JPH0545864U - スイツチ装置 - Google Patents
スイツチ装置Info
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- JPH0545864U JPH0545864U JP10271591U JP10271591U JPH0545864U JP H0545864 U JPH0545864 U JP H0545864U JP 10271591 U JP10271591 U JP 10271591U JP 10271591 U JP10271591 U JP 10271591U JP H0545864 U JPH0545864 U JP H0545864U
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- Japan
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- contact
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- Switches With Compound Operations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ライトコントロールスイッチ等に用いられる
スイッチ装置において、組立作業性を向上すると共に、
プッシュロッドの振動による振動音の発生を防止する。 【構成】 ケース18内底部の取付基板21には、固定
接点22と可動接点26を有する板ばね製の接点板24
とが設けられている。また、ケース18の上壁部の貫通
孔19を貫通するようにプッシュロッド20が設けられ
る。ケース18の上面側の移動部材17のカム凹部17
aの作用により、プッシュロッド20が出没移動し、接
点板24を変位させる。プッシュロッド20に延出片部
27を一体に設け、該プッシュロッド20をその延出片
部27の先端部にて、ねじ25により接点板24と共締
めする。
スイッチ装置において、組立作業性を向上すると共に、
プッシュロッドの振動による振動音の発生を防止する。 【構成】 ケース18内底部の取付基板21には、固定
接点22と可動接点26を有する板ばね製の接点板24
とが設けられている。また、ケース18の上壁部の貫通
孔19を貫通するようにプッシュロッド20が設けられ
る。ケース18の上面側の移動部材17のカム凹部17
aの作用により、プッシュロッド20が出没移動し、接
点板24を変位させる。プッシュロッド20に延出片部
27を一体に設け、該プッシュロッド20をその延出片
部27の先端部にて、ねじ25により接点板24と共締
めする。
Description
【0001】
本考案は、自動車用レバーコンビネーションスイッチ装置に組込まれるライト コントロールスイッチ等に用いられるスイッチ装置に関する。
【0002】
例えば、自動車用レバーコンビネーションスイッチ装置に組込まれるライトコ ントロールスイッチには、従来より、図4に示すスイッチ装置が供されている。 このものは、ケース1の内部に、固定接点2が設けられていると共に、この固定 接点2と接離する可動接点3を有する板ばね製の接点板4が設けられている。一 方、ケース1の上面部には、カム凹部5aを有する移動部材5が設けられ、図示 しないライト用ノブの操作により図中左右方向にスライド移動するようになって いる。そして、ケース1には、前記接点板4の上方に位置して貫通孔1aが形成 されており、この貫通孔1aにプッシュロッド6が上下移動可能に挿入されてい る。
【0003】 これにて、図に実線で示すように、プッシュロッド6の上部に移動部材5のカ ム凹部5aが位置する状態では、可動接点3が接点板4自身のばね性により固定 接点2と接触しており、スイッチがオン状態にある。そして、この状態から移動 部材5が左右のいずれかの方向にスライド移動されると、図に二点鎖線で示すよ うに、プッシュロッド6がカム凹部5aから脱け出して下方に押圧移動されて接 点板4をばね力に抗して下方に変位させ、以てスイッチがオフ状態に切替わるも のである。
【0004】
しかしながら、上記構成のスイッチ装置にあっては、非常に小さな部品である プッシュロッド6を組付けるために、大変細かな作業を行なわなければならず、 組立作業性が悪いものとなっていた。
【0005】 また、図に実線で示したスイッチのオン状態のときには、プッシュロッド6が カム凹部5aと接点板4との間でいわばフリーな状態となってしまい、プッシュ ロッド6の振動により振動音が発生するという問題があった。
