JP2016513943A - シリアル通信のためのシステムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

本開示は、ワイヤレス通信デバイスならびに他の用途での使用に適した、ポイントツーポイント2ラインシリアルインターフェース(TSI)を含む。TSIは、待ち時間が低減したあるタイプのメッセージと、待ち時間が増加した他のメッセージとの配信を達成するために、複数のフレームフォーマットを提供するプロトコルを使用することができる。さらに、マスタは読出しを開始するが、スレーブ回路はTSIを介してリアルタイムにマスタにシグナリングすることができる。

Description

関連出願
[001]本出願は、本明細書の譲受人に譲渡され、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、「Systems And Methods For Serial Communication」と題する、2013年3月14日に出願された、米国特許出願第13/829,748号の利益および優先権を主張する。
[002]本発明は、一般に、集積回路で使用するために、たとえば、2つのラインバスインターフェースを使用する構成要素間のシリアル通信のために構成されたシリアル通信システムに関する。
[003]電子部品は、多くの場合、集積回路(IC)のグループが、特定の機能を実行するように構成された各チップと一緒に動作する、チップセットベースの設計アーキテクチャを備えている。たとえば、ワイヤレス通信デバイスとの関連で、ベースバンドプロセッサは、1つまたは複数の無線周波数(RF)、または他の構成要素とインターフェースすることができる。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号を、しばしばデジタル形式で生成して受信することができる。1つまたは複数の集積回路(IC)は、アナログからデジタルへの変換、デジタルからアナログへの変換、フィルタイング、増幅、アップコンバージョン、ダウンコンバージョンなどの機能、および他の多くの機能を提供するために展開され得る。様々なパラメータおよびコマンドは、それぞれの副構成要素の調整および制御機能を提供しているベースバンドプロセッサなどに関して、これらのデバイス間に書かれ得る。同様に、ベースバンドプロセッサは、1つまたは複数の補助構成要素(RF ICなど)から、パラメータと他のデータとを受信する(すなわち、読み出す)必要がある場合がある。ワイヤレス通信デバイスとの関連で説明されているが、同様の関係は、通信分野の外のデバイスにも展開され得る。
[004]たとえば、モバイルワイヤレス通信デバイスでは、ホストCPUおよび関連付けられる回路があるチップ上で提供され得るが、RFトランシーバは別のチップ上で提供され得る。そのような設計は、データの転送を可能にするために、チップ間の1つまたは複数の適切なインターフェースを必要とする場合がある。典型的に、これらのインターフェースは、帯域幅と待ち時間とを含む様々な要件の影響下にある。インターフェースの設計に応じて、1つまたは複数のワイヤを含み得る。各ライン、またはワイヤは、接続されたICの入力/出力ピンを消費するので、重要な性能特性を満たしつつ、インターフェースによって使用されるワイヤの数を減らすことが望ましい場合がある。
[005]従来技術では、マスタデバイスと1つまたは複数のスレーブデバイス(すなわち3ワイヤインタフェース)との間で通信を行うために3つの信号を使用する、シリアルバスインタフェース(SBI)プロトコルが展開されている。SBIプロトコルは、複数のスレーブが1つのインターフェースを共有することを可能にすることができるが、いくつかの構成要素は、共有されたインターフェース上の他の構成要素の活動に対する感度を示している。したがって、いくつかのSBIインターフェースは、そのような干渉を回避するために、単一のマスタデバイスと単一のスレーブデバイスとに展開されている。説明したように、さらなるインターフェースを追加することは、さらなるインターフェースごとにマスタデバイスに3つのピン(またはパッド)の追加を必要とする場合がある。これは、ダイのサイズの増加、ピンの数の増加等のために、さらなる複雑性および/またはコストを追加する場合がある。他の従来のシリアルインターフェースは、より一層高いピン要件を有する場合がある。
[006]したがって、RFトランシーバモジュール、ならびに他のアプリケーションを制御するために適した2ラインポイントツーポイントのシリアルインターフェースが必要とされている。また、いくつかのタイプの情報を低減された待ち時間で優先的に配信することができるインターフェースも必要とされている。さらに、低減されたピンの数を有するシリアル通信システムが必要とされている。本開示のシステムおよび方法は、これらおよび他のニーズを満たす。
[007]本明細書は、第1のラインと第2のラインとを含む2ラインインターフェースを介したマスタ回路とスレーブ回路との間の通信のための方法を開示する。そのような方法は、第1のラインがマスタ回路によって駆動されておらず、またスレーブ回路によって駆動されていない場合、第1のラインを第1の論理値にバイアスすることと、マスタ回路によって第2のラインを第1の論理値で駆動することと、スレーブ回路に第1のラインの制御を提供することと、マスタ回路によって第2のライン上のクロック信号を駆動することと、スレーブ回路によってクロック信号を検出することと、マスタ回路によって第1のライン上のビットの第1のシーケンスを駆動することと、スレーブ回路によってビットの第1のシーケンスをサンプリングすることとを含み得る。さらに、スレーブ回路は、コマンドプリフィックスの値に基づいて、スレーブ回路でコマンドプリフィックスの長さおよび識別を決定することができる。さらに、ビットの第1のシーケンスは、コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを含むことができ、データフィールドは、あらかじめ定められた数のデータビットを有する。
[008]別の態様では、ビットの第1のシーケンスは、長さフィールドと、コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを含むことができ、長さフィールドは、データフィールド内のデータビットの数を指定する。さらに、第1のラインの制御は、ビットの第1のシーケンスを駆動した後に、スレーブ回路に返され得る。さらに、スレーブ回路は、第1のラインの制御がスレーブ回路に返された後に、第1のライン上のビットの第2のシーケンスを駆動することができる。
[009]本開示の方法はまた、第2のライン上のクロック信号を駆動する前に、スレーブ回路によって第1のラインを第2の論理値に駆動することと、マスタ回路によって第1のライン上の第2の論理値を検出することとを含むことができ、ここにおいて、第2の論理値を検出すると、マスタ回路が第2上のクロック信号を駆動する。さらに、ビットの第1のシーケンスは、1ビットで構成されるコマンドプリフィックスと、コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを含むことができ、データフィールドは、あらかじめ定められた数のビットを有する。さらに、マスタ回路は、ビットの第1のシーケンスを駆動する前にエラーを検出することができ、したがって、ビットの第1のシーケンスは、マスタ回路によって第1の論理値で駆動される第1のビットを有するコマンドプリフィックスと、第1のラインバイアスから第1の論理値で駆動される複数の連続するビットとを含み得る。そのような実施形態では、スレーブ回路は、コマンドプリフィックスのビットの値に基づいて、コマンドの長さおよび識別を決定することができ、また、第1のラインの制御がスレーブ回路に返された後に、第1のライン上のあらかじめ定められたパターンを有するビットの第2のシーケンスを駆動することができる。それに応じて、マスタ回路は、マスタ回路によってあらかじめ定められたパターンを検出して、プレディファインされたパターンを検出することに基づいて第2のラインを第1の論理値で駆動することができる。
[0010]別の態様では、本方法は、コマンドプリフィックスを駆動することと、コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを駆動することと、ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装されたマスタ回路と、ワイヤレストランシーバに実装されたスレーブ回路との間の受信利得調節を駆動することとを含み得る。さらに、第1のラインは、第2のライン上のクロック信号を駆動する前に、スレーブ回路によって第2の論理値に駆動されてよく、マスタ回路は、マスタ回路が第2の論理値の検出に基づいて第2のライン上のクロック信号を駆動することができるように、第1のライン上の第2の論理値を検出することができる。ワイヤレストランシーバは、スレーブ回路が、検出に応答して第1のラインを第2の論理値に駆動できるように、無線周波数(RF)飽和状態を検出することができる。
[0011]別の態様では、ビットの第1のシーケンスを駆動することは、ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装されたマスタ回路と、Bluetooth(登録商標)トランシーバに実装されたスレーブ回路との間の共存メッセージを駆動することを含み得る。
[0012]本開示はまた、マスタ回路、スレーブ回路、マスタ回路とスレーブ回路との間の第1のライン、マスタ回路とスレーブ回路との間の第2のラインを有するシリアル通信インターフェースなどの、通信のためのシステムを含み、ここにおいて、インターフェースが、第1のラインがマスタ回路によって駆動されておらず、またスレーブ回路によって駆動されていない場合、第1のラインを第1の論理値にバイアスすることができ、ここにおいて、マスタ回路が、クロック信号と第1の論理値とのうちの1つで第2のラインを選択的に駆動することができ、ここにおいて、マスタ回路が第2のラインを第1の論理値で駆動している場合、スレーブ回路が、第1のラインを制御することができ、ここにおいて、マスタ回路が、第2のライン上のクロック信号を駆動した後で、ビットの第1のシーケンスを第1のライン上のスレーブ回路に送信することができ、ここにおいて、スレーブ回路が、第2のライン上のクロック信号を検出した後に、ビットの第1のシーケンスをサンプリングすることができる。スレーブ回路は、コマンドプリフィックスの値に基づいて、スレーブ回路でコマンドの長さおよび識別を決定することができる。さらに、ビットの第1のシーケンスは、コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを含むことができ、データフィールドは、あらかじめ定められた数のデータビットを有する。
[0013]別の態様では、ビットの第1のシーケンスは、長さフィールドと、コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを含むことができ、長さフィールドは、データフィールド内のデータビットの数を指定する。さらに、第1のラインの制御は、ビットの第1のシーケンスを駆動した後に、スレーブ回路に返され得る。さらに、スレーブ回路は、第1のラインの制御がスレーブ回路に返された後に、第1のライン上のビットの第2のシーケンスを駆動することができる。
[0014]他の態様では、マスタ回路が第2のラインを第1の論理値で駆動している間に、スレーブ回路は第2の論理値に第1のラインを駆動することができ、マスタ回路は、第1のライン上の第2の論理値を検出して、第2の論理値を検出すると、第2のライン上のクロック信号を駆動することができる。さらに、ビットの第1のシーケンスは、1ビットで構成されるコマンドプリフィックスと、コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを含むことができ、データフィールドは、あらかじめ定められた数のビットを有する。さらに、マスタ回路は、ビットの第1のシーケンスを駆動する前にエラーを検出することができ、したがって、ビットの第1のシーケンスは、マスタ回路によって第1の論理値で駆動される第1のビットを有するコマンドプリフィックスと、第1のラインバイアスによって第1の論理値で駆動される複数の連続するビットとを含み得る。そのような実施形態では、スレーブ回路は、コマンドプリフィックスの値に基づいて、コマンドの長さおよび識別を決定することができ、また、第1のラインの制御がスレーブ回路に返された後に、第1のライン上のあらかじめ定められたパターンを有するビットの第2のシーケンスを駆動することができる。それに応じて、マスタ回路は、マスタ回路によってあらかじめ定められたパターンを検出して、あらかじめ定められたパターンを検出することに基づいて、第2のラインを第1の論理値で駆動することができる。
[0015]一実施形態では、マスタ回路は、ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装されてよく、スレーブ回路は、ワイヤレストランシーバに実装されてよい。たとえば、マスタ回路は、コマンドプリフィックスを駆動することと、コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを駆動することと、ワイヤレストランシーバの受信利得調節を駆動することとによって、ビットの第1のシーケンスを駆動することができる。さらに、スレーブ回路は第1のラインを第2の論理値に駆動することができ、マスタ回路は、マスタ回路が第2の論理値の検出に基づいて第2のライン上のクロック信号を駆動することができるように、第1のライン上の第2の論理値を検出することができる。ワイヤレストランシーバは、スレーブ回路が、検出に応答して第1のラインを第2の論理値に駆動できるように、無線周波数(RF)飽和状態を検出することができる。
[0016]他の実施形態では、マスタ回路は、ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装されてよく、スレーブ回路は、Bluetoothトランシーバに実装されてよく、マスタ回路は、共存メッセージを駆動することによって、ビットの第1のシーケンスを駆動することができる。
