JPH0546193U - ガス供給設備の通報装置 - Google Patents

ガス供給設備の通報装置

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JPH0546193U
JPH0546193U JP9432691U JP9432691U JPH0546193U JP H0546193 U JPH0546193 U JP H0546193U JP 9432691 U JP9432691 U JP 9432691U JP 9432691 U JP9432691 U JP 9432691U JP H0546193 U JPH0546193 U JP H0546193U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス流量を監視する流量監視部を内蔵するガ
スメータ内でスパークなどの火花の発生を確実になくし
て、ガスメータの設置位置の制限をなくすることができ
るようにしたガス供給設備の通報装置を提供することを
目的とする。 【構成】 ガス供給設備のガス供給管に接続されたガス
メータ5が内蔵する流量監視手段51がガスメータの計
量動作に連動してガス流量を監視する。この監視結果が
送られる通信制御器6から電話回線L2 を介して遠隔の
センタに通報する。ガスメータと通信制御器との間に、
フォトカプラを介してこれらの間の信号の授受を行うこ
れらと独立に形成された電気分離手段7を設ける。電気
分離手段がその動作のための電池の電圧低下に応じて遮
断弁を閉じて、遠隔のセンタに通報する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガス供給設備のガス供給管に接続されたガスメータの計量動作に連 動してガス流量を監視し、この監視結果を電話回線を介して遠隔のセンタに通報 するガス供給設備の通報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガス供給設備において、図6に示すように、ガス供給源としてのプロパ ンガスボンベ1をボンベ庫2内に収容し、このボンベ庫2内において圧力調整器 3によってガス圧力を調整したプロパンガスをガス供給管4を介してボンベ庫2 外に導き、このガス供給管4に接続されたガスメータ5を介して図示しないガス 機器に供給するようになっている。ガスメータ5はガス供給管4を通じて供給す るガス量を計量する他、この計量動作に連動して一定流量毎に発生される流量パ ルスによってガス流量を監視してガス流量を積算したり、異常流量を検出し、こ の監視結果を信号線L1 を介してガスメータ5に接続された通信制御器6に送り 、この通信制御器6から更に電話回線L2 を介して図示しないガス供給業者のセ ンタに通報するようになっている。
【0003】 上記ガスメータ5は、一定流量毎に発生される流量パルスによってガス流量を 監視し、その結果を通信制御器6に送るため、図7に示すような回路手段5aを 内蔵し、この回路手段5aと通信制御器6は2本の信号線L1 によって接続され 、この信号線L1 を介してガスメータ5と通信制御器6との間の通信が行われる ようになっている。
【0004】 ガスメータ5は信号線L1 が接続される端子T1及びT2と図示しない信号線 が接続される端子T3及びT4を備え、その内部の回路手段5aは低電圧の電池 によって供給される直流電源VCCを電源として動作し、予め定めたプログラムに 従って動作するマイクロコンピュータ(CPU)51、一定のガスが供給される 毎にオン・オフするガス流量センサとしてのスイッチ52、トランジスタTra 乃至Trdなどを有する。CPU51はスイッチ52が発生する流量パルスをそ の入力ポートI1 に入力し、この入力される流量パルスに基づいてガス流量を監 視し、このガス流量の監視によって、配管亀裂からのガス微少漏洩やガス突出な どの異常ガス流を検出したり、ガス流量の積算などを行う。
【0005】 一方、通信制御器6は信号線L1 が接続される端子T11及びT12と電話回 線L2 が接続される端子T13が設けられ、予め定めたプログラムに従って動作 するマイクロコンピュータ(CPU)61、電話回線L2 を介してのデータの送 受を行う網制御ユニット(NCU)62、トランジスタTrA及びTrBなどを 有する。
