JPH0316722A - タイヤのグルービング装置およびグルービング方法 - Google Patents

タイヤのグルービング装置およびグルービング方法

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JPH0316722A
JPH0316722A JP1153098A JP15309889A JPH0316722A JP H0316722 A JPH0316722 A JP H0316722A JP 1153098 A JP1153098 A JP 1153098A JP 15309889 A JP15309889 A JP 15309889A JP H0316722 A JPH0316722 A JP H0316722A
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JP
Japan
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tire
cutter
grooving
movement
correction
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Pending
Application number
JP1153098A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kinuhata
衣畑 啓
Masao Takami
昌夫 高見
Eiji Shibata
柴田 英司
Tadahiko Tamura
田村 宰彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YASUKAWA SETSUBI GIKEN KK
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
YASUKAWA SETSUBI GIKEN KK
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
Application filed by YASUKAWA SETSUBI GIKEN KK, Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical YASUKAWA SETSUBI GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はタイヤのグルービング装置およびグルービング
方法に関する。さらに詳しくは、タイヤの縦振れおよび
横振れを検知し、それに応じてカッタの切削位置を補正
できるタイヤのグルービング装置およびグルービング方
法に関する。
【従来の技術] 従来、試作用や少量生産のタイヤのグルービング、すな
わち、加硫ずみのパターン模様のムいブレーンタイヤに
トレッドパターン溝を彫る作業は、通常、ハンド力ツタ
を用いて手作業で行なわれており、作業に熟練と長時間
を要している。
本出願人はかかる従来技術の問題点に鑑み、すでに支持
台に取付けられたカッタ支持装置と、タイヤ支持紬とが
相対的に、タイヤ支持軸と平行な横方向および垂直方向
に移動するようにし、前記支持台にアーム支持軸を突設
し、この軸に取付けた回動アームに、回動軸心に対して
直角にカッタホルダを回転可能に取付け、このカッタホ
ルダの先端部にカッタを取付け、カッタの切削位置が前
記アーム支持軸の軸心上に合致するように構成したこと
を主たる構或としたタイヤのグルービング装置を提案し
ている(特開昭B{−54240および特開昭81− 
177232号公報〉。
ここでカッタの切削位置とは、カッタホルダ下端から或
る距離(M)(零を含む)にあるカッ夕の特異位置をい
う(第1図参照)。
前記グルービング装置によるプレーンタイヤへのトレッ
ドパターン溝形成は、カッタの切削位置を前記グルービ
