JPH0546508Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0546508Y2
JPH0546508Y2 JP1987020612U JP2061287U JPH0546508Y2 JP H0546508 Y2 JPH0546508 Y2 JP H0546508Y2 JP 1987020612 U JP1987020612 U JP 1987020612U JP 2061287 U JP2061287 U JP 2061287U JP H0546508 Y2 JPH0546508 Y2 JP H0546508Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
differential
case
right direction
interlocking ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987020612U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63128135U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987020612U priority Critical patent/JPH0546508Y2/ja
Publication of JPS63128135U publication Critical patent/JPS63128135U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0546508Y2 publication Critical patent/JPH0546508Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Retarders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラクタ等の車両のデフロツク装置
に関する。
(従来の技術) 従来のデフロツク装置としては、実開昭52−
151542号公報記載のものがある。これは、第3図
に示すように、ミツシヨンケース2の両側壁に装
着された軸受ケース11に、軸受10を介してデ
フケース8の軸方向両端が支持され、このデフケ
ース8の支持部端から軸方向外方に回転軸12が
延出され、このデフケース8の連動環31が一体
回転可能に且つ着脱自在に連結され、前記回転軸
12には連動環31に対向してデフロツクシフタ
32が相対回転不能にかつ軸方向摺動自在に嵌装
され、連動環31のデフロツクシフタ対向側面に
被係合部33が設けられ、デフロツクシフタ32
には前記被係合部33に対して係脱自在な係合部
34が設けられたものである。そして、前記被係
合部33は軸受10の内径より径内側に設けられ
ている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来の構成では、被係合部が軸受の内径よ
り径内側に位置されているので、デフロツク時に
おけるトルクの伝達は比較的小さなものである。
そこで、本考案は従来のものに対して比較的大
きなトルクを伝達し得るデフロツク装置を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案が前記目的を達成するために講じた技術
的手段は、伝動ケース2内に装入されるデフケー
ス8の左右方向端部側に、軸受10が左右方向外
方から外嵌されるボス部9を設け、前記軸受10
の外周側を、伝動ケース2の側壁に左右方向外方
から装着される軸受ケース11で支持し、デフケ
ース8のボス部9に連動環31を一体回転可能に
取付けると共に、ボス部9から左右方向外方に延
出された回転軸12に、連動環31に対向するデ
フロツクシフタ32を相対回転不能にかつ軸方向
摺動自在に嵌装し、連動環31のデフロツクシフ
タ32対向側面に、デフロツクシフタ32に設け
た係合部34に係脱自在な被係合部33を設けた
デフロツク装置において、前記デフケース8のボ
ス部9から左右方向外方に向けて、連動環31が
左右方向外方から外嵌される筒状軸部29を突設
し、連動環31の外径を軸受10の内径より径大
にして、被係合部33を軸受10の内径より径外
側に位置させると共に、連動環31で軸受10の
左右方向外方側への抜止めをした点にある。
(作用) 被係合部33が軸受10よりもデフロツクシフ
タ32側で且つ軸受10の内径より径外側に設け
られて、デフロツク時に、比較的大きなトルクが
伝達される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図及び第2図において、1はトラクタの後
輪駆動装置を示し、車体を構成するミツシヨンケ
ース(伝動ケース)2の後部にデフ装置3が内蔵
されている、デフ装置3の左右両側のミツシヨン
ケース2の外側面にはブレーキケース4が配置さ
れ、その外側には後車軸ケース5が配置されてい
る。そして、ブレーキケース4と後車軸ケース5
