JPH0789036A - グラビア彫刻機の彫刻ヘッド制御装置 - Google Patents

グラビア彫刻機の彫刻ヘッド制御装置

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JPH0789036A
JPH0789036A JP5236093A JP23609393A JPH0789036A JP H0789036 A JPH0789036 A JP H0789036A JP 5236093 A JP5236093 A JP 5236093A JP 23609393 A JP23609393 A JP 23609393A JP H0789036 A JPH0789036 A JP H0789036A
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gravure
gravure cylinder
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巧 吉田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 彫刻ヘッドの初期ギャップ及び彫刻開始位置
をグラビアシリンダの形状に応じて自動的に調整し、そ
れらのばらつきを少なくする。 【構成】 グラビア彫刻機は、彫刻データに応じてグラ
ビアシリンダ表面を彫刻するための彫刻ヘッドを有する
装置であって、ステッピングモータと副軸モータとシリ
ンダ検出センサと本体制御部とを備えている。ステッピ
ングモータは、彫刻ヘッドをグラビアシリンダに対して
接近・離反させる。副軸モータは、彫刻ヘッドをグラビ
アシリンダの軸方向に沿って移動させる。本体制御部
は、シリンダ検出センサの検出結果によりシリンダ直径
と長さとを算出し、彫刻開始時に、直径算出結果に従い
ステッピングモータを制御して彫刻ヘッドとグラビアシ
リンダとのギャップを調整するとともに、シリンダ長さ
と画像長さとに従い副軸モータを制御して彫刻ヘッドの
軸方向の彫刻開始位置を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、彫刻ヘッド制御装置、
特に、彫刻データに応じてグラビアシリンダ表面を彫刻
する彫刻ヘッドの初期位置を制御するグラビア彫刻機の
彫刻ヘッド制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】グラビア彫刻機は、円筒状のグラビアシ
リンダを回転させながら、このシリンダ表面にスタイラ
スと呼ばれるダイヤモンドバイトを用いて凹点(セル)
を形成する装置である。この種のグラビア彫刻機は、ベ
ッドと、ベッドの上面に固定された主軸台と、主軸台に
対向配置され、主軸台とでグラビアシリンダを回転可能
に支持する芯押台と、グラビアシリンダ表面を彫刻する
彫刻ヘッドとを備えている。
【0003】彫刻ヘッドは、グラビアシリンダの回転軸
と平行な水平軸回りに旋回自在にヘッド支持台に支持さ
れており、通常は、バネ等の付勢部材により前傾姿勢で
支持されている。ヘッド支持台は、ベッド上をグラビア
シリンダの軸方向に移動可能な彫刻テーブル上に、グラ
ビアシリンダに対して前進・後退する方向に移動可能に
支持されている。この結果、彫刻ヘッドは、グラビアシ
リンダに対して前進・後退する方向及び回転軸方向に移
動可能である。彫刻ヘッドには、彫刻用のスタイラス
と、スタイラスとグラビアシリンダとのギャップを一定
に保つためのスライディングシューとが設けられてい
る。また、彫刻テーブルには、彫刻ヘッドをグラビアシ
リンダに対して前進・後退させるための送りねじが設け
られている。
【0004】この種のグラビア彫刻機では、グラビアシ
リンダを装着した後、まず副走査方向(グラビアシリン
ダの軸方向)の彫刻開始位置に彫刻ヘッドを配置し、こ
の後に送りねじを回してグラビアシリンダに向かって前
進させる。これらの作業は手操作で行われる。前述した
ように、彫刻ヘッドは付勢部材によりやや前傾した姿勢
に支持されているので、グラビアシリンダ外周にスライ
ディングシューが当接すると、彫刻ヘッドは徐々に起き
上がる。そして彫刻ヘッドが垂直に起立するまで送りね
じにより彫刻ヘッドを前進させ、彫刻ヘッドとグラビア
シリンダとのギャップを適正な値にセットする。
【0005】ギャップのセットが終了すると、グラビア
シリンダを回転させつつ彫刻ヘッドを副走査方向に移動
させて彫刻を行う。そして彫刻が終了すると、逆に彫刻
ヘッドをグラビアシリンダ表面から離反する方向に送り
ねじにより移動させる。これは、グラビアシリンダ取り
外し時に、グラビアシリンダが彫刻ヘッドに接触するの
