JPH0545092Y2 - - Google Patents

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JPH0545092Y2
JPH0545092Y2 JP10174987U JP10174987U JPH0545092Y2 JP H0545092 Y2 JPH0545092 Y2 JP H0545092Y2 JP 10174987 U JP10174987 U JP 10174987U JP 10174987 U JP10174987 U JP 10174987U JP H0545092 Y2 JPH0545092 Y2 JP H0545092Y2
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pinion
brake
plastic
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rotor
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案はブレーキ付き電動機のピニオンとブレ
ーキ板の構造に関するものである。
[従来技術] 第2図は従来より実施されているブレーキ付き
電動機の構造を示す断面図で、1は固定子ハウジ
ング、2は固定子鉄芯、3は固定子巻線、4,4
は軸受、5は回転子軸、6は回転子、7はコイル
スプリング、8はピニオン、9はブレーキ板、1
0はブレーキ板の摩擦部材である。
第2図は示したブレーキ付き電動機は、回転子
軸5が固定子ハウジング1の出力側端面より突出
した端部に摩擦部材10を備えたブレーキ板9
と、ピニオン8を有し、回転子6の出力側端面と
固定子ハウジング1の出力側の内側端面との間に
コイルスプリング7を備えて回転子6を軸方向に
移動可能な構成であつて、固定子巻線3が通電さ
れていないときは、コイルスプリング7の伸張力
により回転子6がピニオンを装着した軸端と反対
の方向に移動し、固定子鉄芯2と回転子6との磁
気中心がずれた位置となると共にブレーキ板9に
固着された摩擦部材10が固定子ハウジング1の
端面に当接し、回転子6にはブレーキが作用し固
定された状態と成つている。
次ぎに固定子巻線3に所定の電流を流すと固定
子鉄芯2と回転子6との間に磁気中心を一致させ
ようとする軸方向の吸引力が作用して回転子6が
ピニオン8の方向に移動し、ブレーキ板の摩擦部
材10を固定子ハウジング1の端面より解離せし
めると共に、回転子に回転力が作用して回転し電
動機として動作する。
停止せしめるときは固定巻線3の通電を止める
と回転子6の回転力が無くなると共回転子に作用
する軸方向の吸引力も無くなり、コイルスプリン
グ7の伸張力により回転子6がピニオンと反対方
向に移動しブレーキ板9に固着された摩擦部材1
0が固定子ハウジング1の端面に当接し、回転子
6は急速に減速して短時間で停止し、固定された
状態と成る。
[考案が解決しようとする問題点] ところが第2図に示した従来技術によるブレー
キ付き電動機においてはピニオンとブレーキ板は
一般に金属材料で形成され、回転子軸5に対し圧
入により固着されているのが通常であつた。
金属のピニオンの場合は相手の歯車との間に潤
滑材を供給する必要があるが、ピニオンを金属材
料以外例えば潤滑性のあるプラスチツクスの成形
品で形成すると潤滑の問題は解決できるが、ピニ
オンを回転子軸に圧入した構成においては、温度
上昇によりプラスチツクス製のピニオンの方が膨
張係数が大きいので緩みを生じ、ピニオンが空転
或いは脱落する等の問題がある。
(2) 考案の構成 [問題点を解決するための手段] 本考案は前記のような従来技術における問題を
解決するため、ピニオンをプラスチツクスで成形
するときに、金属部材で構成され、円板部と、そ
の中心に其の内径が回転子軸の外径より大きい中
空円筒部を一体に形成した支持部材をコアとし、
支持部材の中空円筒部の外周にピニオンと、円板
部の円筒部側の片面と、円筒部の内径側の回転子
軸を挿入する中心孔とをプラスチツクスで一体的
に成型し、円板部の他の片面にブレーキ用の摩擦
部材を固着した構成のピニオンとブレーキ板を回
転子軸に装着する構造とする。
[作用] 本考案になるブレーキ付き電動機においては金
属部材で形成された支持部材をコアとしてプラス
チツクスにより一体成型されたピニオンは支持部
材の中空円筒部の内径側と回転子軸との間にプラ
スチツクスの薄い円筒部が介在しているので、温
度上昇により前記薄いプラスチツクスの円筒部が
膨張したときに、該円筒部の外径が前記支持部材
の円筒部で膨張が押さえられ逆に内径の方向に膨
張し、回転子軸を締め付け、緩みを防止する作用
がある。また、支持部材の円板部の他の片面はプ
ラスチツクスで覆われていないので摩擦部材を強
固に固着することが容易にできる。
[考案の実施例] 第1図は本考案になるブレーキ付電動機に装着
するブレーキ板を備えたプラスチツクス成形によ
るピニオンの実施例の構造を示す要部断面図で、
5は回転子軸、18はプラスチツクスで成型され
たピニオン、19は金属部材で形成された支持部
材の円板部、19−1は中空円筒部、18−1は
円板部19の円筒部側を覆うプラスチツクス、1
9−2は円板部19の他の片面、18−2は中空
円筒部19−1の内径と回転軸5を挿入する中心
孔21との間に形成された薄いプラスチツクスの
円筒部、20はブレーキ板の摩擦部材である。
第1図に示した構成は、金属部材で形成され、
円板部19−2と円板部の中心に中空円筒部19
−2を一体に形成した支持部材19をコアとし、
其の中心に回転子軸5を挿入する孔21と共に一
体的に形成するもので、前記支持部材の中空円筒
部19−1の内径φ2は回転子軸5の外径φ1より
大きく形成されており、該円板部19−1の外周
にピニオン18を、又支持部材の円板部19の円
筒部側の片面18−1と、円筒部19−1の内径
