JPH0541430B2 - - Google Patents

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JPH0541430B2
JPH0541430B2 JP63319255A JP31925588A JPH0541430B2 JP H0541430 B2 JPH0541430 B2 JP H0541430B2 JP 63319255 A JP63319255 A JP 63319255A JP 31925588 A JP31925588 A JP 31925588A JP H0541430 B2 JPH0541430 B2 JP H0541430B2
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JP
Japan
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tire
cutter
correction
grooving
amount
Prior art date
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JP63319255A
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Hiroshi Kinuhata
Masao Takami
Eiji Shibata
Tadahiko Tamura
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はタイヤのグルービング装置およびグル
ービング方法に関する。さらに詳しくは、タイヤ
の縦振れおよび横振れを検知し、それに応じてカ
ツタの切削位置を補正できるタイヤのグルービン
グ装置およびグルービング方法に関する。
[従来の技術] 従来、試作用や少量生産のタイヤのグルービン
グ、すなわち、加硫ずみのパターン模様のないプ
レーンタイヤにトレツドパターン溝を彫る作業
は、通常、ハンドカツタを用いて手作業で行なわ
れており、作業に熟練と長時間を要している。
本出願人はかかる従来技術の問題点に鑑み、す
でに支持台に取付けられたカツタ支持装置と、タ
イヤ支持軸とが相対的に、タイヤ支持軸と平行な
横方向および垂直方向に移動するようにし、前記
支持台にアーム支持軸を突設し、この軸に取付け
た回動アームに、回動軸心に対して直角にカツタ
ホルダを回転可能に取付け、このカツタホルダの
先端部にカツタを取付け、カツタの切削位置が前
記アーム支持軸の軸心上に合致するように構成し
たことを主たる構成としたタイヤのグルービング
装置を提案している(特開昭63−54240および特
開昭61−177232号公報)。
ここでカツタの切削位置とは、カツタホルダ下
端から或る距離(M)(零を含む)にあるカツタ
の特異位置をいう(第1図参照)。
前記グルービング装置によるプレーンタイヤへ
のトレツドパターン溝形成は、カツタの切削位置
を前記グルービング装置に設置されたプレーンタ
イヤの切線(トレツドの加工基準点)に設定して
行なつている。
このように前記グルービング装置では、カツタ
の切削位置が常に回動アーム支持軸の軸心上、さ
らにはプレーンタイヤの切線上に保持されている
ので、支持台および回動アームの移動量の算出が
簡単で、コンピユータプログラムの作成も容易で
しかも正確にグルービングがなされている。
しかし、一般にタイヤ自体が真円でなく、また
トレツド面の傾きやタイヤ支持の偏りなどによ
り、タイヤ支持軸中心からのトレツド面に径方向
の縦振れを生じ、あるいは、タイヤ自体の歪みや
タイヤ支持の偏りなどによりタイヤ側面に幅方向
の横振れを生じると、このタイヤを回転させなが
ら設定されプログラムにより所定のトレツドパタ
ーン形状に沿つて移動量を制御するようにしたカ
ツタでグルービングを行なつても、同一サイズ、
同一仕様のタイヤにおいて溝の深さや溝幅あるい
はトレツド中心に対する溝の位置がタイヤごとに
異なり、また一本のタイヤに複数の溝をグルービ
ングしたばあいに、トレツド中心(タイヤ赤道)
の左右で相互に一定であるべき各溝の深さや溝幅
