JP2020019072A - 工具刃数推定装置およびこれを備えた工作機械、ならびに工具刃数推定方法 - Google Patents

工具刃数推定装置およびこれを備えた工作機械、ならびに工具刃数推定方法 Download PDF

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【課題】 断続切削に用いられる工具の刃数を推定でき、ユーザの手入力作業を省略し、入力ミスの発生を低減することができる工具刃数推定装置およびこれを備えた工作機械、ならびに工具刃数推定方法を提供する。【解決手段】 工作機械10によってワーク11を断続切削する際に用いる工具12の刃数を推定する工具刃数推定装置1であって、工作機械10の振動データに基づいて、断続切削を実行する際の切れ刃通過周波数を推定する切れ刃通過周波数推定部32と、推定された切れ刃通過周波数と工作機械10の主軸回転速度とに基づいて、工具12の刃数を推定する工具刃数推定部34とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、工作機械によってワークを断続切削する際に用いる工具の刃数を推定する工具刃数推定装置およびこれを備えた工作機械、ならびに工具刃数推定方法に関するものである。
従来、工作機械においては、ユーザによって事前に手入力されるパラメータの一つとして、工具の刃数が存在する。この刃数の情報は、例えば、断続切削を行う際に生じるびびり振動を抑制するための計算に必要となるなど、様々な場面で利用されている。なお、特開2017−77618号公報には、手入力した刃数等を用いてびびり振動を抑制する加工状態監視方法が開示されている(特許文献1)。
特開2017−77618号公報
しかしながら、刃数の情報は、切削加工を行うのに必須の情報ではないため、実際の現場では入力されていないことが多い。また、数百本単位の工具を使用するユーザにとっては、刃数が膨大となるため、一つ一つ手入力するには膨大な手間がかかるという問題もある。さらに、刃数を事前入力したとしても、手入力である以上、ある程度の入力ミスは避けられないという問題もある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、断続切削に用いられる工具の刃数を推定でき、ユーザの手入力作業を省略し、入力ミスの発生を低減することができる工具刃数推定装置およびこれを備えた工作機械、ならびに工具刃数推定方法を提供することを目的としている。
本発明に係る工具刃数推定装置は、断続切削に用いられる工具の刃数を推定でき、ユーザの手入力作業を省略し、入力ミスの発生を低減するという課題を解決するために、工作機械によってワークを断続切削する際に用いる工具の刃数を推定する工具刃数推定装置であって、前記工作機械の振動データに基づいて、前記断続切削を実行する際の切れ刃通過周波数を推定する切れ刃通過周波数推定部と、推定された前記切れ刃通過周波数と前記工作機械の主軸回転速度とに基づいて、前記工具の刃数を推定する工具刃数推定部と、を有する。
また、本発明の一態様として、断続切削において発生するびびり振動を抑制しうる最適な主軸回転速度を算出するという課題を解決するために、前記工具刃数推定部によって推定された刃数と、前記工作機械の固有振動周波数とに基づいて、前記断続切削において発生するびびり振動を抑制しうる主軸回転速度を算出する最適回転速度算出部を有する。
さらに、本発明の一態様として、より正確な切れ刃通過周波数を推定し、刃数の推定精度を向上するという課題を解決するために、前記切れ刃通過周波数推定部は、前記振動データをフーリエ変換して得られるパワースペクトルに逆フーリエ変換を行って自己相関関数を求め、当該自己相関関数において現れる複数のピークのうち主軸が一回転する間に現れ、かつ、その一回転時と同程度の相関となる最初のピークを示す周波数を前記切れ刃通過周波数として推定する。
また、本発明の一態様として、事前に手入力した刃数に誤りがある可能性や、工具の刃が欠けている可能性をユーザに認識させ、刃数の信頼性を向上するとともに、びびり振動の回避による安全性を向上するという課題を解決するために、前記工具刃数推定部によって推定された刃数と、事前に入力されていた刃数とが相違する場合、その旨を報知する刃数相違報知部を有する。
