JPH0546551A - データ転送装置、データ転送システム及びデータ転送方法 - Google Patents

データ転送装置、データ転送システム及びデータ転送方法

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JPH0546551A
JPH0546551A JP22482891A JP22482891A JPH0546551A JP H0546551 A JPH0546551 A JP H0546551A JP 22482891 A JP22482891 A JP 22482891A JP 22482891 A JP22482891 A JP 22482891A JP H0546551 A JPH0546551 A JP H0546551A
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JP
Japan
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data
clock
line
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data transfer
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Application number
JP22482891A
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English (en)
Inventor
Takuya Nishimura
拓也 西村
Hiroyuki Iizuka
飯塚  裕之
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0546551A publication Critical patent/JPH0546551A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のマイコン間で、データ及びクロックの
2本のラインだけでシリアルデータの送受信を行うこ
と。 【構成】 シリアルデータを送受信するデータ転送装置
100に、パラレルデータを書込又は読出するP/S変
換器111と、クロックライン101の一転送単位のク
ロックをモニタする検出手段130を設ける。又データ
ライン102,103のレベルをH又はLに切換え、デ
ータの転送の可否を相手に送るスイッチ制御手段141
と、送受信モードを指示する送受信制御手段120等を
設ける。送信時は外部から入力されるクロックに基づき
データラインを介して送信する。そしてデータラインを
Lレベルとし、再び次のデータ送信準備を終えるとHレ
ベルにする。受信側がこれを検出し、受信側の再送クロ
ックによりデータ送信を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロプロセッサ,
LSIなどのデータ処理装置の間で一対一の通信、及び
一対多の通信を行なう際に、データラインとクロックラ
インのみでデータ転送を行なうデータ転送装置及びデー
タ転送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データ転送の手法はパラレルデータバス
を用いたパラレル転送とシリアルデータバスを用いたシ
リアル転送とに大別される。パラレル転送は高速のデー
タ転送に向いているが、マイクロプロセッサ(以下マイ
コンという)やLSI等のデバイスのピン数の増大につ
ながる短所がある。オーディオビデオ機器や家庭電気機
器で使用される1チップのマイコンでは、データや制御
信号の転送速度の面から判断するとシリアル転送で十分
であるため、ピン数の削減につながるシリアル転送が広
く用いられている。近年、機器の高機能化に伴い、例え
ばビデオテープレコーダやカメラ一体型ビデオ等の1つ
の製品の中に、複数のマイコンが使用されるようになっ
ている。これらのマイコンは独立して動作するのではな
く、シリアルデータバスを用いて互いにデータ転送を行
いながら動作している。又、マイコンだけでなく、各種
ICやLSIもこのシリアルデータバスに接続可能であ
る。
【0003】以下、従来のデータ転送装置の一例として
マイコンを取り上げ、上述したマイコン間のデータ転送
について説明する。図10は従来のデータ転送装置間で
データ転送を行なうシステムのブロック図である。図1
0において、送信側マイコン1と受信側マイコン2はデ
ータライン3,クロックライン4,応答ライン5で接続
されている。図11は図10のマイコンのデータ転送に
おける各ラインの信号状態を示すタイムチャートであ
る。図11において、(a)に示すクロックは受信側マ
イコン2によってクロックライン4に出力され、(b)
に示すデータ3A,3Bはデータライン3に出力され
る。又図11(c)に示す応答ライン5上の信号レベル
やパルス5Aは送信側マイコン1によって応答ライン5
に出力される。
【0004】以上のように構成された従来の転送装置に
ついて、その動作を図10,図11を用いて説明する。
受信側マイコン2が出力する時刻t1〜t2のクロック4A
に同期して、送信側マイコン1はデータ3Aを出力す
る。データ3Aの出力が一旦終わってデータ3Bの出力
準備が完了すると、送信側マイコン1は応答ライン5上
にパルス5Aを出力する。受信側マイコン2は、応答ラ
イン5のパルス5Aの立ち上がりエッジを検出すると外
部割り込みが発生したと見なし、パルス5Aの立ち上が
り時のタイミングで、送信側マイコン3がデータ3Bの
送信準備を終えたことを知る。受信側マイコン2は受信
準備が完了すると、クロックライン4上に時刻t4〜t5
クロック4Bを出力し、これに同期してデータ3Bの受
信を開始する。このように送信側マイコン1の送信準備
と受信側マイコン2の受信準備の両方が完了してからデ
ータ転送が行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のデ
ータ転送装置では、データライン、クロックライン、応
答ラインの3本がデータ転送に必要である。又、近年に
おけるマイコンを用いた各種機器の小型化はめざまし
く、小型化を実現するために回路基板上の配線ラインを
できるだけ少なくしなければならないという課題を有し
ていた。
【0006】さて、上記の従来例では受信側マイコン2
がクロックを出し、送信側マイコン1が応答ライン5に
パルス5Aを出したが、これとは逆に送信側マイコン1
がクロックを出して、受信側マイコン2が次の受信準備
を完了した時点で応答ライン5にパルスを出力するデー
タ転送方法も考えられる。この場合も同様に3本の信号
ラインが必要となる。更に、このようなデータ転送装置
は、データライン3,クロックライン4,応答ライン5
の3本のラインで構成されるバスに、マイコンが3個以
上接続される場合にも使用できる。この場合は、実際に
データ転送を行なう前に何らかのチップ選択手段を設
け、これによって特定の送信側マイコンと受信側マイコ
ンを夫々1個ずつ選択する必要がある。又、チップ選択
手段によって選択された送信側及び受信側以外のマイコ
ンは、データ転送が行なわれないのでバスに干渉しては
ならない。
【0007】このようなバスを用いたデータ転送におい
て、送信側マイコンが受信側マイコンにクロックを供給
するには、バスを介して接続されるマイコンのうち、送
信側になる可能性のあるマイコン全てがクロック供給手
段を備えていなければならない。又同様に、受信側マイ
コンがクロックを供給する場合には、バスを介して接続
されるマイコンのうち、受信側になる可能性のあるマイ
コン全てがクロック供給手段を備えていなければならな
い。このように従来のデータ転送装置では、多数のマイ
コンが同一バスに接続されている場合、全てのマイコン
がクロック供給能力を備えていなければならないという
問題点を有していた。
