JPH0547340Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0547340Y2 JPH0547340Y2 JP1988113596U JP11359688U JPH0547340Y2 JP H0547340 Y2 JPH0547340 Y2 JP H0547340Y2 JP 1988113596 U JP1988113596 U JP 1988113596U JP 11359688 U JP11359688 U JP 11359688U JP H0547340 Y2 JPH0547340 Y2 JP H0547340Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- wire harness
- bracket
- lid body
- clamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009429 electrical wiring Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本考案は、ワイヤハーネスを自動車車体等に固
定する際に用いられるワイヤハーネスクランプ。
特にボルトに着脱可能としたワイヤハーネスクラ
ンプに関するものである。
定する際に用いられるワイヤハーネスクランプ。
特にボルトに着脱可能としたワイヤハーネスクラ
ンプに関するものである。
［従来の技術］
現在自動車等に於ける各種電気配線は束ねてワ
イヤハーネスとして部品化し、自動車車体に設け
たブラケツト等の固定具を介し固定する様にして
おり、ワイヤハーネスを車体等に固定する際に用
いられるのが合成樹脂製のワイヤハーネスクラン
プである。
イヤハーネスとして部品化し、自動車車体に設け
たブラケツト等の固定具を介し固定する様にして
おり、ワイヤハーネスを車体等に固定する際に用
いられるのが合成樹脂製のワイヤハーネスクラン
プである。
該ワイヤハーネスクランプの中で突出したボル
トの先端部を利用して固定するものがある。
トの先端部を利用して固定するものがある。
第４図は従来用いられているこの種のワイヤハ
ーネスクランプを示すものである。
ーネスクランプを示すものである。
ワイヤハーネス１の軸心と同方向に延びる断面
Ｌ字状の添体部２の中央には添体部２の軸心方向
と直交するボルト通孔３を有するボス４が設けら
れている。
Ｌ字状の添体部２の中央には添体部２の軸心方向
と直交するボルト通孔３を有するボス４が設けら
れている。
斯かる構成のクランプ５を用いてワイヤハーネ
ス１を固定する場合、第５図に示す様に添体部２
をワイヤハーネス１に添わせ、添体部２とワイヤ
ハーネス１とを一緒にテープ６で巻きつけ固縛
し、クランプ５とワイヤハーネス１とを一体化し
た状態でボス４をボルト７に押込み固定側へ取付
ける様にしたものである。
ス１を固定する場合、第５図に示す様に添体部２
をワイヤハーネス１に添わせ、添体部２とワイヤ
ハーネス１とを一緒にテープ６で巻きつけ固縛
し、クランプ５とワイヤハーネス１とを一体化し
た状態でボス４をボルト７に押込み固定側へ取付
ける様にしたものである。
［考案が解決しようとする課題］
上記したクランプ５の取付方法では車両等の組
立後取外しができない場合がある。第５図は組立
後にクランプ５の取外しができない状態を示すも
ので、ボルト７の先端と車体等のパネル８の間隙
Ｄが狭く、クランプ５をボルト７より抜脱するこ
とができない。ところが組立後クランプ５を抜脱
したい場合もある。例えばクランプ５を取外ける
ボルト７が、自動車のサスペンシヨンアームのア
ンカボルトであつた場合には、出荷後再締めが必
要となる。再締の為のレンチをナツト９に嵌込む
には、クランプ５をボルト７より除去しなければ
ならず、パネル８を取外す等その作業性は極めて
悪い。
立後取外しができない場合がある。第５図は組立
後にクランプ５の取外しができない状態を示すも
ので、ボルト７の先端と車体等のパネル８の間隙
Ｄが狭く、クランプ５をボルト７より抜脱するこ
とができない。ところが組立後クランプ５を抜脱