ング装置に設置されたブレーンタイヤの切線(トレッド
の加工基準点)に設定して行なっている。
このように前記グルービング装置では、カッタの切削位
置が常に回動アーム支持軸の軸心上、さらにはブレーン
タイヤの切線上に保持されているので、支持台および回
動アームの移動量の算出が簡単で、コンピュータプログ
ラムの作成も容易でしかも正確にグルービングがなされ
ている。
しかし、一般にタイヤ自体が真円でなく、またトレッド
面の傾きやタイヤ支持の偏りなどにより、タイヤ支持軸
中心からのトレッド面に径方向の縦振れを生じ、あるい
は、タイヤ自体の歪みやタイヤ支持の偏りなどによりタ
イヤ側面に幅方向の横振れを生じると、このタイヤを回
転させながら設定されたプログラムにより所定のトレッ
ドパターン形状に沿って移動量を制御するようにしたカ
ッタでグルービングを行なっても、同一サイズ、同一仕
様のタイヤにおいて溝の深さや満幅あるいはトレッド中
心に対する溝の位置がタイヤごとに異なり、また一本の
タイヤに複数の溝をグルービングしたぱあいに、トレッ
ド中心(タイヤ赤道)の左右で相互に一定であるベき各
溝の深さや満幅および溝位置などがそれぞれ異なって、
製品が不安定になり、強度が低下するなどの品質上の問
題があった。
このため、たとえば特開昭82−74635号公報に示
されているように、トレッド面の形状を検出する非接触
式の検出手段を設け、この検出結果にもとづいてカッタ
の位置を制御し、タイヤから切除するゴム量を一定にす
るものが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このようなタイヤのグルービング装置で
は、グルービング形状の検出手段を設けるために大掛か
りなフレームをそなえる必要があり、また切り込み時の
カッタの深さ方向位置だけを一定にしているため、周方
向に一周する溝の全周にわたって溝深さを一定に保持で
きないことと、切除するゴム量を一定にするため、画像
検出器を用いて検出器の視野内に占めるタイヤの面積か
らカッタの切除時における位置を計算によって求めてお
り、切除するゴム量を一定にするようにしても、すでに
別の溝が形成されているぱあいや、タイヤ赤道面の左右
で半径の変化が異なっているぱあいには、その面積から
計算で求めることは非常に困難であるだけでなく、タイ
ヤの横方向の振れに対してカッタを移動することができ
ず、タイヤの縦振れ、横振れに追従して溝深さ、溝位置
を一定にすることができないなどの問題点がある。
本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたものであ
って、タイヤに縦振れおよび(または)横振れがあって
も所望のグルービング加工が行なえるタイヤのグルービ
ング装置およびグルービング方法を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本発明のタイヤのグルービング装置は、(a)タイヤを
回転可能に支持するタイヤ支持装置と、 《b》回動自在なカッタ支持装置と、 (c)前記力ツタ支持装置を一方の先端で保持する回動
アームと、 (小前記回動アームを回動自在に保持するアーム支持軸
、基準量移動機構部および補正量移動機構部を有する昇
降自在な昇降台と、 <8)前記昇降台を保持するとともに少なくとも前記タ
イヤ支持装置のタイヤ支持軸と平行な横方向に移動可能
ならしめる基準量移動機構部および補正量移動機構部を
有する水平移動台と、(f》タイヤの縦振れ検出手段と
、 《9》タイヤの横振れ検出手段と、 山》制御手段 とからなり該制御手段が、カッタを理論上のカッタ切削
位置に設定する基準動作操作部と、前記タイヤの縦振れ
検出手段および前記タイヤの横振れ検出手段とからの信
号によりカッタの補正移動量を算出するとともに、前記
補正移動量算出値に基づいて前記昇降台および前記水平
移動台の各々に設けられた補正量移動機構部を作動させ