および溝位置などがそれぞれ異なつて、製品が不
安定になり、強度が低下するなどの品質上の問題
があつた。
このため、たとえば特開昭62−74635号公報に
示されているように、トレツド面の形状を検出す
る非接触式の検出手段を設け、この検出結果にも
とづいてカツタの位置を制御し、タイヤから切除
するゴム量を一定にするものが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このようなタイヤのグルービン
グ装置では、グルービング形状の検出手段を設け
るために大掛かりなフレームをそなえる必要があ
り、また切り込み時のカツタの深さ方向位置だけ
を一定にしているため、周方向に一周する溝の全
周にわたつて溝深さを一定に保持できないこと
と、切除するゴム量を一定にするため、画像検出
器を用いて検出器の視野内に占めるタイヤの面積
からカツタの切除時における位置を計算によつて
求めており、切除するゴム量を一定にするように
して、すでに別の溝が形成されているばあいや、
タイヤ赤道面の左右で半径の変化が異なつている
ばあいには、その面積から計算で求めることは非
常に困難であるだけでなく、タイヤの横方向の振
れに対してカツタを移動することができず、タイ
ヤの縦振れ、横振れに追従して溝深さ、溝位置を
一定にすることができないなどの問題点がある。
本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされた
ものであつて、タイヤに縦振れおよび(または)
横振れがあつても所望のグルービング加工が行な
えるタイヤのグルービング装置およびグルービン
グ方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明のタイヤのグルービング装置は、 (a) タイヤを回転可能に支持するタイヤ支持装置
と、 (b) 回動自在なカツタ支持装置と、 (c) 前記カツタ支持装置を一方の先端で保持する
回動アームと、 (d) 前記回動アームを回動自在に保持するアーム
支持軸、基準量移動機構部および補正量移動機
構部を有する昇降自在な昇降台と、 (e) 前記昇降台を保持するとともに少なくとも前
記タイヤ支持装置のタイヤ支持軸と平行な横方
向に移動可能ならしめる基準量移動機構部およ
び補正量移動機構部を有する水平移動台と、 (f) タイヤの縦振れ検出手段と、 (g) タイヤの横振れ検出手段と、 (h) 制御手段 とからなり該制御手段が、カツタを理論上のカツ
タ切削位置に設定する基準動作操作部と、前記タ
イヤの縦振れ検出手段および前記タイヤの横振れ
検出手段とからの信号によりカツタの補正移動量
を算出するとともに、前記補正移動量算出値に基
づいて前記昇降台および前記水平移動台の各々に
設けられた補正量移動機構部を作動させる補正動
作操作部とからなることを特徴としている。
また本発明のタイヤのグルービング方法は、基
準プログラムによりタイヤをグルービングする方
法であつて、 (a) タイヤの縦振れ検出ステツプと、 (b) 前記縦振れ検出値に基づいてカツタの昇降量
を補正するステツプと、 (c) タイヤの横振れ検出ステツプと (d) 前記横振れ検出値に基づいてカツタのグルー
ビング位置を補正するステツプ とが設けられており、前記(a)ステツプと前記(b)ス
テツプとの組合せおよび前記(c)ステツプと前記(d)
ステツプとの組合せがそれぞれ単独にまたは重畳
して用いられることを特徴としている。
前記カツタの昇降量およびグルービング位置の
補正は、基準プログラムとは別個に設けられた補
正プログラムによりなされるのが好ましい。
[作用] 本発明のタイヤのグルービング装置は、基準量
移動機構部および補正量移動機構部を有するカツ
タをタイヤ支持軸に対して平行に移動させる水平
移動台と、基準量移動機構部および補正量移動機
構部を有するカツタを上下方向に移動させる昇降
台と、タイヤの横振れおよび縦振れを検出する検
出手段と、前記各移動部を制御する手段を有して
いるので、前記水平移動台と前記昇降台を基準移
動量で制御するとともに、前記検出手段の検出値
に応じた補正移動量を前記基準移動量に追従させ
て、カツタを最適位置に制御できる。
また本発明のタイヤのグルービング方法によれ
