JPH0547176Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0547176Y2
JPH0547176Y2 JP4008088U JP4008088U JPH0547176Y2 JP H0547176 Y2 JPH0547176 Y2 JP H0547176Y2 JP 4008088 U JP4008088 U JP 4008088U JP 4008088 U JP4008088 U JP 4008088U JP H0547176 Y2 JPH0547176 Y2 JP H0547176Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
legs
base
wave
dissipating block
sides
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4008088U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01143785U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4008088U priority Critical patent/JPH0547176Y2/ja
Publication of JPH01143785U publication Critical patent/JPH01143785U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0547176Y2 publication Critical patent/JPH0547176Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、四方に脚を設けた消波ブロツクをク
レーン等によつて吊り下げ仮場や施工場所などに
運搬、据え付けするための消波ブロツク用吊り具
に関する。
[従来の技術] 従来、波や流水の作用がはげしいところで、防
波堤、護岸、海堤などの前面に積んで本体を保護
したり、それだけを用いて防波堤をつくつたり、
または河床の洗堀を防ぐ場合などに用いるために
四方に脚を突設した無筋の消波ブロツクが周知で
ある。この消波ブロツクを多数積んだものが波や
流水にゆさぶられると、ますます相互にからみ合
い堅牢に組立てられ、また大きな空隙によつて波
や流水のエネルギーを効率良く吸収、減少させる
ものである。
このような消波ブロツクを仮場や施工場所に運
搬する手段として、第9図に示すように横向きの
三方の脚1,2,3のうち一方の脚1にワイヤー
ロープなどの吊り索4を巻装し、また残りの二方
の脚2,3に各々吊り索5,6を巻装して吊り上
げることが周知である。
[考案が解決しようとする課題] 従来技術においては、吊り索4,5,6と脚
1,2,3との接触長さが短く、このため吊り索
4,5,6による消波ブロツクの固定力が比較的
弱く安全性が懸念される。さらに三方の脚1,
2,3を横向きとし残りの脚7を下向きにして積
み重ねるような場合、該脚7を正確に例えば下向
きとするには、前記吊り索4,5,6を正確に調
節しなければならず、その取扱いが煩雑であつ
た。さらに二方の脚を斜め上向きとし、残りの二
方の脚を斜め下向きにする場合も同様である。
本考案は、前記問題点を解決して消波ブロツク
との固定力が大きく、また取扱いも簡単な消波ブ
ロツク用吊り具を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、四方に脚を設けた消波ブロツク用吊
り具において、三方の脚の共通する根元間に配設
され吊上索を連結したベースの三方に、前記三方
の脚に各々巻装する連結索を接続するものであ
る。
また本考案は、二方の脚の共通する根元間に配
設され吊上索を連結したベースの対向2箇所に前
記二方の脚に各々巻装する連結索を接続するもの
である。
[作用] ベースが消波ブロツクの重心の軸線上に設けら
れ、また連結索が脚を巻装することによつて、安
定性良く所定状態に吊り下げられ、また消波ブロ
ツクと連結索との固定力を増強できる。
[実施例] 次に本考案の実施例を添付図面を参照して説明
する。
第1図ないし第3図は第1実施例を示してお
り、11は消波ブロツクであり、正四面体の頂点
をそれぞれ先端とし、根元12A,13A,14
A,15Aを共通とした4つの脚12,13,1
4,15からなる無筋のコンクリートブロツクか
らなる。
16は前記三方の脚12,13,14の根元1
2A,13A,14Aの共通点に当接可能に配設
され鋼板等から成る略三角枠状のベースであり、
該ベース16の三辺には各々第1ないし第3の連
結索17,18,19が設けられる。これらは第
1ないし第3の前記三方の脚12,13,14の
根元12A,13A,14A側を巻装するもので
あつて、第1の連結索17はその両端を前記ベー
ス16の一辺にボルト20を挿着した止め金具2
1によつて連結している。尚実施例では止着した
ものを示したがフツクを用いて着脱可能としても
よい。また第2及び第3の連結索18,19はそ
の一端を前記ベース16の他辺にボルト20A、
止め金具21Aを介して固着しており、さらに第
2及び第3の連結索18,19の他端は前記ベー
ス16の他辺に着脱自在になるように環部22が
設けられ、該環部22はベース16に固着したフ
ツク23に掛け止めできるようになつている。
