JPH0547150U - 折板外装材 - Google Patents

折板外装材

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JPH0547150U
JPH0547150U JP9959891U JP9959891U JPH0547150U JP H0547150 U JPH0547150 U JP H0547150U JP 9959891 U JP9959891 U JP 9959891U JP 9959891 U JP9959891 U JP 9959891U JP H0547150 U JPH0547150 U JP H0547150U
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JP
Japan
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plate
exterior material
bottom plate
width
folded plate
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Withdrawn
Application number
JP9959891U
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English (en)
Inventor
克也 太田
春三 菊川
高橋  功
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JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
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Filing date
Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、底板1、側板2、頂板3を有する
折板外装材4に関し、原板幅と成形荷重の軽減と局部座
屈耐力の向上を図ることを目的とする。 【構成】底板1および側板2に台形状の凹凸と、底板1
と側板2の交点に面取り部7を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築物の外装材として最適な折板外装材に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物の屋根、壁などの外装材として、幅広、長尺のシート状の材料を用いる 場合、板は平らな板より凹凸を付加し剛性を高めた折板外装材を使用することが 多い。 例えば図7に示されるような底板1、側板2、頂板3を有する従来の折板外装 材では、支持力向上や施工性向上などを図ろうとすると、山高h、底板幅W、板 幅Dを大きくする必要がある。ところが板厚tに比べて山高h、底板幅W、板幅 Dが大きくなった場合、曲げモーメントが折板外装材に作用して、圧縮応力が生 じる。例えば幅が広い底板1や側板2等で早期に局部座屈が発生し、折板外装材 が破壊してしまい山高h、底板幅W、板幅Dを大きくした意味がなくなってしま う。
【0003】 ここで、折板外装材等に上記の局部座屈への耐力を向上させることを目的とし た技術が提案されている(例えば、特開平2−147750号公報、特開平2− 147751号公報、特開平2−147752号公報、特開平2−147753 号公報参照)。これら提案された技術を紹介すると、特開平2−147750号 公報に記載された折板外装材は、両頂板3の両外側の部材6を頂板3の上側に上 げ半円形にし、底板1、側板2、頂板3に、折板外装材の縦方向に複数の折り目 を付け波状とし、波状での板幅Dを平板での板幅Dと同等としたものである。ま た特開平2−147751号公報に記載された折板外装材は、両頂板3の両外側 の部材6を頂板3の下側に逆L字形にし、底板1、側板2、頂板3に、折板外装 材の縦方向に複数の折り目を付け波状とし、波状での板幅Dを平板での板幅Dと 同等としたものである。また特開平2−147752号公報に記載された折板外 装材は、両頂板3の一端を水平より上側に、他端を水平より下側にし、底板1、 側板2に、折板外装材の縦方向に複数の折り目を付け波状とし、波状での板幅D を平板での板幅Dと同等としたものである。さらに特開平2−147753号公 報に記載された折板外装材は、両頂板3を内側に曲げ、底板1、側板2に折板外 装材の縦方向に複数の折り目を付け波状とし、波状での板幅Dを平板での板幅D と同等としたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来提案された技術はいずれも平板の縦方向に折り目を付け波 状にしているため成形するための原板幅が増加し、成形装置への負荷が大きくな る。 本考案は、上記事情に鑑み、平坦幅ならびに平坦ピッチおよび平坦の付与位置 を限定した補剛用台形状の凹凸の成形によって原板幅および成形負荷の増大を必 要最小限に抑えつつ、局部座屈耐力を向上させた折板外装材を提供することを目 的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の折板外装材は、 底板と、該底板の両端に該底板に対して鈍角をなしてそれぞれの一端が連なる 両側板と、該両側板のそれぞれの他端にそれぞれの一端が連なり外側に向かって 広がる両頂板とを備えた折板外装材において、 前記底板および前記両側板に、前記折板外装材の板厚をt、前記折板外装材の 縦弾性率をE、前記折板外装材の降伏応力をσy としたとき、平坦幅bが 1.0×t×(E/σy1/2 〜 2.5×t×(E/σy1/2 なる台形状の凹凸を設けたことを特徴とするものである。
【0006】 ここで、前記底板と前記側板との間に、該底板と該側板が交差する角度を2分 する線と交わる前記平坦幅bの面取り部を設けることが好ましい。
【0007】
【作用】 両縁が補剛された板に圧縮力が働き局部座屈にいたる場合、座屈直前の板幅方 向の応力は、補剛縁で降伏応力に達し、中央部で降伏応力より低くなっていて、 また、板幅が狭くなるにつれ中央部での負担応力は増加し、板幅が 1.9×t×(E/σy1/2 (t:板厚、E:板の縦弾性率、σy :降伏応 力)以下では板の全断面において降伏応力に達していると考えられており、鋼構 造部材の設計に用いられている。
【0008】 本考案の折板外装材は、折板外装材に曲げモーメントが作用し圧縮応力が発生 した際、早期に局部座屈が発生する幅の広い底板および側板に、平坦幅b 1.0×t×(E/σy1/2 〜 2.5×t×(E/σy1/2 を設け、底板中間部および側板中間部での補剛効果を獲得し、局部座屈耐力を向 上させている。
