JP2543387Y2 - 引出しの側板構造 - Google Patents

引出しの側板構造

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JP2543387Y2
JP2543387Y2 JP10526691U JP10526691U JP2543387Y2 JP 2543387 Y2 JP2543387 Y2 JP 2543387Y2 JP 10526691 U JP10526691 U JP 10526691U JP 10526691 U JP10526691 U JP 10526691U JP 2543387 Y2 JP2543387 Y2 JP 2543387Y2
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弘一 北田
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、引出しの側板構造の改
良に係わり、更に詳しくは側板に突設したレール等の案
内部材を隠蔽可能な引出しの側板構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の引出しは、側板に突設したレール
等の案内部材と、キャビネット等の本体の内側板に取付
けた支持部材とからなる案内手段にて前後引き出し可能
としてなり、側板に突設した案内部材が引き出した際に
露出する構造のものが一般的に提供されている。
【0003】そこで、本出願人は、側板に突設した案内
部材を隠蔽可能なように、側板にカバー片を一体形成し
た側板構造を有する引出しを実願平3−92623号と
して既に提供している。
【0004】しかし、案内部材を隠蔽するカバー片を側
板に一体形成した場合、側板とカバー片間に後付けによ
って案内部材を取付ける作業が面倒であるばかりでな
く、側板とカバー片間の塗装性に劣るといった新たな問
題が発生する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、側板に突設する案内
部材を隠蔽可能であるとともに、該案内部材の取付作業
性及び塗装性に優れた引出しの側板構造を提供する点に
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解
決のために、側板に突設したレール等の案内部材と、キ
ャビネット等の本体の内側板に取付けた支持部材とから
なる案内手段にて前後引き出し可能としてなる引出しに
おいて、引出しの側板上縁に係合縁を設け、該側板に取
付けた案内部材を隠蔽可能なカバー部材を前記係合縁に
着脱自在に取付けてなる引出しの側板構造を構成した。
【0007】
【作用】以上の如き内容からなる本考案の引出しの側板
構造は、側板上縁に設けた係合縁に案内部材を隠蔽する
カバー部材を着脱自在に取付けるようになしたものであ
り、案内部材を側板に固定し、塗装した後にカバー部材
を取付けることにより案内部材の取付作業性及び塗装性
を向上させたものである。
【0008】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
考案の詳細を説明する。
【0009】図1は本考案の要部を示したものであり、
引出し1の側板2の上縁を外側方へ段折りして係合縁3
を形成し、該係合縁3に前記側板2に突設した案内部材
4を隠蔽可能なカバー部材5の上部を着脱自在に取付け
るものである。
【0010】更に詳しくは、側板2の上縁を外側方へ折
曲して肩部6を形成し、該肩部6から上方へ内側立片7
を立ち上げ形成するとともに、該内側立片7から外側方
へ上片8を延設し、そして上片8の外縁から下方へ外側
立片9を延設し、更に前記内側立片7と外側立片9の適
所に係合孔10,10を設けて前記係合縁3を形成してい
る。
【0011】前記カバー部材5は、金属製の板材を折曲
形成したもので、前記係合縁3を構成する内側立片7、
上片8及び外側立片9に外嵌可能なように、内側挾持片
11、載支片12及びカバー片13を有するとともに、内側挾
持片11とカバー片13上部に前記係合孔10に嵌入するダボ
14,14を内側に突設している。該ダボ14は、図示したよ
うにカバー部材5の一部をプレス成形によって突出させ
て形成しても、また図示しないがリベットを圧着した
り、別部材を溶接したりして形成することも可能であ
る。また、該カバー部材5は、前記側板2の略全長にわ
たって取付けられ、前記係合孔10とダボ14の対はその全
長の適所に複数設けるものとする。
【0012】しかして、側板2の係合縁3にカバー部材
5を取付けるには、該カバー部材5の内側挾持片11とカ
バー片13を弾性的に若干広げた状態で、前記係合縁3に
外嵌し、その弾性復元力によって内側挾持片11とカバー
片13とで係合縁3の内側立片7と外側立片9を挾持する
とともに、ダボ14,…を係合孔10,…に係合させて抜止
め且つ位置決めを行うのである。この状態で、本実施例
ではカバー部材5の載支片12が係合縁3の上片8に載置
するとともに、内側挾持片11の下端が肩部6に載置し
て、ガタつきのない係合状態となしている。
【0013】一般的に机の袖本体には、上下に三段の引
出し1,…が設けられ、即ち下段引出し1a、中段引出し
1b及び上段引出し1cが設けられている。また、下段引出
し1aは中段引出し1bより上下寸法を大きく設定し、中段
引出し1bは上段引出し1cより上下寸法を大きく設定若し
くは同一に設定している態様が一般的である。本考案
は、上段、中段、下段の何れの引出し1にも適用できる
ものである。次に、その具体的な実施例について説明す
る。
【0014】図2は、下段引出し1aに関するものであ
り、本実施例では前記側板2の係合縁3の外側に外側立
片9を段折りして更に段部15を形成し、それに伴って前
記カバー部材5の上部に該段部15に係合する突部16を内
方へ突設している。その他の構成は前記同様であるの
