JPH0545508U - ロータリーエンコーダ - Google Patents
ロータリーエンコーダInfo
- Publication number
- JPH0545508U JPH0545508U JP9474691U JP9474691U JPH0545508U JP H0545508 U JPH0545508 U JP H0545508U JP 9474691 U JP9474691 U JP 9474691U JP 9474691 U JP9474691 U JP 9474691U JP H0545508 U JPH0545508 U JP H0545508U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- handle
- rotation
- rotary encoder
- magnetic sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクリメンタル型のロータリーエンコーダ
において、パルサーの回転回数を判別する装置を内蔵さ
せ、減速カプリング機構によりエンコーダを1回転のみ
の使用範囲としていたものを多数回転で使用可能にす
る。 【構成】 メインシャフト33の回転運動を伝達する永
久磁石ホルダ31の外周に切られた送りネジとかみ合う
送り溝を持ったスライダ51を送りネジ機構により直線
変動させ、その先端に取付けられた第3の永久磁石53
と第3の磁気センサ63との空間距離に比例した出力に
よりメインシャフトの回転回数を判別する。
において、パルサーの回転回数を判別する装置を内蔵さ
せ、減速カプリング機構によりエンコーダを1回転のみ
の使用範囲としていたものを多数回転で使用可能にす
る。 【構成】 メインシャフト33の回転運動を伝達する永
久磁石ホルダ31の外周に切られた送りネジとかみ合う
送り溝を持ったスライダ51を送りネジ機構により直線
変動させ、その先端に取付けられた第3の永久磁石53
と第3の磁気センサ63との空間距離に比例した出力に
よりメインシャフトの回転回数を判別する。
Description
【0001】
本考案は、ロータリーエンコーダに関し、特に自動車などのハンドルの回転角 を監視するための初期位置検出の可能なロータリーエンコーダに関するものであ る。
【0002】
近年、ナビゲーシション装置を搭載した自動車が普及してきたが、この装置は 一般に運転者の容易に視認し得る位置に、現に車両を運行している地域の地図を 表示し、その地図上に車両の現在位置を示すことによって、運転者に情報を提供 する。このような装置を稼働させるためには、運行中の車両の進行方向、進行速 度を常時監視して、地図上に車両の現在位置を刻々に表示しなければならない。 ロータリーエンコーダはこのハンドルの回転を検出して車両の進行方向に関する 情報をナビゲーション装置に伝える。
【0003】 このようなロータリーエンコーダは、図8A,Bに示す如く、シャフトA1に 取付けられた円筒A2を有し、この円筒の外周に多数のプラスチック磁石A3が 設けられている。このプラスチック磁石とある間隙をもって磁気に反応する磁気 抵抗素子やホール素子などの磁気センサA4が対向するように配置されている。
【0004】 このような構成のエンコーダは、ハンドルの一方向への最大回転量をエンコー ダの1回転に変換するカプリング機構を介して、ハンドルのシャフトに連結され ているので、ハンドルが回転されると、エンコーダの円筒も回転し、プラスチッ ク磁石の磁力線が、ある時は磁気センサに到達しある時は到達しない。これによ って磁気センサの前を通過するプラスチック磁石の数を数えれば、図9に示す如 く位相の異なる二つのON/OFF相(A相とB相)を得るので、両者を比較す れば回転の方向を知ることができる。更に、このプラスチック磁石列とは別の円 周上に一組のプラスチック磁石A5を、前輪が真正面に向けられた時のハンドル の位置に対応するように設け、第3の磁気センサを設けるならば(Z相)、この プラスチック磁石が磁気センサを横切った瞬間に前輪が真正面に向けられたこと を検出し、この点を基準位置として左右への回転量を知ることができる。
【0005】
しかしながら、ハンドルの一方向への最大回転量をエンコーダの1回転に変換 するカプリング機構を使用することには、ロータリーエンコーダの機構部を複雑 にし、大型化させてしまう。更に、回転角度の分解能を向上させるためには、パ ルサー(円筒)径を大きくとり、プラスチック磁石の数を増やすか、プラスチッ ク磁石の形状を小さくし、プラスチック磁石の数を増やさなければならないとう 問題がある。
【0006】 本考案は上記の問題に鑑み、インクリメンタル型のロータリーエンコーダにお いて、ハンドル回転数を判別する装置を内蔵させ、多回転で使用できる小型で信 頼性の高い装置を提供する。
【0007】
上記の課題を実現するために、本考案はハンドル回転伝達部、シャフト結合部 、モータとハンドル回転数判別部とから構成され、ハンドル回転伝達部は車両の 運行中、ハンドルの回転を永久磁石によってシャフト結合部に伝達し、更に、ネ ジ送り機構によってハンドル回転数判別部に伝達する部分で、外周に雄ネジを切 った永久磁石ホルダ、第1の永久磁石とメインスフトから構成されており、シャ フト結合部は、前記のメインシャフトと後述するモータのシャフトの動きを結合 する部分であると同時に、ハンドルの回転角度を検出する部分であり、プラスチ ック磁石群を有するシャフトアタッチンントと第2の永久磁石から構成されてい る。 ハンドル回転数判別部は、前記ハンドル回転伝達部の回転運動をネジ送り機構に より直線運動に変換しハンドルの回転数を検出する部分であり、送り溝を有する スライダ、第3の永久磁石とスライダの直線運動を補助するスライダホルダから 構成されている。 モータは車両の電源投入によって、前記のプラスチック磁石群を有するシャフト アタッチメントを1回転させる。