とはボルト6でミツシヨンケース2に共締めされ
ている。
前記デフ装置3はデフギヤ7を有し、デフギヤ
7はデフケース8に固定されている。デフケース
8の左右両端にはボス部9が形成され、このボス
部9にはボール軸受10が左右方向外方から外嵌
されている。このボール軸受10を介して、ミツ
シヨンケース2の両側壁に左右方向外方から装着
される軸受ケース11によつてデフケース8は回
転自在に支持されている。前記デフケース8には
ボス部9から左右方向外側方へ突出する回転軸1
2が備えられている。各回転軸12はミツシヨン
ケース2から左右外側方へ突出されている。前記
デフケース8内ではピニオン軸13に設けられた
デフピニオン14と回転軸12にスプライン嵌合
されたデフサイドギヤ15が噛合している。
16は回転軸12と同心状に後車軸5ケースに
回転自在に支持された後車軸で、回転軸12から
遊星歯車減速機構17を介して動力が伝達され
る。遊星歯車減速機構17は回転軸12に固定の
太陽歯車18、後車軸16に固定のキヤリヤ1
9、キヤリヤ19に支持された遊星歯車20及び
ブレーキケース4と後車軸ケース5との間に挟持
された内歯歯車21等で構成されている。
22はブレーキ装置で、ブレーキケース4内に
納められ、複数のブレーキデイスク23を有す
る。ブレーキデイスク23は回転軸12にスプラ
イン嵌合され、各ブレーキデイスク23間には、
リング状のフリクシヨンプレート24が配置され
ている。
25はフリクシヨンプレート24に対向したリ
ング状の加圧部材で、ピストン26を有してい
る。ピストン26は前記軸受ケース11に設けら
れた環状のシリンダ27に軸方向摺動自在に内嵌
されている。そして、ブレーキペダルを踏込むこ
とにより、図外の油圧機構を介して、シリンダ2
7内に作動油が供給されるように構成されてい
る。
28は潤滑油連通路で、ミツシヨンケース2の
下部両側壁を貫通して、ブレーキケース4内周面
とそれに対向する軸受ケース11外周面との間に
連通されている。
前記デフケース8の軸方向一端側のボス部9に
は筒状軸部29が一体的に設けられ、その軸心は
ボス部9と同心とされている。この筒状軸部29
の内径はボス部9と略同径とされ、外径はボス部
9より径小とされ、外周に軸方向にスプライン軸
部30が形成されている。
31はリング状の連動環で、内周が筒状軸部2
9のスプライン軸部30にスプライン嵌合されて
いてデフケース8と一体回転可能とされている。
この連動環31の外径は軸受10の内径より径大
とされていて、この連動環31によつて軸受10
の左右方向外方への抜止めが成されている。ま
た、回転軸12には前記連動環31に対向してデ
フロツクシフタ32がスプライン嵌合されて、軸
方向にのみ摺動自在とされている。また、デフロ
ツクシフタ32の外径は連動環31と略同径とさ
れている。
33は被係合部で、前記連動環31のデフロツ
クシフタ対向側面に設けられている。被係合部3
3は軸受10の内径より径外側に位置され、周方
向等間隔に複数個突設されている。また、デフロ
ツクシフタ32の連動環対向側面には前記被係合
部33に対して係脱自在にかみ合う係合部34が
設けられている。前記連動環31とデフロツクシ
フタ32等とで所謂かみ合いクラツチを構成して
いる。
35はシフトフオークで、ミツシヨンケース2
に横軸心回りに回転自在に支持されたデフロツク
軸36に遊嵌されている。そして、シフトフオー
ク35は軸受ケース11の上面に形成された軸方
向の長孔39を経てデフロツクシフタ32に係合
している。また、シフトフオーク35のボス部3
7にはカム溝38が形成され、このカム溝38に
デフロツク軸36を貫通したピン40が係合して
いる。そして、デフロツク軸36を回動すること
により、ピン40及びカム溝38を介して、シフ
トフオーク35は左右方向摺動自在とされてい
る。そして、シフトフオーク35を摺動させて係
合部34を被係合部33にかみ合せることによ
り、所謂デフロツクされ、各デフサイドギヤ15
がデフケース8と一体回転し、各後輪が同一速度
で回転する。
(考案の効果) 本考案によれば、被係合部33が軸受10の内
径より径外側に位置されているので、デフロツク
時において、従来の被係合部が軸受の内径より径
内側に位置されているものに比較して、大きなト
ルクが伝達できる。
また、特に、被係合部33を軸受10の内径よ
り径外側に位置させるのに、デフケース8のボス
部9から左右方向外方に向けて、連動環31が左
右方向外方から外嵌される筒状軸部29を突設
し、連動環31の外径を軸受10の内径より径大
にすると云う構成を採つているので、デフロツク
装置が左右方向及び左右方向に直交する方向に大
きくならず、コンパクトである。
また、連動環31で軸受10の抜止めを図つて
いるので、デフケース8を、軸受10と連動環3
1とを組付けた状態で伝動ケース2内に装入する
ことができ、軸受10と連動環31とを伝動ケー
ス2内で組付ける必要がなく、組付けが容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、第
