JPH11102772A - 面状発熱装置 - Google Patents

面状発熱装置

Info

Publication number
JPH11102772A
JPH11102772A JP26180897A JP26180897A JPH11102772A JP H11102772 A JPH11102772 A JP H11102772A JP 26180897 A JP26180897 A JP 26180897A JP 26180897 A JP26180897 A JP 26180897A JP H11102772 A JPH11102772 A JP H11102772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
woven fabric
solder
conductive
heating device
wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26180897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sano
宏 佐野
Masahiro Oyamada
正博 小山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arisawa Mfg Co Ltd
Original Assignee
Arisawa Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arisawa Mfg Co Ltd filed Critical Arisawa Mfg Co Ltd
Priority to JP26180897A priority Critical patent/JPH11102772A/ja
Publication of JPH11102772A publication Critical patent/JPH11102772A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保管性や運搬性が低下したり、商品価値が低
下したりせずに、導電性織布と配線との接触抵抗の発生
及び増大を防止して良好に発熱させることができる実用
性に秀れた面状発熱装置を提供するものである。 【解決手段】 経糸及び緯糸から成る織布に導電性繊維
1・3を混在せしめて導電性織布aを設け、この導電性
織布aの適所に熱可塑性樹脂にハンダ粒を混入したねり
ハンダ6を付設したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱特性及び保管
性に秀れた面状発熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】織布に
銅線などの導電性繊維を混在せしめて発熱可能な導電性
織布を構成し、この導電性織布の適所に配線を付設し、
導電性繊維に通電せしめて該導電性織布を発熱させる面
状発熱装置が使用されている。
【0003】この面状発熱装置は、保管、運搬、販売等
を行うときにはロール状に巻回され、また、使用すると
きには広げられて所望の大きさに切断され、この切断さ
れた面状発熱装置に配線が付設されて使用される。
【0004】一方、従来の面状発熱装置に配線を付設す
る作業は、図4に図示したように導電性織布20上に配線
21の電極部である銅箔22を乗せ(配線21の接触抵抗を小
さくするため、銅線のままの電極部ではなく銅線に銅箔
22が付設されたものが使用される。)、この銅箔22を導
電性織布20に接着剤で仮接着した後圧着することで行っ
ている。尚、符号23は配線21の電極部を銅箔22に付設す
るためのハンダ23である。
【0005】しかし、このような配線付設方法では、銅
箔22と導電性織布20とが完全には密着状態に当接してい
る訳ではないので(布には目(空隙)がある為、部分的
に密着状態でない。即ち、導電性織布20を形成する繊維
は銅箔22と密着状態に当接することとなるが、空隙部は
非当接となる。)、銅箔22と導電性織布20との接触面積
が小さくて接触抵抗の発生又は増大などの通電ロスが生
じ、配線付設部が異常発熱してしまったりしてしまう問
題点がある。
【0006】従って、予め面状発熱装置の適所(配線付
設部)に銅箔22を導電性織布20に付設するためのハンダ
が付着されていれば、銅箔22と導電性織布20とをハンダ
を介して可及的に広い面積で密着させることが可能とな
るが、ハンダは柔軟性が乏しく、予め面状発熱装置にハ
ンダが付着されていると面状発熱装置をロール状に巻回
することが困難となり(ハンダが付設された部分の湾曲
性が乏しく、ロールの形がいびつになったり、ロールの
径が大きくなったりしてしまう。)、保管性や運搬性が
低下したり、商品価値が低下したりしてしまう。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するもので、
保管性や運搬性が低下したり、商品価値が低下したりせ
ずに、導電性織布と配線との接触抵抗の発生及び増大が
防止されて良好に発熱することができる実用性に秀れた
面状発熱装置となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0009】経糸及び緯糸から成る織布に導電性繊維1
・2を混在せしめて導電性織布aを設け、この導電性織
布aの適所に熱可塑性樹脂にハンダ粒を混入したねりハ
ンダ6を付設したことを特徴とする面状発熱装置に係る
ものである。
【0010】また、左右両端部の経糸として導電性繊維
1を、また、中間の経糸として絶縁性繊維3を採用し、
緯糸として前記導電性繊維1より抵抗の高い発熱性繊維
2と絶縁性繊維3とを所定本数置きに混在せしめた発熱
織布aの左右通電部4・5の適所に熱可塑性樹脂にハン
ダ粒を混入したねりハンダ6を付設したことを特徴とす
る面状発熱装置に係るものである。
【0011】また、請求項2記載の面状発熱装置におい
て、左右通電部4・5の経方向に所定間隔を置いてねり
ハンダ6を並設したことを特徴とする面状発熱装置に係
るものである。
【0012】また、請求項2,3いずれか1項に記載の
面状発熱装置において、導電性繊維1として銅線を採用
し、発熱性繊維2としてカーボン繊維を採用し、また、
絶縁性繊維3としてガラス繊維を採用したことを特徴と
する面状発熱装置に係るものである。
