JPH0549451U - 無段変速機の表示装置 - Google Patents
無段変速機の表示装置Info
- Publication number
- JPH0549451U JPH0549451U JP10309991U JP10309991U JPH0549451U JP H0549451 U JPH0549451 U JP H0549451U JP 10309991 U JP10309991 U JP 10309991U JP 10309991 U JP10309991 U JP 10309991U JP H0549451 U JPH0549451 U JP H0549451U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear ratio
- display
- display device
- continuously variable
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 無段変速機の変速比表示計をエンジン回転計
と一体して運転状況の視認性を向上させる。 【構成】 プライマリプーリ4とセカンダリプーリ6の
回転を変速比検出装置8,9で検知して、その検出信号
を処理して変速比を演算する変速比演算回路10と、こ
の演算結果を変速比表示計11を作動させる信号に変換
する表示装置駆動回路12と、表示装置駆動回路からの
信号に応じた変速比と共に、エンジン回転伝達手段17
によって伝達されるエンジン回転数をアナログ的に表示
する表示計11とからなる無段変速機1の表示装置にお
いて、上記表示計11に設けられるエンジン回転表示手
段13a,13bと変速比表示手段11a,11bとを同軸的に配
設した。
と一体して運転状況の視認性を向上させる。 【構成】 プライマリプーリ4とセカンダリプーリ6の
回転を変速比検出装置8,9で検知して、その検出信号
を処理して変速比を演算する変速比演算回路10と、こ
の演算結果を変速比表示計11を作動させる信号に変換
する表示装置駆動回路12と、表示装置駆動回路からの
信号に応じた変速比と共に、エンジン回転伝達手段17
によって伝達されるエンジン回転数をアナログ的に表示
する表示計11とからなる無段変速機1の表示装置にお
いて、上記表示計11に設けられるエンジン回転表示手
段13a,13bと変速比表示手段11a,11bとを同軸的に配
設した。
Description
【0001】
本考案は、エンジン回転数やアクセル開度等ににより変速比が制限される無段 変速機の表示装置に関するものである。
【0002】
周知のように自動車等に用いられている無段変速機においては、トルクコンバ ータからの回転力を駆動側として、この駆動側に備えてある駆動側プーリ(プラ イマリプーリ)と、このプーリに並設してある従動側プーリ(セカンダリプーリ )とに無端のVベルトをかけ、これらプーリの溝幅を変化さることでベルトの巻 き半径を変えて、駆動側に対する従動側の回転速度を変化させるようにしている 。そして、駆動側と従動側の回転差を変速比として表示計で表示している。
【0003】
上述した表示計は、変化する変速比を単にLED等を発光させて運転者に変速 比情報として提供しているデジタル式の変速比計であって、変速比計単体で設け られている。そのため、エンジン回転数が一定であるのに変速比が変化するとい う無段断変速機の特徴を視覚的に確認しずらく、現在の運転状況の視認性が良く なかった。
【0004】
そこで、本考案では、駆動軸に配設されるプライマリプーリと従動軸に配設さ れるセカンダリプーリの溝幅を変えて変速比を可変させている無段変速機の表示 装置であって、上記プライマリプーリとセカンダリプーリの回転数を検出する検 出装置と、上記検出装置の検出信号を処理して変速比を演算する変速比演算回路 と、上記演算された変速比と共にエンジン回転伝達手段によって伝達されるエン ジン回転数をアナログ的に表示する表示計と、上記変速比演算回路の演算結果を 所定信号に変換して上記表示計を作動させる表示装置駆動回路とを有し、上記表 示計に設けられるエンジン回転表示手段と変速比表示手段との各可動指針を同軸 的に配設した。
【0005】
エンジン回転表示手段と変速比表示手段との各可動指針を表示計に同軸的に配 設したので、エンジン回転数と変速比の変化を同時に確認することができる。
【0006】
以下、本考案の各実施例を順を追って説明する。先ず、図1乃至図3に本考案 の第1実施例を示す。
【0007】 符号1は無段変速機を示していて、この無段変速機1はトルクコンバータ2に 入力されるエンジンからの出力を、駆動軸3に設けられた駆動側プーリ4(以下 、「プライマリプーリ4」と記す)と、駆動軸3と並設された従動軸5に設けら れた従動側プーリ6(以下、「セカンダリプーリ5」と記す)とに無端のVベル ト7を掛けて、これらプーリの溝幅をエンジン回転数やアクセル開度などをパラ メータとして変化さることでVベルト7の巻き半径を変えて、プライマリプーリ 4に対するセカンダリプーリ5の回転速度、すなわち変速比を変化させるように している。