さらに、本発明の一態様として、断続切削に使用された工具のトレーサビリティを実現するという課題を解決するために、前記工具のそれぞれに対応付けて、前記工具刃数推定部によって推定された刃数を記憶する工具刃数記憶部を有してもよい。
また、本発明の一態様として、本発明に係る工作機械は、上述したいずれかの態様の工具刃数推定装置を備える。
本発明に係る工具刃数推定方法は、断続切削に用いられる工具の刃数を推定でき、ユーザの手入力作業を省略し、入力ミスの発生を低減するという課題を解決するために、工作機械によってワークを断続切削する際に用いる工具の刃数を推定する工具刃数推定方法であって、前記工作機械の振動データに基づいて、前記断続切削を実行する際の切れ刃通過周波数を推定する切れ刃通過周波数推定ステップと、推定された前記切れ刃通過周波数と前記工作機械の主軸回転速度とに基づいて、前記工具の刃数を推定する工具刃数推定ステップと、を有する。
本発明によれば、断続切削する際に用いる工具の刃数を自動で推定することができるとともに、ユーザの作業負担を軽減し、入力ミスを防止することができる。
本発明に係る工具刃数推定装置およびこれを備えた工作機械の一実施形態を示すブロック図である。 本実施形態の工作機械を示す図である。 本実施形態の工具刃数推定装置によって実行される工具刃数推定方法を示すフローチャートである。 本実施例1における、振動データから求められた自己相関関数を示す図である。 本実施例1で使用した振動データをフーリエ変換した後の全周波数帯域の2乗和を時系列にプロットした図である。 本実施例1において、推定された刃数の推移を示す図である。
以下、本発明に係る工具刃数推定装置およびこれを備えた工作機械ならびに工具刃数推定方法の一実施形態について図面を用いて説明する。
本実施形態の工具刃数推定装置1は、工作機械10によってワーク11を断続切削する際に用いる工具12の刃数を推定するものである。具体的には、図1に示すように、工具刃数推定装置1は、工作機械10に駆動信号を出力して断続切削を行わせるとともに、当該断続切削中の工作機械10から得られる振動データに基づいて、工具12の刃数を推定するようになっている。以下、各構成について説明する。
工作機械10は、金属、木材、石材、樹脂等のワーク11に対して、断続切削等の加工を行うためのものである。本実施形態において、工作機械10は、図2に示すように、工具12が装着された主軸13と、ワーク11が載置されたテーブル14とが、X軸、Y軸、Z軸方向に沿って三次元空間内を相対移動可能に構成されており、任意の加工プログラムに従って数値制御されるようになっている。
また、工作機械10には、図1に示すように、断続切削の実行中に発生する振動を検出するための振動検出手段15が設けられている。本実施形態において、振動検出手段15は、加速度センサによって構成されており、検出した機械的振動を振動データとして、工具刃数推定装置1に出力するようになっている。
なお、本実施形態において、振動検出手段15は、加速度センサによって構成されているが、この構成に限定されるものではなく、断続切削中の振動を検出しうるものであれば、工具12やワーク11の変位や速度を直接的または間接的に検出する変位・速度センサや、音波により振動音を取得するマイクロフォン等によって構成されていてもよい。
工具刃数推定装置1は、工作機械10を制御する数値制御装置等のコンピュータによって構成されており、図1に示すように、各種のデータを記憶するとともに、演算処理手段3が演算処理を行う際のワーキングエリアとして機能する記憶手段2と、記憶手段2にインストールされた工具刃数推定プログラム1aを実行することにより、各種の演算処理を実行し後述する各構成部として機能する演算処理手段3とを有している。以下、各構成手段について詳細に説明する。
記憶手段2は、ハードディスク、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等で構成されており、図1に示すように、プログラム記憶部21と、工具刃数記憶部22とを有している。
プログラム記憶部21には、本実施形態の工具刃数推定装置1を制御するための工具刃数推定プログラム1aがインストールされている。そして、演算処理手段3が、当該工具刃数推定プログラム1aを実行することにより、コンピュータとしての工具刃数推定装置1を後述する各構成部として機能させるようになっている。
