JP2016078177A - 工作機械 - Google Patents

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宏之 堂丸
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Abstract

【課題】テーブルの変形(傾き)による加工精度の低下を防止する。
【解決手段】ベッド11に移動可能に支持されるコラム14と、前記コラム14に移動可能に支持されるサドル16と、前記サドル16に移動可能に支持されるラム18と、前記コラム14と前記サドル16と前記ラム18とを各移動軸X,Y,Zで移動させる移動手段131,132,133と、ワーク20を載置するテーブル24と、前記テーブル24の傾きを検出するテーブル傾斜検出手段121a,121b,122a,122bと、前記テーブル傾斜検出手段121a,121b,122a,122bの検出結果に基づいて、前記移動手段131,132,133を制御する制御手段100とを備えて成る。
【選択図】図1

Description

本発明は、加工の際の工具とワークとの相対位置の精度を向上して、加工精度を向上させる工作機械に関する。
近年、工作機械に対する高精度加工の要求がますます高まってきている。工作機械の加工精度は、主軸を支持するサドル等の移動の平滑さや真直度等の機械本体の幾何学的精度に大きく左右され、工具の特性や加工条件等によって決定されると共に、加工の際の工具とワークとの相対位置の精度によっても決定される。
例えば、横形中ぐり盤のような工作機械においては、コラムの側面にサドルが移動可能に支持されているので、サドルがコラムに沿って上下動することによって、コラムに変形(傾き)が生じてしまう。また、ベッドに移動可能に支持されたコラムがベッドの真直度に影響して角度偏差(ピッチ、ロール、ヨー)しながら移動すること、および、周辺温度の変化によっても、コラムに変形(傾き)が生じてしまう。
このようにコラムに傾きが生じると、工具の先端位置がずれ、加工の際の工具とワークとの相対位置の精度が低下するため、工作機械の加工精度が低下してしまう。そこで、サドルの移動やコラムの移動等によるコラムの傾きを検出し、その検出結果に基づいてコラムやサドル等を移動することにより、工具の先端位置のずれを補正し、工作機械の加工精度の低下を防止する技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5001870号公報
しかし、工作機械においては、ワークを設置するテーブルにも傾きが生じ、このテーブルの傾きによっても、加工の際の工具とワークとの相対位置の精度が低下するので、工作機械の加工精度が低下してしまう。例えば、ワークをテーブルに設置する際にワークの重心とテーブルの中心とがずれている場合には、その重心のずれ(偏心)によってテーブルに変形(傾き)が生じてしまう。また、テーブルベッドに移動可能に支持されたテーブルがテーブルベッドの真直度に影響して角度偏差しながら移動すること、および、周辺温度の変化によっても、テーブルに変形(傾き)が生じてしまう。
このように、ワークの設置位置、テーブルの移動、周辺温度の変化等によってテーブルに傾きが生じると、前述した加工の際の工具とワークとの相対位置の精度が低下するので、工作機械の加工精度が低下する虞がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、テーブルの傾きによる加工精度の低下を防止することを目的とする。
上記課題を解決する第一の発明に係る工作機械は、ベッドに移動可能に支持されるコラムと、前記コラムに移動可能に支持されるサドルと、前記サドルに移動可能に支持されるラムと、前記コラムと前記サドルと前記ラムとを各移動軸で移動させる移動手段と、ワークを載置するテーブルと、前記テーブルの傾きを検出するテーブル傾斜検出手段と、前記テーブル傾斜検出手段の検出結果に基づいて、前記移動手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
上記課題を解決する第二の発明に係る工作機械は、第一の発明に係る工作機械において、前記ラムに支持される主軸と、前記主軸に着脱可能に装着される工具とを備え、前記制御手段が、前記工具とワークとの相対位置のずれを補正するように、前記移動手段によって前記コラム、前記サドル、前記ラムの少なくとも一つを移動させるよう制御するものであることを特徴とする。
上記課題を解決する第三の発明に係る工作機械は、第一または第二の発明に係る工作機械において、前記テーブル傾斜検出手段が、前記テーブルにおける複数の被測定点の高さを検出する高さ検出手段を備え、前記高さ検出手段によって検出された複数の被測定点の高さの差から前記テーブルの傾斜量を求めるものであることを特徴とする。