24は前記ベース16の三方の頂部に固着した
吊輪であり、該吊輪24にはワイヤーロープ等の
吊上索25が連結され、該吊上索25にクレーン
車等吊上げ装置(図示せず)のフツク26が掛け
止めされる。
次に前記構成につきその作用を説明する。
予め環状の第1の連結索17を一方の脚12に
入れて巻装し、次に第2及び第3の連結索18,
19を残りの二方の脚13,14に巻装するとと
もに、その先端の環部22をフツク26に掛け止
めする。この後吊上索25をフツク26により吊
り上げて消波ブロツク11を適所に移動するもの
である。この後第1ないし第3の連結索17,1
8,19を取りはずして完了する。
以上のように、三方の脚12,13,14の根
元12A,13A,14Aに配設されるベース1
6の三方に連結索17,18,19を設けたこと
によつて、ベース16を消波ブロツク11の重心
G上に配設でき脚15を下向きとして安定性良く
吊り上げられ、また脚12,13,14と連結索
17,18,19との接触長さを大きく設定でき
ることによつて、連結索17,18,19による
消波ブロツク11の固定力を増強せしめ安全に吊
り上げることができる。
第4図は第2実施例を示しており、前記第1実
施例と同一部分には同一符号を付しその詳細な説
明を省略する。
三方の脚12,13,14の共通した根元12
A,13A,14Aに配設されるベース16は略
三角板状であつて、このベース16の一辺の両側
に形成した取付孔27には第1の連結索17の両
端が接続され、またベース16の残り二辺の両側
に形成した取付孔27Aの片側には第2及び第3
の連結索18,19が接続され、一方第2及び第
3の連結索18,19の他端には前記取付孔27
Aに掛け止めするためのフツク22Aが接続して
いる。さらにベース16の上面3箇所には吊上索
25が接続しており、その上端にフツク26が掛
け止めされる。
このように三方の脚12,13,14の根元1
2A,13A,14Aに配設されるベース16に
取付孔27,27Aを形成するとともに、該取付
孔27,27Aに第1ないし第3の連結索17,
18,19を接続することによつても残りの脚1
5を下向きにして安定性良くしかも安全に吊り上
げることができる。
第5図ないし第7図は第3実施例を示してお
り、31は四方に脚32,33,34,35を設
け根元32A,33A,34A,35Aを共通と
した消波ブロツクであり、36は前記二方の脚3
2,33の根元32A,33A間に配設されるベ
ースであり、該ベース36は平面が矩形で、断面
がコ字形であつて、このベース36の一側両側に
は取付孔37が形成され、該取付孔37には脚3
3を巻装する第1の連結索38が連結され、また
ベース36の他側両側にも取付孔37Aが形成さ
れ、該取付孔37Aの一方には第2の連結索39
の一端が連結され、該第2の連結索39の他端に
は前記取付孔37Aに着脱自在に設けられるフツ
ク40が設けられている。さらにベース36の上
面には取付座41が突設され、該取付座41に一
対の吊上索42が接続しており、該吊上索42の
上端にクレーン(図示せず)などのフツク43が
掛け止めされるものである。
次に前記構成につきその作用を説明する。
第1の連結索38を上向きの脚32に巻装する
とともに、第2の連結索39を他の脚33に巻装
するとともにフツク40をベース36の取付孔3
7Aに掛け止めするとベース36が両脚32,3
3の根元32A,33A間に配設される。この後
吊上索42にフツク43を掛け止めして吊り上げ
ると残りの二方の脚34,35は斜め下向きとな
つて持ち上げられて、この状態を保つたまま消波
ブロツク31による堤(図示せず)に積み重ねら
れる。この後第1及び第2の連結索38,39を
取りはずして工事を完了するものである。
以上のように、二方の脚32,33の根元32
A,33A間に配設されるベース36に二方の脚
32,33に巻装する第1及び第2の連結索3
8,39を接続したことによつて二方の脚32,
33を斜め上向きとし、残りの二方の脚34,3
5を斜め下向きとして吊り上げができる。この際
ベース36は消波ブロツク31の重心G上に位置
するため安定性が良くまた第1及び第2の連結索
38,39と脚32,33との巻着長さも大きく
できるため消波ブロツク31との固定力を大きく
できる。
第8図は第4実施例を示しており、前記第3実
施例と同一部分には同一符号を付し、その詳細な
説明を省略する。
二方の脚32,33の根元32A,33A間に
配設される平板状のベース36の両側には左右一
対の取付孔44,44Aが各々設けられ、これら
取付孔44,44Aには第1及び第2の連結索3
8,39が接続されている。このように平板状の
ベース36を二方の脚32,33の根元32A,
33A間に配設しても消波ブロツク31を良好に
吊り上げることができる。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものでは
なく、例えばベースには両端を該ベースに固着接
続した連結索とフツクを用いてベースに着脱自在
に接続した連結索とを設けたが、前者の連結索の
みあるいは後者の連結索のみをベースに取り付け
てもよく、あるいは両端にフツクを設けてベース
に着脱自在な連結索のみを設けてもよい。また実
施例では消波ブロツクの脚は角柱状のものを示し
たが、円筒状のものでもよく、さらに実施例では
脚が等長のものを示したが、等長ではなく、例え
ば下向きの脚が短い消波ブロツクなどでもよいな
