JPS582662Y2 - 歩行形耕転機のミッションケ−ス構造 - Google Patents
歩行形耕転機のミッションケ−ス構造Info
- Publication number
- JPS582662Y2 JPS582662Y2 JP1977010941U JP1094177U JPS582662Y2 JP S582662 Y2 JPS582662 Y2 JP S582662Y2 JP 1977010941 U JP1977010941 U JP 1977010941U JP 1094177 U JP1094177 U JP 1094177U JP S582662 Y2 JPS582662 Y2 JP S582662Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- differential
- gear
- drive mechanism
- clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
- Retarders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、歩行形耕耘機のミッション構造に関する。
すなわち、差動式駆動機構とサイドクラッチ式駆動機構
の両方を付備して構成する歩行形耕耘機のミッションに
関して従来のものは、例えば実公昭48−10088号
公報等に示される如く、差動式駆動機構を構成する太陽
歯車及び遊星歯車群が伝動軸上に左右一対にそれぞれ各
別に配設されるものであることから、差動式駆動機構全
体が大形化すると共に、差動式駆動機構の具体的構成に
関しても、差動連動のために左右の太陽歯車及び遊星歯
車群間に特別な動力伝達手段を差動式駆動機構幅全体に
亘り設ける必要がある他、特に遊星歯車群の支持部材を
左右各別に設けなければならない等その構成が非常に複
雑化していたのであり、加えて前述の様な差動式駆動機
構全体の大形化により該機構の側方にサイドクラッチ装
置を設けるに際してはスペース上の制約から伝動軸に孔
を穿設し該伝動軸孔内にサイドクラッチボール操作具を
内設するといった非常に複雑なサイドクラッチ機構を採
用しなければならなかったのである。
の両方を付備して構成する歩行形耕耘機のミッションに
関して従来のものは、例えば実公昭48−10088号
公報等に示される如く、差動式駆動機構を構成する太陽
歯車及び遊星歯車群が伝動軸上に左右一対にそれぞれ各
別に配設されるものであることから、差動式駆動機構全
体が大形化すると共に、差動式駆動機構の具体的構成に
関しても、差動連動のために左右の太陽歯車及び遊星歯
車群間に特別な動力伝達手段を差動式駆動機構幅全体に
亘り設ける必要がある他、特に遊星歯車群の支持部材を
左右各別に設けなければならない等その構成が非常に複
雑化していたのであり、加えて前述の様な差動式駆動機
構全体の大形化により該機構の側方にサイドクラッチ装
置を設けるに際してはスペース上の制約から伝動軸に孔
を穿設し該伝動軸孔内にサイドクラッチボール操作具を
内設するといった非常に複雑なサイドクラッチ機構を採
用しなければならなかったのである。
本考案は前述の様な問題点に鑑み為されたものであって
差動式駆動機構からサイドクラッチ式駆動機構を介して
両伝動軸に伝動するその間の両太陽ギヤ部分とサイドク
ラッチの駆動伝達部を一体的に形成して、全体をコンパ
クトにかつ小形に構成できるとともに組付けやすく構成
できて、しかも確実なる伝動機能を有し、歩行形耕耘機
のミッションとして好適に実施できるよう提供するもの
である。
差動式駆動機構からサイドクラッチ式駆動機構を介して
両伝動軸に伝動するその間の両太陽ギヤ部分とサイドク
ラッチの駆動伝達部を一体的に形成して、全体をコンパ
クトにかつ小形に構成できるとともに組付けやすく構成