で、同一構成には同一符号を付して説明は省略する。ま
た、下段引出し1aは、収容物が重くなるので、本体17の
内側板18に対して前後引き出し可能に案内する案内手段
19として、サスペンションレールを用いている。案内手
段19は、引出し1の側板2に固定する前記案内部材4
と、本体17の内側板18に固定する支持部材20とから一般
的に構成される。
【0015】サスペンションレールは、引出しレール2
1、本体レール22及び中間レール23から構成され、引出
しレール21は側板2に固着した取付台座24に固定され、
本体レール22は、本体17の内側板18に固着した支持板25
に固定されている。従って、前記案内部材4は、本実施
例では引出しレール21及び取付台座24を含み、支持部材
20は本体レール22、中間レール23及び支持板25を含むの
である。前記支持板25は、下部の固定部26を内側板18に
固着し、上部の支持部27は段折りして内側板18との間に
間隙28を形成し、該支持部27に本体レール22を固定し、
そして間隙28内に前記カバー部材5のカバー片13を位置
させている。本実施例では、前記案内部材4は勿論、支
持部材20を構成する中間レール23をもカバー部材5で隠
蔽している。尚、引出しレール21と支持部27も下段引出
し1aの格納時には覆われているが、これらの部材は常に
本体17内に位置するので対象外である。
【0016】図3及び図5は、中段引出し1bに関するも
のであり、案内部材4は側板2の全長にわたって固着
し、後方へ突出させたレール部材29と、該レール部材29
の後端部に取付けたスライダー30から構成されている。
前記レール部材29は、側板2に固着する固定板31の上縁
に側方へ突出した水平な案内板32を有するとともに、該
案内板32の側縁から立ち上げカバー片13の内面に当接す
る補強板33を有する。そして、側板2から後方へ突出し
た固定板31の下方には補強を兼ねた幅広の取付板34を延
設し、該取付板34の後端下部には外側方にスライダー取
付台35を突設し、該スライダー取付台35に前記スライダ
ー30を嵌着している。尚、本実施例では、該スライダー
30は上端にコロ36を有するものである。また、支持部材
20として、側板2の前かまち部に正面視略U字形の取付
部材37を固定し、該取付部材37の外側面に前記レール部
材29の案内板32を載支するローラ38を回動可能に突設し
ている。更に、支持部材20として本体17の内側板18に断
面略コ字形の支持レール部材39を横設し、該支持レール
部材39の凹溝40内で前記スライダー30を摺動可能に支持
している。本実施例では、案内部材4を構成するレール
部材29の案内板32及び固定板31がカバー片13で隠蔽され
ている。
【0017】図4は、上段引出し1cに関するものであ
り、図3に示した中段引出し1bのものより側板2の上下
寸法を小さくしたものであるが、他の構成部材は前記同
様のものを用い、同一構成には同一符号を付して説明は
省略する。本実施例では、レール部材29の補強板33から
上方へ段折り状に延設した断面倒L字形の縁板41を前記
係合縁3の内部に嵌合している。
【0018】図6は、前述の各引出し1a,1b,1cの案内
部材4と、本体17の支持部材20の位置関係を示したもの
である。しかし、本考案において、案内部材4及び支持
部材20の構造は特に限定されるものではなく、カバー部
材5のカバー片13によって引出し1を引き出した際に、
側板2に突設した案内部材4が隠蔽されるものであれ
ば、どのような構造の案内手段19も採用できるのであ
る。
【0019】
【考案の効果】以上にしてなる本考案の引出しの側板構
造は、側板に突設したレール等の案内部材と、キャビネ
ット等の本体の内側板に取付けた支持部材とからなる案
内手段にて前後引き出し可能としてなる引出しにおい
て、引出しの側板上縁に係合縁を設け、該側板に取付け
た案内部材を隠蔽可能なカバー部材を前記係合縁に着脱
自在に取付けてなるので、側板に突設した案内部材を引
き出した際に隠蔽することができるとともに、案内部材
を側板に固定し、塗装した後にカバー部材を取付けるこ
とにより案内部材の取付作業性及び塗装性を各段に向上
させることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の引出しの側板構造を示す要部縦断面図
【図2】第一実施例を示す要部縦断面図
【図3】第二実施例を示す要部縦断面図
【図4】第三実施例を示す要部縦断面図
【図5】第二実施例及び第三実施例を示す引出しの全体
斜視図
【図6】本体に対する引出しの装着状態を示す省略縦断
面図
【符号の説明】
1 引出し 2 側板 3 係合縁 4 案内部材 5 カバー部材 6 肩部 7 内側立片 8 上片 9 外側立片 10 係合孔 11 内側挾持片 12 載支片 13 カバー片 14 ダボ 15 段部 16 突部 17 本体 18 内側板 19 案内手段 20 支持部材 21 引出しレール 22 本体レール 23 中間レール 24 取付台座 25 支持板 26 固定部 27 支持部 28 間隙 29 レール部材 30 スライダー 31 固定板 32 案内板 33 補強板 34 取付板 35 スライダー取付台 36 コロ 37 取付部材 38 ローラ 39 支持レール部材 40 凹溝 41 縁板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側板に突設したレール等の案内部材と、
    キャビネット等の本体の内側板に取付けた支持部材とか
    らなる案内手段にて前後引き出し可能としてなる引出し
    において、引出しの側板上縁に係合縁を設け、該側板に
    取付けた案内部材を隠蔽可能なカバー部材を前記係合縁
    に着脱自在に取付けてなることを特徴とする引出しの側
    板構造。
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