ば、水平移動台および昇降台を基準プログラムに
よつて基準移動量が制御されるとともに、タイヤ
の横振れおよび(または)縦振れを検出してこの
検出値に応じた横振れもしくは縦振れ補正移動量
または横振れおよび縦振れが重畳された補正移動
量を前記基準移動量に追従させて、カツタを最適
位置に制御できる。
[実施例] 以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
るが、本発明は何もかかる実施例のみに限定され
るものではない。
第1図および第2図は本発明のタイヤのグルー
ビング装置の一実施例の側面図および正面図であ
る。第3図は第1〜2図に示すタイヤのグルービ
ング装置の主機能ブロツク図、第4図第1〜2図
に示すタイヤのグルービング装置の主要部の電気
的構成を示すブロツク図、第5図はグルービング
操作を示すフローチヤート、第6図は第5図のグ
ルービング加工部の詳細フローチヤートである。
第1図および第2図に示すグルービング装置に
おいて、1はベツド、2はベツド1上に設けたタ
イヤ支持装置で、タイヤ支持軸21にタイヤ3を
装着してモータ22で回転させる。4は基台で、
ベツド1上のレール41をガイドバー42に沿つ
て図示しないモータによりタイヤ支持台2の軸心
と直角なX軸方向に移動できるようにしてある。
なお、基台4はタイヤ支持台との間隔を所定値に
しておけば移動させなくてもよい。
5は前記基台4上をレール41に沿つてタイヤ
支持軸と平行なY軸方向に移動する水平移動台、
6は水平移動台駆動装置で第9図に示すように基
準量移動機構部と補正量移動機構部とからなる。
7は水平移動台5上でガイド軸52に沿つてベ
ツド1に対して垂直なZ軸方向に移動する昇降
台、8は昇降台駆動装置で第10図に示すよう基
準量移動機構部と補正量移動機構部とからなる。
71は回動アームで、昇降台7からX軸方向に
突出させたアーム支持軸72に取り付けられ、昇
降台7の図示しないモータによりアーム支持軸7
2の軸心線73を中心に第2図の矢印A方向に回
動される。
9は回動アーム71から前記軸心線73に向か
つて垂直方向に取り付けたカツタ支持装置で、回
動アーム71に支持した支柱91にカツタ支持枠
92を設け、絶縁体93を介して取り付けたカツ
タホルダ94にカツタ10の切削位置Pが前記軸
心線73上に一致するように着脱可能に取り付け
ており、図示しない給電装置によつてカツタ10
を加熱するようにしてある。11はカツタ支持装
置9を矢印C方向に回動させカツタの向きを変え
るモータ、12はカツタ10の切削位置Pを軸心
線73に合わせるためカツタ支持装置9を単独に
上下動させるアクチエータである。
なお、アクチエータ12に代えて、支柱91に
カツタ支持装置9を取り付ける位置を調整し、カ
ツタ10の切削位置Pを軸心線73上に一致させ
るようにしてもよい。
13はタイヤ側面のバトレスに所定距離mで対
向させタイヤの横振れを検出する横振れ検出器
で、たとえばタイヤ支持装置2に取り付けた保持
装置131によりタイヤ径に応じて位置を調整す
るようにした光学式反射型変位センサーなどであ
り、その検出値を図示しない制御装置に入力させ
て水平移動台駆動装置6の補正量移動機構部を駆
動させる。
14はタイヤ3のトレツド面の径方向偏位を検
出する縦振れ検出器で、たとえば回動アーム71
あるいはタイヤ支持枠92に取り付けた光学式反
射型変位センサーで、タイヤトレツド面に向けて
タイヤ中心の方向に投光するようにしてある。縦
振れ検出器14の検出値は図示しない制御装置に
与えられ、昇降台駆動装置8の補正量移動機構部
を駆動させる。
つぎにこのように構成されたタイヤのグルービ
ング装置によるグルービング加工について第3〜
4図に示すブロツク図および第5〜6図に示すフ
ローチヤートに基づいて説明する。
操作電源が投入されると、グルービングのパタ
ーンに応じて制御手段の基準動作操作部(第4図
参照)からの指令で各移動機構部の原点位置が設
定される。
タイヤ支持軸21にパターン溝を加工するタイ
ヤ3を取り付け、横振れ検出器13および縦振れ
検出器14をそれぞれタイヤバトレス側面および
タイヤトレツドのグルービング予定位置に向けて
