JPH0544915B1 - - Google Patents

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Publication number
JPH0544915B1
JPH0544915B1 JP1508367A JP50836789A JPH0544915B1 JP H0544915 B1 JPH0544915 B1 JP H0544915B1 JP 1508367 A JP1508367 A JP 1508367A JP 50836789 A JP50836789 A JP 50836789A JP H0544915 B1 JPH0544915 B1 JP H0544915B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
cutter
grooving
center
center deviation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1508367A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kinuhata
Seiju Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP1508367A priority Critical patent/JPH0544915B1/ja
Publication of JPH0544915B1 publication Critical patent/JPH0544915B1/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/52Unvulcanised treads, e.g. on used tyres; Retreading
    • B29D30/68Cutting profiles into the treads of tyres

Description

求の範囲 1 (a) タイヤを回転可能に支持するタイヤ支持
装置と、 (b) 回動自在なカツタ支持装置と、 (c) 前記カツタ支持装置を一方の先端で保持する
回動アームと、 (d) 前記回動アームを回動自在に保持するアーム
支持軸および基準量移動機構部を有する昇降自
在な昇降台と、 (e) 前記昇降台を保持するとともに少なくとも前
記タイヤ支持装置のタイヤ支持軸と平行な横方
向に移動可能ならしめる基準量移動機構部およ
び移動量補正機構部を有する水平移動台と、 (f) タイヤの横振れ検出手段と、 (g) タイヤのセンターずれ検出手段と、 (h) 制御手段 とからなり、該制御手段がカツタを理論上のカツ
タ切削位置に設定する基準動作操作部と、前記タ
イヤの横振れ検出手段およびタイヤのセンターず
れ検出手段からの信号によりカツタの補正移動量
を算出するとともに前記補正移動量算出値に基づ
いて前記水平移動台に設けられた移動量補正機構
部を作動させる補正動作操作部 とからなることを特徴とするタイヤのグルービン
グ装置。
2 (a) タイヤを回転可能に支持するタイヤ支持
装置と、 (b) 回動自在なカツタ支持装置と、 (c) 前記カツタ支持装置を一方の先端で保持する
回動アームと、 (d) 前記回動アームを回動自在に保持するアーム
支持軸および基準量移動機構部を有する昇降自
在な昇降台と、 (e) 前記昇降台を保持するとともに少なくとも前
記タイヤ支持装置のタイヤ支持軸と平行な横方
向に移動可能ならしめる基準量移動機構部およ
び移動量補正機構部を有する水平移動台と、 (f) タイヤのセンターずれ検出手段と、 (g) 制御手段 とからなり、該制御手段がカツタを理論上のカツ
タ切削位置に設定する基準動作操作部と、前記タ
イヤのセンターずれ検出手段からの信号によりカ
ツタの補正移動量を算出するとともに前記補正移
動量算出値基づいて前記水平移動台に設けられた
移動量補正機構部を作動させる補正動作操作部 とからなることを特徴とするタイヤのグルービン
グ装置。
3 基準プログラムによりタイヤをグルービング
する方法であつて、 (a) タイヤの横振れ検出ステツプと、 (b) タイヤのセンターずれ検出ステツプと、 (c) 前記横振れ検出値およびセンターずれ検出値
に基づいてカツタのグルービング位置を補正す
るステツプとが設けられていることを特徴とす
るタイヤのグルービング方法。
4 前記カツタのグルービング位置の補正が、基
準プログラムとは別個に設けられた補正プログラ
ムによりなされる請求項3記載のグルービング方
法。
5 (a) タイヤの横振れ検出ステツプと、 (b) タイヤのセンターずれ検出ステツプ とがグルービング前になされることを特徴とする
請求項3または4記載のグルービング方法。
6 (a) タイヤの横振れ検出ステツプがグルービ
ング中になされ、 (b) タイヤのセンターずれ検出ステツプがグルー
ビング前になされることを特徴とする請求項3
または4記載のグルービング方法。
7 基準プログラムによりタイヤをグルービング