[0017]本開示はまた、シリアル通信インターフェースマスタ回路と、スレーブ回路と、マスタ回路とスレーブ回路との間の第1のラインと、マスタ回路とスレーブ回路との間の第2のラインと、第1のラインがマスタ回路によって駆動されておらず、またスレーブ回路によって駆動されていない場合、第1のラインを第1の論理値にバイアスするための手段と、マスタ回路によって第2のラインを第1の論理値で駆動するための手段と、スレーブ回路に第1のラインの制御を提供するための手段と、マスタ回路によって第2のライン上のクロック信号を駆動するための手段と、マスタ回路によって第1のライン上のビットの第1のシーケンスを駆動するための手段と、スレーブ回路によってクロック信号を検出するための手段と、スレーブ回路によってビットの第1のシーケンスをサンプリングするための手段とを含む。
[0018]さらに、スレーブ回路は、コマンドプリフィックスの値に基づいて、コマンドプリフィックスの長さおよび識別を決定するための手段を含むことができる。さらに、ビットの第1のシーケンスは、コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを含むことができ、データフィールドは、あらかじめ定められた数のデータビットを有する。
[0019]別の態様では、ビットの第1のシーケンスは、長さフィールドと、コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを含むことができ、長さフィールドは、データフィールド内のデータビットの数を指定する。さらに、ビットの第1のシーケンスを駆動した後に、第1のラインの制御をスレーブ回路に返すための手段が含まれ得る。さらに、スレーブ回路は、第1のラインの制御がスレーブ回路に返された後に、第1のライン上のビットの第2のシーケンスを駆動するための手段を含み得る。
[0020]シリアル通信インターフェースはまた、第2のライン上のクロック信号を駆動する前に、スレーブ回路によって第1のラインを第2の論理値に駆動するための手段と、マスタ回路によって第1のライン上の第2の論理値を検出するための手段とを含むことができ、ここにおいて、第2の論理値を検出すると、マスタ回路が第2上のクロック信号を駆動する。さらに、ビットの第1のシーケンスは、1ビットで構成されるコマンドプリフィックスと、コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを含むことができ、データフィールドは、あらかじめ定められた数のビットを有する。さらに、マスタ回路は、ビットの第1のシーケンスを駆動する前にエラーを検出するための手段を含むことができ、したがって、ビットの第1のシーケンスは、マスタ回路によって第1の論理値で駆動される第1のビットを有するコマンドプリフィックスと、第1のラインバイアスから第1の論理値で駆動される複数の連続するビットとを含み得る。そのような実施形態では、スレーブ回路は、コマンドプリフィックスの値に基づいて、コマンドの長さおよび識別を決定するための手段と、また、第1のラインの制御がスレーブ回路に返された後に、第1のライン上のあらかじめ定められたパターンを有するビットの第2のシーケンスを駆動するための手段とを含むことができる。それに応じて、マスタ回路は、マスタ回路によってあらかじめ定められたパターンを検出するための手段と、プレディファインされたパターンを検出すると第2のラインを第1の論理値で検出するための手段とを含むことができる。
[0021]別の態様では、マスタ回路は、コマンドプリフィックスを駆動するための手段と、コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを駆動するための手段と、ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装されたマスタ回路と、ワイヤレストランシーバに実装されたスレーブ回路との間の受信利得調節を駆動するための手段とを含み得る。さらに、スレーブ回路は、第2のライン上のクロック信号を駆動する前に、第1のラインを第2の論理値に駆動するための手段を含むことができ、マスタ回路は、第2の論理値を検出すると、マスタ回路が第2のライン上のクロック信号を駆動することができるように、第1のライン上の第2の論理値を検出するための手段とを含むことができる。ワイヤレストランシーバは、スレーブ回路が、検出に応答して第1のラインを第2の論理値に駆動できるように、無線周波数(RF)飽和状態を検出することができる。
[0022]別の態様では、ビットの第1のシーケンスを駆動することは、ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装されたマスタ回路と、Bluetoothトランシーバに実装されたスレーブ回路との間の共存メッセージを駆動することを含み得る。
[0023]さらなる特徴および利点は、添付の図面に示される、本発明の好ましい実施形態の、以下の、およびより具体的な説明から明らかになるだろう。図面において、同様の参照文字は、図面を通して一般に同じ部分または要素を指す。
[0024]本発明の実施形態による、2ラインシリアルインターフェースを実装しているワイヤレス通信デバイスの機能ブロックを概略的に示す図。 [0025]本発明の実施形態による、スレーブ回路によって開始される2ラインシリアルインターフェース上のシグナリングを概略的に示す図。 [0026]本発明の実施形態による、書込みコマンドに対応する2ラインシリアルインターフェース上のシグナリングを概略的に示す図。 [0027]本発明の実施形態による、読出しコマンドに対応する2ラインシリアルインターフェース上のシグナリングを概略的に示す図。 [0028]本発明の実施形態による、短い書込みフレームを概略的に示す図。 [0029]本発明の実施形態による、長い書込みフレームを概略的に示す図。 [0030]本発明の実施形態による、マスタ読出しフレームを概略的に示す図。 [0031]本発明の実施形態による、データを有するスレーブ書込みフレームを概略的に示す図。 [0032]本発明の実施形態による、データのないスレーブ書込みフレームを概略的に示す図。 [0033]本発明の実施形態による、同期フレームを概略的に示す図。 [0034]本発明の実施形態による、同期フレームの送信に対応する2ラインシリアルインターフェース上のシグナリングを概略的に示す図。 [0035]本発明の実施形態による、回復モードに対応する2ラインシリアルインターフェース上のシグナリングを概略的に示す図。 [0036]本発明の実施形態による、同期フレームを含むエラー回復動作に対応する2ラインシリアルインターフェース上のシグナリングを概略的に示す図。 [0037]本発明の実施形態による、2ラインシリアルインターフェースを使用する通信のためのルーチンを表すフローチャート。
[0038]最初に、本開示は、具体的に例示された材料、アーキテクチャ、ルーチン、方法、または構造に限定されず、したがって、もちろん、異なり得ることが理解されるべきである。したがって、本明細書に記載されるものと類似または同等のいくつかのそのようなオプションが本開示の実施または実施形態において使用され得るが、好ましい材料および方法が本明細書に記載されている。
[0039]また、本明細書で使用される用語は、本開示の具体的な実施形態について説明するためのものにすぎず、限定的することが意図されるものではないことが理解されるべきである。
[0040]添付の図面に関連して以下に述べる詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態の説明として意図されており、本発明が実施され得る例示的な実施形態のみを表すことが意図されるものではない。本明細書を通して使用される「典型的(exemplary)」という用語は「例、事例、または例示として役立つ(serving as an elample,instance, or illustration)」を意味し、必ずしも他の例示的な実施形態よりも好ましい、または有利であると解釈されるべきではない。詳細な説明は、本明細書の例示的な実施形態の完全な理解を提供するための具体的な詳細を含む。本明細書の例示的な実施形態はこれらの特定の詳細なしに実施され得ることが、当業者には明らかであろう。場合によっては、本明細書に提示される例示的な実施形態の新規性を曖昧にすることを避けるために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形で示されている。
[0041]便宜上、および明確にするためにのみ、上部、下部、左、右、上方向に、下方向に、の上に、上方に、下方に、の下に、背面、後部、および前部などの方向を示す用語が、添付の図面またはチップの実施形態に関連して使用され得る。これらおよび類似の方向を示す用語は、いかなる方法においても本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
[0042]本明細書および特許請求の範囲において、要素が別の要素に「接続され(connected to)」または「結合され(coupled to)」ているものとして言及される場合、要素は、他の要素に直接接続または結合され得る、または介在する要素が存在されてよいことが理解されるであろう。対照的に、要素が別の要素に「直接接続され(directly connected to)」または「直接結合され(directly coupled to)」ているものとして言及される場合、介在する要素は存在しない。
[0043]以下の説明において使用される第2のレベルおよび第1のレベル、ハイ(high)およびロー(low)、ならびに1および0という用語は、当分野で知られている様々な論理状態を説明するために使用され得る。第2および第1のレベルの特定の電圧値は、個々の回路に関して任意に定義される。さらに、第2および第1のレベルの電圧値は、クロックおよびデジタルデータ信号などの個々の信号について異なるように定義され得る。具体的な回路が説明されているが、本発明を実施するために必ずしもすべての開示された回路が必要とされるとは限らないことが、当業者によって理解されるであろう。さらに、本発明に焦点を維持するために、特定のよく知られている回路は説明されていない。同様に、本明細書は、特定の場所において、論理的な「0」および論理的な「1」、またはローおよびハイに言及しているが、当業者は、本発明の動作に影響を与えることなしに、論理的な値は切り替えられてよく、回路の残りの部分がそれに応じて調整されることを理解する。
[0044]以下の詳細な説明の一部は、コンピュータメモリ内のデータビットに対する演算の手順、論理ブロック、処理、および他の記号表現に関して提示される。これらの説明および表現は、データ処理分野の当業者によって、彼らの仕事の本質を他の当業者に最も効果的に伝えるために使用される手段である。本出願において、手順、論理ブロック、プロセス、または同等物は、所望の結果をもたらす自己矛盾のない一連のステップまたは命令であると考えられる。ステップは、物理量の物理操作を必要とするステップである。必ずしもそうとは限らないが、通常、これらの量は、コンピュータシステムにおいて、記憶、転送、組合せ、比較、および他の操作が行われることが可能な、電気信号または磁気信号の形態をとる。
[0045]本明細書に記載の1つまたは複数の例示的な実施形態は、デジタルワイヤレスデータ通信システムとの関連で説明される。この文脈内での使用が有利であるが、本発明の異なる実施形態は、異なる環境または構成に組み込まれ得る。一般に、本明細書に記載の様々なシステムは、ソフトウェア制御プロセッサ、集積回路、またはディスクリートロジックを使用して形成され得る。本出願を通じて参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁気粒子、光場または光粒子、またはそれらの組合せによって有利に表される。さらに、各ブロック図に示されるブロックは、ハードウェアまたは方法ステップを表すことができる。
[0046]本開示の態様を使用することができるワイヤレス通信デバイスの例としては、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルワイヤレス端末、モバイルデバイス、ノード、デバイス、遠隔局、遠隔端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ワイヤレス通信装置、またはユーザエージェントなどの、任意の適切なタイプのユーザ装置があり得る。ワイヤレス通信デバイスのさらなる例としては、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、スマートフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星ラジオ、ワイヤレスモデムカード、および/またはワイヤレスシステムを介して通信するための別の処理デバイスなどのモバイルデバイスがある。さらに、実施形態は基地局に関連して本明細書に記載され得る。基地局は、1つまたは複数のワイヤレスノードと通信するために利用されてよく、アクセスポイント、ノード、ノードB、進化型ノードB(eNB)、または他の適切なネットワークエンティティに関連付けられる機能と呼ばれてもよく、また呼ばれてもよく、発揮する。基地局は、エアインターフェースを介してワイヤレス端末と通信する。通信は、1つまたは複数のセクタを介して行われ得る。基地局は、受信したエアインターフェースフレームをインターネットプロトコル(IP)パケットに変換することによって、ワイヤレス端末と、IPネットワークを含み得るアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして働き得る。基地局はまた、エアインターフェースの属性の管理を調整することができ、また、ワイヤードネットワークとワイヤレスネットワークとの間のゲートウェイであり得る。さらに、ワイヤレス通信デバイスは、たとえば、ロングタームエボリューション(LTE)、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、高速パケットアクセス(HSPA(+))、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM(登録商標))、拡張データGSM環境(EDGE)、IEEE802.11ベースのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、WiMax(登録商標)、BLUETOOTH(登録商標)、ZigBee(登録商標)、ワイヤレスユニバーサルシリアルバス(USB)などを含む、任意の適切なワイヤレスプロトコルを使用することができる。