る補正動作操作部とからなることを特徴としている。
また本発明のタイヤのグルービング方法は、基準プログ
ラムによりタイヤをグルービングする方法であって、 《田タイヤの縦振れ検出ステップと、 (b}前記縦振れ検出値に基づいてカッタの昇降量を補
正するステップと、 (c)タイヤの横振れ検出ステップと (d)前記横振れ検出値に基づいてカッタのグルービン
グ位置を補正するステップ とが設けられており、前記《田ステップと前記山》ステ
ップとの組合せおよび前記(c)ステップと前記《d》
ステップとの組合せがそれぞれ単独にまたは重畳して用
いられることを特徴としている。
前記カッタの昇降量およびグルービング位置の補正は、
基準プログラムとは別個に設けられた補正プログラムに
よりなされるのが好ましい。
[作 用] 本発明のタイヤのグルービング装置は、基準量移動機構
部および補正量移動機構部を有するカッタをタイヤ支持
軸に対して平行に移動させる水平移動台と、基準量移動
機構部および補正量移動機構部を有するカッタを上下方
向に移動させる昇降台と、タイヤの横振れおよび縦振れ
を検出する検出手段と、前記各移動部を制御する手段を
有しているので、前記水平移動台と前記昇降台を基準移
動量で制御するとともに、前記検出手段の検出値に応じ
た補正移動量を前記基準移動量に追従させて、カッタを
最適位置に制御できる。
また本発明のタイヤのグルービング方法によれば、水平
移動台および昇降台を基準プログラムによって基準移動
量が制御されるとともに、タイヤの横振れおよび(また
は)縦振れを検出してこの検出値に応じた横振れもしく
は縦振れ補正移動量または横振れおよび縦振れが重畳さ
れた補正移動量を前記基準移動量に追従させて、カッタ
を最適位置に制御できる。
[実施例] 以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本
発明は何もかかる実施例のみに限定されるものではない
第1図および第2図は本発明のタイヤのグルービング装
置の一実施例の側面図および正面図である。第3図は第
1〜2図に示すタイヤのグルービング装置の主機能ブロ
ック図、第4図は第1〜2図に示すタイヤのグルービン
グ装置の主要部の電気的構成を示すブロック図、第5図
はグルービング操作を示すフローチャート、第6図は第
5図のグルービング加工部の詳細フローチャートである
第1図および第2図に示すグルービング装置において、
(1)はベッド、(2)はベッド(1)上に設けたタイ
ヤ支持装置で、タイヤ支持軸(21)にタイヤ(3)を
装着してモータので回転させる。(4)は基台で、ベッ
ド(1)上のレール(41〉をガイドバー(42)に沿
って図示しないモータによりタイヤ支持台(2)の軸心
と直角なX軸方向に移動できるようにしてある。なお、
基台(4)はタイヤ支持台との間隔を所定値にしておけ
ば移動させなくてもよい。
(5)は前記基台(4)上をレール(4l)に沿ってタ
イヤ支持軸と平行なY軸方向に移動する水平移動台、(
6)は水平移動台駆動装置で第9図に示すように基準量
移動機構部と補正量移動機構部とからなる。
(′7)は水平移動台(5)上でガイド軸(52)に沿
ってベッド(1)に対して垂直なZ軸方向に移動する昇
降台、(8)は昇降台駆動装置で第lO図に示すよう基
準量移動機構部と補正量移動機構部とからなる。
(7l〉は回動アームで、昇降台(7)からX軸方向に
突出させたアーム支持軸(72〉に取り付けられ、昇降
台(刀の図示しないモータによりアーム支持軸(72)
の軸心線(73)を中心に第2図の矢印A方向に回動さ
れる。
(9)は回動アーム(7l〉から前記軸心線(73)に
向かって垂直方向に取り付けたカッタ支持装置で、回動
アーム(71)に支持した支柱(9l)にカッタ支持枠
(92)を設け、絶縁体(93)を介して取り付けたカ
ッタホルダ(94〉にカッタ(財)の切削位置Pが前記
軸心線(73〉上に一致するように着脱可能に取り付け
ており、図示しない給電装置によってカッタの)を加熱