【0008】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、データ転送装置に使用する信号
ラインが2本で済み、かつ送信準備,受信準備の両方が
完了してからデータ転送を行なうことが可能なデータ転
送装置を実現することを目的としている。更に、多数の
データ転送装置が同一のバスに接続されているとき、ク
ロックを供給するマイコンを1個に限定できるデータ転
送システムを実現することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、シリアルデータを転送するデータラインと該シリア
ルデータのクロックを転送するクロックラインとを介し
て受信用装置に接続され、該受信用装置にデータを転送
するデータ転送装置であって、一転送単位分のデータの
送信準備が完了した時点でデータライン使用開始命令を
出力し、クロックラインを介して外部から入力されるク
ロックに同期して一転送単位のデータを出力する送信バ
ッファ手段と、送信バッファ手段が一転送単位分のデー
タの出力を終了したことを検出してデータライン使用中
止命令を出力する検出手段と、データラインに接続さ
れ、検出手段よりデータライン使用中止命令が入力され
た後、データライン使用開始命令を入力するまでデータ
ラインを所定の第1の論理レベルに保ち、データライン
使用開始命令を入力してからクロック入力が開始される
までデータラインを第2の論理レベルに保持し、クロッ
クを受信してからデータライン使用中止命令を入力する
まで送信バッファ手段のシリアルデータをデータライン
を介して外部に出力する選択手段と、を具備することを
特徴とするものである。
【0010】本願の請求項2の発明は、シリアルデータ
を受信するデータラインと該シリアルデータのクロック
を受信するクロックラインとを介して送信用装置に接続
され、該送信用装置からデータを受信するデータ転送装
置であって、一転送単位分のデータの受信準備が完了し
た時点でデータ受信命令を出力し、クロックラインを介
して外部から供給されるクロックに同期して一転送単位
のデータを入力する受信バッファ手段と、受信バッファ
手段が一転送単位分のデータの入力を完了したことを検
出して受信停止命令を出力する検出手段と、データライ
ンに接続され、検出手段より受信停止命令が入力された
後、受信命令を入力するまでデータラインを所定の第1
の論理レベルに保ち、受信命令を入力してからクロック
入力が開始されるまでデータラインを第1の論理レベル
から開放するスイッチ手段と、を具備することを特徴と
するものである。
【0011】本願の請求項4の発明は、請求項1記載の
データ転送装置と、請求項2記載のデータ転送装置と、
各データ転送装置のデータ転送に必要なクロックを発生
し、クロックラインに出力するクロック供給装置とがク
ロックラインとデータラインで互いに接続されるデータ
転送システムであって、クロック供給装置は、一転送単
位のデータ転送に必要なクロックを出力した後一定時間
以上経過しており、かつデータラインが第2の論理レベ
ルとなる場合に再び一転送単位分のデータ転送に必要な
クロックを出力することを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項5の発明は、シリアルデータ
を転送するデータラインと該シリアルデータのクロック
を転送するクロックラインとを介して接続されたデータ
を送信するデータ送信装置、クロック供給装置を含む複
数のデータ転送装置間でデータを一転送単位ずつ間欠的
にシリアル転送するデータ転送方法であって、データを
送信するデータ転送装置は、クロックラインを用いて供
給されるクロックに同期して一転送単位のデータをデー
タラインに出力した後、所定時間以内にデータラインを
第1の論理レベルに保持し、次のデータの送信準備が完
了した段階でデータラインを第2の論理レベルに保持
し、クロック供給装置は一転送単位分のクロックを出力
した後一定時間以上経過し、かつデータラインが第2の
論理レベルである場合に一転送単位分のクロックを出力
することを特徴とするものである。
【0013】本願の請求項6の発明は、シリアルデータ
を転送するデータラインと該シリアルデータのクロック
を転送するクロックラインとを介して接続されたデータ
を受信するデータ受信装置、クロック供給装置を含む複
数のデータ転送装置間でデータを一転送単位ずつ間欠的
にシリアル転送するデータ転送方法であって、データを
受信するデータ転送装置は、クロックラインを用いて供
給されるクロックに同期して一転送単位のデータをデー
タラインから入力した後、所定時間以内にデータライン
を第1の論理レベルに保持し、次のデータの受信準備が
完了した段階でデータラインを第1の論理レルとの接続
を開放し、クロック供給装置は一転送単位分のクロック
を出力した後一定時間以上経過し、かつデータラインが
第2の論理レベルである場合に一転送単位分のクロック
を出力することを特徴とするものである。
【0014】本願の請求項7の発明は、シリアルデータ
を転送するデータラインと該シリアルデータのクロック
を転送するクロックラインとを介して接続されたデータ
を送信するデータ送信装置及びデータを受信するデータ
受信装置、クロック供給装置を含む複数のデータ転送装
置間でデータを一転送単位ずつ間欠的にシリアル転送す
るデータ転送方法であって、データを送信するデータ転
送装置は、クロックラインを用いて供給されるクロック
に同期して一転送単位のデータをデータラインに出力し
た後、所定時間以内にデータラインを第1の論理レベル
に保持し、次のデータの送信準備が完了した段階でデー
タライン上を第2の論理レベルに保持し、データを受信
するデータ転送装置は、クロックラインを用いて供給さ
れるクロックに同期して一転送単位のデータをデータラ
インから入力した後、所定時間以内にデータラインを第
1の論理レベルに保持し、次のデータの受信準備が完了
した段階で第1の論理レベルとの接続を開放し、クロッ
ク供給装置は一転送単位分のクロックを出力した後一定
時間以上経過し、かつデータラインが第2の論理レベル
である場合に一転送単位分のクロックを出力することを
特徴とするものである。
【0015】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1及び5
の発明によれば、以下の手順でデータ転送が行われる。
先ず送信側データ転送装置では一転送単位の送信が完了
したことを検出すると、検出手段はデータライン使用中
止命令を出す。このデータライン使用中止命令を受けた
選択手段はデータラインを第1の論理レベルに保つ。そ
して送信バッファ手段は次の一転送単位の送信準備が完
了すると、データライン使用開始命令を出す。このデー
タライン使用開始命令を受けた選択手段は、データライ
ンを第2の論理レベルに切換える。受信側データ転送装
置では、データラインが第2の論理レベルになったのを
検出して、送信側データ転送装置が次の一転送単位の送
信準備を完了したことを知り、クロックの供給を開始す
る。送信バッファ手段はこのクロックに同期して一転送
単位のデータをシリアル出力する。クロックの供給が開
始されたことを検知した選択手段は、送信バッファ手段
のシリアル出力をデータ出力端子を介してデータライン
に出力するようにしている。
【0016】又、本願の請求項2及び6の発明によれ
ば、以下の手順でデータ転送が行われる。先ず、受信側
データ転送装置では、一転送単位の受信が完了したこと
を検出すると、検出手段は受信停止命令を出す。この受
信停止命令を受けた選択手段は、データラインを第1の
論理レベルに切換える。受信バッファ手段は次の一転送
単位の受信準備が完了した時点で受信命令を出す。この
受信命令を受けた選択手段はデータラインを第1の論理
レベルから開放する。これにより、データラインの状態
は送信側データ転送装置に委ねられることになり、送信
側データ転送装置はデータラインが第2の論理レベルに