[0047]別段に定義されていない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が関係する当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。
[0048]最後に、本明細書および添付の特許請求の範囲において使用されるように、単数形「a」、「an」、および「the」は、内容が明確に指示しない限り、複数の指示対象を含む。
[0049]以下で詳細に説明されるように、本開示は、ワイヤレス通信デバイスならびに他の用途での使用に適した、ポイントツーポイント2ラインシリアルインターフェース(TSI)を含む。TSIは、待ち時間が低減したあるタイプのメッセージと、待ち時間が増加した他のメッセージとの配信を達成するために、複数のフレームフォーマットを提供するプロトコルを使用することができる。さらに、マスタは読出しを開始するが、スレーブ回路はTSIを介してリアルタイムにマスタにシグナリングすることができる。
[0050]本開示の態様を例示することを助けるために、ワイヤレス通信デバイス100の簡略化したブロック図が図1に示されている。この例によって示されるように、ベースバンドプロセッサ102は、いくつかの補助集積回路(IC)モジュール、ならびに他の構成要素(明確にするために、ここには示されていない)と通信することができる。ベースバンドプロセッサ102によって実行される典型的な機能は、着信および発信信号のデジタル処理、ならびに様々なアプリケーションの実行などを含む様々な他のタイプの処理を含む。ベースバンドプロセッサ102は、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、メモリ、および様々なタイプの他の汎用または専用回路を含む、様々な構成要素を備え得る。さらに、ベースバンドプロセッサ102は、符号器、インターリーバ、変調器、復号器、デインターリーバ、デモジュレータ、サーチャー、および様々な他の構成要素などの、1つまたは複数の通信仕様または規格に従って信号を送受信するための様々な構成要素を備えてよく、その例は当技術分野ではよく知られている。所望に応じて、ベースバンドプロセッサ102は、デジタル回路、アナログ回路、または両方の組合せを組み込むことができる。
[0051]この図示された実施形態では、ベースバンドプロセッサ102の第1のWLAN物理層(PHY)マスタ回路104は、TSI110を介してWLANトランシーバ108の第1のWLAN PHYスレーブ回路106と通信するように示されている。同様に、第2のWLAN物理層(PHY)マスタ回路112は、TSI118を介してWLANトランシーバ116のWLAN PHYスレーブ回路114と通信する。WLANトランシーバ108および116は、多入力多出力(MIMO)、デュアルバンドデュアルコンカレンシー(DBDC)などの技法を使用して拡張された機能を有するワイヤレス通信デバイス100を提供するために使用され得る。各PHY層マスタ回路は、後述されるように、さらなる機能を提供するために、メッセージング層と情報を交換することができる。それに対応して、ベースバンドプロセッサ102は、WLANマスタ回路104およびWLANマスタ回路112と情報を送受信するように構成されたメッセージング層120を含み得る。同様に、各WLANトランシーバはまた、図示されるようにメッセージング層を実装することができ、WLANメッセージング層122がスレーブ回路106と通信しており、WLANメッセージング層124がスレーブ回路114と通信している。
[0052]さらに、ワイヤレス通信デバイス100はまた、この実施形態においてBluetooth機能を提供する。したがって、ワイヤレス通信デバイス100はBluetoothトランシーバ126を含む。BluetoothとWLANシステムとの間の競合を最小限に抑えることを助けるために、ベースバンドプロセッサ102は、はBluetoothおよびWLANシステムの動作を調整するべくTSI132を介してBluetoothトランシーバ126のMCIスレーブ回路130と通信する、メッセージング共存インターフェース(MCI)マスタ回路128を含み得る。MCIマスタ回路128はベースバンドプロセッサ102内のメッセージング層120と通信することができ、MCIスレーブ回路130はBluetoothトランシーバ126に実装されたメッセージング層134と通信することができる。
[0053]WLANトランシーバ108および116は、それぞれアンテナ136および138に結合されており、Bluetoothトランシーバ126はアンテナ140に結合されている。例示のためにのみ、トランシーバごとに1つのアンテナが示されているが、ワイヤレス通信のために、所望に応じてトランシーバごとに複数のアンテナが使用されてもよく、従来のアンテナ切替え技法を使用してアンテナが共有されてもよい。構成に応じて、トランシーバの各々は、増幅器、フィルタ、ミキサー、発振器、デジタル−アナログ変換器(DAC)、アナログ−デジタル変換器(ADC)などの、RF信号の送受信に関連付けられる様々な機能を提供するための構成要素を含み得る。規格に準拠した通信のために必要な構成要素は、必要に応じて複数のトランシーバに組み込まれてよく、任意のトランシーバは、他のトランシーバで使用するために共有され得る構成要素を含み得る。さらに、トランシーバは例示のためにのみ示されているが、任意のタイプの補助ICが、所望に応じてTSIによってベースバンドプロセッサ102に結合され得る。
[0054]各TSIは、図示されるように、単一のマスタ回路と単一のスレーブ回路との間のソース同期インタ−フェースでよい。さらに、各TSIは、マスタ回路とスレーブ回路とが、データライン(DATA)とクロックライン(CLK)とによって結合されるように、2ラインインタ−フェースとして実装され得る。情報の双方向転送を提供するために、CLKはマスタ回路によって駆動されてよく、DATAはマスタ回路かスレーブ回路のいずれかによって駆動され得る。マスタ回路とスレーブ回路のいずれもDATAをアクティブに駆動していない場合、DATAは論理ハイまたは論理ロー値のいずれかにバイアスされ得る。一態様では、マスタとスレーブのいずれもDATAを駆動していない場合、DATAは、ローに駆動するために弱いプルダウン抵抗で実装され得る。以下で説明される実施形態は、DATAを論理ローにバイアスすることから生じる論理との関連であるが、本技法は、必要に応じて、プルアップ抵抗などによってDATAがハイにバイアスされる構成に対応するために適合されてよい。一実施形態では、TSIは約60MHzの動作クロック速度を適合することができる。
[0055]以下の説明では、物理層(PHY)、またはメッセージング層などの上層に実装され得る適切なシグナリングプロトコルの態様が、マスタ回路とスレーブ回路との関連で説明される。したがって、参照されるマスタ回路は、WLAN PHYマスタ回路104、WLAN PHYマスタ回路112、およびMCIマスタ回路128を含む、図1に示されるマスタ回路のうちのいずれでもよく、別の実施形態における任意の他の適切なマスタ回路のうちのいずれでもよい。同様に、参照されるスレーブ回路は、WLAN PHYスレーブ回路106、WLAN PHYスレーブ回路114、およびMCIスレーブ回路130を含む、図1に示されるスレーブ回路のいずれでもよく、任意の他の適切なスレーブ回路のうちのいずれでもよい。さらに、メッセージング層はそれらの対応するマスタ回路またはスレーブ回路を参照して説明され、したがって、ベースバンドプロセッサメッセージング層120、WLANメッセージング層122、WLANメッセージング層124、Bluetoothメッセージング層134、または任意の他の適切なメッセージング層を含み得る。他の実施形態では、マスタとスレーブの役割を切り替えることが望ましい場合がある。
[0056]本開示の技法を使用することによって、CLKおよびDATAを介してマスタ回路とスレーブ回路との間で交換される信号は、上述された所望の特性を有する通信を提供するように構成され得る。マスタ回路とスレーブ回路のいずれかが、TSIを介して通信を開始することができる。TSIは、マスタ回路がCLKを論理ロー値に駆動して、スレーブ回路がDATAの制御を有する、アイドル状態を有するように構成され得る。
[0057]マスタ回路がCLKをローに駆動している間、およびスレーブ回路がDATAの制御を有している間、DATAの状態は、スレーブアサート(SL_ASSERT)信号と呼ばれ得る。アイドル状態の間、スレーブ回路はDATAをローに駆動して、SL_ASSERTをディアサートする。一態様では、スレーブ回路は、図2に示されるように、SL_ASSERTをアサートするために、論理ハイでDATAを駆動することによって、リアルタイムにマスタ回路との通信を開始することができる。TSIは、バスの競合の可能性を低減させるために、アイドル状態の間はスレーブ回路がDATAをローにアクティブに駆動しないように、また図示されるようにプルダウン抵抗によってローに駆動されることを可能にすることによってDATAをローに駆動するように構成され得る。マスタ回路がハイでDATAを検出して、CLKでタイミング信号を提供していない場合、マスタ回路は、スレーブ回路によって開始されるメッセージ交換を求める要求として、この信号パターンを処理するように構成され得る。後述されるように、マスタ回路はSL_ASSERTに特定の解釈を添付して、メッセージの層の構成に基づいて所望の方法で応答することができる。一般的に、スレーブ回路は、マスタ回路から通信を着信していることを示しているCLK上でクロック信号の立ち上がりエッジが検出されるまで、DATAの制御を維持する。したがって、スレーブ回路は、クロック信号が検出されるまで、アサートされたSL_ASSERTを保持することができる。しかし、スレーブ回路はまた、信号をディアサートして、インターフェースをリセットするために、独立してDATAをローに駆動することができる。
[0058]別の態様では、マスタ回路は、CLK上でクロック信号を提供することによって、スレーブ回路との通信を開始する、またはスレーブ回路に応答することができる。スレーブ回路は、CLKを連続的に監視して、CLK上で送信されたクロック信号の最初の立ち上がりエッジでDATAの制御を解除するように構成され得る。マスタ回路によって送信された通信は、書込み動作および読出し動作のバスコマンドを含み得る。
[0059]マスタ回路とスレーブ回路との間のDATAの制御の移行は、バスハンドオーバと呼ばれ得る。図3および図4に示されるように、読出しおよび書込みバスコマンドは、CLK上でクロック信号を検出したときにスレーブ回路がDATAの制御をマスタ回路に解除した場合に初めに一度、およびマスタ回路によって送信されたメッセージの終了後に一度の、2つのバスハンドオーバイベントを含み、したがってスレーブ回路はACKを送信することができる。
[0060]マスタ回路によって送信されたバス書込みコマンドの一例が、図3に示されている。図示されるように、TSIは最初はアイドル状態でよく、スレーブ回路はDATAの制御を有し、選択的なSL_ASSERTシグナリングを可能にする。CLK上でクロック信号を開始した後、マスタ回路は、Nビット、D0、D1、...、D(N−1)のシーケンスを備えるNビットのメッセージを送信するために、CLKの最初の立ち下がりエッジで、およびすべての後続の立ち下がりクロックエッジでDATAの駆動を開始する。次に、スレーブ回路は、CLKの最初の立ち上がりエッジでDATAの制御を解除し、CLKの2番目の立ち上がりエッジで、およびすべての後続の立ち上がりエッジで、DATAをサンプリングすることができる。Nビットのメッセージに続いて、マスタ回路は、エラー検出のためのパリティビットPを送信することができる。パリティビットは偶数でよく、図示されるように、さらなるクロックサイクルのための0ビットによって続けられ得る。マスタ回路および後述されるPHYフレーミングプロトコルによって駆動されているデータに基づいて、マスタ回路とスレーブ回路の両方が、どのクロックサイクルで通信が終了するかを決定することができ、マスタ回路がDATAの駆動を停止する。終了時点で、スレーブ回路は、CLKの立ち上がりエッジから1クロックサイクルのDATAをハイに駆動することによって設定された肯定応答(ACK)ビットなどの肯定応答メッセージを送信するために、DATAの制御を取り戻すことができる。マスタ回路は、スレーブ回路が肯定応答を行うために十分な時間にわたって、CLK上でクロック信号を供給するように構成され得る。ACKを受信すると、マスタ回路は、次いでTSIをアイドル状態に戻すことができるようにするために、CLKをローに駆動することができる。上述されたように、スレーブ回路はアイドル状態の下でDATAの制御を有しており、SL_ASSERT機能を介して、リアルタイムのシグナリング、および通信の開始を可能にすると考えられ得る。いくつかの実施形態では、SL_ASSERTをアサートすることによって、マスタ回路に制御信号を求める要求を示すことができ、したがって、マスタ回路は、あらかじめ定められたタイプの情報を有するバス書込みコマンドでSL_ASSERT表明に応答することができる。
[0061]同様に、バス読出しコマンドの一例が図4に示されている。TSIは、最初はアイドル状態でよく、SL_ASSERT信号を提供するために、スレーブ回路がDATAの制御を有している。いくつかの実施形態では、マスタ回路は、スレーブ回路がSL_ASSERTをハイに駆動する場合、読出しコマンドに応答するように構成され得る。マスタ回路はまた、スレーブ回路がDATAをローに駆動している場合、TSIがアイドル状態の時に読出しコマンドを開始することができる。上述された書込み動作におけるように、マスタ回路は、CLK上でクロック信号の送信を開始する。最初の立ち上がりエッジを検出すると、スレーブ回路は、DATAの制御を放棄して、SL_ASSERTをディアサートする。次いで、マスタ回路は、CLKの2番目の立ち上がりエッジで開始してパリティビットPで終わる、Nビットのメッセージ(D0からD(N−1))を送信する。再び、スレーブ回路は、マスタ回路からのメッセージをACKで肯定応答して、次いでNビットのメッセージの形式で要求された情報を送信する。読出しコマンドに応答してスレーブ回路によって送信されたメッセージ長は、読出しコマンド自体、またはスレーブ回路によって送信されたメッセージ内のプリアンブル情報のいずれかから決定した。マスタ回路は、スレーブ回路から送信されるメッセージに対応する適切な期間にわたって、CLK上でクロック信号を供給し続けることができる。スレーブ回路は、パリティビットPでメッセージを終了させることができる。図示されるように、マスタ回路がクロック信号の送信を停止した後、TSIはアイドル状態に戻る。
