JPH0546341U - 引出しの側板構造 - Google Patents

引出しの側板構造

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JPH0546341U JP10526691U JP10526691U JPH0546341U JP H0546341 U JPH0546341 U JP H0546341U JP 10526691 U JP10526691 U JP 10526691U JP 10526691 U JP10526691 U JP 10526691U JP H0546341 U JPH0546341 U JP H0546341U
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弘一 北田
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株式会社イトーキクレビオ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 側板に突設するレール等の案内部材を隠蔽可
能であるとともに、該案内部材の取付作業性及び塗装性
に優れた引出しの側板構造に関する。 【構成】 側板(2)に突設したレール等の案内部材(4)
と、キャビネット等の本体(17)の内側板(18)に取付けた
支持部材(20)とからなる案内手段(19)にて前後引き出し
可能としてなる引出し(1)において、引出しの側板上縁
に係合縁(3)を設け、該側板に取付けた案内部材を隠蔽
可能なカバー部材(5)を前記係合縁に着脱自在に取付け
てなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、引出しの側板構造の改良に係わり、更に詳しくは側板に突設したレ ール等の案内部材を隠蔽可能な引出しの側板構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の引出しは、側板に突設したレール等の案内部材と、キャビネット等の本 体の内側板に取付けた支持部材とからなる案内手段にて前後引き出し可能として なり、側板に突設した案内部材が引き出した際に露出する構造のものが一般的に 提供されている。
【0003】 そこで、本出願人は、側板に突設した案内部材を隠蔽可能なように、側板にカ バー片を一体形成した側板構造を有する引出しを実願平3−92623号として 既に提供している。
【0004】 しかし、案内部材を隠蔽するカバー片を側板に一体形成した場合、側板とカバ ー片間に後付けによって案内部材を取付ける作業が面倒であるばかりでなく、側 板とカバー片間の塗装性に劣るといった新たな問題が発生する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、側板に突設する案内 部材を隠蔽可能であるとともに、該案内部材の取付作業性及び塗装性に優れた引 出しの側板構造を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の課題解決のために、側板に突設したレール等の案内部材と、 キャビネット等の本体の内側板に取付けた支持部材とからなる案内手段にて前後 引き出し可能としてなる引出しにおいて、引出しの側板上縁に係合縁を設け、該 側板に取付けた案内部材を隠蔽可能なカバー部材を前記係合縁に着脱自在に取付 けてなる引出しの側板構造を構成した。
【0007】
【作用】
以上の如き内容からなる本考案の引出しの側板構造は、側板上縁に設けた係合 縁に案内部材を隠蔽するカバー部材を着脱自在に取付けるようになしたものであ り、案内部材を側板に固定し、塗装した後にカバー部材を取付けることにより案 内部材の取付作業性及び塗装性を向上させたものである。
【0008】
【実施例】
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考案の詳細を説明する。
【0009】 図1は本考案の要部を示したものであり、引出し1の側板2の上縁を外側方へ 段折りして係合縁3を形成し、該係合縁3に前記側板2に突設した案内部材4を 隠蔽可能なカバー部材5の上部を着脱自在に取付けるものである。
【0010】 更に詳しくは、側板2の上縁を外側方へ折曲して肩部6を形成し、該肩部6か ら上方へ内側立片7を立ち上げ形成するとともに、該内側立片7から外側方へ上 片8を延設し、そして上片8の外縁から下方へ外側立片9を延設し、更に前記内 側立片7と外側立片9の適所に係合孔10,10を設けて前記係合縁3を形成してい る。
【0011】 前記カバー部材5は、金属製の板材を折曲形成したもので、前記係合縁3を構 成する内側立片7、上片8及び外側立片9に外嵌可能なように、内側挾持片11、 載支片12及びカバー片13を有するとともに、内側挾持片11とカバー片13上部に前 記係合孔10に嵌入するダボ14,14を内側に突設している。該ダボ14は、図示した ようにカバー部材5の一部をプレス成形によって突出させて形成しても、また図 示しないがリベットを圧着したり、別部材を溶接したりして形成することも可能 である。また、該カバー部材5は、前記側板2の略全長にわたって取付けられ、 前記係合孔10とダボ14の対はその全長の適所に複数設けるものとする。
【0012】 しかして、側板2の係合縁3にカバー部材5を取付けるには、該カバー部材5 の内側挾持片11とカバー片13を弾性的に若干広げた状態で、前記係合縁3に外嵌 し、その弾性復元力によって内側挾持片11とカバー片13とで係合縁3の内側立片 7と外側立片9を挾持するとともに、ダボ14,…を係合孔10,…に係合させて抜 止め且つ位置決めを行うのである。この状態で、本実施例ではカバー部材5の載 支片12が係合縁3の上片8に載置するとともに、内側挾持片11の下端が肩部6に 載置して、ガタつきのない係合状態となしている。
【0013】 一般的に机の袖本体には、上下に三段の引出し1,…が設けられ、即ち下段引 出し1a、中段引出し1b及び上段引出し1cが設けられている。また、下段引出し1a は中段引出し1bより上下寸法を大きく設定し、中段引出し1bは上段引出し1cより 上下寸法を大きく設定若しくは同一に設定している態様が一般的である。本考案 は、上段、中段、下段の何れの引出し1にも適用できるものである。次に、その 具体的な実施例について説明する。