【0008】
プラスチック磁石群を有するシャフトアタッチメントが停止している位置から 360度回転すれば、その過程で必ず一度2相のプラスチック磁石が検出される ことを利用して停止時におけるハンドルの基準位置からの角度を検出することが できる。一方、ハンドル回転伝達部に結合されたハンドル回転数判別部の第3の 永久磁石の位置を検出することにより停止時におけるハンドルの基準位置からの 回転数を検出することができる。このようにして、車両が発信する前にZ相とハ ンドル回転数を検出して現在のハンドルの向きをエンコーダに確認させることに よって、爾後のハンドル操作にただちにフォローすることできる。
【0009】
本考案の実施例を図面を参照して以下に説明する。
【0010】 図7は本考案のロータリーエンコーダ1を車両のハンドルの回転角の検出に応 用したときのシステム構成を示している。被検出体(ハンドル)2とロータリー エンコーダ1とは回転比1:1で連結されている。演算部3は、ロータリーエン コーダ1内のモータ20を駆動するための回路とロータリーエンコーダ1より得 られるハンドル回転角度信号とハンドル回転数信号を検出し演算を行なう回路よ り構成される。
【0011】 エンコーダの構造は図1に断面図で示されている。本エンコーダは筐体10の 中にモータ20、ハンドル回転伝達部30、シャフト結合部40、ハンドル回転 数判別部50と回路部60を収容して構成されている。
【0012】 ハンドル回転伝達部30は、永久磁石ホルダ31、第1の永久磁石32とメイ ンシャフト33とから構成されている。シャフト結合部40はシャフトアタッチ メント41、プラスチック磁石群(A,B相)42、プラスチック磁石(Z相) 43と第2の永久磁石44とから構成されている。ハンドル回転数判別部50は スライダ51、スライダホルダ52と第3の永久磁石53とから構成されている 。
【0013】 モータ20はステッピングモータである。回路部60は第1の磁気センサ(A ,B相)61、第2の磁気センサ(Z相)62、第3の磁気センサ63、及び演 算回路とから構成されている。
【0014】 メインシャフト33は、ハンドルのシャフトに結合されており、ハンドルの回 転に相応する回転をする。 このメインシャフト33は筐体10の壁と筐体の内部に設けられてシャフトアタ ッチメント41とによって回転可能に支持されている。永久磁石ホルダ31はメ インシャフト33に固定されており、メインシャフトと共に回転する。永久磁石 ホルダ31には一個の永久磁石32が取付けられている。
【0015】 シャフトアタッチメント41は回路部60に対応する側の面の外周に近い円周 上に多数のプラスチック磁石群42とそれとは別の円周上に一組のプラスチック 磁石(Z相)43とを持っている。又反対側の面上に第2の永久磁石44が取付 けられており、中心からの距離は第1の永久磁石32と同一であるが、両磁石は 吸着し合うように極性が反転してある。更に第2の永久磁石44は、第1の永久 磁石32と結合した状態でハンドルが真正面に置かれている場合に、基準位置で あるZ相が検出される位置に取付けられなければならない。又シャフトアタッチ メント41は、モータシャフト21がメインシャフト33と同一の軸線上にくる ように配置されて筐体10の内部に固定されたモータ20のモータシャフト21 に取付けられているが、メインシャフト33とは直接には結合していない。
【0016】 スライダ51は、図4に示すように、上面に送り溝を有し側面には図5に示す スライダホルダ52の溝に摺動可能な様に取付けられるための突起を有し、その 先端には第3の永久磁石53が取付けられている。又スライダホルダ52と摺動 可能な様に取付けられたスライダ51が、その送り溝と図3に示す前記永久磁石 ホルダ31の外周に切られた送りネジとがかみ合うように、スライダホルダ52 を筐体10の内面に固定されている。更に、ハンドルが真正面に置かれている場 合に、回路部60の第3の磁気センサ63の出力が図6に示すように出力V2近 辺になるような位置にスライダ51が存在しなければならない 。
【0017】 この構成で、モータ20に通電していないときにメインシャフト33が回転す ると永久磁石31と共に第1の永久磁石32が回転する。第2の永久磁石44は 第1の永久磁石と一緒に回転するので、シャフトアタッチメント41が回転する 。シャフトアタッチメントにはモータシャフト21が取付けられているので、ハ ンドルの回転角が検出される。又永久磁石ホルダ31の回転に伴って送りネジ機 構によってスライダ51が直線変位をし、先端に取付けられた第3の永久磁石5 3と第3の磁気センサ63との空間距離が変位する。この辺に比例して第3の磁 気センサ63の出力が変化するためハンドルの回転数を検出することができる。 これが車両の運行中のモードである。
【0018】 逆にハンドルが静止している状態でモータ20に通電したときは、モータの回 転はシャフトアタッチメント41に伝えられる。この時は第1の永久磁石32は 第2の永久磁石44と一緒に回転することはできないので磁力に逆らってシャフ トアタッチメント41だけが回転する。この回転は正確に360度行なわれるの で第2の永久磁石44は再び第1の永久磁石32と結合した状態に戻る。然しこ の回転の間にZ相のプラスチック磁石43を検出するので、そこからシャフトア タッチメント41の停止位置までの角度が計算できる。
【0019】
以上説明した如く、本考案はインクリメンタル型エンコーダにおいて、ハンド ルの回転数を判別する装置を組み込むことにより、ハンドルの一方向への最大回 転量をエンコーダの1回転に変換するカプリング機構を用いることなく、回転角 度の分解能を向上させ、小型、計量で信頼性の高い装置を持ったロータリーエン コーダを提供することができる。
