JPH0545454U - 馬蹄形型熱交換器 - Google Patents

馬蹄形型熱交換器

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JPH0545454U
JPH0545454U JP9544891U JP9544891U JPH0545454U JP H0545454 U JPH0545454 U JP H0545454U JP 9544891 U JP9544891 U JP 9544891U JP 9544891 U JP9544891 U JP 9544891U JP H0545454 U JPH0545454 U JP H0545454U
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heat exchange
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heat exchanger
flow path
plates
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JP9544891U
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忠夫 大橋
克夫 大島
勝久 鈴木
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昭和アルミニウム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトであるにも拘らず熱交換量の大き
い、特に二輪車用のオイルクーラとして好適な馬蹄型熱
交換器を提供する。 【構成】 平面的にみて馬蹄形をした一対のプレート
1、1を合わせて、その内側に熱交換流体が流れる流路
を有する熱交換ユニットA、Bを形成し、これらのユニ
ットA、Bを積層した熱交換器において、前記流路内に
はインナーフイン、デンプル6、6等からなる放熱面積
増大部材を設け、前記積層された熱交換ユニットA、
A、B、B間にはコルゲートフイン17をその面が取り
入れられる空気流と平行になるようにして介在させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、平面的にみて馬蹄形をした一対のプレートが合わされて、その内側 に熱交換流体が流される流路が形成されている熱交換ユニットを積層した馬蹄形 型熱交換器に関し、特に二輪車用のオイルクーラとして好適な馬蹄形型熱交換器 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
馬蹄型熱交換器の構成要素であるプレートは、一般に図5(ロ)に示されてい るように、平面的に見ると馬蹄形をしている。そしてそのプレート40は従来の プレートと同様に周囲の縁部41を残して内部は窪んでおり、両端部はヘッダ4 3、43を構成するためにカップ状にドローンされている。また窪んだ部分の一 面には、図5の(ロ)に示されているように、所定間隔をおいて複数個の大小の 円形のデンプル42、42が形成されている。 このように構成されたプレート40、40は、向き合わされて周縁部41が例 えばロウ付けにより接合される。そうすると、プレート40、40間にオイルが 流れる流路が形成され、両端部にはヘッダ43、43が構成される。そしてヘッ ダ43、43には給排管44、45がそれぞれ接続されている。
【0003】 したがって、オイル供給口44から高温のオイルを供給すると、図5において 矢印で示すように、ヘッダ43に流れ、このヘッダ43によりプレート40、4 0の流路に分配され、そして半円弧状の各流路を他方のヘッダ43に向かって流 れ、排出口45から排出される。このようにオイルが流れている間にプレート4 0、40間に空気を流すと、オイルは冷却されることになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の熱交換器も、デンプル42、42が形成されているので、耐圧強度の点 では格別に問題はない。しかしながら馬蹄形型熱交換器は、形状的に特殊であり 、プレート40、40間に形成されている流路内にはインナーフインは設けられ ておらず、また空気が通るプレート40、40間にもアウターフインが設けられ ていないのが実状である。したがって、従来の馬蹄形型熱交換器では放熱面積が 十分に確保されておらず性能的に劣り、コンパクトさが要求される二輪車用のオ イルクーラとして満足のいく熱交換器は、まだ提案されていない。 本考案は、上記のような事情に鑑みて提案されたもので、コンパクトであるに も拘らず熱交換量の大きい馬蹄型熱交換器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、平面的にみて馬蹄形をした一対のプレ ートが合わされて、その内側に熱交換流体が流される流路が形成されている熱交 換ユニットを積層した熱交換器において、前記流路内にはインナーフイン、デン プル等からなる放熱面積増大部材が設けられ、前記積層された熱交換ユニット間 にはコルゲートフインがその面が取り入れられる空気流と平行になるようにして 介在されている。
