JPH05464B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH05464B2 JPH05464B2 JP58128412A JP12841283A JPH05464B2 JP H05464 B2 JPH05464 B2 JP H05464B2 JP 58128412 A JP58128412 A JP 58128412A JP 12841283 A JP12841283 A JP 12841283A JP H05464 B2 JPH05464 B2 JP H05464B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- alloy
- present
- sendust
- core material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
本発明は軟磁性合金に関し、さらに詳しくは磁
気デイスク装置、磁気テープ装置等に用いられる
磁気ヘツドの磁気コア材料に関するものである。 周知の通り最近の磁気記録の分野においては高
記録密度化が増々進み、高保磁力を有する磁気記
録媒体が種々研究・開発されている。この様な情
勢を反映して、記録媒体と供に磁気記録技術を支
える磁気ヘツドにおいても、その磁気回路を形成
するコアの材料(以下、コア材料と呼ぶ)に対し
て、高飽和磁束密度(以下Bsで示す)、高周波領
域での高い透磁率(以下μで示す)が求められて
おり、種々のコア材料が精力的に研究・開発され
ている。 この様なコア材料のうちで、Fe、Al、Siの3
元合金で、その重量比がFe:85%、Si:9.6%、
Al:5.4%であるものはSendust合金として知ら
れており、低Hc、高μなど優れた軟磁気特性を
具備している。しかしながら、Bsの観点から見
ればその値は前述の組成比で決定され、
10000Gauss程度であり、この値は従来のNiFe合
金とほぼ同じであつた。 従つて、このSendust合金をコア材料としたヘ
ツドでは高Hcを有する高記録密度用媒体に対し
ては、十分な書込み特性を得ることが出来ないと
いう欠点があつた。 本発明は以上の点に鑑み、低Hc、高μという
従来のSendust合金の優れた特性を損うことな
く、さらに高Bsである磁気ヘツド用コア材料を
提供するもので本発明によれば、重量比でCo:
9%〜35%、Al:3.0〜6.0%、Si:5.0〜10.0%残
部Feより成る高飽和磁化高透磁率軟磁性合金が
得られる。 次に、実施例によつて本発明をさらに説明す
る。以下に述べるサンプルは全てマグネトロン高
周波スパツタ装置により、作製され、そのスパツ
タ条件は下記に述べる通りである。すなわち投入
電力は400W〜600W、Arガス圧力は0.2×
10-2Torr〜2.0×10-2Torr、サンプルの膜厚1〜
2μmである。又、ターゲツトは、Sendust合金板
を母ターゲツトとし、この上にCo、Al、Siチツ
プを適宜分散配置した複合ターゲツトを用いた。 ここで、サンプル作製法としてスパツタ法を用
いたのは、近年実用に供されつつある薄膜磁気ヘ
ツドのコア材料の作製法として一般的に採用され
ているスパツタ法を用いたのであつて、他の作製
法であつても本発明は十分に有効であることは勿
論である。更に、サンプルの組成はX線マイクロ
アナライザーによる組成分析により決定した。 表はSendust合金(no.1)と本発明で規定され
る組成のうち代表的な6点(no.3〜no.8)および
規定外の組成の2点(no.2とno.9)を選択し、そ
の組成、振動試料堅磁力計より求めたBsおよび
50HzのB−Hカーブトレーサーより求めたHcを
示すものである。
気デイスク装置、磁気テープ装置等に用いられる
磁気ヘツドの磁気コア材料に関するものである。 周知の通り最近の磁気記録の分野においては高
記録密度化が増々進み、高保磁力を有する磁気記
録媒体が種々研究・開発されている。この様な情
勢を反映して、記録媒体と供に磁気記録技術を支
える磁気ヘツドにおいても、その磁気回路を形成
するコアの材料(以下、コア材料と呼ぶ)に対し
て、高飽和磁束密度(以下Bsで示す)、高周波領
域での高い透磁率(以下μで示す)が求められて
おり、種々のコア材料が精力的に研究・開発され
ている。 この様なコア材料のうちで、Fe、Al、Siの3
元合金で、その重量比がFe:85%、Si:9.6%、
Al:5.4%であるものはSendust合金として知ら
れており、低Hc、高μなど優れた軟磁気特性を
具備している。しかしながら、Bsの観点から見
ればその値は前述の組成比で決定され、
10000Gauss程度であり、この値は従来のNiFe合
金とほぼ同じであつた。 従つて、このSendust合金をコア材料としたヘ
ツドでは高Hcを有する高記録密度用媒体に対し
ては、十分な書込み特性を得ることが出来ないと
いう欠点があつた。 本発明は以上の点に鑑み、低Hc、高μという
従来のSendust合金の優れた特性を損うことな
く、さらに高Bsである磁気ヘツド用コア材料を
提供するもので本発明によれば、重量比でCo:
9%〜35%、Al:3.0〜6.0%、Si:5.0〜10.0%残
部Feより成る高飽和磁化高透磁率軟磁性合金が
得られる。 次に、実施例によつて本発明をさらに説明す
る。以下に述べるサンプルは全てマグネトロン高
周波スパツタ装置により、作製され、そのスパツ
タ条件は下記に述べる通りである。すなわち投入
電力は400W〜600W、Arガス圧力は0.2×
10-2Torr〜2.0×10-2Torr、サンプルの膜厚1〜
2μmである。又、ターゲツトは、Sendust合金板
を母ターゲツトとし、この上にCo、Al、Siチツ
プを適宜分散配置した複合ターゲツトを用いた。 ここで、サンプル作製法としてスパツタ法を用