[0062]さらに、マスタ回路は、さらなる調整を必要とすることなしに、順次バスコマンドを送信することができる。マスタ回路は、最後のコマンドの最後のクロックサイクルの後、次のコマンドの送信を開始して、CLK上でクロック信号を維持することができる。スレーブ回路は、読出しコマンドへのスレーブ回路の応答の後に、書込みコマンドまたはパリティPビットに応答してACKを送信した後に、一時的にDATAの制御を行うことができる。しかしながら、スレーブ回路は、次いで、CLK上でクロック信号の立ち上がりエッジを検出して、マスタ回路に制御を戻すことができる。
[0063]上述されたように、マスタ回路は、スレーブ回路によって送信されたACKが正しく検出されることを確実にすることを助けるために、パリティビットの後に、1つのクロックサイクルについてDATAをローに駆動することができる。ACKビットの送信は、マスタ回路が、スレーブ回路が適切に同期していることを確認するために役立つ。プルダウン抵抗がDATAをローに駆動しているので、後述されるように、マスタ回路は、エラー状態として予測されるときに、ハイACKビットの欠如を解釈することができる。この状態は、マスタ回路のメッセージング層にシグナリングされてよく、したがって所望に応じてエラー回復が実装され得る。
[0064]別の態様では、DATAのサンプリングのタイミングは、実装されたTSIの物理的特性に適合するように構成され得る。たとえば、インターフェースを介する伝播時間は、タイミングに影響を及ぼし得る。クロック信号(CLK)の立ち上がりエッジで、スレーブ回路によって送信される同期データ。マスタ回路からのスレーブ回路へのクロック信号の合計信号伝播時間、およびスレーブ回路からマスタ回路へのデータの伝搬時間が、クロック周期マイナス設定時間未満である限り、マスタ回路は、クロックの次の立ち上がりエッジでDATAを正しくサンプリングすることができる。しかしながら、伝搬時間が増加するにつれて、そのような待ち時間を補償するために、マスタ回路に、プログラム可能な、または他の方法で調整可能な読出しサンプリング待ち時間を提供することが望ましい場合がある。一実施形態では、読出しサンプリング待ち時間は、たとえば、参照立ち上がりエッジからの2つの完全なクロックサイクルでよい、少なくとも1つの完全なクロックサイクルの最大待ち時間を有する、半クロックサイクル単位で、プログラム可能でよい。
[0065]マスタ回路とスレーブ回路との間で交換される情報は、SL_ASSERT表明のために保存し、特定のフォーマットを有するフレームにまとめられ得る。これらのフォーマットは、異なる待ち時間で異なる量の情報の送信を提供するように構成されてもよく、所望に応じて、異なる動作状況において使用されてもよい。さらに、フレームフォーマットは、書込み動作のためにマスタ回路からスレーブ回路に送信される情報、および読出し動作のためにマスタ回路からスレーブ回路に送信される情報に続いて、スレーブ回路からマスタ回路に送信される情報を含むことができる。一般的に、フレームは、フレームタイプを識別するために使用されるコマンドプリフィックスに続いて、1つまたは複数の長さおよび/またはデータフィールドを含み、パリティビットで終了され得る。コマンドプリフィックスの最初のビットは第1のフレームタイプに対応することができ、したがって、第1のフレームタイプを識別するために1ビットだけが必要とされ得る。第1のフレームのタイプを識別するために使用される値の逆の値を有する最初のビットによって定義される、より長いコマンドプリフィックスは、他のフレームタイプを識別するために使用され得る。コマンドプリフィックス内のビットの数は、特定の実施形態に実装される異なるフレームタイプの数に対応し得る。
[0066]図1に示される例示的な実施形態に戻ると、ベースバンドプロセッサ102とWLAN送受信機108または116との間の通信は、後述されるように、フレームフォーマットを使用し得る。
[0067]あるフレームフォーマットは、低減された待ち時間を有する定義された長さのデータフレームを送信するためのバス書込みコマンドに対応し得る。定義された長さは、TSIのパラメータとして確立されてよく、意図された用途があれば所望に応じて構成され得る。一態様では、このフォーマットは、マスタ回路からスレーブ回路に比較的短い長さのメッセージを配信するために使用されてよく、短い書込みフレーム(SHORT_WR)と呼ばれる。SHORT_WRフレームは、TSIによって許容される最小待ち時間で、マスタ回路からスレーブ回路にあらかじめ定められた量のデータを送信するように構成されてよく、図5に示されるようなフォーマットを有してよい。図示されるように、SHORT_WRフレームは、ここでは1の値を有する、1ビットのコマンドプリフィックスを有し得る。識別のための1ビットのみを必要とすることによって、SHORT_WRフレームを識別することに関連付けられる待ち時間が低減され得る。SHORT_WRフレームは、短い書込み長さ(SH_WR_LEN)パラメータによって確立された、定義された長さを有しているので、長さフィールドは提供されない。データペイロードはSH_WR_LENの長さを有する、コマンドプリフィックスに続くデータ(DATA)フィールドによって配信される。パリティビットはSHORT_WRフレームを終了する。
[0068]一態様では、WLANスレーブ回路106または108は、最小限の待ち時間を提供するための処理のために受信されるので、それぞれWLANメッセージング層122または124に、順次データビットを渡すように構成され得る。所望に応じて、パリティビットは、メッセージング層による処理の前にチェックされてもよく、または、このフレームに関連付けられる待ち時間をさらに低減するために、チェックすることなしに処理されてもよい。WLANスレーブ回路106または108は、送信を承認するかどうかを決定するために、PHYでパリティビットをそれぞれチェックすることができる。
[0069]別のフレームフォーマットは、マスタ回路からスレーブ回路に可変長のデータフレームを送信するためのバス書込みコマンドに対応してよく、また低減された待ち時間を含んでよい。一態様では、このフレームは、長い書込み(LONG_WR)フレームと呼ばれてよく、図6に示されるようなフォーマットを有してよい。図示されるように、LONG_WRフレームは、この例では値0、0、1を有する3ビットのコマンドプリフィックスを有してよい。長さ(LEN)フィールドは、送信されるデータのバイト数を示すために使用される。一態様では、長さフィールドの値は、バイト数マイナス1に等しくてもよい。たとえば、0のLEN値は1データバイトを示すために使用され得る。長さフィールドにおけるビット数は、パラメータ、LG_WR_LENとして指定される。LENフィールドに続いて、DATAフィールドはLONG_WRフレームによって送信される情報を搬送する。パリティビットは、フレームを終了することができる。
[0070]別のフレームフォーマットは、マスタ回路が、レジスタ読出しなどの情報をスレーブ回路に要求することを可能にする、バス読出しコマンドのために使用され得る。したがって、情報は、レジスタアドレスなどの要求されている情報を識別するために、マスタ回路からスレーブ回路に送信され得る。次に、スレーブ回路は、要求された情報を送信することができる。このフォーマットは、マスタ読出し(MASTER_RD)フレームと呼ばれてよく、図7に示されるようなフォーマットを有してよい。図示されるように、MASTER_RDフレームは、ここでは0、1、0の3ビットのコマンドプリフィックスを有してよい。次に、書込み長さ(WR_LEN)フィールドは、フレームの書込みデータ部分の長さフィールドのビット数を示す、マスタ読出し長さ書込み(MA_RD_LEN_WR)値を含み得る。上述されたように、長さフィールドの値はデータバイト数マイナス1として表されてよく、したがって、示され得るデータのバイトの最小数は1である。WR_LENフィールドの後に、WR_LENフィールドで指定された長さを有する書込みデータ(WR_DATA)フィールドがある。次に、マスタ回路は、読出し長さ(RD_LEN)フィールド内の読出しコマンドに応答して、スレーブ回路によって送信されるデータの量に対応する、マスタ読出し長さ読出し(MA_RD_LEN_RD)パラメータを設定する。次いで、マスタ回路からの送信が、パリティビットで終了する。それに応答して、スレーブ回路はACK、続いて読出しデータ(RD_DATA)フィールド内で要求されたデータ、および最終的なパリティビットを送信する。上述されたように、TSIのハンドオーバは、マスタ回路によって送信されたパリティビットと、スレーブ回路によって送信されたACKとの間で発生し得る。
[0071]スレーブ回路からマスタ回路への情報の転送のための読出しコマンドとの関連で使用され得る別のフレームフォーマットは、スレーブ書込み(SLAVE_WR)フレームと呼ばれてよく、いくつかの実施形態が図8および図9に示されている。上述されたように、マスタ回路は、スレーブ回路によるSL_ASSERTの表明を、バス要求として解釈するように構成され得る。そのような実施形態では、マスタ回路は、スレーブ回路からの情報の転送を調整するために、SLAVE_WRフレームで応答することができる。図8および図9に示される両方の例では、マスタ回路によって送信されたフレームの一部は、この例では0、1、1であり、パリティビットに続く、3ビットのコマンドプリフィックスでよい。SLAVE_WRフレームが、スレーブ回路によって開始されるマスタ回路へのデータの転送のために使用され得るので、マスタ回路によってデータが送信される必要はない。したがって、バスハンドオーバは、コマンドプリフィックスとパリティビットの直後に発生し得る。
[0072]図8は、スレーブ回路が転送するべきデータを有する場合に使用され得るフォーマットを示している。コマンドプリフィックスに応答して、スレーブ回路は、1などの、情報が転送されることを示す値に設定されたACKおよびレディ(RDY)ビットを送信することができる。次に、スレーブ回路は、送信されるデータのバイト数を示すために、長さ(LEN)フィールドを使用して、スレーブ書込み長(SLAVE_WR_LEN)パラメータが、送信されるデータの量を指定する。次に、データ(DATA)フィールドは情報を含み、フレームを終了するためにパリティビットが使用され得る。
[0073]あるいは、図9は、スレーブ回路が転送するためのデータを有していない場合に使用されるフォーマットを示している。マスタ回路によって送信されたコマンドプリフィックスに応答して、スレーブ回路は、ACK、どのデータも転送されないことを示す値、ここでは0に設定されたRDYビットおよびパリティビットで応答することができる。
[0074]さらなるフレームフォーマットは、TSIに係る様々な他の操作のために提供され得る。一態様では、同期フレームは、マスタ回路とスレーブ回路との間のタイミングを確立または再確立するために使用され得る。そのような手順は、バスハンドオーバにエラーが発生する場合に望ましい場合がある。適切な同期(SYNC)フレームは、図10に示されている。図示されるように、マスタ回路は、15ビットのコマンドプリフィックスでフレームを開始することができる。この実施形態では、マスタ回路は、最初のビットのみについてアクティブにデータをローに駆動し、コマンドプリフィックスの残りの部分は、プルダウン抵抗によって駆動される。コマンドプリフィックスに続くパリティビットはまた、プルダウン抵抗によって駆動され得る。コマンドプリフィックスを受信した後、スレーブ回路は、ACK、ならびに交互の論理ローおよび論理ハイの値の応答パターンで応答することができる。一態様では、応答パターンは、この例では13などの奇数のビットでよく、したがってパリティビットは、上述された他の状況で送信されたパリティビットを区別しやすくするために奇数である。図11は、SYNCフレームの送信時に、マスタ回路とスレーブ回路とによって、CLKおよびDATA上で実行されるシグナリングを示している。用途によって、必要に応じて、コマンドプリフィックスおよび応答パターンのための他のビット長が使用され得る。
[0075]さらなる態様では、TSIは、SYNCフレームが誤検出される可能性を低減するために役立つように構成され得る。所望に応じて、マスタ回路からスレーブ回路に送信されたSHORT_WR、LONG_WR、およびMASTER_RDフレーム内のすべてのデータフィールドが、論理ハイで始まる論理ハイと論理ローとの交互のパターンによってスクランブルされ得る。たとえば、このプロセスは、XOR演算によって実行され得る。次いで、スレーブ回路は、WLANトランシーバのメッセージング層へ供給する前に、データフィールドをデスクランブルすることができる。データをスクランブルすることによって、SYNCフレームと誤解されるのに十分な長さの論理ロー値の文字列を有し得るマスタ回路によって送信されているデータフィールドは、代わりに交互に論理値を有するように送信される。
[0076]TSIはまた、堅牢なエラー検出および処理を可能にするように構成され得る。スレーブ回路は、パリティチェックが失敗したとき、マスタ回路によって送信されたパリティビットに続くビットがハイであるとき、アラートがスレーブ回路のメッセージング層によって送信されたとき、または他の適切な指標によって、エラーを検出することができる。スレーブ回路は、メッセージング層の関与なしに、パリティチェックの失敗またはパリティビットの後のビットの不一致に起因するエラーを直接検出することができる。一態様では、マスタ回路は、マスタ回路によってエラーが検出されたときにSYNCフレームコマンドプリフィックスを送信するように構成され得るので、スレーブ回路によるSYNCフレームコマンドプリフィックスの検出はエラー検出の一例を構成し得る。エラーを検出すると、スレーブ回路は、回復モードを使用するように構成され得る。このモードでは、スレーブ回路は、プルダウン抵抗がDATAラインをローに駆動して、スレーブ回路がSYNCフレームに対応するコマンドプリフィックスにのみ応答することができるように、DATAラインを駆動しない場合がある。この状態では、プルダウン抵抗がDATAを駆動して、マスタ回路にエラーをシグナリングしているため、マスタ回路によって予想され得る任意のACKが、代わりに論理ローの値で受信され得る。エラー検出および回復モードに入ることに関するマスタ回路およびスレーブ回路のこのシグナリングの例は、図12に示されている。通信を回復するために、マスタ回路は、スレーブ回路が現在待っているSYNCフレームコマンドプリフィックスを送信することができる。SYNCフレームコマンドプリフィックスの受信に基づく、エラー検出の特殊なケースでは、スレーブ回路は、コマンドリレフィックスがすでに受信機であるので、マスタ回路によって開始されるSYNCフレームを受信するために、明確に回復モードに入る必要はない。上述されたように、スレーブ回路がSYNCフレームのコマンドプリフィックスを検出した後、指定された応答パターンを送信することができる。SYNCフレームを完了した後、スレーブ回路は、SL_ASSERTを選択的にアサートするためにDATAの制御を有する通常の動作に戻ってもよく、マスタ回路によって開始される他のフレームのコマンドプリフィックスを受信してもよい。