【0006】 以上の構成により、CPU51が異常ガス流を検出すると、出力ポートO1 を 一定時間LレベルにしてトランジスタTraをオンさせる。トランジスタTra がオンすると、信号線L1 の一方の線L11を介して通信制御器6のトランジスタ TrAのベースに電圧が印加されてトランジスタTrAがオンして出力CPU6 1の入力ポートI1 がLレベルになる。CPU61はこのLレベルを一定時間入 力されると、ガスメータ5が通信要求をしていると判断し、出力ポートO1 を一 定周期でLレベル、HレベルにしてトランジスタTrBをオン、オフさせ、デー タ要求信号を出力した後、出力ポートO1 をLレベルにしてトランジスタTrB 及びTrAを共にオン状態に保持する。
【0007】 トランジスタTrBがオン、オフすると、ガスメータ5のトランジスタTrb がオン、オフしてCPU51の入力ポートI2 がLレベル、Hレベルとなり、こ れを入力してCPU51がデータ要求信号であることを解読すると、出力ポート O2 をLレベル、HレベルにしてトランジスタTrcをオン、オフさせ、異常ガ ス流を示す異常データを出力する。トランジスタTrcがオン、オフすると、ト ランジスタTrAがオフ、オンとなってCPU61の入力ポートI1 に異常デー タが入力される。異常データを受け取ったCPU61は異常ガス流情報を出力ポ ートO2 からNCU62、電話回線L2 を介して通報先に通報する。
【0008】 なお、ガスメータ5のCPU51は外部信号を入力するための入力ポートI3 を有し、この入力ポートI3 に接続されたトランジスタTrcのオン、オフによ って図示しないガス漏れ警報器がガス漏れを検出して発生するガス遮断信号を入 力するために使用されている。また、図示しないが、CPU51は各種の異常状 態の検出に応じて遮断信号を出力してガス供給管に設けた遮断弁を閉じてガス供 給管を遮断させるための出力ポートなども有する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のガス供給設備の通報装置では、ガスメータ5の回路手段5aと 通信制御器6は2本の信号線L1 によって直接接続された構成となっており、ま た通信制御器6にはDC48Vという比較的高い直流電圧が供給されているNT Tの電話回線L2 が直接引き込まれている。このため、電話回線L2 が通信制御 器6内部で信号線L1 と直接接触してDC48Vという高い直流電圧がガスメー タ5に印加されることが考えられる。このように通常低い電圧しか供給されてい ないガスメータ5に高い直流電圧が印加されると、何らかの原因によってスパー クなどの火花が発生する危険も考えられる。
【0010】 上述のようなスパークは、ガスボンベなどからのガス漏洩によってガスメータ 5の周囲に可燃性のガスなどがないときには爆発を生じるような心配はないので 、上述のような構成の装置の場合には、ガスボンベなどからガス漏洩があっても ガスメータ5の周囲に高濃度の漏洩ガスが充満することがないように、ガスメー タ5を一番近いボンベから8m以上離して設置すればガス爆発の問題は発生しな い。
【0011】 しかし、この要件を満たすためには、ガスメータ5は図6に示すようにボンベ 庫2の外部に設けなければならなくなるが、このようにすると、ガスメータ5へ の配管を長く施工しなければならず、コスト的に問題がある他、実際の施工上も やりにくい場合が発生することが考えられる。
【0012】 よって本考案は、上述した従来の問題点に鑑み、ガス流量を監視する流量監視 部を内蔵するガスメータ内においてスパークなどの火花の発生を確実になくして 、ガスメータの設置位置の制限をなくすることができるようにしたガス供給設備 の通報装置を提供することを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本考案によりなされたガス供給設備の通報装置は、ガ ス供給設備のガス供給管に接続されたガスメータが内蔵する流量監視手段がガス メータの計量動作に連動してガス流量を監視し、この監視結果が送られる通信制 御器から電話回線を介して遠隔のセンタに通報するガス供給設備の通報装置にお いて、前記ガスメータと前記通信制御器との間に、フォトカプラを介して前記ガ スメータと前記通信制御器との間の信号の授受を行うこれらと独立に形成された 電気分離手段を設けたことを特徴としている。
【0014】 また、前記電気分離手段がその電源としての電池の電圧低下を検知する電圧低 下検知手段を有し、該電圧低下検知手段による電池電圧の低下の検知よってガス 供給管に設けた遮断弁を閉じる遮断信号を発生するようにしたことを特徴として いる。
