JP7218702B2 - 工作機械、計測方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、主軸に装着した工具の刃数を計測する工作機械、計測方法及びコンピュータプログラムに関する。
主軸に装着した工具によってワークを加工する場合、工具に振動が発生する。振動の振幅が大きくなった場合、ワークの加工面の粗さが大きくなり、製品の品質が悪化する。そのため、作業者は振動の大きさを測定する為に試験加工を行う(例えば特許文献1参照)。
試験加工において、例えば、工作機械の制御装置は、主軸の回転速度、一回転中の移動距離、及び刃数に基づき、一刃当たりの送り速度(一回転中の一刃当たりの移動量)を求める。制御装置は、求めた一刃当たりの送り速度が、振動が発生しない予め定めた範囲内にあるのか否かを判定する。
特開2016-190276号公報
試験加工の為に作業者は刃数を設定する。作業者は刃数の設定を誤るか又は失念することがある。刃数は自動的に測定することが好ましい。
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、刃数を計測する工作機械、計測方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、工具を装着する主軸の駆動を制御する制御装置を備える工作機械において、前記制御装置は、前記主軸の周方向位置を取得する第一取得部と、該第一取得部にて取得した前記周方向位置に対応した前記主軸の回転速度を取得する第二取得部と、該第二取得部にて取得した前記回転速度を時間微分する加速度導出部と、該加速度導出部にて導出した加速度が正の値から負の値になったか否か判定する第一判定部と、該第一判定部にて、前記加速度が正の値から負の値になったと判定した後、前記主軸が一回転するまでの間、前記加速度導出部にて導出した加速度が負の値から正の値になったか否か判定する第二判定部と、該第二判定部にて、前記加速度が負の値から正の値になったと判定した場合、前記工具の刃数を加算する加算部とを備える。
本開示の一実施形態においては、主軸の加速度を導出し、一回転中に、加速度が負の値から正の値に変化した回数を計測し、刃数を計測する。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、前記制御装置は、複数の指令を記憶した記憶部と、前記主軸に作用するトルクの平均値を導出する平均トルク導出部とを備え、前記主軸を回転する指令を読み込み、且つ前記平均トルク導出部にて導出したトルクの平均値が閾値以上である場合、前記加速度導出部は前記回転速度を時間微分する。
本開示の一実施形態においては、主軸に作用するトルクの平均値を導出する。制御装置は主軸を回転する指令を読み込み、且つ平均トルクが閾値以上である場合、ワークの加工中であると判定する。制御装置はワークの加工中に刃数を計測する。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、工具を装着する主軸の駆動を制御する制御装置を備える工作機械において、前記制御装置は、前記主軸の周方向位置を取得する第三取得部と、該第三取得部にて取得した前記周方向位置に対応した前記主軸に作用したトルクを取得する第四取得部と、該第四取得部にて取得した前記トルクを時間微分する微分値導出部と、該微分値導出部にて導出した微分値が正の値から負の値になったか否か判定する第三判定部と、該第三判定部にて、前記微分値が正の値から負の値になったと判定した後、前記主軸が一回転するまでの間、前記微分値が負の値から正の値になったか否か判定する第四判定部と、該第四判定部にて、前記微分値が負の値から正の値になったと判定した場合、前記工具の刃数を加算する第二加算部とを備える。
本開示の一実施形態においては、主軸のトルクを導出し、トルクを時間微分する。一回転中に、トルクの微分値が負の値から正の値に変化した回数をし、刃数を計測する。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、前記制御装置は、複数の指令を記憶した記憶部と、前記トルクの平均値を導出する平均トルク導出部とを備え、前記主軸を回転する指令を読み込み、且つ前記平均トルク導出部にて導出したトルクの平均値が閾値以上である場合、前記微分値導出部は前記トルクを時間微分する。