なると、一転送単位分のクロックと共に次の一転送単位
分のデータ送信を開始する。そして受信バッファ手段は
これを取り込み、受信側データ転送装置では、データラ
インを用いて受信準備が完了したこと送信側データ転送
装置に伝えるようにしている。
【0017】更に、本願の請求項4及び7の発明によれ
ば、データライン,クロックラインの2本で構成される
バスにはクロック供給装置が1台と、少なくとも1台の
請求項1のデータ転送装置と、少なくとも1台の請求項
2のデータ転送装置が接続されると、以下の手順でデー
タ転送が行われる。先ず、複数のデータ転送装置から1
台の送信側データ転送装置と、少なくとも1台の受信側
データ転送装置を決定する。クロック供給装置は、各デ
ータ転送装置が結合されて所定の時間が経過し、且つデ
ータラインの状態が第2の論理レベルになると、一転送
単位分のクロックの供給を開始する。送信側データ転送
装置はこのクロックに同期して一転送単位分のデータを
データラインに送信する。受信側データ転送装置も同様
にこのクロックに同期してデータラインのデータを取り
込む。一転送単位のデータ転送が終了すると、データ転
送に係わる送信側データ転送装置及び受信側データ転送
装置によってデータラインは第1の論理レベルになる。
これらのデータ転送装置の内、送信側データ転送装置は
次のデータ転送準備ができた時点でデータラインを第2
の論理レベルに切換える。又、受信側データ転送装置の
うち、次の一転送単位の受信準備ができると、データラ
インを第1の論理レベルから開放する。これにより、各
データ転送装置が全てデータ転送準備を完了すると、デ
ータラインは第2の論理レベルに戻る。クロック供給装
置は、前回のデータ転送が終了してから所定の時間が経
過しており、且つデータラインが第2の論理レベルにな
ると、全てのデータ転送装置がデータ転送準備が完了し
たことを知る。これによりクロック供給装置は次の一転
送単位分のクロック供給を開始することとなる。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の第1実施例のデータ
転送装置におけるデータ転送を行うシステムのブロック
図である。図1において受信側マイコン11は送信側マ
イコン12とデータライン13及びクロックライン14
で接続されている。送信側マイコン12は請求項1の発
明を具体化したデータ転送装置の一例である。転送デー
タは送信側マイコン12がデータ出力端子12Aを介し
てデータをデータライン13に出力し、受信側マイコン
11は共通のデータライン13からデータを入力し、ク
ロックは受信側マイコン11側からクロックライン14
に出力され、送信側マイコン12のクロック入力端子1
2Bを介して与えられるようシステムが構成されてい
る。
【0019】図2は、送信側マイコン12の通信処理部
の構成を示すブロック図である。図2において送信側マ
イコン12の通信処理部は、送信バッファ手段20,検
出手段30,選択手段40を有している。送信バッファ
手段20は、パラレル/シリアル変換器(以下P/S変
換器という)21とアドレスデコーダ22を含んでい
る。P/S変換器21はライン23を介して書き込み命
令を受けるとデータバス24から一転送単位(本実施例
においては、一転送単位を8ビットと規定する)のパラ
レルデータを取り込み、その信号をシリアルデータに変
換すると共に、クロックライン14から供給されるクロ
ックに同期してライン25を介して選択手段40にデー
タを出力するものである。アドレスデコーダ22は、ア
ドレスバス26からのアドレス信号と、ライン27を介
して書き込み信号が与えられると、P/S変換器21に
書き込み命令を出力し、検出手段30と選択手段40に
ライン28を介してデータライン使用開始命令を出力す
るものである。
【0020】検出手段30は、クロックライン14,ク
ロック入力端子12Bを介して入力されるクロックをカ
ウントするカウンタを有し、1転送単位のクロックのカ
ウントを完了し所定の時間が経過すると、Lレベルのパ
ルスをデータライン使用中止命令としてライン31を介
して選択手段40に出力するものである。選択手段40
は、スイッチ制御手段41と選択スイッチ42を有す
る。スイッチ制御手段41は、クロックライン14のク
ロックと、ライン31のデータライン使用中止命令と、
ライン28のデータライン使用開始命令とを入力し、ラ
イン43を介してスイッチ制御信号を選択スイッチ42
に出力するものである。選択スイッチ42は、スイッチ
制御信号に従ってデータライン13を、第1の論理レベ
ルとなるLレベル端子42Cと、ライン25に接続され
るデータ端子42Bと、第2の論理レベルとなるHレベ
ル端子42Aと、を択一的に切換えるスイッチである。
即ち、スイッチ制御手段41は、データライン使用中止
命令が与えられると、選択スイッチ42をLレベル端子
42Cに切換えるようスイッチ制御信号を出力し、デー
タライン使用開始命令が与えられると、一旦Hレベル端
子42Aに切換えるようスイッチ制御信号を出力し、ク
ロック入力端子12Bからクロックが与えられると、1
転送単位の最初のクロックの立ち下がり時にデータ端子
42Bに切換えるようスイッチ制御信号を出力するもの
である。
【0021】又、図3は、本実施例のマイコン間のデー
タ転送における各ラインの信号状態を表すタイムチャー
トである。図3において、(a)のクロックラインレベ
ルの単位クロック14A及び14Bは、それぞれ8ビッ
ト分のクロックである。又、(b)の単位データ13A
及び13Bは、それぞれ8ビットのデータである。
(c)はライン31のデータ使用中止命令の信号レベル
と到来パルス28Aを示し、(d)はライン28のデー
タライン使用開始命の信号レベルと到来パルス31Aを
示している。
【0022】以上のように構成された第1実施例のデー
タ転送装置について、その動作を説明する。図3におい
て時刻t1から時刻t2にかけて、単位クロック14Aに同
期して単位データ13Aの転送が行なわれているとき、
検出手段30は単位クロック14Aをカウントしてお
り、8ビット分のクロックをカウントし終えるとデータ
ライン使用中止命令として図3(c)に示すパルス28
Aを出力する。スイッチ制御手段41はパルス28Aの
立ち上がりエッジを検出して、ライン43を介してスイ
ッチ制御信号を選択スイッチ42に与え、データライン
13をLレベル端子42Cに接続する。そうすると図3
(b)に示すように時刻t3からデータラインレベルはL
レベルになる。尚、時刻t2〜t3の経過時間は所定の時間
以内でなければならない。なぜなら、所定時間を超えれ
ば受信側マイコンは再び送信側マイコン12が次の送信
準備が完了したものと見なしてしまうからである。つま
り、クロックを供給する装置(本実施例においては受信
側マイコン11)は一転送単位分のクロックを供給し終
えた後、所定時間だけ過ぎた時点でデータライン13の
状態を調べる。もしデータライン13がHレベルである
場合には、送信側マイコン12で次の一転送単位の送信
準備を完了しているものと見なして、受信側マイコン1
1が次の一転送単位分のクロックの供給を開始してしま
う。よって時刻t2〜t3の経過時間が所定値内に収まらな
い場合には、意図するデータ転送ができなくなる。
【0023】さて送信バッファ手段20は、8ビットの
シリアル出力が終了すると図示しないインタラプト発生
回路を用いて、データバス24及びアドレスバス26と
接続される図示しない中央処理装置(以下CPUとい
う)に送信割り込みをかける。この送信割り込みを受け
たCPUは、アドレスバス26とデータバス24とライ
ン27の書き込み信号を用いて次の8ビットの転送デー
タをP/S変換器21に書き込む。即ち、アドレスデコ
ーダ22は、アドレスバス26から与えられるアドレス
が、送信側マイコン12内のP/S変換器21に割り当
てられたアドレスと一致し、かつ書き込み信号をライン
27を介して与えられたとき、書き込み命令を出力す