する方法であつて、 (a) タイヤのセンターずれを等ピツチ間隔で全周
にわたつて検出するステツプと、 (c) 前記センターずれ検出値に基づいてカツタの
グルービング位置を補正するステツプとが設け
られていることを特徴とするタイヤのグルービ
ング方法。
技術分野 本発明はタイヤのグルービング装置およびグル
ービング方法に関する。さらに詳しくは、タイヤ
の横振れおよびセンターずれまたはセンターずれ
のみを検出し、それに応じてカツタの切削位置を
補正できるタイヤのグルービング装置およびグル
ービング方法に関する。
背景技術 従来、試作用や少量生産のタイヤのグルービン
グ、すなわち、加硫ずみのパターン模様のないプ
レーンタイヤにトレツドパターン溝を彫る作業
は、通常、ハンドカツタを用いて手作業で行なわ
れており、作業に熟練と長時間を要している。
本出願人はかかる従来技術の問題点に鑑み、第
32図に示すようにすでに支持台に取付けられた
カツタ支持装置と、タイヤ支持軸とが相対的に、
タイヤ支持軸と平行な横方向および垂直方向に移
動するようにし、前記支持台にアーム支持軸を突
設し、この軸に取付けた回動アームに、回動軸心
に対して直角にカツタホルダを回転可能に取付
け、このカツタホルダの先端部にカツタを取付
け、カツタの切削位置が前記アーム支持軸の軸心
上に合致するように構成したことを主たる構成と
したタイヤのグルービング装置を提案している
(特開昭63−54240号公報および特開昭61−177232
号公報)。
ここでカツタの切削位置とは、カツタホルダ下
端から或る距離M(零を含む)にあるカツタの特
異位置をいう(第1図参照)。
前記グルービング装置によるプレーンタイヤへ
のトレツドパターン溝形成は、カツタの切削位置
を前記グルービング装置に設置されたプレーンタ
イヤの切線(トレツドの加工基準点)に設定して
行なつている。
このように前記グルービング装置では、カツタ
の切削位置が常に回動アーム支持軸の軸心上、さ
らにはプレーンタイヤの切線上に保持されている
ので、支持台および回動アームの移動量の算出が
簡単で、コンピユータプログラムの作成も容易で
しかも正確にグルービングがなされている。
しかし、タイヤ自体の歪みやタイヤ支持の偏り
などによりタイヤ側面に幅方向の横振れを生じる
と、このタイヤを回転させながら設定されたプロ
グラムにより所定のトレツドパターン形状に沿つ
て移動量を制御するようにしたカツタでグルービ
ングを行なつても、同一サイズ、同一仕様のタイ
ヤにおいてトレツド中心に対する溝の位置がタイ
ヤごとに異なり、また一本のタイヤに複数の溝を
グルービングしたばあいに、トレツド中心(タイ
ヤ赤道)の左右で相互に一定であるべき各溝位置
などがそれぞれ異なつて、製品が不安定になり、
強度が低下するなどの品質上の問題があつた。
このため、本出願人は既にタイヤの横振れを検
出し、その検出値に応じてカツタの位置を補正で
きるタイヤのグルービング装置およびグルービン
グ方法を提案している。
しかし、同種類のタイヤをタイヤ支持軸に同じ
取り付け方で取り付けても、加硫時のタイヤ左右
の寸法差や内圧による変形あるいはリムとの嵌合
不良などに起因して、タイヤのトレツドセンター
位置と基準プログラムで設定される理論上のトレ
ツドセンター位置とが、タイヤごとに必ずしも一
致せず、微妙なずれを生じることがある。
したがつて、第19図に示すようにタイヤ側面
の横振れ量yと、基準プログラムで設定されるト
レツドセンターPCに対する実際のトレツドセン
ターTCのずれの量xとは必ずしも等しくならず、
このため、タイヤ側面の横振れを検出し、これに
よつてカツタ位置を補正(横振れにカツタを追従
移動させる)してグルービングを行なつても、加
工位置をタイヤのトレツドセンターから所定距離
にすることができず、結局トレツドセンターTC
に対するトレツド溝の位置は同種類のタイヤ相互
間でも一致していない。
本発明は前記従来技術の問題点に鑑み、同種類
のタイヤ相互間でトレツドセンターに対するトレ
ツド溝位置がすべて一致し、また、一本のタイヤ
においてもトレツドセンターに対する複数の左右
のトレツド溝位置が一定になるようにカツタ位置
補正を行ないうるタイヤのグルービング装置およ
びグルービング方法を提供することを目的とす
る。
発明の開示 本発明のタイヤのグルービング装置は、 (a) タイヤを回転可能に支持するタイヤ支持装置
と、 (b) 回動自在なカツタ支持装置と、 (c) 前記カツタ支持装置を一方の先端で保持する
回動アームと、 (d) 前記回動アームを回動自在に保持するアーム
支持軸および基準量移動機構部を有する昇降自
在な昇降台と、 (e) 前記昇降台を保持するとともに少なくとも前
記タイヤ支持装置のタイヤ支持軸と平行な横方
向に移動可能ならしめる基準量移動機構部およ
び移動量補正機構部を有する水平移動台と、 (f) タイヤのセンターずれ検出手段と、 (g) タイヤの横振れ検出手段と、 (h) 制御手段 とからなり該制御手段が、カツタを理論上のカツ
タ切削位置に設定する基準動作操作部と、前記タ
