JPH0545295U - レシオ確認装置 - Google Patents
レシオ確認装置Info
- Publication number
- JPH0545295U JPH0545295U JP10201691U JP10201691U JPH0545295U JP H0545295 U JPH0545295 U JP H0545295U JP 10201691 U JP10201691 U JP 10201691U JP 10201691 U JP10201691 U JP 10201691U JP H0545295 U JPH0545295 U JP H0545295U
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- Japan
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- gear
- differential
- sensor
- reduction ratio
- ratio
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 差動装置を自動車車体に組付ける際などに、
差動装置の減速比を容易に確認できるようにする。 【構成】 ドライブピニオン3とリングギヤ5のそれぞ
れの回転数を各センサ17,19によって検出し、この
検出による検出信号をもとにしてシーケンサ25が減速
比を演算し、表示器27に表示をおこなう。ドライブピ
ニオン3の回転数は、計測ギヤ15の歯数に応じて発生
するパルスの数から検出する。一方、リングギヤ5の回
転数は、デフケース7に設けられた窓21の存在によっ
て発生するパルスの数から検出する。
差動装置の減速比を容易に確認できるようにする。 【構成】 ドライブピニオン3とリングギヤ5のそれぞ
れの回転数を各センサ17,19によって検出し、この
検出による検出信号をもとにしてシーケンサ25が減速
比を演算し、表示器27に表示をおこなう。ドライブピ
ニオン3の回転数は、計測ギヤ15の歯数に応じて発生
するパルスの数から検出する。一方、リングギヤ5の回
転数は、デフケース7に設けられた窓21の存在によっ
て発生するパルスの数から検出する。
Description
【0001】
この考案は、自動車などに用いられる差動装置の減速比を確認するための装置 に関する。
【0002】
例えば自動車の駆動系を構成する差動装置(ディファレンシャル)は、組付け の際などにその減速比を確認する必要がある。すなわち、減速比は、エンジンか らの駆動力を伝えるドライブピニオンと、このドライブピニオンに噛み合うリン グギヤとの歯車の数により決まるものであるが、この減速比は自動車の車種など により多数存在している。しかも、外観上の判別が困難なものもあるため、誤っ た減速比の差動装置を自動車に組付けてしまわないように、差動装置の製造工程 から自動車車体への組付工程のいずれかの工程で、減速比(レシオ)の確認をお こなう必要がある。
【0003】 従来、この確認は、製造工程で製品に何らかの目印を付けておくか、あるいは 、歯車の大きさや歯数などを目視で確認するのが一般的である。
【0004】
しかしながら、目印を付けまちがえた場合には誤った減速比の差動装置を自動 車に組付けてしまうことになり、また、目視で歯数を確認することも減速比の近 似した差動装置においては極めて困難なことであった。
【0005】 この考案は、以上の問題点を解決するためのものであり、差動装置の減速比を 自動的に容易に確認する装置を提供することを目的とする。
【0006】
この考案は、以上の目的を達成するもので、ドライブピニオンの回転数を検出 するセンサと、リングギヤの回転数を検出するセンサと、各検出信号をもとにし て差動装置の減速比を演算するシーケンサと、演算結果を表示する表示手段と、 を備えて構成したことを特徴とする差動装置のレシオ確認装置である。
【0007】
各センサがドライブピニオンとリングギヤの回転数をそれぞれ検出する。この 各検出信号をもとにしてシーケンサが減速比を演算し、その演算結果を表示手段 が表示する。
【0008】
以下本考案の一実施例を図1〜図4に基づいて説明する。
【0009】 図1に示すように、差動装置においては、エンジンからの駆動力は、ピニオン シャフト1を介してドライブピニオン3に伝わり、このドライブピニオン3が噛 み合っているリングギヤ5に伝達される。こうして伝達された駆動力は、デフケ ース7内の一対のピニオン9及び一対のサイドギヤ11の働きにより、左右の車 輪に対しその時々に適した割合で伝えることができる。
【0010】 ピニオンシャフト1の端部に取付けたコンパニオンフランジ13には、計測ギ ヤ15が同軸に結合されている。この計測ギヤ15は、この実施例においては歯 数が48である。この計測ギヤ15の近傍にはセンサ17がセットされる。この センサ17は近接スイッチであり、計測ギヤ15の各歯が近付いたり遠ざかった りすることでパルス信号(図3参照)を発生させ、このパルス信号の数からピニ オンシャフト1の回転数を検出できる。この計測ギヤ15の各歯の円周方向の幅 は狭く、したがってセンサ17は高精度のものとなっている。
【0011】 また、デフケース7の近傍には別のセンサ19がセットされる。デフケース7 の回転軸に直交する断面は、図2に示すように、非円形形状となっている。すな わち、デフケース7には対向する1対の窓21が設けられ、この窓にはデフケー ス7の肉圧部分23が存在しない。従って、リングギヤ5、すなわちデフケース 7が1回転するごとに、センサ19に対して肉厚部分23と窓21が交互に各2 回接近し遠ざかる。このセンサ19は近接スイッチであり、従って、デフケース 7が1回転するごとに2つのパルス(図4参照)を発生させる。