[0077]いくつかの実施形態では、マスタ回路の観点から、パリティチェックが失敗したとき、所与のフレームフォーマットによって決定されたACKが失われたとき、マスタ回路のメッセージング層によってアラートが送信されたとき、または他の適切な指示によって、エラーが検出され得る。マスタ回路は、メッセージング層の関与なしに、パリティチェックの失敗またはACKの損失に起因するエラーを直接検出することができる。マスタ回路によってエラーが検出されると、マスタ回路は、SYNCフレームの送信を含む回復動作を実行することができる。次いで、スレーブ回路が、予想される応答パターンを適切なタイミングで返した場合、正しい動作が確認され得る。
[0078]しかしながら、スレーブ回路がパターンに応答しない場合、マスタ回路は、プルダウン抵抗がDATAを論理ローで駆動することを可能にしながら、CLK上でクロック信号を提供し続けることができる。このパターンは、SYNCフレームのコマンドプリフィックスと同等であるので、スレーブ回路は、最終的にプリフィックスを認識して、SYNCフレームを完了するために応答パターンを提供することが予想され得る。クロック信号を供給し続けながら、マスタ回路は、スレーブ回路によって送信された応答パターンを検索するために、DATAを監視することができる。DATAライン上で正しいSYNC応答パターンを検出すると、マスタ回路は、正しい同期タイミングをロックするために、すぐにCLKをローに駆動することができる。この応答パターン検索に対応するマスタ回路およびスレーブ回路の信号の例が、図13に示されている。上述されたフレームフォーマッティングによる通常の通信が、SYNCフレームが完了された後に再開され得る。さらに、マスタ回路は、この回復処理の間DATAを監視しているので、指定された応答パターンを受信したときだけでなく、DATAが、受信された応答パターンに先行するコマンドプリフィックスに対応する適切な期間にわたってローだったことを確認したときに、正しいSYNCフレームを決定することができる。コマンドプリフィックスに対応する期間中に発生するDATA上の任意の論理ハイ値は、その時点でDATAを駆動しているスレーブ回路に帰せられてよく、それに応じて、応答パターンが誤りであり、回復処理の継続が必要であることを示すものとして受け取られてよい。いくつかの実施形態では、上述されたプログラムされた読出しサンプルタイミングに応じて、マスタ回路が、SYNCフレームフォーマットによって指定された時間内にCLK上でクロック信号を停止するには、SYNC応答パターンを検出する際の待ち時間が大きすぎる場合がある。そのような状況が存在する場合、マスタ回路は、端子ビットを除くすべてに基づいて、応答パターンを検出するように構成され得る。
[0079]TSIによって使用されるフレームフォーマットに加えて、アプリケーション固有の動作は、そのようなベースバンドプロセッサ102内のメッセージング層120およびWLANメッセージング層122、それぞれのトランシーバ内のWLANメッセージング層124またはBluetoothメッセージング層134などの、それぞれのメッセージング層によって所望されるように制御され得る。一態様では、トランシーバのメッセージング層は、バスへのアクセスを要求するために、SL_ASSERTをアサートする決定を行うことができる。これは、マスタ回路に送信するべき情報があると決定するメッセージング層を含み得る。別の態様では、メッセージング層120は、SLAVE_WRフレームを送信することなどによって、TSIへのアクセスを許可するかどうかを決定することができる。次に、トランシーバのメッセージング層がSLAVE_WRフレームを受信しない場合、トランシーバメッセージング層は、SL_ASSERTの表明またはディアサートを待って維持する決定を行うことができる。別の態様では、SLAVE_WRメッセージを受信すると、トランシーバメッセージング層は、マスタ回路にデータを送信して、次いでSL_ASSERTをディアサートすることができる。
[0080]メッセージング層で実行され得るさらなる動作は、TSIによって提供されるアプリケーション固有の機能を含む。例としては、インターフェースの動作周波数を確立するためにマスタ回路によって使用されるクロック信号を提供することと、指定されたフレームタイプを使用して送信されるべき任意のアプリケーション固有のメッセージフォーマットを定義することと、TSIによって使用されるべきフレームパラメータ値を確立することと、他の適切なより高いレベルの機能とを含む。TSIの以下の態様は、ワイヤレス通信デバイス100によって例示されるように、WLANトランシーバの制御との関連で説明される。しかしながら、異なるパラメータ、フォーマット、および機能は、必要に応じて意図される用途に適合され得る。一態様では、WLANトランシーバに関連付けられるメッセージング層は、後述されるように、バーストモードを実装するように構成され得る。
[0081]一実施形態では、WLANトランシーバ108または116に適用されるTSIは、たとえば、60MHz、48MHz、40MHz、および30MHzの使用を含み得る。1つの適切な目標速度は約60MHzであるが、フォールバックオプションとして約48MHzの速度が使用され得る。40MHzおよび30MHzなどのさらなる周波数は、デバッグの目的のために所望に応じて供給され得る。
[0082]WLANトランシーバの文脈において、重要な制御特徴は、RF飽和の検出に応答して受信パスにおける利得を迅速に調整する機能でよい。したがって、WLANトランシーバ制御のこの態様は、SHORT_WRフレームによって提供される、低減された待ち時間に関連付けられ得る。さらに、スレーブ回路は、対応する受信利得調整を要求するために、マスタ回路にRF飽和状態を知らせるために、SL_ASSERT機能を使用することができる。
[0083]上述されたように、フレームフォーマットがWLANトランシーバの制御に関する所望のレベルの機能を達成するために、様々なパラメータが確立され得る。たとえば、SH_WR_LENパラメータは、低減された待ち時間を提供するために、約9ビットに制限され得る。このメッセージ長は、WLANトランシーバによってルックアップテーブルに記憶され得る適切な受信利得調整を指定するために、適切な分解能を提供することができる。このビット長もまた、後述されるSHORT_WRフレームを使用する他のメッセージング機能のために十分であり得る。さらに、LG_WR_LENは、レジスタアドレスの識別のための16ビット、およびデータペイロードのための16ビットを提供するように構成され得る。さらに、MA_RD_LEN_WR、MA_RD_LEN_RD、およびSL_WR_LENパラメータは16ビットに対応する長さを有してよく、それぞれ、必要なレジスタアドレスおよびデータペイロードを提供する。
[0084]SHORT_WRフレームに関しては、可能な制御メッセージを区別するために、さらなるフレーム識別がメッセージング層で実装され得る。たとえば、上述されたように、SHORT_WRフレームタイプを使用するWLANトランシーバの制御メッセージの長さは9ビットでよい。1、2、または4の可変長のコマンドプリフィックス(PHYのコマンドプリフィックスの直後に配置される)の後に、使用によって要求される可変量のデータが続いてよい。任意の残りの未使用ビットが0で埋められてもよい。可変長のコマンドプリフィックスを利用することによって、待ち時間要件に応じて、制御メッセージに優先順位が与えられ得る。上述されたように、受信(Rx)利得コマンドと、1ビットのコマンドプリフィックスを有する最小の待ち時間とを関連付けるために、フレームフォーマットを較正することが望ましい場合がある。送信(Tx)イネーブルコマンドは次に最も低い待ち時間要件を有してよく、2ビットのコマンドプリフィックスを割り当てられ得る。さらなるWLANトランシーバ制御メッセージは、緩和された待ち時間要件に関連付けられてよく、4ビットのコマンドプリフィックスを使用して実装され得る。一実施形態では、SHORT_WRフレームは、表1に示されるフォーマットを有することができる。
Figure 2016513943
[0085]上述されたように、待ち時間を低減するために各ビットが受信されるときに、SHORT_WRフレームの内容は、スレーブ回路によってメッセージング層に直接渡され得る。さらに、メッセージング層は、終了するパリティビットによって提供されるパリティチェックを待たずにSHORT_WRフレームによって配信される任意の制御設定を適用することができる。一実施形態では、このポリシーは、受信利得調整および送信イネーブルなどの、最小待ち時間耐性を有する機能に適用され得る。RFリセットおよびクロックイネーブルなどの他のコマンドは、誤った実行を回避するためにパリティチェックを待つことができる。
[0086]別の態様では、WLANトランシーバが、多くの場合メモリの充填のために使用される、アドレスの順次セットの増大したレジスタ書込み速度を可能にする、バースト書込みモードを提供することが望ましい場合がある。バースト書込みは、開始アドレス位置への通常のレジスタ書込みで開始され得る。後続のレジスタ書込みは、アドレスが前の操作によって確立され得るのでアドレス情報を必要とすることなしに、データペイロードを適合するために16ビットを提供するために、LENフィールドが1に設定された、LONG_WRフレームの修正されたフォーマットを使用することができる。したがって、スレーブ回路は、順次アドレス位置にデータペイロードを書き込むための指標としてアドレスフィールドなしにLONG_WRフレームを解釈することができる。一実施形態では、アドレスフィールドを排除することによって、通常のレジスタ書込みを使用して達成され得るように、バースト書込みモードを使用して、約22Mbpsから約35Mbpsにスループットを増大させることができる。さらに、マスタ回路は、順次アドレスへのレジスタ書込みを検出することによって、メッセージング層からの制御を必要とすることなしに、バースト書込みモードを自動的に開始することができる。
[0087]同様に、バースト読出しモードは、所与の開始アドレス位置で、通常のレジスタ読出しで開始され得る。どのアドレスもマスタ回路からスレーブ回路に渡される必要がないため、後続のすべての順次アドレス読出しは、代わりにSLAVE_WRフレームタイプを使用することができる。マスタ回路は、レジスタ読出しのアドレスに基づいて、メッセージング層の関与なしに、バースト読出しモードを自動的に開始することができる。
[0088]別の態様では、上述されたフレームフォーマットは、複数の受信チェーンを使用するWLANトランシーバで使用するために適合され得る。たとえば、2つのチェーンの受信利得制御メッセージは、一方に対する他方のデルタとして表され得る。2つの受信チェーンの間の差が約15dBを超えることは望ましくない場合があるので、デルタ値は比較的小さくてよい。一実施形態では、2dBの分解能でデルタを指定するために、約4ビットのデルタ値が使用され得る。この変更は、SH_WR_LENパラメータの10ビットへの増加を含み得る。別の実施形態では、両方の受信チェーン利得は、特定の値を、初期ゲイン設定と飽和ステップなどの特定の意味に関連付けることによって、デルタ値として表され得る。これは、表され得るデルタ値の範囲を制限することができるが、結果として得られる待ち時間の低減は、妥協を保証する(warrant the compromise)ことができる。この実装形態の下で、約−28dBから+30dBのデルタ範囲を指定するために、9ビットまでのSH_WR_LENパラメータが使用されてよく、ほとんどのアプリケーションに適してよい。
[0089]さらなる実施形態では、較正のためにWLANトランシーバに特定のクロック周波数を提供することが望ましい場合がある。WLANトランシーバが周波数を生成することができる周波数ソースを含まない場合、マスタ回路は、TSIを介して必要なクロック周波数を供給するために使用され得る。そのような較正は、マスタ回路とスレーブ回路との間の通常の通信の一部を構成することができないので、それぞれのメッセージング層が動作を調整し得る。たとえば、マスタ回路は、スレーブ回路に80MHzまたは120MHzのクロック信号を供給するために使用され得る。一実施形態では、マスタ回路は、SHORT_WRフレームを使用して、RF較正クロックイネーブル(RF Cal Clock Enable)メッセージをスレーブに送信することができる。このメッセージを受信すると、スレーブ回路は、ACKを送信して、DATAの制御を解除した後に、回復モードに入ることができる。この時点で、マスタ回路のメッセージング層は、DATAを制御して、それをハイに駆動することができる。ベースバンドプロセッサメッセージング層は、較正ルーチンに関連付けられる周波数でCLKを駆動することができる。スレーブ回路は回復モードでよく、DATAがハイに維持されているため、CLK活動上の活動を無視してよく、したがってSYNCフレームコマンドプリフィックスを提示しない。次いで、WLANトランシーバのメッセージング層は、CLKから適切な較正ロジックに較正クロック信号を渡すことができる。較正ルーチンが終了すると、ベースバンドプロセッサメッセージング層は、CLKをローに駆動して、DATAの制御を解放し、プルダウン抵抗によってローに駆動され得るようにする。上述されたように、TSIの通常動作は、SYNCフレームの使用を通じて復活され得る。
[0090]WLANトランシーバを制御する際に使用され得る適切なメッセージおよび対応するフレームフォーマットの例が、表2に記載されている。
Figure 2016513943
[0091]さらに、TSIを60MHzで動作している間に達成され得る、上述されたメッセージングフォーマットに関連付けられる待ち時間の例が、表3に示されている。