上記課題を解決する第四の発明に係る工作機械は、第三の発明に係る工作機械において、前記高さ検出手段が、前記テーブルの下方側に位置して設けられる複数の距離センサであり、前記被測定点が、前記テーブルの下面にあることを特徴とする。
上記課題を解決する第五の発明に係る工作機械は、第一から第四のいずれか一つの発明に係る工作機械において、前記コラムの傾きを検出するコラム傾斜検出手段を備え、前記制御手段が、前記テーブル傾斜検出手段と前記コラム傾斜検出手段との検出結果に基づいて、前記移動手段を制御するものであることを特徴とする。
第一の発明に係る工作機械によれば、テーブル傾斜検出手段によってワークを載置するテーブルの変形(傾き)を検出し、制御手段によってテーブル傾斜検出手段の検出結果に基づいて移動手段を制御することができるので、テーブルの傾きに応じてコラム、サドル、ラムを移動させることができる。よって、工具とワークとの相対位置にずれが生じた場合には、当該ずれを補正することができるので、テーブルの傾きによる加工精度の低下を防止する、すなわち、工具とワークとの相対位置の精度を向上させ、工作機械の加工精度を向上させることができる。
第二の発明に係る工作機械によれば、テーブル傾斜検出手段によってワークを載置するテーブルの変形(傾き)を検出し、制御手段によってテーブル傾斜検出手段の検出結果に基づいて移動手段を制御することができるので、テーブルの傾きによる工具とワークとの相対位置のずれを補正することができる。よって、テーブルの傾きによる加工精度の低下を防止する、すなわち、工具とワークとの相対位置の精度を向上させ、工作機械の加工精度を向上させることができる。
第三の発明に係る工作機械によれば、高さ検出手段によってテーブルにおける複数の被測定点の高さを検出し、検出された複数の被測定点の高さの差からテーブルの傾斜量を求めるので、テーブル傾斜検出手段の構造およびプログラム等を簡易なものとすることができる。
第四の発明に係る工作機械によれば、テーブルの下方側に位置して設けられる複数の距離センサによってテーブルの下面にある被測定点を測定するので、テーブル傾斜検出手段の構造およびプログラム等を簡易かつ安価なものとすることができる。
第五の発明に係る工作機械によれば、コラム傾斜検出手段によってコラムの変形(傾き)を検出し、制御手段によってテーブル傾斜検出手段とコラム傾斜検出手段との検出結果に基づいて移動手段を制御することができるので、コラムの傾きとテーブルの傾きとの両方による工具とワークとの相対位置のずれを補正することができる。よって、コラムの傾きおよびテーブルの傾きによる加工精度の低下を防止する、すなわち、工具とワークとの相対位置の精度をより向上させ、工作機械の加工精度をより向上させることができる。
実施例1に係る工作機械の構造を示す説明図である。 実施例1に係る工作機械におけるX−Y平面視のコラムを示す説明図である。 実施例1に係る工作機械におけるY−Z平面視のコラムを示す説明図である。 実施例1に係る工作機械におけるX−Y平面視の回転テーブルを示す説明図である。 実施例1に係る工作機械におけるY−Z平面視の回転テーブルを示す説明図である。 実施例1に係る工作機械におけるNC装置を示す制御ブロック図である。 実施例1に係る工作機械におけるデジタル水準器の校正を示す説明図である。 実施例1に係る工作機械におけるデジタル水準器の校正を示す説明図である。
以下に、本発明に係る工作機械の実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることは言うまでもない。
本発明の実施例1に係る工作機械の構造について、図1から図6を参照して説明する。
図1に示すように、大型の横形中ぐり盤である工作機械1には、床面(基礎)2に固定されるベッド11が設けられており、このベッド11の上面には、水平なX軸方向に延在する左右一対のガイドレール12a,12bが設けられている。ガイドレール12a,12bには、コラムベース13がX軸方向に摺動可能に支持されており、このコラムベース13の上面には、コラム14が立設されている。また、工作機械1には、コラム駆動モータ131が設けられており(図6参照)、このコラム駆動モータ131を駆動することによって、図示しない送りねじ機構等を介して、コラムベース13およびコラム14がガイドレール12a,12bに沿ってX軸方向に移動するようになっている(図1参照)。
コラム14の前面には、鉛直なY軸方向に延在する左右一対のガイドレール15a,15bが設けられており、このガイドレール15a,15bには、サドル16がY軸方向に摺動可能に支持されている。また、工作機械1には、サドル駆動モータ132が設けられており(図6参照)、このサドル駆動モータ132を駆動することによって、図示しない送りねじ機構等を介して、サドル16がガイドレール15a,15bに沿ってY軸方向に移動するようになっている(図1参照)。