設置させる。
基準動作操作部のメモリにはタイヤの振れがな
いばあいにおけるカツタの動作を制御する基準プ
ログラムが記憶されている。この基準プログラム
にしたがつて、モータ11により切り込み方向に
合わせてカツタ10の方向を設定するとともにカ
ツタ10を給電により加熱し、タイヤ3をモータ
22で矢印B方向に回転させ、さらに昇降台7の
昇降台駆動装置8の基準量移動機構部が駆動され
昇降台7をZ軸方向に下降させ、加熱されたカツ
タ10をタイヤ3に切り込ませる。
前記基準プログラムにより、第7図に実線で示
した基準トレツド面Fから所定深さdまで切り込
まれると、所定の溝形状に応じて水平移動台駆動
装置6の基準量移動機構部が基準プログラムによ
つて駆動され、水平移動台5をY軸方向へ移動さ
せてカツタ10の水平方向移動を制御し、所要の
グルービングが行なわれる。
一方、補正動作操作部のメモリ(第4図参照)
には、タイヤの縦振れおよび横振に基づいてカツ
タの移動量を補正するための補正プログラムが記
憶されている。したがつて、たとえばタイヤ3の
トレツド面の歪みにより第7図の2点鎖線で示す
ように縦振れE1があると、縦振れ検出器14に
より振れが検出され、この検出値に基づく補正プ
ログラムからの補正値に応じて昇降台7の移動量
補正機構部が駆動され、昇降台7をZ軸方向に上
昇させ、カツタ10を上昇させてカツタ位置を補
正し、深さdを一定に保持させる。
また、第8図に示すように、タイヤ3の横振れ
E2を生じてトレツド中心線がaからbに偏つた
ばあいは、横振れ検出器13による検出値に応じ
て補正プログラムにより水平移動台5の移動量補
正機構部が駆動され、水平移動台5をY軸方向に
移動させてカツタ位置を2点鎖線で示すように補
正し、タイヤ中心からの溝位置の距離Lを保持さ
せる。
つぎに水平移動台5および昇降台7のそれぞれ
の基準量移動機構部および移動量補正機構部の構
成について説明する。
第9図は水平移動台駆動装置6の一実施例の構
成図である。第9図に示す実施例では、基準量移
動機構部は、基台4上に設置された一対のレール
41上にまたがつて摺動自在に配設されている枠
部材51に、ベアリングを介して回動自在に保持
されている従動ギヤ68を有するめねじ体65
と、前記めねじ体に螺合しているボールネジ軸6
2と前記ボールネジ軸62の一端で結合している
駆動モータ61と、前記ボールネジ軸62他端を
支持する基台4上に設けられた支持軸受609と
からなつている。
駆動モータ61が基準プログラムによつて駆動
されるとボールネジ軸62が回転し、それに伴い
水平移動台5が所定量Y軸方向に移動する。
また補正量移動機構部は、枠部材51にベアリ
ングを介して回動自在に保持された駆動ギヤ67
を有する軸方向に複数のスプライン溝が形成され
た支持ボス66と、前記支持ボスと摺動自在に噛
合しているスプライン軸64と、前記スプライン
軸64の一端で結合している補正モータ63と、
前記スプライン軸64の他端を支持する基台4上
に設けられた支持軸受610とからなつている。
ここで、前記駆動ギヤ67は従動ギヤ68と噛合
している。
この状態で補正モータ63が補正プログラムに
より駆動されると、スプライン軸64が回転し駆
動ギヤ67を回転させる。駆動ギヤ67の回転に
伴い従動ギヤ68が回転し、それにより水平移動
台5が所定量補正移動させられる。スプライン軸
64は支持ボス66と摺動自在に噛合しているの
で、水平移動台5の基準プログラムによる移動を
妨げない。
第10図は昇降台駆動装置8の一実施例の構成
図である。第10図に示す実施例では、基準量移
動機構部は、内部に支持部材を有する枠体89
と、前記支持部材にベアリングを介して回動自在
に保持されている従動ギヤ88を有するめねじ体
85と、水平移動台5の底面に回動自在に垂設さ
れ、前記枠体89の底面を貫通し、前記めねじ体
85と螺合し、さらに前記枠体89の上面を貫通
して延伸しているボールネジ軸82と、一端が前
記ボールネジ軸82の上端と結合し水平移動台5
の上面より延伸し他端にプーリを有する動力伝達
部材と、前記動力伝達部材のプーリとベルトを介
して連結されているプーリを有する水平移動台5
の側壁に配設されている駆動モータ81と、水平