【0015】
【作用】
以上の構成において、内蔵する流量監視手段が計量動作に連動してガス流量を 監視してその結果をガスメータが通信制御器に送り、通信制御器から電話回線を 介して遠隔のセンタに通報するため、ガスメータと通信制御器との間に、フォト カプラを介してこれらの間の信号の授受を行うこれらと独立に形成された電気分 離手段を設けているので、通信制御器に引き込まれている電話回線の電圧が通信 制御器のトラブルによって電気分離手段まで供給されることがあっても、電気分 離手段から先のガスメータまで供給されることが実質的になくなる。
【0016】 また、電気分離手段がその動作電圧を供給する電池の電圧の低下を検知する電 圧低下検知手段を有し、電池電圧の低下の検知よってガス供給管に設けた遮断弁 を閉じる遮断信号を発生するようにしている。遮断弁を閉じるとガスメータは外 部信号により遮断弁を閉じたことを通信制御器に送り、通信制御器からセンタに 通報される。センタではこの通報によりアダプタの電池電圧低下と判断できるの で、電気分離手段の不動作によって起こる可能性のある問題を未然に防ぐことが できる。なお、電圧低下検知レベルはアダプタの機能が停止する電圧より高く設 定されている。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案によるガス流 量監視・通報装置の一実施例を示し、同図において、図7について上述した従来 の装置と同一の部分には同一の符号を付してある。
【0018】 図1において、7は本考案によってガスメータ5と通信制御器6との間にこれ らと独立に設けられた電気分離アダプタであり、この電気分離アダプタ7は信号 線L3 及びL4 を介してガスメータ5の端子T1,T2及び端子T3,T4とそ れぞれ接続される端子T21,T22及びT23及び24と、信号線L5 を介し て通信制御器6の端子T11,T12と接続される端子T25,T26とを備え 、内部にはガスメータ5と通信制御器6との間でのデータの送受をフォトカプラ による電気−光−電気変換によって行う光結合回路71と、直流電源である電池 電圧を監視してその所定値以下への低下の検出に応じて遮断信号を発生すてガス メータ5に対して送出する電池電圧低下検出回路72とを有する。
【0019】 上記電気分離アダプタ7は具体的には図2に示すように構成され、図中、PH 1乃至PH3はガスメータと通信制御器間を電気的に絶縁する各々が発光ダイオ ードとフォトトランジスタからなるフォトカプラ、BT1,BT2は例えば3.6 Vの比較的低電圧の電源用電池、IC1はフォトカプラPH3の発光ダイオード に+1.5 Vを供給する電源回路、IC2,IC3は電源用電池BT1,BT2の 電圧低下を検出する電池電圧検出回路、PH4,PH5は電源用電池の電圧低下 時にガスメータに遮断信号を出力するためのフォトカプラ、Tr1乃至Tr5は トランジスタ、D1乃至D3はダイオード、ZDはツエナダイオード、R1乃至 R14は抵抗である。
【0020】 図1及び図2に示す構成において、ガスメータ5の回路手段5aのCPU51 がプログラムに従って行う仕事を示す図3、通信制御器6のCPU61がプログ ラムに従って行う仕事を示す図4、及び各部の状態のタイミングチャートを示す 図5を参照して、動作を以下説明する。
【0021】 ガスメータ5のCPU51はその電源の投入によって動作を開始し、図3(a )の最初のステップS1においては、入力ポートI1 に印加される流量パルスの 入力処理を行う。その後ステップS2に進み、ステップS1において入力した流 量パルスに基づいて流量を演算する流量演算処理を行う。続いてステップS3に 進み、ここでステップS2における流量演算の結果によってガス流の異常の有無 を判断する異常判断処理を行う。その後のステップS4においては、ステップS 3の異常判断の結果異常が有ると判断されたとき通信制御器6に異常信号を送出 する通報処理を行ってから最初のステップS1に戻る。
【0022】 上記ステップS4の通報処理は図3(b)のフローチャートに従って行い、そ の最初のステップS4aにおいて上記ステップS3の異常判断処理の結果によっ て異常が有るか否かを判定し、異常がない場合には通報が必要ないとして元のフ ローチャートに戻る。異常が有る場合にはステップS4bに進んで出力ポートO 1 をLレベルにし、続くステップS4cにおいて一定時間T1 が経過するまで出 力ポートO1 をLレベルに保持する。一定時間T1 が経過してステップS4cの 判定がYESになるとステップS4dに進んで出力ポートO1 をHレベルにする ことによって発呼信号を出力する。