【0014】 図2は、下段引出し1aに関するものであり、本実施例では前記側板2の係合縁 3の外側に外側立片9を段折りして更に段部15を形成し、それに伴って前記カバ ー部材5の上部に該段部15に係合する突部16を内方へ突設している。その他の構 成は前記同様であるので、同一構成には同一符号を付して説明は省略する。また 、下段引出し1aは、収容物が重くなるので、本体17の内側板18に対して前後引き 出し可能に案内する案内手段19として、サスペンションレールを用いている。案 内手段19は、引出し1の側板2に固定する前記案内部材4と、本体17の内側板18 に固定する支持部材20とから一般的に構成される。
【0015】 サスペンションレールは、引出しレール21、本体レール22及び中間レール23か ら構成され、引出しレール21は側板2に固着した取付台座24に固定され、本体レ ール22は、本体17の内側板18に固着した支持板25に固定されている。従って、前 記案内部材4は、本実施例では引出しレール21及び取付台座24を含み、支持部材 20は本体レール22、中間レール23及び支持板25を含むのである。前記支持板25は 、下部の固定部26を内側板18に固着し、上部の支持部27は段折りして内側板18と の間に間隙28を形成し、該支持部27に本体レール22を固定し、そして間隙28内に 前記カバー部材5のカバー片13を位置させている。本実施例では、前記案内部材 4は勿論、支持部材20を構成する中間レール23をもカバー部材5で隠蔽している 。尚、引出しレール21と支持部27も下段引出し1aの格納時には覆われているが、 これらの部材は常に本体17内に位置するので対象外である。
【0016】 図3及び図5は、中段引出し1bに関するものであり、案内部材4は側板2の全 長にわたって固着し、後方へ突出させたレール部材29と、該レール部材29の後端 部に取付けたスライダー30から構成されている。前記レール部材29は、側板2に 固着する固定板31の上縁に側方へ突出した水平な案内板32を有するとともに、該 案内板32の側縁から立ち上げカバー片13の内面に当接する補強板33を有する。そ して、側板2から後方へ突出した固定板31の下方には補強を兼ねた幅広の取付板 34を延設し、該取付板34の後端下部には外側方にスライダー取付台35を突設し、 該スライダー取付台35に前記スライダー30を嵌着している。尚、本実施例では、 該スライダー30は上端にコロ36を有するものである。また、支持部材20として、 側板2の前かまち部に正面視略U字形の取付部材37を固定し、該取付部材37の外 側面に前記レール部材29の案内板32を載支するローラ38を回動可能に突設してい る。更に、支持部材20として本体17の内側板18に断面略コ字形の支持レール部材 39を横設し、該支持レール部材39の凹溝40内で前記スライダー30を摺動可能に支 持している。本実施例では、案内部材4を構成するレール部材29の案内板32及び 固定板31がカバー片13で隠蔽されている。
【0017】 図4は、上段引出し1cに関するものであり、図3に示した中段引出し1bのもの より側板2の上下寸法を小さくしたものであるが、他の構成部材は前記同様のも のを用い、同一構成には同一符号を付して説明は省略する。本実施例では、レー ル部材29の補強板33から上方へ段折り状に延設した断面倒L字形の縁板41を前記 係合縁3の内部に嵌合している。
【0018】 図6は、前述の各引出し1a,1b,1cの案内部材4と、本体17の支持部材20の位 置関係を示したものである。しかし、本考案において、案内部材4及び支持部材 20の構造は特に限定されるものではなく、カバー部材5のカバー片13によって引 出し1を引き出した際に、側板2に突設した案内部材4が隠蔽されるものであれ ば、どのような構造の案内手段19も採用できるのである。
【0019】
【考案の効果】
以上にしてなる本考案の引出しの側板構造は、側板に突設したレール等の案内 部材と、キャビネット等の本体の内側板に取付けた支持部材とからなる案内手段 にて前後引き出し可能としてなる引出しにおいて、引出しの側板上縁に係合縁を 設け、該側板に取付けた案内部材を隠蔽可能なカバー部材を前記係合縁に着脱自 在に取付けてなるので、側板に突設した案内部材を引き出した際に隠蔽すること ができるとともに、案内部材を側板に固定し、塗装した後にカバー部材を取付け ることにより案内部材の取付作業性及び塗装性を各段に向上させることができる のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の引出しの側板構造を示す要部縦断面図
【図2】第一実施例を示す要部縦断面図
【図3】第二実施例を示す要部縦断面図
【図4】第三実施例を示す要部縦断面図
【図5】第二実施例及び第三実施例を示す引出しの全体
斜視図
【図6】本体に対する引出しの装着状態を示す省略縦断
面図
【符号の説明】
1 引出し 2 側板 3 係合縁 4 案内部材 5 カバー部材 6 肩部 7 内側立片 8 上片 9 外側立片 10 係合孔 11 内側挾持片 12 載支片 13 カバー片 14 ダボ 15 段部 16 突部 17 本体 18 内側板 19 案内手段 20 支持部材 21 引出しレール 22 本体レール 23 中間レール 24 取付台座 25 支持板 26 固定部 27 支持部 28 間隙 29 レール部材 30 スライダー 31 固定板 32 案内板 33 補強板 34 取付板 35 スライダー取付台 36 コロ 37 取付部材 38 ローラ 39 支持レール部材 40 凹溝 41 縁板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側板に突設したレール等の案内部材と、
    キャビネット等の本体の内側板に取付けた支持部材とか
    らなる案内手段にて前後引き出し可能としてなる引出し
    において、引出しの側板上縁に係合縁を設け、該側板に
    取付けた案内部材を隠蔽可能なカバー部材を前記係合縁
    に着脱自在に取付けてなることを特徴とする引出しの側
    板構造。
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