【0013】
【発明の作用及び効果】熱可塑性樹脂にハンダ粒を混入
したねりハンダ6は柔軟性に秀れているから、導電性織
布aにねりハンダ6が付設されていても良好にロール状
に巻回することができる。
【0014】このねりハンダ6はハンダごてやアイロン
などにより容易に溶かすことができ、簡単に配線8の電
極部9(例えば、銅箔9など)を付設することができ
る。
【0015】また、付設された配線8の電極部9と導電
性繊維aとはねりハンダ6により可及的に広い接触面積
で接触しており、接触抵抗の発生や増加がない。
【0016】本発明は上述のように構成したから、ハン
ダ付けによる配線作業が簡単に行え、保管性や収納性が
低下したり、商品価値が低下したりせず、導電性織布と
配線との接触抵抗の発生及び増大が防止されて良好に発
熱することができる実用性に秀れた面状発熱装置とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図面は本発明の一実施例を図示し
たもので、以下に説明する。
【0018】本発明は、経糸及び緯糸から成る織布に導
電性繊維1・2を混在せしめて発熱織布a(導電性織
布)を設け、この発熱織布aの適所に熱可塑性樹脂にハ
ンダ粒を混入したねりハンダ6を付設した面状発熱装置
に係るものである。
【0019】更に詳述すると、発熱織布aは左右両端部
の経糸として導電性繊維1を、また、中間の経糸として
絶縁性繊維3を採用し、緯糸として前記導電性繊維1よ
り電気抵抗の高い発熱性繊維2と絶縁性繊維3とを1本
置きに混在せしめて織成されたものであって、経糸であ
る導電性繊維1によって左右通電部4・5が設けられ、
該左右通電部4・5間に張り渡される前記発熱性繊維2
によって発熱部7が設けられたものである。
【0020】導電性繊維1には電気抵抗の低い通電性が
良好な銅線が採用され、発熱性繊維2には電気抵抗の高
い発熱性が良好なカーボン繊維が採用され、また、絶縁
性繊維3には絶縁性の高いガラス繊維が採用されてい
る。
【0021】従って、左右通電部4・5(図中符号イの
部分)は経糸が銅線1、緯糸がカーボン繊維2とガラス
繊維3とを交互に配設した構成となり、発熱部7(図中
符号ロの部分)は経糸がガラス繊維3、緯糸がカーボン
繊維2とガラス繊維3とを交互に配設した構成となる。
【0022】発熱織布aの巾は、織機によって織成され
るときに経糸の本数によって所定の巾に適宜設定される
こととなり、経糸の導電性繊維1の本数によって左右通
電部4・5夫々の巾が設定され、経糸の絶縁性繊維3の
本数によって発熱部7の巾が設定されることとなる。ま
た、発熱織布aは一台の織機により連続的に織成するこ
とができるため、発熱織布aの長さは自由に長く設定す
ることができる。尚、発熱織布aの巾や長さは、該発熱
織布aを販売するためロール状に巻回したときに該ロー
ルを運搬可能な範囲内で適宜設定される。
【0023】発熱織布aに付設されるねりハンダ6は左
右通電部4・5に所定間隔を置いて並設され、このねり
ハンダ6が硬化した後で発熱織布aはロール状に巻回さ
れることとなる。尚、ねりハンダ6の付設間隔は例えば
尺貫法を採用することが多い建築業界用では0.9mや
1.8mなどに設定すると良い。
【0024】販売された発熱織布aは使用者によって所
望の長さに切断され、ねりハンダ6に配線8の電極部9
を付設して使用される。この配線付設作業は、切断され
た発熱織布aの左右通電部4・5のねりハンダ6上に配
線8の電極部9(本実施例では銅箔9。)を乗せ、続い
てハンダごてやアイロンなどでねりハンダ6を溶かして
行う(図3参照。)。また、図示したように、配線8の
電極部9上から更にハンダ10を付着させると、配線8の
電極部9が発熱織布aからより一層離脱しにくくなる。
【0025】尚、配線された発熱織布aは、該発熱織布
aからの漏電などを防止するため絶縁フィルムなどで被
覆されて使用される。
【0026】本発明は上述のように、予め発熱織布aに
ねりハンダ6が付設されているから、配線8の電極部9
を付設するときに該ねりハンダ6を使用することによ
り、電極部9と発熱織布aとがねりハンダ6を介して可
及的に広い接触面積で当接することとなり、必然的に当
該接触部において接触抵抗が発生したり増大したりしな
いから、接触抵抗による電気ロスや局部的な発熱などが
発生せずに良好に発熱することができる実用性に秀れた
面状発熱装置となる。
【0027】また、配線8の電極部9の付設作業も簡単
に行えることとなり、また、このねりハンダ6は柔軟性
に秀れているから、長い発熱織布aでも良好にロール状
に巻回して収納、保管、運搬等を行えることとなり、従
来例に比して配線作業性が良好で、しかも保管性や収納
性が低下したり、商品価値が低下したりしない実用性に
秀れた面状発熱装置となる。
【0028】また、発熱織布aは左右通電部4・5の経
方向に所定間隔を置いてねりハンダ6が連続的に付設さ
れているから、ロール状に巻回された長い発熱織布aを
所望の長さに切断しても、その切断された発熱織布aに
はねりハンダ6が付設されていることとなり、また配線
8の電極部9を付設しない余分なねりハンダ6が付設さ
れていても発熱織布aには元々左右通電部4・5があっ
て該発熱織布aを絶縁フィルムで被覆するなどして絶縁
しなければならないから、該絶縁フィルムで電極部9が
付設されなかった箇所のねりハンダ6も被覆されて邪魔
になったりしない実用性に秀れた面状発熱装置となる。
【0029】また、導電性繊維1には銅線が採用されて
いるから、該導電性繊維1の電気抵抗が低くて左右通電
部4・5に良好に電気が導電され、発熱性繊維2にはカ
ーボン繊維が採用されているから、該発熱性繊維2は良
好に発熱することができ、絶縁性繊維3にはガラス繊維
が採用されているから、該絶縁性繊維3でカーボン繊維
を節約することができ、いずれの繊維も柔軟性を有して
湾曲可能で該繊維により構成される発熱織布aは良好に
ロール状に巻回できることとなる実用性に秀れた面状発
熱装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の説明斜視図である。
【図2】本実施例の説明平面図である。
【図3】本実施例の要部の説明断面図である。
【図4】従来例の要部の説明断面図である。
【符号の説明】
1 導電性繊維 2 絶縁性繊維 3 発熱性繊維 4・5 左右通電部 6 ねりハンダ a 導電性織布,発熱織布

