JP2008241564A - 舵角検出装置及びステアリング装置 - Google Patents

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要 青木
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Abstract

【課題】検出可能な舵角の制限が少なく、摩耗による耐久性低下等を防止することができる舵角検出装置を提供する。
【解決手段】異なる磁極を周方向交互に備えた永久磁石25を操舵軸9に設け、永久磁石25の外周側に、永久磁石25との周方向の相対的な位相ずれにより磁束密度が変化する舵角検出用磁気ヨーク26を設け、この磁気ヨーク26の磁束密度の変化を検出する磁気センサ28を設ける。また、永久磁石25の回転に連動して所定の割合で位相をずらしながら磁気ヨーク26を回転させる連動手段60を設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動車等の車両に用いられる舵角検出装置及びステアリング装置に関する。
例えば、自動車では、電動式又は油圧式のパワーステアリング装置が、ステアリングホイールから操向車輪に至る操舵系に連結されており、パワーステアリング装置から操舵系に操舵補助力を付与することでドライバーの操舵負担を軽減している。また、パワーステアリング装置に、ステアリングホイールの操舵角度を検出する舵角検出装置を設けた技術も公知であり、検出された舵角は操舵補助制御等のために用いられている。
かかる舵角検出装置として、下記特許文献1には、電動パワーステアリング装置の減速機に回転型ポテンショメータを設け、減速機内のウォームホイールの側面に渦巻き溝を形成し、この渦巻き溝にポテンショメータの揺動アームを係合させると共に、ウォームホイールの回転に応じて揺動アームを揺動回転させて、ステアリングシャフトの回転角を検出するようにしたものが開示されている。
特開2005−114676号公報
特許文献1に開示された舵角検出装置では、渦巻き溝を形成することができる範囲が、ウォームホイールの側面の面積内に制限されるため、検出可能な舵角にも当然に制限が生じる。通常、ステアリングホイールの使用回転角度は、左右に2〜2.5回転(計4〜5回転)程度であるが、製造過程等では試験的にそれ以上回転させる場合があり、特許文献1の技術では、上記制限により所望の通りにステアリングホイールを回すことができない場合がある。
また、ポテンショメータの揺動アームを渦巻き溝に係合させているので、これらの摩耗により耐久性や検出精度が低下したり、揺動アームが渦巻き溝を跳び越えて正規の位置から外れ、誤作動したりする恐れがある。
本発明は、検出可能な舵角の制限が少なく、摩耗による耐久性低下等を防止することができる舵角検出装置及びステアリング装置を提供することを目的とする。
本発明の舵角検出装置は、異なる磁極を周方向交互に備え且つステアリング装置の操舵軸とともに回転する永久磁石と、前記永久磁石により形成される磁界内でこの永久磁石の外周を囲むように配置され、前記永久磁石との周方向の相対的な位相ずれにより磁束密度が変化する舵角検出用磁気ヨークと、前記舵角検出用磁気ヨークに発生する磁束密度を検出する舵角検出用磁気センサと、前記永久磁石の回転に連動して所定の割合で位相をずらしながら前記舵角検出用磁気ヨークを回転させる連動手段と、前記舵角検出用磁気センサの検出値に基づいて前記操舵軸の舵角を演算する演算手段と、を備えていることを特徴とする。
これによれば、操舵軸の回転による永久磁石の回転に伴い、位相をずらしながら舵角検出用磁気ヨークを回転させ、永久磁石と舵角検出用磁気ヨークとの位相のずれによって生じる舵角検出用磁気ヨークの磁束密度の変化を舵角検出用磁気センサによって検出し、この検出値に基づいて舵角を求めることができる。そのため、小さい舵角検出用磁気ヨークの回転量(永久磁石との相対回転量)から、1回転を超える大きい操舵軸の舵角を検出することが可能となり、検出可能な操舵軸の舵角の制限を少なくすることができる。また、非接触型の磁気センサを用いて舵角を検出しているので、従来技術のようにセンサ等の摩耗が生じることがなく、耐久性及び検知精度を向上することができる。
前記連動手段は、前記操舵軸と一体回転可能に設けられた第1歯車と、前記舵角検出用磁気ヨークと一体回転可能に設けられた第2歯車と、第1,第2歯車に同時に噛み合って第1歯車から第2歯車へ回転を伝達する連動歯車とを有し、前記第1歯車と第2歯車とが異なる歯数に形成されていることが好ましい。