するようにしてある。(+1)はカッタ支持装置(9)
を矢印C方向に回動させカッタの向きを変えるモータ、
(+21はカッタ(財)の切削位置Pを軸心線(73)
に合わせるため力ツタ支持装置(9)を単独に上下動さ
せるアクチェータである。
なお、アクチェータ(12)に代えて、支柱(9l)に
カッタ支持装置(9)を取り付ける位置を調整し、カッ
タMの切削位置Pを袖心線(73)上に一致させるよう
にしてもよい。
0はタイヤ側面のバトレスに所定距離mで対向させタイ
ヤの横振れを検出する横振れ検出器で、たとえばタイヤ
支持装置(2)に取り付けた保持装It (131)に
よりタイヤ径に応じて位置を調整するようにした光学式
反射型変位センサーなどであり、その検出値を図示しな
い制御装置に入力させて水平移動台駆動装置(6)の補
正量移動機構部を駆動させる。
Q41はタイヤ(3)のトレッド面の径方向偏位を検出
する縦振れ検出器で、たとえば回動アーム(71)ある
いはカッタ支持枠(92)に取り付けた光学式反射型変
位センサーで、タイヤトレッド面に向けてタイヤ中心の
方向に投光するようにしてある。縦振れ検出器師の検出
値は図示しない制御装置に与えられ、昇降台駆動装置(
8)の補正量移動機構部を駆動させる。
つぎにこのように構成されたタイヤのグルービング装置
によるグルビーング加工について第3〜4図に示すブロ
ック図および第5〜6図に示すフローチャートに基づい
て説明する。
操作電源が投入されると、グルービングのパターンに応
じて制御手段の基準動作操作部(第4図参照)からの指
令で各移動機構部の原点位置が設定される。
タイヤ支持軸C21)にパターン溝を加工するタイヤ(
3)を取り付け、横振れ検出器0および縦振れ検出器0
4]をそれぞれタイヤバトレス側面およびタイヤトレッ
ドのグルービング予定位置に向けて設置させる。
基準動作操作部のメモリにはタイヤの振れがないぱあい
におけるカッタの動作を制御する基準プログラムが記憶
されている。この基準プログラムにしたがって、モータ
01)により切り込み方向に合わせてカッタ(転)の方
向を設定するとともにカッタ棟を給電により加熱し、タ
イヤ(3)をモータので矢印B方向に回転させ、さらに
昇降台(7)の昇降台駆動装置(8)の基準量移動機構
部が駆動され昇降台(7)をZ軸方向に下降させ、加熱
されたカッタ(財)をタイヤ(3)に切り込ませる。
・前記基準プログラムにより、第7図に実線で示した基
準トレッド面Fから所定深さdまで切り込まれると、所
定の溝形状に応じて水平移動台駆動装置(6)の基準量
移動機構部が基準プログラムによって駆動され、水平移
動台(5)をY軸方向へ移動させてカッタ(自)の水平
方向移動を制御し、所要のグルービングが行なわれる。
一方、補正動作操作部のメモリ(第4図参照)には、タ
イヤの縦振れおよび横振れに基づいてカッタの移動量を
補正するための補正プログラムが記憶されている。した
がって、たとえばタイヤ(3)のトレッド面の歪みによ
り第7図の2点鎖線で示すように縦振れE1があると、
縦振れ検出器041により振れが検出され、この検出値
に基づく補正プログラムからの補正値に応じて昇降台(
7′)の移動量補正機構部が駆動され、昇降台{刀をZ
軸方向に上昇させ、カッタ(財)を上昇させてカッタ位
置を補正し、深さdを一定に保持させる。
また、第8図に示すように、タイヤ(3)の横振れE2
を生じてトレッド中心線がaからbに偏ったぱあいは、
横振れ検出器0による検出値に応じて補正プログラムに
より水平移動台{9の移動量補正機構部が駆動され、水
平移動台(5)をY軸方向に移動させてカッタ位置を2
点鎖線で示すように補正し、タイヤ中心からの溝位置の
距離Lを保持させる。
つぎに水平移動台(5)および昇降台(7)のそ゛れぞ
れの基準量移動機構部および移動量補正機構部の構成に
ついて説明する。
第9図は水平移動台駆動装置(6)の一実施例の構成図