Figure 2016513943
[0092]上述されたように、TSIはまた、他のワイヤレスプロトコルに関する共存情報の通信のために構成され得る。図1に示されるワイヤレス通信デバイス100との関連では、TSI132は、ベースバンドプロセッサ102とBluetoothトランシーバ126との間の通信を提供し得る。一実施形態では、十分なMCIの通信は、上述されたLONG_WRおよびSLAVE_WRフレームフォーマットを使用して実施され得る。MCIマスタ回路128からMCIスレーブ回路130に送信されたメッセージは、LONG_WRフレームタイプを使用することができ、MCIスレーブ回路130からMCIマスタ回路128に送信されたメッセージは、SLAVE_WRフレームタイプを使用することができる。一実施形態では、LG_WR_LENパラメータは、コマンドプリフィックスのための3ビット、LENフィールドのための5ビット、データペイロード、およびパリティ、ACK、およびターンアラウンドのためのそれぞれ1ビットに基づいて構成され得る。同様に、SL_WR_LENパラメータは、コマンドプリフィックスのための3ビット、ACKおよびパリティのためのそれぞれ1ビット、長さフィールドのための5ビット、データペイロード、ならびにパリティおよびターンアラウンドのためのそれぞれ1ビットに基づいて構成され得る。たとえば、各パラメータは、1バイトのヘッダ、16バイトのペイロード、および1バイトのチェックサムの、合計18バイトを含み得る。待ち時間をさらに低減するために、1つまたは複数のMCIメッセージがSHORT_WRフレームにマッピングされ得る。
[0093]MCIメッセージの具体例は、ベースバンドプロセッサ102のメディアアクセス制御(MAC)層、Bluetoothトランシーバのリンク制御(LC)層、メモリ(MEM)、およびレジスタの(REG)を含む、ベースバンドプロセッサ102のそれぞれのハードウェア(HW)およびソフトウェア(SW)部分と、Bluetoothトランシーバ120との間の通信に関して表4に記載されている。LTEメッセージは、この例における0xD0などの特定のヘッダを割り当られてよく、変更なしにマスタ回路とスレーブ回路との間から渡され得る。
Figure 2016513943
[0094]本開示の態様の説明を助けるために、TSIによって結合されたマスタ回路とスレーブ回路との間で通信するための例示的なルーチンが、図14に示されたフローチャートによって表されている。1400から開始して、インターフェースは、ラインがマスタ回路またはスレーブ回路によって駆動されていない場合、ラインのうちの1つ、DATAを、第1の論理値にバイアスするように構成され得る。上述されたように、これはプルダウン抵抗を使用することによって達成され得る。1402によって表されるように、バスのアイドル状態では、マスタ回路は、クロック信号を提供する代わりに、論理ローなどの1つの値で、第2のライン、CLKを駆動することができる。これらの状況下で、1404は、スレーブ回路が、DATAの制御を有し得ることを示している。
[0095]1406に示されるように、ルーチンは、通信がマスタ回路によって開始されているか、またはスレーブ回路によって開始されているかに応じて分岐することができる。マスタ回路によって開始された通信の場合、ルーチンは1408に直接進んでもよく、マスタ回路はCLK上でクロック信号を駆動することができ、次いで、1410で、DATA上でビットの第1のシーケンスを送信することができる。一態様では、第1のシーケンスは、フレームフォーマットがスレーブ回路によって送信されたリターンデータを含むかどうかに応じて、TSIプロトコルによって定義されるフレームのうちの1つのすべてまたは一部でよい。次に、スレーブ回路は、1412で、CLK上でクロック信号を検出して、1414でビットの第1のシーケンスをサンプリングすることができる。ビットの第1のシーケンスの送信に続いて、マスタ回路は、1416で、DATAの制御をスレーブ回路に返すことができる。ビットの第1のシーケンスによって指定されたフレームフォーマットに応じて、TSIは、アイドル状態に戻ってもよく、スレーブ回路が、フレームを完了するためにDATA上でビットの第2のシーケンスを送信できるように、1418に続いてもよい。
[0096]あるいは、1406は、スレーブ回路によって開始された通信のために、スレーブ回路がDATAの制御を有して、DATAを論理的ハイなどの第2の論理値に駆動することによってリアルタイムにマスタ回路に信号を送ることができるように、ルーチンが1420に分岐することができることを示している。マスタ回路は、SL_ASSERTをアサートするために、1422で、第2の論理値に駆動されているDATAを検出することができ、次いで、ルーチンは、マスタ回路がCLK上でクロック信号を駆動して、次いで、1410でビットの第1のシーケンスを送信するために、1408に戻ることができる。上述されたように、ビットの第1のシーケンスはSL_ASSERTの表明へのあらかじめ定められた応答でよい。
[0097]上述された実施例は、例示のみのために提供されるものであり、他の実施形態の任意の態様を限定するべきではない。たとえば、TSIは任意のアプリケーションで利用されてよく、ワイヤレス通信デバイス100は代表としてのみ提供される。したがって、本明細書に記載される実施形態は、現在、本発明のいくつかの実施形態にすぎない。本発明に関連する当業者は、本開示の原理は他の実施形態にも容易に拡張することができることを理解するであろう。
[0097]上述された実施例は、例示のみのために提供されるものであり、他の実施形態の任意の態様を限定するべきではない。たとえば、TSIは任意のアプリケーションで利用されてよく、ワイヤレス通信デバイス100は代表としてのみ提供される。したがって、本明細書に記載される実施形態は、現在、本発明のいくつかの実施形態にすぎない。本発明に関連する当業者は、本開示の原理は他の実施形態にも容易に拡張することができることを理解するであろう。
以下に出願当初の特許請求の範囲を付記する。
[C1]
第1のラインと第2のラインとを含む2ラインインターフェースを介したマスタ回路とスレーブ回路との間の通信に関する方法であって、
前記第1のラインが前記マスタ回路によって駆動されておらず、また前記スレーブ回路によって駆動されていない場合、前記第1のラインを第1の論理値にバイアスすることと、
前記マスタ回路によって前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動することと、
前記スレーブ回路に前記第1のラインの制御を提供することと、
前記マスタ回路によって前記第2のライン上のクロック信号を駆動することと、
前記マスタ回路によって前記第1のライン上のビットの第1のシーケンスを駆動することと、
前記スレーブ回路によって前記クロック信号を検出することと、
前記スレーブ回路によって前記ビットの第1のシーケンスをサンプリングすることと
を備える、方法。
[C2]
コマンドプリフィックスの値に基づいて、前記スレーブ回路で、前記第1のシーケンスのコマンドの長さおよび識別を決定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記ビットの第1のシーケンスは、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを備え、前記データフィールドがあらかじめ定められた数のデータビットを有する、C2に記載の方法。
[C4]
前記ビットの第1のシーケンスは、長さフィールドと、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを備え、前記長さフィールドが、前記データフィールド内のデータビットの数を指定する、C2に記載の方法。
[C5]
前記ビットの第1のシーケンスを駆動した後に、前記第1のラインの制御を前記スレーブ回路に返すことさらに備える、C2に記載の方法。
[C6]
前記第1のラインの制御を前記スレーブ回路に返した後に、前記スレーブ回路によって前記第1のライン上のビットの第2のシーケンスを駆動することをさらに備える、C5に記載の方法。
[C7]
前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する前に、前記スレーブ回路によって前記第1のラインを第2の論理値に駆動することと、
前記マスタ回路によって前記第1のライン上の前記第2の論理値を検出することとをさらに備え、
ここにおいて、前記第2の論理値を検出すると、前記マスタ回路が前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する、C1に記載の方法。
[C8]
前記ビットの第1のシーケンスが、1ビットで構成されるコマンドプリフィックスと、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを備え、前記データフィールドが、あらかじめ定められた数のビットを有する、C7に記載の方法。
[C9]
前記ビットの第1のシーケンスを駆動する前に、前記マスタ回路によってエラーを検出することをさらに備え、ここにおいて、前記ビットの第1のシーケンスが、前記マスタ回路によって前記第1の論理値で駆動される第1のビットを有するコマンドプリフィックスと、前記第1のラインバイアスから前記第1の論理値で駆動される複数の連続するビットとを備える、C1に記載の方法。
[C10]
前記スレーブ回路によって、前記コマンドプリフィックスの値に基づいて、コマンドの長さおよび識別を決定することと、
前記ビットの第1のシーケンスを駆動した後に、前記第1のラインの制御を前記スレーブ回路に返すことと、
前記スレーブ回路によって前記第1のライン上のビットの第2のシーケンスを駆動して、前記ビットの第2のシーケンスがあらかじめ定められたパターンを有することと
をさらに備える、C9に記載の方法。
[C11]
前記マスタ回路によって前記あらかじめ定められたパターンを検出することをさらに備え、ここにおいて、前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動することは、前記あらかじめ定められたパターンを検出することに基づく、C10に記載の方法。
[C12]
前記ビットの第1のシーケンスを駆動することは、
コマンドプリフィックスを駆動することと、
前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを駆動することと、
ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装された前記マスタ回路と、ワイヤレストランシーバに実装された前記スレーブ回路との間の受信利得調節を駆動することと
を備える、C1に記載の方法。
[C13]
前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する前に、前記スレーブ回路によって前記第1のラインを第2の論理値に駆動することと、前記マスタ回路によって前記第1のライン上の前記第2の論理値を検出することとをさらに備え、ここにおいて、前記第2の論理値の検出に基づいて、前記マスタ回路が前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する、C12に記載の方法。
[C14]
前記ワイヤレストランシーバによって無線周波数(RF)飽和状態を検出することをさらに備え、ここにおいて、前記スレーブ回路が、前記検出に応答して、前記第1のラインを前記第2の論理値に駆動する、C13に記載の方法。
[C15]
前記ビットの第1のシーケンスを駆動することは、ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装された前記マスタ回路と、Bluetoothトランシーバに実装された前記スレーブ回路との間の共存メッセージを駆動することを備える、C1に記載の方法。
[C16]
マスタ回路と、
スレーブ回路と、
前記マスタ回路と前記スレーブ回路との間の第1のラインと、
前記マスタ回路と前記スレーブ回路との間の第2のラインとを備え、
ここにおいて、前記インターフェースは、前記第1のラインが前記マスタ回路によって駆動されておらず、また前記スレーブ回路によって駆動されていない場合、前記第1のラインを第1の論理値にバイアスし、
ここにおいて、前記マスタ回路は、クロック信号と前記第1の論理値とのうちの1つによって前記第2のラインを選択的に駆動し、
ここにおいて、前記マスタ回路は前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動している場合、前記スレーブ回路が、前記第1のラインを制御し、
ここにおいて、前記マスタ回路は、前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動した後に、ビットの第1のシーケンスを前記第1のライン上の前記スレーブ回路に送信し、
ここにおいて、前記スレーブ回路は、前記第2のライン上の前記クロック信号を検出した後に、前記ビットの第1のシーケンスをサンプリングする、シリアル通信インターフェース。
[C17]
前記スレーブ回路は、コマンドプリフィックスの値に基づいて、前記ビットの第1のシーケンスのコマンドの長さおよび識別をさらに決定する、C16に記載のシリアル通信インターフェース。
[C18]
前記ビットの第1のシーケンスは、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを備え、前記データフィールドはあらかじめ定められた数のデータビットを有する、C17に記載のシリアル通信インターフェース。
[C19]
前記ビットの第1のシーケンスは、長さフィールドと、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを備え、前記長さフィールドは、前記データフィールド内のデータビットの数を指定する、C17に記載のシリアル通信インターフェース。
[C20]
前記マスタ回路は、前記ビットの第1のシーケンスを駆動した後に、前記第1のラインの制御を前記スレーブ回路にさらに返す、C17に記載のシリアル通信インターフェース。
[C21]
前記スレーブ回路は、前記第1のラインの制御が前記スレーブ回路に返された後に、前記第1のライン上のビットの第2のシーケンスをさらに駆動する、C20に記載のシリアル通信インターフェース。
[C22]