【0023】 ガスメータ5のCPU51は、その後ステップS4eに進んでポートI2 にデ ータ要求信号が入力されたか否かを判定し、判定がNOのときにはステップS4 fに進んで一定時間T2 の間ステップS4eの判定を繰り返す。一定時間T2 が 経過してもデータ要求信号の入力がないときには、ステップS4gの判定、すな わち発呼を3回行ったかどうかの判定がYESになるまで上記ステップS4b乃 至S4gを繰り返し実行する。ステップS4gの判定がYES、すなわち3回発 呼してもデータ要求信号がないときには元のフローチャートに戻る。
【0024】 また、上記ステップS4eの判定がYESのとき、すなわち通信制御器6から のデータ要求信号を入力すると、ステップS4hに進んで出力ポートO2 に異常 データ信号を出力して元のフローチャートに戻る。
【0025】 一方、通信制御器6のCPU61はその電源の投入によって動作を開始し、図 4(a)のステップS11において先ずセンタとの通信の処理を行い、次のステ ップS12においてガスメータとの通信の処理を行ってステップS11に戻り、 このステップS11及びS12を繰り返す。
【0026】 上記ステップS12のガスメータとの通信処理は図4(b)のフローチャート に従って行い、その最初のステップS12aにおいてガスメータ5からの発呼信 号を入力ポートI1 に入力したか否かを判定する。判定がNOのときには元のフ ローチャートに戻り、判定がYESのときにはステップS12bにおいて出力ポ ートO1 にデータ要求信号を出力してからステップS12cに進み、ここで出力 ポートO1 をLレベルにする。
【0027】 その後、ステップS12dに進んで入力ポートI1 に異常データ信号を入力し か否かを判定し、判定がNOのときにはステップS12eに進み一定時間T3 が 経過したか否かを判定する。そして、このステップS12eの判定がNOのとき にはステップS12dに戻って異常データ信号が入力されるか一定時間T3 が経 過するまでステップS12d及びS12eを繰り返し実行する。ステップS12 d又はS12eの判定がYESになるとステップS12fに進み、ここで出力ポ ートO1 をHレベルにしてから元のフローチャートに戻る。
【0028】 図3のフローチャートのステップS4b乃至S4dにおいて、CPU51がそ の出力ポートO1 を一定時間T1 の間Lレベルにして発呼信号を出力すると、ト ランジスタTraがオンし電気分離アダプタ7の端子T21にV1 なる電圧が一 定時間T1 の間印加される。この間トランジスタTr1がオンし、フォトカプラ PH1の発光ダイオードが点灯してフォトトランジスタがオンする。このフォト カプラPH1のフォトトランジスタのオンによってトランジスタTr2がオンし て抵抗R5、ダイオードD1乃至D3を介して通信制御器6の端子T11にV2 なる電圧が印加される。なお、ダイオードD1乃至D3は電池電圧をV2 まで落 とすためのものである。
【0029】 通信制御器6の端子T11にV2 なる電圧が印加されると、トランジスタTr Aが一定時間オンしてCPU61の入力ポートI1 がLレベルになる。CPU6 1は、入力ポートI1 がLレベルになることによって図4のフローチャートのス テップS12aにおいて発呼信号を入力してガスメータ5が発呼信号を出力して いると判断し、次のステップS12bにおいてデータ要求信号を出力ポートO1 に出力する。
【0030】 このデータ要求信号の出力に当たって、CPU61はその出力ポートO1 を交 互にLレベル、HレベルにしてトランジスタTrBをオン、オフさせる。このト ランジスタTrBがオンのときには、通信制御器6の端子T11からV3 なる電 圧が出力され、これが電気分離アダプタ7の端子T25に印加される。電気分離 アダプタ7の抵抗R6及びツエナダイオードZDは電圧判別回路を構成し、V3 なる電圧のときはツエナダイオードZDが降伏してトランジスタTr3がオンす るが、V2 なる電圧のときにはオンしないようにされている。すなわち、V2 < V3 となるように設定されている。
