JPH0546217A - 数値制御装置 - Google Patents
数値制御装置Info
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- JPH0546217A JPH0546217A JP20693091A JP20693091A JPH0546217A JP H0546217 A JPH0546217 A JP H0546217A JP 20693091 A JP20693091 A JP 20693091A JP 20693091 A JP20693091 A JP 20693091A JP H0546217 A JPH0546217 A JP H0546217A
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- JP
- Japan
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- control program
- converted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プログラムサイズを圧縮して、不揮発性メモ
リの容量を低く抑えられる数値制御装置を提供する。 【構成】不揮発性メモリ2に格納されたプログラムサイ
ズが小さくなるように圧縮変換されたコントロールプロ
グラムを復元する圧縮コントロールプログラム復元部9
を設けた。そして、不揮発性メモリ2に格納されている
圧縮変換されたコントロールプログラムを読み書き可能
なメモリ4に読み込む際、圧縮コントロールプログラム
復元部9により圧縮変換されたコントロールプログラム
を、圧縮変換前の状態に復元する。更に、読み書き可能
なメモリ4に読み込まれたコントロールプログラムに基
づいて所定の動作を行う。
リの容量を低く抑えられる数値制御装置を提供する。 【構成】不揮発性メモリ2に格納されたプログラムサイ
ズが小さくなるように圧縮変換されたコントロールプロ
グラムを復元する圧縮コントロールプログラム復元部9
を設けた。そして、不揮発性メモリ2に格納されている
圧縮変換されたコントロールプログラムを読み書き可能
なメモリ4に読み込む際、圧縮コントロールプログラム
復元部9により圧縮変換されたコントロールプログラム
を、圧縮変換前の状態に復元する。更に、読み書き可能
なメモリ4に読み込まれたコントロールプログラムに基
づいて所定の動作を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不揮発性メモリに格納
されたコントロールプログラムを、読み書き可能なメモ
リに読み込んだ後、読み書き可能なメモリに読み込まれ
たコントロールプログラムに基づいて動作を行うコンピ
ュータ制御数値制御装置に関する。
されたコントロールプログラムを、読み書き可能なメモ
リに読み込んだ後、読み書き可能なメモリに読み込まれ
たコントロールプログラムに基づいて動作を行うコンピ
ュータ制御数値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータで制御される数値
制御装置には、不揮発性メモリが備えられており、この
不揮発性メモリに数値制御装置の動作を規定するコント
ロールプログラムが格納されている。そして、多くのコ
ンピュータ制御数値制御装置では、不揮発性メモリか
ら、読み書き可能なメモリにコントロールプログラムを
必要に応じて読み込み、この読み込まれたコントロール
プログラムに基づいて数値制御装置の動作が行われる。
制御装置には、不揮発性メモリが備えられており、この
不揮発性メモリに数値制御装置の動作を規定するコント
ロールプログラムが格納されている。そして、多くのコ
ンピュータ制御数値制御装置では、不揮発性メモリか
ら、読み書き可能なメモリにコントロールプログラムを
必要に応じて読み込み、この読み込まれたコントロール
プログラムに基づいて数値制御装置の動作が行われる。
【0003】なお、数値制御装置は劣悪な環境で使用さ
れることが殆どであるため、一般のコンピュータ機器に
使用されるハードディスクのような可動部分を有する安
価な不揮発性メモリを使用することが困難である。この
ため、コンピュータ制御数値制御装置では、バブルメモ
リや、不揮発性半導体メモリ、バッテリーバックアップ
の半導体メモリのような可動部分を有さない高価な不揮
発性半導体メモリを使用している。
れることが殆どであるため、一般のコンピュータ機器に
使用されるハードディスクのような可動部分を有する安
価な不揮発性メモリを使用することが困難である。この
ため、コンピュータ制御数値制御装置では、バブルメモ
リや、不揮発性半導体メモリ、バッテリーバックアップ
の半導体メモリのような可動部分を有さない高価な不揮
発性半導体メモリを使用している。
