JPH0546176U - 写真機内臓ビデオカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオ撮影の手を離さずに、ビデオ撮影をし
ながら確実に、ビデオ撮影と写真撮影ができ、写真のシ
ャッターチャンスも逃さずに、ビデオ撮影の光景と同じ
構図が撮れ、構図どりが確実にでき、なおかつビデオカ
メラと写真機の２台を持ち運びしなくてもよい機動性に
富んだビデオカメラを提供する。 【構成】 ビデオカメラの受光部（１）にあたるビデオ
の光路（２）に平行な写真の光路（３）を設け、写真の
光路（３）の受光部に写真フィルムを装着するためのフ
ィルムホルダー（７）を設け、写真機レンズ（４）とフ
ィルムホルダー（７）の途中にシャッター装置（６）と
絞り（５）を設け、ビデオカメラ本体（９）にシャッタ
ーボタン（８）を設けることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ビデオの光路と平行な写真の光路に写真機レンズ、絞り、シャッタ ー、フィルムホルダーを設けた写真機を内蔵したビデオカメラに関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

従来、写真機をビデオカメラに取り付ける器具があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ） 写真機のシャッターがビデオカメラの撮影ボタンと離れているために、 写真機のシャッターを押すときやフィルムを巻き上げるときには一度ビデオカメ ラの撮影ボタンから手を離さなければならなかったので、ビデオ撮影の方が途絶 えるか不完全であった。 （ロ） ビデオカメラのファインダー照準器をのぞきながらの写真撮影には良い シャッターチャンスに恵まれなかった。 （ハ） 写真構図がとりにくいものである （ニ） ビデオカメラと写真機の２台を持ち歩かなければならなかった。 （ホ） 一人で写真とビデオの両方を使うのには、どうしてもどちらかに偏った 。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

ビデオカメラの受光部（１）にあたるビデオの光路（２）に平行な写真の光路 （３）を設け、写真の光路（３）の受光部に写真フィルムを装着するためのフィ ルムホルダー（７）を設け、写真機レンズ（４）とフィルムホルダー（７）の途 中にシャッター装置（６）と絞り（５）を設ける。 そして、ビデオカメラ本体（９）にシャッターボタン（８）を設ける。 本考案は、以上のように構成されたビデオカメラである。

【０００５】

【作用】

ビデオ撮影ボタン（１０）を押している指の別の指でシャッターボタン（８） を押す。すると、ビデオカメラのファインダー照準器（１１）に映った光景をビ デオ撮影を行いながら、そのまま写真撮影することができる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ） ビデオカメラの受光部（１）にあたるビデオの光路（２）に平行な写真 の光路（３）を設ける。 （ロ） 写真の光路（３）の受光部に写真フィルムを装着するためのフィルムホ ルダー（７）を設ける。 （ハ） 写真機レンズ（４）とフィルムホルダー（７）の途中にシャッター装置 （６）と絞り（５）を設ける。 （ニ） ビデオカメラ本体（９）にシャッターボタン（８）を設ける。 本案は以上のような構造で、これを使用するときは、ビデオ撮影ボタン（１０ ）を押す指の別の指を写真撮影のシャッターボタン（８）にあらかじめそえてお く。 ビデオカメラのファインダー照準器（１１）をのぞきながらビデオ撮影ボタン （１０）を押してビデオ撮影を行い、ファインダー照準器に写真に残したいシャ ッターチャンスの光景が映れば、あらかじめシャッターボタン（８）にそえてい た指でシャッターボタン（８）を押す。 このようにしてビデオカメラ本体（９）から手を離さずに、また、ファインダ ー照準器から目を離さずにビデオ撮影と写真撮影の両方を確実に行える。 しかも、ビデオ撮影の光路（２）と写真撮影の光路（３）が平行なので、写真 レンズ（４）の画角をビデオ受光体（１）に映る画角と同じにしておけば、ファ インダー照準器（１１）に映った光景をそのまま写真にできる。 なお、第３図に示すように、半透過の鏡かシャッター（６）と連動する可動の 鏡の光路変更鏡（１２）をビデオレンズ（１３）とビデオ受光体（１）のあいだ に設けて、写真撮影レンズ（４）の代わりに、ビデオレンズ（１３）を写真レン ズとしても使用できる。 また、フィルムホルダー（７）を自動巻き上げ式のものにすると、使用者はビ デオカメラ本体からまったく手を離さずに済む。

【０００７】

【考案の効果】

ビデオ撮影の手を離さずに、ビデオ撮影をしなから確実に、ビデオ撮影と写真 撮影ができ、写真のシャッターチャンスも逃さずに済むし、ビデオ撮影の光景と まったく同し構図が撮れるので、構図どりも確実である。 また、ビデオカメラと写真機の２台を持ち運びしなくてもよいので、機動性に 富んだビデオカメラである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の構造図である。

【図２】本考案の外観の斜視図である。

【図３】本考案の他の実施例を示す構造図である。

【符号の説明】 （１） ビデオカメラの受光部 （２） ビデオの光路 （３） 写真の光路 （４） 写真機レンズ （５） 絞り （６） シャッター装置 （７） フィルムホルダー （８） シャッターボタン （９） ビデオカメラ本体 （１０） ビデオ撮影ボタン （１１） ファインダー照準器 （１２） 光路変更鏡 （１３） ビデオレンズ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ビデオカメラの受光部（１）にあたるビ
   デオの光路（２）に平行な写真の光路（３）を設け、写
   真の光路（３）の受光部に写真フィルムを装着するため
   のフィルムホルダー（７）を設け、写真機レンズ（４）
   とフィルムホルダー（７）の途中にシャッター装置
   （６）と絞り（５）を設ける。そして、ビデオカメラ本
   体（９）にシャッターボタン（８）を設ける。以上のご
   とく構成されたビデオカメラ。