【0031】 トランジスタTr3がオン、オフすると、フォトカプラPH2の発光ダイオー ドが点滅されてフォトトランジスタがオン、オフするためトランジスタTr4が オン、オフする。トランジスタTr4がオンすると、電池BT1の電圧が抵抗R 10を介して端子T21に出力され、これがガスメータ5の端子T1に印加され る。通信制御器6はデータ要求信号を出力した後、図4のフローチャートのステ ップS12cにおいて出力ポートO1 をLレベルにしてトランジスタTrBをオ ン状態に保つ。
【0032】 ガスメータ5はトランジスタTr4のオン、オフによる電圧が端子T1に印加 されると、トランジスタTrbがオン、オフしてこのオン、オフによる信号を入 力ポートI2 に入力するCPU51はこれを解読してステップS4eにおいてデ ータ要求信号が入力されたと判断する。そしてその後のステップS4hにおいて CPU51の出力ポートO2 をLレベル、Hレベルにして異常データ信号を出力 し、これに応じてトランジスタTrcがオン、オフされる。
【0033】 トランジスタTrcがオンするとフォトカプラPH3の発光ダイオードに電流 が流れ、発光ダイオードが点灯してフォトトランジスタがオンし、これによって トランジスタTr5がオンする。なお、通常状態でも、IC1OUT→R11→ PH3→R1→R2という電気分離アダプタ7内での経路と、PH3→Ra→R bというガスメータ5内の経路で微少な電流が流れるが、トランジスタTr1、 Trbをオンさせるレベルよりも十分に小さな電流である。また、フォトカプラ PH3のフォトトランジスタを通じてR12にも電流が流れるが、これもトラン ジスタTr5をオンさせるレベルではない。
【0034】 一方、通信制御器6では、トランジスタTrBがオン状態に保持され、これに 伴ってトランジスタTrAもオン状態になっているが、上述のようにトランジス タTr5がオンするとトランジスタTrAはそのベース電流が流れなくなってオ フするようになる。従って、トランジスタTr5のオン、オフによってトランジ スタTrAがオン、オフしてCPU61の入力ポートI1 に異常データ信号が入 力されるようになる。CPU61はこれを異常データ信号と解読すると次のステ ップS12fにおいて出力ポートO1 をHレベルにしてトランジスタTrBをオ フ状態にする。そしてこの入力した異常データ信号をステップS11において電 話回線L2 を介して通報先に通報する。
【0035】 また、電気分離アダプタ7の電池電圧検出回路IC2及びIC3が電池電圧の 低下を検知すると、その出力OUTがLレベルになってフォトカプラPH4及び PH5の発光ダイオードが点灯してフォトトランジスタがオンする。このオン信 号がガスメータ5のトランジスタTrdをオンしてCPU51の入力ポートI3 をHレベルにするのでCPU51は電池電圧が低下したことを判断し、図示しな い遮断弁を閉じさせるとともに、上述したと同様の手順で通信制御器6に外部信 号を送信し、この通信制御器6から更にセンタに電話回線L2 を通じて外部入力 信号により遮断弁を閉じた旨の通報を行う。この通報を受け取ったセンタは電池 切れと判断して電池交換やアダプタの交換などを行う。
【0036】 上述の実施例では、ガスメータ5と通信制御器6がこれらの間にあって両者間 の信号の授受を行うこれらの独立に設けられた電気分離アダプタ7がフォトカプ ラPH1乃至PH3の使用によって電気的に完全に分離れているので、通信制御 器6内に引き込まれた電話回線L2 の高い直流電圧が通信制御器6内部のトラブ ルによって通信制御器6とアダプタ7との間の信号線L5 を介してアダプタ7ま で供給されるようになっても、このときアダプタ7にもトラブルが同時に発生す る確立は皆無に近いので、この電圧がアダプタ7から先のガスメータ5にまで供 給されることが実質的になくなる。
【0037】 また、ガスメータ5と電気的に接続された回路と通信制御器6と電気的に接続 された回路の電源が、2つの電池BT1,BT2の使用によって分離されている ので、フォトカプラの使用と相待って完全な絶縁が図られている。しかも、アダ プタ7に使用している電池の寿命によるメンテナンス性の問題を考慮して電池電 圧の低下を検知してその旨の通報を行うようになっている。更に、ガスメータ5 と通信制御器6との間を電気的に分離する手段として電気分離アダプタ7という 形をとっているので、既存のガスメータ5と通信制御器6との間に接続して簡単 に使用することができるようになている。
