JPH0546119A - マトリツクス表示装置の駆動回路 - Google Patents

マトリツクス表示装置の駆動回路

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JPH0546119A
JPH0546119A JP29271291A JP29271291A JPH0546119A JP H0546119 A JPH0546119 A JP H0546119A JP 29271291 A JP29271291 A JP 29271291A JP 29271291 A JP29271291 A JP 29271291A JP H0546119 A JPH0546119 A JP H0546119A
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electrode
column
potential
power supply
pull
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JP29271291A
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English (en)
Inventor
Fumio Inoue
文男 井上
Takeshi Yoshida
健 吉田
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡素な回路構成であるとともに、表示パネル
に対し単一の書き込み電源で印加電圧波形の対称性に優
れた駆動を行えるマトリックス表示装置の駆動回路を提
供することにある。 【構成】 カラム側電圧及びロー側電極の各々専用にプ
ッシュプル機能を有したスイッチ回路を含む機能構成の
ドライバIC4,2,3を備え、ドライバIC4のプル
アップ側共通線及びプルダウン側共通間には変調電源V
mを接続し、ドライバIC4及び変調電源Vmをフロー
ティング可能な状態で薄膜EL表示装置1の容量性素子
に正負両極性のパルス電圧を印加し、かつその両極性パ
ルスの周期、パルス幅、パルス間隔、振幅の少なくとも
1つ以上が等しい又は対称な交流電圧を印加する接続構
成のものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容量性マトリックス表
示パネルを駆動するマトリックス表示装置の駆動回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】容量性マトリックス表示パネルとして
は、薄膜EL、プラズマ等の表示パネルがある。これら
の容量性マトリックス表示パネルのうち、薄膜ELパネ
ルの駆動回路としては、例えば特公昭63−11680
号公報に開示されているように、ロー側電極を線順次走
査した後、EL画素全体に逆極性のリフレッシュ電圧を
印加するという交流電圧駆動のものが知られている。こ
のリフレッシュ駆動回路の場合、ロー側電極の位置によ
って両極性パルスの間隔が変化し、また非選択画素に印
加される電圧は、パルスの振幅も異なる非対称駆動であ
るため、長時間駆動すると、電圧−輝度特性が変化し、
輝度の低下、輝度ムラ、コントラストの低下、焼き付等
の要因で表示品質を低下させることになった。
【0003】また、ELパネルの駆動回路としては、特
開昭63−34592号公報に開示されているように、
ロー側電極の各々にカラム側電極に対して負極性及び正
極性の書き込み電圧を印加する対称駆動のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
対称駆動の駆動回路の場合は、ELに両極性の書き込み
電圧を印加するのに正負両極性の高電圧電源を必要と
し、そのため電源回路が複雑になるという不具合があっ
た。更に対称性の良い駆動を行う場合には、それぞれの
書き込み電源及び変調電源の電圧値を厳密に決める必要
があり、その調整作業が煩しくなるという問題があっ
た。
【0005】本発明は、係る課題に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、簡素な回路構成である
とともに、表示パネルに対し、単一の書き込み電源で印
加電圧波形の対称性に優れた駆動を行えるマトリックス
