JPH0545986U - 面発熱体 - Google Patents

面発熱体

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JPH0545986U
JPH0545986U JP10376391U JP10376391U JPH0545986U JP H0545986 U JPH0545986 U JP H0545986U JP 10376391 U JP10376391 U JP 10376391U JP 10376391 U JP10376391 U JP 10376391U JP H0545986 U JPH0545986 U JP H0545986U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の並列の発熱織布の接続を容易にし、そ
の接続を被覆する絶縁性の被覆シートの融着を簡単、確
実に行う。 【構成】 左右両端に電導線2を経糸として、導電線2
間に発熱線1を緯糸として織製した発熱織布Aの電導線
2に端子3を接続し、2本の導線6のそれぞれに、端子
導線5を接続して、各導線6の端子導線5の間隔が、発
熱織布Aの端子3の間隔と一致するよう、端子導線5、
導線6を絶縁シート7で被覆し、端子導線5の露出して
いる端部5aを端子3に接続して、端部5aと端子3と
を絶縁性の被覆シート9で被覆する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、織布の略全面に発熱線を折り込んで、これに通電することにより、 該発熱線が発熱する発熱織布に、これに通電するための導線を接続し、暖房用の カーペット、屋根内に埋め込まれて、屋根に積もった雪を溶かす融雪シート等に 用いられる面発熱体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の、左右両端部に導電線が経糸として折り込まれ、該導電線間に 発熱線が緯糸として折り込まれた発熱織布に通電するため、電源に接続する為の 導線を接続するには、左右の導電線にそれぞれ端子片を接続しておき、該端子片 と電源コードの導線が露出している端部とを、導電性の管体に挿入し、この導電 性の管体を潰して、これらを接続する。
【0003】 そして、発熱織布から、電源コードの露出した導線端部と発熱織布の端子片を 接続する管体にかけて、上下両面を全面的に絶縁シートで被覆し、この面発熱体 の絶縁を行っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような面発熱体と電源コードの接続部を絶縁シートで被覆する際、織布の 導電線に接続された端子片には、管体が嵌め込まれているため、その部分は、他 の部分に比して、厚さが厚くなり、他の部分との上下両面間の寸法の変動が著し い。
【0005】 そのため、加熱ロールで上下両面の絶縁シートの融着を行おうとしても、熱ロ ール間の寸法を発熱織布面の寸法に合わせれば、管体部分での熱ロール間の通過 ができなくなり、管体部分の寸法に合わせれば発熱織布部分の加圧ができなくな ってしまうので、熱ロールによる絶縁シートの融着はできない。
【0006】 そこで、絶縁シートによるコーティングは、接着剤や粘着材を使用した人手に よる接着を行わなければならないので、接着が不完全になったり、剥離し易かっ たりするばかりでなく、工数の増加、人件費等で、高価となってしまう欠点があ り、しかも管体部分が厚くなってしまうので、カーペット等にした際、その部分 が表面の平滑さを損ずる欠点もある。
【0007】 本考案は、従来の面発熱体の前述の欠点を除去し、露出している端子導線の上 下両面を被覆する絶縁性の被覆シートの融着を、熱ロールで行えるようにして、 被覆シートの発熱織布への融着を確実に行って、その剥離をなくすと共に、複数 の発熱織布を電源に並列に接続する場合の接続を容易として、そのコストを引下 げ、且つカーペットにした際、表面の平滑さが維持される面発熱体を提供するこ とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の目的を達成するための面発熱体の手段に関し、その手段は、左 右両端部には電導線が経糸として、該電導線間には発熱線が少なくとも緯糸とし て織製された発熱織布の前記の左右の電導線に端子片を接続し、2本の導線のそ れぞれに端子導線を接続し、各導線の端子導線の間隔を、前記発熱織布の左右の 端子片の間隔とすると共に、端子導線の端部を露出させて、導線、端子導線の上 下両面を絶縁シートで絶縁被覆し、端子導線の露出している端部を発熱織布の端 子片に接続し、少なくとも端子導線の露出している端部を、絶縁性の被覆シート で絶縁被覆したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案の面発熱体は、絶縁シートで被覆された2本の裸の導線に接続されたそ れぞれの端子導線の間隔は、発熱織布の左右の端子の間隔とされているので、両 者の接続位置は一致しており、従ってその接続に管体等の接続具を用いることな く、半田付け、スポット溶接、或いは発熱織布の端子を端子導線を直接に接続で きるような形状として直接接続が可能となる。
【0010】 そのため、発熱織布から導線にかけての上面に、大きな高さの差を生じること がなく、熱ロールによる全面被覆シートの熱加圧によるコーティングが可能とな り、確実な融着が行われ、剥離のおそれがなくなると共に、その融着作業の省力 化を図ることができ、しかも発熱織布を並列に設置する場合、各発熱体毎に電源 コードを接続する必要をなくし、コストダウンできるものである。
【0011】
【実施例】
次に、本考案の実施の一例を、図面について、以下に説明する。 この実施例における発熱織布Aは、緯糸は電気が流れることで、その電気抵抗 で発熱する発熱線1で、左右両端部の複数本の経糸は、電気抵抗の少ない導電線 2で形成され、左右の導電線2をそれぞれプラス、マイナスの両極に接続するこ とにより、経糸である導電線2から緯糸である発熱線1に電流が流れ、発熱線1 の発熱が行われるものである。
