JPH081593Y2 - 面発熱体 - Google Patents

面発熱体

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JPH081593Y2
JPH081593Y2 JP1991103763U JP10376391U JPH081593Y2 JP H081593 Y2 JPH081593 Y2 JP H081593Y2 JP 1991103763 U JP1991103763 U JP 1991103763U JP 10376391 U JP10376391 U JP 10376391U JP H081593 Y2 JPH081593 Y2 JP H081593Y2
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JP
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terminal
heating
conductor
wire
heat
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JP1991103763U
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JPH0545986U (ja
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禮男 森
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禮男 森
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、織布の略全面に発熱線
を折り込んで、これに通電することにより、該発熱線が
発熱する発熱織布に、これに通電するための導線を接続
し、暖房用のカーペット、屋根内に埋め込まれて、屋根
に積もった雪を溶かす融雪シート等に用いられる面発熱
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の、左右両端部に導電線が
経糸として折り込まれ、該導電線間に発熱線が緯糸とし
て折り込まれた発熱織布に通電するため、電源に接続す
る為の導線を接続するには、左右の導電線にそれぞれ端
子片を接続しておき、該端子片と電源コードの導線が露
出している端部とを、導電性の管体に挿入し、この導電
性の管体を潰して、これらを接続する。
【0003】そして、発熱織布から、電源コードの露出
した導線端部と発熱織布の端子片を接続する管体にかけ
て、上下両面を全面的に絶縁シートで被覆し、この面発
熱体の絶縁を行っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような面発熱体と
電源コードの接続部を絶縁シートで被覆する際、織布の
導電線に接続された端子片には、管体が嵌め込まれてい
るため、その部分は、他の部分に比して、厚さが厚くな
り、他の部分との上下両面間の寸法の変動が著しい。
【0005】そのため、加熱ロールで上下両面の絶縁シ
ートの融着を行おうとしても、熱ロール間の寸法を発熱
織布面の寸法に合わせれば、管体部分での熱ロール間の
通過ができなくなり、管体部分の寸法に合わせれば発熱
織布部分の加圧ができなくなってしまうので、熱ロール
による絶縁シートの融着はできない。
【0006】そこで、絶縁シートによるコーティング
は、接着剤や粘着材を使用した人手による接着を行わな
ければならないので、接着が不完全になったり、剥離し
易かったりするばかりでなく、工数の増加、人件費等
で、高価となってしまう欠点があり、しかも管体部分が
厚くなってしまうので、カーペット等にした際、その部
分が表面の平滑さを損ずる欠点もある。
【0007】本考案は、従来の面発熱体の前述の欠点を
除去し、露出している端子導線の上下両面を被覆する絶
縁性の被覆シートの融着を、熱ロールで行えるようにし
て、被覆シートの発熱織布への融着を確実に行って、そ
の剥離をなくすと共に、複数の発熱織布を電源に並列に
接続する場合の接続を容易として、そのコストを引下
げ、且つカーペットにした際、表面の平滑さが維持され
る面発熱体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の目的を
達成するための面発熱体の手段に関し、その手段は面発
熱体において、左右両端部には電導線が経糸として、該
電導線間には発熱線が少なくとも緯糸として織製された
発熱織布の前記の左右の電導線に端子片を接続し、前記
発熱織布の表裏両面を耐熱性の絶縁被膜でコーティング
し、2本の導線のそれぞれに端子導線を接続し、各導線
の端子導線の間隔を、前記発熱織布の左右の端子片の間
隔とすると共に、端子導線の端部を露出させて、導線、
端子導線の上下両面を絶縁シートで絶縁被覆し、端子導
線の露出しているう端部を発熱織布の端子片に接続し、
少なくとも端子導線の露出している端部を、絶縁性の被
覆シートで絶縁被覆したことを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案の面発熱体は、絶縁シートで被覆された
2本の裸の導線に接続されたそれぞれの端子導線の間隔
は、発熱織布の左右の端子の間隔とされているので、両
者の接続位置は一致しており、従ってその接続に管体等
の接続具を用いることなく、半田付け、スポット溶接、
或いは発熱織布の端子を端子導線を直接に接続できるよ
うな形状として直接接続が可能となる。
【0010】そのため、発熱織布から導線にかけての上
面に、大きな高さの差を生じることがなく、熱ロールに
よる全面被覆シートの熱加圧によるコーティングが可能
となり、確実な融着が行われ、剥離のおそれがなくなる
と共に、その融着作業の省力化を図ることができ、しか
も発熱織布を並列に設置する場合、各発熱体毎に電源コ
ードを接続する必要をなくし、コストダウンできるもの
である。
【0011】
【実施例】次に、本考案の実施の一例を、図面につい
て、以下に説明する。この実施例における発熱織布A
は、緯糸は電気が流れることで、その電気抵抗で発熱す
る発熱線1で、左右両端部の複数本の経糸は、電気抵抗