本開示の一実施形態においては、主軸に作用するトルクの平均値を導出する。制御装置は主軸を回転する指令を読み込み、且つ平均トルクが閾値以上である場合、ワークの加工中であると判定する。制御装置はワークの加工中に刃数を計測する。
本開示の一実施形態に係る計測方法は、主軸に装着した工具の刃数の計測方法において前記主軸の周方向位置を取得し、取得した前記周方向位置に対応した前記主軸の回転速度を取得し、取得した前記回転速度を時間微分して加速度を導出し、導出した加速度が正の値から負の値になったか否か判定し、前記加速度が正の値から負の値になったと判定した後、前記主軸が一回転するまでの間、導出した加速度が負の値から正の値になったか否か判定し、前記加速度が負の値から正の値になったと判定した場合、前記工具の刃数を加算する。
本開示の一実施形態においては、主軸の加速度を導出し、一回転中に、加速度が負の値から正の値に変化した回数を計測し、刃数を計測する。
本開示の一実施形態に係る計測方法は、主軸に装着した工具の刃数の計測方法において
前記主軸の周方向位置を取得し、取得した前記周方向位置に対応した前記主軸に作用したトルクを取得し、取得した前記トルクを時間微分し、前記トルクを時間微分して導出した微分値が正の値から負の値になったか否か判定し、前記微分値が正の値から負の値になったと判定した後、前記主軸が一回転するまでの間、前記微分値が負の値から正の値になったか否か判定し、前記微分値が負の値から正の値になったと判定した場合、前記工具の刃数を加算する。
本開示の一実施形態においては、主軸のトルクを導出し、トルクを時間微分する。一回転中に、トルクの微分値が負の値から正の値に変化した回数をし、刃数を計測する。
本開示の一実施形態に係るコンピュータプログラムは、主軸に装着した工具の刃数の計測する制御装置にて実行可能なコンピュータプログラムにおいて、前記制御装置に、前記主軸の周方向位置を取得し、取得した前記周方向位置に対応した前記主軸の回転速度を取得し、取得した前記回転速度を時間微分して加速度を導出し、導出した加速度が正の値から負の値になったか否か判定し、前記加速度が正の値から負の値になったと判定した後、前記主軸が一回転するまでの間、導出した加速度が負の値から正の値になったか否か判定し、前記加速度が負の値から正の値になったと判定した場合、前記工具の刃数を加算する処理を実行させる。
本開示の一実施形態においては、主軸の加速度を導出し、一回転中に、加速度が負の値から正の値に変化した回数を計測し、刃数を計測する。
本開示の一実施形態に係るコンピュータプログラムは、主軸に装着した工具の刃数の計測する制御装置にて実行可能なコンピュータプログラムにおいて、前記制御装置に、前記主軸の周方向位置を取得し、取得した前記周方向位置に対応した前記主軸に作用したトルクを取得し、取得した前記トルクを時間微分し、前記トルクを時間微分して導出した微分値が正の値から負の値になったか否か判定し、前記微分値が正の値から負の値になったと判定した後、前記主軸が一回転するまでの間、前記微分値が負の値から正の値になったか否か判定し、前記微分値が負の値から正の値になったと判定した場合、前記工具の刃数を加算する処理を実行させる。
本開示の一実施形態においては、主軸のトルクを導出し、トルクを時間微分する。一回転中に、トルクの微分値が負の値から正の値に変化した回数をし、刃数を計測する。
本開示の一実施形態に係る工作機械、計測方法及びコンピュータプログラムにあっては、主軸の加速度を導出し、一回転中に、加速度が負の値から正の値に変化した回数を計測し、刃数の計測を正確に実行することができる。
本開示の一実施形態に係る工作機械、計測方法及びコンピュータプログラムにあっては、主軸のトルクを導出し、トルクを時間微分する。一回転中に、トルクの微分値が負の値から正の値に変化した回数を計測し、刃数の計測を正確に実行することができる。
実施の形態1に係る工作機械の縦断面図である。 工作機械の制御装置を略示するブロック図である。 ワークと工具とを略示する模式図である。 主軸の回転速度及び測定した刃数と、主軸モータの総回転数との関係を示すグラフである。 刃数の測定過程を示すグラフである。 CPUによる刃数計測処理を説明するフローチャートである。 実施の形態2に係る主軸モータのトルク及び測定した刃数と、主軸モータの総回転数との関係を示すグラフである。 刃数の測定過程を示すグラフである。 CPUによる刃数計測処理を説明するフローチャートである。
(実施の形態1)