である。第9図に示す実施例では、基準量移動機構部は
、基台{4}上に設置された一対のレール(4l)上に
またがって摺動自在に配設されている枠部材(5l)に
、ベアリングを介して回動自在に保持されている従動ギ
ャ(68)を有するめねじ休(85〉と、前紀めねじ体
に螺合しているボールネジ軸〈62)と前記ボールネジ
軸(62)の一端で結合している駆動モータ(aBと、
前記ボールネジIdl(62)他端を支持する基台(4
)上に設けられた支持軸受(609)とからなっている
駆動モータ(6l〉が基準プログラムによって駆動され
るとボールネジ軸(62)が回転し、それに伴い水平移
動台(5)が所定ilY軸方向に移動する。
また補正量移動機構部は、枠部材(5l)にベアリング
を介して回動自在に保持された駆動ギヤ(67)を有す
る軸方向に複数のスプライン溝が形成された支持ボス(
B6)と、前記支持ボスと摺動自在に噛合しているスプ
ライン軸(64)と、前記スプライン軸(64〉の一端
で結合している補正モータ(63)と、前記スプライン
軸(64)の他端を支持する基台(4)上に設けられた
支持軸受(810)とからなっている。ここで、前記駆
動ギヤ(67)は従動ギャ(68)と噛合している。
この状態で補正モータ(63)が補正プログラムにより
駆動されると、スプライン軸(64)が回転し駆動ギヤ
(67)を回転させる。駆動ギヤ(67)の回転に伴い
従動ギャ〈68)が回転し、それにより水平移動台(5
)が所定量補正移動させられる。スプライン軸〈B4〉
は支持ボス(6B〉と摺動自在に噛合しているので、水
平移動台(5)の基準プログラムによる移動を妨げない
第lO図は昇降台駆動装置(8)の一実施例の構成図で
ある。第lO図に示す実施例では、基準量移動機構部は
、内部に支持部材を有する枠体(89)と、前記支持部
材にベアリングを介して回動自在に保持されている従動
ギャ(88)を有するめねじ体(85)と、水平移動台
(5)の底面に回動自在に垂設され、前記枠体(89)
の底面を貫通し、前記めねじ体(85)と螺合し、さら
に前記枠体(89)の上面を貫通して延伸しているボー
ルネジ軸(82〉と、一端が前記ボールネジ軸(8z〉
の上端と結合し水平移動台(5)の上面より延伸し他端
にプーリを有する動力伝達部材と、前記動力伝達部材の
プーりとベルトを介して連結されているプーリを有する
水平移動台(5)の側壁に配設されている駆動モータ(
8l)と、水平移動台(5)の底面に垂設され、前記枠
体く8g)の底面を貫通し、前記支持部材に設けられて
いる透孔と摺動自在に嵌合し、前記枠体09)の上面を
貫通し、水平移動台(5)の上面に固着されているガイ
ド軸(52.)とからなっている。
駆動モータ(8l)が基準プログラムによって駆動され
るとボールネジ軸(82).も回転され、それに伴ない
昇降台(71も2紬方向に所定量移動する。
また捕正量移動機構部は、支持部材にベアリングを介し
て回動自在に保持された駆動ギヤ(87)を有する軸方
向に護数のスプライン溝が形成された支持ボス(86)
と、水平移動台(5)の底面に回動自在に垂設され、前
記枠体(89)の底面を貫通し、前記支持ボス(86)
と摺動自在に噛合し、前記枠体(89)の上面を貫通し
て延伸しているスプライン軸(84〉と、水平移動台{
Sの上面より延伸し前記スプライン軸と結合する駆動軸
を有する該水平移動台(5)の上面に配設された補正モ
ータ(83)とからなっている。ここで、前記駆動ギャ
(87)は前記従動ギャ(88)と噛合している。
この状態で補正モータ(83)が補正プログラムにより
駆動されると、スプライン軸(84〉が回転し駆動ギヤ
(87)を回転させる。駆動ギヤ(87)の回転に伴い
従動ギャ(88)が回転し、それにより昇降台{刀が所
定量補正移動させられる。スプライン軸(84}は支持
ボス(8B)と摺動自在に噛合しているので、昇降台(
7)の基準プログラムによる移動を妨げない。
第11図は縦振れ検出器04)の保持機構部の一実施例