これによって、操舵軸の回転に伴う永久磁石と舵角検出用磁気ヨークとの相対的な回転(位相ずれ)を簡単且つコンパクトな構成によって実現することができる。
前記操舵軸は、互いに同一軸心状に配置された第1,第2の軸部と、この第1,第2の軸部を連結する連結軸部とを有しており、前記第1の軸部に前記永久磁石が設けられ、前記第2の軸部に、前記永久磁石により形成される磁界内でこの永久磁石の外周を囲むように配置され、前記永久磁石との周方向の相対的な位相ずれにより磁束密度が変化するトルク検出用磁気ヨークが設けられ、前記第1歯車が、前記トルク検出用磁気ヨークと一体回転可能に設けられていることが好ましい。
これによれば、従来公知の磁気検出型のトルク検出装置(たとえば、特開2003−149062号公報参照)を備えている場合には、そのトルク検出用磁気ヨークを利用して連動手段の一部(第1歯車)を設けることにより、舵角検出装置の小型化を図ることができる。また、永久磁石をトルク検出装置にも利用することによって、トルク検出装置のコストダウンにも寄与する。
本発明のステアリング装置は、操舵部材の操作により回転する操舵軸と、前記操舵軸に加えられる操舵トルクを検出するトルク検出装置と、前記操舵軸の回転角度を検出する舵角検出装置と、を備えており、前記操舵軸が、第1の軸部と、この第1の軸部と同一軸心状に配置された第2の軸部と、第1,第2の軸部を連結する連結軸部とを有しており、前記トルク検出装置が、異なる磁極を周方向交互に備え且つ前記第1の軸部とともに回転する永久磁石と、前記第2の軸部とともに回転するとともに、前記永久磁石により形成される磁界内でこの永久磁石の外周を囲むように配置され、且つ、前記永久磁石との周方向の相対的な位置ずれにより磁束密度が変化するトルク検出用磁気ヨークと、前記トルク検出用磁気ヨークに発生する磁束密度を検出するトルク検出用磁気センサと、前記トルク検出用磁気センサの検出値に基づいて前記操舵軸に加えられる操舵トルクを演算するトルク演算手段と、を有しており、前記舵角検出装置が、前記永久磁石と、前記トルク検出用磁気ヨークと軸方向に並べて配置されるとともに、前記永久磁石により形成される磁界内でこの永久磁石の外周を囲むように配置され、且つ、前記永久磁石との周方向の相対的な位相ずれにより磁束密度が変化する舵角検出用磁気ヨークと、前記舵角検出用磁気ヨークに発生する磁束密度を検出する舵角検出用磁気センサと、前記永久磁石の回転に連動して所定の割合で位相をずらしながら前記舵角検出用磁気ヨークを回転させる連動手段と、前記舵角検出用磁気センサの検出値に基づいて前記操舵軸の舵角を演算する舵角演算手段と、を備えていることを特徴とする。
これによれば、操舵軸の回転による永久磁石の回転に伴い、この永久磁石に対して位相をずらしながら舵角検出用磁気ヨークを回転させることができ、この位相のずれによって生じる舵角検出用磁気ヨークの磁束密度の変化を舵角検出用磁気センサによって検出し、この検出値に基づいて舵角を求めることができる。そのため、小さい舵角検出用磁気ヨークの回転量(永久磁石との相対回転量)から、1回転を超える大きい操舵軸の舵角を検出することが可能となり、実質的に検出可能な操舵軸の回転量の制限を無くすることができる。また、非接触型の磁気センサを用いて舵角を検出しているので、従来技術のようにセンサ等の摩耗が生じることがなく、耐久性及び検知精度を向上することができる。
また、上記構成によれば、舵角検出装置とトルク検出装置との間で永久磁石を共用することができるので部品点数を少なくすることができる。さらに、各検出装置の間で、磁気ヨーク等はほぼ同じ部品を用いることができるので、部品種を少なくすることもできる。これらは、各検出装置のコストダウンに寄与する。
本発明の舵角検出装置及びステアリング装置によれば、検出可能な舵角の制限が少なく、摩耗による耐久性低下等を防止することができる。
図1は、本発明に係る舵角検出装置を備えた電動パワーステアリング装置1の縦断面図である。この電動パワーステアリング装置1は、図示しないステアリングホイール(操舵部材)に連結された操舵軸9を備えている。操舵軸9は、第1の軸部10と、この第1の軸部10に、同軸心状に連結されたトーションバー(連結軸部)11及び第2の軸部13を有している。第1の軸部10は筒形状に形成され、その中空部にトーションバー11の上半部が遊嵌され、トーションバー11の上端部はピン12により第1の軸部10に連結されている。トーションバー11の下半部は、筒形状の第2の軸部13の中空部に遊嵌され、トーションバー11の下端部はピン14により第2の軸部13に連結されている。第2の軸部13の中空部の上部には、第1の軸部10の下部が遊嵌されている。第2の軸部13は、図示しない舵取機構に連結されている。