【0012】 この左右の経糸である導電線2には、周囲および内部に多数の尖った爪3aを 形成した端子3が、その爪3aを導電線2の下面にまで差し込んで、折り曲げる ことで固定接続され、この発熱織布Aと端子3の表裏両面を薄い耐熱性の絶縁皮 膜4でコーティングしている。
【0013】 この端子3に接続される裸の端子導線5は、所定間隔で裸の導線6にスポット 溶接されており、この端子導線5の間隔が、前記の発熱織布Aの左右の端子3と 同間隔となるように、2本の導線6を適宜の間隔で並べ、一方の導線6の端子導 線5が、他方の導線6を跨ぐ場所では、この端子導線5と導線6間に絶縁材7を 介在させる。
【0014】 そして、端子導線5の端部5aを露出させて、これらの2本の導線6と、その 端子導線5の上下両面に絶縁シート8を被せ、上下両面から加熱ロールで加熱し ながら加圧し、上下の絶縁シート8間に導線6、端子導線5を、各導線6の端子 導線5の間隔が、端子3の間隔と同一となるようにスポット溶接する。
【0015】 前記端子3の導電線2に接続固定した側の反対側は、平面、或いは環状に湾曲 させた部分を設け、この部分が平面である際には、これに露出している端子導線 5の端部5aを半田付け、或いはスポット溶接、環状に湾曲させた際には、これ に露出している端子導線5を挿入後潰す等の手段で、端子導線5と端子3とを接 続固定する。
【0016】 その後、導線6の上下を被覆している絶縁シート8から、発熱織布Aにかけて の上下両面に、露出した端子導線5の端部5aと、絶縁シート8、発熱織布Aの これに近接する部分にかけて、ポリエステル、塩化ビニール等の絶縁材料で形成 した被覆シート9を当接し、加熱ロール間を通過させると、加熱ロールの熱で、 被覆シート9は柔軟になり、且つ加熱ロールの加圧で絶縁シート8、端子導線5 、発熱織布Aに押しつけられる。
【0017】 その圧力で、絶縁シート9は、これらに圧着され、且つその柔軟な状態により 、両者は接着され、前記の各部分は一体化されるので、導線6の端部に電源コー ドを接続すれば、この電源コードを電源に接続することにより、発熱織布Aに電 流を流して、これを発熱させることができる。
【0018】 本考案において、2本の導線6のそれぞれに、複数の端子導線5を接続してお けば、1本の導線6に接続した端子導線5の数だけ、発熱織布Aを並列に電源に 接続することができ、各発熱織布A毎に電源コードに接続する必要がなくなり、 絨毯等の敷物で、並列に接続された発熱織布Aを被覆すれば、暖房用のカーペッ トとすることができる。
【0019】
【考案の効果】
本考案は叙上のように、発熱織布に取り付けた端子に、絶縁シートで被覆され た端子導線をスポット溶接、半田付け、巻き込み等の手段で接続すれば、発熱織 布部分の厚さと、この接続分の厚さとが大差を生ずることがなくなり、発熱織布 から導線、端子導線を被覆する絶縁シートにかけて、被せた絶縁性の被覆シート を加熱ロールによって圧着することができる。
【0020】 従って、絶縁性の被覆シートの上下両面間、発熱織布、および導線の絶縁シー トへの融着は確実に行われ、剥離等を生ずるおそれがなくなり、これに起因する ショート等の危険性が未然に回避できる。
【0021】 そして、暖房用カーペットのように、その幅に対応させるため、発熱織布を並 列としなければならない場合、各発熱織布に電源コードを接続する必要がなくな り、しかも発熱織布の端子と、端子導線との接続は、スポット溶接、半田付け等 の容易な接続手段を用いることができる。
【0022】 そして、前記の接続部分の厚さは、発熱織布部分の厚さと大差がないため、暖 房用カーペットとした場合、その表面に不自然な凹凸を生じることがなくなり、 これに座した際、突出部分が臀部等に当たる不愉快さをなくすことができ、前記 の接続作業の容易さによって、廉価な面発熱体を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の一部切欠斜面図である。
【図2】導線、端子導線部分の一部切欠斜面図である。
【符号の説明】
A 発熱織布 1 発熱線 2 導電線 3 端子 5 導線 6 端子導線 8 絶縁シート 9 被覆シート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両端部には電導線が経糸として、該
    電導線間には発熱線が少なくとも緯糸として織製された
    発熱織布の前記の左右の電導線に端子片を接続し、2本
    の導線のそれぞれに端子導線を接続し、各導線の端子導
    線の間隔を、前記発熱織布の左右の端子片の間隔とする
    と共に、端子導線の端部を露出させて、導線、端子導線
    の上下両面を絶縁シートで絶縁被覆し、端子導線の露出
    している端部を発熱織布の端子片に接続し、少なくとも
    端子導線の露出している端部を、絶縁性の被覆シートで
    絶縁被覆したことを特徴とする面発熱体。
JP1991103763U 1991-11-22 1991-11-22 面発熱体 Expired - Lifetime JPH081593Y2 (ja)

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JPH081593Y2 JPH081593Y2 (ja) 1996-01-17

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59224089A (ja) * 1983-06-02 1984-12-15 佐藤 亮拿 網状回路による加熱保温器
JPS63133087U (ja) * 1987-02-24 1988-08-31
JPH01134890A (ja) * 1987-11-19 1989-05-26 Toray Ind Inc 糸状発熱体積層体の製造方法
JPH0244286U (ja) * 1988-04-04 1990-03-27

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