【0006】 本考案は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、組立作業性を向 上させることができると共に、プッシュロッドの振動による振動音の発生を防止 することができるスイッチ装置を提供することにある。
【0007】
本考案のスイッチ装置は、ベースと、このベースの裏面側に設けられた固定接 点と、前記ベースの裏面側に設けられ先端部に前記固定接点と接離する可動接点 を有すると共に基端部において取付けられる接点板とを具備すると共に、前記ベ ースを貫通するように設けられ該ベースの表面側からの操作により出没して前記 接点板を変位させるプッシュロッドを具備するものであって、前記プッシュロッ ドは、前記ベースの裏面側において前記接点板の基端部方向に延びる変形可能な 延出片部を一体的に有していると共に、この延出片部の先端部で前記接点板と共 締めされているところに特徴を有するものである。
【0008】
上記手段によれば、ベースの表面側からプッシュロッドが操作されることによ り、プッシュロッドが出没移動し、接点板が変位して可動接点と固定接点との接 離が行なわれる。
【0009】 この場合、プッシュロッドに延出片部を一体的に設け、該プッシュロッドをそ の延出片部を介して取付けるようにしたので、プッシュロッド自体が小さな部品 である事情があっても、プッシュロッドを単独で組付ける場合と比較して、組付 け作業が容易になる。しかも、延出片部を接点板と共締めするようにしたので、 接点板と同時にプッシュロッドも組付けることができ、全体の組付作業がより容 易となる。
【0010】 また、プッシュロッドは、これに一体的に設けられた延出片部の先端部におい て保持されているので、プッシュロッドがフリーな状態になることはなく、従っ て、振動することもない。
【0011】
以下、本考案を自動車用レバーコンビネーションスイッチ装置に組込まれるラ イトコントロールスイッチ装置に適用した一実施例について、図1乃至図3を参 照して説明する。
【0012】 まず、図3は、自動車用レバーコンビネーションスイッチ装置を示しており、 ここでステアリングコラム11には、操作レバー12が図で右方に延びて設けら れている。この操作レバー12の先端部には、ライティング用ノブ13が設けら れ、このライティング用ノブ13が回動操作されることにより、前記操作レバー 12を貫通する操作軸14を介して、ステアリングコラム11内に設けられた作 動部材15が作動するようになっている。そして、詳しくは後述するが、前記ス テアリングコラム11の下部には、本実施例に係るライトコントロール用のスイ ッチ装置16が設けられ、前記作動部材15が、このスイッチ装置16の上部に 設けられた移動部材17に連結されている。
【0013】 次に、前記スイッチ装置16について、図1及び図2も参照して述べる。図1 において、18は例えばプラスチック製のスイッチケースであり、このケース1 8は、下面が開口したほぼ矩形箱状をなし、その上壁部には、貫通孔19が形成 されている。この貫通孔19内には、後述するプッシュロッド20が配置される ようになっており、この場合、貫通孔19は、プッシュロッド20の径寸法より もひとまわり大きな径寸法にて形成されている。尚、前記ケース18の上壁部が 本考案にいうベースとして機能している。
【0014】 また、前記移動部材17は、下面にカム凹部17aを有して構成され、前記ケ ース18の上面を矢印A及びB方向にスライド移動可能な状態に設けられている 。この移動部材17は、前記ライティング用ノブ13の操作に伴う前記作動部材 15の回動変位(図3で前後方向)により、矢印AあるいはB方向にスライド移 動されるようになっている。この場合、移動部材17のスライド移動により、前 記カム凹部17aが前記貫通孔19の上方に配置されている状態と、貫通孔19 から外れる状態とに切替わるようになっている。
【0015】 一方、前記ケース18には、該ケース18の下面を塞ぐように平板状の取付基 板21が設けられいる。この取付基板21の図中左側には、略L字形をなす固定 接点22が固着され、また、取付基板21の右端部に形成されたボス部23には 、接点板24が、後述するように、その基端部においてねじ25により締付固定 されるようになっている。
【0016】 前記接点板24は、例えば短冊状の板ばねから成り、その先端部(図で左端部 )には、前記固定接点22と接離する可動接点26が設けられている。この可動 接点26は、図1に示すように、前記固定接点22の下面側に位置され、前記接 点板24のばね性により常に上方即ち固定接点22に接触する方向に付勢されて いる。
【0017】 尚、詳しく図示はしないが、前記貫通孔19,プッシュロッド20,固定接点 22及び接点板24は、ケース18に例えば3組が、図1で前後方向に3列に並 んで設けられており、また、前記移動部材17のカム凹部17aは、各貫通孔1 9に対応して3個が図1で左右方向にずれた位置に設けられている。