第1の軸部10は、軸受15により電動パワーステアリング装置1のハウジング16に回転自在に支持され、第2の軸部13は、軸受17,18によりハウジング16に回転自在に支持されている。第2の軸部13には、ウォームホイール19が一体回転可能に固定され、ウォームホイール19には、図示しない操舵補助モータのモータ軸に連結されたウォーム20が噛合している。
ハウジング16には、センサハウジング35が取り付けられ、このセンサハウジング35に本発明に係る舵角検出装置22とトルク検出装置23とが設けられている。図2は、舵角検出装置22及びトルク検出装置23の一部を分解して示す斜視図であり、図3は、舵角検出装置22及びトルク検出装置23を拡大して示す縦断面図である。
舵角検出装置22は、第1の軸部10に同軸心状に固定された筒形の永久磁石25と、永久磁石25の外周に適当な隙間をあけて配置された、軟磁性体からなる2つの環状の第1磁気ヨーク(舵角検出用磁気ヨーク)26(26A,26B)と、各第1磁気ヨーク26に対応してその外周に配置された2つの第1磁気センサ28(28A,28B)と、第1の軸部10及び永久磁石25の回転に連動して所定の割合で永久磁石25に対する周方向の位相をずらしながら第1磁気ヨーク26を回転させる連動手段60とを備えている。
図2に示すように、永久磁石25は円筒形状に形成され、各6極のN極及びS極(合計12極)が周方向に等間隔で着磁されている。永久磁石25は、第1の軸部10(図3)の外周面に嵌合され、第1の軸部10とともに回転する。
図4(a)は、第1磁気ヨーク26及び第1磁気センサ28の斜視図である。2つの第1磁気ヨーク26A,26Bは、互いに平行で軸方向に離間して配置されている。各第1磁気ヨーク26A,26Bの内周縁には、他方の第1磁気ヨーク26A,26Bへ向けて突出する複数の磁極爪31,31が周方向に等間隔に形成されている。磁極爪31,31の数は、永久磁石25(図2)のN極及びS極と同じ数に設定され、本実施形態では、各第1磁気ヨーク26に6個の磁極爪31が設けられている。
各磁極爪31は、正面視で2等辺三角形状(先細り形状)に形成されている。一方の第1磁気ヨーク26Aの磁極爪31と、他方の第1磁気ヨーク26Bの磁極爪31とは、周方向に位置がずらされ、一方の第1磁気ヨーク26Aの2つの磁極爪31の間に他方の第1磁気ヨーク26Bの磁極爪31が入り込むように配置されている。また、2つの第1磁気ヨーク26A,26Bは、図2及び図3に示すように、円筒形状のモールド樹脂(連結体)32に覆われて一体化されている。各第1磁気ヨーク26A,26Bの磁極爪31は、モールド樹脂32の内周面に露出している。
第1磁気センサ28A,28Bは、各第1磁気ヨーク26A,26Bに生じる磁束密度を検出するものであり、例えば、ホールIC、ホール素子、磁気抵抗素子等が用いられている。第1磁気センサ28A,28Bは、検出した磁束密度を電気信号(例えば電圧信号)に変換して出力する。この第1磁気センサ28A,28Bは、合成樹脂製のセンサハウジング35に一体的にモールドされている。
センサハウジング35は、図2に示すように、筒形の円筒部35aと、この円筒部35aの一側部に形成された取付部35bとを有し、取付部35bには両側に突出する板状の一対の取付片35cが設けられている。また、センサハウジング35は、図1に示すように、電動パワーステアリング装置1のハウジング16内に側方から挿入されるとともに、取付片35cを介してボルト等によりハウジング16に固定されている。
モールド樹脂32は、筒内に第1の軸部10及び永久磁石25を相対回転可能に挿入した状態で、センサハウジング35の円筒部35a内に挿入され、上下の磁気ヨーク26(26A,26B)がそれぞれ上下の第1磁気センサ28(28A,28B)の径方向内側に隙間をあけて位置するように配置されている。図2及び図3に示すように、第1モールド樹脂32の上端外周面と、センサハウジング35の上端内周面との間は、シール部材21Aにより封止され、塵埃の侵入が防止されている。第1磁気センサ28のリード線は取付部35bから突出しており、取付部35bに固定された回路基盤36に接続されている。
舵角検出装置22は、上記構成の他に連動手段60を備えているが、その構成についてはトルク検出手段23の構成を述べた後に説明する。