る。P/S変換器21は、アドレスレコーダ22の書き
込み命令を受けるとデータバス24から8ビット分のデ
ータを取り込み、次のデータの送信準備を行う。
【0024】送信準備が完了すると時刻t4でアドレスデ
コーダ22はデータライン使用開始命令を検出手段30
とスイッチ制御手段41に与える。そうすると検出手段
30は内部のクロックカウンタをクリアし、スイッチ制
御手段41は、スイッチ制御信号を選択スイッチ42に
与え、データライン13をHレベル端子42Aに切換え
る。一方、受信側マイコン11では図3(b)の時刻t4
以降に示すようにデータライン13がHレベルになり、
かつ受信準備が完了すると図3(a)に示すようにクロ
ックライン14に単位クロック14Bの出力を開始す
る。スイッチ制御手段41は、データライン13がHレ
ベルのときにだけクロック立ち下がりエッジをモニタ
し、その他の場合はクロックを無視する。時刻t5におい
て、スイッチ制御手段41はクロックの立ち下がりエッ
ジを検出し、スイッチ制御信号を選択スイッチ42に与
え、データライン13をデータ端子42Bに切換える。
【0025】P/S変換器21は図3(a)に示すよう
にクロックライン14から入力される単位クロック14
Bに同期して、図3(b)の単位データ13Bをシリア
ルに出力する。即ち、クロックの立ち下がる毎にP/S
変換器21内のデータが1ビットずつ出力され、この単
位データ13Bは、選択手段40,データ出力端子12
Aを経てデータライン13へと出力される。
【0026】以上のように第1実施例によれば、一転送
単位の送信が終了してから次の一転送単位の送信準備が
完了するまで、送信側マイコン12がデータライン13
を選択手段40によりLレベルに保ち、送信準備が完了
するとデータライン13のレベルをHレベルに一旦切換
えることにより、受信側マイコン11に伝えてデータを
転送する。このため送信側マイコン12と受信側マイコ
ン11間の必要とされる信号線ラインがデータライン1
3とクロックライン14の2本だけで済むこととなる。
【0027】尚、上記の実施例において、データライン
13の状態を制御するのに選択スイッチ42を用いた
が、例えば、ロジック回路を用いてデータライン13の
状態を制御してもよい。つまり、受信側マイコン11が
データライン13を制御することなくデータライン13
からデータの入力のみを行なう場合には、選択スイッチ
42の代わりにトーテムポール出力又はオープンコレク
タ出力又は3値出力のロジック回路を用いてデータライ
ン13の状態を制御しても構わない。
【0028】次に本発明の第2実施例について図面を参
照しながら説明する。図4は本発明の第2実施例のデー
タ転送装置におけるデータ転送を行うシステムのブロッ
ク図である。図4において第1実施例と同様に受信側マ
イコン51は送信側マイコン52とデータライン53お
よびクロックライン54で接続されている。受信側マイ
コン51は請求項2の発明を具体化したデータ転送装置
の一例である。転送データは送信側マイコン52がデー
タライン53に出力し、受信側マイコン51がデータ入
力端子51Aを介してデータライン53から入力する。
クロックは送信側マイコン52がクロックライン54に
出力し、受信側マイコン51がクロック入力端子51B
を介してクロックライン54から入力するようシステム
が構成されている。
【0029】又、図5は、受信側マイコン51の通信処
理部の構成を示すブロック図である。図5において受信
側マイコン51の通信処理部は、受信バッファ手段6
0、検出手段70、選択手段80を有している。受信バ
ッファ手段60は、シリアル/パラレル変換回路(以下
S/P変換器という)61とアドレスデコーダ62を含
むものである。S/P変換器61は、ライン63を介し
て読出命令を受けると受信した8ビットのシリアルデー
タをデータバス64に一転送単位のパラレルデータに変
換して出力するものである。このS/P変換器61の入
力データはクロックライン54から供給されるクロック
に同期してライン65を介してデータライン53よりシ
リアル入力したものである。アドレスデコーダ62は、
アドレスバス66からのアドレス信号と、ライン67を
介して読出信号とが入力されると、ライン63を介して
S/P変換器61に読出命令を出力し、又ライン68に
受信命令を出力するものである。
【0030】検出手段70は、クロックライン54,ク
ロック入力端子51Bを介して入力されるクロックをカ
ウントするカウンタを有し、1転送単位のクロックのカ
ウントを完了し所定の時間が経過するとLレベルのパル
スを受信停止命令としてライン71を介して選択手段8
0に出力するものである。選択手段80は、スイッチ制
御手段81と選択スイッチ82を含んでいる。スイッチ
制御手段81は、ライン71の受信停止命令及びライン
68の受信命令とを入力し、ライン82を介して選択ス
イッチ82にスイッチ制御信号を出力するものである。
選択スイッチ82は、スイッチ制御信号に従ってデータ
ライン53を接地するか又は開放するかの切換スイッチ
である。即ち、スイッチ制御手段81は、受信停止命令
が与えられると、選択スイッチ82を閉成しデータ入力
ライン53をLレベルに保持するようスイッチ制御信号
を出力し、受信命令が与えられると、選択スイッチ82
を開放するようスイッチ制御信号を出力する。
【0031】又、図6は、本実施例のマイコン間のデー
タ転送における各ラインの信号状態を表すタイムチャー
トである。図6において、(a)のクロックラインレベ
ルに示す単位クロック54A及び54Bは、夫々8ビッ
ト分のクロックである。又、(b)に示す単位データ1
5A及び15Bは、それぞれ8ビットのシリアルデータ
である。(c)は図5のライン71の受信停止命令の信
号レベルと到来パルスを示し、(d)は図5のライン6
8の受信命令の信号レベルと到来パルスを示している。
【0032】以上のように構成された本実施例のデータ
転送装置の動作を説明する。図6において。時刻t1から
時刻t2にかけて、単位クロック54Aに同期して単位デ
ータ15Aの転送が行なわれているとき、検出手段70
は単位クロック54Aをカウントしており、8ビット分
のクロックをカウントし終えると受信停止命令として図
6(c)に示すパルス71Aをスイッチ制御手段81に
与える。次に時刻t3でスイッチ制御手段81は、スイッ
チ制御信号により選択スイッチ82を切換え、データラ
イン53をLレベルに保持する。このため時刻t3におい
てデータライン53はLレベルになる。尚、時刻t2〜t3
の経過時間は所定の値以内でなければならない。なぜな
ら、所定時間を超えるときには送信側マイコン52は、
再び受信側マイコン51が次の受信準備が完了したもの
と見なしてしまうからである。つまり、クロックを供給
する装置(本実施例においては送信側マイコン52)は
一転送単位分のクロックを供給し終えた後、所定時間だ
け過ぎた時点でデータライン53の状態を調べる。もし
データライン53の状態がHレベルである場合には、受
信側マイコン51が受信準備が完了しているものと見な
して、送信側マイコン52が次の一転送単位分のクロッ
クの供給を開始してしまう。よって、時刻t2〜t3の経過
時間が所定値内に収まらない場合には、意図するデータ
転送ができなくなる。
【0033】さて受信バッファ手段60は8ビットのシ
リアル入力が終了すると、図示しないインタラプト発生
回路を用いてCPUに受信割り込みをかける。この受信
割り込みを受けたCPUは、アドレスバス66とデータ
バス64とライン67の読出信号を用いて、受信した8
ビットのデータをS/P変換器61から読みだす。即
ち、アドレスバス66にS/P変換器61のアドレスを
出力し、読出信号を出力する。アドレスデコーダ62
は、アドレスバス66の指し示すアドレスが受信側マイ
コン51内のS/P変換器61に割り当てられたアドレ
スと一致し、かつ読出信号を受け取ったときに、ライン