なお、工具刃数推定プログラム1aの利用形態は、上記構成に限られるものではない。例えば、CD−ROMやUSBメモリ等のように、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体に工具刃数推定プログラム1aを記憶させておき、当該記録媒体から直接読み出して実行してもよい。また、外部サーバ等からクラウドコンピューティング方式やASP(Application Service Provider)方式等で利用してもよい。
工具刃数記憶部22は、工具12のそれぞれに対応付けて、刃数を記憶するものである。具体的には、工具刃数記憶部22は、後述する工具刃数推定部34によって刃数が推定されると、工具12を識別する工具IDに対応付けて、推定された刃数を記憶する。また、本実施形態において、工具刃数記憶部22は、手作業によって刃数が事前入力されると、工具IDに対応付けて、手入力された刃数を記憶するようになっている。なお、工具刃数記憶部22には、刃数の他にも、工具12を使用した日時や、加工したワーク11を識別するワークID等を履歴として記憶してもよい。
つぎに、演算処理手段3は、CPU(Central Processing Unit)等によって構成されており、記憶手段2にインストールされた工具刃数推定プログラム1aを実行することにより、図1に示すように、振動データ取得部31と、切れ刃通過周波数推定部32と、主軸回転速度取得部33と、工具刃数推定部34と、刃数相違報知部35と、固有振動周波数取得部36と、最適回転速度算出部37と、駆動制御部38として機能するようになっている。以下、各構成部についてより詳細に説明する。
振動データ取得部31は、工作機械10の振動データを取得するものである。本実施形態において、振動データ取得部31は、工作機械10が断続切削を実行している間、振動検出手段15から出力される振動データを時系列で取得するようになっている。
切れ刃通過周波数推定部32は、振動データに基づいて切れ刃通過周波数を推定するものである。ここで、切れ刃通過周波数とは、TPF(Tool Passing Frequency)とも呼ばれるものであり、工具12の切れ刃(刃先)がワーク11と接触することによって発生する周期的な振動の周波数を意味する。本実施形態において、切れ刃通過周波数推定部32は、振動データの特性(波形、周期性、推移等)を解析することにより、切れ波通過周波数を推定するようになっている。
具体的には、切れ刃通過周波数推定部32は、まず、振動データ取得部31によって取得された振動データをフーリエ変換し、パワースペクトルを取得する。つぎに、当該パワースペクトルに逆フーリエ変換を行って自己相関関数を求める。この自己相関関数においては、主軸13が一回転する周期で自己相関が高くなり、切れ刃がワーク11と接触する周期でも同程度のピークが現れる。また、これら一回転の間に切れ刃がワーク11と接触する周期で現れるピークは刃数に一致するため、ピーク間の周期から切れ刃通過周波数を推定することができる。そこで、切れ刃通過周波数推定部32は、自己相関関数において現れる複数のピークのうち主軸13が一回転する間に現れ、かつ、その一回転時と同程度の相関となる最初のピークを示す周波数を切れ刃通過周波数として推定するようになっている。
なお、切れ刃通過周波数の推定方法は、上述した方法に限定されるものではなく、振動データに基づく様々な推定方法を適用することができる。例えば、本実施形態では、振動データをフーリエ変換して自己相関関数を求めているが、これに限定されるものではなく、フーリエ変換することなく、時系列の振動データから直接、自己相関関数を求めてもよい。
また、本実施形態では、自己相関関数において現れる複数のピークのうち主軸13が一回転する間に現れ、かつ、その一回転時と同程度の相関となる最初のピークを示す周波数を切れ刃通過周波数として推定しているが、これに限定されるものではなく、最大のピーク値を示す周波数を切れ刃通過周波数として推定してもよく、ピーク値が所定の閾値を超えた場合の周波数を切れ刃通過周波数として推定してもよい。
さらに、本実施形態では、自己相関関数を用いて切れ刃通過周波数を推定しているが、これに限定されるものでもない。例えば、音声分析に用いられるケプストラム分析等の手法により検出された基本周波数に基づいて、切れ刃通過周波数を推定するようにしてもよい。あるいは、振動データ、パワースペクトル、自己相関関数などを機械学習することにより、切れ刃通過周波数を推定するようにしてもよい。