図2及び図3に示すように、トルク検出装置23は、第1の軸部10に同軸心状に固定された筒形の永久磁石25と、永久磁石25の外周に適当な隙間をあけて配置された軟磁性体からなる2つの環状の第2磁気ヨーク(トルク検出用磁気ヨーク)46,46と、各第2磁気ヨーク46,46に対応して、その外周に配置された軟磁性体からなる2つの集磁リング47,47と、2つの集磁リング47,47の間に配置された第2磁気センサ48と、を備えている。このうち、永久磁石25は、舵角検出装置22に用いられているものが共用されている。
図4(b)に示すように、2つの第2磁気ヨーク46,46は、互いに平行で軸方向に離間して配置され、内周縁に、永久磁石25(図2)のN極及びS極と同じ数の、各6個の磁極爪51を周方向等間隔に備えている。磁極爪51は、正面視で2等辺三角形状(先細り形状)に形成されている。一方の第2磁気ヨーク46の磁極爪51と、他方の第1磁気ヨーク46の磁極爪51とは、周方向に位置がずらされるとともに、一方の第2磁気ヨーク46の2つの磁極爪51の中間に、他方の第2磁気ヨーク46の磁極爪51が入り込むように配置されている。したがって、両第2磁気ヨーク46,46の磁極爪51,磁極爪51は、周方向等間隔に配置される。
図3に示すように、2つの第2磁気ヨーク46,46は、円筒形状の第2モールド樹脂(連結体)52に覆われて一体化され、各第2磁気ヨーク46の磁極爪51は、第2モールド樹脂52の内周面に露出している。第2モールド樹脂52は、舵角検出装置22の第1モールド樹脂32と同じ内外径に形成されている。
第2モールド樹脂52の下端には、カラー38が固定されている。このカラー38は、第2モールド樹脂52内の下端に嵌合された円筒部38aと、円筒部38aの下端から径方向外方に突出する環状の鍔部38bとを有しており、鍔部38bは第2の軸部13の大径部13aに当て止めされ、円筒部38aは、第2の軸部13の上端外周面に圧入されている。したがって、第2モールド樹脂52は、第2の軸部13に一体回転可能に取り付けられている。
図4(b)に示すように、2つの集磁リング47,47は、リング状に形成されるとともに互いに平行で軸方向に離間して配置されている。2つの集磁リング47,47は、それぞれ径方向外方に突出する集磁部53,53を備え、これらは互いに対向しており、両集磁部53,53のギャップには、第2磁気センサ48が配置されている。そして、図3に示すように、集磁リング47,47及び第2磁気センサ48は、舵角検出装置22の第1磁気センサ28の下方で、センサハウジング35に一体的にモールドされている。
第2磁気センサ48は、一方の集磁リング47と他方の集磁リング47との間に生じる磁束密度を検出するものであり、例えば、ホールIC、ホール素子、磁気抵抗素子等が用いられる。第2磁気センサ48は、検出した磁束密度を電気信号(例えば電圧信号)に変換して出力する。第2磁気センサ48のリード線は取付部35bから突出しており、取付部35bに固定された基盤36に接続されている。
第2モールド樹脂52は、第1の軸部10及び永久磁石25を筒内に挿入した状態で、センサハウジング35の円筒部35a内に挿入されている。第1モールド樹脂32と第2モールド樹脂52とは、同軸心状で軸方向に並べて配置されている。第2モールド樹脂52の下部外周面とセンサハウジング35の下端内周面とは、シール部材21Bで封止され、塵埃の侵入が防止されている。
図2に示すように、舵角検出装置22の連動手段60は、第1モールド樹脂32の下端部に設けられた第2歯車62と、第2モールド樹脂52の上端部に設けられた第1歯車61と、第1歯車61及び第2歯車62の外周側に配置され、第1歯車61と第2歯車62とを連動して回転させる連動歯車63とを備えている。
第1歯車61と第2歯車62とは同径であるが、歯数がわずかに異なっている。具体的には、第1歯車61の歯数は、mn(mは連動歯車63の個数(本実施形態では2)、nは1以上の整数)に設定され、第2歯車62の歯数は、mn±mに設定されている。例えば、第1歯車61の歯数が60(n=30)とされている場合、第2歯車62の歯数は58又は62となる。以下、第1歯車61の歯数を60とし、第2歯車62の歯数を58とした場合について説明する。
連動歯車63は2つ備えられ、互いに対向する位置に(180°の間隔で)配置され、センサハウジング35に形成された支持部35dに回転自在に支持されている。また、連動歯車63は、第1歯車61及び第2歯車62よりも小径であり、両者61,62に上下方向に跨るように配置され、両者61,62に同時に噛み合っている。
図3に示すように、ステアリングホイールを操作することによって第1の軸部10が回転すると、トーションバー11を介して第2の軸部13が回転し、第2の軸部13に固定された第2モールド樹脂52も軸心回りに回転する。この回転は、第1歯車61から連動歯車63を介して第2歯車62に伝達され、第1モールド樹脂32も軸心回りに回転する。