できて、しかも確実なる伝動機能を有し、歩行形耕耘機
のミッションとして好適に実施できるよう提供するもの
である。
次に、図面に示す実施例について説明する。
第1図は歩行形耕耘機の側面図を示し、7は、ミッショ
ンケース、8は車輪、9はエンジンクレーム、10はエ
ンジン、11は伝動カバー 12は耕耘部、13はハン
ドルである。
ンケース、8は車輪、9はエンジンクレーム、10はエ
ンジン、11は伝動カバー 12は耕耘部、13はハン
ドルである。
前記ミッションケース7の下部には両側に左右車輪8,
8へ動力伝達する伝動軸としての車軸1゜1′をベヤリ
ング14.14等により軸支して装設し、接近する車軸
1,1′の内端部にはそれぞれやや小径の支軸部1a、
1’aを形成し、両立軸部1a、1’aの外方部分には
一定長の雄スプライン15.15’をそれぞれ形成する
。
8へ動力伝達する伝動軸としての車軸1゜1′をベヤリ
ング14.14等により軸支して装設し、接近する車軸
1,1′の内端部にはそれぞれやや小径の支軸部1a、
1’aを形成し、両立軸部1a、1’aの外方部分には
一定長の雄スプライン15.15’をそれぞれ形成する
。
前記両車軸1,1′にまたがって差動歯車式駆動機構を
装設するが、該機構は、両立軸部1a。
装設するが、該機構は、両立軸部1a。
1′aにそれぞれ、小径の太陽ギヤa 、 a’を遊嵌
するとともに、両太陽ギヤa 、 a’の外側部には軸
心に直交する壁部16,16’をそれぞれ連ねて径大に
形成し、両壁部16.16’の外周に向けて短筒状の径
大部A、A’をそれぞれ形威し、両壁部16゜16′に
は複数の油孔17,17’をそれぞれ穿設し、周径大部
A 、 A’の外周における外端側にはそれぞれ段部1
B、18’を形威し、周径大部A 、 A’の内方周面
における中央部にはサイドクラッチ用ボール19 、1
9’の半径部が嵌合する軸方向溝形の駆動伝達部3,3
′をそれぞれ形成し、駆動伝達部3゜3′の外方にはボ
ール19.19’が軸方向に移動しないようにそれぞれ
スナップリング20 、20’を嵌着し、一方の径大部
部Aの外周にはデフロック装着Cにおけるボール21が
保合できる軸方向の係合溝22を一定間隔おきに形成し
て構成する。
するとともに、両太陽ギヤa 、 a’の外側部には軸
心に直交する壁部16,16’をそれぞれ連ねて径大に
形成し、両壁部16.16’の外周に向けて短筒状の径
大部A、A’をそれぞれ形威し、両壁部16゜16′に
は複数の油孔17,17’をそれぞれ穿設し、周径大部
A 、 A’の外周における外端側にはそれぞれ段部1
B、18’を形威し、周径大部A 、 A’の内方周面
における中央部にはサイドクラッチ用ボール19 、1
9’の半径部が嵌合する軸方向溝形の駆動伝達部3,3
′をそれぞれ形成し、駆動伝達部3゜3′の外方にはボ
ール19.19’が軸方向に移動しないようにそれぞれ
スナップリング20 、20’を嵌着し、一方の径大部
部Aの外周にはデフロック装着Cにおけるボール21が
保合できる軸方向の係合溝22を一定間隔おきに形成し
て構成する。
つぎに、差動歯車式駆動機構のデフギヤケースBについ
て説明する。
て説明する。
差動用のデフギヤケースBはその中央の内周に中空の円
板状の短い壁部5a。
板状の短い壁部5a。
5′aを形成するとともに、両壁部5 a 、 5’a
と入力用ギヤとしての車軸ギヤ4内方の間には凹形部5
を形成し、凹形部5の両側のデフギヤケースBの両側方
部には、短筒状の側部す、b’をそれぞれ形威し、両側
部す、b’間における凹形部5の外周上には周囲方向に
間隔をおいて連結間部23を形成して該連結間部23に
よる連結でもってデフギヤケースB全体は1個体にして
形成される。
と入力用ギヤとしての車軸ギヤ4内方の間には凹形部5
を形成し、凹形部5の両側のデフギヤケースBの両側方
部には、短筒状の側部す、b’をそれぞれ形威し、両側