主軸回転速度取得部33は、工作機械10の主軸回転速度を取得するものである。本実施形態において、主軸回転速度取得部33は、実行中の断続切削に係る加工プログラムを参照し、当該加工プログラムにおいて設定されている主軸回転速度を取得するようになっている。
工具刃数推定部34は、工具12の刃数を推定するものである。本実施形態において、工具刃数推定部34は、切れ刃通過周波数推定部32によって推定された切れ刃通過周波数と、主軸回転速度取得部33によって取得された主軸回転速度とに基づいて、工具12の刃数を推定するようになっている。具体的には、工具刃数推定部34は、下記式(1)を用いて刃数を算出する。
N=F・60/n ・・・式(1)
ただし、各符号は以下を表す。
N:工具の刃数(枚)
F:切れ刃通過周波数(Hz)
n:工作機械の主軸回転速度(min−1
ただし、上記式(1)によって算出される工具の刃数Nは、必ずしも整数値とはならない。このため、工具刃数推定部34は、上記式(1)で算出された値の小数点以下を四捨五入して得られた整数値を刃数Nとして出力するようになっている。また、工具刃数推定部34は、上記式(1)で算出された値の小数部が5に近い場合、推定の信頼性が低いものとみなして、表示画面や音声によってユーザに報知したり、その後の処理をスキップしたり、実用上使われることが多い方の刃数を採用する等の対策を施してもよい。また、時系列で推定結果がばらつく場合も、推定の信頼性が低いものとみなして、同様な対策を施してもよい。
刃数相違報知部35は、推定された刃数と事前入力した刃数とが相違する場合、その旨を報知するものである。上述したとおり、工具刃数記憶部22には、事前に手入力された刃数を記憶させることができる。そこで、本実施形態において、刃数相違報知部35は、工具刃数推定部34によって刃数が推定されると、工具刃数記憶部22に保存されている刃数を参照し、工具刃数推定部34によって推定された刃数と、事前に入力されていた刃数とが一致するか否かを判定する。当該判定の結果、両者が一致する場合、推定された刃数をそのまま工具刃数記憶部22に保存する。
一方、上記判定の結果、工具刃数推定部34によって推定された刃数と、事前に入力されていた刃数とが相違する場合には、その旨を表示画面や音声によってユーザに報知し、ユーザからの指示を受付けるようになっている。当該指示としては、工具刃数推定部34によって推定された刃数と、事前に入力されていた刃数のうち、どちらかを正しい刃数として選択するための指示でもよい。あるいは、刃の欠損により刃数が相違していた場合には、工具12を交換するために切削加工を停止する指示でもよい。
固有振動周波数取得部36は、工作機械10の固有振動周波数を取得するものである。本実施形態において、固有振動周波数取得部36は、断続切削を実行中の工作機械10において、びびり振動が発生したとき、振動データ取得部31によって取得された振動データに基づいて、びびり振動周波数を特定する。そして、当該びびり振動周波数を工作機械10の固有振動周波数として取得するようになっている。
なお、本実施形態において、固有振動周波数取得部36は、びびり振動周波数を固有振動周波数とみなして取得しているが、固有振動周波数の特定方法は、これに限定されるものではない。例えば、特開2017−94463号公報に記載の方法のように、工具12の変位データ及び工具12に作用する切削動力データを周波数解析して得られる変位スペクトル及び切削動力スペクトルに基づいて、固有振動周波数を取得してもよい。また、事前に工作機械10をインパルスハンマで加振し、その結果生じる振動を加速度計で検出し、FFTアナライザで計測するハンマリング試験によって得られた固有振動周波数を入力手段から入力することによって取得してもよい。
最適回転速度算出部37は、びびり振動を抑制するのに最適な主軸回転速度を算出するものである。本実施形態において、最適回転速度算出部37は、工具刃数推定部34によって推定された刃数と、固有振動周波数取得部36によって取得された固有振動周波数とに基づいて、びびり振動を抑制しうる主軸回転速度を算出するようになっている。具体的には、最適回転速度算出部37は、下記式(2)を用いて主軸回転速度を算出する。
n=60・f/(k・N) ・・・式(2)
ただし、各符号は以下を表す。