この際、第1歯車61の歯数と第2歯車62の歯数とが異なるため、第2モールド樹脂52と第1モールド樹脂32とは、回転に伴って位相がずれるようになっている。第1歯車61の歯数が60で、第2歯車62の歯数が58の場合、第1歯車61が一回転すると、第2歯車62は一回転に加えて2つの歯の分だけ回転が進む。この量を回転角度に換算すると、12°(=360°×(60−58)/60)となる。
一方、第1の軸部10が一回転すると、第1の軸部10に固定された永久磁石25も一回転(360°回転)するが、これに対して第1モールド樹脂32は、一回転に加えて12°回転するので、永久磁石25に対して第1磁気ヨーク26が周方向に12°位相がずれることになる。
図5(b)に示すように、下側の第1磁気ヨーク26Bの磁極爪31は、ステアリングホイールを中立位置にした状態(ステアリングホイールを切っていない状態)で、その中心が永久磁石25のN極とS極との境界に一致するように配置されている。そのため、磁極爪31には、N極及びS極から同数の磁力線が出入りし、下側の第1磁気センサ28Bで検出する磁束密度は0となる。
ステアリングホイールを操作し、第1の軸部10、永久磁石25、トーションバー11、及び第2モールド樹脂52が回転すると、第1歯車61、連動歯車63、第2歯車62を介して第1モールド樹脂32は位相を進めながら回転する。これにより、図5(a)(c)に示すように、下側の第1磁気ヨーク26Bの磁極爪31の中心がN極とS極の境界から左右方向(周方向)にずれる。したがって、下側の第1磁気ヨーク26Bには、NまたはSの極性を有する磁力線が増加する。
例えば、図5(a)に示すように、下側の第1磁気ヨーク26Bの磁極爪31に対向するN極の面積がS極よりも小さくなると、N極から磁極爪31に入る磁束の方がS極へ出る磁束より小さくなる。また、図5(c)に示すように、下側の第1磁気ヨーク26Bの磁極爪31に対向するN極の面積がS極よりも大きくなると、N極から磁極爪31に入る磁束の方がS極へ出る磁束より大きくなる。下側の第1磁気センサ28Bは、このような第1磁気ヨーク26Bの磁束密度の変化を検出する。
図6は、下側の第1磁気ヨーク26Bのある磁極爪31が永久磁石25回りに相対移動する様子を示す概略図である。永久磁石25は、6つのN極と6つのS極とを備えており、隣接する1組のN極及びS極の中心角θは、60°となっている。そのため、ある磁極爪31が永久磁石25に対して60°周方向に移動すると、第1磁気ヨーク26Bに発生する磁束密度に1周期の変化が現れる。
図7(a)のグラフは、下側の第1磁気ヨーク26Bの磁束密度を検出する下側の第1磁気センサ28Bの出力信号を示しており、磁極爪31が永久磁石25に対して60°移動することによって、この第1磁気センサ28Bは、1周期の正弦波を出力する。
操舵軸9の回転角度が0°のとき、下側の第1磁気ヨーク26Bの磁極爪31は図5(b)に示すように中心がN極とS極との間に配置されるので、図7(a)に示すように下側の第1磁気センサ28Bの出力信号は0になる。そして、操舵軸9が左右方向(±方向)に回転すると、図5(a)(c)に示すように磁極爪31が左右方向に移動するので、図7(a)に示すように下側の第1磁気センサ28Bの出力信号が増減する。
第1磁気ヨーク26は、操舵軸9の1回転で12°位相が進むので、磁極爪31が永久磁石25回りに60°(±30°)移動する間に、操舵軸9は5回転(60°÷12°=5)、すなわち、1800°(±900°)回転できることになる。言い換えると、操舵軸9の5回転を、永久磁石25に対する第1磁気ヨーク26の60°の相対回転に変換し、この相対回転に伴う磁束密度の変化を第1磁気センサ28によって検出し、1周期の正弦波として出力することができる。つまり、本実施形態では、第1磁気センサ28の出力信号から、操舵軸9の5回転分の舵角が検出可能となっている。
図5(b)に示すように、上側の第1磁気ヨーク26Aは、下側の第1磁気ヨーク26Bに対して若干周方向に位相がずれており、ステアリングホイールを中立位置にした状態で、その中心がN極とS極との境界よりややN極側に偏った位置に配置されている。図7(b)のグラフは、上側の第1磁気ヨーク26Aの磁束密度を検出する上側の第1磁気センサ28Aの出力信号を示しており、上側の第1磁気ヨーク26Aの磁束密度は、下側の第1磁気ヨーク26Bの磁束密度(図7(a))に対して位相がずれた状態で変化していることがわかる。