表示装置の駆動回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の第1発明は、表示媒体層を介し、容量的に
結合したカラム側電極とロー側電極を有し、上記カラム
側電極と上記ロー側電極をマトリックス配列し、上記各
電極の交差部に構成される容量性素子に所定の電圧を印
加して電気光学的表示効果を得るマトリックス表示装置
において、上記各電極の各々専用にプッシュプル機能を
有するスイッチ回路を備え、上記カラム側スイッチ回路
のプルアップ側共通線及びプルダウン側共通線間に変調
電源を接続し、上記カラム側スイッチ回路及び変調電源
をフローティング可能な状態で、上記容量性素子に正負
両極性のパルス電圧を印加し、かつ上記両極性パルスの
周期、パルス幅、パルス間隔、振幅の少なくとも1つ以
上が等しい又は対称な交流電圧を印加する接続構成であ
ることを特徴とする。
【0007】第2発明は、表示媒体層を介し、容量的に
結合したカラム側電極とロー側電極を有し、上記カラム
側電極と上記ロー側電極をマトリックス配列し、上記各
電極の交差部に構成される容量性表示素子に所定の電圧
を印加して電気光学的表示効果を得るマトリックス表示
装置において、上記各電極の各々専用にプッシュプル機
能を有するスイッチ回路を備え、上記カラム側スイッチ
回路のプルアップ側共通線及びプルダウン側共通線間に
フローティング可能な変調用電源Vmと、各々の共通線
にスイッチを介して書き込み電源Vwに接続し、上記ロ
ー側スイッチ回路のプルアップ側共通線及びプルダウン
側共通線間に、各々の共通線にスイッチを介して上記書
き込み電源Vwに接続する接続構成であることを特徴と
する。
【0008】
【作用】本発明の第1及び第2の各発明の構成であれば
ロー側電極の電位をカラム側電極の電位よりも高くして
負の電圧を印加する駆動と、逆にカラム側電極の電位を
ロー側電極の電位より高くして正の電圧を印加する駆動
をフィールド毎に交互に行うことができ、これにより対
称性に優れた駆動が実現できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1発明及び第2発明につい
て実施例を説明する。なお、これによって本発明が限定
されるものでない。
【0010】図1は、第1発明の駆動回路が適用された
薄膜EL表示装置の駆動回路の一実施例の回路図であ
る。
【0011】図1中、1は薄膜EL表示装置、2,3は
ロー側電極に接続されたプッシュプル機能を有したスイ
ッチ回路を含むドライバIC、4はカラム側電極に接続
されたプッシュプル機能を有したスイッチ回路を含むド
ライバICである。また、5,6,7は各ドライバIC
の論理回路を示す。またカラム側ドライバIC4のプル
アップ及びプルダウン側共通線間には変調電源Vmを接
続し、さらにプルダウン側共通線は、スイッチ11を介
してGND、プルアップ側共通線はスイッチ10を介し
て書き込み電源Vwに接続する。一方ロー側ドライバI
Cのプルダウン側共通線はGNDに接続し、プルアップ
側共通線はスイッチ9を介して書き込み電源Vwと、ス
イッチ8を介して発光には不充分な電圧の電源Vw−V
mに接続する。ここでVwは薄膜EL素子を発光させる
のに充分な電圧であり、Vw>Vmなる関係があるもの
とする。
【0012】次に図2のタイムチャートを用いて、図1
の駆動回路の動作について説明する。ここで、ロー側電
極を線順次駆動する際、ロー側選択電極をVw、非選択
電位をGNDにする駆動をPOS駆動と呼び、ロー側選
択電極をGND、非選択電極をVw−Vmにする駆動を
NEG駆動と呼び、ロー側奇数電極に対してPOS駆
動、ロー側偶数電極に対してNEG駆動を行うフィール
ドを第Iフィールド、逆にロー側奇数電極に対してNE
G駆動、ロー側偶数電極に対してPOS駆動を行うフィ
ールドを第IIフィールドと呼ぶことにする。
【0013】(1) POS駆動 変調過程 スイッチ11をON、他のスイッチをOFFし、ロー側
全電極にプルダウン側のGNG電位を出力する。これと
同時にカラム側選択電極にはプルダウン側のGND電位
を出力し、非選択電極にはプルアップ側のVmを出力す
る。これによって、カラム側非選択電極の画素にはVm
の電荷が蓄えられる。このとき同時に前駆動時にロー側
選択電極の画素に蓄えられた電荷を放電する。