いたのは、近年実用に供されつつある薄膜磁気ヘ
ツドのコア材料の作製法として一般的に採用され
ているスパツタ法を用いたのであつて、他の作製
法であつても本発明は十分に有効であることは勿
論である。更に、サンプルの組成はX線マイクロ
アナライザーによる組成分析により決定した。 表はSendust合金(no.1)と本発明で規定され
る組成のうち代表的な6点(no.3〜no.8)および
規定外の組成の2点(no.2とno.9)を選択し、そ
の組成、振動試料堅磁力計より求めたBsおよび
50HzのB−Hカーブトレーサーより求めたHcを
示すものである。
【表】
表によれば、本発明で規定される組成は、いづ
れにおいてもSendust合金のBs=10000Gaussを
凌いでおり、優れたBsが実現できることがわか
る。特にno.7、no.8のサンプルはBsが
13700Gauss〜14100GaussでありSendust合金の
約1.4倍の値となつている。 この値は、最近高Bs磁気コア材料として注目
されているCo−Zr合金のBsに匹敵するものであ
る。 又、Hcは表に示された様にSendust合金と同一
か、若干大きい程度で、いづれも磁気ヘツドコア
材料として許容される1o¨e以下におさまつており
良好な値といえる。 一方、本発明による規定以外の組成(no.9)で
はBsは更に増大し、Bs=15100Gaussが得られる
が、Hc=1.8o¨eと1o¨eを大きく上まわつており、
磁気ヘツドコア材料としては不適と言える。また
規定外の組成(no.2)ではBSの値が10700であ
り、Sendustと比較し、Bsの改善がまだ十分では
ない。Bsが11000以上とSendustより10%以上向
上すると、高Hcを有する高記録密度用磁気記録
媒体においてオーバーライト特性が2dB以上改善
される。 尚、磁気ヘツドコア材料として要求される他の
特性、すなわちμも、本発明による合金において
はSendust合金と同程度であり、μの周波数特性
の一例を図に示す。 ここで、透磁率の測定はP.A.Calcagnoにより、
レビユー・オブ・サイエンテイフイツクインスト
ルメント誌(Review of Scientific
Instruments、の第46巻(1975年)の904ページ
に提案されている方法、すなわち8字形に形成し
た薄膜コイルの下部に供試サンプルを挿入し、磁
界印加用の他のコイルにより供試サンプルを励磁
した時、前述の3字形コイルに鎖交する磁束量よ
り求めた磁束密度と、前述の励磁磁界との比より
透磁率を求める方法を用いて行なつた。 図において、実線は本発明による合金のμの周
波数特性を示しており、これは表中のno.3に相当
している。一方、破線はSendust合金のμの周波
数特性を示している。 図を見ても明らかな通り、10MHz以下では本発
明による合金はSendust合金と同程度のμを示し
ており、10MHzを越える領域では、むしろ
Sendust合金のμを凌いでいる。 なお、AlおよびSiの上限は、この両元素が非
磁性元素である為、Sendust合金中のAlあるいは
Siの添加量を大幅に越える量を添加することによ
り本発明の意図する高Bsが実現できないことに
より決定されたものであり、下限はこれを下回る
組成においてはSendustに匹敵する軟磁性すなわ
ち低Hc、高μ等が実現されないことにより決定
されたものである。 又、Coの添加範囲の上限は、これを越える領
域ではBsは一層増大するが、Hcが大幅に増大し
コア材料として不適となる為に決定されたもので
あり、下限は、これを下回る組成おいては本発明
の意図する効果、すなわち高Bsが得られないた
め決定された。 以上述べて来た様に本発明による合金は
Sendust合金に比較してBsが大きく、しかもHc、
μは同程度ないしはそれ以上の特性を有しており
高記録密度用磁気ヘツドのコア材料として極めて
優れた材料であると言え、本発明の持つ工業的価
値は大きいと考えられる。
れにおいてもSendust合金のBs=10000Gaussを
凌いでおり、優れたBsが実現できることがわか
る。特にno.7、no.8のサンプルはBsが
13700Gauss〜14100GaussでありSendust合金の
約1.4倍の値となつている。 この値は、最近高Bs磁気コア材料として注目
されているCo−Zr合金のBsに匹敵するものであ
る。 又、Hcは表に示された様にSendust合金と同一
か、若干大きい程度で、いづれも磁気ヘツドコア
材料として許容される1o¨e以下におさまつており
良好な値といえる。 一方、本発明による規定以外の組成(no.9)で
はBsは更に増大し、Bs=15100Gaussが得られる
が、Hc=1.8o¨eと1o¨eを大きく上まわつており、
磁気ヘツドコア材料としては不適と言える。また
規定外の組成(no.2)ではBSの値が10700であ
り、Sendustと比較し、Bsの改善がまだ十分では
ない。Bsが11000以上とSendustより10%以上向
上すると、高Hcを有する高記録密度用磁気記録
媒体においてオーバーライト特性が2dB以上改善
される。 尚、磁気ヘツドコア材料として要求される他の
特性、すなわちμも、本発明による合金において
はSendust合金と同程度であり、μの周波数特性
の一例を図に示す。 ここで、透磁率の測定はP.A.Calcagnoにより、
レビユー・オブ・サイエンテイフイツクインスト
ルメント誌(Review of Scientific
Instruments、の第46巻(1975年)の904ページ
に提案されている方法、すなわち8字形に形成し
た薄膜コイルの下部に供試サンプルを挿入し、磁
界印加用の他のコイルにより供試サンプルを励磁
した時、前述の3字形コイルに鎖交する磁束量よ
り求めた磁束密度と、前述の励磁磁界との比より