舵角検出装置22は、2つの第1磁気センサ28A,28Bの出力から操舵軸9の回転角(舵角)を求める演算手段(舵角演算手段)(図示略)を備えている。この演算手段は、舵角検出装置22が備える制御部或いは車両が備える制御部(ECU等)に設けられている。この演算手段はメモリーを含み、このメモリーには、操舵軸9の舵角と、第1磁気センサ28A,28Bの出力とを対応づけたテーブルが予め記憶されている。このテーブルは、図7に示すように、例えば舵角がαであるときに、2つの第1磁気センサ28A,28Bの出力が「b」及び「−a」であることを記録したものである。したがって、例えば、下側の第1磁気センサ28Bの出力が「−a」である場合、操舵軸9の回転角は2つの角度「α」,「β」を取り得るが、上側の第1磁気センサ28Aの出力が「b」であれば回転角は「α」であると判別することができ、上側の第1磁気センサ28Aの出力が「−c」であれば、回転角は「β」であると判別することができる。
トルク検出装置23は、トーションバー11のねじれを検出するものであり、第1の軸部10にトルクが加えられないとき、トルク検出装置23の第2磁気ヨーク46の磁極爪51は、図8(b)に示すように、その中心が永久磁石25のN極とS極の境界に配置されている。この際、磁極爪51は、永久磁石25のN極及びS極に対向する面積が等しくなり、N極から入る磁束とS極へ出る磁束とが等しくなるので、上下の第2磁気ヨーク46間には磁束は生じない。したがって、第2磁気センサ48で検出する磁束密度は0となる。
第1の軸部10に一方向のトルクが加えられたとき、トーションバー11にねじれが生じ、第1の軸部10と第2の軸部13とが相対回転する。このとき、永久磁石25が第1の軸部10に固定されているのに対し、第2磁気ヨーク46は第2の軸部13に固定されているので、図8(a)(c)に示すように、第2磁気ヨーク46の磁極爪51が永久磁石25に対して周方向に位相がずれる。
この場合、図8(a)に示すように、上側の第2磁気ヨーク46の磁極爪51に対向するN極の面積がS極より大きくなると、N極から入る磁束の方がS極へ出る磁束よりも大きくなる。また、下側の第2磁気ヨーク46の磁極爪51に対向するN極の面積がS極より小さくなると、N極から入る磁束の方がS極へ出る磁束より小さくなる。その結果、上側の第2磁気ヨーク46から下側の第2磁気ヨーク46への磁束が生じ、この磁束密度は極磁爪51に対するN極及びS極の面積の差が大きいほど大きくなる。
逆に、図8(c)に示すように、上側の第2磁気ヨーク46の磁極爪51に対向するN極の面積がS極より小さくなると、N極から入る磁束の方がS極へ出る磁束よりも小さくなる。また、下側の第2磁気ヨーク46の磁極爪51に対向するN極の面積がS極より大きくなると、N極から入る磁束の方がS極へ出る磁束より大きくなる。その結果、下側の第2磁気ヨーク46から上側の第2磁気ヨーク46への磁束が生じ、この磁束密度は極磁爪51に対するN極及びS極の面積の差が大きいほど大きくなる。
このようにして上下の第2磁気ヨーク46,46の間に生じた磁束は、それぞれ集磁リング47,47に誘導され、集磁リング47,47に設けられた集磁部53,53に集中する。そして、上下の集磁部53,53の間に発生する磁束密度を第2磁気センサ48で検出することにより、第2磁気ヨーク46,46の全周で発生する磁束密度の平均を検出することができる。
図9は、トーションバー11のねじれ角(電気角−180°〜180°;機械角−30°〜30°)と、第2磁気ヨーク46に生じる磁束密度の変化(第2磁気センサ48の出力)との関係を示すグラフである。第2磁気センサ48によって検出される磁束密度は、第1の軸部10に加えられたトルクに応じて変化するため、検出した磁束密度に基づいて、加えられたトルクを検出することができる。具体的には、トルク検出装置23は、第2磁気センサ48の出力から操舵軸9に加えられる操舵トルクを求める演算手段(トルク演算手段)(図示略)を備えている。この演算手段は、トルク検出装置23が備える制御部或いは車両が備える制御部(ECU等)に設けられている。この演算手段はメモリーを含み、このメモリーには、操舵トルクと第2磁気センサ48の出力とを対応づけたテーブルが予め記憶されている。そして、第2磁気センサ48の出力を得たとき、この出力に対応する操舵トルクをテーブルから求める。
以上説明したように本実施形態では次のような効果を奏する。