63により読出命令をS/P変換器61に出力する。
【0034】S/P変換器61は、アドレスレコーダ6
2の読出命令を受けるとデータバス64に8ビットのパ
ラレルデータを出力し、次の受信準備を行う。アドレス
デコーダ62は次のデータの受信準備を終えると、時刻
t4で再び受信命令を検出手段70とスイッチ制御手段8
1に与える。そうすると検出手段70は内部のカウンタ
をクリアし、スイッチ制御手段81はスイッチ制御信号
を選択スイッチ82に与え、データライン53を接地状
態から開放する。送信側マイコン52では図6(b)の
時刻t4以降で示すように、データライン53がHレベル
になり、かつ送信準備が完了すると、図6(a),
(b)に示すように単位クロック54Bと単位データ1
5Bの出力を開始する。S/P変換器61はクロックラ
イン54から入力される単位クロック54Bに同期し
て、単位データ15Bをデータライン53及びデータ入
力端子51Aを介して入力する。データはクロックの立
ち下がりに同期して送られるため、S/P変換器61は
クロックの立ち上がりでデータを読み込む。
【0035】以上のように第2実施例によれば、一転送
単位の受信が終了してから次の一転送単位の受信準備が
完了するまで、受信側マイコン51がデータライン53
を選択手段80によりLレベルに保ち、受信準備が完了
するとデータライン53のレベルをHレベルに一旦切換
えることにより、受信側の状態を送信側マイコンに伝え
てデータを転送する。このため送信側マイコン52と受
信側マイコン51間の必要とされる信号ラインがデータ
ライン53とクロックライン54の2本だけで済む。
【0036】尚、第2実施例において、データライン5
3の状態を制御するのに開閉型の選択スイッチ82を用
いたが、例えばロジック回路を用いてもよい。即ち、オ
ープンコレクタ出力のロジック回路を用いてデータライ
ン53の状態を制御しても構わない。
【0037】次に、本発明の第3実施例について図面を
参照しながら説明する。図7は第3実施例のデータ転送
装置におけるデータ転送部分の構成を示すブロック図で
ある。図7においてデータバス104,アドレスバス1
05,アドレスデコーダ112,選択スイッチ143,
144は、夫々第1又は第2実施例と同一名称であれば
同一機能を有するものとし、これらの詳細な説明は省略
する。本実施例のデータ転送装置100は第1実施例に
おけるデータ転送装置の送信機能と第2実施例における
データ転送装置の受信機能の両方を兼ね備えたものであ
る。
【0038】さて、第3実施例のデータ転送装置100
は、送受信バッファ手段110,送受信制御手段12
0,検出手段130,選択手段140を有している。デ
ータ転送装置100はクロック入力端子100A,デー
タ出力端子100B,データ入力端子100Cを有して
おり、夫々クロックライン101,データ出力ライン1
02,データ入力ライン103と接続されている。デー
タ出力端子100Bはデータ出力ライン102を介しデ
ータ転送装置100から他のデータ転送装置へシリアル
データを送出する出力端である。又データ入力端子10
0Cはデータ入力ライン103を介し他のデータ転送装
置からデータ転送装置100へシリアルデータを受信す
る入力端である。クロック入力端子100Aはデータの
送信及び受信に伴いクロックライン101よりクロック
を受信する入力端である。
【0039】次にデータ転送装置100は、データバス
104,アドレスバス105の他に制御バス106を有
しており、共に送受信バッファ手段110,送受信制御
手段120に接続されている。送受信バッファ手段11
0はP/S変換器111及びアドレスデコーダ112を
有している。アドレスデコーダ112は、アドレスバス
105よりデータ転送装置100内のアドレスが与えら
れると、P/S変換器111にデータバス104から信
号を格納するよう書込命令を与え、又データバス104
にパラレルデータを出力するよう読出命令を与えるもの
である。即ちアドレスデコーダ112は図2のアドレス
デコーダ22及び図5のアドレスデコーダ62の機能を
合わせ持っている。アドレスデコーダ112の2つの出
力は夫々ライン114,115を介し検出手段130及
び選択手段140に与えられる。一方、P/S変換回路
111はデータバス104から与えられるパラレルデー
タを保持し、シリアルデータに変換してライン113に
出力する働きと、ライン103から入力するシリアルデ
ータを保持し、パラレルデータに変換し、その出力をデ
ータバス104に出力する働きをするものであり、シリ
アル出力はライン113を介し選択手段140に与えら
れる。
【0040】次に送受信制御手段120はアドレスデコ
ーダ121及びモードレジスタ122を含んでいる。ア
ドレスデコーダ121はデータ転送装置100における
モードレジスタ122のアドレスを指定するものであ
り、その出力はモードレジスタ122に与えられる。モ
ードレジスタ122は受信又は送信の動作モードを記憶
し、モード信号をライン123を介して選択手段140
に与える。
【0041】次に検出手段130は、クロックライン1
01,クロック入力端子100Aを介して入力されるク
ロックをカウントするカウンタを有し、1転送単位のク
ロックのカウントを完了し所定の時間が経過すると、受
信又は動作モードに応じてライン131又は132を介
し選択手段140にLレベルのパルスを送出する。即
ち、検出手段130は図2及び図5の検出手段30及び
70の機能を合わせ持っている。
【0042】又、選択手段140はスイッチ制御手段1
41と出力制御信号のライン142を介し接続される選
択スイッチ143、144を有している。選択スイッチ
144はライン142のスイッチ制御信号により、デー
タ出力ライン102をHレベル端子144A,データ端
子144B,Lレベル端子144Cに択一的に切換える
スイッチである。又選択スイッチ143は同じくライン
142のスイッチ制御信号によりデータ入力ライン10
3を接地するか又は接地から開放する切換スイッチであ
る。即ち、スイッチ制御手段141は図2及び図5のス
イッチ制御手段41及び81の両機能を合わせ持ってい
る。
【0043】以上のように構成された本実施例のデータ
転送装置について、その動作を説明する。図7において
データの送信を行う場合には、まずデータ転送装置10
0内に設けられた図示しないCPUにより、モードレジ
スタ122にモードデータが書込まれる。モードレジス
タ122はスイッチ制御手段141にライン123を介
し送信モードを指定すると、スイッチ制御手段141は
選択スイッチ143を閉成しデータ入力ライン103を
接地する。一方、データバス104よりパラレルデータ
がP/S変換器111に格納され送信準備が完了する
と、アドレスデコーダ112よりデータライン使用開始
命令がライン114を介してスイッチ制御手段141に
与えられる。このときスイッチ制御手段141はライン
142を介し選択スイッチ144をHレベル端子144
Aに切換え、データ出力ライン102をHレベルにす
る。そうすると他のデータ転送装置からクロックライン
101を介しクロックがデータ転送装置100に与えら
れる。このときスイッチ制御手段141は到来するクロ
ックの最初の立下りエッジを検出し、再びライン142
を介しスイッチ制御信号を与え、選択スイッチ144を
データ端子144Bに切換える。次にP/S変換器11
1に格納されたパラレルデータがシリアルデータに変換
され、ライン113を介しデータ出力端子100Bに与
えられ、データ出力ライン102を経て受信側のデータ
転送装置に送られる。
【0044】次に、データの受信を行う場合にはCPU
がモードレジスタ122に受信モードを指示する。そし
てモードレジスタ122にはスイッチ制御手段141に
受信モードを指定する。受信準備が完了するとアドレス
デコーダ112はライン115を介して受信命令をスイ
ッチ制御手段141に与える。そうするとスイッチ制御
手段141は選択スイッチ143にスイッチ制御信号を