【0018】 さて、ここで前記プッシュロッド20について図2も参照して述べる。このプ ッシュロッド20は、例えばプラスチックからなり、上端部が山形をなすような ほぼ円柱状をなしている。そして、このプッシュロッド20には、その中央やや 下部寄り部位から前記接点板24の基端部方向(図で右方向)に延びる弾性変形 可能な板状の延出片部27が一体に形成されている。さらに、本実施例では3個 のプッシュロッド20が、図2に示すように、各延出片部27の先端部側におい て一体に連結された形態の三又状の連結体28とされている。
【0019】 そして、各プッシュロッド20(連結体28)は、各延出片部27の先端部に 形成されたねじ孔27aを通してねじ止めされることにより、取付基板21に取 付けられるのであるが、このとき、図1に示すように、前記接点板24の上部に スペーサ29を介して配置され、前記ボス部23にねじ25により接点板24と 共締めされている。これにて、プッシュロッド20は、前記貫通孔19に下方か ら挿入されて前記ケース18の上壁部を貫通すると共に、接点板24の中間部の 丁度真上にくるように配置されている。
【0020】 このとき、プッシュロッド20は、延出片部27の弾性により上下方向(出没 方向)に移動可能とされ、図に示すように前記カム凹部17aが貫通孔19の上 方に位置する状態においては、延出片部27の復元力によりその上部がケース1 8から突出すると共に接点板24との間に若干の隙間が生ずるようになっている 。この場合に、プッシュロッド20の底部と接点板24の上面部とが接触する構 成であっても何ら差支えはない。
【0021】 以上のように構成されたスイッチ装置16において、図1に示すように、移動 部材17のカム凹部17aが貫通孔19の上方に位置する状態では、プッシュロ ッド20のケース18の上面からの突出が許容されるから、プッシュロッド20 がケース18から突出し、可動接点26が接点板24のばね性により固定接点2 2と接触しており、スイッチがオン状態にある。尚、この状態でも、プッシュロ ッド20は、これに一体に形成された延出片部27の先端部においてねじ25に より取付基板21に保持されているから、プッシュロッド20がいわばフリーな 状態とはならない。
【0022】 そして、この状態から、ライティング用ノブ13が操作されて移動部材17が 例えば矢印A方向にスライド移動されると、プッシュロッド20がカム凹部17 aから脱け出して延出片部27を撓ませながら下方に移動され、接点板24を下 方へ押圧する。これにて、図1に二点鎖線で示すように、接点板24がそのばね 力に抗して下方に変位し、固定接点22と可動接点26とが離反してスイッチが オフ状態に切替わる。そして、再び移動部材17が矢印B方向に移動され、カム 凹部17aが貫通孔19の上方に位置されると、延出片部27が原状に復し、プ ッシュロッド20がケース18から突出して、スイッチがオン状態となるのであ る。
【0023】 しかして、上記スイッチ装置16を組立てるにあたっては、まず、取付基板2 1に固定接点22を組付ける。そして、接点板24,スペーサ29,プッシュロ ッド20の延出片部27(連結体28)の順に、三者を重ね合せた状態で位置合 せをし、ボス部23上に配置してねじ25により組付ける。この後、プッシュロ ッド20が貫通孔19に挿通されるように、ケース18に取付基板21を組付け れば良い。
【0024】 このように上記実施例によれば、プッシュロッド20に延出片部27を一体に 形成し、このプッシュロッド20を延出片部27を介してねじ25により取付基 板21のボス部23に取付けるようにしたので、プッシュロッド20自体が小さ な部品である事情があっても、プッシュロッド6を単独でケース1の貫通孔1a に挿入して組付けていた従来のものと比較して、組付け作業が容易になる。しか も、ボス部23において、プッシュロッド20と接点板24とを共締めするよう にしたので、一回のねじ止め作業により、接点板24の組付けと同時にプッシュ ロッド20も組付けることができ、全体の組立作業性をより向上させることがで きる。
【0025】 また、プッシュロッド20は、これに一体形成された延出片部27の先端部に おいてねじ25により取付基板21のボス部23に保持されているから、従来構 成とは異なり、プッシュロッド20がフリーな状態になることはない。従って、 例えば車体の振動がスイッチ装置16に伝達されることがあっても、プッシュロ ッド20が振動することはなく、この結果、振動音の発生を防止することができ るものである。