【0004】図9は、従来のコンピュータ制御数値制御
装置を示すブロック図である。コンピュータ制御数値制
御装置は、数値制御装置の動作を制御するプロセッサ1
を有しており、プロセッサ1にはバスライン8を介して
電源が切られている際にも内容が保持される必要のある
コントロールプログラムを格納する不揮発性メモリ2
と、プロセッサ1からの指令に基づいて数値制御情報な
どのデータを入出力するデータ入出力部3と、数値制御
装置の動作の際に不揮発性メモリ2から読み込まれたコ
ントロールプログラムやデータ入出力部3から読み込ま
れた数値制御情報を格納すると共に数値制御情報装置の
動作の際にプロセッサ1の必要に応じてデータの読み書
きが行われる読み書き可能メモリ4と、数値制御装置の
動作に関する各種の情報を表示する表示装置5と、数値
制御装置に対してオペレータが指令を与える操作盤6
と、プロセッサ1からの指令に基づいて制御対象となる
機械の軸モータを制御する軸制御部7とが接続されてい
る。そして、電源の投入時や、外部からのコントロール
プログラムの読み込み指令の入力時に、不揮発性メモリ
2から読み書き可能メモリ4にコントロールプログラム
が読み込みまれ、読み込まれたコントロールプログラム
に基づいてプロセッサ1が数値制御装置の動作を制御す
る。
装置を示すブロック図である。コンピュータ制御数値制
御装置は、数値制御装置の動作を制御するプロセッサ1
を有しており、プロセッサ1にはバスライン8を介して
電源が切られている際にも内容が保持される必要のある
コントロールプログラムを格納する不揮発性メモリ2
と、プロセッサ1からの指令に基づいて数値制御情報な
どのデータを入出力するデータ入出力部3と、数値制御
装置の動作の際に不揮発性メモリ2から読み込まれたコ
ントロールプログラムやデータ入出力部3から読み込ま
れた数値制御情報を格納すると共に数値制御情報装置の
動作の際にプロセッサ1の必要に応じてデータの読み書
きが行われる読み書き可能メモリ4と、数値制御装置の
動作に関する各種の情報を表示する表示装置5と、数値
制御装置に対してオペレータが指令を与える操作盤6
と、プロセッサ1からの指令に基づいて制御対象となる
機械の軸モータを制御する軸制御部7とが接続されてい
る。そして、電源の投入時や、外部からのコントロール
プログラムの読み込み指令の入力時に、不揮発性メモリ
2から読み書き可能メモリ4にコントロールプログラム
が読み込みまれ、読み込まれたコントロールプログラム
に基づいてプロセッサ1が数値制御装置の動作を制御す
る。
【0005】図10は、従来のコンピュータ制御数値制
御装置の不揮発性メモリ2に格納されているコントロー
ルプログラムの一部を示したものである。図の左側の1
6進数で表示されたデータが不揮発性メモリ2に格納さ
れているコントロールプログラムであり、右側に示され
た文字がそのコントロールプログラムの内容を表したア
センブラ言語である。従来のコンピュータ制御数値制御
装置ではこの16進数で表されたデータがそのままコン
トロールプログラムとして読み込まれ、読み込まれたコ
ントロールプログラムに基づいてプロセッサ1が数値制
御装置の動作を制御する。
御装置の不揮発性メモリ2に格納されているコントロー
ルプログラムの一部を示したものである。図の左側の1
6進数で表示されたデータが不揮発性メモリ2に格納さ
れているコントロールプログラムであり、右側に示され
た文字がそのコントロールプログラムの内容を表したア
センブラ言語である。従来のコンピュータ制御数値制御
装置ではこの16進数で表されたデータがそのままコン
トロールプログラムとして読み込まれ、読み込まれたコ
ントロールプログラムに基づいてプロセッサ1が数値制
御装置の動作を制御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のコンピュータ制
御数値制御装置においては、コントロールプログラムが
プロセッサの動作を規定できる形態そのままで、高価な
不揮発性メモリに格納されているため、膨大な量のコン
トロールプログラムを格納するのに十分なだけの不揮発
性メモリを用意する必要があり、これを搭載した数値制
御装置が高価格となってしまうという問題点があった。
御数値制御装置においては、コントロールプログラムが
プロセッサの動作を規定できる形態そのままで、高価な
不揮発性メモリに格納されているため、膨大な量のコン
トロールプログラムを格納するのに十分なだけの不揮発
性メモリを用意する必要があり、これを搭載した数値制
御装置が高価格となってしまうという問題点があった。
【0007】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、プログラムサイズを圧縮して、
不揮発性メモリの容量を低く押さえられる数値制御装置
を提供することを目的とする。