以下本発明を実施の形態1に係る工作機械を示す図面に基づいて説明する。図1は、工作機械の縦断面図である。以下の説明では上下前後左右を使用する。上下前後は図1の矢印で示す上下前後に対応し、左右は図1の表側及び裏側に対応する。図1に示す如く、工作機械は前後に長い矩形の基台1を備える。立柱2は基台1の後部に固定する。基台1の前部にワークを保持するワーク保持部10を設けてある。ワーク保持部10は、前後方向に移動するY方向移動部11、左右方向に移動するX方向移動部12、ワークを固定する台13を備える。Y方向移動部11はY軸モータ16(図2参照)を備え、Y軸モータ16の駆動によってY方向移動部11は前後移動する。X方向移動部12はX軸モータ23(図2参照)を備え、X軸モータ23によってX方向移動部12は左右移動する。
Y方向移動部11は基台1上に設けてあり、X方向移動部12はY方向移動部11上に設けてある。台13はX方向移動部12上に設けてある。X方向移動部12とY方向移動部11の左右前後移動は、台13に固定したワークの左右前後の位置を決定する。
上下方向に移動可能な主軸ヘッド3は立柱2の前面に設けてある。Z軸モータ33(図2参照)は立柱2に設けてあり、Z軸モータ33は主軸ヘッド3を上下移動する。主軸ヘッド3は上下に延びた主軸(図示略)を軸回りに回転可能に保持する。主軸モータ8は主軸ヘッド3の上端部に設けてあり、主軸モータ8の駆動によって主軸は回転する。二つの支持板7は立柱2から前方に突出し且つ左右に並ぶ。支持板7は工具マガジン6を支持し、工具マガジン6は工具5を保持する。マガジンモータ60(図2参照)の駆動によって、工具マガジン6は回転し、所定の工具5を最下位置、即ち交換位置に送る。
図2は、工作機械の制御装置50を略示するブロック図である。図2に示す如く、制御装置50はCPU51、記憶部52、RAM53、入出力インタフェース54を備える。記憶部52は書き換え可能なメモリであり、EPROM、EEPROM等である。記憶部52はワークを加工する加工プログラム、主軸ヘッド3と工具マガジン6の動作プログラム、工具5の刃数を計測するプログラム、閾値T、閾値N等を記憶する。制御装置50は記憶部52に記憶したプログラムに基づいて、工作機械を制御する。CPU51は、加工プログラムを構成する複数の指令を順次読み込み、読み込んだ指令を実行する。制御装置50は予めプログラムを格納したROMを備えていてもよい。
作業者が操作部14を操作した場合、操作部14から入出力インタフェース54に信号が入力する。操作部14はキーボード、ボタン、タッチパネル等である。入出力インタフェース54は表示部15に信号を出力する。表示部15は文字、図形、記号等を表示する。表示部15は、例えば液晶表示パネルである。
制御装置50はX軸モータ23に対応したX軸制御回路55、サーボアンプ55a、微分器23bを備える。X軸モータ23はエンコーダ23aを備える。X軸制御回路55はCPU51からの指令に基づき、電流量を示す命令をサーボアンプ55aに出力する。サーボアンプ55aは前記命令を受け、X軸モータ23に駆動電流を出力する。エンコーダ23aはX軸制御回路55に位置フィードバック信号を出力する。X軸制御回路55は位置フィードバック信号に基づき位置のフィードバック制御を実行する。エンコーダ23aは微分器23bに位置フィードバック信号を出力し、微分器23bは位置フィードバック信号を速度フィードバック信号に変換して、X軸制御回路55に出力する。X軸制御回路55は速度フィードバック信号に基づき、速度のフィードバック制御を実行する。
電流検出器55bはサーボアンプ55aが出力した駆動電流の値を検出する。電流検出器55bは駆動電流の値をX軸制御回路55にフィードバックする。X軸制御回路55は駆動電流の値に基づき、電流(トルク)制御を実行する。一般的に、モータに流れる駆動電流とモータに作用するトルクは略一致する。故に、電流検出器55bはX軸モータ23の駆動電流を検出することで、X軸モータ23のトルクを検出する。
制御装置50はY軸モータ16に対応したY軸制御回路56、サーボアンプ56a、微分器16b、電流検出器56bを備え、Y軸モータ16はエンコーダ16aを備える。Y軸制御回路56、サーボアンプ56a、微分器16b、Y軸モータ16、エンコーダ16a、電流検出器56bはX軸のものと同様であり、その説明を省略する。制御装置50はZ軸モータ33に対応したZ軸制御回路57、サーボアンプ57a、電流検出器57b、微分器33bを備える。Z軸モータ33はエンコーダ33aを備える。Z軸制御回路57、サーボアンプ57a、微分器33b、Z軸モータ33、エンコーダ33a、電流検出器57bはX軸のものと同様であり、その説明を省略する。制御装置50はマガジンモータ60に対応したマガジン制御回路58、サーボアンプ58a、電流検出器58b、微分器60bを備える。マガジンモータ60はエンコーダ60aを備える。マガジン制御回路58、サーボアンプ58a、微分器60b、マガジンモータ60、エンコーダ60a、電流検出器58bはX軸のものと同様であり、その説明を省略する。