n:工作機械の主軸回転速度(min−1
f:固有振動周波数(Hz)
k:1以上の整数
N:工具の刃数(枚)
駆動制御部38は、工作機械10に備えられた各軸を駆動制御するものである。本実施形態において、駆動制御部38は、加工プログラムに基づいて、工作機械10にワーク11の断続切削を実行させる駆動信号を生成し、各軸のモータへ出力するようになっている。また、断続切削の実行中にびびり振動が発生した場合、駆動制御部38は、最適回転速度算出部37によって算出された主軸回転速度による駆動信号を出力するようになっている。
つぎに、本実施形態の工具刃数推定装置1およびこれを備えた工作機械10の作用ならびに工具刃数推定方法について、図3を参照しつつ説明する。なお、以下の説明では、工具12の刃数を推定した後、当該推定した刃数を用いて、びびり振動を抑制する場合について説明する。
本実施形態の工具刃数推定装置1およびこれを備えた工作機械10ならびに工具刃数推定方法を用いて、工具12の刃数を推定する場合、まず、振動データ取得部31が、工作機械10に設けられた振動検出手段15から、工作機械10の振動データを取得する(ステップS1)。これにより、断続切削を実行している工作機械10の振動状態を把握することが可能になる。
つぎに、切れ刃通過周波数推定部32が、ステップS1で取得された振動データに基づいて、工具12の切れ刃通過周波数を推定する(ステップS2)。これにより、刃数の推定に必要なパラメータとしての切れ刃通過周波数が取得される。また、本実施形態において、切れ刃通過周波数推定部32は、振動データをフーリエ変換して得られるパワースペクトルに逆フーリエ変換を行って自己相関関数を求め、当該自己相関関数において現れる複数のピークのうち主軸13が一回転する間に現れ、かつ、その一回転時と同程度の相関となる最初のピークを示す周波数を切れ刃通過周波数として推定する。これにより、より正確な切れ刃通過周波数が推定されるため、刃数の推定精度が向上する。
つづいて、主軸回転速度取得部33が、工作機械10の主軸回転速度を取得すると(ステップS3)、工具刃数推定部34が、ステップS2で推定された切れ刃通過周波数と、ステップS3で取得された主軸回転速度とに基づいて、工具12の刃数を推定する(ステップS4)。これにより、断続切削に用いられる工具12の刃数が自動的に検出されるため、刃数を手作業によって入力する必要がなく、ユーザの作業負担が軽減する。また、入力ミス等のヒューマンエラーが未然に防止されるため、びびり振動が高い確実性で抑制される。
つぎに、本実施形態では、工具刃数記憶部22において、刃数が事前入力されているか否かを判定する(ステップS5)。当該判定の結果、刃数が事前入力されていない場合(ステップS5:NO)、ステップS4で推定された刃数が工具刃数記憶部22に保存される(ステップS9)。一方、ステップS5の判定の結果、刃数が事前入力されている場合(ステップS5:YES)、刃数相違報知部35が、推定された刃数と事前入力した刃数とが一致するか否かを判定する(ステップS6)。
当該判定の結果、一致する場合(ステップS6:YES)、当該一致した刃数が工具刃数記憶部22に保存される(ステップS9)。一方、ステップS6の判定の結果、相違する場合(ステップS6:NO)、その旨をユーザに報知する(ステップS7)。これにより、事前に手入力した刃数が誤っていた場合や、工具12の刃が欠けていた場合、ユーザに刃数を確認することが促される。
その後、ユーザからの指示を受け付け(ステップS8)、正確な刃数が選択されたり、新しい工具12に交換されると、正しい刃数が工具刃数記憶部22に保存される(ステップS9)。これにより、刃数の信頼性が向上し、びびり振動回避の安全性が向上する。また、工具12のトレーサビリティ、ワーク11の品質管理、不具合の原因究明などに有用な履歴情報を得ることが可能になる。例えば、ワーク11に品質不良が起こった場合に、工具12の推定刃数の変化点に着目することで、切れ刃が欠損したタイミングを特定できる可能性がある。
つづいて、本実施形態では、固有振動周波数取得部36が、工作機械10の固有振動周波数を取得すると(ステップS10)、最適回転速度算出部37が、ステップS9で保存された刃数と、ステップS10で取得された固有振動周波数とに基づいて、主軸回転速度を算出する(ステップS11)。これにより、断続切削において発生するびびり振動を抑制しうる最適な主軸回転速度が算出される。