イヤの横振れ検出手段およびタイヤのセンターず
れ検出手段からの信号によりカツタの補正移動量
を算出するとともに、前記補正移動量算出値に基
づいて前記水平移動台に設けられた移動量補正機
構部を作動させる補正動作操作部とからなること
を特徴としている。
また本発明のタイヤのグルービング装置は、 (a) タイヤを回転可能に支持するタイヤ支持装置
と、 (b) 回動自在なカツタ支持装置と、 (c) 前記カツタ支持装置を一方の先端で保持する
回動アームと、 (d) 前記回動アームを回動自在に保持するアーム
支持軸および基準量移動機構部を有する昇降自
在な昇降台と、 (e) 前記昇降台を保持するとともに少なくとも前
記タイヤ支持装置のタイヤ支持軸と平行な横方
向に移動可能ならしめる基準量移動機構部およ
び移動量補正機構部を有する水平移動台と、 (f) タイヤのセンターずれ検出手段と、 (g) 制御手段 とからなり該制御手段が、カツタを理論上のカツ
タ切削位置に設定する基準動作操作部と、前記タ
イヤのセンターずれ検出手段からの信号によりカ
ツタの補正移動量を算出するとともに、前記補正
移動量算出値に基づいて前記水平移動台に設けら
れた移動量補正機構部を作動させる補正動作操作
部 とからなることを特徴としている。
さらに本発明のタイヤのグルービング方法は、
基準プログラムによりタイヤをグルービングする
方法であつて、 (a) タイヤの横振れ検出ステツプと、 (b) タイヤのセンターずれ検出ステツプと、 (c) 前記横振れ検出値およびセンターずれ検出値
に基づいてカツタのグルービング位置を補正す
るステツプ とが設けられていることを特徴としている。
また本発明のタイヤのグルービング方法は基準
プログラムによりタイヤをグルービングする方法
であつて、 (a) タイヤのセンターずれ検出ステツプと、 (c) 前記センターずれ検出値に基づいてカツタの
グルービング位置を補正するステツプ とが設けられていることを特徴としている。
前記カツタのグルービング位置の補正は、基準
プログラムとは別個に設けられた補正プログラム
によりなされるのが好ましい。
本発明のタイヤのグルービング装置は、基準量
移動機構部および移動量補正機構部を有し、カツ
タをタイヤ支持軸に対して少なくとも平行に移動
させる水平移動台と、基準量移動機構部を有し、
カツタを上下方向に移動させる昇降台と、タイヤ
の横振れを検出する検出手段およびタイヤのセン
ターずれを検出する検出手段またはセンターずれ
のみを検出する手段と、前記各移動部を制御する
手段を有しているので、前記水平移動台と前記昇
降台を基準移動量で制御するとともに、前記検出
手段の検出値に応じた補正移動量を前記基準移動
量に追従させて、カツタを最適位置に制御でき
る。
また本発明のタイヤのグルービング方法によれ
ば、水平移動台および昇降台を基準プログラムに
よつて基準移動量が制御されるとともに、タイヤ
の横振れおよびセンターずれまたはセンターずれ
のみを検出して、この検出値に応じた横振れおよ
びセンターずれまたはセンターずれのみの補正移
動量を前記基準移動量に追従させて、カツタを最
適位置に制御できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本発明のタイヤのグルービング装
置の一実施例の側面図および正面図、第3図は第
1〜2図に示すタイヤのグルービング装置の主機
能ブロツク図、第4図は第1〜2図に示すタイヤ
のグルービング装置の主要部の電気的構成を示す
ブロツク図、第5図はあらかじめ測定された横振
れおよびセンターずれデータに基づいてグルービ
ング加工を行なうばあいのフローチヤート、第6
図および第7図はそれぞれ第5図のタイヤの横振
れ検出・タイヤトレツド面のセンターずれ検出部
およびグルービング加工部の詳細フローチヤート
であつて、センターずれ検出箇所が1箇所のばあ
いの一実施例のフローチヤート、第8図および第
9図は、第5図のタイヤの横振れ検出・トレツド
面のセンターずれ検出部およびグルービング加工
部の詳細のフローチヤートであつてセンターずれ
検出箇所が1箇所のばあいの他の実施例のフロー
チヤート、第10図および第11図は第5図のタ
イヤの横振れ検出・トレツド面のセンターずれ検
出部およびグルービング加工部の詳細フローチヤ
ートであつてセンターずれ検出箇所が複数のばあ
いの一実施例のフローチヤート、第12図はタイ
ヤの横振れを検出しながらグルービングを行なう
ばあいのフローチヤート、第13図および第14
図はそれぞれ第12図のタイヤトレツド面のセン
ターずれ検出部および横振れ検出・グルービング
加工部の詳細フローチヤート、第15図はセンタ
ーずれデータのみに基づいてグルービング加工を
行なうばあいのフローチヤート、第16図および
第17図はそれぞれ第15図のタイヤトレツド面
のセンターずれ検出部およびグルービング加工部
の詳細フローチヤート、第18図はセンターずれ
検出方法の一実施例の説明図、第19図はタイヤ
の横振れとトレツドのセンターずれを示す説明
図、第20図はカツタの補正移動量を示すグラ