制御装置50は主軸モータ8に対応した主軸制御回路79、サーボアンプ79a、電流検出器79b、微分器80bを備える。主軸モータ8はエンコーダ80aを備える。サーボアンプ79a、微分器80b、主軸モータ8、エンコーダ80a、電流検出器79bはX軸のものと同様であり、その説明を省略する。主軸制御回路79はローパスフィルタを備え、微分器80bから入力した回転速度を示す信号、即ち主軸の回転速度を示す信号をローパスフィルタに入力し、高周波成分を除去して、主軸の回転速度を示す信号を平滑化する。
CPU51は、ワーク40の加工中に、工具5の刃数を測定する刃数測定処理を実行する。刃数測定処理は、ワーク40の加工中に工具5に作用する負荷に注目し、例えば試験加工時に実行する。図3は、ワーク40と工具5とを略示する模式図、図4は、主軸の回転速度及び測定した刃数と、主軸モータ8の総回転数との関係を示すグラフである。図4において、左側縦軸は主軸の回転速度(rpm)を示し、右側縦軸は、測定が終了した刃数を示し、横軸は主軸モータ8の総回転数を示す。実線は回転速度を示し、二点鎖線は刃数を示す。図4の原点における回転速度、刃数及び総回転数は0である。
図5は、刃数の測定過程を示すグラフである。図5において、左側縦軸は主軸モータ8の回転加速度を示し、右側縦軸は刃数を示し、横軸は主軸モータ8の総回転数を示す。実線は回転速度を示し、二点鎖線は刃数を示す。図5の原点における回転加速度、刃数及び総回転数は0である。以下、回転加速度を単に加速度とも称する。図5の破線は、主軸モータ8の加速度が負の値から正の値に変化した時を示す。
図4において、総回転数t1からt2の間に、工具5はワーク40を加工する。総回転数t1より前は、工具5がワーク40を加工していないか、又は加工開始直後であって、主軸の平均トルクが所定値以上になっておらず、主軸の回転速度が不安定な状態にある。この場合における工具5の刃数の測定結果に対する信頼性は低い。総回転数t2より後は、工具5がワーク40を加工していない場合であって、主軸の平均トルクが所定値以上になっておらず、刃数の測定結果に対する信頼性は低い。図5は、総回転数t1から総回転数t2の間の任意の範囲におけるグラフである。
CPU51は、微分器80bから主軸の回転速度を示す信号を取得し、取得した回転速度を示す信号をローパスフィルタに入力し、ローパスフィルタからの出力値、即ち後述の回転速度Vを取得する。図4の縦軸は、ローパスフィルタからの出力値を示す。
CPU51は回転速度Vを時間微分して加速度を導出する。図5に示す如く、ワーク40の加工中、主軸の加速度は周期的に変化し、正の値と負の値とを繰り返す。図5において、総回転数S1は、工具5のいずれかの刃がワーク40に接触して(図3参照)、ワーク40の切削を開始し、主軸に負荷が作用して、加速度が負の値になった時の総回転数である。即ち、総回転数S1は、加速度が正の値から負の値に変化した時の総回転数であり、刃数の測定を開始する総回転数である。図5において、破線にて示した総回転数は、工具5のいずれかの刃がワーク40の切削を完了した直後且つ次の刃がワークに未接触の総回転数である。CPU51は総回転数S1を求める。CPU51は総回転数S1から主軸が一回転した総回転数、即ち360度回転した総回転数E1を求める。CPU51は、エンコーダ80aの検出値に基づき、主軸の回転角及び総回転数を測定する。総回転数E1は、刃数の測定を終了する総回転数である。
CPU51は総回転数S1から総回転数E1までの間に、加速度が負の値から正の値に変化した回数(即ち図5にて破線で示した総回転数)を計測し、変化した回数の合計値を記憶部52に記憶する。前記合計値は工具5の刃数に対応する。即ち、主軸が一回転する毎に工具5の刃数は確定する。図4に示された刃数は図5の総回転数E1での刃数であり、離散的な値である。図3に示す如く、刃数が5であり、周方向における刃の間の位相差が均等に設定してある場合、CPU51は、主軸が72度回転する毎に、刃数を一ずつ加算する。総回転数E1にて、CPU51は刃数をリセットし、測定した回転角をリセットする。
