JPH0546700U - 宇宙機器の固定装置 - Google Patents

宇宙機器の固定装置

Info

Publication number
JPH0546700U
JPH0546700U JP10597991U JP10597991U JPH0546700U JP H0546700 U JPH0546700 U JP H0546700U JP 10597991 U JP10597991 U JP 10597991U JP 10597991 U JP10597991 U JP 10597991U JP H0546700 U JPH0546700 U JP H0546700U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
space equipment
space
guide column
guide shoe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10597991U
Other languages
English (en)
Inventor
浩光 佐藤
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP10597991U priority Critical patent/JPH0546700U/ja
Publication of JPH0546700U publication Critical patent/JPH0546700U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 締付ボルトにかかる荷重を低減し得る宇宙機
器の固定装置を提供する。 【構成】 宇宙機器1の側方へ突出するガイドシュー1
2を各側面の高さ方向の略中間部に設け、該ガイドシュ
ー12の中央部に凹部13を設け、各ガイドシュー12
外面に沿って垂直方向へ延びるガイドコラム14を立設
し、前記凹部13に相対するガイドコラム14内側に小
孔15を設け、該小孔15に連続しガイドコラム14の
外側へ貫通する孔16を設け、プランジャ17とコイル
ばね18とを前記小孔15および孔16に挿入し、コイ
ルばね18により付勢されるプランジャ17の先端が前
記凹部13に圧接し得るストッパ20を形成する。打ち
上げ時に宇宙機器1にかかる転倒モーメントによる水平
力をガイドシュー12およびストッパ20を介してガイ
ドコラム14が負荷し、締付ボルト11にかかる荷重が
低減する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は宇宙飛行体に積載する宇宙機器の固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
宇宙往還機など宇宙飛行体の貨物室に取り付けられた所謂軌道上交換ユニット と称せられる宇宙機器は、従来、図5に示すように宇宙機器1の下面の所定位置 に下向きに突出する複数のガイドピン2を設け、宇宙飛行体の貨物室床面3の前 記宇宙機器1を取り付けるエリアの前記ガイドピン2に適合する位置に、漏斗状 のコーン部分4と前記ガイドピン2に適合する穴部5とよりなるガイドコーン6 を設け、該ガイドコーン6に前記ガイドピン2を挿通することにより、宇宙機器 1の位置決め手段とし、また宇宙機器1の上面の中心に対して所定の間隔を置い て対称する2箇所に上下方向に貫通する手孔7を設け、該手孔7の下方の取付部 8にボルト孔9を設け、前記貨物室床面3の上面のボルト孔9に適合する位置に タップ孔10を設け、前記ボルト孔9に挿入した2本の締付ボルト11をタップ 孔10へ螺合して締付けることにより宇宙機器1を固定し、宇宙飛行体を打ち上 げるときに宇宙機器1に加わる打ち上げ荷重や該打ち上げ荷重に伴う転倒モーメ ントに耐え得るよう前記締付ボルト11にプリロードをかけた構成としている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の宇宙機器の固定装置では、打ち上げ時に宇宙機器にかか る打ち上げ荷重(略17G)や該打ち上げ荷重に伴う転倒モーメントに対応する ため、締付ボルト11の直径を大きくするか、または強い締付トルクをかけるこ とを必要とするが、ロボットが有する締付トルク能力にも限界があるので、その 限界を超える場合には締付ボルト11の本数を増やさなければならないという問 題があった。
【0004】 本考案は、前述の実情に鑑み、転倒モーメントを負荷するガイドコラムを設け ることにより、締付ボルトにかけるプリロードを低減し得る宇宙機器の固定装置 を提供することを目的としてなしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、宇宙機器の各側面に取付けられ且つ側面から側方へ突出するガイド シューと、前記各ガイドシューの外面に沿って延び且つ前記宇宙機器を収納すべ き貨物室の床面に立設された複数のガイドコラムと、各ガイドコラムの内側に設 けられ且つ弾発体により付勢されて前記各ガイドシューの前面に圧接するストッ パと、宇宙機器を前記貨物室の床面に固定するための複数の締付ボルトを備えて なるものである。
【0006】
【作用】
従って、本考案では、打ち上げ時に宇宙機器にかかる転倒モーメントによる水 平力をガイドシューおよびストッパと弾発体とを介してガイドコラムが負荷し、 締付ボルトは打ち上げ荷重のみを負荷する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0008】 図1は本考案の宇宙機器の固定装置の概略を表す側面図、図2は図1のII− II矢視図、図3は図1に関連するストッパの部分拡大図、図4は図1に関連す る宇宙機器を貨物室の床面へ吊り下ろす直前の状態図である。図中、図5と同じ ものには同じ符号を付すことによって説明を省略する。
【0009】 宇宙機器1の四周の各側面から側方へ突出し、下端部に下方へ向かって突出高 さが漸減する斜面12aを有し、且つ宇宙機器1側面の幅方向へ延びるガイドシ ュー12を各側面の高さ方向の略中間部に設ける。
【0010】 さらに、前記ガイドシュー12の宇宙機器1側面幅方向中央部に半球形状の凹 部13を設け、該凹部13から下方へ延び、漸増する幅と深さとを有する斜面1 3aを形成する。