操舵軸9の回転に伴って永久磁石25と第1磁気ヨーク26とを相対回転させ、この相対回転に伴う第1磁気ヨーク26の磁束密度の変化を第1磁気センサ28によって検出しているので、小さい第1磁気ヨーク26の回転量(永久磁石25との相対回転量)から、大きい操舵軸9の回転量(舵角)を検出することができる。そのため、第1磁気センサ28によって検出する第1磁気ヨーク26の回転量をより大きくする余裕ができ、その分、より大きい操舵軸9の回転量を検出することが可能となる。したがって、検出可能な操舵軸9の回転量の制限を少なくすことができる。
また、本実施形態では、非接触型の磁気センサ28を用いて舵角を検出しているので、従来技術のようにセンサ等の摩耗が生じることがなく、耐久性及び検知精度を向上することができる。
本実施形態では、舵角検出装置22とトルク検出装置23とを軸方向に並べて配置しているので、舵角検出装置22及びトルク検出装置23を全体として径方向にコンパクトに構成することができる。
舵角検出装置22とトルク検出装置23との間で永久磁石25やセンサハウジング35を共用しているので、部品点数減を図ることができる。また、第1磁気ヨーク26と第2磁気ヨーク46とは同じ部品が用いられているので、部品種を少なくし、製造コストを低減することができる。さらに、舵角検出装置22における連動手段60の第1歯車61を、トルク検出装置23の第2モールド樹脂52に設け、両者を1つの部品として構成しているので、部品点数を少なくすることができるとともに、電動パワーステアリング装置1への組付けを容易に行うことができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜設計変更可能である。例えば、次のように実施することができる。
(1)上記実施形態では、舵角検出装置22とトルク検出装置23とを軸方向に並べて設け、両者の一部を関連させている(トルク検出装置23を連動手段60の一部として用いている)が、本発明は、舵角検出装置22をトルク検出装置23とは関連なく単独で構成したものであってもよい。この場合、連動手段60の第1歯車61を直接第2の軸部13又は第1の軸部10に取り付ければよい。
(2)上記実施形態では、連動歯車63を2つとしているが3つ(m=3)以上とすることができる。この場合も、第1歯車61及び第2歯車62の周囲に複数の連動歯車63を等間隔に配置すればよい。また、連動歯車63の数に伴って第1歯車61及び第2歯車62の歯数も、mn、mn±mの関係で設定すればよい。
(3)舵角検出装置22による検出可能な舵角範囲(操舵軸9の回転数)は、永久磁石25に着磁されるN極及びS極の中心角θ(図6)を変えることによって、適宜変更することができる。例えば、上記実施形態の如く、第2歯車62が第1歯車61の1回転あたりに12°位相をずらすように、第1,第2歯車61,62の歯数が設定されている場合は、この12°に操舵軸9の回転数分をかけた中心角θでN極及びS極を設ければよい。例えば、操舵軸9の6回転分(360°×6=2160°)の舵角範囲を検出可能にする場合は、θ=12°×6=72°の中心角でN極及びS極を配置(N,Sそれぞれ36°)すればよい。
(4)また、検出可能な舵角範囲は、第2歯車62及び第1歯車61の歯数を変えることによって変更することもできる。例えば、永久磁石25にN極及びS極が中心角θ=60°で着磁されている場合に、検出可能な舵角範囲を操舵軸13の6回転分(360°×6=2160°)にするには、第1歯車41の1回転あたりに第2歯車42が10°(60°/6)位相をずらすように、第1,第2歯車61,62の歯数を設定すればよい。
(5)永久磁石25は、舵角検出装置22で用いる部分と、トルク検出装置23で用いる部分とで、N極及びS極の数を変えてもよい。例えば、舵角検出装置22で用いる部分は、N極及びS極を6極ずつ(合計12極)とし、トルク検出装置23で用いる部分は、N極及びS極を12極ずつ(合計24極)とすることができる。また、永久磁石25は、舵角検出装置22とトルク検出装置23とで共用しているが、別体のものを用いることもできる。
(6)第1歯車61及び第2歯車62は、第2モールド樹脂52や第1モールド樹脂32の外周面に直接形成することもできるし、金属製又は樹脂製の第1,第2歯車61,62を第2モールド樹脂52や第1モールド樹脂32にインサート成形することもできる。
(7)トルク検出装置23は、集磁リング47を省略し、上下の第2磁気ヨーク46,46の間の磁束密度の変化を直接第2磁気センサ48によって検出する構成としてもよい。