前記マスタ回路が前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動している間に、前記スレーブ回路は前記第1のラインを第2の論理値にさらに駆動し、前記マスタ回路はさらに、前記第1のライン上の前記第2の論理値を検出して、前記第2の論理値を検出すると、前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する、C16に記載のシリアル通信インターフェース。
[C23]
前記ビットの第1のシーケンスは、1ビットで構成されるコマンドプリフィックスと、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを備え、前記データフィールドは、あらかじめ定められた数のビットを有する、C22に記載のシリアル通信インターフェース。
[C24]
前記マスタ回路は、前記ビットの第1のシーケンスを駆動する前に、エラーをさらに検出し、ここにおいて、前記ビットの第1のシーケンスは、前記マスタ回路によって前記第1の論理値で駆動される第1のビットを有するコマンドプリフィックスと、前記第1のラインバイアスから前記第1の論理値で駆動される複数の連続するビットとを備える、C16にシリアル通信インターフェース。
[C25]
前記スレーブ回路は、前記コマンドプリフィックスの値に基づいて、前記スレーブ回路でコマンドの長さおよび識別をさらに決定して、前記スレーブ回路によって前記第1のライン上のビットの第2のシーケンスを駆動して、前記ビットの第2のシーケンスはあらかじめ定められたパターンを有する、C24にシリアル通信インターフェース。
[C26]
前記マスタ回路はさらに、前記あらかじめ定められたパターンを検出して、前記あらかじめ定められたパターンを検出することに基づいて、前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動する、C25にシリアル通信インターフェース。
[C27]
前記マスタ回路は、ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装され、前記スレーブ回路はワイヤレストランシーバに実装される、C16にシリアル通信インターフェース。
[C28]
前記マスタ回路は、コマンドプリフィックスを駆動することと、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを駆動することと、前記ワイヤレストランシーバの受信利得調節を駆動することとによって、前記ビットの第1のシーケンスを駆動する、C27に記載のシリアル通信インターフェース。
[C29]
前記マスタ回路が前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動している間に、前記スレーブ回路は、前記第1のラインを第2の論理値にさらに駆動し、前記マスタ回路はさらに、前記第1のライン上の前記第2の論理値を検出して、前記第2の論理値の検出に基づいて、前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する、C28に記載のシリアル通信インターフェース。
[C30]
前記ワイヤレストランシーバは、無線周波数(RF)飽和状態をさらに検出し、前記スレーブ回路は、前記検出に応答して、前記第1のラインを前記第2の論理値にさらに駆動する、C29に記載のシリアル通信インターフェース。
[C31]
前記マスタ回路はワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装されており、前記スレーブ回路はBluetoothトランシーバに実装されており、前記マスタ回路は、共存メッセージを駆動することによって、前記ビットの第1のシーケンスを駆動する、C16に記載のシリアル通信インターフェース。
[C32]
マスタ回路と、
スレーブ回路と、
前記マスタ回路と前記スレーブ回路との間の第1のラインと、
前記マスタ回路と前記スレーブ回路との間の第2のラインと、
前記第1のラインが前記マスタ回路によって駆動されておらず、また前記スレーブ回路によって駆動されていない場合、前記第1のラインを第1の論理値にバイアスするための手段と、
前記マスタ回路によって前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動するための手段と、
前記スレーブ回路に前記第1のラインの制御を提供するための手段と、
前記マスタ回路によって前記第2のライン上のクロック信号を駆動するための手段と、
前記マスタ回路によって前記第1のライン上のビットの第1のシーケンスを駆動するための手段と、
前記スレーブ回路によって前記クロック信号を検出するための手段と、
前記スレーブ回路によって前記ビットの第1のシーケンスをサンプリングするための手段と
を備える、シリアル通信インターフェース。
[C33]
コマンドプリフィックスの値に基づいて、前記スレーブ回路で、前記第1のシーケンスのコマンドの長さおよび識別を決定するための手段をさらに備える、C32に記載の方法。
[C34]
前記ビットの第1のシーケンスは、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを備え、前記データフィールドがあらかじめ定められた数のデータビットを有する、C33に記載の方法。
[C35]
前記ビットの第1のシーケンスは、長さフィールドと、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを備え、前記長さフィールドは、前記データフィールド内のデータビットの数を指定する、C33に記載の方法。
[C36]
前記ビットの第1のシーケンスを駆動した後に、前記第1のラインの制御を前記スレーブ回路に返すための手段をさらに備える、C33に記載の方法。
[C37]
前記第1のラインの制御を前記スレーブ回路に返した後に、前記スレーブ回路によって前記第1のライン上のビットの第2のシーケンスを駆動するための手段をさらに備える、C36に記載の方法。
[C38]
前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する前に、前記スレーブ回路によって前記第1のラインを第2の論理値に駆動するための手段と、
前記マスタ回路によって前記第1のライン上の前記第2の論理値を検出するための手段とをさらに備え、ここにおいて、前記第2の論理値を検出すると、前記マスタ回路が前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する、C32に記載の方法。
[C40]
前記ビットの第1のシーケンスは、1ビットで構成されるコマンドプリフィックスと、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを備え、前記データフィールドは、あらかじめ定められた数のビットを有する、C38に記載の方法。
[C41]
前記ビットの第1のシーケンスを駆動する前に、前記マスタ回路によってエラーを検出するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記ビットの第1のシーケンスは、前記マスタ回路によって前記第1の論理値で駆動される第1のビットを有するコマンドプリフィックスと、前記第1のラインバイアスから前記第1の論理値で駆動される複数の連続するビットとを備える、C32に記載の方法。
[C42]
前記スレーブ回路によって、前記コマンドプリフィックスの値に基づいて、コマンドの長さおよび識別を決定するための手段と、
前記ビットの第1のシーケンスを駆動した後に、前記第1のラインの制御を前記スレーブ回路に返すための手段と、
前記スレーブ回路によって前記第1のライン上のビットの第2のシーケンスを駆動する手段と、前記ビットの第2のシーケンスはあらかじめ定められたパターンを有し、をさらに備える、C41に記載の方法。
[C43]
前記マスタ回路によって前記あらかじめ定められたパターンを検出するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動することが、前記あらかじめ定められたパターンを検出することに基づく、C42に記載の方法。
[C44]
前記ビットの第1のシーケンスを駆動するための手段は、
コマンドプリフィックスを駆動するための手段と、
前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを駆動するための手段と、
ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装された前記マスタ回路と、ワイヤレストランシーバに実装された前記スレーブ回路との間の受信利得調節を駆動するための手段と
を備える、C32に記載の方法。
[C45]
前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する前に、前記スレーブ回路によって前記第1のラインを第2の論理値に駆動するための手段と、前記マスタ回路によって前記第1のライン上の前記第2の論理値を検出するための手段とをさらに備え、ここにおいて、前記第2の論理値を検出すると、前記マスタ回路が前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する、C44に記載の方法。
[C46]
前記ワイヤレストランシーバによって無線周波数(RF)飽和状態を検出するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記スレーブ回路は、前記検出に応答して、前記第1のラインを前記第2の論理値に駆動する、C45に記載の方法。
[C47]
前記ビットの第1のシーケンスを駆動するための手段は、ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装された前記マスタ回路と、Bluetoothトランシーバに実装された前記スレーブ回路との間の共存メッセージを駆動するための手段を備える、C32に記載の方法。

Claims (46)

  1. 第1のラインと第2のラインとを含む2ラインインターフェースを介したマスタ回路とスレーブ回路との間の通信に関する方法であって、
    前記第1のラインが前記マスタ回路によって駆動されておらず、また前記スレーブ回路によって駆動されていない場合、前記第1のラインを第1の論理値にバイアスすることと、
    前記マスタ回路によって前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動することと、
    前記スレーブ回路に前記第1のラインの制御を提供することと、
    前記マスタ回路によって前記第2のライン上のクロック信号を駆動することと、
    前記マスタ回路によって前記第1のライン上のビットの第1のシーケンスを駆動することと、
    前記スレーブ回路によって前記クロック信号を検出することと、
    前記スレーブ回路によって前記ビットの第1のシーケンスをサンプリングすることと
    を備える、方法。
  2. コマンドプリフィックスの値に基づいて、前記スレーブ回路で、前記第1のシーケンスのコマンドの長さおよび識別を決定することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ビットの第1のシーケンスは、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを備え、前記データフィールドがあらかじめ定められた数のデータビットを有する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ビットの第1のシーケンスは、長さフィールドと、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを備え、前記長さフィールドが、前記データフィールド内のデータビットの数を指定する、請求項2に記載の方法。
  5. 前記ビットの第1のシーケンスを駆動した後に、前記第1のラインの制御を前記スレーブ回路に返すことさらに備える、請求項2に記載の方法。
  6. 前記第1のラインの制御を前記スレーブ回路に返した後に、前記スレーブ回路によって前記第1のライン上のビットの第2のシーケンスを駆動することをさらに備える、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する前に、前記スレーブ回路によって前記第1のラインを第2の論理値に駆動することと、
    前記マスタ回路によって前記第1のライン上の前記第2の論理値を検出することとをさらに備え、
    ここにおいて、前記第2の論理値を検出すると、前記マスタ回路が前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記ビットの第1のシーケンスが、1ビットで構成されるコマンドプリフィックスと、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを備え、前記データフィールドが、あらかじめ定められた数のビットを有する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記ビットの第1のシーケンスを駆動する前に、前記マスタ回路によってエラーを検出することをさらに備え、ここにおいて、前記ビットの第1のシーケンスが、前記マスタ回路によって前記第1の論理値で駆動される第1のビットを有するコマンドプリフィックスと、前記第1のラインバイアスから前記第1の論理値で駆動される複数の連続するビットとを備える、請求項1に記載の方法。
  10. 前記スレーブ回路によって、前記コマンドプリフィックスの値に基づいて、コマンドの長さおよび識別を決定することと、
    前記ビットの第1のシーケンスを駆動した後に、前記第1のラインの制御を前記スレーブ回路に返すことと、
    前記スレーブ回路によって前記第1のライン上のビットの第2のシーケンスを駆動して、前記ビットの第2のシーケンスがあらかじめ定められたパターンを有することと
    をさらに備える、請求項9に記載の方法。
  11. 前記マスタ回路によって前記あらかじめ定められたパターンを検出することをさらに備え、ここにおいて、前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動することは、前記あらかじめ定められたパターンを検出することに基づく、請求項10に記載の方法。
  12. 前記ビットの第1のシーケンスを駆動することは、