側に回転子軸5を挿入する中心孔21とをプラス
チツクで一体的に形成する。
支持部材の円板部19の他の片面19−2にブ
レーキの摩擦部材20を接着等の手段で固着す
る。
前記のプラスチツクスの一体成形により形成さ
れたブレーキ板とピニオン18を第1図に示した
第1図に示したブレーキ付き電動機の回転子軸5
に圧入固着してブレーキ付き電動機を構成する。
ピニオン18及びブレーキ板と回転子軸5との
固着力はプラスチツクスで成型されたピニオンの
弾性による締め付け力によるものであるが、温度
上昇によりプラスチツクス製のピニオン18の内
径部が膨張しても、支持部材の中空円筒部19−
1の内径と回転子軸5との間にはさまれたプラス
チツクスの薄い円筒部18−2は、前記支持部材
の円筒部19−1と回転子軸5との間で其の膨張
が押さえられ、前記プラスチツクスの薄い円筒部
18−2が回転子軸5を強く締め付けるように作
用する結果温度上昇によるピニオンの緩み脱落等
の問題を解決することが出来る。又、プラスチツ
クスのピニオンと18と一体的に成形された支持
部材の円板部19のプラスチツクスで覆われてい
ない片面19−2に接着等の手段で摩擦部材20
を強固に固着することが出来る。
ある実施例における試験データによると、従来
技術によるプラスチツクスの成形のみによるピニ
オンにおいては、回転子軸に圧入した場合の固着
力が周囲温度100度においては殆ど零と成るのに
対し、本考案になるプラスチツクスの成形による
ピニオンにおいては、軸に圧入した固着力が周囲
温度100度においても引き抜き力において約20Kg
F、回転締結力において約2Kgcmを示し、実装さ
れた電動機の最大回転力に対し約4倍以上の余裕
のあるブレーキ付き電動機を得る事が出来た。
[考案の効果] 本考案に成るブレーキ付き電動機においては、
前記のような構造であるからピニオンと回転子軸
との固着力が強固になり、かつ、金属製の円板状
支持体に摩擦部材を接着することが容易となり、
周囲温度の上昇によつても充分な余裕のあるピニ
オンの固着力が確保できるので高温度において使
用出来るプレート付き電動機を提供できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になるブレーキ付き電動機に装
着するブレーキ板を備えたプラスチツクス製のピ
ニオンの構造を示す要部断面図、第2図は従来よ
り実施されているブレーキ付き電動機の構造を示
す断面図である。 符号の説明、1……固定子ハウジング、2……
固定子鉄芯、3……固定子巻線、4,4……軸
受、5……回転子軸、6……回転子、7……コイ
ルスプリング、8……ピニオン、9……ブレーキ
板、10……ブレーキ板の摩擦部材、18……プ
ラスチツクス製ピニオン、18−1……支持部材
の円板部の円筒部側の片面を覆うプラスチツク
ス、18−2……プラスチツクスの薄い円筒部、
19……支持部材の円板部、19−1……支持部
材の中空円筒部、19−2……支持部材の円板部
の他の片面、20……ブレーキ板の摩擦部材、2
1……回転子軸を挿入する孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転子軸5が固定子ハウジング1の出力側端面
    より突出した端部に摩擦部材10を備えたブレー
    キ板9と、ピニオン8を有し、回転子6の出力側
    端面と固定子ハウジング1の出力側の内側端面と
    の間にコイルスプリング7を備えて回転子6を軸
    方向に移動可能なブレーキ付き電動機であつて、 ブレーキ板9は、金属部材で形成された円板部
    19とその中心に其の内径が回転子軸5の外径よ
    り大きい中空円筒部19−1を一体に形成した支
    持部材をコアとし、中空円筒部19−1の外周
    に、ピニオン18と、円筒部側の片面18−1
    と、円筒部の内径側18−2の回転子軸を挿入す
    る中心孔21とをプラスチツクスで一体的に成型
    し、 円板部19の他の片面19−2にブレーキ用の
    摩擦部材20を固着したものである ブレーキ付き電動機。
JP10174987U 1987-07-03 1987-07-03 Expired - Lifetime JPH0545092Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10174987U JPH0545092Y2 (ja) 1987-07-03 1987-07-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10174987U JPH0545092Y2 (ja) 1987-07-03 1987-07-03

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Publication Number Publication Date
JPS649463U JPS649463U (ja) 1989-01-19
JPH0545092Y2 true JPH0545092Y2 (ja) 1993-11-17

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JP10174987U Expired - Lifetime JPH0545092Y2 (ja) 1987-07-03 1987-07-03

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JP5778205B2 (ja) * 2013-04-10 2015-09-16 三木プーリ株式会社 無励磁作動形ブレーキ用ロータ

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JPS649463U (ja) 1989-01-19

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