部す、b’間における凹形部5の外周上には周囲方向に
間隔をおいて連結間部23を形成して該連結間部23に
よる連結でもってデフギヤケースB全体は1個体にして
形成される。
また、凹形部5の外周上における連結間部23のb′側
の外周には取付鍔部24を形成し、側部す側からりフグ
ギヤ形の入力用平歯車式車軸ギヤ4を連結間部2.3の
外周に嵌合するとともに、前記取付鍔部24の取付孔2
5に挿通したセットボルト26を車軸ギヤ4のねじ孔2
7に螺挿し車軸ギヤ4を嵌合固定して、前記凹形部5内
に装入する平歯車式遊星ギヤ2,2′の支軸6,6′の
両壁部5a。
の外周には取付鍔部24を形成し、側部す側からりフグ
ギヤ形の入力用平歯車式車軸ギヤ4を連結間部2.3の
外周に嵌合するとともに、前記取付鍔部24の取付孔2
5に挿通したセットボルト26を車軸ギヤ4のねじ孔2
7に螺挿し車軸ギヤ4を嵌合固定して、前記凹形部5内
に装入する平歯車式遊星ギヤ2,2′の支軸6,6′の
両壁部5a。
5′aに設けである支持孔28 、28’に嵌入してそ
れぞれにカラー29を一方寄りに嵌合し、周囲上に遊星
ギヤ2,2′を互いに一部分嵌合して一組とし交互に嵌
合して、千鳥状に取付けて構成する。
れぞれにカラー29を一方寄りに嵌合し、周囲上に遊星
ギヤ2,2′を互いに一部分嵌合して一組とし交互に嵌
合して、千鳥状に取付けて構成する。
また、前記デフロック装置Cは、デフギヤケースBの一
方側部すに一定間隔をおいて多数の孔部30を形威し、
前記係合溝22と孔部30には両者にまたがるよう前記
ボール21を嵌入し、側部すの外周面に移動自在に嵌合
したクラッチ体31の内方側部における内周面には一定
間隔おきに係合溝部32を形成し、クラッチ体31の局
面における溝部33にシフターを係合して操作できるよ
うに構成するが、側部すの外側周上にはスナップリング
34をストッパーとして嵌合係止する。
方側部すに一定間隔をおいて多数の孔部30を形威し、
前記係合溝22と孔部30には両者にまたがるよう前記
ボール21を嵌入し、側部すの外周面に移動自在に嵌合
したクラッチ体31の内方側部における内周面には一定
間隔おきに係合溝部32を形成し、クラッチ体31の局
面における溝部33にシフターを係合して操作できるよ
うに構成するが、側部すの外側周上にはスナップリング
34をストッパーとして嵌合係止する。
D、D’はサイドクラッチ装置を示し、両サイドクラッ
チ装置D 、 D’を差動歯車式駆動機構における両側
方の径大部A、A’の内方にそれぞれ装設するが、両サ
イドクラッチ装置り、D’は、両車軸1゜1′の雄スプ
ライン15.15’にクラッチ体d、d’の雄スプライ
ン35.35’をそれぞれ嵌合し、クラツ、チ体d、d
’の外周には前記ボール19.19’が嵌入できる軸方
向の係合溝36.36を多数形成し、係合溝36 、3
6’の外方におけるクラッチ体d、d’の側方外周には
単なる局面部37 、37’を形成し、前記両壁部16
,16’とクラッチ体d。
チ装置D 、 D’を差動歯車式駆動機構における両側
方の径大部A、A’の内方にそれぞれ装設するが、両サ
イドクラッチ装置り、D’は、両車軸1゜1′の雄スプ
ライン15.15’にクラッチ体d、d’の雄スプライ
ン35.35’をそれぞれ嵌合し、クラツ、チ体d、d
’の外周には前記ボール19.19’が嵌入できる軸方
向の係合溝36.36を多数形成し、係合溝36 、3
6’の外方におけるクラッチ体d、d’の側方外周には
単なる局面部37 、37’を形成し、前記両壁部16
,16’とクラッチ体d。
d′の間には圧縮スプリング38.38’を介装して、
両側外方における操作シフター39 、39’をクラッ
チ体d、d’の外側面に接合して操作できるように構成
する。
両側外方における操作シフター39 、39’をクラッ
チ体d、d’の外側面に接合して操作できるように構成
する。