【0014】(2) POS駆動 書き込み過程 前変調過程の状態からスイッチ9をONにし、ロー側選
択電極のみプルアップ側のVwを出力する。これによっ
てロー側選択電極とカラム側選択電極に挟まれた画素に
は−Vwの電圧が印加され発光するが。ロー側選択電極
とカラム側非選択電極に挟まれた画素には−(Vw−V
m)の電圧した印加されず発光しない。また、その他の
非選択画素の電圧は前変調過程の状態が維持される。
【0015】(3) NEG駆動 変調過程 スイッチ11をON、他のスイッチをOFFにし、ロー
側全電極にプルダウン側のGND電位を出力する。これ
と同時にカラム側選択電極にはプルアップ側のVmを出
力し、カラム側非選択電極にはプルダウン側のGND電
位を出力する。これによってカラム側選択電極の画素に
はVmの電荷が蓄えられる。この時同時に前駆動時にロ
ー側選択電極の画素に蓄えられた電荷を放電する。
【0016】(4) NEG駆動 書き込み過程 前変調過程の状態からスイッチ11をOFF、スイッチ
8及び10をONにする。これによってカラム側ドライ
バICのプルアップ側共通線の電位はVwになり、これ
に伴ってカラム側ドライバICのプルダウン側共通線の
電位もVw−Vmになる。従って、カラム側選択電極の
電位はVwになり、カラム側非選択電極の電位はVw−
Vmになる。これと同時に全ロー側選択電極はプルアッ
プ側のVw−Vmを出力し、ロー側選択電極はGND電
位を保持する。これによってロー側選択電極とカラム側
選択電極に挟まれた画素にはVwの電圧が印加され発光
するが、ロー側選択電極とカラム側非選択電極に挟まれ
た画素にはVw−Vmの電圧しか印加されず発光しな
い。また、その他の非選択画素の電圧は前変調過程の状
態が維持される。
【0017】以上(1) ,(2) のPOS駆動をロー側奇数
電極に対して行い、(3) ,(4) のNEGの駆動をロー側
偶数電極に対して行う第Iフィールドと、逆にロー側奇
数電極に対してNEG駆動、ロー側偶数電極にPOS駆
動を行う第IIフィールドとを交互に行うことにより、
選択画素には±Vw、非選択画素には±(Vw−Vm)
の容量性表示素子を駆動するのに理想的な対称電圧が印
加できる。
【0018】図3は、第2発明の駆動回路が適用された
EL表示装置の駆動回路の第1実施例の回路図である。
【0019】図3中、21は発光しきい値Vth(Vw
−Vm<Vth<Vw)のELパネル、22,23はロ
ー側電極に接続されたプッシュ機能を有したスイッチ回
路を含むドライバIC、24はカラム側電極に接続され
たプッシュプル機能を有したスイッチ回路を含むドライ
バICである。また25,26,27は各々ドライバI
Cの論理回路を示す。カラム側ドライバIC24のプル
アップ側共通線は、スイッチ29及び32を介してそれ
ぞれ書き込み電源Vw及び変調電源Vmの正電極側に接
続し、プルダウン側共通線はスイッチ31を介してGN
D及び変調電源Vmの負電極側に接続する。従って、変
調電源Vmはカラム側ドライバICと共にフローティン
グする。また、ロー側ドライバICのプルアップ側共通
線は、スイッチ28を介して書き込み電源Vwに接続
し、プルダウン側共通線はスイッチ30を介してGND
に接続する。なお、33〜36は抵抗である。
【0020】次に、図4のタイムチャートを用いて、図
1の駆動回路の動作について説明する。ここで、ロー側
電極を線順次駆動する際、ロー側選択電極にVwの電位
を印加する駆動をPOS駆動、ロー側選択電極にGND
電位を印加する駆動をNEG駆動と呼ぶ。
【0021】(1) POS駆動 変調過程 スイッチ31,32をONにし、他のスイッチはOFF
にする。これと同時にカラム側選択電極のドライバIC
はプルダウン側電位(GND)、非選択電極のドライバ
ICはプルアップ側電位(Vm)を出力する。この時ロ
ー側全ドライバICはプルダウン側出力にしておくが、
スイッチ30がOFFのため、全電極ともフローティン
グ状態になり、カラム側電極の選択、非選択画素数の比
によってGND〜Vmの電位になる。
【0022】(2) POS駆動 書き込み過程 スイッチ28をONにすると同時に、ロー側選択電極の
ドライバIC出力をプルアップ側にし、Vwの電位を出
力する。これによって、ロー側選択電極の選択画素には
−Vw+Vmの電圧が印加され発光するが、非選択画素