【0009】 ここで、局部座屈は最も圧縮応力の高い底板と側板との交点を中心に発生する ので、底板と側板の交点から平坦幅bだけ離れた位置から底板と側板に平坦幅b を付加すると、交点での補剛効果が不足する恐れがある。したがって、底板と側 板が交差する角度を2分する線と交わる平坦幅bの面取り部を設けることにより 補剛効果が一層高められる。
【0010】
【実施例】
以下本考案の実施例について説明する。 図1は、本考案の一実施例の折板外装材の断面図である。 この実施例においては、底板1の両端に側板2が連なり、側板2の他端に頂板 3の一端が連なり、頂板3の他端にはさらに部材6の一端が連っている。底板1 と側板2と部材6には平坦幅b1 〜b13の凹凸が設けられ、b1 〜b13の幅は等 しくなくて良く、底板1と側板2の交点には平坦幅b14,b15の面取り部7が設 けられている。
【0011】 局部座屈は上記の応力の高い底板1と側板2との交点を中心に発生するので、 図2のように底板1および側板2の交差する点9から平坦幅bだけ離れた位置か ら平坦幅bの凹凸を付与すると、交点での補剛効果が不足し、図3のような座屈 しわ8が複数の板に跨って連成し、これにより耐力が低下する場合がある。そこ で、本実施例では、図4のように底板1と側板2の交差する角度を2等分する線 に直角に交わる平坦幅bの面取り部7を設けることにより補剛効果を高め、図5 のように座屈しわ8が複数の板に跨って連成しないようにしている。
【0012】 折板外装材に、幅の異なる平坦幅bを付与し、座屈実験を行った。座屈実験に 使用した供試材は板厚t=0.8[mm]、降伏応力σy =33[kgf/mm 2 ]、縦弾性率E=21000[kgf/mm2 ]がほぼ等しい冷延鋼板を用い 、凹凸の高さはすべての実験で5mmとした。図6(a)は各供試体の全断面の 平均座屈応力度σcyを、図6(b)は凹凸の付与にともなう原板幅増加量を、図 6(c)は成形荷重増加率を表している。α=b/t×(σy /E)1/2 とし、 αによって平坦幅の大きさを表し、αを横軸に取ると、図6(a)においては、 αが2.0程度までは平坦幅の減少により急激に局部座屈への耐力が向上するが 、それ以降の耐力向上は緩やかである。また、αが1.9の時の耐力は折板外装 材の表面が波状と見なせるα=0.35(平坦幅b=7.0mm)の場合の約7 7%の耐力が得られている。図6(b)と図6(c)において、α=1.9(平 坦幅38.3mmに相当)と折板外装材の表面を波状とみなせるα=0.35( 平坦幅7.0mmに相当)の場合とを比較すると、平坦幅の付与にともなう原板 幅増加長および成形荷重増加率は、それぞれ約15.4倍、約60.0倍になり 、折板外装材の表面を波状にするよりも原板幅および成形負荷の増大を大きく抑 制している。
【0013】 以上のことから上記係数αが1.0〜2.5程度となるような平坦部を有する ように台形状の凹凸を折板外装材に付与することにより、局部座屈耐力を向上さ せ、原板幅および成形負荷増加率の少ない折板外装材を得ることができる。
【0014】
【考案の効果】 以上詳細に説明したように、本考案の折板外装材は、底板と側板に平坦幅bの 台形状の凹凸を設けたことにより、成形荷重の増大を必要最小限に抑え、局部座 屈荷重耐力を向上させている。 さらに、底板と側板が交差する点に平坦幅bの面取り部を設けた場合は、局部 座屈荷重耐力が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の折板外装材の断面図であ
る。
【図2】底板と側板との交差する点に面取り部を持たな
い折板外装材の底板と側板との交点付近の断面図であ
る。
【図3】図2の折板外装材に応力が作用し、局部座屈が
発生している図である。
【図4】折板外装材の底板と側板との交点付近の断面図
である。
【図5】折板外装材に応力が作用し、局部座屈が発生し
ている図である。
【図6】(a)各供試体の全断面平均座屈応力度を表し
た図である。 (b)凹凸の付与にともなう原板幅増加長を表した図で
ある。 (c)成形荷重増加量を表した図である。
【図7】従来の折板外装材の断面図の一例である。
【符号の説明】
1 底板 2 側板 3 頂板 4 折板外装材 5 折板外装材に作用する圧縮応力 7 底板と側板との交差する点にある面取り部 8 座屈しわ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】 各供試体の全断面平均座屈応力度を表した
図(a)、凹凸の付与にともなう原板幅増加長を表した
図(b)、成形荷重増加量を表した図(c)である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板と、該底板の両端に該底板に対して
    鈍角をなしてそれぞれの一端が連なる両側板と、該両側
    板のそれぞれの他端にそれぞれの一端が連なり外側に向
    かって広がる両頂板とを備えた折板外装材において、 前記底板および前記両側板に、前記折板外装材の板厚を
    t、前記折板外装材の縦弾性率をE、前記折板外装材の
    降伏応力をσy としたとき、平坦幅bが 1.0×t×(E/σy1/2 〜 2.5×t×(E
    /σy1/2 なる台形状の凹凸を設けたことを特徴とする折板外装
    材。
  2. 【請求項2】 前記底板と前記側板との間に、該底板と
    該側板が交差する角度を2分する線と交わる前記平坦幅
    bの面取り部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    折板外装材。
JP9959891U 1991-12-03 1991-12-03 折板外装材 Withdrawn JPH0547150U (ja)

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JPH0547150U true JPH0547150U (ja) 1993-06-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008517187A (ja) * 2004-10-15 2008-05-22 エム.アイ.シー.インダストリーズ,インコーポレイテッド 建築パネルおよび建物構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008517187A (ja) * 2004-10-15 2008-05-22 エム.アイ.シー.インダストリーズ,インコーポレイテッド 建築パネルおよび建物構造体

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