サドル16には、水平なZ軸方向に貫通するガイド穴17が形成されており、このガイド穴17内には、ラム18がZ軸方向に摺動可能に支持されている。また、工作機械1には、ラム駆動モータ133が設けられており(図6参照)、このラム駆動モータ133を駆動することによって、図示しない送りねじ機構等を介して、ラム18および後述する主軸19がガイド穴17に沿ってZ軸方向に移動するようになっている(図1参照)。
図1および図3に示すように、ラム18内には、主軸19が水平な回転軸C回りに回転可能、且つ、Z軸と平行なW軸方向に摺動可能に支持されており、この主軸19の先端には、所定の加工を行う工具10が着脱可能に装着されている。主軸19は、前述したように、ラム駆動モータ133を駆動することによって、ラム18と共にZ軸方向に移動することができると共に、工作機械1に設けられた主軸駆動モータ134(図6参照)を駆動することによって、図示しない送りねじ機構等を介して、ラム18に対してW軸方向に移動することもできるようになっている。また、工作機械1には、主軸回転モータ135が設けられており(図6参照)、この主軸回転モータ135を駆動することによって、主軸19がラム18内にて回転軸C回りに回転するようになっている(図1参照)。
また、図1に示すように、ベッド11の側方には、床面(基礎)2に固定されるテーブルベッド21が設けられており、このテーブルベッド21の上面には、Z軸と平行なV軸方向に延在する前後一対のガイドレール22a,22bが設けられている。ガイドレール22a,22bには、テーブルベース23がV軸方向に摺動可能に支持されており、更に、このテーブルベース23の上部には、回転テーブル24が鉛直な回転軸B回りに回転可能に支持されている。そして、回転テーブル24の上面には、ワーク(被加工物)20が着脱可能に装着(載置)されている。よって、図示しないテーブル駆動モータを駆動することにより、図示しない送りねじ機構等を介して、テーブルベース23および回転テーブル24はV軸方向に移動するようになっており、更に、図示しないテーブル回転モータを駆動することにより、回転テーブル24は回転軸B回りに回転するようになっている。
そして、図1および図6に示すように、工作機械1には、当該工作機械1全体を制御するためのNC装置100が設けられている。NC装置100には、工具10の動作を制御するための工具制御部104が設けられており、この工具制御部104には、前述したコラム駆動モータ131、サドル駆動モータ132、ラム駆動モータ133、主軸駆動モータ134、主軸回転モータ135等が接続されている。つまり、工具制御部104において、工具10の移動方向や移動速度を切り替えると共に、それらの移動量や回転量を調整するようになっている。
また、NC装置100には、ワーク20の動作を制御するための図示しないワーク制御部が設けられており、このワーク制御部には、前述した図示しないテーブル駆動モータおよび図示しないテーブル回転モータ等が接続されている。つまり、ワーク制御部において、ワーク20の移動方向や移動速度を切り替えると共に、それらの移動量や回転量を調整するようになっている。
また、図2および図3に示すように、コラム14の上面には、二つのデジタル水準器111,112が設けられており、一方のデジタル水準器111は、X−Y平面内における水平線Hに対するコラム14上面部の傾斜を検出し、他方のデジタル水準器112は、Y−Z平面内における水平線Hに対するコラム14上面部の傾斜を検出するようになっている。
図6に示すように、これら二つのデジタル水準器111,112は、NC装置100に設けられたコラム傾斜量演算部101に接続されており、このコラム傾斜量演算部101は、二つのデジタル水準器111,112の検出結果から、コラム14の傾き(傾斜量)を演算するようになっている。そして、コラム傾斜量演算部101は、後述する工具先端位置補正データ演算部103に接続されている。
また、図4および図5に示すように、工作機械1には、複数(本実施例においては、四つ)の距離センサ121a,121b,122a,122bが設けられており、二つの距離センサ121a,121bは、X−Y平面内における水平線Hに対する回転テーブル24の傾斜、すなわち、回転テーブル24の変形(傾き)におけるX軸方向の成分を検出し(図4参照)、他の二つの距離センサ122a,122bは、Y−Z平面内における水平線Hに対する回転テーブル24の傾斜、すなわち、回転テーブル24の変形(傾き)におけるZ軸方向の成分を検出するようになっている(図5参照)。