フ、第21図は水平移動台駆動装置の構造説明
図、第22図はセンターずれ検出器移動装置の概
略図、第23〜31図はセンターずれ検出方法の
例を示す説明図、第32図は従来のグルービング
装置の概略図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
るが、本発明は、かかる実施例のみに限定される
ものではない。
第1図および第2図に示すグルービング装置に
おいて、1はベツド、2はベツド1上に設けたタ
イヤ支持装置で、タイヤ支持軸21にタイヤ3を
装着してモータ22で第1図の矢印C方向に回転
させる。4は基台で、ベツド1上のレール上をガ
イドバーに沿つて図示しないモータによりタイヤ
支持軸21の軸心と直角なX軸方向に移動できる
ようにしてある。なお、基台4はタイヤ支持軸2
1との間隔を所定値にしておけば移動させなくて
もよい。
5は前記基台4上をレール42に沿つてタイヤ
支持軸21と平行なY軸方向に移動する水平移動
台、6は水平移動台駆動装置で第21図に示すよ
うに基準量移動機構部と移動量補正機構部とから
なる。
7は水平移動台5上でガイド軸74に沿つてベ
ツド1に対して垂直なZ軸方向に昇降台駆動装置
71により移動する昇降台である。
81は回動アームで、昇降台7からX軸方向に
突出させたアーム支持軸8に取り付けられ、昇降
台7の図示しないモータによりアーム支持軸8の
軸心線82を中心に第2図の矢印A方向に回動さ
れる。
9は回動アーム81から前記軸心線82に向か
つて垂直方向に取り付けたカツタ支持装置で、回
動アーム81に支持した支柱91にカツタ支持枠
92を設け、絶縁体93を介して取り付けたカツ
タホルダ94にカツタ10の切削位置Pが前記軸
心線82上に一致するように着脱可能に取り付け
ており、図示しない給電装置によつてカツタ10
を加熱するようにしてある。11はカツタ支持装
置9を矢印B方向に回動させカツタの向きを変え
るモータ、12はカツタ10の切削位置Pを軸心
線82に合わせるためカツタ支持装置9を単独に
上下動させるアクチユエータである。
なお、アクチユエータ12に代えて、支柱91
にカツタ支持装置9を取り付ける位置を調整し、
カツタ10の切削位置Pを軸心線82上に一致さ
せるようにしてもよい。
13はセンターずれ検出器で、たとえば光学式
反射形変位センターからなり、駆動装置84によ
りスキヤン軸803に沿つて矢印Dのようにスキ
ヤンする(第18図参照)。このセンターずれ検
出器13をタイヤトレツド面のセンター位置に固
定してタイヤの縦振れを検出してカツタの切削位
置を補正すれば、縦振れ検出器として兼用するこ
とができる。
14はタイヤ側面のバトレスに所定距離mで対
向させタイヤの横振れを検出する横振れ検出器
で、たとえばタイヤ支持装置2に取り付けた保持
装置141によりタイヤ径に応じて位置を調整す
るようにした光学式反射形変位センサーなどであ
り、その検出値を図示しない制御装置に入力させ
て水平移動台駆動装置6の移動量補正機構部を駆
動させる。
つぎにこのように構成されたタイヤのグルービ
ング装置によるグルービング加工について第3〜
4図に示すブロツク図および第5〜17図に示す
フローチヤートに基づいて説明する。
第3〜4図に示すように本発明のタイヤのグル
ービング装置は、センターずれ検出手段と、カツ
タ加熱装置と、カツタ支持装置と、タイヤ支持装
置と、回動装置と、昇降台基準移動機構部と、水
平移動台基準量移動機構部と、横振れ検出手段
と、水平移動台移動量補正機構部と、センターず
れ検出手段移動機構部と、制御手段とからなつて
いる。前記制御手段は第4図に示すように基準動
作操作部と補正動作操作部とからなつている。前
記基準動作操作部および補正動作操作部はそれぞ
れ演算処理装置CPUとメモリとからなつている。
基準動作操作部は入出力インターフエースを介し
てカツタ加熱装置、タイヤ支持装置2、カツタ支
持装置9、回動装置、昇降台基準量移動機構部お
よび水平移動台基準量移動機構部と接続されてい
る。補正動作操作部は入出力インターフエースを
介してセンターずれ検出手段、横振れ検出手段、
水平移動台移動量補正機構部およびセンターずれ
検出手段移動機構部と接続されている。また基準
動作操作部と補正動作操作部とはインターフエー
スを介して相互に接続されている。
前記基準動作操作部のメモリはタイヤの振れが
ないばあいにおけるカツタ10の動作制御プログ
ラム、タイヤの回転制御プログラムおよび補正動
作操作部制御プログラムなどグルービング加工を
行なうに必要なプログラムが記憶されている。前
記補正動作操作部のメモリにはセンターずれ検出
手段制御プログラム、横振れ検出手段制御プログ
ラム、水平移動台移動量補正機構部制御プログラ
ム、センターずれ検出手段移動機構部制御プログ
ラムなど補正動作を行なうに必要なプログラムが
記憶されている。
このように構成されたタイヤのグルービング装
置によるグルービング方法について第5〜17図
に基づいて説明する。
第5図はあらかじめ測定された横振れおよびセ