図6は、CPU51による刃数計測処理を説明するフローチャートである。CPU51は、エンコーダ80aから主軸の回転角を取得し、且つ主軸制御回路79のローパスフィルタから回転速度Vを取得する(S1)。回転速度Vは回転角(即ち周方向位置)に対応する。CPU51は、電流検出器79bから主軸モータ8の駆動電流、即ち主軸モータ8のトルクPを取得し(S2)、主軸モータ8の平均トルクを演算する(S3)。S1のCPU51は第一取得部及び第二取得部を構成し、S3のCPU51は平均トルク導出部を構成する。
CPU51は、加工プロラムを読み込み、主軸の回転を示す指令を実行中であるか否か判定する(S4)。主軸の回転を示す指令を実行中である場合(S4:YES)、CPU51は、S3にて演算した平均トルクが、予め定めた閾値T以上であるか否か判定する(S5)。平均トルクが、予め定めた閾値T以上である場合(S5:YES)、CPU51は、主軸の回転を示す指令が含む目標回転速度が、予め定めた閾値N以上であるか否か判定する(S6)。目標回転速度が、予め定めた閾値N以上である場合(S6:YES)、CPU51は、S1にて取得した回転速度の時間微分dv/dtを演算する(S7)。S7のCPU51は加速度導出部を構成する。
ここで目標回転速度、平均トルク及び主軸の回転を示す指令について説明する。平均トルクがT以上且つ主軸の回転を示す指令を実行中である場合(S4:YES且つS5:YES)、安定した回転速度で工具5はワーク40を加工中である。目標回転速度がN以下でない場合、即ち主軸の回転速度が高過ぎる場合(S6:NO)、ローパスフィルタから出力した回転速度の脈動は失われ、取得した回転速度の精度が低下するおそれがある。
故に、主軸の回転を示す指令を実行中でない場合、又は平均トルクがT以上でない場合(S4:NO又はS5:NO)、安定した回転速度で工具5はワーク40を加工していないので、CPU51は刃数測定処理を終了する。また目標回転速度がN以下でない場合(S6:NO)、取得した回転速度の精度が低下するので、CPU51は刃数測定処理を終了する。
S7において、dV/dtを演算後、CPU51は、工具5の刃数を測定中であるか否か判定する(S8)。例えば、CPU51は、記憶部52が刃数の測定を開始したことを示すフラグを記憶しているか否か判定し、フラグを記憶している場合、刃数を測定中であると判定し、フラグを記憶していない場合、刃数を測定中でないと判定する。
刃数を測定中でない場合(S8:NO)、CPU51は、dV/dtが正の値から負の値に変化したか否か判定する(S12)。S12のCPU51は第一判定部を構成する。dV/dtが正の値から負の値に変化した場合(S12:YES、図5の総回転数S1参照)、CPU51は刃数の測定を開始し(S13)、例えば前記フラグを記憶部52に記憶する。CPU51は、エンコーダ80aの検出値を取り込み、主軸の回転角の測定を開始し(S14)、S1に処理を戻す。dV/dtが正の値から負の値に変化していない場合(S12:NO)、刃数の測定は開始されておらず、CPU51はS1に処理を戻す。
S8において、刃数を測定中であると判定した場合(S8:YES)、CPU51は、S14にて測定を開始した主軸の回転角が360度以下であるか否か判定する(S9)。回転角が360度以下である場合(S9:YES)、CPU51は、dV/dtが負の値から正の値に変化したか否か判定する(S10)。S10のCPU51は第二判定部を構成する。dV/dtが負の値から正の値に変化した場合(S10:YES、図5の破線参照)、CPU51は刃数を一つ加算する(S11)。例えば、刃数に対応した変数が記憶部52に記憶してあり、CPU51は前記変数の値を一加算する。S11のCPU51は加算部を構成する。S10において、dV/dtが負の値から正の値に変化していない場合(S10:NO)、またはS11の処理後、CPU51はS1に処理を戻す。
S9において、回転角が360度以下でない場合、即ち総回転数S1から主軸が一回転した場合(S9:NO、図5の総回転数E1参照)、CPU51は刃数の測定を終了し(S15)、刃数の合計を記憶部52に記憶し(S16)、計測した刃数及び回転角をリセットし(S17)、処理を終了する。
実施の形態1に係る工作機械、計測方法及びコンピュータプログラムにあっては、主軸の加速度を導出し、一回転中に、加速度が負の値から正の値に変化した回数を計測して、刃数を計測する。故に刃数の計測を正確に実行することができる。