【0006】
【作用】
積層された熱交換ユニットの流路内に熱交換流体例えばオイルを流す。そして 熱交換ユニット間のコルゲートフインの表面に他の熱交換流体例えば空気を流す 。そうすると、高温のオイルは空気で冷やされて排出される。
【0007】
【実施例】
以下、オイル側の流路にデンプルを形成し、空気流路側にはコルゲートフイン を設け、そしてオイル側は2フローとなっている実施例について説明する。しか しながら、デンプルに代えてインナーフインを設けることも、また1フローで実 施できることは明かである。先ず図2により第1のプレート1の実施例から説明 する。第1のプレートは、図2の(イ)に示されているように、平面的に見ると 、馬蹄形をしている。そして従来のプレートと同様に周囲のフランジ部2を残し て内側部分は窪んでいる。窪んだ部分の略中心部分には所定の間隔をおいて一対 の中心透孔3、4が、そして両端部にはサイド透孔5、5がそれぞれ形成され、 また窪んだ部分の一面には、所定間隔をおいて複数個の円形のデンプル6、6が 形成されている。 デンプルは透孔3、4の間にも形成されている。すなわち第1のプレート1を 横切るようにして平面的にみて長方形を呈する仕切り用のデンプル7がプレート 1いっぱいに形成されている。なおこれらのデンプル6、7の高さは図2の(ロ )、(ハ)に示されているように、フランジ部2の高さと略等しい。このように 、第1のプレート1は、周囲のフランジ部2を残して内側部分は窪んでいるので 、これらの第1のプレート1、1を向き合わせてフランジ部2を例えばロウ付け により接合すると、第1のプレート1、1間にオイルの流路が形成されることに なる。それと同時に、透孔3と透孔4との間の流路はデンプル6で遮断あるいは 仕切られ、また他の流路は円形のデンプル5、5によりジグザク状になる。
【0008】 第2のプレート10は、図3に示されているように、形状的には第1プレート 1と同じであり、中心透孔3、4および遮断用のデンプル6が無い点でのみ相違 する。したがって同じような部材には同じ同じ参照符号を付けて重複説明はしな い。 第1、2のプレート1、10の中心透孔3、4およびサイド透孔5、5に適用 される筒状のカラー11、12は、図には示されていないが、所定の長さを有し その両端部にはこれらの透孔3、4、5に嵌まる小径部が形成されている。した がって小径部を第1、2の熱交換ユニットA、Bの透孔3、4、5に嵌めると、 カラー11の端部の開口部はプレート1、10で形成された流路に開口すること になる。
【0009】 次に上記実施例の作用を説明する。以下便宜上組み立てに順序があるように説 明するが、組立順序に関係がないことは明かである。第1のプレート1、1を向 き合わせてフランジ部2、2を例えばロウ付けにより接合し、第1の熱交換ユニ ットAを形成する。そすると、第1プレート1、1間にオイルの流路が形成され 、それと同時にデンプル5、5により流路はジグザク状になる。また透孔3と透 孔4の間の流路はデンプル6で遮断される。このような第1の熱交換ユニットA を複数個用意する。 第2のプレート10、10も向き合わせてフランジ部2、2を例えばロウ付け により接合し、第2の熱交換ユニットBを形成する。そすると、第2のプレート 10、10間にもオイルの流路が同様に形成される。それと同時にデンプル5、 5により流路はジグザク状になる。このように形成された第2の熱交換ユニット Bを複数個同様に用意する。
【0010】 上記のように構成された複数個の第1の熱交換ユニットA、Aの間の中心透孔 3、4には中心カラー11、11を、またサイド透孔5、5にはサイドカラー1 2を、そして第2の熱交換ユニットB、Bの間にはサイドカラー11、11を介 在させると共に、予め加工したコルゲート山形フイン17、17をその向きが空 気の流れと平行になるように積層し、プレス加工あるいはレーザ加工して一体化 する。このようにして第1の熱交換器群Xと第2の熱交換群器Yとからなる馬蹄 型熱交換器を形成する。一体化された馬蹄型熱交換器の全体は、図1の(イ)に 、そして模式的には図4に示されている。なおコルゲート山形フイン17、17 の向きは、空気に取り入れ方向a、aと共に、図1の(ロ)に示されている。図 1の(ロ)では、コルゲート山形フイン17、17の数は、減らして示されてい る。また本実施例においては、図1の(イ)に示されているように、馬蹄型熱交 換器の両端部に位置するプレートあるいは端板13、14にはサイド透孔5、5 は形成されていない。