ンターずれデータに基づいてグルービング加工を
行なうばあいのフローチヤートである。
タイヤ側面に原点マークを設け、タイヤトレ
ツド面に検出マークを設ける。前記原点マーク
はいずれか所定のウエヤインジケータに一致す
る位置を設けるのが好ましい。また前記マーキ
ングに代えて、ウエヤインジケータそのものを
原点マークとしてもよい。検出マークはたとえ
ば幅1mm、高さ1mm、長さ1mmの小さな突起と
しタイヤの加硫時に金型に設けた凹部により形
成される。この検出マークの大きさは、センタ
ーずれ検出器13で検出できる大きさであれば
とくに制限はないが、あまり小さくすると検出
が困難となる。検出できる最小寸法はたとえば
幅0.5mm、高さ0.5mm、長さ0.5mmである。検出マ
ークを設ける位置および個数は加工方法に応じ
て適宜選択される。
電源をオンするとともに、各駆動機構(装
置)の原点設定を行なう。
タイヤ支持軸21に前記工程によりマーキン
グされたパターン溝を加工すべきタイヤ3を取
付け、横振れ検出器14をタイヤバトレス側面
に向けて設置させかつセンターずれ検出器13
をタイヤトレツド面に向けて設置させる。
タイヤ原点に位置合わせを行なう。すなわ
ち、タイヤ側面に設けた前記原点マークを横振
れ検出器14の位置に一致させる。
タイヤの横振れ検出およびタイヤトレツド面
のセンターずれ検出操作がなされる。この部分
の詳細フローチヤートの例が第6図、第8図お
よび第10図に示されている。
前記横振れおよびセンターずれデータに基づ
いてカツタの移動量を補正しながらグルービン
グ加工がなされる。この部分の詳細フローチヤ
ートの例が第7図、第9図および第11図に示
されている。
所定条数が加工されたか否か判別され所定条
数が加工されたことが確認されれば次工程に進
み、そうでないばあいはタイヤの横振れ検出お
よびタイヤトレツド面のセンターずれ検出工程
までもどる。
所定条数が加工されたならば、各駆動機構
(装置)が原点に復帰する。
加工済みのタイヤ3がタイヤ支持軸21より
取外される。
電源がオフされグルービング加工が終了す
る。
第6図および第7図はそれぞれ第5図のタイヤ
横振れ検出・タイヤトレツド面のセンターずれ検
出部およびグルービング加工部の詳細のフローチ
ヤートであつて、センターずれ検出箇所が1箇所
のばあいの一実施例のフローチヤートである。
(S1) タイヤトレツドの側面に設けられた原点マ
ークが横振れ検出器14の位置にあるかの確認
がなされる。
(S2) 制御手段によりタイヤ支持軸21に取付け
られたモータ22が駆動され、タイヤ3が第1
図の矢印C方向に低速回転させられる。
(S3) 横振れ検出器14によりタイヤの横振れが
検出される。
(S4) 前記工程により検出された横振れデータは
補正動作操作部のメモリに格納される。
(S5) タイヤの側面に設けた原点マークが検出さ
れるまでタイヤの横振れ検出がなされる。
(S6) 前記原点マークが検出されたばあいタイヤ
回転が停止される。
(S7) トレツド面に設けた検出マークがセンター
ずれ検出器の検出位置に設定される。
(S8) センターずれ検出器移動機構部が制御手段
により駆動されたセンターずれ検出器13がス
キヤンを行なう。
(S9) タイヤトレツド面に設けた検出マークが検
出器13により検出される。
(S10) センターずれ検出器13により計測され
た検出マーク位置が補正動作操作部のメモリに
格納される。
(S11) スキヤンが終了するとセンターずれ検出
器13は制御手段により原点位置に復帰させら
れる。
第18図は前記(S1)〜(S11)の工程につい
ての説明図である。第18図において、31はタ
イヤトレツド面、32A,32Bはタイヤトレツ
ド面に設けられた検出マーク、84はセンターず
れ検出器移動機構部(移動装置)、PCは理論上の
トレツドセンター、TCは実際のタイヤトレツド
センター、xはセンターずれ量を示す。第18図
におてセンターずれ検出器13は矢印D方向にス
キヤンさせられる。
前記工程により横振れデータおよびセンターず
れデータが計測されるとグルービング加工がなさ
れる。グルービング加工の詳細フローチヤート
中、基準動作に関する部分はいずれのフローチヤ
ートにおいても同一であるため、第7図に記載の
ものについて説明し、他の図(第9,11,1
4,17図)のフローチヤートにおいてはその部
分の説明は省略する。
(G1) 基準動作操作部の基準プログラムにより以
下の処理がなされる。
(i) 水平移動台量基準移動機構部が駆動されカ
ツタ10がタイヤ理論上のセンターに設定さ
れる。
(ii) 水平移動台基準量移動機構部が再度駆動さ
れ、理論上のグルービング位置までカツタ1
0が移動される。
(iii) カツタ支持装置9のモータ11が駆動され
カツタ方向が設定される。
(iv) タイヤ支持装置2のモータ22が駆動され
タイヤ3が第11図の矢印C方向に低速回転
される。
(v) カツタ加熱装置に通電がなされカツタ10
が加熱される。
(vi) 昇降台基準量移動機構部および必要応じて
カツタ支持装置9のアクチユエータ12が駆