【0011】 また宇宙機器1の各側面の幅方向中央部の前記ガイドシュー12外面に沿って 互いに平行し垂直方向へ延びる4本のガイドコラム14を貨物室床面3に立設す る。
【0012】 前記ガイドシュー12に設けた凹部13に相対するガイドコラム14内側に小 孔15を設け、該小孔15に連続しガイドコラム14の外側へ貫通する孔16を 設け、該孔16の開口部にめねじ16aを螺設する。
【0013】 前記小孔15に挿通し得る径と所定の長さとを有し、且つ半球形の先端と前記 孔16に適合する径のフランジを後端部に備えたプランジャ17を設け、該プラ ンジャ17を付勢するため、所定の反発力を有し前記孔16に挿入し得るコイル ばね18を設け、前記プランジャ17とコイルばね18とを前記小孔15および 孔16に挿入し、孔16の開口部に設けためねじ16aに無頭ねじ19を螺合す ることにより、コイルばね18により付勢されるプランジャ17の先端が前記ガ イドシュー12に設けた凹部13に圧接し得るストッパ20を形成する。
【0014】 宇宙飛行体の貨物室床面3へ宇宙機器1を取り付けるため、図示していないロ ボットアームにより吊り上げた宇宙機器1をガイドコラム14に囲まれたエリア の中へ徐々に吊り下ろす場合に、前記宇宙機器1の中心がエリアの中心に対して 多少のずれがあって、図4に示すようにいずれか一方のガイドシュー12がガイ ドコラム14の頂部に当接しても、ガイドシュー12の斜面12aがガイドコラ ム14の頂部に沿って滑るので自動的に調心されて中心のずれが修正され、宇宙 機器1はガイドコラム14に囲まれたエリアの中に納まる。
【0015】 さらに、宇宙機器1を吊り下ろすと、宇宙機器1の下面に設けたガイドピン2 が貨物室床面3に設けたガイドコーン6に挿通し、ガイドコラム14に設けたス トッパ20のプランジャ17先端が宇宙機器1の各側面に設けたガイドシュー1 2の凹部13の斜面13aに当接するので、前記ガイドピン2がガイドコーン6 にガイドされ、且つガイドシュー12がコイルばね18に付勢されたプランジャ 17により強くガイドされるため、図1に示すように宇宙機器1は貨物室床面3 の所定位置に的確に定置される。
【0016】 その後、図5に示す従来例の宇宙機器1と同様に、締付ボルト11により宇宙 機器1を貨物室床面3に固定する。
【0017】 このように、本実施例の宇宙機器の固定装置では、宇宙機器1の四周側面にガ イドシュー12を設け、該ガイドシュー12の外面に沿ってガイドコラム14を 立設し、該ガイドコラム14に設けたストッパ20が前記ガイドシュー12の凹 部13に圧接することにより、打ち上げ荷重に伴う転倒モーメントによる水平力 をガイドコラム14が負荷し得るよう形成したので、打ち上げ時に宇宙機器1に かかる転倒モーメントによる水平力をガイドシュー12およびストッパ20を介 してガイドコラム14が負荷し、締付ボルト11は打ち上げ荷重のみを負荷する 。
【0018】 なお、本考案は前述の実施例にのみ限定されるものではなく、ガイドシューの 取り付け位置などを適宜変更することにより、ガイドピンおよびガイドコーンを 省略してもよいこと、その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変 更を加え得ることは勿論である。
【0019】
【考案の効果】
本考案の宇宙機器の固定装置によれば、下記のごとき種々の優れた効果を奏し 得る。
【0020】 I)宇宙機器の四周側面にガイドシューを設け、該ガイドシューの外面に沿っ てガイドコラムを立設し、該ガイドコラムに設けたストッパが前記ガイドシュー に圧接することにより、打ち上げ荷重に伴う転倒モーメントによる水平力をガイ ドコラムが負荷し得るよう形成したので、打ち上げ時に宇宙機器にかかる転倒モ ーメントによる水平力をガイドシューおよびストッパを介してガイドコラムが負 荷し、宇宙機器を固定する締付ボルトは打ち上げ荷重のみを負荷する。
【0021】 II)従って、締付ボルトの径を小さくし、本数を少なくし得るので、経済的 に有用であり、また、ロボットによる締付ボルトのトルクを低減させることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の宇宙機器の固定装置の概略を表す側面
図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1に関連するストッパの部分拡大図である。
【図4】図1に関連する宇宙機器を貨物室の床面へ吊り
下ろす直前の状態図である。
【図5】従来の宇宙機器の固定装置の一例の概略を表す
側面図である。
【符号の説明】
1 宇宙機器 3 貨物室床面 11 締付ボルト 12 ガイドシュー 14 ガイドコラム 18 コイルばね(弾発体) 20 ストッパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宇宙機器の各側面に取付けられ且つ側面
    から側方へ突出するガイドシューと、前記各ガイドシュ
    ーの外面に沿って延び且つ前記宇宙機器を収納すべき貨
    物室の床面に立設された複数のガイドコラムと、各ガイ
    ドコラムの内側に設けられ且つ弾発体により付勢されて
    前記各ガイドシューの前面に圧接するストッパと、宇宙
    機器を前記貨物室の床面に固定するための複数の締付ボ
    ルトとを備えてなることを特徴とする宇宙機器の固定装
    置。
JP10597991U 1991-11-29 1991-11-29 宇宙機器の固定装置 Pending JPH0546700U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10597991U JPH0546700U (ja) 1991-11-29 1991-11-29 宇宙機器の固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10597991U JPH0546700U (ja) 1991-11-29 1991-11-29 宇宙機器の固定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0546700U true JPH0546700U (ja) 1993-06-22

