JPH054607Y2 - - Google Patents

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JPH054607Y2
JPH054607Y2 JP1985101227U JP10122785U JPH054607Y2 JP H054607 Y2 JPH054607 Y2 JP H054607Y2 JP 1985101227 U JP1985101227 U JP 1985101227U JP 10122785 U JP10122785 U JP 10122785U JP H054607 Y2 JPH054607 Y2 JP H054607Y2
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、動力伝達系すなわち終減速機または
変速機に2速変速装置を備えた車両の2速自動切
換装置に関する。
[従来技術] 大型トラツクにおいては、大きい最終減速比を
得るため終減速機に2速変速装置を設けるか、変
速機に2段の副変速機を設けている。
かかる車両において、最終減速比は通常定積時
すなわち最大積載時重量を基準にして充分走行可
能なように決められている。従つて車両の積荷が
少ない場合には相対的に高回転でエンジンを使用
する、すなわち本来もつと低回転で使用して済む
ものを定積時と同様に高回転側を使用することに
なり、走行燃費を悪化させる原因となつている。
他方、本出願人は実開昭58−79426号公報におい
て、差動制限機構の自動解除装置を開示している
が、本問題を解決するものではない。
また実開昭58−35425号公報には車両の積載状
態を検知して2速変速装置の高速側と低速側との
切換えをする技術が開示されている。しかしなが
ら、かかる公知技術では、車両の積載荷重とシヨ
ツクアブソーバの設定値とがほぼ等しい場合に路
面の状態によりシヨツクアブソーバに印加される
力が変化した場合に、煩雑にギヤが切換わり、実
用上不都合を生ずる。
[解決しようとする課題] したがつて本考案の目的は、車両重量による2
速変速装置の切換えが路面の状態とは無関係に安
定して切換えることのできる車両の2速自動切換
装置を提供するにある。
[課題を解決する手段] 本考案によれば、動力伝達系に2速変速装置を
備えた車両において、車両重量を検出する車両重
量検出手段および前記2速変速装置のギヤ位置を
検出するギヤ位置検出手段を設け、前記車両重量
検出手段からの検出値と基準値との大小を判定す
る判定回路と該判定回路の判定に基づいて前記2
速変速装置を切換える切換制御回路とを備え、車
両重量検出手段からの検出値が基準値より小さ
く、しかもその状態が規定時間経過してギヤ位置
が低速側のときにギヤ位置を高速側に切換え、前
記検出値が基準値より約10%大きく、しかもその
状態が規定時間経過してギヤ位置が高速側のとき
にギヤ位置を低速側に切換える制御ユニツトを設
けてある。
[作用効果の説明] したがつて、車両の重量が基準値より小さい場
合は、2速変速装置が高速側に自動的に切換えら
れ、基準値より大きい場合は低速側に切換えられ
る。そして例えば路面の凹部に車輪が入つたり、
石に乗り上げたりした場合でも、そのために一般
的に車両重量検出手段からの検出値が変化しても
一定の規定時間が経過すれば元の値に戻るので、
一時的な変化のためにいたずらにギヤの切換えは
生じない。このように過度的な荷重の変化による
ギヤの切換えを防止できるので、車両の走行時の
実情に適合した正確な切換えができる。
そのために、エンジンの回転数は常に適正であ
り、燃費率の良い範囲を使つて走行でき、燃費を
向上できる。
[好ましい実施の態様] 本考案の実施に際し、基準値は空車時重量に所
定値(例えば3トン)をプラスした値を用いるの
が好ましい。本考案の実施に際し、車両重量検出
手段は公知の軸重センサを用い、基準値は軸重へ
の換算値を用いるのが好ましい。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図には、本考案を実施した終減速機1が示
されており、終減速機1には2速変速装置2が設
けられている。アクスルハウジング5には車両重
量検出手段である公知の軸重センサ6が設けら
れ、2速変速装置2の切換装置3にはギヤ位置、
すなわちギヤが高速側あるいは低速側にセツトさ
れているかを検出するギヤ位置センサ4が設けら
れ、軸重センサ6、切換装置3およびギヤ位置セ
ンサ4はそれぞれ制御ユニツト10に接続されて
いる。なお、7はプロペラシヤフト、8はフレー
ムである。
第2図において、制御ユニツト10はマイクロ
コンピユータで構成され、判定回路11、基準値
記憶部12、切換装置制御回路13の他に、デイ
ジタル変換回路14、クロツク15、カウンタ1
6が設けられている。そして、判定回路14は軸
重センサ6からデイジタル変換回路14を介して
デイジタル化された軸重の検出値を入力し、基準
値記憶部12から軸重に換算された車両重量の基
準値を入力し、またギヤ位置センサ4からギヤ位
置検出値を入力し、後述する判定を行い、判定信
号を切換装置制御回路13に出力する。切換装置
制御回路13は判定回路11の出力に基づき、切
換装置3に切換制御信号を出力するようになつて
いる。
次に主として第3図に参照して作用を説明す
る。
判定回路11は軸重センサ6からの信号により
軸重を入力し(ステツプS1)、軸重が基準値より
小さいか否かを判定する(ステツプS2)。この
際、基準値として空車時重量に例えば3トンをプ
ラスしたものの軸重への換算値を用いるのが好ま
しい。軸重が基準値より小さい場合、すなわちス
テツプS2がYESだつたら、次にその状態が規定
時間(例えば10秒)継続したか否かをクロツク1
5からの時間パルスをカウンタ16で計測するこ
とにより判定する(ステツプS3)。このステツプ
S3で車両の瞬間的なとびはね等による軸重のバ
ラツキを除外することができる。NOであつたら
ステツプS1に戻り、YESだつたら、次にギヤ位
置センサ4からの信号に基づいて、ギヤ位置が高
速側か否かを判定する(ステツプS4)。YESだつ