動されカツタ10が所定量下降され、所定深
さの切り込みがなされる。
(vii) 所定のグルービング・パターンに応じてカ
ツタ10の方向転換、水平移動などがなされ
て、所定のグルービングが終了すると切り上
げがなされる。
(viii) カツタ10の加熱が停止される。
(ix) カツタ10が上昇させられカツタ10がト
レツド表面から離れる。
(x) タイヤの回転が停止される。
(G2) 前記基準加工動作と併行して基準動作操作
部の指令により制御されている補正動作操作部
により以下の処理がなされる。
(i) 補正動作操作部のメモリから横振れデータ
およびセンターずれデータが呼出される。
(ii) 補正動作操作部のCPUにおいて横振れデ
ータがセンターずれデータにより補正され、
カツタの補正移動量が算出される。第7図に
示す例ではセンターずれ検出が1箇所でしか
なされていないので、横振れデータはセンタ
ーずれデータにより一律に補正される。第1
9図は横振れ量yとセンターずれ量xの関係
の説明図であり、第20図はカツタの補正移
動量を示すグラフである。第20図に示すグ
ラフは式(): LRO1==LRO0+x−y () (式中、 LRO0:横振れデータで補正したカツタの移動
量 LRO1:横振れおよびセンターずれデータで補
正したカツタの移動量 x:センターずれ量 y:横振れ量 である) 式()を第19図に示す例について適用
すると以下のようになる。
LRO1=LRO0+(−|x|)−(+|y|) (iii) 前記により算出された補正移動量に応じて
カツタが補正移動される。
(iv) 前記補正移動により所定量の補正移動がな
されると補正動作は終了し、所定量に達しな
いばあいは所定量に達するまで補正動作が行
なわれる。
第8〜9図に示す例は、第6〜7図に示す例と
とほぼ同様であるが、第6〜7図に示す例ではグ
ルービング加工時にカツタの補正移動量を算出し
ていたが、第8〜9図に示す例ではカツタの補正
移動量をタイヤの横振れおよびトレツド面のセン
ターずれ検出時に算出している点が異なつている
のみである。したがつて、フローの詳細な説明は
省略する。
第10〜11図に示す例は、第6〜7図に示す
例とほぼ同様であるが、第6〜7図に示す例では
センターずれ検出が1箇所でしかなされていない
のに対し、第10〜11図で示す例においては複
数箇所でなされている点が異なつている。センタ
ーずれ検出箇所は作業性および経済性を考慮して
2〜360箇所程度設けるのが好ましい。
以下、第10〜11図のフローチヤートで異な
つている点について説明する。
(S21) 最初のセンターずれ計測が終ると、タイ
ヤが所定ピツチ回転され第2番目のセンターず
れが計測される。
(S22) センターずれ計測は検出マークが設けら
れている箇所数だけ繰り返され、それが終了す
るとグルービング加工工程に移る。
(G3) グルービング加工工程においては、つぎの
ようにしてカツタの移動量の補正が行なわれ
る。
(i) メモリから横振れデータおよびセンターず
れデータが呼出され横振れデータでセンター
ずれデータが補正される。この補正に使用さ
れるセンターずれ量xは式(): x=θ−θo/θo+1−θo×(xo+1−xo)+Xo () 式中、 xo、xo+1:n、n+1番目のセンターずれ量計
測値 θo、θo+1:n、n+1番目の回転角 θ:求める位置の回転角 x:回転角θの位置のセンターずれ量で
ある) (ii) 前記センターずれ量xを用いて式()に
よりカツタ補正移動量が算出される。
(iii) 前記補正移動量に基づきカツタの補正移動
が行なわれる。
第12図はタイヤの横振れを検出しながらグル
ービング加工を行うばあいのフローチヤートであ
る。第5図に示すフローチヤートとは、タイヤ横
振れ検出工程がグルービング加工部へ移動された
点を除けば同一である。第13図は第12図のタ
イヤトレツド面のセンターずれ検出部の詳細フロ
ーチヤートである。第13図のフローチヤートは
第6図のフローチヤートから横振れ検出部のフロ
ーを除いたものと同一であるので、その詳細な説
明は省略する。
第14図は第12図の横振れ検出・グルービン
グ加工部のフローチヤートである。第14図のフ
ローチヤートは、補正動作操作部のメモリに格納
されているセンターずれデータによりあらかじめ
横振れ原点位置を補正しておいて横振れ検出を行
ない、その横振れ測定値に基づいてカツタ10の
補正移動量を算出している点が第7図フローチヤ
ートと異なつているほかは、第7図のフローチヤ
ートと同一であるので、その詳細な説明は省略す
る。
第15図はタイヤの横振れ検出をせずセンター
ずれ計測のみによりカツタの補正移動を行なうば
あいのフローチヤートである。第15図は第5図
よりタイヤの横振れ検出部を除いたものと同一で
あるので、その詳細な説明は省略する。
第16図はトレツド面のセンターずれ検出部の
詳細フローチヤートである。第16図は第10図
から横振れ検出部のフローを除いたものと同一で
あるので、その詳細な説明は省略する。
第17図は第15図のグルービング加工部の詳