送り、データ入力ライン103を接地状態から切り離
す。
【0045】一方、データ転送装置100に接続された
送信側のデータ転送装置では、データ入力ライン103
がHレベルになったことを検出し、クロックライン10
1を介しクロックをデータ転送装置100に送る。そし
てP/S変換器111は送信側のクロックに同期してシ
リアルデータを取り込む。検出手段130は1転送ライ
ンのクロック数をカウントすると、ライン132を介し
てスイッチ制御手段141に受信停止命令を与える。そ
うするとスイッチ制御手段141は選択スイッチ143
を再び接地し、最初のデータ受信を完了する。次にP/
S変換器111では格納されたシリアルデータをパラレ
ルデータに変換し、データバス104を介しデータが出
力される。
【0046】以上のように第3実施例によれば、受信又
は送信のモードデータに従ってスイッチ制御手段141
により選択スイッチ143,144が切換えられ、第1
実施例に述べた送信機能と第2実施例に述べた受信機能
の両方を合わせ持つデータ転送装置を実現することがで
きる。
【0047】尚、上記第3実施例において、データ転送
装置100では、データ転送に用いるラインをクロック
ライン101,データ出力ライン102,データ入力ラ
イン103の3本としたが、信号ラインの数は3本に限
らない。つまり、データ入力ライン103とデータ出力
ライン102とは、データ転送装置100の外部で接続
されていてもよい。又このときデータ入力端子100C
とデータ出力端子100Bの2つをまとめてデータ入出
力端子に置き換えてもよい。この場合には選択スイッチ
144の出力とP/S変換器111の入力とが内部で接
続されている必要がある。
【0048】又、上記第2,第3実施例においてはデー
タライン53,データ入力ライン103をLレベルに保
つために夫々選択スイッチ82,143を用いてデータ
ライン53,データ入力ライン103を接地したが、こ
のような接続状態を、データライン53,データ入力ラ
イン103を夫々S/P変換器61,P/S変換器11
1との接続を切断する状態に置き換えても良い。即ち、
スイッチ制御手段81,141の信号によってデータ入
力端子51A,100Cを夫々接地するか、もしくはS
/P変換器61,P/S変換器111に夫々接続するス
イッチ回路を選択スイッチ82,143の代わりに用い
てもよい。
【0049】更に、上記第1,第2,第3実施例におい
て、検出手段はクロックの数をカウントして一転送単位
のデータの転送の完了を検出していたが、一転送単位分
のデータ転送完了を検出する手段はこれには限らない。
例えば、クロックラインがHレベルである時間、即ちク
ロックが入力されない時間が一定の時間以上であること
によって一転送単位のデータ転送完了を検出することも
可能である。
【0050】次に、本発明の第4実施例について図面を
参照しながら説明する。図8は本発明の第4実施例のデ
ータ転送システムのブロック図である。図8においてデ
ータ転送装置となるマイコン210,220,230,
240は、共通のクロックライン201と共通のデータ
ライン202に接続されている。本実施例においては、
マイコン210が端子211よりクロックライン201
にクロックを供給し、マイコン220が端子222より
データライン202にデータを送信し、マイコン230
が端子232よりデータライン202にデータを受信す
ることにより、データ転送が行なわれる場合を想定して
いる。即ち、マイコン220が請求項1記載のデータ転
送装置に、マイコン230が請求項2記載のデータ転送
装置に夫々対応する。クロック供給装置としてのマイコ
ン210がクロックライン201にクロックを出力し、
他のマイコン220,230が夫々クロックライン20
1よりクロックを入力する。又、図9は本実施例におけ
るマイコン間のデータ転送における各ラインの信号状態
を表すタイムチャートである。図9(a)に示す単位ク
ロック201A,201Bは夫々一転送単位分のクロッ
クである。この単位クロック201A,201Bは、マ
イコン210によってクロックライン201に出力され
る。図9(b)に示す単位データ202A,202Bは
夫々一転送単位分のデータであり、マイコン220によ
ってデータライン202に出力されるようシステムが構
成されている。
【0051】このように構成された第4実施例のデータ
転送システムの動作について説明する。図9において時
刻t1から時刻t2にかけて、単位クロック201Aに同期
して単位データ202Aの転送が行なわれているものと
する。図9(c)に示すように、時刻t2において、送信
側のマイコン220が単位データ202Aの転送を終了
すると、一定時間経過した時刻t4にデータライン202
をLレベルに接続する。又、受信側のマイコン230も
時刻t2で単位データ202Aの転送を完了したことを単
位クロック201Aをカウントすることにより検出し、
図9(b)の時刻t3で示すようにデータライン202を
Lレベルに接続する。マイコン220及びマイコン23
0の夫々の検出手段が互いに一転送単位のデータ転送が
終了したことを検出してから、実際にデータライン20
2にLレベルの信号を出力するまでの時間は、個々のマ
イコンによって異なる可能性がある。実際にはデータラ
イン202の信号レベルは、データ転送に関わるいずれ
かのマイコンが先にデータライン202にLレベルの信
号を与えると、図9(b)の時刻t3で示すようにその時
点でLレベルになる。
【0052】さて、マイコン220が次の単位データ2
02Bの送信準備を終えると、時刻t5でデータライン2
02にHレベルの信号を与える。又、マイコン230
は、次の単位データ202Bの受信準備が完了すると、
時刻t6でデータライン202をLレベルから開放する。
これら2つの切換え動作は、どちらが先に行われるかは
一般に特定できない。つまり、本実施例においてデータ
送信装置,データ受信装置となる各マイコンは夫々送信
割り込み,受信割り込みの生じる時点でP/S変換器と
CPUとのデータの授受を行ない、このデータ授受が完
了すると次のデータ転送準備が夫々なされる。この割り
込み発生からデータ転送準備の完了までの時間は、個々
のマイコンによって異なり、割り込みの優先順位や割り
込み処理ルーチン内のプログラム等の様々な条件によっ
て左右されるので、送信側,受信側のデータ転送準備は
どちらが先に完了するかを特定できない。
【0053】両者のデータ転送準備のうち、どちらか一
方が完了してもデータラインはLレベルのままであり、
双方が完了した時点で初めてデータラインはHレベルに
戻る。図9(c)に示すように時刻t5においてマイコン
220が送信準備を完了し、(d)に示すように時刻t6
にマイコン230が受信準備を完了する。従って、
(b)に示すように実際のデータラインは、時刻t6にお
いてHレベルに戻ることになる。マイコン210は、最
初の単位クロック201Aの供給が完了してから所定の
時間が経過しており、かつデータライン202のレベル
がHレベルになったことを時刻t6以降に検出する。ここ
でいう所定時間は、データ転送が終了してからマイコン
220,230が夫々時刻t4,t3で示すようにデータラ
イン202をLレベルに駆動するまでの最大時間よりも
長くなくてはならない。データ転送準備の完了を時刻t6
以降に検知したマイコン210は、単位クロック201
Bの供給を時刻t7より開始する。マイコン220とマイ
コン230はこの単位クロック201Bに同期してそれ
ぞれ次の単位データ202Bの送信,受信を時刻t8まで
行なう。
【0054】以上のように本実施例によれば、単位クロ
ックの供給が終了してから所定の時間が経過して、かつ
データラインレベルがHレベルとなったことを検出する
と、次の単位クロックの供給を開始するクロック供給装
置(マイコン210)と、請求項1記載のデータ転送装
置と、請求項2記載のデータ転送装置とを設ける。この