【0012】 各センサ17,19は、シーケンサ25に、接続され、このシーケンサ25で は各センサ17,19からの検出信号をもとに演算をおこない減速比を算出する 。すなわち、デフケース7側のセンサ19が発生するパルス数をN1、計測ギヤ 15側のセンサ17が発生するパルス数をN2、デフケース7の演算回転数(計 測時に回転させた回転数)をn、計測ギヤ15の歯数をGとすれば、 減速比=〔(N2/G)÷n〕×補正値 となる。本実施例では、デフケース7の1回転によって2パルスを発生するので 、演算回転数nはN2/2となり、また、計測ギヤ15の歯数を48としたので 、G=48となる。従って、減速比の計算式は、 減速比=〔(N2/48)÷(N1/2)〕×補正値 となる。
【0013】 シーケンサ25には表示手段として表示器27が接続され、前記演算結果であ る減速比が数字で表示される。
【0014】 以下、この実施例の装置を使った減速比の確認作業について説明する。
【0015】 すなわち、差動装置に対し2つのセンサ17,19をセットした後、図示省略 のモータにより計測ギヤ15及びピニオンシャフト1を回転させる。そして、例 えばデフケース7を3回転させたとき、つまりデフケース7のセンサ19が発生 させるパルス数N1が6パルスになったときの他方のセンサ17の発生させるパ ルス数N2をシーケンサ25に取り込ませ、演算をおこなわせる。このようにし て算出された減速比は、表示器27に表示される。
【0016】 以上説明したように、この実施例によれば、デフケース7の断面形状(図2) を利用してセンサ19がリングギヤ5の回転数を検出できるので、ピニオンシャ フト1に設けたような計測ギヤをリングギヤ5側に設ける必要がない。また、セ ンサ17,19は、近接スイッチであり非接触式なので、確認の際の装置のセッ トが容易である。さらに、ピニオンシャフト1に設けた計測ギヤ15は、ピニオ ンシャフト1を回転させるモータのモータ軸に予め取り付けておけばよく、従っ て、たとえば歯当り確認装置に計測ギヤ15、センサ17,19、シーケンサ2 5及び表示器27を追設することにより、段取りが容易になるだけでなく、モー タを共用して減速比の確認をすることも可能となる。
【0017】
以上説明したように、この考案のレシオ確認装置によれば、従来のような目視 によらず、センサを用いて回転数を検出し減速比を自動的に演算し表示すること で容易に確認することができる。
【図1】この考案の一実施例を示す概略ブロック図であ
る。
る。
【図2】図1の要部を示す断面図である。
【図3】計測ギヤ15のセンサ17が発生させるパルス
を示す図である。
を示す図である。
【図4】デフケース7のセンサ19が発生するパルスを
示す図である。
示す図である。
1 ピニオンシャフト 3 ドライブピニオン 5 リングギヤ 7 デフケース 9 ピニオン 11 サイドギヤ 13 コンパニオンフランジ 15 計測ギヤ 17,19 センサ 21 窓 23 肉厚部分 25 シーケンサ 27 表示器
Claims (1)
- 【請求項1】ドライブピニオンの回転数を検出するセン
サと、リングギヤの回転数を検出するセンサと、各検出
信号をもとにして差動装置の減速比を演算するシーケン
サと、演算結果を表示する表示手段と、を備えて構成し
たことを特徴とする差動装置のレシオ確認装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10201691U JPH0545295U (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | レシオ確認装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10201691U JPH0545295U (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | レシオ確認装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545295U true JPH0545295U (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=14315963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10201691U Withdrawn JPH0545295U (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | レシオ確認装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545295U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012001099A (ja) * | 2010-06-17 | 2012-01-05 | Honda Motor Co Ltd | 小型車両における車速検出構造 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP10201691U patent/JPH0545295U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012001099A (ja) * | 2010-06-17 | 2012-01-05 | Honda Motor Co Ltd | 小型車両における車速検出構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960208 |