JPH0546696B2 - - Google Patents
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- JPH0546696B2 JPH0546696B2 JP9289484A JP9289484A JPH0546696B2 JP H0546696 B2 JPH0546696 B2 JP H0546696B2 JP 9289484 A JP9289484 A JP 9289484A JP 9289484 A JP9289484 A JP 9289484A JP H0546696 B2 JPH0546696 B2 JP H0546696B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray
- mask
- exposure
- ray source
- penumbra
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 claims description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 7
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 238000001015 X-ray lithography Methods 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の分野)
本発明は、X線リソグラフイに用いられるX線
露光用マスクおよびX線露光方法に関する。
露光用マスクおよびX線露光方法に関する。
(発明の背景)
従来のX線露光用マスクを用いた露光装置の模
式図を第1図に示す。第1図の装置は、点線源を
用いて放射状のX線により露光するもので、マス
ク11は点線源2から放射されたX線3を選択的
に吸収してこのX線吸収パターン5の影をレジス
ト6上に選択的に投影する働きを有している。
式図を第1図に示す。第1図の装置は、点線源を
用いて放射状のX線により露光するもので、マス
ク11は点線源2から放射されたX線3を選択的
に吸収してこのX線吸収パターン5の影をレジス
ト6上に選択的に投影する働きを有している。
ところで、実際に用いられる点線源2はある面
積を有している。また、従来のX線露光用マスク
は、第1図中に示されるように、X線吸収パター
ン5がマスク基板4に対して垂直の側壁を有する
ように、すなわち断面が略矩形となるように形成
されていた。このため、点線源2から放射された
X線3をマスク11上に照射し、X線吸収パター
ン5の影をレジスト6上に選択的に投影させる
と、レジスト6上には点線源2の一部からのX線
3に対しては影となり、他部からのX線3は照射
される部分すなわち半影部δが形成されるという
不都合があつた。この半影部δはX線露光の解像
力を決定するので、この半影部が小さい程解像度
は向上する。
積を有している。また、従来のX線露光用マスク
は、第1図中に示されるように、X線吸収パター
ン5がマスク基板4に対して垂直の側壁を有する
ように、すなわち断面が略矩形となるように形成
されていた。このため、点線源2から放射された
X線3をマスク11上に照射し、X線吸収パター
ン5の影をレジスト6上に選択的に投影させる
と、レジスト6上には点線源2の一部からのX線
3に対しては影となり、他部からのX線3は照射
される部分すなわち半影部δが形成されるという
不都合があつた。この半影部δはX線露光の解像
力を決定するので、この半影部が小さい程解像度
は向上する。
一方、第2図に示すように面線源1およびソー
ラスリツト10を用い、この面線源1から任意の
方向に放射されるX線3のうちソーラスリツト1
0を透過する所望方向のもののみで露光させて解
像度を上げるようにしたものも提案されている。
しかしながら、このようにソーラスリツト10に
より平行化したとしても完全に平行ではないの
で、第2図中に示すように、第1図の点線源2の
場合と同様の半影部が生じるという欠点は未だ解
決されていない。
ラスリツト10を用い、この面線源1から任意の
方向に放射されるX線3のうちソーラスリツト1
0を透過する所望方向のもののみで露光させて解
像度を上げるようにしたものも提案されている。
しかしながら、このようにソーラスリツト10に
より平行化したとしても完全に平行ではないの
で、第2図中に示すように、第1図の点線源2の
場合と同様の半影部が生じるという欠点は未だ解
決されていない。
なお、特開昭56−94351号には、マスクパター
ンによる半影部を減少させ解像度を上げる目的で
マスクパターンの側壁を実質的な共通点へ向けて
傾斜させることが提案されている。しかし、この
提案は点線源から放射状に放射されるX線に対し
て半影部を減少させる場合は効果があるが、ソー
ラスリツト10等を用いた擬似平行X線に対して
は何ら効果を示さない。擬似平行X線に対しては
半影部を減少させる方法は未だ提案されていな
い。また、この提案で減少させようとしている半
影部とは点線源から放射されるX線がマスクパタ
ーンの不十分な暑さを透過することにより生ずる
もので、本願のような点線源が実際にはある大き
さを持つことに由来する半影部とは別異のもので
ある。
ンによる半影部を減少させ解像度を上げる目的で
マスクパターンの側壁を実質的な共通点へ向けて
傾斜させることが提案されている。しかし、この