移動台5の底面に垂設され、前記枠体89の底面
を貫通し、前記支持部材に設けられている透孔と
摺動自在に嵌合し、前記枠体89の上面を貫通
し、水平移動台5の上面に固着されているガイド
軸52とからなつている。
駆動モータ81が基準プログラムによつて駆動
されるとボールネジ軸82も回転され、それに伴
ない昇降台7もZ軸方向に所定量移動する。
また補正量移動機構部は、支持部材にベアリン
グを介して回動自在に保持された駆動ギヤ87を
有する軸方向に複数のスプライン溝が形成された
支持ボス86と、水平移動台5の底面に回動自在
に垂設され、前記枠体89の底面を貫通し、前記
支持ボス86と摺動自在に噛合し、前記枠体89
の上面を貫通して延伸しているスプライン軸84
と、水平移動台5の上面より延伸し前記スプライ
ン軸と結合する駆動軸を有する該水平移動台5の
上面に配設された補正モータ83とからなつてい
る。ここで、前記駆動ギヤ87は前記従動ギヤ8
8と噛合している。
この状態で補正モータ83が補正プログラムに
より駆動されると、スプライン軸84が回転し駆
動ギヤ87を回転させる。駆動ギヤ87の回転に
伴い従動ギヤ88が回転し、それにより昇降台7
が所定量補正移動させられる。スプライン軸84
は支持ボス86と摺動自在に嵌合しているので、
昇降台7の基準プログラムによる移動を妨げな
い。
第11図は縦振れ検出器14の保持機構部の一
実施例の構造図である。第11図に示す保持機構
部は、回動アーム71に固着されたブラケツト部
材141と、タイヤ支持軸21の軸心線とセンサ
144とを結ぶ線と直角をなして該ブラケツト部
材141に配設されたガイドロツド142と、該
ガイドロツド142に摺動可能に取付けられた支
持板143とからなつている。該支持板143の
先端部分に光学式反射形変位センサー144が設
けられている。このセンサー144の位置は、タ
イヤサイズに応じて昇降台7が上下させられたと
き、支持板143をガイドロツド142に沿つて
移動させ、センサー144の投光方向がタイヤ中
心に向かうよう調整される。
第12図および第13図は本発明の水平移動台
駆動装置6の他の実施例の正面図および要部構造
説明図である。
第12〜13図に示す実施例では、基準量移動
機構部は、基台4に配設された駆動モータ63と
前記モータ63と結合されているボールネジ軸6
2と、前記ボールネジ軸62の両端部近傍を回動
自在に保持する基台4に配設された軸受部材60
5と、基台4に配設されたガイド部材69と前記
ボールネジ軸62と螺合するめねじ体603およ
び前記のガイド部材69のガイド軸601と摺動
自在に嵌合する透孔を有する中間支持台602と
からなる。
駆動モータ61が基準プログラムにより駆動さ
れると、中間支持台602に配設されている補正
量移動機構部を介して連結されている水平移動台
5もY軸方向に所定量移動する。その結果、カツ
タもY軸方向に所定量移動される。
補正量移動機構部は、中間支持台602に配設
された補正モータ63と、前記補正モータ63と
結合されているボールネジ軸64と、前記ボール
ネジ軸64を回動自在に保持する中間支持台60
2に配設された軸受部材605と、前記ボールネ
ジ軸64と螺合する水平移動台底面に配設された
めねじ体604とからなる。
この状態において補正モータ63が補正プログ
ラムにより駆動されると、ボールネジ軸64が所
定量回転し、水平移動台5をY軸方向に所定量補
正移動させる。
なお、第12〜13図に示す実施例では、それ
ぞれのボールネジ軸62,64に螺合するめねじ
体603,604の個数はそれぞれ2個である
が、めねじ体の個数は2個に限定される必要はな
く、所望の移動が達成できるものであれば1個で
あつてもよい。
第14図は昇降台駆動装置8の他の実施例の構
造図である。
第14図に示す実施例では、基準量移動機構部
は、肉厚H形鋼形状を有するめねじ部材85と、
水平移動台5の底面に回動自在に垂設され前記め
ねじ部材85と螺合し延伸しているボールネジ軸
82、水平移動台5の底面に固着され、前記めね
じ部材82の両端部近傍に設けられた透孔と摺動
自在に嵌合し、さらに水平移動台5の上面に固着
されているガイド軸52と、一端が前記ボールネ