たら制御を終り、NOの場合は、切換装置制御回
路13から制御信号を切換装置3に出力して、ギ
ヤを高速側に切換える。
ステツプS2でNOの場合は、次に軸重が基準値
+βより大きいか否かを判定する(ステツプ
S6)。この際、βは第4図に示すように、例えば
10トン積み車両においては1トンの軸重への換算
値を用いるのが好ましい。これは、軸重が基準値
に近い状態で走行することになつた場合でも、や
たらにギヤが切換わることがないようβというヒ
ステリシスを設けるためである。ステツプS6が
NOの場合は制御を終り、YESたつたらYESの状
態が規定時間(例えば10秒)継続したか否かを判
定する(ステツプS7)。このステツプS7でステツ
プS3と同様に車両の瞬間的なとびはね等による
軸重のバラツキを防止することができる。NOで
あつたらステツプS1に戻り、YESだつたら、次
にギヤ位置センサ4からの信号に基づいてギヤ位
置が低速側か否かを判定する(ステツプS8)。
YESだつたら制御を終り、NOの場合は、切換装
置制御回路13から制御信号を切換装置3に出力
して、ギヤを低速側に切換える。
上記したように、軸重が基準値より小さく、か
つギヤ位置が低速側のときはギヤ位置を高速側へ
切換える効果を第5図を参照して説明する。
第5図は等燃費曲線図であつて、曲線A1−A2
は定積時、過積時のようにアクセル全開加速をす
る場合のエンジン使用範囲を、PS1〜PS4は等正
味馬力曲線をそれぞれ示している。この線図にお
いて、周知のようにいわゆる目玉Eが最低燃費域
であつて、曲線E1→E6と目玉Eから遠ざかる程、
燃費が悪化する。
直線B1−B2は曲線A1−A2と同じ最終減速比
(曲線A1−A2の場合は通常、変速機を最低速ギ
ヤにセツトし、2速変速装置を低速ギヤにセツト
している)で軽重量で走行する場合のエンジン使
用範囲を示している。すなわち、所要トルクは小
さいが、目玉Eに遠い燃費域を使つている。
これに対し、直線C1−C2は直線B1−B2と同じ
軽重量状態で、最終減速比を小さくした場合(変
速機を最低速ギヤのままで、2速変速装置を高速
ギヤにセツトしている)のエンジン使用範囲を示
している。すなわち最終減速比を小さくしている
ので、エンジンを直線B1−B2より低回転、かつ
高トルク側で使用している。その結果、目玉Eに
近い燃費域を使つて走行燃費を向上することがで
きるのである。
[考案の効果] 以上の如く、本考案によれば下記のすぐれた効
果を奏する。
(1) 基準値に約10%の所定値をプラスしているの
で、基準値に近い状態で走行してもやたらに切
換わることがなく、安定した走行状態が得られ
る。
(2) 規定時間(例えば10秒)経過した後に定する
ので車両の瞬間的なとびはね等による車両重量
のバラツキを除外できる。
(3) その結果、燃費率の良い範囲を使つて走行燃
費を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体構成図、
第2図は制御ブロツク図、第3図は制御フローチ
ヤートの図、第4図は基準値の説明図、第5図は
制御特性図である。 2……2速変速装置、3……切換装置、4……
ギヤ位置センサ、6……軸重センサ、10……制
御ユニツト、11……判定回路、12……基準値
記憶部、13……切換装置制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 動力伝達系に2速変速装置を備えた車両におい
    て、車両重量を検出する車両重量検出手段および
    前記2速変速装置のギヤ位置を検出するギヤ位置
    検出手段を設け、前記車両重量検出手段からの検
    出値と基準値との大小を判定する判定回路と該判
    定回路の判定に基づいて前記2速変速装置を切換
    える切換制御回路とを備え、車両重量検出手段か
    らの検出値が基準値より小さく、しかもその状態
    が規定時間経過してギヤ位置が低速側のときにギ
    ヤ位置を高速側に切換え、前記検出値が基準値よ
    り約10%大きく、しかもその状態が規定時間経過
    してギヤ位置が高速側のときにギヤ位置を低速側
    に切換える制御ユニツトを設けたことを特徴とす
    る車両の2速自動切換装置。
JP1985101227U 1985-07-04 1985-07-04 Expired - Lifetime JPH054607Y2 (ja)

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JP1985101227U JPH054607Y2 (ja) 1985-07-04 1985-07-04

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JP1985101227U JPH054607Y2 (ja) 1985-07-04 1985-07-04

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JPS6210129U JPS6210129U (ja) 1987-01-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0753967Y2 (ja) * 1990-12-14 1995-12-13 有限会社小城印刷 プラスチック容器印刷機の加圧装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835425B2 (ja) * 1979-06-18 1983-08-02 富士通株式会社 回線速度制御方式

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JPS5835425U (ja) * 1981-09-03 1983-03-08 トヨタ自動車株式会社 変速機構

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JPS6210129U (ja) 1987-01-22

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