の少ない導電線2で形成され、左右の導電線2をそれぞ
れプラス、マイナスの両極に接続することにより、経糸
である導電線2から緯糸である発熱線1に電流が流れ、
発熱線1の発熱が行われるものである。
【0012】この左右の経糸である導電線2には、周囲
および内部に多数の尖った爪3aを形成した端子3が、
その爪3aを導電線2の下面にまで差し込んで、折り曲
げることで固定接続され、この発熱織布Aと端子3の表
裏両面を薄い耐熱性の絶縁皮膜4でコーティングしてい
る。
【0013】この端子3に接続される裸の端子導線5
は、所定間隔で裸の導線6にスポット溶接されており、
この端子導線5の間隔が、前記の発熱織布Aの左右の端
子3と同間隔となるように、2本の導線6を適宜の間隔
で並べ、一方の導線6の端子導線5が、他方の導線6を
跨ぐ場所では、この端子導線5と導線6間に絶縁材7を
介在させる。
【0014】そして、端子導線5の端部5aを露出させ
て、これらの2本の導線6と、その端子導線5の上下両
面に絶縁シート8を被せ、上下両面から加熱ロールで加
熱しながら加圧し、上下の絶縁シート8間に導線6、端
子導線5を、各導線6の端子導線5の間隔が、端子3の
間隔と同一となるようにスポット溶接する。
【0015】前記端子3の導電線2に接続固定した側の
反対側は、平面、或いは環状に湾曲させた部分を設け、
この部分が平面である際には、これに露出している端子
導線5の端部5aを半田付け、或いはスポット溶接、環
状に湾曲させた際には、これに露出している端子導線5
を挿入後潰す等の手段で、端子導線5と端子3とを接続
固定する。
【0016】その後、導線6の上下を被覆している絶縁
シート8から、発熱織布Aにかけての上下両面に、露出
した端子導線5の端部5aと、絶縁シート8、発熱織布
Aのこれに近接する部分にかけて、ポリエステル、塩化
ビニール等の絶縁材料で形成した被覆シート9を当接
し、加熱ロール間を通過させると、加熱ロールの熱で、
被覆シート9は柔軟になり、且つ加熱ロールの加圧で絶
縁シート8、端子導線5、発熱織布Aに押しつけられ
る。
【0017】その圧力で、絶縁シート9は、これらに圧
着され、且つその柔軟な状態により、両者は接着され、
前記の各部分は一体化されるので、導線6の端部に電源
コードを接続すれば、この電源コードを電源に接続する
ことにより、発熱織布Aに電流を流して、これを発熱さ
せることができる。
【0018】本考案において、2本の導線6のそれぞれ
に、複数の端子導線5を接続しておけば、1本の導線6
に接続した端子導線5の数だけ、発熱織布Aを並列に電
源に接続することができ、各発熱織布A毎に電源コード
に接続する必要がなくなり、絨毯等の敷物で、並列に接
続された発熱織布Aを被覆すれば、暖房用のカーペット
とすることができる。
【0019】
【考案の効果】本考案は、叙上のように、発熱織布に取
り付けられた端子に、絶縁シートで被覆された端子導線
をスポット溶接、半田付け、巻き込み等の手段で接続す
れば、端子導線の露出部分と端子片の接続部分は発熱織
布部分の厚さ内に収まり発熱織布上にコーティングした
絶縁被膜から端子、端子導線、端子導線を被覆する絶縁
シートにかけて被覆シートを加熱ロールにより容易に圧
着することができる。
【0020】従って、発熱織布の絶縁性の被膜シートの
上下両面と導線の絶縁シート間に融着した被覆シートは
剥離を生ずるおそれがなくなり、これに起因するショー
ト等の危険性が未然に回避できる。
【0021】そして、暖房用カーペットのように、その
幅に対応させるため、発熱織布を並列としなければなら
ない場合、各発熱織布に電源コードを接続する必要がな
くなり、しかも発熱織布の端子と、端子導線との接続
は、スポット溶接、半田付け等の容易な接続手段を用い
ることができる。
【0022】そして、前記の接続部分の厚さは、発熱織
布部分の厚さと大差がないため、暖房用カーペットとし
た場合、その表面に不自然な凹凸を生じることがなくな
り、これに座した際、突出部分が臀部等に当たる不愉快
さをなくすことができ、前記の接続作業の容易さによっ
て、廉価な面発熱体を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の一部切欠斜面図である。
【図2】導線、端子導線部分の一部切欠斜面図である。
【符号の説明】
A 発熱織布 1 発熱線 2 導電線 3 端子 5 導線 6 端子導線 8 絶縁シート 9 被覆シート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両端部には電導線が経糸として、該
    電導線間には発熱線が少なくとも緯糸として織製された
    発熱織布の前記の左右の電導線に端子片を接続し、前記
    発熱織布の表裏両面を耐熱性の絶縁被膜でコーティング
    、2本の導線のそれぞれに端子導線を接続し、各導線
    の端子導線の間隔を、前記発熱織布の左右の端子片の間
    隔とすると共に、端子導線の端部を露出させて、導線、
    端子導線の上下両面を絶縁シートで絶縁被覆し、端子導
    線の露出している端部を発熱織布の端子片に接続し、少
    なくとも端子導線の露出している端部を、絶縁性の被覆
    シートで絶縁被覆したことを特徴とする面発熱体。
JP1991103763U 1991-11-22 1991-11-22 面発熱体 Expired - Lifetime JPH081593Y2 (ja)

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JPH0545986U JPH0545986U (ja) 1993-06-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59224089A (ja) * 1983-06-02 1984-12-15 佐藤 亮拿 網状回路による加熱保温器
JPS63133087U (ja) * 1987-02-24 1988-08-31
JPH01134890A (ja) * 1987-11-19 1989-05-26 Toray Ind Inc 糸状発熱体積層体の製造方法
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