ジ軸82の他端と結合し水平移動台5の上面を貫
通し他端にプーリを有する動力伝達部材と、前記
動力伝達部材のプーリとベルトを介して接続され
るプーリを有する水平移動台5に固着された駆動
モータ81とからなつている。
駆動モータ81が基準プログラムにより駆動さ
れると、めねじ部材85が所定量Z軸方向に移動
させられる。めねじ部材85がZ軸方向に所定量
移動させられると、めねじ部材に保持されている
補正量移動機構部により保持されている昇降台7
も所定量Z軸方向に移動する。
補正量移動機構部は、めねじ部材85の上面に
配設された補正モータ83と、前記補正モータ8
3と結合しめねじ部材85の下面に回動自在に保
持されているボールネジ軸84、前記ボールネジ
軸84と螺合するめねじ部を有する変形横置T字
形部材とからなつている。前記T字形部材とめね
じ部と反対側の端面にはアーム支持軸72が配設
されている。
この状態において補正モータ83が補正プログ
ラムにより駆動されると、ボールネジ軸84と螺
合しているめねじ部を有するT字形部材もZ軸方
向に所定量補正移動させられる。
なお、前記説明において縦振れおよび横振れ検
出値に基づくフイードバツク制御による加工手順
を説明したが、カツタの切削位置と縦振れ検出位
置とにずれがあると誤差を生じることがある。か
かる事態に対処するためには、タイヤの縦振れお
よび横振れ量をあらかじめ補正動作操作部に記憶
させておいて、その記憶値に基づいてカツタを補
正移動させればよい。
以下このばあいの操作について第15〜17図
に基づいて後述する。
まず、電源を投入し制御手段からの指令で各移
動機構部の原点を設定しておき、タイヤ支持装置
2にパターン溝を加工するタイヤ3を取り付け、
原点マークとして特定のトレツド表面上の位置に
マーキングを行ない、縦振れセンサー144をタ
イヤトレツドのグルービング予定位置に、横振れ
検出器13をタイヤバトレスに向けてそれぞれ配
置させる。
タイヤ3を低速回転させ、前記マーキング位置
を縦振れセンサー144の位置に合わせてグルー
ビング加工における原点とし、この位置からタイ
ヤ3を1回転させ、この間の横振れ検出器13の
検出値および縦振れ検出器14の検出値を、それ
ぞれ回転角位置とともにメモリに記憶させる。縦
振れセンサー144のデータはグルービングする
溝の中央位置のデータである。
メモリに各振れデータの格納が終わつた後に自
動運転ボタンを押すと、基準プログラムにより、
タイヤ支持軸21が回転するとともにカツタ10
はそれぞれの基準量移動機構部により制御されて
タイヤの所定位置に下降して接触し、この間にカ
ツタを加熱して一定の軌跡で前記原点からの回転
角位置に応じた所定のグルービングを行なう。
それと同時にタイヤの回転角位置に応じて補正
動作操作部のメモリから各振れデータが取り出さ
れ、基準プログラムからの補正プログラム制御指
令で補正プログラムによる補正量が演算され、縦
振れ補正量により昇降台駆動装置8の補正モータ
83でボールネジ軸84を回転させ、カツタ10
の基準プログラムによる補正量に加えて(補正値
が負の場合は減じることになる)上下動させる。
さらにバトレス周上の各回転位置に応じて補正動
作操作部のメモリから横振れデータが取り出さ
れ、補正プログラムにより演算された横振れ補正
量で水平移動台駆動装置6の補正モータ63を駆
動し、ボールネジ軸64を回転させ、カツタ10
を基準プログラムによる移動量に加えて水平移動
させる。
なお、縦振れあるいは横振れの一方の補正量が
0または0とみなされるばあいは、その一方の補
正軸のみが動作する。また、両方の補正量を検出
しながら補正を重畳させて行なわず、それぞれに
一方だけを補正するばあいは、基準プログラムに
より一方の補正データをオンさせて取り出し、他
方の補正データの取り出しをオフさせておくこと
もできる。
[本発明の効果] このように、本発明はカツタをタイヤ支持軸に
対して平行に移動させる水平移動台と、上下方向
に移動させる昇降台と、タイヤの横振れおよび縦
振れを検出する検出器をそなえ、前記水平移動台
と昇降台を基準移動量で制御するとともに、前記
検出器の検出値に応じた補正移動量を前記基準移