ためになされたもので、プログラムサイズを圧縮して、
不揮発性メモリの容量を低く押さえられる数値制御装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、不揮発性メモリに格納されて
いるプログラムサイズが小さくなるように圧縮変換され
たコントロールプログラムを復元する復元手段を設け、
前記不揮発性メモリに格納されている圧縮変換されたコ
ントロールプログラムを読み書き可能なメモリに読み込
む際、圧縮変換されたコントロールプログラムを、復元
手段により圧縮変換前の状態に復元することを特徴とす
るものである。
みなされたものであって、不揮発性メモリに格納されて
いるプログラムサイズが小さくなるように圧縮変換され
たコントロールプログラムを復元する復元手段を設け、
前記不揮発性メモリに格納されている圧縮変換されたコ
ントロールプログラムを読み書き可能なメモリに読み込
む際、圧縮変換されたコントロールプログラムを、復元
手段により圧縮変換前の状態に復元することを特徴とす
るものである。
【0009】
【作用】上述構成に基づき、不揮発性メモリに格納され
ている圧縮変換されたコントロールプログラムを読み書
き可能なメモリに読み込む際、圧縮変換されたコントロ
ールプログラムを復元手段により圧縮変換前の状態に復
元し、読み書き可能なメモリに読み込まれたコントロー
ルプログラムに基づいて所定の動作を行う。
ている圧縮変換されたコントロールプログラムを読み書
き可能なメモリに読み込む際、圧縮変換されたコントロ
ールプログラムを復元手段により圧縮変換前の状態に復
元し、読み書き可能なメモリに読み込まれたコントロー
ルプログラムに基づいて所定の動作を行う。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図を用いて説明
する。
する。
【0011】図1は、本発明に係わるコンピュータ制御
数値制御装置の構成を示すブロック図である。数値制御
装置は、図1に示すように、数値制御装置の動作を制御
するプロセッサ1を有しており、プロセッサ1にはバス
ライン8を介して電源が切られている際にも内容が保持
される必要のあるコントロールプログラムを格納する不
揮発性メモリ2と、プロセッサ1からの指令に基づいて
数値制御情報などのデータを入出力するデータ入出力部
3と、数値制御装置の動作の際に不揮発性メモリ2から
読み込まれたコントロールプログラムやデータ入出力部
3から読み込まれた数値制御情報を格納すると共に数値
制御情報装置の動作の際にプロセッサ1の必要に応じて
データの読み書きが行われる読み書き可能メモリ4と、
数値制御装置の動作に関する各種の情報を表示する表示
装置5と、数値制御装置に対してオペレータが指令を与
える操作盤6と、プロセッサ1からの指令に基づいて制
御対象となる機械の軸モータを制御する軸制御部7と、
プログラムサイズが小さくなるように圧縮変換されたコ
ントロールプログラムを復元する復元手段としての圧縮
コントロールプログラム復元部9とが接続されている。
電源の投入時や、外部からのコントロールプログラムの
読み込み指令の入力時に、コントロールプログラムが不
揮発性メモリ2から読み込まれる際、読み込まれようと
するコントロールプログラムが圧縮変換されている場合
は、この圧縮コントロールプログラム復元部9によって
圧縮変換前の状態に復元された際、読み書き可能メモリ
4に読み込まれる。そして、プロセッサ1は、読み書き
可能メモリ4に読み込まれたコントロールプログラムに
基づいて数値制御装置の動作を制御する。
数値制御装置の構成を示すブロック図である。数値制御
装置は、図1に示すように、数値制御装置の動作を制御
するプロセッサ1を有しており、プロセッサ1にはバス
ライン8を介して電源が切られている際にも内容が保持
される必要のあるコントロールプログラムを格納する不
揮発性メモリ2と、プロセッサ1からの指令に基づいて
数値制御情報などのデータを入出力するデータ入出力部
3と、数値制御装置の動作の際に不揮発性メモリ2から
読み込まれたコントロールプログラムやデータ入出力部
3から読み込まれた数値制御情報を格納すると共に数値
制御情報装置の動作の際にプロセッサ1の必要に応じて
データの読み書きが行われる読み書き可能メモリ4と、
数値制御装置の動作に関する各種の情報を表示する表示
装置5と、数値制御装置に対してオペレータが指令を与
える操作盤6と、プロセッサ1からの指令に基づいて制
御対象となる機械の軸モータを制御する軸制御部7と、
プログラムサイズが小さくなるように圧縮変換されたコ
ントロールプログラムを復元する復元手段としての圧縮
コントロールプログラム復元部9とが接続されている。
電源の投入時や、外部からのコントロールプログラムの
読み込み指令の入力時に、コントロールプログラムが不