【図1】本考案のロータリーエンコーダの断面図であ
る。
る。
【図2】シャフト結合部の説明図である。
【図3】ハンドル回転伝達部の説明図である。
【図4】スライダの説明図である。
【図5】スライダホルダの説明図である。
【図6】磁気センサの出力図である。
【図7】ロータリーエンコーダをハンドルの回転の検出
に応用したときのシステムの構成図である。
に応用したときのシステムの構成図である。
【図8】従来のロータリーエンコーダ(磁気式)の概念
図である。
図である。
【図9】インクリメンタル型ロータリーエンコーダが検
出するA,B,Z相の波形である。
出するA,B,Z相の波形である。
1 ロータリーエンコーダ 2 被検出体(ハンドル) 3 演算部 10 筐体 20 モータ 21 モータシャフト 30 ハンドル回転伝達部 31 永久磁石ホルダ 32 第1の永久磁石 33 メインシャフト 40 シャフト結合部 41 シャフトアタッチメント 42 プラスチック磁石群(A,B相) 43 プラスチック磁石群(Z相) 44 第2の永久磁石 50 ハンドル回転数判別部 51 スライダ 52 スライダホルダ 53 第3の永久磁石 60 回路部 61 第1の磁気センサ(A,B相) 62 第2の磁気センサ(Z相) 63 第3の磁気センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 ハンドル回転伝達部、シャフト結合部と
モータとから構成され、該ハンドル回転伝達部は第1の
永久磁石を有し、該シャフト結合部はハンドルの回転位
置を判別させるためのプラスチック磁石群と第2の永久
磁石を有し、車両の運行中は第1と第2の永久磁石は互
いに結合しており、車両が停止状態から始動する際に、
該モータが前記のシャフト結合部を、第1と第2の永久
磁石の磁力の抗して、1回転させることによって停止中
の車両のハンドルの回転角を検出することのできる初期
位置検出の可能なロータリーエンコーダにおいて、先端
に第3の永久磁石を有し前記ハンドル回転伝達部の回転
運動を直線運動に変換する機構により、第3の永久磁石
を変位させ、ハンドルの回転数を検出することを特徴と
する多回転初期位置検出の可能なロータリーエンコー
ダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9474691U JPH0545508U (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | ロータリーエンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9474691U JPH0545508U (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | ロータリーエンコーダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545508U true JPH0545508U (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=14118695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9474691U Pending JPH0545508U (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | ロータリーエンコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545508U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002098507A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-04-05 | Snr Roulements | 回転部材の絶対角度位置を決定するための装置 |
JP2005505467A (ja) * | 2001-10-12 | 2005-02-24 | コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト | 自動車用操作ペダル |
KR100913354B1 (ko) * | 2009-03-19 | 2009-08-20 | 권칠국 | 놀이기구용 핸들 |
JP2016099146A (ja) * | 2014-11-19 | 2016-05-30 | 日立金属株式会社 | トルク操舵角センサ |
-
1991
- 1991-11-19 JP JP9474691U patent/JPH0545508U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002098507A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-04-05 | Snr Roulements | 回転部材の絶対角度位置を決定するための装置 |
JP2005505467A (ja) * | 2001-10-12 | 2005-02-24 | コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト | 自動車用操作ペダル |
KR100913354B1 (ko) * | 2009-03-19 | 2009-08-20 | 권칠국 | 놀이기구용 핸들 |
JP2016099146A (ja) * | 2014-11-19 | 2016-05-30 | 日立金属株式会社 | トルク操舵角センサ |
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