細フローチヤートである。たとえば、トレツド面
に検出マークをタイヤ周上に等ピツチで360箇所
設け、しかも検出マーク間のセンターずれ量を式
()により線形近似すれば、実質上問題のない
正確さでトレツドセンターTCの位置を把握する
ことができる。そのためこのようにセンターずれ
検出箇所を多くとつたばあいタイヤの横振れ検出
が不要となる。ここでは検出マークをタイヤ周上
に等ピツチで360箇所設けたばあいについて説明
したが、検出マークの設定箇所数は前記に限定さ
れるものではなく、測定精度および作業性等を考
慮して適宜設定されうるが、少なくとも2箇所以
上設ければ実用上問題を生じない。
第21図は水平移動台駆動装置6の一実施例の
構成図である。第21図に示す実施例では、基準
量移動機構部は、基台4上に設置された一対のレ
ール42上にまたがつて摺動自在に配設されてい
る枠部材51に、ベアリングを介して回動自在に
保持されている従動ギヤ68を有するめねじ体6
5と、前記めねじ体65に螺合しているボールネ
ジ軸62と前記ボールネジ軸62の一端で結合し
ている駆動モータ61と、前記ボールネジ軸62
の他端を支持する基台4上に設けられた支持軸受
609とからなつている。
駆動モータ61が基準プログラムによつて駆動
されるとボールネジ軸62が回転し、それに伴い
水平移動台5が所定量Y軸方向に移動する。
また移動量補正機構部は、枠部材51にベアリ
ングを介して回動自在に保持された駆動ギヤ67
を有する軸方向に複数のスプライン溝が形成され
た支持ボス66と、前記支持ボスと摺動自在に噛
合しているスプライン軸64と、前記スプライン
軸64の一端で結合している補正モータ63と、
前記スプライン軸64の他端を支持する基台4上
に設けられた支持軸受610とからなつている。
ここで、前記駆動ギヤ67は従動ギヤ68と噛合
している。
この状態で補正モータ63が補正プログラムに
より駆動されると、スプライン軸64が回転し駆
動ギヤ67を回転させる。駆動ギヤ67の回転に
伴い従動ギヤ68が回転し、それにより水平移動
台5が所定量補正移動させられる。スプライン軸
64は支持ボス66と摺動自在に噛合しているの
で、水平移動台5の基準プログラムによる移動を
妨げない。
第22図はセンターずれ検出器移動装置84の
一実施例の概略図である。第22図に示す実施例
では、センターずれ検出器移動装置84は、回動
アーム81の略中央下面に突設されたブラケツト
部材83の先端に固着されたコの字形枠部材80
1と、前記枠部材801の側片に配置されたモー
タ802と、前記モータ802の駆動軸と結合さ
れ、コの字形枠部材801の内部に延伸されてい
るボールネジなどからなるスキヤン軸803と、
前記スキヤン軸803の端部を回動可能に支持す
る他方の側片内面に配設された軸受部材804
と、前記スキヤン軸803と螺合しているめねじ
体805と、前記めねじ体の共回りを防止するた
めに前記側片間に配設されているガイド軸806
とからなつている。前記めねじ体805にはセン
ターずれ検出器13が取付けられている。モータ
802が駆動されるとめねじ体805が矢印D方
向にスキヤンする。
つぎにセンターずれ検出のための検出マークの
具体例について図面を参照しながら説明する。検
出マーク32は、たとえば1mm程度の小さな突起
として周方向に適当な長さで設けられており、タ
イヤの加硫時に金型に設けた凹部で加硫成形され
る。この検出マーク32はセンターずれ検出器1
3で検出できるものであればよく、該凹部は任意
の形状たとえば凹溝などでもよいが、あまり小さ
く、たとえば0.5mm×0.5mm程度以下にすると検出
が困難になる。また、適宜の長さで1箇所、また
は数箇所に断続して全周または一部に設け、ある
いは周方向に連続して一連に設けるようにしても
よく、1箇所または数箇所のときは検出時にタイ
ヤの回転位置に合わせるが、全周に一連のものと
しておけば位置合わせをしなくてもよい。なお、
検出マーク32は必ずしもトレツドセンターTC
の両側に設ける必要はなく、片側だけに設け、あ
るいは一定の距離aを0(ゼロ)としトレツドセ
ンターTCの位置に1個設けることもできる。
第23図の検出方法においては、検出マーク3
2AがトレツドセンターTCからそれぞれ一定の
距離aで両側に設けられているため、スキヤンス
タート点STからトレツドセンターPCまでの移動
距離bと、さらにトレツドセンターPCを越えて
検出マーク32Bまでの移動距離dを計誰測し、
式: x=b−(d−a) により、センターずれ量xを算出することができ
る。
第24図に示すずれ検出方法では、スキヤンス
タート点STから基準プログラムによるトレツド
センターPCまでの移動中に、検出マーク32A
を検出してから前記トレツドセンターPCまでの
移動距離eを計測し、式: x=e−a でセンターずれ量xを算出するようにしてある。
また、第25図は、基準プログラムで設定され
たトレツドセンターPCを越えた側の検出マーク
32Bを用い、前記トレツドセンターPCを越え