1図は要部の拡大断面図、第2図はトラクタ後部
の断面図、第3図は従来例を示す要部の断面図で
ある。 1……ミツシヨンケース、3……デフ装置、8
……デフケース、10……ボール軸受、11……
軸受ケース、12……回転軸、31……連動環、
32……デフロツクシフタ、33……被係合部、
34……係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 伝動ケース2内に装入されるデフケース8の左
    右方向端部側に、軸受10が左右方向外方から外
    嵌されるボス部9を設け、前記軸受10の外周側
    を、伝動ケース2の側壁に左右方向外方から装着
    される軸受ケース11で支持し、デフケース8の
    ボス部9に連動環31を一体回転可能に取付ける
    と共に、ボス部9から左右方向外方に延出された
    回転軸12に、連動環31に対向するデフロツク
    シフタ32を相対回転不能にかつ軸方向摺動自在
    に嵌装し、連動環31のデフロツクシフタ32対
    向側面に、デフロツクシフタ32に設けた係合部
    34に係脱自在な被係合部33を設けたデフロツ
    ク装置において、 前記デフケース8のボス部9から左右方向外方
    に向けて、連動環31が左右方向外方から外嵌さ
    れる筒状軸部29を突設し、連動環31の外径を
    軸受10の内径より径大にして、被係合部33を
    軸受10の内径より径外側に位置させると共に、
    連動環31で軸受10の左右方向外方側への抜止
    めをしたことを特徴とするデフロツク装置。
JP1987020612U 1987-02-13 1987-02-13 Expired - Lifetime JPH0546508Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987020612U JPH0546508Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987020612U JPH0546508Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63128135U JPS63128135U (ja) 1988-08-22
JPH0546508Y2 true JPH0546508Y2 (ja) 1993-12-06

Family

ID=30816288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987020612U Expired - Lifetime JPH0546508Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0546508Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3067070B2 (ja) * 1993-11-26 2000-07-17 株式会社クボタ トラクタの後車軸ケース装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5125860U (ja) * 1974-08-17 1976-02-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5125860U (ja) * 1974-08-17 1976-02-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63128135U (ja) 1988-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS627419B2 (ja)
US5536219A (en) Rear axle apparatus for a tractor
JPH0222257B2 (ja)
JPS642823B2 (ja)
JPH0546508Y2 (ja)
JP3844532B2 (ja) デファレンシャル装置
JP2652709B2 (ja) センターディファレンシャル装置付4輪駆動車
JP2529245B2 (ja) デフアレンシヤル装置
JPH0250339B2 (ja)
JPH0536647B2 (ja)
JPS6330845Y2 (ja)
JPH0658378A (ja) デファレンシャル装置
JPS582662Y2 (ja) 歩行形耕転機のミッションケ−ス構造
JPH0746591Y2 (ja) 自動変速機のパーキングギヤ取付構造
JPS6310977Y2 (ja)
JPH0253247B2 (ja)
JPH0233903B2 (ja)
JPS5929170Y2 (ja) 動力伝達装置
JPH0512505Y2 (ja)
JPH0225951Y2 (ja)
JPH0129136Y2 (ja)
JPS5849854Y2 (ja) 歩行形耕耘機のミッション構造
JP2785325B2 (ja) 遊星歯車装置のハブ接続構造
JPH0120179Y2 (ja)
JPS6120346Y2 (ja)