揮発性メモリ2から読み込まれる際、読み込まれようと
するコントロールプログラムが圧縮変換されている場合
は、この圧縮コントロールプログラム復元部9によって
圧縮変換前の状態に復元された際、読み書き可能メモリ
4に読み込まれる。そして、プロセッサ1は、読み書き
可能メモリ4に読み込まれたコントロールプログラムに
基づいて数値制御装置の動作を制御する。
【0012】図5は、図10に示されたコントロールプ
ログラムをプログラムサイズが小さくなるよう、図4に
示されたルールに従って圧縮変換したものである。な
お、図5の最後のデータは2進数、その他のデータは1
6進数で表示されている。また、図4の変換ルールは、
左側のデータが変換前の16進数データであり、右側が
変換後の2進数データである。変換前データは4ビット
単位にまとめられ、右側の2進数データに変換される。
この結果、図10では528ビット必要としていたプロ
グラムサイズが、図5では450ビットですんでおり、
約15パーセントのプログラムサイズ低減が実現してい
る。圧縮変換の方式は、圧縮しようとするデータの種類
に応じて種々の方法が提唱されているが、例えば図4に
示された変換ルールは「ハフマンの符号化法」として知
られている符号化法に従って作成されたものである。こ
こで、図4に示された変換ルールを「ハフマンの符号化
法」を用いて生成する方法について説明する。図2は、
「ハフマンの符号化法」を用いて変換ルールを生成する
方法を示したフローチャートである。この方法では、変
換前データとしてコントロールプログラムを4ビット単
位に区切った16進数1桁のデータを用いると共に、変
換前データの種類毎に、1と0で表す2進数のデータを
変換後データとして用いるような変換ルールを生成す
る。
ログラムをプログラムサイズが小さくなるよう、図4に
示されたルールに従って圧縮変換したものである。な
お、図5の最後のデータは2進数、その他のデータは1
6進数で表示されている。また、図4の変換ルールは、
左側のデータが変換前の16進数データであり、右側が
変換後の2進数データである。変換前データは4ビット
単位にまとめられ、右側の2進数データに変換される。
この結果、図10では528ビット必要としていたプロ
グラムサイズが、図5では450ビットですんでおり、
約15パーセントのプログラムサイズ低減が実現してい
る。圧縮変換の方式は、圧縮しようとするデータの種類
に応じて種々の方法が提唱されているが、例えば図4に
示された変換ルールは「ハフマンの符号化法」として知
られている符号化法に従って作成されたものである。こ
こで、図4に示された変換ルールを「ハフマンの符号化
法」を用いて生成する方法について説明する。図2は、
「ハフマンの符号化法」を用いて変換ルールを生成する
方法を示したフローチャートである。この方法では、変
換前データとしてコントロールプログラムを4ビット単
位に区切った16進数1桁のデータを用いると共に、変
換前データの種類毎に、1と0で表す2進数のデータを
変換後データとして用いるような変換ルールを生成す
る。
【0013】この方法ではまず、コントロールプログラ
ムを4ビット単位に区切り、16進数1桁のデータの種
類毎にグループを構成させ、このグループ毎に出現頻度
を数える(ステップS1)。それから、各グループを出
現頻度の低い順に並べる(ステップS2)。なお、図1
0に示されたコントロールプログラムを、ここまでの処
理を行った結果が、図6に示されている。この図では、
1行が1つのグループを示し、左側の16進数1桁の文
字が、図10に示されたコントロールプログラムを4ビ
ット単位に区切った変換前データである。次に、各グル
ープの内、出現頻度の最も低いグループに含まれる変換
前データに対する変換後データの先頭に「1」を付加す
る。その次に出現頻度の低いグループに含まれる変換前
データに対する変換後データの先頭に「0」を付加する
(ステップS3)。
ムを4ビット単位に区切り、16進数1桁のデータの種
類毎にグループを構成させ、このグループ毎に出現頻度
を数える(ステップS1)。それから、各グループを出
現頻度の低い順に並べる(ステップS2)。なお、図1
0に示されたコントロールプログラムを、ここまでの処
理を行った結果が、図6に示されている。この図では、
1行が1つのグループを示し、左側の16進数1桁の文
字が、図10に示されたコントロールプログラムを4ビ
ット単位に区切った変換前データである。次に、各グル
ープの内、出現頻度の最も低いグループに含まれる変換
前データに対する変換後データの先頭に「1」を付加す
る。その次に出現頻度の低いグループに含まれる変換前
データに対する変換後データの先頭に「0」を付加する
(ステップS3)。
【0014】なお、この際、出現頻度が最も低いグルー
プが2つ以上存在する場合は、どれか1つを出現頻度の
