JPH0632773Y2 - モータ用ブレーキ装置 - Google Patents
モータ用ブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH0632773Y2 JPH0632773Y2 JP365089U JP365089U JPH0632773Y2 JP H0632773 Y2 JPH0632773 Y2 JP H0632773Y2 JP 365089 U JP365089 U JP 365089U JP 365089 U JP365089 U JP 365089U JP H0632773 Y2 JPH0632773 Y2 JP H0632773Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- armature
- output shaft
- bracket
- stator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Braking Arrangements (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は通常のモータをブレーキモータとするためのモ
ータ用ブレーキ装置に関する。
ータ用ブレーキ装置に関する。
従来、ギヤードモータ、ブレーキモータ等はモータの反
負荷側ブラケットまたは、負荷側ブラケットを、ブレー
キのステータを内蔵した専用のブラケットに交換して、
ブレーキモータとして組み立てていた。
負荷側ブラケットまたは、負荷側ブラケットを、ブレー
キのステータを内蔵した専用のブラケットに交換して、
ブレーキモータとして組み立てていた。
モータは、製造メーカにより、ブラケットの形状が異な
る。そのため、モータをブレーキモータとするために
は、製造メーカ毎にブラケットを用意しておく必要があ
った。また、組み立ても、一度ブラケットを取り外して
新規にブレーキ用のブラケットを取り外して新規にブレ
ーキ用のブラケットを組みつけなければならず、その場
合、ギア部の分解を伴い、モータの性能に影響を与える
可能性があった。
る。そのため、モータをブレーキモータとするために
は、製造メーカ毎にブラケットを用意しておく必要があ
った。また、組み立ても、一度ブラケットを取り外して
新規にブレーキ用のブラケットを取り外して新規にブレ
ーキ用のブラケットを組みつけなければならず、その場
合、ギア部の分解を伴い、モータの性能に影響を与える
可能性があった。
また、モータの輪は熱膨張を吸収するスラスト方向のガ
タがとってあるが、このガタは電磁ブレーキのステータ
とアーマチュアの空隙よりも大きい。そのため、上記空
隙が設定値よりも大きくなるか、逆にステータとアーマ
チュアが接触してしまう。これを解決するために、軸受
とブラケットの間に挿入されている波ワッシャの代りに
スペーサを挿入し、ガタをとる方法が存するがこの場
合、ブラケットの分解を伴うという欠陥が存した。本考
案は上記欠陥を除去することを目的とするものである。
タがとってあるが、このガタは電磁ブレーキのステータ
とアーマチュアの空隙よりも大きい。そのため、上記空
隙が設定値よりも大きくなるか、逆にステータとアーマ
チュアが接触してしまう。これを解決するために、軸受
とブラケットの間に挿入されている波ワッシャの代りに
スペーサを挿入し、ガタをとる方法が存するがこの場
合、ブラケットの分解を伴うという欠陥が存した。本考
案は上記欠陥を除去することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本考案は、モータのブラケッ
ト４から外部に突出する出力軸６に固定されるアーマチ
ュアハブ16と、前記モータのブラケット４にボルト32に
より固定される板ばねから成る取付板10と、該取付板10
の前記ブラケット４との固定部から離れた部分に固定さ
れ前記取付板16のたわみによって前記出力軸６と平行な
軸方向に移動可能な、コイル20が内蔵されたリング状の
ステータ22と、前記アーマチュアハブ16に板ばね18を介
して軸方向に移動可能に取り付けられ、前記ステータ22
に対して所定の空隙を存して対向するアーマチュア24
と、前記アーマチュアハブ16に軸方向に突設されたボル
ト12と、前記ステータ22の内径部に前記出力軸６を中心
として形成された円周溝30と、前記ボルト12に軸方向に
移動しないように定位置で回転自在に支承され、前記ボ
ルト12に対して垂直なつば部が前記円周溝30にこれと軸
方向に連動するように嵌合する係合体26とを備えたもの
である。
ト４から外部に突出する出力軸６に固定されるアーマチ
ュアハブ16と、前記モータのブラケット４にボルト32に
より固定される板ばねから成る取付板10と、該取付板10
の前記ブラケット４との固定部から離れた部分に固定さ
れ前記取付板16のたわみによって前記出力軸６と平行な
軸方向に移動可能な、コイル20が内蔵されたリング状の