そして、駆動制御部38が、ステップS11で算出された主軸回転速度に従って工作機械10を制御する(ステップS12)。これにより、工具12の切れ刃がワーク11と接触する周期が、固有振動周波数の整数倍に制御されるため、びびり振動の発生が抑制される。
以上のような本実施形態の工具刃数推定装置1およびこれを備えた工作機械10ならびに工具刃数推定方法によれば、以下のような効果を奏する。
1.断続切削に用いられる工具12の刃数を推定でき、ユーザの手入力作業を省略し、入力ミスの発生を低減することができる。
2.特に、びびり振動が発生した場合には、事前に刃数を手入力していなくても、即座に回避動作を実行でき、利便性を向上することができる。
3.断続切削において発生するびびり振動を抑制しうる最適な主軸回転速度を算出することができる。
4.より正確な切れ刃通過周波数を推定し、刃数の推定精度を向上することができる。
5.事前に手入力した刃数に誤りがある可能性や、工具12の刃が欠けている可能性をユーザに認識させることができる。
6.刃数の信頼性を向上するとともに、びびり振動の回避による安全性を向上することができる。
7.断続切削に使用された工具12のトレーサビリティを実現することができる。
つぎに、本発明に係る工具刃数推定装置1およびこれを備えた工作機械10ならびに工具刃数推定方法の具体的な実施例について説明する。
本実施例1では、上述した本実施形態の工具刃数推定装置1およびこれを備えた工作機械10ならびに工具刃数推定方法を用いて、断続切削を実行する際に用いた工具12の刃数を推定する実験を行った。なお、本実施例1では、刃数が4枚の工具12を使用し、主軸回転速度は、2777min−1に設定した。
具体的には、まず、断続切削中の工作機械10から所定のサンプリング周期で振動データを取得した。そして、取得した振動データをフーリエ変換し、適切なフィルタリング処理を行った後、二乗してパワースペクトルを取得した。つぎに、当該パワースペクトルを逆フーリエ変換することにより、自己相関関数を求めた。当該自己相関関数のグラフを図4に示す。なお、図4において、グラフの横軸は、サンプリング周波数(サンプリング周期の逆数)を周波数で除算することで得られるインデックス値を示し、縦軸は相関を示す。
主軸回転速度に相当する周波数は、46.28Hzであり、これをインデックス値に変換すると177.0となる。そのため、175に現れるピークが、主軸13が1回転する時に現れるピークに相当する。したがって、当該ピークより手前に現れるピークに注目すると、3つのピーク(インデックス値:44、88、131)が現れており、これらのピークの中で、最初に現れるピークを示す44を周波数に変換して得られた186.1818Hzを切れ刃通過周波数に推定した。
そして、上記式(1)に、主軸回転速度(2777/min)と、推定された切れ刃通過周波数(186.1818Hz)とを代入すると、刃数の推定値として4.0226が得られ、刃数を正しく推定することが示された。
ここで、本実施例1において、刃数を推定する際に用いた振動データを図5に示す。図5において、横軸は経過時間を表し、縦軸はフーリエ変換後の全周波数帯域における振動量の2乗和を表す。また、本実施例1において、推定された刃数の推移を図6に示す。図6において、横軸は経過時間を表し、縦軸は刃数の推定値を表す。
図5に示すように、振動データでは、0.8秒から11秒の間で振動が観測されており、この間に断続切削加工が行われていたことがわかる。したがって、図6に示すように、断続切削が開始されてから終了するまでの間、工具12の刃数は、実際の刃数と同じ4枚と推定されていることが示された。
また、図5では、観測開始から2秒過ぎた付近で振動量が急激に増大し、びびり振動が発生していたことがわかる。このときも、図6に示すように、工具12の刃数は、実際の刃数と同じ4枚と推定されており、その推定精度は、びびり振動の発生の有無に影響されないことが示された。
以上のような本実施例1によれば、本実施形態の工具刃数推定装置1およびこれを備えた工作機械10ならびに工具刃数推定方法は、断続切削を実行する工作機械10の振動データに基づいて、正確かつ安定的に工具12の刃数を推定できることが示された。