の構造図である。第1l図に示す保持機構部は、回動ア
ーム(7l)に固着されたプラケッ”ト部材(141)
と、タイヤ支持軸(21)の軸心線とセンサ(144)
とを結ぶ線と直角をなして該ブラケット部材(141)
に配設されたガイドロッド(142)と、該ガイドロッ
ド(142)に摺動可能に取付けられた支持板(143
)とからなっている。該支持板(143)の先端部分に
光学式反射形変位センサー(144)が設けられている
。このセンサー(144)の位置は、タイヤサイズに応
じて昇降台(7)が上下させられたとき、支持板(14
3)をガイドロツド(142)に沿って移動させ、セン
サー(144)の投光方向がタイヤ中心に向かうよう調
整される。
第12図および第13図は本発明の水平移動台駆動装H
(6)の他の実施例の正面図および要部構造説明図であ
る。
第12〜!3図に示す実施例では、基準量移動機構部は
、基台(4)に配設された駆動モータ(63)と前記モ
ータ(63〉と結合されているボールネジ軸〈B2)と
、前記ボールネジ軸(62)の両端部近傍を回動自在に
保持する基台(4)に配設された軸受部材(605)と
、基台(4)に配設されたガイド部材(69)と前記ボ
ールネジ軸(B2)と螺合するめねじ体(1303)お
よび前記のガイド部材(89)のガイド軸(601)と
摺動自在に嵌合する透孔を有する中間支持台(802)
とからなる。
駆動モータ(6l)が基準プログラムにより駆動される
と、中間支持台(802)に配設されている補正量移動
機構部を介して連結されている水平移動台(5)もY軸
方向に所定量移動する。その結果、カッタもY軸方向に
所定量移動される。
補正量移動機構部は、中間支持台(602)に配設され
た補正モータ(63)と、前記補正モータ03)と結合
されているボールネジ軸(B4〉と、前記ボールネジ軸
(64〉を回動自在に保持する中間支持台(602)に
配設された軸受部材(605)と、前記ボールネジ軸(
64)と螺合する水平移動台底面に配設されためねじ体
(604)とからなる。
この状態において補正モータ(B3〉が補正プロダラム
により駆動されると、ボールネジ軸(B4)が所定量回
転し、水平移動台(5)をY軸方向に所定量補正移動さ
せる。
なお、第12〜13図に示す実施例では、それぞれのボ
ールネジ軸(82)、(64)に螺合するめねじ体(6
03) 、(604)の個数はそれぞれ2個であるが、
めねじ体の個数は2個に限定される必要はなく、所望.
の移動が達成できるものであれば1個であってもよい。
第14図は昇降台駆動装ffi (8)の他の実施例の
構造図である。
第14図に示す実施例では、基準量移動機構部は、肉厚
H形鋼形状を有するめねじ部材(85)と、水平移動台
(5)の底面に回動自在に垂設され前記めねじ部材(8
5〉と螺合し延伸しているポールネジ軸(82〉、水平
移動台(5)の底面に固着され、前記めねじ部材(8z
)の両端部近傍に設けられた透孔と摺動自在に嵌合し、
さらに水平移動台(5)の上面に固着されているガイド
軸〈52)と、一端が前記ボールネジ軸(82)の他端
と結合し水平移動台(5)の上面を貫通し他端にブーり
を有する動力伝達部材と、前記動力伝達部材のプーりと
ベルトを介して接続されるブーりを有する水平移動台(
5)に固着された駆動モータ(8l〉とからなっている
駆動モータ(8l)が基準プログラムにより駆動される
と、めねじ部材(85〉が所定ffiZ軸方向に移動さ
せられる。めねじ部材(85)が2軸方向に所定量移動
させられると、めねじ部材に保持されている補正量移動
機構部により保持されている昇降台(7)も所定量Z軸
方向に移動する。
捕正量移動機構部は、めねじ部材(85)の上面に配設
された補正モータ(83)と、前記補正モータ(83)
と結合しめねじ部材(85)の下面に回動自在に保持さ
れているボールネジ軸(84)、前記ボールネジ軸(8
4〉と螺合するめねじ部を有する変形横tiT字形部材