て検出マーク32Bまでの移動距離fを計測し、
一定距離aとの差 x=a−f でセンターずれ量xを算出する。
第26図および第27図は、適宜の一定距離で
検出マークを設け、その値が不明な場合でも検出
できる方法の例を示しており、第26図はスキヤ
ンスタート点STから基準プログラムによるトレ
ツドセンターPCまでの移動距離bと各検出マー
ク32A,32Bまでの移動距離c,dを計測
し、式: x=b−c−d−c/2 によりセンターずれ量xを算出し、第27図では
スキヤンスタート点ST側の検出マークから基準
プログラムで設定されたトレツドセンターPCま
での移動距離eと、トレツドセンターPCから他
方の検出マーク32Bまでの移動距離fを計測
し、式: x=(e−f)/2 でセンターずれ量xを算出する。
第28図は、一定距離aが0で検出マーク32
をタイヤのトレツドセンターTCの位置に1個設
けた場合の検出方法を示すもので、スキヤンスタ
ート点STから検出マーク32までの移動距離c
と基準プログラムによるトレツドセンターPCま
での移動距離bを計測し、その差 x=b−c をセンターずれ量xとして算出する。
第29図と第30図および第31図は、センタ
ーずれ検出器13をあらかじめ基準プログラムで
設定されたトレツドセンターPCの位置から左右
にスキヤンさせるばあいの検出方法の例を示すも
ので、第29図は検出マーク32A,32Bがタ
イヤのトレツドセンターTCから一定の距離aで
両側に設けられているばあいで、スキヤンにより
スキヤンスタート点STから検出マーク32A,
32Bまでの移動距離cまたはfと前記一定距離
aとの差 x=c−aまたはx=f−a によつてセンターずれ量xを算出する。
第30図は、一定距離aの値が不明のばあいで
も算出できる方法で、センターずれ検出器13を
スキヤンスタート点STであるトレツドセンター
PC位置から両側へスキヤンさせ、それぞれの検
出マーク32A,32Bまでの移動距離c,fを
計測し、その差の半分 x=(c−f)/2 がタイヤのセンターずれ量xになる。
また第31図は、一定距離aが0で、検出マー
ク32がタイヤのトレツドセンターTCの位置に
1個設けられている場合で、このばあいはスキヤ
ンスタート点STから検出マーク32までの検出
距離cだけセンターがずれていることになる。
産業上の利用可能性 このように、本発明はカツタをタイヤ支持軸に
対して平行に移動させる水平移動台と、上下方向
に移動させる昇降台と、タイヤの横振れを検出す
る検出器およびタイヤのセンターずれ検出器をそ
なえまたはセンターずれ検出器のみをそなえ、さ
らに、タイヤトレツド面に設けた検出マークを、
タイヤ支持軸に平行に横行する支持台に取り付け
られたタイヤ支持軸の軸方向にスキヤンするセン
ターずれ検出器で前記検出マークを検出し、スキ
ヤンスタート点から基準プログラムで設定された
トレツドセンターPCまでの移動距離と、スキヤ
ンスタート点から検出マークまでの移動距離また
は検出マークから前記トレツドセンターPCまで
の移動距離を計測して、これらのデータからセン
ターずれ量xを算出するようにしてあるので、た
とえ加硫時のタイヤの左右の寸法差や内圧による
変形、またはリムとの嵌合不良などがあつても、
それぞれのタイヤごとにタイヤのトレツドセンタ
ーとカツタ支持装置とのずれを簡単確実に計測で
き、前記水平移動台と昇降台を基準移動量で制御
するとともに、前記横振れ検出器の検出値をセン
ターずれ検出器の検出値により補正しその補正さ
れた補正移動量に応じて水平移動台移動量補正機
構部を駆動して前記基準移動量によつて設定され
たカツタの位置を補正するようにしてあるので、
タイヤに横振れ、および加硫時のタイヤの左右の
寸法差や内圧による変形やリムとの嵌合不良によ
つてセンターずれが生じても、製品タイヤそれぞ
れのトレツド中心に対する溝位置を所定位置にす
ることができ、しかも基準移動量は基準プログラ
ムにより常に設定された値で制御し、横振れおよ
びセンターずれ検出値による補正移動量を別個の
補正プログラムによつて追従補正すればよいた
め、プログラムの構成が簡単となり装置を小形化
できるとともに、均一なグルービングを行なうこ
とができるという効果を奏する。
なお、検出マークをトレツドセンターの両側に
設けたばあいは、両側の検出マークによりそれぞ
れにセンターずれを検出し、異なる絶対値がえら
れるばあいは、検出マークを加硫成形後タイヤの
膨潤変形などによるトレツドセンターに対する検
出マークの位置が変化したものと考えられ、平均
値を求めるなどにより検出精度を向上させること
ができ、スキヤンスタート点を基準プログラムで
設定されたトレツドセンター位置に合わせること
により計算を簡単にすることができる。
また、トレツド面に設ける検出マークは小さな
ものでよいので製品の特性に影響を与えることが
なく、さらにセンターずれ検出器はタイヤの径方
向の縦振れを検出する検出器として兼用すること
ができる利点がある。
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