最も低いグループとし、もう1つをその次に出現頻度の
低いグループとみなせば良い。図7がその結果である。
この後、変換後データに「1」、「0」を付加した2つ
のグループを一つのグループとし、出現頻度を合算する
(ステップS4)。そして、一つのグループとして出現
頻度を合算した結果が、4ビット単位に区切った変換前
データの総出現数と一致したかを判定する(ステップS
5)。もし、一致すれば変換後データの生成は終了す
る。不一致であれば、再び、前述ステップS2に移行す
る。また、一つのグループとして出現頻度を合算した結
果が、変換前データの総出現数と一致するまで行われ
る。図8が最終的な結果である。なお、この図では、2
行で表されているが、すべてが一つのグループである。
プが2つ以上存在する場合は、どれか1つを出現頻度の
最も低いグループとし、もう1つをその次に出現頻度の
低いグループとみなせば良い。図7がその結果である。
この後、変換後データに「1」、「0」を付加した2つ
のグループを一つのグループとし、出現頻度を合算する
(ステップS4)。そして、一つのグループとして出現
頻度を合算した結果が、4ビット単位に区切った変換前
データの総出現数と一致したかを判定する(ステップS
5)。もし、一致すれば変換後データの生成は終了す
る。不一致であれば、再び、前述ステップS2に移行す
る。また、一つのグループとして出現頻度を合算した結
果が、変換前データの総出現数と一致するまで行われ
る。図8が最終的な結果である。なお、この図では、2
行で表されているが、すべてが一つのグループである。
【0015】次に、圧縮コントロールプログラム復元部
9が、圧縮変換されたコントロールプログラムを圧縮変
換前の状態に復元する方法について説明する。圧縮変換
前の状態に復元するには通常、圧縮変換ルールで規定さ
れた処理の逆を行えばよい。図3は、図4の変換ルール
に従って圧縮変換されたコントロールプログラムを圧縮
変換前の状態に復元する場合、圧縮コントロールプログ
ラム復元部9が行う処理を示したフローチャートであ
る。圧縮コントロールプログラム復元部9は、まず不揮
発性メモリに格納された圧縮変換されたコントロールプ
ログラムの先頭に比較ポインターを置く(ステップS
6)。この比較ポイターは変換ルールの変換後データと
圧縮変換されたコントロールプログラムとをどのビット
位置から比較するかを示すポインターである。 それか
ら、変換ルールの中から変換後データを順次に取り出し
(ステップS7)、圧縮変換されたコントロールプログ
ラムの比較ポインターからの部分が、取り出した変換後
データと一致するかの判定をする。「ハフマンの符号化
法」を利用して生成した変換ルールでは、いずれの変換
後データも、その変換後データよりビット数が多い他の
変換後データとの間で先頭部分が一致するということは
ないことが知られている。
9が、圧縮変換されたコントロールプログラムを圧縮変
換前の状態に復元する方法について説明する。圧縮変換
前の状態に復元するには通常、圧縮変換ルールで規定さ
れた処理の逆を行えばよい。図3は、図4の変換ルール
に従って圧縮変換されたコントロールプログラムを圧縮
変換前の状態に復元する場合、圧縮コントロールプログ
ラム復元部9が行う処理を示したフローチャートであ
る。圧縮コントロールプログラム復元部9は、まず不揮
発性メモリに格納された圧縮変換されたコントロールプ
ログラムの先頭に比較ポインターを置く(ステップS
6)。この比較ポイターは変換ルールの変換後データと
圧縮変換されたコントロールプログラムとをどのビット
位置から比較するかを示すポインターである。 それか
ら、変換ルールの中から変換後データを順次に取り出し
(ステップS7)、圧縮変換されたコントロールプログ
ラムの比較ポインターからの部分が、取り出した変換後
データと一致するかの判定をする。「ハフマンの符号化
法」を利用して生成した変換ルールでは、いずれの変換
後データも、その変換後データよりビット数が多い他の
変換後データとの間で先頭部分が一致するということは
ないことが知られている。
【0016】このため、変換後データと圧縮変換された
コントロールプログラムの比較ポインターからの部分と
が一致するかどうかを順次判定していき(ステップS
8)、最初に一致した圧縮変換されたコントロールプロ
グラムの、比較ポインターからの部分が、その一致した
変換後データに対応する変換前データを表していると断
定できる。圧縮変換されたコントロールプログラムの比
較ポインターからの部分と、取り出した変換後データと
が不一致と判定された場合、前述ステップS7に移行す
る。
コントロールプログラムの比較ポインターからの部分と
が一致するかどうかを順次判定していき(ステップS
8)、最初に一致した圧縮変換されたコントロールプロ
グラムの、比較ポインターからの部分が、その一致した