には−Vw+Vmの電圧しか印加されず発光しない。ま
た、それ以外の非選択画素には変調過程時に印加された
電圧が保持される。
【0023】(3) POS駆動 放電過程 スイッチ28をOFFにし、ロー側全ドライバICの出
力をプルダウン側にする。これによって、前書き込み過
程時にロー側選択電極の画素に蓄えられた電荷は放電さ
れる。
【0024】(4) NEG駆動 変調過程 スイッチ31,31をONにし、他のスイッチはOFF
にする。これと同時にカラム側選択電極のドライバIC
はプルアップ側電位(Vm)、非選択電極のドライバI
Cはプルダウン側電位(GND)を出力する。この時ロ
ー側全ドライバICはプルダウン側出力にしておくが、
スイッチ30がOFFのため、全電極ともフローティン
グ状態になり、カラム側電極の選択、非選択画素数の比
によってGND〜Vmの電位になる。
【0025】(5) NEG駆動 書き込み過程 スイッチ31をOFF、スイッチ29,30をONに
し、同時にロー側選択電極のドライバICをプルダウン
側出力(GND)、非選択放電のドライバICをプルア
ップ側出力(フローティング)にする。これによってカ
ラム側選択電極にはVmの電位が出力され、非選択電極
にはVw−Vmの電位が出力される。また、EL画素を
介して容量結合しているロー側非選択電極は、Vw−V
m〜Vwの電位になる。その結果、ロー側選択電極の選
択画素にはVwの電圧が印加され発光するが、非選択画
素にはVw−Vmの電圧しか印加されず発光しない。ま
た、それ以外の非選択画素には変調過程時に印加された
電圧が保持される。
【0026】(6) NEG駆動 放電過程 スイッチ29,30をOFF、スイッチ31をONに
し、ロー側全ドライバICの出力をプルダウン側にす
る。これによって前書き込み固定時にロー側選択電極の
画素に蓄えられた電荷は放電される。
【0027】上記(1) 〜(3) のPOS駆動をロー側奇数
電極に行い、(4) 〜(6) のNEG駆動を偶数電極に行う
フィールドを第Iフィールドと呼び、逆にロー側奇数電
極にNEG駆動、偶数電極にPOS駆動を行うフィール
ドを第IIフィールドと呼ぶ。
【0028】本実施例によると駆動回路は、これら2フ
ィールドを1周期として各画素に交流対称電圧を印加す
る。
【0029】次に、第2発明の駆動回路が適用されたE
L表示装置の駆動回路の第2実施例について説明する。
【0030】この第2発明の第2実施例は、図5に示す
ように、図3で説明した各部を備えており、このうち、
ELパネル21として、発光しきい値Vth(Vw<V
th<Vw<Vm)のELパネルを用いている点で相違
する。また、各部の接続構成についても、次のようにし
た点で相違する。即ち、カラム側ドライバIC24のプ
ルアップ側共通線は、スイッチ29及び32を介して、
それぞれGND及び変調電源Vmの正電極側に接続し、
プルダウン側共通線はスイッチ31を介して書き込み電
源Vw及び変調電源Vmの負電極側に接続する。従って
変調電源Vmはカラム側ドライバICと共にフローティ
ングする。また、ロー側ドライバIC22のプルアップ
側共通線は、スイッチ28を介して書き込み電源Vwに
接続し、プルダウン側共通線はスイッチ30を介してG
NDに接続する。この場合、図6のタイムチャートの関
係で次のように動作することになる。
【0031】(1) POS駆動 変調過程 スイッチ31,32をONにし、他のスイッチはOFF
にする。これと同時にカラム側選択電極のドライバIC
はプルダウン側電位(−Vm)、非選択電極のドライバ
ICはプルアップ側電位(GND)を出力する。この時
ロー側全ドライバICはプルダウン側出力にしておく
が、スイッチ30がOFFのため、全電極ともフローテ
ィング状態になり、カラム側電極の選択、非選択画素数
の比によって−Vm〜GNDの電位になる。
【0032】(2) POS駆動 書き込み過程 スイッチ28をONにすると同時に、ロー側選択電極の
ドライバIC出力をプルアップ側にし、Vwの電位を出
力する。これによって、ロー側選択電極の選択画素には
−Vw−Vmの電圧が印加され発光するが、非選択画素
には−Vwの電圧しか印加されず発光しない。また。そ
れ以外の非選択画素には変調過程時に印加された電圧が
保持される。
【0033】(3) POS駆動 放電過程 スイッチ28をOFFにし、ロー側全ドライバICの出