具体的には、距離センサ121a,121b,122a,122bは、センサ固定治具30によって床面(基礎)2から所定の高さに位置し、当該所定高さから回転テーブル24の下面24aまでの距離を計測することができるようになっており、距離センサ121aと距離センサ121bとの計測値(被測定点の高さ)の差から、回転テーブル24の変形(傾き)におけるX軸方向の成分が求められ、距離センサ122aと距離センサ122bとの計測値(被測定点の高さ)の差から、回転テーブル24の変形(傾き)におけるZ軸方向の成分が求められるようになっている。
よって、距離センサ121aと距離センサ121bとは、図4に示すように、X軸方向において離間して設置されることが好ましく、距離センサ122aと距離センサ122bとは、図5に示すように、V軸方向において離間して設置されることが好ましい。また、後述するテーブル傾斜量演算部102における演算を簡易なものとするために、距離センサ121aと距離センサ121bとを結ぶ直線がX軸と平行となるように配置されることが好ましく、距離センサ122aと距離センサ122bとを結ぶ直線がV軸と平行となるように配置されることが好ましい。
もちろん、本発明に係るテーブル傾斜検出手段は、本実施例のように四つの距離センサ121a,121b,122a,122bを用いたものに限定されず、例えば、コラム傾斜検出手段と同様のデジタル水準器等を用いても良い。また、テーブル傾斜検出手段によって回転テーブル24の変形(傾き)を求めることができれば良いので、少なくとも三つの距離センサを備えていれば良く、被測定点を回転テーブル24の下面24a以外の上面等に設定しても良い。
また、センサ固定治具30は、テーブルベッド21近傍の床面(基礎)2に固定されて鉛直に延びる立設部31と、この立接部31の上端部から回転テーブル24側へ向かって水平に延びる延設部32とから成り、テーブルベース23および回転テーブル24がV軸方向に移動する際に干渉しないようになっている。距離センサ121a,121b,122a,122bは、センサ固定治具30における延設部32の先端に取り付けられ、回転テーブル24における角部(端部)近傍の下方側に位置するようになっている。
図6に示すように、これら複数の距離センサ121a,121b,122a,122bは、NC装置100に設けられたテーブル傾斜量演算部102に接続されており、このテーブル傾斜量演算部102は、複数の距離センサ121a,121b,122a,122bの検出結果、すなわち、回転テーブル24の下面24aにおける複数の被測定点(図示せず)の高さの差から、回転テーブル24の傾き(傾斜量)を演算するようになっている。そして、テーブル傾斜量演算部102は、工具先端位置補正データ演算部103に接続されている。
前述したコラム傾斜量演算部101およびテーブル傾斜量演算部102が接続された工具先端位置補正データ演算部103は、コラム傾斜量演算部101で演算されたコラム14の傾き(傾斜量)およびテーブル傾斜量演算部102で演算された回転テーブル24の傾き(傾斜量)から、それぞれの傾斜量による工具10先端位置のズレを補正するための補正データを演算するようになっている。
工具先端位置補正データ演算部103は、工具制御部104に接続されており、この工具制御部104は、工具先端位置補正データ演算部103で演算された補正データに基づいて、コラム駆動モータ131、サドル駆動モータ132、ラム駆動モータ133、主軸駆動モータ134、主軸回転モータ135の駆動を制御するようになっている。つまり、この工具制御部104の制御によって、コラム14、サドル16、ラム18、主軸19の少なくとも一つを移動させることにより、コラム14の傾斜による工具10の先端位置のずれが補正され、工作機械1の加工精度の低下が防止される。
また、図7および図8に示すように、コラム14近傍の床面(基礎)2には、校正治具40が設置されており、この校正治具40を用いて工作機械1におけるデジタル水準器111,112の校正が行われるようになっている。具体的には、ラム18の先端部にダイヤルゲージ50を装着し、当該ダイヤルゲージ50の先端を校正治具40の前面(Y−Z基準面)41に当て付けながらサドル16を上下動させることにより、一方のデジタル水準器111の校正を行い(図7参照)、ダイヤルゲージ50の先端を校正治具40の側面(X−Y基準面)42に当て付けながらサドル16を上下動させることにより、他方のデジタル水準器112の校正を行う(図8参照)。
本発明の実施例1に係る工作機械1の動作について、図1から図6を参照して説明する。
工作機械1においてワーク20に加工を施す場合には、図1に示すように、ワーク20を回転テーブル24の上面に装着し、図示しないテーブル駆動モータを駆動してテーブルベース23をガイドレール22a,22bに沿ってV軸方向に移動することによって、ワーク20を加工位置に移動する。