変換後データに対応する変換前データを表していると断
定できる。圧縮変換されたコントロールプログラムの比
較ポインターからの部分と、取り出した変換後データと
が不一致と判定された場合、前述ステップS7に移行す
る。
【0017】また、一致と判定された場合、一致した変
換後データに対応する変換前データを読み書き可能メモ
リ4に出力する(ステップS9)。そして、一致した変
換後データのビット数分、圧縮変換されたコントロール
プログラムの比較ポインターを移動した後(ステップS
10)、圧縮変換されたコントロールプログラムの比較
ポインターは最終ビットの次まで行ったかどうかの判定
を行い(ステップS11)、もし比較ポインターが最終
ビットの次まで行っていなければ、圧縮変換されたコン
トロールプログラムに未変換の部分が残っているという
ことで、前述ステップS7に移行し処理を続ける。比較
ポインターが最終ビットの次まで行っていれば、圧縮変
換されたコントロールプログラムに未変換の部分が残っ
ていないということで、処理を終了する。
換後データに対応する変換前データを読み書き可能メモ
リ4に出力する(ステップS9)。そして、一致した変
換後データのビット数分、圧縮変換されたコントロール
プログラムの比較ポインターを移動した後(ステップS
10)、圧縮変換されたコントロールプログラムの比較
ポインターは最終ビットの次まで行ったかどうかの判定
を行い(ステップS11)、もし比較ポインターが最終
ビットの次まで行っていなければ、圧縮変換されたコン
トロールプログラムに未変換の部分が残っているという
ことで、前述ステップS7に移行し処理を続ける。比較
ポインターが最終ビットの次まで行っていれば、圧縮変
換されたコントロールプログラムに未変換の部分が残っ
ていないということで、処理を終了する。
【0018】なお、上述実施例においては、圧縮変換の
方法として「ハフマンの符号化法」を使用して説明した
が、これに限らず、コントロールプログラムに含まれる
データに応じて最適な方法を取ればよい。また、本発明
におけるコントロールプログラムには、数値制御装置の
動作を規定するテーブルデータ、数値制御装置の動作を
規定するパラメータデータ及び、数値制御装置の動作の
際に表示装置上に表示されるメッセージデータ、グラフ
ィックデータが含まれることは勿論である。
方法として「ハフマンの符号化法」を使用して説明した
が、これに限らず、コントロールプログラムに含まれる
データに応じて最適な方法を取ればよい。また、本発明
におけるコントロールプログラムには、数値制御装置の
動作を規定するテーブルデータ、数値制御装置の動作を
規定するパラメータデータ及び、数値制御装置の動作の
際に表示装置上に表示されるメッセージデータ、グラフ
ィックデータが含まれることは勿論である。
【0019】更に、不揮発性メモリには、圧縮変換され
たコントロールプログラムと圧縮変換されていないコン
トロールプログラム、さらには他と異なる変換ルールで
圧縮変換されたコントロールプログラム等が混在する場
合があるが、コントロールプログラムは通常、ファイル
として格納されているので、ファイル名の一部や、ファ
イル内の識別子を用いて、圧縮変換されているかどう
か、圧縮変換されている場合はどのような変換ルールで
圧縮変換されているかどうかを自動判定することができ
る。
たコントロールプログラムと圧縮変換されていないコン
トロールプログラム、さらには他と異なる変換ルールで
圧縮変換されたコントロールプログラム等が混在する場
合があるが、コントロールプログラムは通常、ファイル
として格納されているので、ファイル名の一部や、ファ
イル内の識別子を用いて、圧縮変換されているかどう
か、圧縮変換されている場合はどのような変換ルールで
圧縮変換されているかどうかを自動判定することができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
不揮発性メモリに格納されている圧縮変換されたコント
ロールプログラムを読み書き可能なメモリに読み込む
際、圧縮変換されたコントロールプログラムを、復元手
段により圧縮変換前の状態に復元するように構成したの
で、不揮発性メモリに圧縮変換したコントロールプログ
ラムを格納することにより用意すべき不揮発性メモリの
容量を減らすことができる。これによりコストダウンを
図ることができる。
不揮発性メモリに格納されている圧縮変換されたコント
ロールプログラムを読み書き可能なメモリに読み込む
際、圧縮変換されたコントロールプログラムを、復元手
段により圧縮変換前の状態に復元するように構成したの
で、不揮発性メモリに圧縮変換したコントロールプログ
ラムを格納することにより用意すべき不揮発性メモリの
容量を減らすことができる。これによりコストダウンを
図ることができる。