Family

ID=14421874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10597991U Pending JPH0546700U (ja) 1991-11-29 1991-11-29 宇宙機器の固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0546700U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003072699A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 宇宙空間用実験サンプル装置
CN116062195A (zh) * 2023-01-09 2023-05-05 中国科学院空间应用工程与技术中心 一种可快速拆卸的定位调心装置及定位调心方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003072699A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 宇宙空間用実験サンプル装置
JP4697683B2 (ja) * 2001-09-03 2011-06-08 株式会社Ihiエアロスペース 宇宙空間用実験サンプル装置
CN116062195A (zh) * 2023-01-09 2023-05-05 中国科学院空间应用工程与技术中心 一种可快速拆卸的定位调心装置及定位调心方法
CN116062195B (zh) * 2023-01-09 2023-07-21 中国科学院空间应用工程与技术中心 一种可快速拆卸的定位调心装置及定位调心方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0546700U (ja) 宇宙機器の固定装置
JPS6468630A (en) Load detector
JPH0529626Y2 (ja)
JPH0349427Y2 (ja)
JPS6339282Y2 (ja)
JPH0714594Y2 (ja) 戸当り
US3940185A (en) Centering device for rail brake magnets on vehicles
JPS595996Y2 (ja) ゴム脚
JPS6034869Y2 (ja) ビデオカメラ・スチ−ルカメラに兼用することができる三脚雲台
JP2585689B2 (ja) 戸当り
JPS5934794Y2 (ja) 脚の取付装置
JPS5848191Y2 (ja) 繋止装置
JPH0618721U (ja) 締結装置
JPH0138816Y2 (ja)
JPS5927566Y2 (ja) チエ−ン接続ソケツト
JP2558938Y2 (ja) 打楽器の保持機構
JPH0125071Y2 (ja)
JPH0336474Y2 (ja)
JPH0339646Y2 (ja)
JPS5928453Y2 (ja) ピアノの摺り金具
JPH07119717A (ja) 締結装置およびそれに使用されるフックおよびリテーナ
JPH0610950U (ja) 上下ユニット装置
JPH0671525A (ja) 芯ずれ補正装置
JPH11262422A (ja) 家具用二段免震装置
JPS58165908U (ja) 照明器具