なお図中、40は平歯車である伝動上位の伝動ギヤであ
る。
る。
したがって、デフギヤケースBにおける凹形部5の外方
周部に車軸ギヤ4を嵌合してセットボルト26により固
定し、周径大部A、A’の外周にデフギヤケースBの短
筒状側部す、b’の内周部を嵌入した状態で、支軸6,
6′の両端面が両壁部16゜16′に対応する状態とな
り、一方の遊星ギヤ2が一方の太陽ギヤaに、また他方
の遊星ギヤ2′fJi他方の太陽ギヤa′に噛合する状
態となり、また、遊星ギヤ2と2′同志は相互に一部噛
合する状態となって組付けられる。
周部に車軸ギヤ4を嵌合してセットボルト26により固
定し、周径大部A、A’の外周にデフギヤケースBの短
筒状側部す、b’の内周部を嵌入した状態で、支軸6,
6′の両端面が両壁部16゜16′に対応する状態とな
り、一方の遊星ギヤ2が一方の太陽ギヤaに、また他方
の遊星ギヤ2′fJi他方の太陽ギヤa′に噛合する状
態となり、また、遊星ギヤ2と2′同志は相互に一部噛
合する状態となって組付けられる。
しかして、伝動ギヤ40に噛合する車軸ギヤ4が回転す
ると同時にデフギヤケースbが回転し、デフギヤケース
B側の遊星ギヤ2,2′と太陽ギヤa、a’との噛合に
よりサイドクラッチ装置D 、 D’を介して両車軸1
,1′に対し差動式伝動が行われる。
ると同時にデフギヤケースbが回転し、デフギヤケース
B側の遊星ギヤ2,2′と太陽ギヤa、a’との噛合に
よりサイドクラッチ装置D 、 D’を介して両車軸1
,1′に対し差動式伝動が行われる。
この機構を説明すると、まず、左右の車軸に同−のトル
クがかかつている時、左右の遊星ギヤ2,2′は支軸6
,6′の回転につれて互いに同一方向に回転しようとし
て遊星ギヤ2,2′同志の噛合部にて力をぶつけ合うが
、トルクが同一のため回転力が同じとなり打消し合い、
結局遊星ギヤ2,2′は回転せず、太陽ギヤa 、 a
’と噛合したまま支軸66の取付けられたデフギヤケー
スBと一体となって同一方向へ回転する。
クがかかつている時、左右の遊星ギヤ2,2′は支軸6
,6′の回転につれて互いに同一方向に回転しようとし
て遊星ギヤ2,2′同志の噛合部にて力をぶつけ合うが
、トルクが同一のため回転力が同じとなり打消し合い、
結局遊星ギヤ2,2′は回転せず、太陽ギヤa 、 a
’と噛合したまま支軸66の取付けられたデフギヤケー
スBと一体となって同一方向へ回転する。
左右のトルクに差がある場合はその力の差の分だけ遊星
ギヤ2,2′同志が回転し、デフギヤケースBと太陽ギ
ヤは全体としては同一方向へ回転しながら、遊星2,2
′が回転する分だけ一方の太陽ギヤの回転数が増加し、
他方の太陽ギヤの回転数が減少して、差動機構となる。
ギヤ2,2′同志が回転し、デフギヤケースBと太陽ギ
ヤは全体としては同一方向へ回転しながら、遊星2,2
′が回転する分だけ一方の太陽ギヤの回転数が増加し、
他方の太陽ギヤの回転数が減少して、差動機構となる。
サイドクラッチ装置り、D’においては、操作シフター
39 、39’を強制操作しないと、圧縮スプリング3
8 、38’に弾圧されるクラッチ体d 、 d’の係
合溝36 、36’と駆動伝達部3,3′にボ・−ル9
.9′がまたがり第2図の左方に示すようにクラッチ入
りの状態となり、圧縮スプリング38゜38′に抗して
クラッチ体d 、 d’を移動させると、ボール19.
19’がクラッチ体d 、 d’の周面部37.37’
に接してすべり、そのために第2図の右方に示すように
クラッチ切りの状態となる。
39 、39’を強制操作しないと、圧縮スプリング3
8 、38’に弾圧されるクラッチ体d 、 d’の係
合溝36 、36’と駆動伝達部3,3′にボ・−ル9
.9′がまたがり第2図の左方に示すようにクラッチ入
りの状態となり、圧縮スプリング38゜38′に抗して
クラッチ体d 、 d’を移動させると、ボール19.