主軸回転モータ135を駆動して主軸19に装着された工具10を回転軸C回りに回転させながら、コラム駆動モータ131、サドル駆動モータ132、ラム駆動モータ133、主軸駆動モータ134を個別に駆動させ、コラム14のX軸方向における移動、サドル16のY軸方向における移動、ラム18のZ軸方向における移動、主軸19のW軸方向における移動を組み合わせることにより、工具10を動作させる。また、必要に応じて、図示しないテーブル駆動モータおよび図示しないテーブル回転モータを個別に駆動させ、ワーク20のV軸方向における移動、ワーク20の回転軸B回りの回転を組み合わせることにより、ワーク20を動作させる。以上により、工具10によるワーク20に対する加工が行われる。
ここで、工作機械1においては、コラム14の側面にサドル16が移動可能に支持されているので、サドル16がコラム14に沿って上下動することによって、コラム14に変形(傾き)が生じる。また、ベッド11に移動可能に支持されたコラム14がベッド11の真直度に影響して角度偏差(ピッチ、ロール、ヨー)しながら移動すること、および、周辺温度の変化によっても、コラム14に変形(傾き)が生じる。
このように、サドル16の移動、コラム14の移動、周辺温度の変化等によってコラム14に傾きが生じると、その傾きにおけるX軸方向の成分は、デジタル水準器111によって検出され、その傾きにおけるZ軸方向の成分は、デジタル水準器112によって検出される。
また、工作機械1においては、ワーク20を設置する回転テーブル24にも傾きが生じる。ワーク20を回転テーブル24に設置する際にワーク20の重心と回転テーブル24の中心とがずれている場合には、その重心のずれ(偏心)によって回転テーブル24に変形(傾き)が生じる。また、テーブルベッド21に移動可能に支持された回転テーブル24がテーブルベッド21の真直度に影響して角度偏差しながら移動すること、および、周辺温度の変化によっても、回転テーブル24に変形(傾き)が生じる。
このように、ワーク20の設置位置、回転テーブル24の移動、周辺温度の変化等によって回転テーブル24に傾きが生じると、その傾きにおけるX軸方向の成分は、距離センサ121a,121bによって検出され、その傾きにおけるZ軸方向の成分は、距離センサ122a,122bによって検出される。
このように、工作機械1においては、コラム14に生じる傾き、および、回転テーブル24に生じる傾きは、デジタル水準器111,112、および、距離センサ121a,121b,122a,122bによって常に検出されるようになっている。
デジタル水準器111,112によって検出された検出結果、すなわち、コラム14の傾きにおけるX軸方向の成分およびZ軸方向の成分は、コラム傾斜量演算部101においてコラム14の傾斜量として演算され、その結果(傾斜量)は、工具先端位置補正データ演算部103に送られる。
一方、距離センサ121a,121bおよび距離センサ122a,122bによって検出された検出結果は、テーブル傾斜量演算部102において回転テーブル24の傾斜量として演算される。具体的には、距離センサ121a,121b,122a,122bによって計測される計測値(距離値)は、回転テーブル24の下面24aにおける被測定点の高さを示しており、距離センサ121aと距離センサ121bとの計測値(被測定点の高さ)の差から、回転テーブル24の傾きにおけるX軸方向の成分が求められ、距離センサ122aと距離センサ122bとの計測値(被測定点の高さ)の差から、回転テーブル24の傾きにおけるZ軸方向の成分が求められる。そして、回転テーブル24の傾きにおけるX軸方向の成分およびZ軸方向の成分は、コラム傾斜量演算部101において回転テーブル24の傾斜量として演算され、その結果(傾斜量)は、工具先端位置補正データ演算部103に送られる。
コラム傾斜量演算部101およびテーブル傾斜量演算部102によって演算された演算結果、すなわち、コラム14の傾斜量および回転テーブル24の傾斜量は、工具先端位置補正データ演算部103において、ワーク20に対する工具10の先端位置のずれを補正するための補正データが演算される。
次に、工具先端位置補正データ演算部103によって演算された補正データに基づいて、工具制御部104は、コラム駆動モータ131、サドル駆動モータ132、ラム駆動モータ133、主軸駆動モータ134をそれぞれ駆動させる。つまり、コラム14のX軸方向の移動と、サドル16のY軸方向の移動と、ラム18のZ軸方向の移動と、主軸19のW軸方向の移動とを組み合わせて工具10を移動させることにより、ワーク20に対する工具10の先端位置のずれ、すなわち、工具10とワーク20との相対位置のずれを補正する。よって、工具10とワーク20との相対位置の精度を向上させ、工作機械1の加工精度の低下を防止することができる。