力をプルダウン側にする。これによって、前書き込み過
程時にロー側選択電極の画素に蓄えられた電荷は放電さ
れる。
【0034】(4) NEG駆動 変調過程 スイッチ31,32をONにし、他のスイッチはOFF
にする。これと同時にカラム側選択電極のドライバIC
はプルアップ側電位(GND)、非選択電極のドライバ
ICはプルダウン側電位(−Vm)を出力する。この時
ロー側全ドライバICはプルダウン側出力にしておく
が、スイッチ30がOFFのため、全電極ともフローテ
ィング状態になり、カラム側電極の選択、非選択画素数
の比によって−Vm〜GNDの電位になる。
【0035】(5) NEG駆動 書き込み過程 スイッチ31をOFF、スイッチ29,30をONに
し、同時にロー側選択電極のドライバICをプルダウン
側出力(GND)、非選択電極のドライバICをプルア
ップ側出力(フローティング)にする。これによってカ
ラム側選択電極にはVw+Vmの電位が出力され、非選
択電極にはVwの電位が出力される。また、EL画素を
介して容量結合しているロー側非選択電極は、Vw〜V
w+Vmの電位になる。その結果、ロー側選択電極の選
択画素にはVw+Vmの電圧が印加され発光するが、非
選択画素にはVwの電圧しか印加されず発光しない。ま
た、それ以外の非選択画素には変調過程時に印加された
電圧が保持される。
【0036】(6) NEG駆動 放電過程 スイッチ29,30をOFF、スイッチ31をONに
し、ロー側全ドライバICの出力をプルダウン側にす
る。これによって前書き込み過程時にロー側選択電極の
画素に蓄えられた電荷は放電される。
【0037】上記(1) 〜(3) のPOS駆動をロー側奇数
電極に行い、(4) 〜(6) のNEG駆動を偶数電極に行う
フィールドを第Iフィールドと呼び、逆にロー側奇数電
極にNEG駆動、偶数電極にPOS駆動を行うフィール
ドを第IIフィールドと呼ぶ。
【0038】本実施例による駆動回路は、これら2フィ
ールドを1周期として各画素に交流対称電圧を印加す
る。
【0039】前述の如く、本発明の各実施例によれば、
対称性に優れた駆動ができるので輝度特性の変動を少な
くすることができる。また、カラム側に使用するドライ
バICの耐圧はVm以上であればよく、比較的低耐圧の
ものが使用できる。更に、第2発明の駆動回路が適用さ
れた第1及び第2実施例の場合に、単一の書き込み電源
とすることができるので電源回路の簡略化も図ることが
できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
素な構成で対称性に優れた駆動ができるから、非対称駆
動での不具合を一挙に解決することができ、これにより
表示品質を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の駆動回路が適用された薄膜EL表示
装置の駆動回路の一実施例の回路図である。
【図2】第1発明の一実施例で薄膜EL装置に印加され
る電圧波形のタイムチャートである。
【図3】第2発明の駆動回路が適用されたEL表示装置
の駆動回路の第1実施例の回路図である。
【図4】第2発明の第1実施例でEL表示装置に印加さ
れる電圧波形のタイムチャートである。
【図5】本発明の駆動回路が適用されたEL表示装置の
駆動回路の第2実施例の回路図である。
【図6】第2発明の第2実施例でEL表示装置に印加さ
れる電圧波形のタイムチャートである。
【符号の説明】 1 薄膜EL表示装置 2 ロー側奇数ドライバIC 3 ロー側偶数ドライバIC 4 カラム側ドライバIC 5 ドライバIC論理回路 6 ドライバIC論理回路 7 ドライバIC論理回路 8〜11 スイッチ 21 ELパネル 22 ロー側奇数ドライバIC 23 ロー側偶数ドライバIC 24 カラム側ドライバIC 25 ドライバIC論理回路 26 ドライバIC論理回路 27 ドライバIC論理回路 28〜32 スイッチ 33〜36 抵抗

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示媒体層を介し、容量的に結合したカ
    ラム側電極とロー側電極を有し、上記カラム側電極と上
    記ロー側電極をマトリックス配列し、上記各電極の交差
    部に構成される容量性素子に所定の電圧を印加して電気