19’がクラッチ体d 、 d’の周面部37.37’
に接してすべり、そのために第2図の右方に示すように
クラッチ切りの状態となる。
また、シフターによりクラッチ体31を移動させて、ボ
ール21を係合溝部32から押し出して孔部30と係合
溝22にまたがらせて第2図に示す状態に操作すると、
デフギヤケースBと遊星ギヤ2,2′及び太陽ギヤa
、 a’がロックされ一体となって回転し、デフロック
操作をなすことができ\ ゛ て左右の至輪1,1′が一体となって回転する状態とな
り、第4図に示すようにクラッチ体31を移動させてボ
ール21を係合溝部32と孔部30にまたがらせる状態
にするとデフロックの解除をなして前記のように差動式
伝動をなすことができる。
ール21を係合溝部32から押し出して孔部30と係合
溝22にまたがらせて第2図に示す状態に操作すると、
デフギヤケースBと遊星ギヤ2,2′及び太陽ギヤa
、 a’がロックされ一体となって回転し、デフロック
操作をなすことができ\ ゛ て左右の至輪1,1′が一体となって回転する状態とな
り、第4図に示すようにクラッチ体31を移動させてボ
ール21を係合溝部32と孔部30にまたがらせる状態
にするとデフロックの解除をなして前記のように差動式
伝動をなすことができる。
このように本考案は、差動式駆動機構とサイドクラッチ
式駆動機構の両方を付備して構成する歩行形耕耘機のミ
ッションにおいて、左右車輪8゜8へ動力伝達する伝達
軸1,1′をその軸端部を互いに接近させてミッション
ケ、−スフに支持させると共に、該伝動軸1,1′の前
記軸端部上には前記伝動軸1,1′に動力伝達する太陽
ギヤa 、 a’をその外側方を径大部A、A’に形成
して設ける一方、外周に入力用のギヤ4を装設したデフ
ギヤケースBの内方中央部には前記太陽ギヤa 、 a
’と噛合し且つ互いに部分嵌合する遊星ギヤ2,2′を
支軸6゜6′を介し設けて差動式駆動機構を構成し、さ
らに前記太陽ギヤa 、 a’の径大部A、A’の内周
部には溝形の駆動伝達部3,3′を形成する一方、前記
伝動軸1,1′上にスプライン嵌合するクラッチ体d。
式駆動機構の両方を付備して構成する歩行形耕耘機のミ
ッションにおいて、左右車輪8゜8へ動力伝達する伝達
軸1,1′をその軸端部を互いに接近させてミッション
ケ、−スフに支持させると共に、該伝動軸1,1′の前
記軸端部上には前記伝動軸1,1′に動力伝達する太陽
ギヤa 、 a’をその外側方を径大部A、A’に形成
して設ける一方、外周に入力用のギヤ4を装設したデフ
ギヤケースBの内方中央部には前記太陽ギヤa 、 a
’と噛合し且つ互いに部分嵌合する遊星ギヤ2,2′を
支軸6゜6′を介し設けて差動式駆動機構を構成し、さ
らに前記太陽ギヤa 、 a’の径大部A、A’の内周
部には溝形の駆動伝達部3,3′を形成する一方、前記
伝動軸1,1′上にスプライン嵌合するクラッチ体d。
d′の外周部には保合溝36.36’を形成すると共に
前記駆動伝達部3,3′及び係合溝36 、36’間に
サイドクラッチボール19 、19’を介在させてサイ
ドクラッチ装置り、D’を構成したことから差動式駆動
機構を構成する太陽ギヤa、a′及び遊星ギヤ2,2′
群を伝動軸1,1′の両軸端部に集中して配設すること
となるために、差動式駆動機構全体がコンパクトに形成
されることとなり、また差動式駆動機構の具体的構成も
、差動運動のための左右遊星ギヤ2,2′群間の動力伝
達手段を特別に設りる必要もなく、さらに左右の遊星ギ
ヤ2,2′群の支持部材をデフギヤケース部分部材で共
用し得る等、デフギヤケース部分、太陽ギヤ部分をコン
パクトに組合わせて、非常に簡潔なものと為し得、加え
て差動式駆動機構をコンパクトに形成し得るために、ス
ペース上の制約を受けず、サイドクラッチ装置D 、
D’を簡単に構成し得、特に前記太陽ギヤa、a’の径
大部A、A’にクラッチ体d。
前記駆動伝達部3,3′及び係合溝36 、36’間に
サイドクラッチボール19 、19’を介在させてサイ
ドクラッチ装置り、D’を構成したことから差動式駆動
機構を構成する太陽ギヤa、a′及び遊星ギヤ2,2′
群を伝動軸1,1′の両軸端部に集中して配設すること
となるために、差動式駆動機構全体がコンパクトに形成
されることとなり、また差動式駆動機構の具体的構成も
、差動運動のための左右遊星ギヤ2,2′群間の動力伝
達手段を特別に設りる必要もなく、さらに左右の遊星ギ
ヤ2,2′群の支持部材をデフギヤケース部分部材で共
用し得る等、デフギヤケース部分、太陽ギヤ部分をコン
パクトに組合わせて、非常に簡潔なものと為し得、加え
て差動式駆動機構をコンパクトに形成し得るために、ス
ペース上の制約を受けず、サイドクラッチ装置D 、
D’を簡単に構成し得、特に前記太陽ギヤa、a’の径
大部A、A’にクラッチ体d。
d′を対向内設して差動式駆動機構とサイドクラッチ式
駆動機構とをコンパクトに一体化し得、全体として確実
なる伝動機能を有したコンパクトなる歩行形耕耘機のミ
ッションとして好適に実施し得るという顕著なる効果を