【0026】 さらに、特に本実施例では、3個のプッシュロッド20を延出片部27の先端 部にて一体に連結した形態の連結体28を一体成形により形成し、この連結体2 8を取付基板21に取付けるようにしたので、プッシュロッド20及び延出片部 27の形成が極めて容易となると共にその取扱い性が向上し、組付け時の位置合 せやねじ止め作業の作業性をより向上させることができるものである。
【0027】 尚、上記実施例では、ねじ25によりプッシュロッド20と接点板24とを共 締めするようにしたが、リベットあるいはかしめにより共締めするようにしても 良い。また、3個のプッシュロッド20を延出片部27の先端部側において一体 連結した形態としたが、別個に設けるようにしても所期の目的を達成することが できる。そして、上記実施例とは逆に、接点板24を下方に変位させたときにス イッチがオン状態となる構成としても良い。さらには、接点板24や延出片部2 7を、ケース18の上壁部の下面部分に取付ける構成としても良い。
【0028】 その他、本考案は、自動車のライトコントロールスイッチ以外のスイッチ装置 にも適用できるなど、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更が可能である。
【0029】
本考案は、以上の説明から明らかなように、プッシュロッドに延出片部を一体 的に設けると共に、該プッシュロッドをその延出片部の先端部で接点板と共締め するようにしたので、全体の組立作業性を向上させることができると共に、プッ シュロッドの振動による振動音の発生を防止することができるという実用上優れ た効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例を示す要部の縦断側面図
【図2】プッシュロッドの斜視図
【図3】自動車用レバーコンビネーションスイッチ装置
の部分縦断正面図
の部分縦断正面図
【図4】従来例を示す図1相当図
16はスイッチ装置、17は移動部材、17aはカム凹
部、18はケース(ベ−ス)、19は貫通孔、20はプ
ッシュロッド、21は取付基板、22は固定接点、24
は接点板、25はねじ、26は可動接点、27は延出片
部、28は連結体である。
部、18はケース(ベ−ス)、19は貫通孔、20はプ
ッシュロッド、21は取付基板、22は固定接点、24
は接点板、25はねじ、26は可動接点、27は延出片
部、28は連結体である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ベースと、このベースの裏面側に設けら
れた固定接点と、前記ベースの裏面側に設けられ先端部
に前記固定接点と接離する可動接点を有すると共に基端
部において取付けられる接点板と、前記ベースを貫通す
るように設けられ該ベースの表面側からの操作により出
没して前記接点板を変位させるプッシュロッドとを具備
するものであって、前記プッシュロッドは、前記ベース
の裏面側において前記接点板の基端部方向に延びる変形
可能な延出片部を一体的に有していると共に、この延出
片部の先端部で前記接点板と共締めされていることを特
徴とするスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10271591U JPH0545864U (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | スイツチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10271591U JPH0545864U (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | スイツチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545864U true JPH0545864U (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=14334967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10271591U Pending JPH0545864U (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | スイツチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545864U (ja) |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP10271591U patent/JPH0545864U/ja active Pending
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