本発明の実施形態に係る舵角検出装置を備えた電動パワーステアリング装置の縦断面図である。 舵角検出装置及びトルク検出装置の一部を分解して示す斜視図である。 舵角検出装置及びトルク検出装置を拡大して示す縦断面図である。 (a)は第1磁気ヨーク及び第1磁気センサの斜視図、(b)は、第2磁気ヨーク、集磁リング、及び第2磁気センサの斜視図である。 舵角検出装置において磁気ヨークに生じる磁束密度の変化を説明する概略正面図である。 ある磁極爪が永久磁石回りに相対移動する様子を示す概略図である。 操舵軸の回転角度と磁気センサの出力との関係を示すグラフである。 トルク検出装置において磁気ヨークに生じる磁束密度の変化を説明する概略正面図である。 トーションバーのねじれ角と、第2磁気センサの出力との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 電動パワーステアリング装置
9 操舵軸
10 第1の軸部
11 トーションバー(連結軸部)
13 第2の軸部
22 舵角検出装置
23 トルク検出装置
25 永久磁石
26 第1磁気ヨーク
28 第1磁気センサ
46 第2磁気ヨーク
47 集磁リング
48 第2磁気センサ
60 連動手段
61 第1歯車
62 第2歯車
63 連動歯車

Claims (4)

  1. 異なる磁極を周方向交互に備え且つステアリング装置の操舵軸とともに回転する永久磁石と、
    前記永久磁石により形成される磁界内でこの永久磁石の外周を囲むように配置され、前記永久磁石との周方向の相対的な位相ずれにより磁束密度が変化する舵角検出用磁気ヨークと、
    前記舵角検出用磁気ヨークに発生する磁束密度を検出する舵角検出用磁気センサと、
    前記永久磁石の回転に連動して所定の割合で位相をずらしながら前記舵角検出用磁気ヨークを回転させる連動手段と、
    前記舵角検出用磁気センサの検出値に基づいて前記操舵軸の舵角を演算する演算手段と、を備えていることを特徴とする舵角検出装置。
  2. 前記連動手段が、前記操舵軸と一体回転可能に設けられた第1歯車と、前記舵角検出用磁気ヨークと一体回転可能に設けられた第2歯車と、第1,第2歯車に同時に噛み合って第1歯車から第2歯車へ回転を伝達する連動歯車とを有し、
    前記第1歯車と第2歯車とが異なる歯数に形成されていることを特徴とする請求項1記載の舵角検出装置。
  3. 前記操舵軸が、互いに同一軸心状に配置された第1,第2の軸部と、この第1,第2の軸部を連結する連結軸部とを有しており、
    前記第1の軸部に前記永久磁石が設けられ、
    前記第2の軸部に、前記永久磁石により形成される磁界内でこの永久磁石の外周を囲むように配置され、前記永久磁石との周方向の相対的な位相ずれにより磁束密度が変化するトルク検出用磁気ヨークが設けられ、
    前記第1歯車が、前記トルク検出用磁気ヨークと一体回転可能に設けられていることを特徴とする請求項2記載の舵角検出装置。
  4. 操舵部材の操作により回転する操舵軸と、前記操舵軸に加えられる操舵トルクを検出するトルク検出装置と、前記操舵軸の回転角度を検出する舵角検出装置と、を備えており、
    前記操舵軸が、第1の軸部と、この第1の軸部と同一軸心状に配置された第2の軸部と、第1,第2の軸部を連結する連結軸部とを有しており、
    前記トルク検出装置が、
    異なる磁極を周方向交互に備え且つ前記第1の軸部とともに回転する永久磁石と、
    前記第2の軸部とともに回転するとともに、前記永久磁石により形成される磁界内でこの永久磁石の外周を囲むように配置され、且つ、前記永久磁石との周方向の相対的な位置ずれにより磁束密度が変化するトルク検出用磁気ヨークと、
    前記トルク検出用磁気ヨークに発生する磁束密度を検出するトルク検出用磁気センサと、
    前記トルク検出用磁気センサの検出値に基づいて前記操舵軸に加えられる操舵トルクを演算するトルク演算手段と、を有しており、
    前記舵角検出装置が、
    前記永久磁石と、
    前記トルク検出用磁気ヨークと軸方向に並べて配置されるとともに、前記永久磁石により形成される磁界内でこの永久磁石の外周を囲むように配置され、且つ、前記永久磁石との周方向の相対的な位相ずれにより磁束密度が変化する舵角検出用磁気ヨークと、
    前記舵角検出用磁気ヨークに発生する磁束密度を検出する舵角検出用磁気センサと、
    前記永久磁石の回転に連動して所定の割合で位相をずらしながら前記舵角検出用磁気ヨークを回転させる連動手段と、
    前記舵角検出用磁気センサの検出値に基づいて前記操舵軸の舵角を演算する舵角演算手段と、を備えていることを特徴とするステアリング装置。
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