ど種々の変形が可能である。
[考案の効果] 本考案は、以上説明したように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
三方の脚の共通する根元間に配設されるベース
の三方に、前記三方の脚に各々巻装する連結索を
接続したことにより、残りの一方の脚を真下に向
けて確実に吊り上げることができる。
さらに二方の脚の共通する根元間に配設される
ベースの対向2箇所に、前記二方の脚に各々巻装
する連結索を接続したことによつて、残りの二方
の脚を斜め下向きにして確実に吊り上げることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は第1実施例を示してお
り、第1図は吊上げ時の斜視図、第2図は装着時
の正面図、第3図は要部の斜視図、第4図は第2
実施例の斜視図、第5図ないし第7図は第3実施
例を示しており、第5図は吊上げ時の斜視図、第
6図は装着時の正面図、第7図は要部の斜視図、
第8図は第4実施例を示す斜視図、第9図は従来
例の斜視図である。 12,13,14,15,32,33,34,
35……脚、12A,13A,14A,15A,
32A,33A,34A,35A……根元、1
6,36……ベース、17,18,19,38,
39……連結索。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 四方に脚を設けた消波ブロツク用吊り具にお
    いて、三方の脚の共通する根元間に配設される
    ベースの三方に、前記三方の脚に各々巻装する
    連結索を接続するとともに前記ベースに吊上索
    を接続した消波ブロツク用吊り具。 (2) 四方に脚を設けた消波ブロツク用吊り具にお
    いて、二方の脚の共通する根元間に配設される
    ベースの対向2箇所に、前記二方の脚に各々巻
    装する連結索を接続するとともに前記ベースに
    吊上索を接続した消波ブロツク用吊り具。
JP4008088U 1988-03-25 1988-03-25 Expired - Lifetime JPH0547176Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4008088U JPH0547176Y2 (ja) 1988-03-25 1988-03-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4008088U JPH0547176Y2 (ja) 1988-03-25 1988-03-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01143785U JPH01143785U (ja) 1989-10-03
JPH0547176Y2 true JPH0547176Y2 (ja) 1993-12-10

Family

ID=31266555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4008088U Expired - Lifetime JPH0547176Y2 (ja) 1988-03-25 1988-03-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0547176Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06104553B2 (ja) * 1990-01-22 1994-12-21 運輸省第一港湾建設局長 消波ブロック移設装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01143785U (ja) 1989-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0547176Y2 (ja)
JP2756466B2 (ja) 湾曲版の吊上げ姿勢制御方法および湾曲版の吊具
JP7195902B2 (ja) 吊り治具
JPH0730623Y2 (ja) 高電圧機器の吊上げ運搬装置
JP2587191B2 (ja) ワイヤ仕込み装置
JP6714980B2 (ja) 羽根付き鋼管杭等の長尺構造物の吊り具
JPH05319370A (ja) 海洋係留構造物のアレー形係留基礎
JPS5932579A (ja) 定位置に保持自在な輸送台船
JPH0350153Y2 (ja)
JPH03216490A (ja) 消波ブロック移設装置
CN212222152U (zh) 一种混凝土预制叠合板底板多吊点吊具
JP2562346B2 (ja) 護岸ブロックの吊持方法
JPH0740668U (ja) 山留材用吊具
JPH0952690A (ja) 可搬形発電装置の吊り上げ機構
JPS6022052Y2 (ja) 鉄筋吊り具
JPH0547177Y2 (ja)
JPS61178393A (ja) 板状体の水平吊具
JPH0753171A (ja) パネルの揚重吊り具
JPH0218064Y2 (ja)
JPH0535979Y2 (ja)
JPH02300092A (ja) 消波ブロックの吊下げ具
JPS61197082U (ja)
JP3711259B2 (ja) 水底ケーブルの接続部の敷設方法
JPS5983866U (ja) コンクリ−トブロツク吊り上げ具
JPS6024741Y2 (ja) パイプの渦励振抑止用トリップワイヤの着脱装置