【図1】本発明に係わるコンピュータ制御数値制御装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係わる圧縮変換ルールを定める方法を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図3】本発明の作用を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係わる圧縮変換ルールを示す図であ
る。
る。
【図5】本発明に係わる圧縮変換後のデータを示す図で
ある。
ある。
【図6】本実施例における変換前データのグループ毎の
出現頻度を示す図である。
出現頻度を示す図である。
【図7】本実施例におけるデータのグループ毎の出現頻
度を示す図である。
度を示す図である。
【図8】本実施例におけるデータのグループ毎の出現頻
度を示す図である。
度を示す図である。
【図9】従来のコンピュータ制御数値制御装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図10】従来のコントロールプログラムを示す図であ
る。
る。
2 不揮発性メモリ 4 読み書き可能メモリ 9 圧縮コントロールプログラム復元部
Claims (1)
- 【請求項1】 不揮発性メモリに格納されたコントロー
ルプログラムを、読み書き可能なメモリに読み込んだ
後、読み書き可能なメモリに読み込まれたコントロール
プログラムに基づいて所定の動作を行うコンピュータ制
御数値制御装置において、 前記不揮発性メモリに格納されているプログラムサイズ
が小さくなるように圧縮変換されたコントロールプログ
ラムを復元する復元手段を設け、 前記不揮発性メモリに格納されている圧縮変換されたコ
ントロールプログラムを読み書き可能なメモリに読み込
む際、圧縮変換されたコントロールプログラムを、復元
手段により圧縮変換前の状態に復元することを特徴とす
る数値制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20693091A JPH0546217A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 数値制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20693091A JPH0546217A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 数値制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0546217A true JPH0546217A (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=16531410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20693091A Pending JPH0546217A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 数値制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0546217A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02181804A (ja) * | 1989-01-09 | 1990-07-16 | Fanuc Ltd | 対話型数値制御装置 |
JPH02191003A (ja) * | 1989-01-20 | 1990-07-26 | Nec Corp | 工作機械用数値制御データ転送装置 |
JPH03167603A (ja) * | 1989-11-28 | 1991-07-19 | Mitsubishi Electric Corp | Ncプログラムの先読み制御装置 |
-
1991
- 1991-08-19 JP JP20693091A patent/JPH0546217A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02181804A (ja) * | 1989-01-09 | 1990-07-16 | Fanuc Ltd | 対話型数値制御装置 |
JPH02191003A (ja) * | 1989-01-20 | 1990-07-26 | Nec Corp | 工作機械用数値制御データ転送装置 |
JPH03167603A (ja) * | 1989-11-28 | 1991-07-19 | Mitsubishi Electric Corp | Ncプログラムの先読み制御装置 |
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