    コマンドプリフィックスを駆動することと、
    前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを駆動することと、
    ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装された前記マスタ回路と、ワイヤレストランシーバに実装された前記スレーブ回路との間の受信利得調節を駆動することと
    を備える、請求項1に記載の方法。
  13. 前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する前に、前記スレーブ回路によって前記第1のラインを第2の論理値に駆動することと、前記マスタ回路によって前記第1のライン上の前記第2の論理値を検出することとをさらに備え、ここにおいて、前記第2の論理値の検出に基づいて、前記マスタ回路が前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記ワイヤレストランシーバによって無線周波数(RF)飽和状態を検出することをさらに備え、ここにおいて、前記スレーブ回路が、前記検出に応答して、前記第1のラインを前記第2の論理値に駆動する、請求項13に記載の方法。
  15. 前記ビットの第1のシーケンスを駆動することは、ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装された前記マスタ回路と、Bluetoothトランシーバに実装された前記スレーブ回路との間の共存メッセージを駆動することを備える、請求項1に記載の方法。
  16. マスタ回路と、
    スレーブ回路と、
    前記マスタ回路と前記スレーブ回路との間の第1のラインと、
    前記マスタ回路と前記スレーブ回路との間の第2のラインとを備え、
    ここにおいて、前記インターフェースは、前記第1のラインが前記マスタ回路によって駆動されておらず、また前記スレーブ回路によって駆動されていない場合、前記第1のラインを第1の論理値にバイアスし、
    ここにおいて、前記マスタ回路は、クロック信号と前記第1の論理値とのうちの1つによって前記第2のラインを選択的に駆動し、
    ここにおいて、前記マスタ回路は前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動している場合、前記スレーブ回路が、前記第1のラインを制御し、
    ここにおいて、前記マスタ回路は、前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動した後に、ビットの第1のシーケンスを前記第1のライン上の前記スレーブ回路に送信し、
    ここにおいて、前記スレーブ回路は、前記第2のライン上の前記クロック信号を検出した後に、前記ビットの第1のシーケンスをサンプリングする、シリアル通信インターフェース。
  17. 前記スレーブ回路は、コマンドプリフィックスの値に基づいて、前記ビットの第1のシーケンスのコマンドの長さおよび識別をさらに決定する、請求項16に記載のシリアル通信インターフェース。
  18. 前記ビットの第1のシーケンスは、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを備え、前記データフィールドはあらかじめ定められた数のデータビットを有する、請求項17に記載のシリアル通信インターフェース。
  19. 前記ビットの第1のシーケンスは、長さフィールドと、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを備え、前記長さフィールドは、前記データフィールド内のデータビットの数を指定する、請求項17に記載のシリアル通信インターフェース。
  20. 前記マスタ回路は、前記ビットの第1のシーケンスを駆動した後に、前記第1のラインの制御を前記スレーブ回路にさらに返す、請求項17に記載のシリアル通信インターフェース。
  21. 前記スレーブ回路は、前記第1のラインの制御が前記スレーブ回路に返された後に、前記第1のライン上のビットの第2のシーケンスをさらに駆動する、請求項20に記載のシリアル通信インターフェース。
  22. 前記マスタ回路が前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動している間に、前記スレーブ回路は前記第1のラインを第2の論理値にさらに駆動し、前記マスタ回路はさらに、前記第1のライン上の前記第2の論理値を検出して、前記第2の論理値を検出すると、前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する、請求項16に記載のシリアル通信インターフェース。
  23. 前記ビットの第1のシーケンスは、1ビットで構成されるコマンドプリフィックスと、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを備え、前記データフィールドは、あらかじめ定められた数のビットを有する、請求項22に記載のシリアル通信インターフェース。
  24. 前記マスタ回路は、前記ビットの第1のシーケンスを駆動する前に、エラーをさらに検出し、ここにおいて、前記ビットの第1のシーケンスは、前記マスタ回路によって前記第1の論理値で駆動される第1のビットを有するコマンドプリフィックスと、前記第1のラインバイアスから前記第1の論理値で駆動される複数の連続するビットとを備える、請求項16にシリアル通信インターフェース。
  25. 前記スレーブ回路は、前記コマンドプリフィックスの値に基づいて、前記スレーブ回路でコマンドの長さおよび識別をさらに決定して、前記スレーブ回路によって前記第1のライン上のビットの第2のシーケンスを駆動して、前記ビットの第2のシーケンスはあらかじめ定められたパターンを有する、請求項24にシリアル通信インターフェース。
  26. 前記マスタ回路はさらに、前記あらかじめ定められたパターンを検出して、前記あらかじめ定められたパターンを検出することに基づいて、前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動する、請求項25にシリアル通信インターフェース。
  27. 前記マスタ回路は、ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装され、前記スレーブ回路はワイヤレストランシーバに実装される、請求項16にシリアル通信インターフェース。
  28. 前記マスタ回路は、コマンドプリフィックスを駆動することと、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを駆動することと、前記ワイヤレストランシーバの受信利得調節を駆動することとによって、前記ビットの第1のシーケンスを駆動する、請求項27に記載のシリアル通信インターフェース。
  29. 前記マスタ回路が前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動している間に、前記スレーブ回路は、前記第1のラインを第2の論理値にさらに駆動し、前記マスタ回路はさらに、前記第1のライン上の前記第2の論理値を検出して、前記第2の論理値の検出に基づいて、前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する、請求項28に記載のシリアル通信インターフェース。
  30. 前記ワイヤレストランシーバは、無線周波数(RF)飽和状態をさらに検出し、前記スレーブ回路は、前記検出に応答して、前記第1のラインを前記第2の論理値にさらに駆動する、請求項29に記載のシリアル通信インターフェース。
  31. 前記マスタ回路はワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装されており、前記スレーブ回路はBluetoothトランシーバに実装されており、前記マスタ回路は、共存メッセージを駆動することによって、前記ビットの第1のシーケンスを駆動する、請求項16に記載のシリアル通信インターフェース。
  32. マスタ回路と、
    スレーブ回路と、
    前記マスタ回路と前記スレーブ回路との間の第1のラインと、
    前記マスタ回路と前記スレーブ回路との間の第2のラインと、
    前記第1のラインが前記マスタ回路によって駆動されておらず、また前記スレーブ回路によって駆動されていない場合、前記第1のラインを第1の論理値にバイアスするための手段と、
    前記マスタ回路によって前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動するための手段と、
    前記スレーブ回路に前記第1のラインの制御を提供するための手段と、
    前記マスタ回路によって前記第2のライン上のクロック信号を駆動するための手段と、
    前記マスタ回路によって前記第1のライン上のビットの第1のシーケンスを駆動するための手段と、
    前記スレーブ回路によって前記クロック信号を検出するための手段と、
    前記スレーブ回路によって前記ビットの第1のシーケンスをサンプリングするための手段と
    を備える、シリアル通信インターフェース。
  33. コマンドプリフィックスの値に基づいて、前記スレーブ回路で、前記第1のシーケンスのコマンドの長さおよび識別を決定するための手段をさらに備える、請求項32に記載の方法。
  34. 前記ビットの第1のシーケンスは、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを備え、前記データフィールドがあらかじめ定められた数のデータビットを有する、請求項33に記載の方法。
  35. 前記ビットの第1のシーケンスは、長さフィールドと、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを備え、前記長さフィールドは、前記データフィールド内のデータビットの数を指定する、請求項33に記載の方法。
  36. 前記ビットの第1のシーケンスを駆動した後に、前記第1のラインの制御を前記スレーブ回路に返すための手段をさらに備える、請求項33に記載の方法。
  37. 前記第1のラインの制御を前記スレーブ回路に返した後に、前記スレーブ回路によって前記第1のライン上のビットの第2のシーケンスを駆動するための手段をさらに備える、請求項36に記載の方法。
  38. 前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する前に、前記スレーブ回路によって前記第1のラインを第2の論理値に駆動するための手段と、
    前記マスタ回路によって前記第1のライン上の前記第2の論理値を検出するための手段とをさらに備え、ここにおいて、前記第2の論理値を検出すると、前記マスタ回路が前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する、請求項32に記載の方法。
  39. 前記ビットの第1のシーケンスは、1ビットで構成されるコマンドプリフィックスと、前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドとを備え、前記データフィールドは、あらかじめ定められた数のビットを有する、請求項38に記載の方法。
  40. 前記ビットの第1のシーケンスを駆動する前に、前記マスタ回路によってエラーを検出するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記ビットの第1のシーケンスは、前記マスタ回路によって前記第1の論理値で駆動される第1のビットを有するコマンドプリフィックスと、前記第1のラインバイアスから前記第1の論理値で駆動される複数の連続するビットとを備える、請求項32に記載の方法。
  41. 前記スレーブ回路によって、前記コマンドプリフィックスの値に基づいて、コマンドの長さおよび識別を決定するための手段と、
    前記ビットの第1のシーケンスを駆動した後に、前記第1のラインの制御を前記スレーブ回路に返すための手段と、
    前記スレーブ回路によって前記第1のライン上のビットの第2のシーケンスを駆動する手段と、前記ビットの第2のシーケンスはあらかじめ定められたパターンを有し、をさらに備える、請求項41に記載の方法。
  42. 前記マスタ回路によって前記あらかじめ定められたパターンを検出するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記第2のラインを前記第1の論理値で駆動することが、前記あらかじめ定められたパターンを検出することに基づく、請求項42に記載の方法。
  43. 前記ビットの第1のシーケンスを駆動するための手段は、
    コマンドプリフィックスを駆動するための手段と、
    前記コマンドプリフィックスに続くデータフィールドを駆動するための手段と、
    ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装された前記マスタ回路と、ワイヤレストランシーバに実装された前記スレーブ回路との間の受信利得調節を駆動するための手段と
    を備える、請求項32に記載の方法。
  44. 前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する前に、前記スレーブ回路によって前記第1のラインを第2の論理値に駆動するための手段と、前記マスタ回路によって前記第1のライン上の前記第2の論理値を検出するための手段とをさらに備え、ここにおいて、前記第2の論理値を検出すると、前記マスタ回路が前記第2のライン上の前記クロック信号を駆動する、請求項44に記載の方法。
  45. 前記ワイヤレストランシーバによって無線周波数(RF)飽和状態を検出するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記スレーブ回路は、前記検出に応答して、前記第1のラインを前記第2の論理値に駆動する、請求項45に記載の方法。
  46. 前記ビットの第1のシーケンスを駆動するための手段は、ワイヤレス通信デバイスのベースバンドプロセッサに実装された前記マスタ回路と、Bluetoothトランシーバに実装された前記スレーブ回路との間の共存メッセージを駆動するための手段を備える、請求項32に記載の方法。
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