とからなっている。前記丁字形部材のめねじ部と反対側
の端面にはアーム支持紬(72)が配設されている。
この状態において補正モータ(83)が補正プロダラム
により駆動されると、ボールネジ軸(84)と螺合して
いるめねじ部を有する丁字形部材もZ軸方向に所定量補
正移動させられる。
なお、前記説明において縦振れおよび横振れ検出値に基
づくフィードバック制御による加工手順を説明したが、
カッタの切削位置と縦振れ検出位置とにずれがあると誤
差を生じることがある。かかる事態に対処するためには
、タイヤの縦振れおよび横振れ量をあらかじめ補正動作
操作部に記憶させておいて、その記憶値に基づいてカッ
タを補正移動させればよい。
以下このばあいの操作について第15〜17図に基づい
て詳述する。
まず、電源を投入し制御手段からの指令で各移動機構部
の原点を設定しておき、タイヤ支持装置(2)にパター
ン溝を加工するタイヤ(3)を取り付け、原点マークと
して特定のトレッド表面上の位置にマーキングを行ない
、縦振れセンサー(144)をタイヤトレッドのグ?レ
ービング予定位置に、横振れ検出器0をタイヤバトレス
に向けてそれぞれ配置させる。
タイヤ(3)を低速回転させ、前記マーキング位置を縦
振れセンサー(144)の位置に合わせてグルービング
加工における原点とし、この位置からタイヤ(3)を1
回転させ、この間の横振れ検出器0の検出値および縦振
れ検出器04)の検出値を、それぞれ回転角位置ととも
にメモリに記憶させる。縦振れセンサー(144)のデ
ータはグルービングする溝の中央位置のデータである。
メモリに各振れデータの格納が終わった後に自動運転ボ
タンを押すと、基準プログラムにより、タイヤ支持軸(
211が回転するとともにカッタ(財)はそれぞれの基
準量移動機構部により制御されてタイヤの所定位置に下
降して接触し、この間にカッタを加熱して一定の軌跡で
前記原点からの回転角位置に応じた所定のグルービング
を行なう。
それと同時にタイヤの回転角位置に応じて補正動作操作
部のメモリから各振れデータが取り出され、基準プログ
ラムからの補正プログラム制御指令で補正プログラムに
よる補正量が演算され、縦振れ補正量により昇降台駆動
装置(8)の補正モータ(83)でボールネジ軸(84
)を回転させ、カッタの)の基準プログラムによる移動
量に加えて(補正値が負の場合は減じることになる)上
下動させる。さらにバトレス周上の各回転位置に応じて
蒲正動作操作部のメモリから横振れデータが取り出され
、補正プログラムにより演算された横振れ補正量で水平
移動台駆動装置(6)の補正モータ(B3)を駆動し、
ボールネジ軸(64)を回転させ、カッタMを基準プロ
グラムによる移動量に加えて水平移動させる。
なお、縦振れあるいは横振れの一方の補正量がOまたは
Oとみなされるぱあいは、その一方の捕正軸のみが動作
する。また、両方の補正量を検出しながら補正を重畳さ
せて行なわず、それぞれに一方だけを補正するぱあいは
、基準プログラムにより一方の補正データをオンさせて
取り出し、他方の補正データの取り出しをオフさせてお
くこともできる。
[発明の効果] このように、本発明はカッタをタイヤ支持軸に対して平
行に移動させる水平移動台と、上下方向に移動させる昇
降台と、タイヤの横振れおよび縦振れを検出する検出器
をそなえ、前記水平移動台と昇降台を基準移動量で制御
するとともに、前記検出器の検出値に応じた補正移動量
を前記基準移動量に追従させて、カッタの移動量を補正
するようにしてあるので、タイヤの縦振れや横振れを生
じても製品タイヤそれぞれの溝深さおよびトレッド中心
に対する溝位置を一定にすることができ、基準移動量は
基準プログラムにより常に設定された値で制御し、振れ
検出値による補正移動量を別個の補正プログラムによっ
て追従補正すればよいため、プログラムの構成が簡単で
装置を小形化でき、必要によっては縦振れと横振れの一
方の補正プログラムをオフさせることもでき、補正を.