ことにより、送信側マイコンの送信準備と受信側マイコ
ンの受信準備の両方が完了したことを互いに確認し、デ
ータラインとクロックラインの2本だけを用いて一転送
単位のデータを間欠的に転送することができる。
【0055】尚、本実施例では、クロック供給装置とな
るマイコン1台と、送信側のマイコン1台と、受信側マ
イコン1台とをデータラインおよびクロックラインを介
して接続し、1対1のデータ転送について説明したが、
本発明のデータ転送システムを用いたデータ転送は1対
1のデータ転送に限らず、同一バス内で受信を行なうマ
イコンは複数個設けてもよい。この場合は、送信側マイ
コンと全ての受信側マイコンが、一転送単位のデータ転
送が終了したことを検出した時点でデータラインをLレ
ベルに駆動する。そして次のデータ転送の準備が完了し
た各マイコンは、データラインをLレベルに保持するこ
とを中止するか、又はこのデータラインをHレベルに駆
動する。データラインは各マイコン間でワイヤードアン
ドで接続されているため、クロック供給装置となるマイ
コンはデータラインがHレベルになったこと検出して他
のマイコンが転送準備を完了したことを知ることができ
る。これによって、本実施例のデータ転送システムによ
って1対多の同報通信を実現することが可能となる。
又、1台のマイコンが送信と受信の両方を行なうのであ
れば、第3実施例に述べたデータ転送装置を用いればよ
い。
【0056】尚、上記第1〜4の各実施例において、デ
ータ転送装置としてマイコンを例に説明したが、マイコ
ンに限らない。例えば、シリアル入出力のEEPROM
やRAM等の汎用LSIや、DSP(デジタルシグナル
プロッセッサー)等の専用LSIにも適用することも可
能である。又、上記第4実施例ではスイッチ回路を用い
てデータラインを制御するように説明したが、ロジック
回路を用いて実現することも可能である。この場合、ロ
ジック回路の出力段は送信側,受信側ともにオープンコ
レクタで実現することが望ましいが、システム全体でプ
ロトコルを規定するのであればデータラインの駆動に3
値出力を用いることも可能である。
【0057】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1及び5の発明によれば、データラインとクロックライ
ンで接続された複数のデータ転送装置間でデータを一転
送単位ずつ間欠的にシリアル転送するに際し、データを
送信するデータ転送装置はクロックラインから供給され
るクロックに同期して一転送単位のデータをデータライ
ンに出力したのち所定時間以内にデータラインを第1の
論理レベルに切換える。そしてデータ転送装置は次のデ
ータの送信準備が完了した段階でデータラインを第2の
論理レベルに切換え、クロック供給装置が一転送単位分
のクロックを出力したのち所定時間以上経過し、かつデ
ータラインが第2の論理レベルである場合に一転送単位
分のクロックを出力するようにしている。それ故、信号
ラインがデータラインとクロックラインの2本だけで済
むという効果が得られる。
【0057】更に、本願の請求項2及び6の発明によれ
ば、データ転送装置は、データラインとクロックライン
で接続された複数のデータ転送装置間でデータを一転送
単位ずつ間欠的にシリアル転送するに際し、クロックラ
インを用いて供給されるクロックに同期して一転送単位
のデータを入力した後、所定時間以内にデータラインを
第1の論理レベルに切換える。データ転送装置は次のデ
ータの受信準備が完了した段階で第1の論理レベルとの
接続を開放し、クロック供給装置が一転送単位分のクロ
ックを出力したのち所定時間以上経過し、かつデータラ
インが第2の論理レベルである場合に、一転送単位分の
クロックを出力するようにしている。受信側のデータ転
送装置の受信準備が完了したことを送信側のデータ転送
装置が確認を行うことにより、一転送単位のデータを間
欠的に転送する際に必要とされる信号ラインがデータラ
インとクロックラインの2本だけで済むという効果が得
られる。
【0058】又、本願の請求項4及び7の発明によれ
ば、データ転送システムは、データラインとクロックラ
インで接続された複数のデータ転送装置間でデータを一
転送単位ずつ間欠的にシリアル転送する。このとき、デ
ータを送信するデータ転送装置はクロックラインを用い
て供給されるクロックに同期して一転送単位のデータを
データラインに出力した後、所定時間以内にデータライ
ンを第1の論理レベルにに切換え、そして次のデータの
送信準備が完了した段階でデータラインを第2の論理レ
ベルに保持する。又データを受信するデータ転送装置
は、クロックラインを用いて供給されるクロックに同期
して一転送単位のデータをデータラインから入力した
後、所定時間以内にデータラインを第1の論理レベルに
する。次のデータの受信準備が完了した段階で第1の論
理レベルとの接続を開放している。そしてクロックを出
力するクロック供給装置は、一転送単位分のクロックを
出力したのち所定時間以上経過し、かつデータラインが
第2の論理レベルである場合に一転送単位分のクロック
を出力するようにしている。このようなデータ転送方法
を用いることにより、一転送単位のデータを間欠的に転
送する際に、必要とされる信号ラインがデータラインと
クロックラインの2本だけで済むという効果が得られ
る。又同一バス内に3台以上のデータ転送装置が接続さ
れている場合にもクロック供給能力が要求されるデータ
転送装置が1台で済むデータ転送システムを実現するこ
とができる。更に、以上のデータ転送システムを用いて
同報通信を行なう際にも、通信に関わる全てのデータ転
送装置の転送準備ができたことを確認しながらデータ転
送を行なうことができるという優れたデータ転送システ
ムを実現することができる。
【0059】以上の何れの発明によっても、回路基板に
複数のマイコンを設けて各マイコン間でデータ転送する
に際し、配線ラインの数を低減することができるのでマ
イコンを用いた各種機器の実装密度を高めることにより
小型化を容易に実現できる効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるデータ転送装置間
の接続図である。
【図2】本発明の第1実施例におけるデータ転送装置の
通信処理部の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例におけるデータ転送の各ラ
インの信号状態を表すタイムチャートである。
【図4】本発明の第2実施例におけるデータ転送装置間
の接続図である。
【図5】本発明の第2実施例におけるデータ転送装置の
通信処理部の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2実施例におけるデータ転送の各ラ
インの信号状態を表すタイムチャートである。
【図7】本発明の第3実施例におけるデータ転送装置の
通信処理部の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4実施例におけるデータ転送システ
ムのデータ転送装置間の接続図である。
【図9】本発明の第4実施例におけるデータ転送システ
ムの各ラインの信号状態を表すタイムチャートである。
【図10】従来のデータ転送装置間の接続図である。
【図11】従来のデータ転送装置における各ラインの信
号状態を表すタイムチャートである。
【符号の説明】
11,51,100,220,230,240 データ
転送装置 13,53,202 データライン 14,54,101,201 クロックライン 20 送信バッファ手段 21,111 P/S変換器 22,62,112,121 アドレスデコーダ 24,64,104 データバス 26,66,105 アドレスバス 30,70,130 検出手段 40,80,140 選択手段 41,81,141 スイッチ制御手段 42,82,143,144 選択スイッチ 60 受信バッファ手段 61 S/P変換器 106 制御バス 110 送受信バッファ手段 120 送受信制御手段 122 モードレジスタ 210 クロック供給装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアルデータを転送するデータライン