有する。
駆動機構とをコンパクトに一体化し得、全体として確実
なる伝動機能を有したコンパクトなる歩行形耕耘機のミ
ッションとして好適に実施し得るという顕著なる効果を
有する。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は耕耘機の側面図
、第2図は要部の断面図、第3図は第2図の一部を示し
、第4図は第2図の他の一部を示し、第5図は第3図の
一部の側面図、第6図は第2図の中央部分の断面図であ
る。 1.1′・・・伝動軸(車輪)、2,2′・・・遊星ギ
ヤ、3.3′・・・駆動伝達部、4・・・入力用ギヤ(
車軸ギヤ)、6.6′・・・支軸、7−・・ミッション
ケース、8,8・、。 車輪、19.19’・・・サイドクラッチボール、36
゜36′・・・係合溝、37 、37’・・・周面部、
B・・・デフギヤケース、D、D’・・1サイドクラツ
チ装置、d 、 d’・・・クラッチ体。
、第2図は要部の断面図、第3図は第2図の一部を示し
、第4図は第2図の他の一部を示し、第5図は第3図の
一部の側面図、第6図は第2図の中央部分の断面図であ
る。 1.1′・・・伝動軸(車輪)、2,2′・・・遊星ギ
ヤ、3.3′・・・駆動伝達部、4・・・入力用ギヤ(
車軸ギヤ)、6.6′・・・支軸、7−・・ミッション
ケース、8,8・、。 車輪、19.19’・・・サイドクラッチボール、36
゜36′・・・係合溝、37 、37’・・・周面部、
B・・・デフギヤケース、D、D’・・1サイドクラツ
チ装置、d 、 d’・・・クラッチ体。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 差動式駆動機構とサイドクラッチ式駆動機構の両方を付
備して構成する歩行形耕耘機のミッションにおいて、左
右車輪8,8へ動力伝達する伝動軸1,1′をその軸端
部を互いに接近させてミッションケース7に支持させる
と共に、該伝動軸1゜1′の前記軸端部上には前記伝動
軸1,1′に動力伝達する太陽ギヤa 、 a’をその
外側方を径大部A。 A′に形成して設ける一方、外周に入力用ギヤ4を装設
したデフギヤケースBの内方中央部には前記太陽ギヤa
、 a’と噛合し且つ互いに部分嵌合する遊星ギヤ2
,2′を支軸6,6′を介し設けて差動式駆動機構を構
成し、さらに前記太陽ギヤa 、 a’の径大部A 、
A’の内周部には溝形の駆動伝達部3゜3′を形成す
る一方、前記伝動軸1,1′上にスプライン嵌合するク
ラッチ体d、d’の外周部には係合溝36.36’を形
成すると共に前記駆動伝達部3゜3′及び係合溝36
、36’間にサイドクラッチボール19,19’を介在
させてサイドクラッチ装置り。 D′を構成したことを特徴とする歩行形耕耘機のミッシ
ョンケース構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977010941U JPS582662Y2 (ja) | 1977-01-31 | 1977-01-31 | 歩行形耕転機のミッションケ−ス構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977010941U JPS582662Y2 (ja) | 1977-01-31 | 1977-01-31 | 歩行形耕転機のミッションケ−ス構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53106405U JPS53106405U (ja) | 1978-08-26 |
JPS582662Y2 true JPS582662Y2 (ja) | 1983-01-18 |
Family
ID=28824450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977010941U Expired JPS582662Y2 (ja) | 1977-01-31 | 1977-01-31 | 歩行形耕転機のミッションケ−ス構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS582662Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4810088U (ja) * | 1971-06-17 | 1973-02-03 |
-
1977
- 1977-01-31 JP JP1977010941U patent/JPS582662Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4810088U (ja) * | 1971-06-17 | 1973-02-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53106405U (ja) | 1978-08-26 |
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