なお、本発明に係る工具刃数推定装置1およびこれを備えた工作機械10ならびに工具刃数推定方法は、上述した本実施形態や実施例に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
例えば、上述した本実施形態では、数値制御装置の一機能として工具刃数推定装置1を実現させているが、この構成に限定されるものでない。すなわち、数値制御装置とは別個独立のコンピュータによって工具刃数推定装置1を構成してもよい。
また、上述した本実施形態では、工具刃数推定装置1が、びびり振動を抑制する機能を有しているため、固有振動周波数取得部36、最適回転速度算出部37および駆動制御部38を有している。しかしながら、びびり振動を抑制する機能が不要であれば、固有振動周波数取得部36、最適回転速度算出部37および駆動制御部38を設ける必要はない。この場合、図3に示すフローチャートでは、ステップS10からステップS12までの処理が不要となる。
さらに、上述した本実施形態では、工具刃数推定装置1が、刃数相違報知部35を有しているが、必ずしも設ける必要はない。この場合、図3に示すフローチャートでは、ステップS5からステップS8までの処理が不要となる。
また、上述した本実施形態では、工具刃数推定装置1が、工具刃数記憶部22を有しているが、この構成に限定されるものではなく、外付けの記憶装置や外部サーバ等に刃数を送信するようにしてもよい。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲内と均等の範囲内での実施形態からの変更が含まれる。
1 工具刃数推定装置
1a 工具刃数推定プログラム
2 記憶手段
3 演算処理手段
10 工作機械
11 ワーク
12 工具
13 主軸
14 テーブル
15 振動検出手段
21 プログラム記憶部
22 工具刃数記憶部
31 振動データ取得部
32 切れ刃通過周波数推定部
33 主軸回転速度取得部
34 工具刃数推定部
35 刃数相違報知部
36 固有振動周波数取得部
37 最適回転速度算出部
38 駆動制御部

Claims (7)

  1. 工作機械によってワークを断続切削する際に用いる工具の刃数を推定する工具刃数推定装置であって、
    前記工作機械の振動データに基づいて、前記断続切削を実行する際の切れ刃通過周波数を推定する切れ刃通過周波数推定部と、
    推定された前記切れ刃通過周波数と前記工作機械の主軸回転速度とに基づいて、前記工具の刃数を推定する工具刃数推定部と、
    を有する、工具刃数推定装置。
  2. 前記工具刃数推定部によって推定された刃数と、前記工作機械の固有振動周波数とに基づいて、前記断続切削において発生するびびり振動を抑制しうる主軸回転速度を算出する最適回転速度算出部を有する、請求項1に記載の工具刃数推定装置。
  3. 前記切れ刃通過周波数推定部は、前記振動データをフーリエ変換して得られるパワースペクトルに逆フーリエ変換を行って自己相関関数を求め、当該自己相関関数において現れる複数のピークのうち主軸が一回転する間に現れ、かつ、その一回転時と同程度の相関となる最初のピークを示す周波数を前記切れ刃通過周波数として推定する、請求項1または請求項2に記載の工具刃数推定装置。
  4. 前記工具刃数推定部によって推定された刃数と、事前に入力されていた刃数とが相違する場合、その旨を報知する刃数相違報知部を有する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の工具刃数推定装置。
  5. 前記工具のそれぞれに対応付けて、前記工具刃数推定部によって推定された刃数を記憶する工具刃数記憶部を有する、請求項1から請求項4のいずれかに記載の工具刃数推定装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の工具刃数推定装置を備える工作機械。
  7. 工作機械によってワークを断続切削する際に用いる工具の刃数を推定する工具刃数推定方法であって、
    前記工作機械の振動データに基づいて、前記断続切削を実行する際の切れ刃通過周波数を推定する切れ刃通過周波数推定ステップと、
    推定された前記切れ刃通過周波数と前記工作機械の主軸回転速度とに基づいて、前記工具の刃数を推定する工具刃数推定ステップと、
    を有する、工具刃数推定方法。
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