提案は点線源から放射状に放射されるX線に対し
て半影部を減少させる場合は効果があるが、ソー
ラスリツト10等を用いた擬似平行X線に対して
は何ら効果を示さない。擬似平行X線に対しては
半影部を減少させる方法は未だ提案されていな
い。また、この提案で減少させようとしている半
影部とは点線源から放射されるX線がマスクパタ
ーンの不十分な暑さを透過することにより生ずる
もので、本願のような点線源が実際にはある大き
さを持つことに由来する半影部とは別異のもので
ある。
(発明の目的)
本発明は、上述の従来形における問題点に鑑み
てなされたもので、擬似平行X線を用いてX線露
光を行なうマスクにおいて、X線吸収パターンに
よる半影部の領域を減少させ解像度を向上させた
X線露光用マスクおよびX線露光方法を提供する
ことを目的とする。
てなされたもので、擬似平行X線を用いてX線露
光を行なうマスクにおいて、X線吸収パターンに
よる半影部の領域を減少させ解像度を向上させた
X線露光用マスクおよびX線露光方法を提供する
ことを目的とする。
(発明の構成)
上記目的を達成するため本発明のX線露光用マ
スクは、X線源を有するX線露光装置に用いられ
るX線露光用マスクであつて、X線吸収材料で形
成されたマスクパターンの線幅方向の断面形状
が、上記X線源側の辺よりもこれと対向する辺の
方が長い形状であることを特徴とする。
スクは、X線源を有するX線露光装置に用いられ
るX線露光用マスクであつて、X線吸収材料で形
成されたマスクパターンの線幅方向の断面形状
が、上記X線源側の辺よりもこれと対向する辺の
方が長い形状であることを特徴とする。
また、本発明のX線露光方法は、X線源から放
射されたX線を、X線吸収材料のマスクパターン
が形成されたX線マスクに照射し、ウエハにマス
クパターンを露光転写するX線露光方法におい
て、前記マスクパターンの線幅方向の断面形状
が、上記X線源側の辺よりもこれと対向する辺の
方が長い形状であることを特徴とする。
射されたX線を、X線吸収材料のマスクパターン
が形成されたX線マスクに照射し、ウエハにマス
クパターンを露光転写するX線露光方法におい
て、前記マスクパターンの線幅方向の断面形状
が、上記X線源側の辺よりもこれと対向する辺の
方が長い形状であることを特徴とする。
(実施例の説明)
以下図面を用いて本発明の実施例を説明する。
なお、従来例と共通する部分については同一の符
号で表わす。
なお、従来例と共通する部分については同一の符
号で表わす。
第3図は本発明の1実施例に係るX線露光用マ
スクを用いて露光する場合の模式図を示す。同図
において、X線露光用マスク13はマスク基板9
とX線吸収パターン8によつて構成され、その特
徴は、X線吸収パターン8がマスク基板9に対し
て垂直ではなく傾斜した側面を有することであ
り、線幅方向の断面は台形または台形に近い形状
をしている。
スクを用いて露光する場合の模式図を示す。同図
において、X線露光用マスク13はマスク基板9
とX線吸収パターン8によつて構成され、その特
徴は、X線吸収パターン8がマスク基板9に対し
て垂直ではなく傾斜した側面を有することであ
り、線幅方向の断面は台形または台形に近い形状
をしている。
このマスクは、面線源または線線源1によつて
放射されたX線をソーラスリツト10によつて平
行化した擬似平行X線による露光において、従来
マスクに比べ半影部を減少させ、微細パターンを
形成するのに有効である。平行化手段は別にソー
ラスリツトに限定されるわけではなく、分光結晶
でもよいし又X線源もSOR等でも効果は同じで
ある。又前述の傾斜角度はX線の平行化度合によ
り適切に選択出来る。例えばソーラスリツトの口
径をd、厚さをlとすれば台形の底角θはtan-1
(l/d)近辺またはこれより小さ目に選択すれ
ばよい。第4図は第3図におけるマスク13およ
びウエハ6部分の拡大図を示す。同図において、
破線は、従来のマスク基板9に対して垂直の側壁
をもつX線吸収パターン5を表わしている。この
従来のX線吸収パターン5による半影部は入射X
線B,Cがつくり出す部分で、その大きさはδ1で
ある。一方、本発明によるX線吸収パターン8に
よる半影部は入射X線A,Cでつくり出される部
分でその大きさはδ2である。
放射されたX線をソーラスリツト10によつて平
行化した擬似平行X線による露光において、従来
マスクに比べ半影部を減少させ、微細パターンを
形成するのに有効である。平行化手段は別にソー
ラスリツトに限定されるわけではなく、分光結晶
でもよいし又X線源もSOR等でも効果は同じで
ある。又前述の傾斜角度はX線の平行化度合によ
り適切に選択出来る。例えばソーラスリツトの口
径をd、厚さをlとすれば台形の底角θはtan-1
(l/d)近辺またはこれより小さ目に選択すれ
ばよい。第4図は第3図におけるマスク13およ
びウエハ6部分の拡大図を示す。同図において、
破線は、従来のマスク基板9に対して垂直の側壁
をもつX線吸収パターン5を表わしている。この
従来のX線吸収パターン5による半影部は入射X
線B,Cがつくり出す部分で、その大きさはδ1で
ある。一方、本発明によるX線吸収パターン8に
よる半影部は入射X線A,Cでつくり出される部
分でその大きさはδ2である。
(発明の効果)
このように、本発明によるX線露光用マスクパ
ターン8がつくり出す半影部の大きさは従来のマ
スクパターン5に比べ明らかに小さくなつてい
る。従つて半影部が減少することで解像度が上が