したい場合もある。例えばクランプ５を取外ける
ボルト７が、自動車のサスペンシヨンアームのア
ンカボルトであつた場合には、出荷後再締めが必
要となる。再締の為のレンチをナツト９に嵌込む
には、クランプ５をボルト７より除去しなければ
ならず、パネル８を取外す等その作業性は極めて
悪い。
本考案は、斯かる実情を鑑みボルトに嵌込む形
式のワイヤハーネスクランプで而も着脱を可能と
しようとするものである。
式のワイヤハーネスクランプで而も着脱を可能と
しようとするものである。
［課題を解決するための手段］
本考案は、ワイヤハーネス軸心方向に延びる添
体部にボルトが嵌脱可能な２股ブラケツトを設
け、該ブラケツトの一方の壁に薄肉ヒンジ部を介
して蓋体を開閉自在に連設し、前記２股ブラケツ
トの内面にボルト外形に当接するボルト押え突片
を形成すると共にボルトの螺子溝に嵌合する突条
を形成し、前記蓋体の先端に鉤片を形成すると共
に蓋体内面にボルト外形に当接する突連部を形成
し、前記２股ブラケツトの他方の壁の外面に前記
鉤片と係合可能なラツチ部を設け、該ラツチ部の
先端に手掛り部を設け、前記２股ブラケツトの開
口部を蓋体により開閉可能としたことを特徴とす
るものである。
体部にボルトが嵌脱可能な２股ブラケツトを設
け、該ブラケツトの一方の壁に薄肉ヒンジ部を介
して蓋体を開閉自在に連設し、前記２股ブラケツ
トの内面にボルト外形に当接するボルト押え突片
を形成すると共にボルトの螺子溝に嵌合する突条
を形成し、前記蓋体の先端に鉤片を形成すると共
に蓋体内面にボルト外形に当接する突連部を形成
し、前記２股ブラケツトの他方の壁の外面に前記
鉤片と係合可能なラツチ部を設け、該ラツチ部の
先端に手掛り部を設け、前記２股ブラケツトの開
口部を蓋体により開閉可能としたことを特徴とす
るものである。
［作用］
ワイヤハーネスクランプを固定する時は、ブラ
ケツトをボルトに横方向から押込み、突条を螺子
溝を嵌合させボルトの軸心方向の動きを規制する
と共にボルト押え突片でボルトの遊びを抑止し、
蓋体を閉じ、蓋体の鉤片と２股ブラケツトのラツ
チ部とを係合させる。又、ワイヤハーネスクラン
プを取外す時は手掛り部により鉤片とラツチ部と
の係合を解き、蓋体を開き、ボルトより抜脱す
る。
ケツトをボルトに横方向から押込み、突条を螺子
溝を嵌合させボルトの軸心方向の動きを規制する
と共にボルト押え突片でボルトの遊びを抑止し、
蓋体を閉じ、蓋体の鉤片と２股ブラケツトのラツ
チ部とを係合させる。又、ワイヤハーネスクラン
プを取外す時は手掛り部により鉤片とラツチ部と
の係合を解き、蓋体を開き、ボルトより抜脱す
る。
［実施例］
以下図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
る。
先ず、第１図、第２図に於いて該実施例に係る
ワイヤハーネスクランプ１０の構成を説明する。
ワイヤハーネスクランプ１０の構成を説明する。
断面Ｌ字状の添体部１１の中央部を広幅とし、
その一壁に添体部１１と直交してＵ字状の２股ブ
ラケツト１２を設ける。該ブラケツト１２の内面
にはボルト嵌込後径方向の遊びを抑止するボルト
押え突片１３を左右対称に一対設け、更に該ボル
ト押え突片１３の内面（ボルト当接面）からブラ
ケツト１２のボルト当接面に亘りボルトの螺子溝
に嵌合する突条１４を形成する。又、ブラケツト
１２の一壁１２ａに薄肉としたヒンジ部１５を形
成し、該ヒンジ部１５を介して蓋体１６を連設す
る。該蓋体１６の略中央にはブラケツト１２の軸
心方向に延びる突連部１７を形成し、蓋体１６の
先端に鉤片１８を突設する。
その一壁に添体部１１と直交してＵ字状の２股ブ
ラケツト１２を設ける。該ブラケツト１２の内面
にはボルト嵌込後径方向の遊びを抑止するボルト
押え突片１３を左右対称に一対設け、更に該ボル
ト押え突片１３の内面（ボルト当接面）からブラ
ケツト１２のボルト当接面に亘りボルトの螺子溝
に嵌合する突条１４を形成する。又、ブラケツト
１２の一壁１２ａに薄肉としたヒンジ部１５を形
成し、該ヒンジ部１５を介して蓋体１６を連設す
る。該蓋体１６の略中央にはブラケツト１２の軸