ステータ22と、前記アーマチュアハブ16に板ばね18を介
して軸方向に移動可能に取り付けられ、前記ステータ22
に対して所定の空隙を存して対向するアーマチュア24
と、前記アーマチュアハブ16に軸方向に突設されたボル
ト12と、前記ステータ22の内径部に前記出力軸６を中心
として形成された円周溝30と、前記ボルト12に軸方向に
移動しないように定位置で回転自在に支承され、前記ボ
ルト12に対して垂直なつば部が前記円周溝30にこれと軸
方向に連動するように嵌合する係合体26とを備えたもの
である。
アーマチュアハブ16を、モータの出力軸６に固定し、取
付板10をブラケット４に取り付ければ、本装置のモータ
への取り付けは完了する。該状態において、ステータ22
とアーマチュア24間の空隙は設定値に保持される。コイ
ル20に通電すると、磁気力によりアーマチュア24が板ば
ね18の弾力に抗してステータ22に圧着し、これにより出
力軸６にブレーキがかかる。コイル20への通電を解除す
ると、アーマチュア24は板ばね18の復帰弾力によりステ
ータ22から離反し、出力軸６に対するブレーキが解除さ
れる。出力軸６のスラスト方向即ち軸方向のガタは、出
力軸６の軸方向の移動に伴う取付板10のたわみによって
吸収され、ステータ22、アーマチュア24間の空隙に何ん
ら影響しない。
付板10をブラケット４に取り付ければ、本装置のモータ
への取り付けは完了する。該状態において、ステータ22
とアーマチュア24間の空隙は設定値に保持される。コイ
ル20に通電すると、磁気力によりアーマチュア24が板ば
ね18の弾力に抗してステータ22に圧着し、これにより出
力軸６にブレーキがかかる。コイル20への通電を解除す
ると、アーマチュア24は板ばね18の復帰弾力によりステ
ータ22から離反し、出力軸６に対するブレーキが解除さ
れる。出力軸６のスラスト方向即ち軸方向のガタは、出
力軸６の軸方向の移動に伴う取付板10のたわみによって
吸収され、ステータ22、アーマチュア24間の空隙に何ん
ら影響しない。
以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例を参照して
詳細に説明する。
詳細に説明する。
２はモータ機構が内蔵されたモータケースであり、該ケ
ース２の反負荷側に固定されたエンドカバー即ちブラケ
ット４にモータの出力軸６が軸受８を介して回転自在に
支承されている。16は出力軸６に嵌合するアーマチュア
ハブであり、公知の固定手段により出力軸６に固定され
ている。前記アーマチュアハブ16の内径部には、その回
転中心を中心とする円周上に複数本のねじ穴が軸方向に
形成され、該ねじ穴にボルト12がねじ込まれ、該ボルト
12にスペーサ14を介して管状の係合体26が回転自在に嵌
合している。22は板ばねから成る取付板10に固定された
リング状のステータであり、これにコイル20が内蔵され
ている。前記ステータ22の内径部の内周面には、円周方
向に沿って、円周溝30が形成され、該円周溝30に前記係
合体26のつば部が回転自在に嵌合している。前記アーマ
チュアハブ16にはリング状の板ばね18を介してアーマチ
ュア24が取り付けられ、該アーマチュア24は、所定の空
隙を存して前記ステータ22に対向している。次に本実施
例の作用について説明する。
ース２の反負荷側に固定されたエンドカバー即ちブラケ
ット４にモータの出力軸６が軸受８を介して回転自在に
支承されている。16は出力軸６に嵌合するアーマチュア
ハブであり、公知の固定手段により出力軸６に固定され
ている。前記アーマチュアハブ16の内径部には、その回
転中心を中心とする円周上に複数本のねじ穴が軸方向に
形成され、該ねじ穴にボルト12がねじ込まれ、該ボルト
12にスペーサ14を介して管状の係合体26が回転自在に嵌
合している。22は板ばねから成る取付板10に固定された
リング状のステータであり、これにコイル20が内蔵され
ている。前記ステータ22の内径部の内周面には、円周方
向に沿って、円周溝30が形成され、該円周溝30に前記係
合体26のつば部が回転自在に嵌合している。前記アーマ
チュアハブ16にはリング状の板ばね18を介してアーマチ
ュア24が取り付けられ、該アーマチュア24は、所定の空
隙を存して前記ステータ22に対向している。次に本実施
例の作用について説明する。
モータに本装置を取り付けるには、取付板10をボルト32
によりブラケット４に固定するとともに、アーマチュア
ハブ16を出力軸６に固定する。該状態において、コイル
20に電流を流すと、磁束が発生し、ステータ22とアーマ
チュア24間に磁路が形成され、アーマチュア24がステー
タ22のライニング面に板ばね18のばね力に抗して移動し
て、アーマチュア24がステータ22に圧接し、ブレーキ力
が出力軸６に伝達されて、出力軸６の回転を停める。ま
た、コイル20への通電を切ると、アーマチュア24は板ば
ね18の復帰ばね力でステータ22より離れ、出力軸６の制
動が解かれる。出力軸６がスラスト方向のガタにより移