    光学的表示効果を得るマトリックス表示装置において、
    上記各電極の各々専用にプッシュプル機能を有するスイ
    ッチ回路を備え、上記カラム側スイッチ回路のプルアッ
    プ側共通線及びプルダウン側共通線間に変調電源を接続
    し、上記カラム側スイッチ回路及び変調電源をフローテ
    ィング可能な状態で、上記容量性素子に正負両極性のパ
    ルス電圧を印加し、かつ上記両極性パルスの周期、パル
    ス幅、パルス間隔、振幅の少なくとも1つ以上が等しい
    又は対称な交流電圧を印加する接続構成であることを特
    徴としたマトリックス表示装置の駆動回路。
  2. 【請求項2】 表示媒体層を介し、容量的に結合したカ
    ラム側電極とロー側電極を有し、上記カラム側電極と上
    記ロー側電極をマトリックス配列し、上記各電極の交差
    部に構成される容量性表示素子に所定の電圧を印加して
    電気光学的表示効果を得るマトリックス表示装置におい
    て、上記各電極の各々専用にプッシュプル機能を有する
    スイッチ回路を備え、上記カラム側スイッチ回路のプル
    アップ側共通線及びプルダウン側共通線間にフローティ
    ング可能な変調用電源Vmと、各々の共通線にスイッチ
    を介して書き込み電源Vwに接続し、上記ロー側スイッ
    チ回路のプルアップ側共通線及びプルダウン側共通線間
    に、各々の共通線にスイッチを介して上記書き込み電源
    Vwに接続する接続構成であることを特徴としたマトリ
    ックス表示装置の駆動回路。
  3. 【請求項3】 上記カラム側スイッチ回路にて選択され
    たカラム側選択電極に書き込み電源Vwの負側電位、カ
    ラム側非選択電極に上記書き込み電源Vwの負側電位に
    変調電圧Vmを重畳した電位を印加し、上記ロー側スイ
    ッチ回路にて選択したロー側選択電極に上記書き込み電
    源Vwの正電位を印加し、非選択のロー側非選択電極を
    フローティングさせる駆動と、上記カラム側選択電極に
    上記書き込み電源Vwの正側電位、上記カラム側非選択
    電極に上記書き込み電源Vwの正側電位に変調電圧−V
    mを重畳した電位を印加し、ロー側選択電極に上記書き
    込み電源Vwの負側電位を印加し、上記ロー側非選択電
    極をフローティングさせる駆動を、フィールド毎に交互
    に行うことを特徴とした請求項2記載のマトリックス表
    示装置の駆動回路。
  4. 【請求項4】 上記各電極の駆動時にVw−Vm<Vt
    h<Vw(Vthは容量性表示素子の発光しきい値電
    圧)なる関係があることを特徴とした請求項2又は請求
    項3記載のマトリックス表示装置の駆動回路。
  5. 【請求項5】 上記駆動回路において、カラム側非選択
    電極に書き込み電源Vwの負側電位、カラム側選択電極
    に上記書き込み電源Vwの負側電位に変調電圧−Vmを
    重畳した電位を印加し、ロー側選択電極に上記書き込み
    電源Vwの正側電位を印加し、ロー側非選択電極をフロ
    ーティングさせる駆動と、上記カラム側非選択電極に上
    記書き込み電源Vwの正側電位、上記カラム側選択電極
    に上記書き込み電源Vwの正側電位に変調電圧Vmを重
    畳した電位を印加し、ロー側選択電極に上記書き込み電
    源Vwの負側電位を印加し、上記ロー側非選択電極をフ
    ローティングさせる駆動を、フィールド毎に交互に行う
    ことを特徴とした請求項2記載のマトリックス表示装置
    の駆動回路。
  6. 【請求項6】 上記各電極の駆動時にVw<Vth<V
    w+Vm(Vthは容量性表示素子の発光しきい値電
    圧)なる関係があることを特徴とした請求項2又は請求
    項5記載のマトリックス表示装置の駆動回路。
JP29271291A 1991-01-31 1991-11-08 マトリツクス表示装置の駆動回路 Pending JPH0546119A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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