心方向に延びる突連部１７を形成し、蓋体１６の
先端に鉤片１８を突設する。
前記ブラケツト１２のもう１つの壁１２ｂの外
面側にラツチ部１９を設ける。又、該ラツチ部１
９の先端には前記鉤片１８との離脱作業を容易と
する為の手掛り部２０を設けてある。
面側にラツチ部１９を設ける。又、該ラツチ部１
９の先端には前記鉤片１８との離脱作業を容易と
する為の手掛り部２０を設けてある。
尚、図中２１はテープのすべり止め用の突起で
ある。
ある。
次に、第３図を併用してワイヤハーネス５をク
ランプする場合について説明する。
ランプする場合について説明する。
添体部１１をワイヤハーネス１に添え、添体部
１１とワイヤハーネスとを一緒にテープ６で巻付
け、ワイヤハーネス５とワイヤハーネスクランプ
１０とを固縛して一体化する。
１１とワイヤハーネスとを一緒にテープ６で巻付
け、ワイヤハーネス５とワイヤハーネスクランプ
１０とを固縛して一体化する。
ワイヤハーネスクランプ１０をボルト７に固定
する場合は、蓋体１６を開放状態としてブラケツ
ト１２を横方向からボルト７に押込み、蓋体１６
を閉じ、鉤片１８とラツチ部１９とを係合させ
る。ボルト７が押込まれると、ブラケツト１２の
両壁１２ａ，１２ｂはやや開いた状態となるが、
鉤片１８とラツチ部１９とを係合させると、ボル
ト７は両壁１２ａ，１２ｂで挟込まれる。この時
前記した突条１４が、ボルト７の螺子溝に嵌合
し、ボルト７の軸心方向に対する動きを規制し、
ボルト押え突片１３及び突連部１７がボルト７の
表面に押圧され、ボルト７の径方向の動きを規制
する。
する場合は、蓋体１６を開放状態としてブラケツ
ト１２を横方向からボルト７に押込み、蓋体１６
を閉じ、鉤片１８とラツチ部１９とを係合させ
る。ボルト７が押込まれると、ブラケツト１２の
両壁１２ａ，１２ｂはやや開いた状態となるが、
鉤片１８とラツチ部１９とを係合させると、ボル
ト７は両壁１２ａ，１２ｂで挟込まれる。この時
前記した突条１４が、ボルト７の螺子溝に嵌合
し、ボルト７の軸心方向に対する動きを規制し、
ボルト押え突片１３及び突連部１７がボルト７の
表面に押圧され、ボルト７の径方向の動きを規制
する。
而して、ブラケツト１２をボルト７に横方向か
ら押込み、蓋体１６を閉じることにより容易にワ
イヤハーネスクランプ１０をボルト７へ取付ける
ことができ、即ちワイヤハーネス１の固定を行う
ことができる。
ら押込み、蓋体１６を閉じることにより容易にワ
イヤハーネスクランプ１０をボルト７へ取付ける
ことができ、即ちワイヤハーネス１の固定を行う
ことができる。
又、ボルト７よりワイヤハーネスクランプ１０
を取外す時には、手掛り部２０へ第３図中反時計
方向の力を与え、ラツチ部１９と鉤片１８との係
合を解き、蓋体１６を開き、ボルト７からブラケ
ツト１２を抜脱すればよい。
を取外す時には、手掛り部２０へ第３図中反時計
方向の力を与え、ラツチ部１９と鉤片１８との係
合を解き、蓋体１６を開き、ボルト７からブラケ
ツト１２を抜脱すればよい。
尚、上記実施例に於いて鉤片１８とラツチ部１
９の形状は種々考えられることは言うまでもな
く、添体部１１の形状は板状であつてもよく、添
体部１１を更に延長してワイヤハーネスの経路変
更の手段としてもよい等、本考案の要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
９の形状は種々考えられることは言うまでもな
く、添体部１１の形状は板状であつてもよく、添
体部１１を更に延長してワイヤハーネスの経路変
更の手段としてもよい等、本考案の要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
［考案の効果］
以上述べた如く本考案によれば、ボルトに嵌合
する保持部分が２股ブラケツトと蓋体で開閉可能
な構成となつているので、ボルトに対して横方向
から着脱可能で、狭隘な場所でも容易に取付け、
取外しができ、作業性が大幅に改善され、又２股
ブラケツトの内面の突条が螺子溝に嵌合するので
軸心方向ずれが防止されるという優れた効果を発
揮する。
する保持部分が２股ブラケツトと蓋体で開閉可能