動すると、ステータ22も、取付板10のたわみにより軸方
向に移動し、ステータ22、アーマチュア24間の空隙間は
一定に保持される。
によりブラケット４に固定するとともに、アーマチュア
ハブ16を出力軸６に固定する。該状態において、コイル
20に電流を流すと、磁束が発生し、ステータ22とアーマ
チュア24間に磁路が形成され、アーマチュア24がステー
タ22のライニング面に板ばね18のばね力に抗して移動し
て、アーマチュア24がステータ22に圧接し、ブレーキ力
が出力軸６に伝達されて、出力軸６の回転を停める。ま
た、コイル20への通電を切ると、アーマチュア24は板ば
ね18の復帰ばね力でステータ22より離れ、出力軸６の制
動が解かれる。出力軸６がスラスト方向のガタにより移
動すると、ステータ22も、取付板10のたわみにより軸方
向に移動し、ステータ22、アーマチュア24間の空隙間は
一定に保持される。
本考案は、上述の如く、アーマチュアハブ側の係合体を
ステータに係合したのでステータとアーマチュアの空隙
を設定でき、モータの出力軸のスラストガタを考慮する
ことなく、モータに電磁ブレーキを容易に組み付けるこ
とができる効果が存する。
ステータに係合したのでステータとアーマチュアの空隙
を設定でき、モータの出力軸のスラストガタを考慮する
ことなく、モータに電磁ブレーキを容易に組み付けるこ
とができる効果が存する。
図は本考案の好適な実施例を示す断面図である。 ２……モータケース、４……ブラケット、６……出力
軸、８……軸受、10……取付板、12……ボルト、14……
カラー、16……アーマチュアハブ、18……板ばね、20…
…コイル、22……ステータ、24……アーマチュア、26…
…係合体、30……円周溝。
軸、８……軸受、10……取付板、12……ボルト、14……
カラー、16……アーマチュアハブ、18……板ばね、20…
…コイル、22……ステータ、24……アーマチュア、26…
…係合体、30……円周溝。
Claims (1)
- 【請求項１】モータのブラケット（４）から外部に突出
する出力軸（６）に固定されるアーマチュアハブ（16）
と、前記モータのブラケット（４）にボルト（32）によ
り固定される板ばねから成る取付板（10）と、該取付板
（10）の前記ブラケット（４）との固定部から離れた部
分に固定され前記取付板（10）のたわみによって前記出
力軸（６）と平行な軸方向に移動可能な、コイル（20）
が内蔵されたリング状のステータ（22）と、前記アーマ
チュアハブ（16）に板ばね（18）を介して軸方向に移動
可能に取り付けられ、前記ステータ（22）に対して所定
の空隙を存して対向するアーマチュア（24）と、前記ア
ーマチュアハブ（16）に軸方向に突設されたボルト（1
2）と、前記ステータ（22）の内径部に前記出力軸
（６）を中心として形成された円周溝（30）と、前記ボ
ルト（12）に軸方向に移動しないように定位置で回転自
在に支承され、前記ボルト（12）に対して垂直なつば部
が前記円周溝（30）にこれと軸方向に連動するように嵌
合する係合体（26）とを備えたモータ用ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP365089U JPH0632773Y2 (ja) | 1989-01-17 | 1989-01-17 | モータ用ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP365089U JPH0632773Y2 (ja) | 1989-01-17 | 1989-01-17 | モータ用ブレーキ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0297858U JPH0297858U (ja) | 1990-08-03 |
| JPH0632773Y2 true JPH0632773Y2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=31205474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP365089U Expired - Lifetime JPH0632773Y2 (ja) | 1989-01-17 | 1989-01-17 | モータ用ブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0632773Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-17 JP JP365089U patent/JPH0632773Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0297858U (ja) | 1990-08-03 |
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