動量に追従させて、カツタの移動量を補正するよ
うにしてあるので、タイヤの縦振れや横振れを生
じても製品タイヤそれぞれの溝深さおよびトレツ
ド中心に対する溝位置を一定にすることができ、
基準移動量は基準プログラムにより常に設定され
た値で制御し、振れ検出値による補正移動量を別
個の補正プログラムによつて追従補正すればよい
ため、プログラムの構成が簡単で装置を小形化で
き、必要によつては縦振れと横振れの一方の補正
プログラムをオフさせることもでき、補正を確実
にし、また、タイヤの縦振れと横振れの両方を補
正するから、溝深さとタイヤ中心からの溝位置が
常に一定になり、均一なグルービングを行なうこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本発明のタイヤのグルービング装
置の一実施例の側面図および正面図、第3図は第
1〜2図に示すタイヤのグルービング装置の主機
能ブロツク図、第4図は第1〜2図に示すタイヤ
のグルービング装置の主要部の電気的構成を示す
ブロツク図、第5図はグルービング操作の一実施
例フローチヤート、第6図は第5図のグルービン
グ加工部の詳細フローチヤート、第7図はグルー
ビング状態を示す説明図、第8図はタイヤの横振
れ補正の状態を示す説明図、第9図および第12
〜13図は水平移動台駆動装置の構造説明図、第
10図および第14図は昇降台駆動装置の構造説
明図、第11図は縦振検出センサーの取付装置の
一実施例の部分側面図、第15図はグルービング
操作の他の実施例のフローチヤート、第16図は
検出ステツプの詳細フローチヤート、第17図は
グルービング加工部の詳細フローチヤートであ
る。 図面の主要符号、2…タイヤ支持装置、3…タ
イヤ、4…基台、5…水平移動台、6…水平移動
台駆動装置、7…昇降台、8…昇降台駆動装置、
13…横振れ検出器、14…縦振れ検出器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) タイヤを回転可能に支持するタイヤ支持
    装置と、 (b) 回動自在なカツタ支持装置と、 (c) 前記カツタ支持装置を一方の先端で保持する
    回動アームと、 (d) 前記回動アームを回動自在に保持するアーム
    支持軸、基準量移動機構部および補正量移動機
    構部を有する昇降自在な昇降台と、 (e) 前記昇降台を保持するとともに少なくとも前
    記タイヤ支持装置のタイヤ支持軸と平行な横方
    向に移動可能ならしめる基準量移動機構部およ
    び補正量移動機構部を有する水平移動台と、 (f) タイヤの縦振れ検出手段と、 (g) タイヤの横振れ検出手段と、 (h) 制御手段 とからなり、該制御手段がカツタを理論上のカツ
    タ切削位置に設定する基準動作操作部と、前記タ
    イヤの縦振れ検出手段および前記タイヤの横振れ
    検出手段とからの信号によりカツタの補正移動量
    を算出するとともに前記補正移動量算出値に基づ
    いて前記昇降台および前記水平移動台の各々に設
    けられた補正量移動機構部を作動させる補正動作
    操作部 とからなることを特徴とするタイヤのグルービン
    グ装置。 2 基準プログラムによりタイヤをグルービング
    する方法であつて、 (a) タイヤの縦振れ検出ステツプと、 (b) 前記縦振れ検出値に基づいてカツタの昇降量
    を補正するステツプと、 (c) タイヤの横振れ検出ステツプと、 (d) 前記横振れ検出値に基づいてカツタのグルー
    ビング位置を補正するステツプ とが設けられており、前記(a)ステツプと前記(b)ス
    テツプとの組合せおよび前記(c)ステツプと前記(d)
    ステツプとの組合せがそれぞれ単独または重畳し
    て用いられることを特徴とするタイヤのグルービ
    ング方法。 3 前記カツタの昇降量の補正およびカツタのグ
    ルービング位置の補正が、基準プログラムとは別
    個に設けられた補正プログラムによりなされる請
    求項2記載のグルービング方法。
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