JPH0545404U - ボイラ支持構造 - Google Patents
ボイラ支持構造Info
- Publication number
- JPH0545404U JPH0545404U JP9721491U JP9721491U JPH0545404U JP H0545404 U JPH0545404 U JP H0545404U JP 9721491 U JP9721491 U JP 9721491U JP 9721491 U JP9721491 U JP 9721491U JP H0545404 U JPH0545404 U JP H0545404U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boiler
- support frame
- main body
- support structure
- boiler support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吊下げ形のボイラ及びボイラ支持架構の耐震
支持構造に関するもので、ボイラ支持架構に地震水平力
が伝わらず、ボイラ本体の振動を抑止する。 【構成】 ボイラ支持架構の上部から吊り下げられたボ
イラ本体とボイラ支持架構とを極細のトリガで接続し、
ボイラ本体と地面の間に減衰物を設けた。
支持構造に関するもので、ボイラ支持架構に地震水平力
が伝わらず、ボイラ本体の振動を抑止する。 【構成】 ボイラ支持架構の上部から吊り下げられたボ
イラ本体とボイラ支持架構とを極細のトリガで接続し、
ボイラ本体と地面の間に減衰物を設けた。
Description
【0001】
本考案は吊下げ形のボイラ及びボイラ支持架構の耐震支持構造に関するもので ある。
【0002】
従来構造の第1例を図4に示す。 ボイラ本体1はボイラ支持架構2より吊棒3によって吊り下げられており、地 震時の対策としてボイラ本体1とボイラ支持架構2とを結ぶ耐震装置7が入って いる。
【0003】 従来の第2例を図6に示す。 ボイラ本体1がボイラ支持架構2より吊棒3によって吊り下げられ、ボイラ本 体1の下端に支持部材8を設け、支持部材8を地面6に設置された流体溜9内の 粘性の高い液体10とにて、減衰手段とし、支持架構2に振れ止め11を設けた ものである。
【0004】
前記第1例では地震時に、ボイラ1とボイラ支持架構2とが耐震装置4により 連結されているので、耐震装置が地震時にも弾性状態のためボイラ本体1の反力 をボイラ支持架構2に伝えて両者の連成振動を起こしてボイラ本体1とボイラ支 持架構2は相互に地震力を及ぼし合う。
【0005】 前記第2例では、ボイラ本体1は振れ止め11の隙間によりボイラ本体1は風 や運転時、振動,微小地震により常にフラフラ揺れる。 等の課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案は前記従来の課題を解決したもので、ボイラ支持架構とボイラ支持架構 の上部から吊り下げられたボイラ本体とを極細のトリガで接続し、更にボイラ本 体と地上の間に減衰物を設けたボイラ支持構造である。
【0007】
本考案の一実施例を図1に示す。 1はボイラ本体、2はボイラ支持架構、3はボイラ本体1をボイラ支持架構2 上部より吊り下げる吊棒、4はボイラ本体1とボイラ支持架構2との間を接続す る極細のトリガ、5はボイラ本体1の下端と地面6との間に設けた減衰器である 。
【0008】 即ち、ボイラ本体1の通常運転振動や風による搖れ等の小荷重のみを拘束し、 地震振動のような大荷重に対しては拘束がなくなるトリガ4によって、ボイラ本 体1とボイラ支持架構2を連結する。 更に、地震時のボイラ本体1の振動を抑止するために地面6との間に減衰器5 を設けたのである。
【0009】 本実施例の作用を説明する。 地震発生時にはトリガ4が部材降伏を生ずる結果、従来の図4に示すボイラ本 体1とボイラ支持架構2との間に介する耐震装置7がなくなったのと同じ状態に なり、ボイラ支持架構2はボイラ本体1から伝わる地震水平力を受けなくなる。
【0010】 また、ボイラ本体1は地震時に振り子のように振動しょうとするが、減衰器5 により運動エネルギを吸収され、振動は抑止される。
【0011】
図4に示す従来の支持構造の場合、図5に示すように、地震時には耐震装置7 が弾性状態のために、耐震装置7を介してボイラ反力をボイラ支持架構2へ伝え て両者の連成振動を引き起こす。 従って、ボイラ支持架構2にとっては図5に示すように、恰も分割されたボイ ラ本体1がボイラ支持架構2に載っているように見做される。
【0012】 これに対し、図1に示す本考案によるボイラ支持構造を用いれば、地震発生時 は図2に示す支持状態と同じになるから、ボイラ本体1からボイラ支持架構2に 地震水平力が伝わらないので、図3に示すように、地震水平力に対しては、ボイ ラ本体1は無視しうる形になり、地震に対してボイラ支持架構2のみの重量によ る設計を行なうことが可能となる。 即ち、ボイラ支持架構2の耐震部材を細く、又、耐震部材数を低減できる。
【図1】本考案の一実施例に係るボイラ支持構造の側面
図である。
図である。
【図2】本考案のトリガ部材降伏状態に於けるボイラ支