【0038】 なお、上述の実施例では、異常ガス流や遮断弁の閉などの異常データ信号を通 信制御器6に送って異常通報を行う装置に適用した場合について示したが、本考 案は、これ以外に流量パルスによって計量したガス使用量の検針データなどを予 め定めた月日時やセンタからの求めに応じて通報するようにした通報するように した装置にも適用することもできる。勿論、複数種類の通報を行う場合にはその 種類を識別できるように通報データの種類をコード化して送るようにすることが 必要である。
【0039】 更に、実施例では、ボンベ庫から供給するガス消費者が一箇所で、1つのガス メータ5しか設けられていない場合であるので、ガスメータ5はボンベ庫からの ガス供給管の途中に設けられてガス消費量を計量することができる。しかし、集 合住宅のようにボンベ庫に多数のボンベを収容し、このボンベ庫からのガス供給 管から各戸に分岐したガス配管にガスメータを設けている場合には、ボンベ庫か らのガス供給管に直接ガスメータを設けたのでは、下流の微少ガス漏洩を検出す ることができない。
【0040】 このような場合には、比較的低い調整圧力のメインの圧力調整器と並列にガス 供給管を設け、このガス供給管に調整圧力の高い補助の圧力調整器とガスメータ を設け、このガスメータによってガス流量を監視することによって、夜間のよう にガス消費がほとんど停止したのきにこのガス供給管に流れるガス流量を監視し て微少ガス漏洩を検出することができるようにするが、本考案はこのようなガス メータと通信制御器との間の電気分離にも有効に適用することができる。
【0041】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、通信制御器に引き込まれている電話回線 の電圧が通信制御器のトラブルによって電気分離手段まで供給されることがあっ ても、それから先のガスメータまで供給されることが実質的になくなるので、ガ スメータ内でスパークなどの火花が発生することを確実になくすることができる ようになり、ガスメータが周囲に可燃性ガスが充満する可能性のある場所に設置 されても爆発事故を生じる可能性がなく、その設置位置の制限がなくなる。
【0042】 また、電気分離手段がその動作電圧を供給する電池の電圧の低下に応じガス供 給管に設けた遮断弁を閉じる遮断信号を発生するようにしているので、電気分離 手段の不動作によって起こる可能性のある問題を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるガス供給設備の通報装置の一実施
例を示す図である。
【図2】図1中の電気分離アダプタの具体的な回路構成
を示す図である。
【図3】図1中のガスメータのCPUが行う仕事を示す
フローチャートである。
【図4】図1中の通信制御器のCPUが行う仕事を示す
フローチャートである。
【図5】図1及び図2の各部の状態を示すタイミングチ
ャートである。
【図6】ガス供給設備の一例を示す図である。
【図7】従来の通報装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
5 ガスメータ 51 流量監視手段(CPU) 6 通信制御器 7 電気分離手段(電気分離アダプタ) L2 電話回線 PH1〜PH3 フォトカプラ BT1,BT2 電池 IC2,IC3 電圧低下検知手段(電圧低下検知回
路)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス供給設備のガス供給管に接続された
    ガスメータが内蔵する流量監視手段がガスメータの計量
    動作に連動してガス流量を監視し、この監視結果が送ら
    れる通信制御器から電話回線を介して遠隔のセンタに通
    報するガス供給設備の通報装置において、 前記ガスメータと前記通信制御器との間に、フォトカプ
    ラを介して前記ガスメータと前記通信制御器との間の信
    号の授受を行うこれらと独立に形成された電気分離手段
    を設けたことを特徴とするガス供給設備の通報装置。
  2. 【請求項2】 前記電気分離手段がその電源としての電
    池の電圧低下を検知する電圧低下検知手段を有し、該電
    圧低下検知手段による電池電圧の低下の検知よってガス
    供給管に設けた遮断弁を閉じる遮断信号を発生するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のガス供給設備の
    通報装置。
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