また制御装置50は主軸に作用するトルクの平均値を導出する。制御装置50は主軸を回転する指令を読み込み、且つ平均トルクが閾値以上である場合、安定した回転速度で工具5はワーク40を加工していると判定する。安定した回転速度で工具5がワーク40を加工している場合に刃数を測定することによって、刃数の測定値の精度は向上する。
(実施の形態2)
以下本発明を実施の形態2に係る工作機械を示す図面に基づいて説明する。実施の形態2に係る構成の内、実施の形態1と同様な構成については、同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7は、主軸モータ8のトルク及び測定した刃数と、主軸モータ8の総回転数との関係を示すグラフである。図7において、左側縦軸は主軸モータ8のトルク(%)を示し、右側縦軸は、測定が終了した刃数を示し、横軸は主軸モータ8の総回転数を示す。実線はトルクを示し、二点鎖線は刃数を示す。図7の原点におけるトルク、刃数及び総回転数は0である。
図8は、刃数の測定過程を示すグラフである。図8において、左側縦軸は主軸モータ8のトルク変化率(%/s)を示し、右側縦軸は刃数を示し、横軸は主軸モータ8の総回転数を示す。図8の原点におけるトルク変化率、刃数及び総回転数は0である。図8の破線は、主軸モータ8のトルク変化率が負の値から正の値に変化した総回転数を示す。
図7において、総回転数t3からt4の間に、工具5はワーク40を加工する。図8は、総回転数t3から総回転数t4の間の任意の範囲におけるグラフである。
CPU51は、電流検出器79bから主軸モータ8のトルクを示す信号を取得し、取得したトルクを示す信号をローパスフィルタに入力し、ローパスフィルタからの出力値、即ち後述のトルクPを取得する。図7の縦軸は、ローパスフィルタからの出力値を示す。
CPU51はトルクPを時間微分してトルクPの変化率を導出する。以下、トルクPの変化率を単に変化率とも称する。図8に示す如く、ワーク40の加工中、変化率は周期的に変化し、正の値と負の値とを繰り返す。図8において、総回転数S2は、工具5のいずれかの刃がワーク40の切削を完了した直後且つ次の刃がワーク40に未接触の時の総回転数である。即ち、総回転数S2はトルク変化率が正の値から負の値に変化した総回転数であり、刃数の測定を開始する総回転数である。図8において、破線にて示した総回転数は、工具5のいずれかの刃がワーク40に接触して(図3参照)、ワーク40の切削を開始し、主軸に負荷が作用して、トルク変化率が負の値から正の値になった総回転数である。CPU51は総回転数S2を求める。CPU51は総回転数S2から主軸が一回転した総回転数、即ち360度回転した総回転数E2を求める。CPU51は、エンコーダ80aの検出値に基づき、主軸の回転角を測定する。総回転数E2は、刃数の測定を終了する総回転数である。
CPU51は総回転数S2から総回転数E2までの間に、トルクPの変化率が負の値から正の値に変化した回数(即ち図8にて破線で示した総回転数)を計測し、変化した回数の合計値を記憶部52に記憶する。前記合計値は工具5の刃数に対応する。即ち、主軸が一回転する毎に工具5の刃数は確定する。図7に示された刃数は図8の総回転数E2での刃数であり、離散的な値である。図3に示す如く、刃数が5であり、周方向における刃の間の位相差が均等に設定してある場合、CPU51は、主軸が72度回転する毎に、刃数を一ずつ加算する。総回転数E2にて、CPU51は刃数をリセットし、測定した回転角をリセットする。
図9は、CPU51による刃数計測処理を説明するフローチャートである。CPU51は、エンコーダ80aから主軸の回転角を取得し且つ電流検出器79bから主軸モータ8の駆動電流、即ち主軸モータ8のトルクPを取得する(S21)。トルクPは回転角に対応する。CPU51は、主軸モータ8の平均トルクを演算する(S22)。S21のCPU51は第三取得部及び第四取得部を構成する。
CPU51は、加工プロラムを読み込み、主軸の回転を示す指令を実行中であるか否か判定する(S23)。主軸の回転を示す指令を実行中である場合(S23:YES)、CPU51は、S22にて演算した平均トルクが、予め定めた閾値T以上であるか否か判定する(S24)。平均トルクが、予め定めた閾値T以上である場合(S24:YES)、CPU51は、主軸の回転を示す指令が含む目標回転速度が、予め定めた閾値N以上であるか否か判定する(S25)。目標回転速度が、予め定めた閾値N以上である場合(S25:YES)、CPU51は、S21にて取得したトルクPの時間微分dP/dt、即ち変化率を演算する(S26)。S26のCPU51は微分値導出部を構成する。