持状態の側面図である。
持状態の側面図である。
【図3】図2の支持構造による場合の地震水平力の計算
モデルを示す概念図である。
モデルを示す概念図である。
【図4】従来のボイラ支持構造を示す一例の側面図であ
る。
る。
【図5】図4の支持構造による場合の地震水平力の計算
モデルを示す概念図である。
モデルを示す概念図である。
【図6】従来のボイラ支持構造を示す他の例の側面図で
ある。
ある。
1 ボイラ本体 2 ボイラ支持架構 3 吊棒 4 トリガ 5 減衰器 6 地面
Claims (1)
- 【請求項1】 ボイラ支持架構と該ボイラ支持架構の上
部から吊り下げられたボイラ本体とを極細のトリガで接
続し、更に前記ボイラ本体と地面の間に減衰物を設けた
ことを特徴とするボイラ支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9721491U JPH0545404U (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | ボイラ支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9721491U JPH0545404U (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | ボイラ支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545404U true JPH0545404U (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=14186377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9721491U Withdrawn JPH0545404U (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | ボイラ支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545404U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015098084A1 (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ボイラの支持構造体 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP9721491U patent/JPH0545404U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015098084A1 (ja) * | 2013-12-24 | 2015-07-02 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ボイラの支持構造体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4596373A (en) | Anti-vibration apparatus for seismic acceleration | |
JPS6335201Y2 (ja) | ||
JPS63135629A (ja) | 除振・免震装置 | |
JPH0545404U (ja) | ボイラ支持構造 | |
CN209977555U (zh) | 用于高层建筑的矩形风管侧向抗震支吊架 | |
JPH0477112B2 (ja) | ||
JP2002030830A (ja) | 鉄塔用免震装置 | |
JPH03117745A (ja) | 動的吸振器 | |
CN211145750U (zh) | 一种纵向抗震支吊架 | |
JPS6114357A (ja) | 免震床装置 | |
JPS62220734A (ja) | 振動エネルギ吸収装置 | |
JPH08285208A (ja) | ボイラの制振支持構造 | |
JPH02147739A (ja) | 構造物の揺動ダンパ装置 | |
JP2001065742A (ja) | スプリングハンガー | |
JPH0533526A (ja) | 免震・制振装置 | |
JPH022995Y2 (ja) | ||
JPH1082502A (ja) | ボイラ耐震支持方法 | |
JPH01278639A (ja) | 減衰機構および減衰機構を有する建造物 | |
JP2000130496A (ja) | 球形タンクの制振装置 | |
JPH01247633A (ja) | 免震装置用減衰機構 | |
JP3068302B2 (ja) | 振り子式制振装置 | |
JP2552406B2 (ja) | 大規模構造物における上下方向の制震床装置 | |
JPH0226390A (ja) | 耐震支持装置 | |
JP3075517U (ja) | 懸垂支承台 | |
JPH03125751A (ja) | 免振床 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960208 |