な構成となつているので、ボルトに対して横方向
から着脱可能で、狭隘な場所でも容易に取付け、
取外しができ、作業性が大幅に改善され、又２股
ブラケツトの内面の突条が螺子溝に嵌合するので
軸心方向ずれが防止されるという優れた効果を発
揮する。
第１図は本考案の一実施例に係るワイヤハーネ
スクランプを示す斜視図、第２図は同前平面図、
第３図は該ワイヤハーネスクランプの使用例を示
す斜視図、第４図は従来例の斜視図、第５図は該
従来例の使用例を示す説明図である。 １はワイヤハーネス、１０はワイヤハーネスク
ランプ、１１は添体部、１５はヒンジ部、１６は
蓋体、１８は鉤片、１９はラツチ部を示す。
スクランプを示す斜視図、第２図は同前平面図、
第３図は該ワイヤハーネスクランプの使用例を示
す斜視図、第４図は従来例の斜視図、第５図は該
従来例の使用例を示す説明図である。 １はワイヤハーネス、１０はワイヤハーネスク
ランプ、１１は添体部、１５はヒンジ部、１６は
蓋体、１８は鉤片、１９はラツチ部を示す。
Claims (1)
- ワイヤハーネス軸心方向に延びる添体部にボル
トが嵌脱可能な２股ブラケツトを設け、該ブラケ
ツトの一方の壁に薄肉ヒンジ部を介して蓋体を開
閉自在に連設し、前記２股ブラケツトの内面にボ
ルト外形に当接するボルト押え突片を形成すると
共にボルトの螺子溝に嵌合する突条を形成し、前
記蓋体の先端に鉤片を形成すると共に蓋体内面に
ボルト外形に当接する突連部を形成し、前記２股
ブラケツトの他方の壁の外面に前記鉤片と係合可
能なラツチ部を設け、該ラツチ部の先端に手掛り
部を設け、前記２股ブラケツトの開口部を蓋体に
より開閉可能としたことを特徴とするワイヤーハ
ーネスクランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988113596U JPH0547340Y2 (ja) | 1988-08-30 | 1988-08-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988113596U JPH0547340Y2 (ja) | 1988-08-30 | 1988-08-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0234886U JPH0234886U (ja) | 1990-03-06 |
| JPH0547340Y2 true JPH0547340Y2 (ja) | 1993-12-13 |
Family
ID=31353575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988113596U Expired - Lifetime JPH0547340Y2 (ja) | 1988-08-30 | 1988-08-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0547340Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2578925Y2 (ja) * | 1993-05-25 | 1998-08-20 | 古河電気工業株式会社 | 配管材の構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59152277U (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-12 | トヨタ自動車株式会社 | ワイヤハ−ネス等の留め具 |
| JPS6395288U (ja) * | 1986-12-10 | 1988-06-20 |
-
1988
- 1988-08-30 JP JP1988113596U patent/JPH0547340Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0234886U (ja) | 1990-03-06 |
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