    と該シリアルデータのクロックを転送するクロックライ
    ンとを介して受信用装置に接続され、該受信用装置にデ
    ータを転送するデータ転送装置において、 一転送単位分のデータの送信準備が完了した時点でデー
    タライン使用開始命令を出力し、前記クロックラインを
    介して外部から入力されるクロックに同期して前記一転
    送単位のデータを出力する送信バッファ手段と、 前記送信バッファ手段が一転送単位分のデータの出力を
    終了したことを検出してデータライン使用中止命令を出
    力する検出手段と、 前記データラインに接続され、前記検出手段よりデータ
    ライン使用中止命令が入力された後、前記データライン
    使用開始命令を入力するまで前記データラインを所定の
    第1の論理レベルに保ち、前記データライン使用開始命
    令を入力してから前記クロック入力が開始されるまで前
    記データラインを第2の論理レベルに保持し、前記クロ
    ックを受信してから前記データライン使用中止命令を入
    力するまで前記送信バッファ手段のシリアルデータをデ
    ータラインを介して外部に出力する選択手段と、を具備
    することを特徴とするデータ転送装置。
  2. 【請求項2】 シリアルデータを受信するデータライン
    と該シリアルデータのクロックを受信するクロックライ
    ンとを介して送信用装置に接続され、該送信用装置から
    データを受信するデータ転送装置において、 一転送単位分のデータの受信準備が完了した時点でデー
    タ受信命令を出力し、 前記クロックラインを介して外部から供給されるクロッ
    クに同期して前記一転送単位のデータを入力する受信バ
    ッファ手段と、 前記受信バッファ手段が一転送単位分のデータの入力を
    完了したことを検出して受信停止命令を出力する検出手
    段と、 前記データラインに接続され、前記検出手段より受信停
    止命令が入力された後、前記受信命令を入力するまで前
    記データラインを所定の第1の論理レベルに保ち、前記
    受信命令を入力してから前記クロック入力が開始される
    まで前記データラインを第1の論理レベルから開放する
    スイッチ手段と、を具備することを特徴とするデータ転
    送装置。
  3. 【請求項3】前記検出手段は、クロックラインから入力
    されるクロックの数を計数するカウンタを有し、一転送
    単位のデータ転送の終了を検出することを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載のデータ転送装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のデータ転送装置と、請求項
    2記載のデータ転送装置と、前記各データ転送装置のデ
    ータ転送に必要なクロックを発生し、前記クロックライ
    ンに出力するクロック供給装置とが前記クロックライン
    と前記データラインで互いに接続されるデータ転送シス
    テムであって、 前記クロック供給装置は、一転送単位のデータ転送に必
    要なクロックを出力した後一定時間以上経過しており、
    かつ前記データラインが前記第2の論理レベルとなる場
    合に再び一転送単位分のデータ転送に必要なクロックを
    出力することを特徴とするデータ転送システム。
  5. 【請求項5】シリアルデータを転送するデータラインと
    該シリアルデータのクロックを転送するクロックライン
    とを介して接続されたデータを送信するデータ送信装
    置、クロック供給装置を含む複数のデータ転送装置間で
    データを一転送単位ずつ間欠的にシリアル転送するデー
    タ転送方法であって、 データを送信するデータ転送装置は、前記クロックライ
    ンを用いて供給されるクロックに同期して一転送単位の
    データを前記データラインに出力した後、所定時間以内
    に前記データラインを前記第1の論理レベルに保持し、 次のデータの送信準備が完了した段階で前記データライ
    ンを前記第2の論理レベルに保持し、 前記クロック供給装置は一転送単位分のクロックを出力
    した後一定時間以上経過し、かつ前記データラインが前
    記第2の論理レベルである場合に一転送単位分のクロッ
    クを出力することを特徴とするデータ転送方法。
  6. 【請求項6】シリアルデータを転送するデータラインと
    該シリアルデータのクロックを転送するクロックライン
    とを介して接続されたデータを受信するデータ受信装
    置、クロック供給装置を含む複数のデータ転送装置間で
    データを一転送単位ずつ間欠的にシリアル転送するデー
    タ転送方法であって、 データを受信するデータ転送装置は、前記クロックライ
    ンを用いて供給されるクロックに同期して一転送単位の
    データを前記データラインから入力した後、所定時間以
    内に前記データラインを前記第1の論理レベルに保持
    し、 次のデータの受信準備が完了した段階で前記データライ
    ンを前記第1の論理レルとの接続を開放し、 前記クロック供給装置は一転送単位分のクロックを出力
    した後一定時間以上経過し、かつ前記データラインが前
    記第2の論理レベルである場合に一転送単位分のクロッ
    クを出力することを特徴とするデータ転送方法。
  7. 【請求項7】シリアルデータを転送するデータラインと
    該シリアルデータのクロックを転送するクロックライン
    とを介して接続されたデータを送信するデータ送信装置
    及びデータを受信するデータ受信装置、クロック供給装
    置を含む複数のデータ転送装置間でデータを一転送単位
    ずつ間欠的にシリアル転送するデータ転送方法であっ
    て、 データを送信するデータ転送装置は、前記クロックライ
    ンを用いて供給されるクロックに同期して一転送単位の
    データを前記データラインに出力した後、所定時間以内
    に前記データラインを前記第1の論理レベルに保持し、 次のデータの送信準備が完了した段階で前記データライ
    ン上を前記第2の論理レベルに保持し、 データを受信するデータ転送装置は、前記クロックライ
    ンを用いて供給されるクロックに同期して一転送単位の
    データを前記データラインから入力した後、所定時間以
    内に前記データラインを前記第1の論理レベルに保持
    し、 次のデータの受信準備が完了した段階で前記第1の論理
    レベルとの接続を開放し、 前記クロック供給装置は一転送単位分のクロックを出力
    した後一定時間以上経過し、かつ前記データラインが前
    記第2の論理レベルである場合に一転送単位分のクロッ
    クを出力することを特徴とするデータ転送方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997040585A1 (fr) * 1996-04-19 1997-10-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Recepteur de signaux a haute frequence
JP2016513943A (ja) * 2013-03-14 2016-05-16 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated シリアル通信のためのシステムおよび方法

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