確実にし、また、タイヤの縦振れと横振れの両方を補正
するから、溝深さとタイヤ中心からの溝位置が常に一定
になり、均一なグルービングを行なうことができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本発明のタイヤのグルービング装置の一実
施例の側面図および正面図、第3図は第1〜2図に示す
タイヤのグルービング装置の主機能ブロック図、第4図
は第1〜2図に示すタイヤのグルービング装置の主要部
の電気的構或を示すブロック図、第5図はグルービング
操作の一実施例フローチャート、第6図は第5図のグル
ービング加工部の詳細フローチャート、第7図はグルー
ビング状態を示す説明図、第8図はタイヤの横振れ補正
の状態を示す説明図、第9図および第12〜13図は水
平移動台駆動装置の構造説明図、第lO図および第14
図は昇降台駆動装置の構造説明図、第11図は縦振れ検
出器の保持機構部の一実施例の構造図、第15図はグル
ービング操作の他の実施例のフ・ローチャート、第16
図は検出ステップの詳細フローチャート、第l7図はグ
ルービング加工部の詳細フローチャートである。 (図面の主要符号) (2):タイヤ支持装置 (3):タイヤ (4):基 台 (5):水平移動台 (6):水平移動台駆動装置 (7):昇降台 (8):昇降台駆動装置 (I3:横振れ検出器 a4):縦振れ検出器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)タイヤを回転可能に支持するタイヤ支持装置
    と、 (b)回動自在なカッタ支持装置と、 (c)前記カッタ支持装置を一方の先端で保持する回動
    アームと、 (d)前記回動アームを回動自在に保持するアーム支持
    軸、基準量移動機構部および補正量移動機構部を有する
    昇降自在な昇降台と、 (e)前記昇降台を保持するとともに少なくとも前記タ
    イヤ支持装置のタイヤ支持軸と平行な横方向に移動可能
    ならしめる基準量移動機構部および補正量移動機構部を
    有する水平移動台と、 (f)タイヤの縦振れ検出手段と、 (g)タイヤの横振れ検出手段と、 (h)制御手段 とからなり、該制御手段がカッタを理論上のカッタ切削
    位置に設定する基準動作操作部と、前記タイヤの縦振れ
    検出手段および前記タイヤの横振れ検出手段とからの信
    号によりカッタの補正移動量を算出するとともに前記補
    正移動量算出値基づいて前記昇降台および前記水平移動
    台の各々に設けられた補正量移動機構部を作動させる補
    正動作操作部 とからなることを特徴とするタイヤのグルービング装置
    。 2 基準プログラムによりタイヤをグルービングする方
    法であって、 (a)タイヤの縦振れ検出ステップと、 (b)前記縦振れ検出値に基づいてカッタの昇降量を補
    正するステップと、 (c)タイヤの横振れ検出ステップと、 (d)前記横振れ検出値に基づいてカッタのグルービン
    グ位置を補正するステップ とが設けられており、前記(a)ステップと前記(b)
    ステップとの組合せおよび前記(c)ステップと前記(
    d)ステップとの組合せがそれぞれ単独または重畳して
    用いられることを特徴とするタイヤのグルービング方法
    。 3 前記カッタの昇降量の補正およびカッタのグルービ
    ング位置の補正が、基準プログラムとは別個に設けられ
    た補正プログラムによりなされる請求項2記載のグルー
    ビング方法。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5345386A (en) * 1976-10-04 1978-04-24 Michelin & Cie Apparatus for forming trough to peripheral direction of tire tread
JPS5480382A (en) * 1977-12-05 1979-06-27 Rabaa Mashinzu Shisutemuzu Inc Method of regiving tread to tire carcass* and apparatus therefor
JPS6274635A (ja) * 1985-09-30 1987-04-06 Bridgestone Corp タイヤのシエ−ビング装置
JPH0541430A (ja) * 1991-07-10 1993-02-19 Nec Corp アルミパターン検査装置

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