以上のように、本実施例に係る工作機械1によれば、コラム14の傾きおよび回転テーブル24の傾きに基づいて、すなわち、コラム14の傾きに回転テーブル24の傾きを加味して工具10の先端位置を補正することができるので、加工の際の工具10とワーク20との相対位置のずれをより少なくすることができ、工作機械1の加工精度の低下を防止することができる。
なお、本実施例においては、コラム駆動モータ131、サドル駆動モータ132、ラム駆動モータ133、主軸駆動モータ134は、それぞれコラム14、サドル16、ラム18、主軸19を各移動軸であるX軸、Y軸、Z軸、W軸で移動させる移動手段であり、工具先端位置補正データ演算部103および工具制御部104を含むNC装置100は、コラム駆動モータ131、サドル駆動モータ132、ラム駆動モータ133、主軸駆動モータ134を制御する制御手段である。
また、本実施例においては、距離センサ121a,121b,122a,122bは、回転テーブル24の下面24aにおける複数の被測定点(図示せず)の高さを検出する高さ検出手段であり、この距離センサ121a,121b,122a,122bとテーブル傾斜量演算部102とによって、テーブル傾斜検出手段が構成され、デジタル水準器111,112とコラム傾斜量演算部101とによって、コラム傾斜検出手段が構成されている。
1 工作機械
2 床面(基礎)
10 工具
11 ベッド
12a ガイドレール
12b ガイドレール
13 コラムベース
14 コラム
15a ガイドレール
15b ガイドレール
16 サドル
17 ガイド穴
18 ラム
19 主軸
20 ワーク
21 テーブルベッド
22a ガイドレール
22b ガイドレール
23 テーブルベース
24 回転テーブル
30 センサ固定治具
31 立設部
32 延設部
100 NC装置(制御手段)
101 コラム傾斜量演算部(コラム傾斜検出手段)
102 テーブル傾斜量演算部(テーブル傾斜検出手段)
103 工具先端位置補正データ演算部(制御手段)
104 工具制御部(制御手段)
111 デジタル水準器(コラム傾斜検出手段)
112 デジタル水準器(コラム傾斜検出手段)
121a 距離センサ(テーブル傾斜検出手段、高さ検出手段)
121b 距離センサ(テーブル傾斜検出手段、高さ検出手段)
122a 距離センサ(テーブル傾斜検出手段、高さ検出手段)
122b 距離センサ(テーブル傾斜検出手段、高さ検出手段)
131 コラム駆動モータ(移動手段)
132 サドル駆動モータ(移動手段)
133 ラム駆動モータ(移動手段)
134 主軸駆動モータ(移動手段)
135 主軸回転モータ

Claims (5)

  1. ベッドに移動可能に支持されるコラムと、
    前記コラムに移動可能に支持されるサドルと、
    前記サドルに移動可能に支持されるラムと、
    前記コラムと前記サドルと前記ラムとを各移動軸で移動させる移動手段と、
    ワークを載置するテーブルと、
    前記テーブルの傾きを検出するテーブル傾斜検出手段と、
    前記テーブル傾斜検出手段の検出結果に基づいて、前記移動手段を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする工作機械。
  2. 前記ラムに支持される主軸と、前記主軸に着脱可能に装着される工具とを備え、
    前記制御手段が、前記工具とワークとの相対位置のずれを補正するように、前記移動手段によって前記コラム、前記サドル、前記ラムの少なくとも一つを移動させるよう制御するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記テーブル傾斜検出手段が、前記テーブルにおける複数の被測定点の高さを検出する高さ検出手段を備え、前記高さ検出手段によって検出された複数の被測定点の高さの差から前記テーブルの傾斜量を求めるものである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の工作機械。
  4. 前記高さ検出手段が、前記テーブルの下方側に位置して設けられる複数の距離センサであり、
    前記被測定点が、前記テーブルの下面にある
    ことを特徴とする請求項3に記載の工作機械。
  5. 前記コラムの傾きを検出するコラム傾斜検出手段を備え、
    前記制御手段が、前記テーブル傾斜検出手段と前記コラム傾斜検出手段との検出結果に基づいて、前記移動手段を制御するものである
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の工作機械。
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