従来のシリン
ダの一例を示す図であつてAは端面を示す図でB
は断面を示す図、第7図は回り止め機構を備えた
従来のシリンダの他の例を示す図であつてAは端
面を示す図でBは断面を示す図、第8図は第7図
のシリンダのシリンダチユーブに関するピストン
の回転した状態を示す図である。 1,1a,1b……終端位置決めシリンダ、
2,2a,2b……シリンダチユーブ3,3a,
3b,4,4a,4b……エンドカバー、5,5
a,5b……ピストン、12,13,12a,1
3a,12b,13b……位置決め部材、18,
19,18a,19a,18b,19b……位置
決め穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンドカバーによつて端部が塞がれたシリンダ
    チユーブと、該シリンダチユーブ内に移動可能に
    挿入れたピストンとを備え、該シリンダチユーブ
    に関して該ピストンの回転が制限されるシリンダ
    において、該ピストンの少なくとも一方の端面又
    は少なくとも一方の該エンドカバーの内面には該
    シリンダチユーブの軸線に沿つて伸びかつ先細状
    のテーパが付いている位置決め部材を設け、該位
    置決め部材の面するエンドカバーの内面又は該ピ
    ストンの端面には該位置決め部材の形状と見合つ
    た形状の位置決め穴を形成したことを特徴とする
    終端位置決めシリンダ。
JP1985161741U 1985-10-22 1985-10-22 Expired JPH0419215Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985161741U JPH0419215Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985161741U JPH0419215Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6269603U JPS6269603U (ja) 1987-05-01
JPH0419215Y2 true JPH0419215Y2 (ja) 1992-04-30

Family

ID=31088337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985161741U Expired JPH0419215Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0419215Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5243201B2 (ja) * 2008-11-21 2013-07-24 Ckd株式会社 真空弁

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845406B2 (ja) * 1977-09-09 1983-10-08 住友化学工業株式会社 腎炎治療剤

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845406U (ja) * 1981-09-24 1983-03-26 東芝機械株式会社 クツシヨン機構付油圧シリンダ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845406B2 (ja) * 1977-09-09 1983-10-08 住友化学工業株式会社 腎炎治療剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6269603U (ja) 1987-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2171761A (en) Guiding fluid-pressure actuators
JP2701906B2 (ja) ロック可能な液圧シリンダ
US5974948A (en) Linear actuator
EP0394694A1 (en) Hydraulic fixing device
JPH0419215Y2 (ja)
US5095809A (en) Piston vibrator having an asymmetric cylindrical bore
JPH01321103A (ja) 油圧チャック
JPH0235270A (ja) 鍛造ピストン用のピストン素材
ITTO960005A1 (it) Attuatore idraulico, in particolare per il ribaltamento di una cabina di guida di un veicolo industriale.
JPH0221344Y2 (ja)
JPH0515603Y2 (ja)
JPH06280966A (ja) 薄肉型ボールナット
JPH0547610Y2 (ja)
JPH09217708A (ja) 流体圧シリンダ装置
JPH0339635Y2 (ja)
KR20010067311A (ko) 피스톤패킹의 장착구조
JP3411113B2 (ja) プランジャ型マスタシリンダ
JP2827541B2 (ja) 圧延機用ロール
JPH0535215Y2 (ja)
JPH034725Y2 (ja)
JPS5927443B2 (ja) 多段油圧シリンダの製造方法
JP2533209Y2 (ja) 嵌合構造
JPS5811964Y2 (ja) 静圧ねじ
WO1988009878A1 (en) Adjustment assembly for valve spool and associated centering spring
JPH02296576A (ja) パワーステアリング装置におけるピストンキャップの装着方法