り、微細パターンを形成するのに有効である。
ターン8がつくり出す半影部の大きさは従来のマ
スクパターン5に比べ明らかに小さくなつてい
る。従つて半影部が減少することで解像度が上が
り、微細パターンを形成するのに有効である。
なお、マスクパターンを等脚台形に形成して擬
似平行X線を用いる場合、マスクとウエハは相対
位置を合わせればよく、特開昭56−94351の点線
源を基準として絶対位置合わせを行なう場合に比
べて位置合わせが容易である。
似平行X線を用いる場合、マスクとウエハは相対
位置を合わせればよく、特開昭56−94351の点線
源を基準として絶対位置合わせを行なう場合に比
べて位置合わせが容易である。
第1および第2図はそれぞれ従来のX線露光用
マスクを用いて露光する状態を示す模式図、第3
図は本発明の1実施例に係るX線露光用マスクを
用いて露光する状態を示す模式図、そして、第4
図は第3図における要部の拡大図である。 1……面線源、3……X線、4……マスク基
板、7……ウエハ、8……マスクパターン、9…
…レジスト、10……ソーラスリツト、13……
マスク。
マスクを用いて露光する状態を示す模式図、第3
図は本発明の1実施例に係るX線露光用マスクを
用いて露光する状態を示す模式図、そして、第4
図は第3図における要部の拡大図である。 1……面線源、3……X線、4……マスク基
板、7……ウエハ、8……マスクパターン、9…
…レジスト、10……ソーラスリツト、13……
マスク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 X線源を有するX線露光装置に用いられるX
線露光用マスクであつて、X線吸収材料で形成さ
れたマスクパターンの線幅方向の断面形状が、上
記X線源側の辺よりもこれと対向する辺の方が長
い形状であることを特徴とするX線露光用マス
ク。 2 X線源から照射されたX線を、X線吸収材料
のマスクパターンが形成されたX線マスクに照射
し、ウエハにマスクパターンを露光転写するX線
露光方法において、前記マスクパターンの線幅方
向の断面形状が、上記X線源側の辺よりもこれと
対向する辺の方が長い形状であることを特徴とす
るX線露光方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59092894A JPS60239019A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | X線露光用マスクおよびx線露光方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59092894A JPS60239019A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | X線露光用マスクおよびx線露光方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60239019A JPS60239019A (ja) | 1985-11-27 |
JPH0546696B2 true JPH0546696B2 (ja) | 1993-07-14 |
Family
ID=14067164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59092894A Granted JPS60239019A (ja) | 1984-05-11 | 1984-05-11 | X線露光用マスクおよびx線露光方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60239019A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07101392A (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-18 | Techno Suupaa Liner Gijutsu Kenkyu Kumiai | 2段式ウォータージェット式ジェット推進船 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2645347B2 (ja) * | 1988-08-16 | 1997-08-25 | 工業技術院長 | 平行x線用露光マスク |
KR100501768B1 (ko) * | 2002-11-30 | 2005-07-18 | 엘지전자 주식회사 | X-선 마스크 및 그 제조 방법 |
-
1984
- 1984-05-11 JP JP59092894A patent/JPS60239019A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07101392A (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-18 | Techno Suupaa Liner Gijutsu Kenkyu Kumiai | 2段式ウォータージェット式ジェット推進船 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60239019A (ja) | 1985-11-27 |
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