平均トルクがT以上でない場合、主軸の回転を示す指令を実行中でない場合、又は目標回転速度がN以下でない場合(S23:NO、S24:NO又はS25:NO)、CPU51は、実施の形態1と同様の理由から、刃数測定処理を終了する。
S26において、dP/dtを演算後、CPU51は、工具5の刃数を測定中であるか否か判定する(S27)。例えば、CPU51は、記憶部52が刃数の測定を開始したことを示すフラグを記憶しているか否か判定し、フラグを記憶している場合、刃数を測定中であると判定し、フラグを記憶していない場合、刃数を測定中でないと判定する。
刃数を測定中でない場合(S27:NO)、CPU51は、dP/dtが正の値から負の値に変化したか否か判定する(S31)。S31のCPU51は第三判定部を構成する。dP/dtが正の値から負の値に変化した場合(S31:YES、図8の総回転数S2参照)、CPU51は刃数の測定を開始し(S32)、例えば前記フラグを記憶部52に記憶する。CPU51は、エンコーダ80aの検出値を取り込み、主軸の回転角の測定を開始し(S33)、S21に処理を戻す。dP/dtが正の値から負の値に変化していない場合(S31:NO)、刃数の測定は開始されておらず、CPU51はS21に処理を戻す。
S27において、刃数を測定中であると判定した場合(S27:YES)、CPU51は、S33にて測定を開始した主軸の回転角が360度以下であるか否か判定する(S28)。回転角が360度以下である場合(S28:YES)、CPU51は、dP/dtが負の値から正の値に変化したか否か判定する(S29)。S29のCPU51は第四判定部を構成する。dP/dtが負の値から正の値に変化した場合(S29:YES、図8の破線参照)、CPU51は刃数を一つ加算する(S30)。例えば、刃数に対応した変数が記憶部52に記憶してあり、CPU51は前記変数の値を一加算する。S30のCPU51は第二加算部を構成する。S29において、dP/dtが負の値から正の値に変化していない場合(S29:NO)、またはS30の処理後、CPU51はS21に処理を戻す。
S28において、回転角が360度以下でない場合、即ち総回転数S2から主軸が一回転した場合(S28:NO、図8の総回転数E2参照)、CPU51は刃数の測定を終了し(S34)、刃数の合計を記憶部52に記憶し(S35)、計測した刃数及び回転角をリセットし(S36)、処理を終了する。
実施の形態2に係る工作機械、計測方法及びコンピュータプログラムにあっては、主軸のトルクを導出し、トルクを時間微分する。一回転中に、トルクの微分値が負の値から正の値に変化した回数を計測し、刃数の計測を正確に実行することができる。
制御装置50は主軸に作用するトルクの平均値を導出する。制御装置50は主軸を回転する指令を読み込み、且つ平均トルクが閾値以上である場合、安定した回転速度で工具5はワーク40を加工していると判定する。安定した回転速度で工具5がワーク40を加工している場合に刃数を測定することによって、刃数の測定値の精度は向上する。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
5 工具
50 制御装置
51 CPU
52 記憶部
53 RAM
79 主軸制御回路
79a サーボアンプ
8 主軸モータ
80a エンコーダ
80b 微分器

Claims (8)

  1. 工具を装着する主軸の駆動を制御する制御装置を備える工作機械において、
    前記制御装置は、
    前記主軸の周方向位置を取得する第一取得部と、
    該第一取得部にて取得した前記周方向位置に対応した前記主軸の回転速度を取得する第二取得部と、
    該第二取得部にて取得した前記回転速度を時間微分する加速度導出部と、
    該加速度導出部にて導出した加速度が正の値から負の値になったか否か判定する第一判定部と
    該第一判定部にて、前記加速度が正の値から負の値になったと判定した後、前記主軸が一回転するまでの間、前記加速度導出部にて導出した加速度が負の値から正の値になったか否か判定する第二判定部と、
    該第二判定部にて、前記加速度が負の値から正の値になったと判定した場合、前記工具の刃数を加算する加算部と
    を備える工作機械。