【0011】 上記のように構成された馬蹄型熱交換器を例えば二輪車に搭載する。そして一 方の供給管15から中心カラー11、11に向けて例えばオイルを供給すると、 中心カラー11、11により第1の熱交換群Xの各第1熱交換ユニットA、Aに 分配される。各第1熱交換ユニットA、Aの流路は、デンプル7で遮断されてい るので、オイルは第1熱交換ユニットA内を一方のサイドカラー12の方へ流れ る。そしてサイドカラー12を通って第2の熱交換器群Yに達し、第2の熱交換 群Yの各第2熱交換ユニットB、B内に分配される。分配されたオイルは他方の サイドカラー12の方へ円弧状の流路を流れる。次に第1の熱交換群Xの方へ戻 され、第1熱交換ユニットA、A内を他方のサイドカラー12から中心カラー1 1の方へ流れる。そして排出管16から出る。このようなオイルの流れは図4に おいて矢印で示されている。オイルがこのように流れる間に第1、2の熱交換ユ ニットA,Bの間に空気を流すと、オイルは冷却される。
【0012】 本実施例によると色々な効果が得られる。例えば第1、2のプレート1、10 にはデンプル6、6が形成されているので、オイルは流路内をジグザグ状に流れ 、また第1、2の熱交換ユニットA,Bの間にはコルゲートフイン17が設けら れているので、熱交換率は高い。また第1のプレート1、1で構成される流路は 、デンプル7で遮断されているので、仕切板を使用する場合に比較して安価であ り、また軽量でもある。また従来のヘッダの作用をカラー11、12が奏するの で、強度的にも有利である。特に本実施例によると、デンプル6、7が他のデン プル6、7に当接しているので、耐圧強度が大きくなる。したがって本実施例の 熱交換器は、安価で軽量で、かつ強度も要求される二輪車用のオイルクーラとし て好適である。
【0013】
【考案の効果】
以上のように本考案によると、馬蹄形をした一対のプレートが合わされて、そ の内側に熱交換流体が流される流路内には、放熱面積増大部材が設けられ、また 積層された熱交換ユニット間にはコルゲートフインが介在されているので、コン パクトであるのも拘らず熱交換量は大きい。したがって本考案に係わる馬蹄形型 熱交換器は、コンパクトさが要求される二輪車用のオイルクーラとして好適であ る。また本考案によると、コルゲートフインはその面が取り入れられる空気流と 平行になるようにして介在されているので、効果的に空気を取り入れることがで き、熱交換性能のアップが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す図で、(イ)は、その
正面図、(ロ)は図1において矢印ローロでみた断面図
である。
【図2】第1のプレートの実施例を示す図で、(イ)
は、その正面図、(ロ)、(ハ)は(イ)において矢印
ローロおよびハーハでそれぞれ見た断面図である。
【図3】第2のプレートの実施例を示す正面図である。
【図4】本考案の1実施例の組立状態を模式的に示す斜
視図である。
【図5】本考案の先行技術となる例を示す図で、(イ)
は、その正面図、(ロ)は(イ)において矢印ローロ見
た断面図である。
【符号の説明】
1 第1のプレート 3、4 中心透孔 5 サイド透孔 6 デンプル 10 第2のプレート 11、12 カラー 17 コルゲートフイン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面的にみて馬蹄形をした一対のプレート
    が合わされて、その内側に熱交換流体が流される流路が
    形成されている熱交換ユニットを積層した熱交換器にお
    いて、前記流路内にはインナーフイン、デンプル等から
    なる放熱面積増大部材が設けられ、前記積層された熱交
    換ユニット間にはコルゲートフインがその面が取り入れ
    られる空気流と平行になるようにして介在されているこ
    とを特徴とする馬蹄形型熱交換器。
JP1991095448U 1991-10-25 1991-10-25 馬蹄形型二輪車用オイルクーラ Expired - Lifetime JP2581740Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04108173U (ja) * 1991-01-22 1992-09-18 東洋ラジエーター株式会社 オイルクーラ
JP3079052U (ja) * 2000-10-10 2001-08-03 福留 伸浩 スリ防止警報装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04108173U (ja) * 1991-01-22 1992-09-18 東洋ラジエーター株式会社 オイルクーラ
JP3079052U (ja) * 2000-10-10 2001-08-03 福留 伸浩 スリ防止警報装置

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