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸及び緯糸から成る織布に導電性繊維
    を混在せしめて導電性織布を設け、この導電性織布の適
    所に熱可塑性樹脂にハンダ粒を混入したねりハンダを付
    設したことを特徴とする面状発熱装置。
  2. 【請求項2】 左右両端部の経糸として導電性繊維を、
    また、中間の経糸として絶縁性繊維を採用し、緯糸とし
    て前記導電性繊維より抵抗の高い発熱性繊維と絶縁性繊
    維とを所定本数置きに混在せしめた発熱織布の左右通電
    部の適所に熱可塑性樹脂にハンダ粒を混入したねりハン
    ダを付設したことを特徴とする面状発熱装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の面状発熱装置において、
    左右通電部の経方向に所定間隔を置いてねりハンダを並
    設したことを特徴とする面状発熱装置。
  4. 【請求項4】 請求項2,3いずれか1項に記載の面状
    発熱装置において、導電性繊維として銅線を採用し、発
    熱性繊維としてカーボン繊維を採用し、また、絶縁性繊
    維としてガラス繊維を採用したことを特徴とする面状発
    熱装置。
JP26180897A 1997-09-26 1997-09-26 面状発熱装置 Pending JPH11102772A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26180897A JPH11102772A (ja) 1997-09-26 1997-09-26 面状発熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26180897A JPH11102772A (ja) 1997-09-26 1997-09-26 面状発熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11102772A true JPH11102772A (ja) 1999-04-13

Family

ID=17367010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26180897A Pending JPH11102772A (ja) 1997-09-26 1997-09-26 面状発熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11102772A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003123947A (ja) * 2001-10-12 2003-04-25 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 網状ヒータ
KR101363458B1 (ko) * 2012-09-28 2014-02-19 주식회사 유엠에스 롤 스크린용 발열 원단, 그 제조 방법 및 그를 이용한 발열 롤 스크린
JP2014151126A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Toyota Boshoku Corp シート状ヒータ装置及びそれを備える膝掛け付き座席

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003123947A (ja) * 2001-10-12 2003-04-25 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 網状ヒータ
KR101363458B1 (ko) * 2012-09-28 2014-02-19 주식회사 유엠에스 롤 스크린용 발열 원단, 그 제조 방법 및 그를 이용한 발열 롤 스크린
JP2014151126A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Toyota Boshoku Corp シート状ヒータ装置及びそれを備える膝掛け付き座席

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3037525B2 (ja) 発熱シート
US3349359A (en) Electrical heating elment
JP2001525104A (ja) 発熱体とその製造方法
WO2006054853A1 (en) Heating fabric and manufacturing method thereof
TW200925344A (en) Electric heating fabric device
KR101638415B1 (ko) 부분가열형 면상 발열체 및 그 제조방법
JP5521763B2 (ja) 布材
JP5499892B2 (ja) 布材
JPH11102772A (ja) 面状発熱装置
CN110678939A (zh) 线束
JP3165799B2 (ja) 発熱織布
CA2373181A1 (en) Panel made of a highly insulated electrothermal fabric
JP2003123947A (ja) 網状ヒータ
US4121093A (en) Surface heating equipment
KR20130012609A (ko) 전열선을 내장한 직물지
JP2007280695A (ja) 面状発熱体及び床暖房パネル
KR20030069295A (ko) 직조발열체
JP2003217802A (ja) 異形網状ヒータ
JPH0773960A (ja) 面状発熱体
KR101760613B1 (ko) 전자파 상쇄 면상 발열체
JPH09106710A (ja) テープ電線及びそれを用いた電気接続構造
JP5499893B2 (ja) 布材
KR200276152Y1 (ko) 직조발열체
JP2000100255A (ja) フラットハーネス
JPS63138684A (ja) 面状発熱体の製造方法