JPH0545068Y2 - - Google Patents

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JPH0545068Y2
JPH0545068Y2 JP16464287U JP16464287U JPH0545068Y2 JP H0545068 Y2 JPH0545068 Y2 JP H0545068Y2 JP 16464287 U JP16464287 U JP 16464287U JP 16464287 U JP16464287 U JP 16464287U JP H0545068 Y2 JPH0545068 Y2 JP H0545068Y2
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snow melting
conductor
melting device
current transformer
elementary
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、融雪装置付き多導体送電線路に関す
るものである。
〔従来技術とその問題点〕
複数本の素導体がスペーサにより所定の間隔に
保持されて架設された多導体送電線においては、
スペーサや素導体に付着した雪が大きな塊となつ
て落下し、線路下にあるビニールハウス等を破損
するおそれがある。そこでこのような場所では、
素導体に変流器型融雪装置を取り付けて、スペー
サまたは素導体に付着した雪を融かすことが行わ
れている。
第3図a,bに変流器型融雪装置の一例を示
す。この変流器型融雪装置11は、片側がヒンジ
結合され、反対側がボルト締めされるクランプ1
2A,12Bの内部にそれぞれ半円環状の鉄心1
3A,13Bを配置し、その一方の鉄心13Aに
巻いた二次コイル14に絶縁電熱線15を接続し
てなるもので、クランプ12A,12Bで多導体
送電線の素導体を挟み付け、絶縁電熱線15をス
ペーサや素導体に巻き付けておくと、二次コイル
14の誘起電圧で絶縁電熱線15に電流が流れて
発熱し、スペーサや素導体を融雪温度に加熱でき
るものである。
ところで上記のような変流器型融雪装置を多導
体送電線の素導体に取り付けると、その素導体の
インピーダンスが増大する。試算によると、変流
器型融雪装置を取り付けたことによるインピーダ
ンス増加分は、隣合うスペーサに挟まれる区間で
みた場合、その区間の素導体の長さが約1/2だけ
長くなつた分に相当する。したがつて多導体送電
線の素導体に融雪装置を取り付ける場合、隣合う
スペーサに挟まれる区間で、融雪装置を取り付け
る素導体と取り付けない素導体とが出来ると、素
導体間にインピーダンスのアンバランスが生じ、
このためスペーサに大きな電流が流れて、スペー
サが破損するという問題が起こる。
〔問題点を解決手段とその作用〕
本考案の目的は、上記のような従来技術の問題
点に鑑み、スペーサを損傷させることのない融雪
装置付き多導体送電線路を提供することにある。
この目的を達成するため本考案は、スペーサを
取り付けた多導体送電線の素導体に変流器型融雪
装置を取り付けてなる融雪装置付き多導体送電線
路において、隣合うスペーサに挟まれ、素導体に
変流器型融雪装置が取り付けられる区間では、各
素導体に変流器型融雪装置を同一個数取り付けた
ことを特徴とするものである。
これにより本考案は、スペーサに挟まれる各区
間内で各素導体のインピーダンスを均等にし、ス
ペーサに大きな電流が流れるのを防止して、スペ
ーサの損傷を防止するものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。
第1図は本考案に係る融雪装置付き多導体送電
線路の一実施例を示す。図において、21A〜2
1Fは6導体送電線を構成する6本の素導体、2
2A,22B……は素導体21A〜21Fの間隔
を保持するスペーサである。この実施例は、各ス
ペーサ22A,22B……に付着する雪を融かす
ため、各スペーサ22A,22B……の前面側
(図面右側)で、全ての素導体21A〜21Fに
変流器型融雪装置11を1個ずつ取り付けて、そ
の絶縁電熱線15をスペーサ22A,22B……
のクランプやフレームに巻き付けたものである。
このようにすると、隣合うスペーサに挟まれる
区間、例えばスペーサ22Aと22Bの間、22
Bと22Cの間では、各素導体21A〜21Fに
変流器型融雪装置11が1個ずつ取り付けられる
ことになり、従つてその区間内では各素導体21
A〜21Fにインピーダンスが均等になるから、
スペーサ22A,22B……に大きな電流が流れ
ることがなくなる。
第2図は本考案の他の実施例を示す。第1図の
実施例では変流器型融雪装置の取付け個数が多く
なるという難点があるので、この実施例は変流器
型融雪装置の取付け個数を半減させたものであ
る。
すなわち、第一のスペーサ22Aの融雪を融か
すため、そのスペーサ22Aの後面側(図面左
側)で、1本おきの素導体21A,21C,21
Eに変流器型融雪装置11を1個ずつ取り付け
る。また第二のスペーサ22Bの着雪を融かすた
め、そのスペーサ22Bの前面側で、他の1本お
きの素導体21B,21D,21Fに変流器型融
雪装置11を1個ずつ取り付ける。さらに第三の
スペーサ22Cの取付け箇所では、第一のスペー
サ22Aと同様に変流器型融雪装置11を取り付
ける。さらに図示してないが第四のスペーサ22
Dの取付け箇所では第二のスペーサ22Bと同様
に変流器型融雪装置11を取り付ける。
このようにすると、第一と第二のスペーサ22
Aと22Bの間では、各素導体21A〜21Fに
変流器型融雪装置11が1個ずつ取り付けられる
ことになり、また第二と第三のスペーサ22Bと
22Cの間では、いずれの素導体21A〜21F
にも変流器型融雪装置が取り付けられないことに
なり、さらに第三と第四のスペーサ22Cと22
Dの間では、各素導体21A〜21Fに変流器型
融雪装置11が1個ずつ取り付けられることにな
る。したがつてスペーサに挟まれる各区間内で
は、各素導体21A〜21Fのインピーダンスが
均等になるから、スペーサ22A,22B……に
大きな電流が流れることがなくなる。
なお上記実施例では6導体送電線に本考案を適
用した場合を説明したが、本考案は2導体以上の
多種多導体送電線に適用できる。また変流器型融
雪装置の取付け個数は特に限定されない。さらに
変流器型融雪装置の構造も第3図のものに限定さ
れない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、多導体送
電線の素導体に変流器型融雪装置を取り付けて、
スペーサや素導体に付着した雪を融かす場合に、
隣合うスペーサに挟まれる区間内では各素導体に
同じ個数の変流器型融雪装置を取り付けるように
したので、隣合うスペーサに挟まれる各区間内で
は各素導体のインピーダンスがほぼ等しくなり、
このためスペーサに大きな電流が流れることがな
くなるから、スペーサの損傷を防止できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本考案に係る融
雪装置付き多導体送電線路の実施例を示す斜視
図、第3図a,bは本考案で使用する変流器型融
雪装置の一例を示す正面図および側面図である。 11……変流器型融雪装置、15……絶縁電熱
線、21A〜21F……素導体、22A,22B
……スペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スペーサを取り付けた多導体送電線の素導体に
    変流器型融雪装置を取り付けてなる融雪装置付き
    多導体送電線路において、隣合うスペーサに挟ま
    れ、素導体に変流器型融雪装置が取り付けられる
    区間では、各素導体に変流器型融雪装置を同一個
    数取り付けたことを特徴とする融雪装置付き多導
    体送電線路。
JP16464287U 1987-10-29 1987-10-29 Expired - Lifetime JPH0545068Y2 (ja)

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JP16464287U JPH0545068Y2 (ja) 1987-10-29 1987-10-29

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Publication Number Publication Date
JPH0169327U JPH0169327U (ja) 1989-05-09
JPH0545068Y2 true JPH0545068Y2 (ja) 1993-11-17

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