【0008】 プライマリプーリ4とセカンダリプーリ5の近傍には、回転センサー8,9が 配設されている。回転センサー8,9は各プーリ4,5の回転数を検出する検出 装置であって、変速比を演算する変速比演算回路10に接続されており、変速比 演算回路10には表示計11を作動させる表示装置駆動回路12が接続している 。 変速比演算回路10は回転センサー8,9が検出した検出信号を、内蔵され る変速比演算マップに準じて演算して変速比を算出する回路で、算出された変速 比は表示装置駆動回路12に送られる。表示装置駆動回路12は変速比演算回路 10から送られた演算結果を所定の信号(デジタルからアナログ)に変換し、表 示計11に駆動信号として送り、後述する表示計11の駆動モータを作動させる ものである。
【0009】 表示計11は駆動回路12からの信号を、エンジン回転表示手段である表示部 13aと長可動指針13b(以下、「長針13b」と記す)とで変速比を示す変 速比計と、エンジン回転数をエンジン回転表示手段である表示部11aと短可動 指針11b(以下、「短針11b」と記す)とで表示するタコメータ機能とを備 えたものある。
【0010】 表示部13aと表示部11aは、表示計11の文字盤Aの外周側と内周側にそ れぞれ設けられている。表示部11aの表示「L」は、大変速比(低速側)、表 示「OD」は小変速比(高速側)をそれぞれ示すもので、この「L」から「OD 」の間で変速比の状態を示す。表示部13aに示された数字(目盛)は、数が少 ない方がエンジン低回転側で数が大きい方が高回転側を示す。
【0011】 長針13bはエンジン回転数に応じて振れる指針、短針11bは変速比に応じ て振れる指針11bであり、時計の長針と短針のような構成により文字盤Aの中 心に同軸的に配置されている。
【0012】 長針13bは、図2に示すように、従動ギア14を有する筒軸15の一端15 aに回動自在に支持された指針軸16に図示しないダンパー機構を介して取り付 けられる。筒軸15の他端15bには、エンジン回転伝達手段であるカムシャフ ト等のエンジン回転軸に接続して回転するフレキシブル・シャフト17を内蔵し たケーブル18が接続される。フレキシブルシャフト17の回転は、同シャフト の回転と共に回転する図示しない磁石の回転により回転する誘導板の回転力をヘ アースプリングの戻り力とつり合わせて指針軸16を回転させる周知の機構によ り指針軸16に伝達される。
【0013】 一方、従動ギア14には、表示装置駆動回路12からの駆動信号で作動する駆 動モータ19の軸19aに枢支された駆動ギア20が噛合していて、筒軸15が 回転するようになっている。この筒軸15には短針11bが挿着される。なお、 図1に示す短針11bと長針13bの位置は、両指針の不作動状態(エンジン停 止時)を示すものであり、この時、短針11bは「L」を示し、長針13bは「 0」を示し、かつ、互いに重ならないように配置される。
【0014】 このような構成により、エンジンが始動するとフレキシブル・シャフト17で エンジン回転が指針軸16に伝えられ、長針13bがその回転に対応する回転表 示を行なう。
【0015】 一方、エンジンが始動してプライマリプーリ4とセカンダリプーリ5が回転す ると、回転センサー8,9がその回転を検出して変速比演算回路10に検出信号 を送り、同演算回路10で変速比を演算して演算結果が駆動回路12に送られる 。駆動回路12では演算結果を所定の信号(デジタル信号からアナログ信号)に 変換して駆動モータ19に駆動信号として送り、駆動モータ19はその信号に応 じて作動して短針11bが振れ、そのときの変速比が表示される。
【0016】 また、エンジン回転数が所定の回転数になると、図3に示す加速時変速パター のように、その回転を保持したまま変速比だけがLOWからHI(OD)へと移 行して車速が上昇する。このようにエンジン回転と変速比の表示を一つの表示計 で示すことで視認性が向上して、インパネの計器類の省スペースも図れる。
【0017】 次に、第2の実施例を説明するが、第1の実施例と同一作用のものについては 同一符号を付し説明は省略する。
【0018】 この実施例は、表示計11を用いて無段変速機1の変速動作が作動中か、非作 動中かを確認可能としたものである。すなわち、図4に示すように、エンジン回 転数を示す表示部13aの表示「0」とオフセットして変速比の表示部11aに 表示「OFF」を設け、エンジン停止時(非変速時)に短針11bが表示「OF F」を示すように配置し、さらに図1に示す変速比演算回路10内に判定回路1 01を設けた。
【0019】 判定回路101は、無段変速機1の異常を検知するものであって、回転センサ 8,9によって検出されるプライマリプーリ4とセカンダリプーリ5の回転によ って演算可能な変速比の最小値と最大値(所定変速比範囲)が格納されている。 そして、変速比演算回路10で算出された変速比が所定変速比範囲以外であると 、無段変速機1が故障と判断して、駆動回路12に演算結果を送らないようにな っている。さらに、判定回路101は回転センサー8,9からの信号が変速比演 算回路10に送られないと、同じく異常と判断するようになっている。
【0020】 このような構成にすることで、エンジンが停止状態であるときには、短針11 bは表示「OFF」を指し、長針13bは表示「0」を指すことになる。そして 、エンジンを始動させ、演算回路10で変速比が正常な範囲であれば図5に示す ように、長針13bの上昇と共に短針11bも表示「OFF」から変速比制御の 作動状態を示す表示「L」から「OD」の間に上昇する。