  2. 前記制御装置は、
    複数の指令を記憶した記憶部と、
    前記主軸に作用するトルクの平均値を導出する平均トルク導出部と
    を備え、
    前記主軸を回転する指令を読み込み、且つ前記平均トルク導出部にて導出したトルクの平均値が閾値以上である場合、前記加速度導出部は前記回転速度を時間微分する
    請求項1に記載の工作機械。
  3. 工具を装着する主軸の駆動を制御する制御装置を備える工作機械において、
    前記制御装置は、
    前記主軸の周方向位置を取得する第三取得部と、
    該第三取得部にて取得した前記周方向位置に対応した前記主軸に作用したトルクを取得する第四取得部と、
    該第四取得部にて取得した前記トルクを時間微分する微分値導出部と、
    該微分値導出部にて導出した微分値が正の値から負の値になったか否か判定する第三判定部と
    該第三判定部にて、前記微分値が正の値から負の値になったと判定した後、前記主軸が一回転するまでの間、前記微分値が負の値から正の値になったか否か判定する第四判定部と、
    該第四判定部にて、前記微分値が負の値から正の値になったと判定した場合、前記工具の刃数を加算する第二加算部と
    を備える工作機械。
  4. 前記制御装置は、
    複数の指令を記憶した記憶部と、
    前記トルクの平均値を導出する平均トルク導出部と
    を備え、
    前記主軸を回転する指令を読み込み、且つ前記平均トルク導出部にて導出したトルクの平均値が閾値以上である場合、前記微分値導出部は前記トルクを時間微分する
    請求項3に記載の工作機械。
  5. 主軸に装着した工具の刃数の計測方法において
    前記主軸の周方向位置を取得し、
    取得した前記周方向位置に対応した前記主軸の回転速度を取得し、
    取得した前記回転速度を時間微分して加速度を導出し、
    導出した加速度が正の値から負の値になったか否か判定し、
    前記加速度が正の値から負の値になったと判定した後、前記主軸が一回転するまでの間、導出した加速度が負の値から正の値になったか否か判定し、
    前記加速度が負の値から正の値になったと判定した場合、前記工具の刃数を加算する
    刃数の計測方法。
  6. 主軸に装着した工具の刃数の計測方法において
    前記主軸の周方向位置を取得し、
    取得した前記周方向位置に対応した前記主軸に作用したトルクを取得し、
    取得した前記トルクを時間微分し、
    前記トルクを時間微分して導出した微分値が正の値から負の値になったか否か判定し、
    前記微分値が正の値から負の値になったと判定した後、前記主軸が一回転するまでの間、前記微分値が負の値から正の値になったか否か判定し、
    前記微分値が負の値から正の値になったと判定した場合、前記工具の刃数を加算する
    刃数の計測方法。
  7. 主軸に装着した工具の刃数の計測する制御装置にて実行可能なコンピュータプログラムにおいて、
    前記制御装置に、
    前記主軸の周方向位置を取得し、
    取得した前記周方向位置に対応した前記主軸の回転速度を取得し、
    取得した前記回転速度を時間微分して加速度を導出し、
    導出した加速度が正の値から負の値になったか否か判定し、
    前記加速度が正の値から負の値になったと判定した後、前記主軸が一回転するまでの間、導出した加速度が負の値から正の値になったか否か判定し、
    前記加速度が負の値から正の値になったと判定した場合、前記工具の刃数を加算する
    処理を実行させるコンピュータプログラム。
  8. 主軸に装着した工具の刃数の計測する制御装置にて実行可能なコンピュータプログラムにおいて、
    前記制御装置に、
    前記主軸の周方向位置を取得し、
    取得した前記周方向位置に対応した前記主軸に作用したトルクを取得し、
    取得した前記トルクを時間微分し、
    前記トルクを時間微分して導出した微分値が正の値から負の値になったか否か判定し、
    前記微分値が正の値から負の値になったと判定した後、前記主軸が一回転するまでの間、前記微分値が負の値から正の値になったか否か判定し、
    前記微分値が負の値から正の値になったと判定した場合、前記工具の刃数を加算する
    処理を実行させるコンピュータプログラム。
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