透磁率を求める方法を用いて行なつた。 図において、実線は本発明による合金のμの周
波数特性を示しており、これは表中のno.3に相当
している。一方、破線はSendust合金のμの周波
数特性を示している。 図を見ても明らかな通り、10MHz以下では本発
明による合金はSendust合金と同程度のμを示し
ており、10MHzを越える領域では、むしろ
Sendust合金のμを凌いでいる。 なお、AlおよびSiの上限は、この両元素が非
磁性元素である為、Sendust合金中のAlあるいは
Siの添加量を大幅に越える量を添加することによ
り本発明の意図する高Bsが実現できないことに
より決定されたものであり、下限はこれを下回る
組成においてはSendustに匹敵する軟磁性すなわ
ち低Hc、高μ等が実現されないことにより決定
されたものである。 又、Coの添加範囲の上限は、これを越える領
域ではBsは一層増大するが、Hcが大幅に増大し
コア材料として不適となる為に決定されたもので
あり、下限は、これを下回る組成おいては本発明
の意図する効果、すなわち高Bsが得られないた
め決定された。 以上述べて来た様に本発明による合金は
Sendust合金に比較してBsが大きく、しかもHc、
μは同程度ないしはそれ以上の特性を有しており
高記録密度用磁気ヘツドのコア材料として極めて
優れた材料であると言え、本発明の持つ工業的価
値は大きいと考えられる。
図は、本発明による合金およびSendust合金の
透磁率の周波数特性を示すグラフである。
透磁率の周波数特性を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 重量比でCo:9〜35%、Al:3.0〜6.0%、
Si:5.0〜10.0%、残部がFeより成る高飽和磁化
高透磁率軟磁性合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58128412A JPS6021356A (ja) | 1983-07-14 | 1983-07-14 | 高飽和磁化高透磁率軟磁性合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58128412A JPS6021356A (ja) | 1983-07-14 | 1983-07-14 | 高飽和磁化高透磁率軟磁性合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6021356A JPS6021356A (ja) | 1985-02-02 |
| JPH05464B2 true JPH05464B2 (ja) | 1993-01-06 |
Family
ID=14984128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58128412A Granted JPS6021356A (ja) | 1983-07-14 | 1983-07-14 | 高飽和磁化高透磁率軟磁性合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6021356A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2615543B2 (ja) * | 1985-05-04 | 1997-05-28 | 大同特殊鋼株式会社 | 軟質磁性材料 |
| JPS6252907A (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-07 | Sony Corp | 軟磁性薄膜 |
| JPH05239601A (ja) * | 1992-02-28 | 1993-09-17 | Victor Co Of Japan Ltd | 軟磁性合金薄膜とその製造方法 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54162613A (en) * | 1978-06-15 | 1979-12-24 | Hitachi Metals Ltd | High magnetic permeability alloy |
| JPS5559701A (en) * | 1978-10-30 | 1980-05-06 | Toshiba Corp | Magnetic head |
| JPS5625951A (en) * | 1979-08-07 | 1981-03-12 | Hitachi Metals Ltd | High permeability alloy sheet |
| JPS5720411A (en) * | 1980-07-14 | 1982-02-02 | Pioneer Electronic Corp | Magnetic head |
| JPS57181364A (en) * | 1981-05-01 | 1982-11-08 | Noboru Tsuya | Soft magnetic quickly cooled thin strip having high magnetic flux density and its production |
| JPS5867845A (ja) * | 1981-10-19 | 1983-04-22 | Hitachi Metals Ltd | 高透磁率合金薄帯 |
-
1983
- 1983-07-14 JP JP58128412A patent/JPS6021356A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6021356A (ja) | 1985-02-02 |
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