【0021】 この時、エンジン回転数を示す長針13aの上昇にもかかわらず、変速比を示 す短針11bが作動しなければ、変速機1の異常(ベルト7の切断によるセカン ダリプーリ6の非回転)や、回転センサー8,9の故障としてドライバーに認知 させることができる。
【0022】
本考案によれば、エンジン回転数と変速比を一目で確認することができるので 、運転状況の視認性が向上する。
【図1】第1の実施例である無段変速機の表示装置の構
成を示す概略図である。
成を示す概略図である。
【図2】変速比表示計の構成を示す斜視図である。
【図3】無段変速機の加速時変速パターンを示す表であ
る。
る。
【図4】第2の実施例の変速比表示計の非作動状態を示
す図である。
す図である。
【図5】第2の実施例における変速比表示計の正常な作
動状態を示す動作図である。
動状態を示す動作図である。
1 無段変速機 3 駆動軸 4 プライマリプーリ 5 従動軸 6 セカンダリプーリ 8,9 検出装置(回転センサー) 10 変速比演算回路 11 表示計 11a,11b 変速比表示手段 12 表示装置駆動回路 13a,13b エンジン回転表示手段 16,17,18 エンジン回転伝達手段
Claims (1)
- 【請求項1】駆動軸に配設されるプライマリプーリと従
動軸に配設されるセカンダリプーリの溝幅を変えて変速
比を可変させている無段変速機の表示装置であって、 上記プライマリプーリとセカンダリプーリの回転数を検
出する検出装置と、上記検出装置の検出信号を処理して
変速比を演算する変速比演算回路と、上記演算された変
速比と共にエンジン回転伝達手段によって伝達されるエ
ンジン回転数をアナログ的に表示する表示計と、上記変
速比演算回路の演算結果を所定信号に変換して上記表示
計を作動させる表示装置駆動回路とを有し、 上記表示計に設けられるエンジン回転表示手段と変速比
表示手段との各可動指針を同軸的に配設したことを特徴
とする無段変速機の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10309991U JPH0549451U (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 無段変速機の表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10309991U JPH0549451U (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 無段変速機の表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0549451U true JPH0549451U (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=14345186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10309991U Withdrawn JPH0549451U (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 無段変速機の表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0549451U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07234232A (ja) * | 1994-02-25 | 1995-09-05 | Ryobi Ltd | 変速機の速度表示装置 |
JP2009058276A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Nippon Seiki Co Ltd | 車両用表示装置 |
JP2013238542A (ja) * | 2012-05-16 | 2013-11-28 | Yupiteru Corp | 表示制御システム |
JP2017049262A (ja) * | 2016-10-18 | 2017-03-09 | 株式会社ユピテル | 表示制御システム |
JP2019179031A (ja) * | 2019-04-23 | 2019-10-17 | 株式会社ユピテル | 表示制御システム |
JP2023056966A (ja) * | 2021-10-08 | 2023-04-20 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両 |
-
1991
- 1991-12-13 JP JP10309991U patent/JPH0549451U/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07234232A (ja) * | 1994-02-25 | 1995-09-05 | Ryobi Ltd | 変速機の速度表示装置 |
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US11808350B2 (en) | 2021-10-08 | 2023-11-07 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Vehicle |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960404 |