を防止するためにである。そして、グラビアシリンダを
取り外して、1版のグラビア彫刻を終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
グラビアシリンダ装着の都度、彫刻開始時において、彫
刻ヘッドを送りねじにより前進させてグラビアシリンダ
表面外周にスライディングシューを当接させる作業が必
要である。しかし、送りねじを操作することにより彫刻
ヘッドを前進させると、作業者の経験によって彫刻ヘッ
ドの前進位置がその都度異なり、スライディングシュー
の先端とグラビアシリンダ面との当たりが作業者によっ
て変化し、彫刻ヘッドの姿勢がばらつく。このため、場
合によってはスライディングシューのエッジでグラビア
シリンダ表面を傷付けたり、ギャップが変化してセル形
状やセルサイズが変化したりする。
【0007】また、従来の構成では、彫刻ヘッドを副走
査方向の彫刻開始位置に同じく手操作にて移動させてい
る。このため、前記同様に彫刻開始位置がその都度異な
ることがあり、これが各色版で異なると、各色版のグラ
ビアシリンダ上での画像領域が異なることになる。この
場合の各版の画像領域誤差がグラビア印刷機側での調節
範囲を超えると、再度彫刻をし直す必要が生じる。
【0008】本発明の目的は、彫刻ヘッドの初期ギャッ
プ及び彫刻開始位置等の初期位置をグラビアシリンダの
形状に応じて自動的に調整して、初期位置のばらつきを
抑えることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る彫刻ヘ
ッド制御装置は、彫刻データに応じてグラビアシリンダ
表面を彫刻する彫刻ヘッドの初期位置を制御する装置で
あって、第1移動手段と第2移動手段と初期位置設定手
段と制御手段とを備えている。第1移動手段は、彫刻ヘ
ッドをグラビアシリンダに対して接近・離反させる。第
2移動手段は、彫刻ヘッドをグラビアシリンダの軸方向
に沿って移動させる。初期位置設定手段は、彫刻ヘッド
の初期位置データを設定する。制御手段は、彫刻開始時
に、設定された初期位置データに従い、第1移動手段及
び第2移動手段を制御して彫刻ヘッドを初期位置に移動
させる。
【0010】第2の発明に係る彫刻ヘッド制御装置は、
グラビアシリンダとグラビアシリンダ表面を彫刻するた
めの彫刻ヘッドとの間の初期ギャップを調整する装置で
あって、ヘッド移動手段とシリンダ検出手段と径算出手
段と制御手段とを備えている。ヘッド移動手段は、彫刻
ヘッドをグラビアシリンダに対して接近・離反させる。
シリンダ検出手段は、彫刻ヘッドとともにグラビアシリ
ンダに対して接近・離反し、グラビアシリンダの外周位
置を検出する。径算出手段は、シリンダ検出手段の検出
結果に基づきグラビアシリンダの径を算出する。制御手
段は、径算出手段の算出結果に従い、ギャップを所定値
になるようにヘッド移動手段を制御する。
【0011】第3の発明に係る彫刻ヘッド制御装置は、
入力された彫刻データに従い、回転するグラビアシリン
ダ表面を彫刻するための彫刻ヘッドのグラビアシリンダ
の軸方向の彫刻開始位置を調整する装置であって、長さ
検出手段とヘッド移動手段と彫刻開始位置算出手段と制
御手段とを備えている。長さ検出手段は、グラビアシリ
ンダの軸方向長さを検出する。ヘッド移動手段は、彫刻
ヘッドをグラビアシリンダの軸方向に沿って移動させ
る。彫刻開始位置算出手段は、長さ検出手段の検出結果
と彫刻データとに従い、彫刻開始位置を算出する。制御
手段は、彫刻開始位置算出手段の算出結果に従い、彫刻
開始位置に彫刻ヘッドが位置するようにヘッド移動手段
を制御する。
【0012】
【作用】第1の発明に係る彫刻ヘッド制御装置では、彫
刻開始時に、初期位置設定手段によって設定された初期
位置データに従い、制御手段が第1移動手段及び第2移
動手段を制御して彫刻ヘッドを初期位置に移動させる。
ここでは、制御手段によって彫刻ヘッドが初期位置に自
動的に移動させられるので、ギャップや彫刻開始位置の
ばらつきが少なくなる。
【0013】第2の発明に係る彫刻ヘッド制御装置で
は、シリンダ検出手段がグラビアシリンダの外周位置を
検出すると、径算出手段が装着されたグラビアシリンダ
の径を算出する。そして、径算出手段の算出結果に従
い、ギャップが所定値となるように制御手段がヘッド移
動手段を制御する。ここでは、算出されたグラビアシリ
ンダの径に応じてギャップが制御されるので、装着され
たグラビアシリンダに応じて常に最適なギャップ値が得
られる。
【0014】第3の発明に係る彫刻制御装置では、長さ
検出手段がグラビアシリンダの軸方向の長さを検出する
と、検出された長さと彫刻データとに従い、彫刻開始位
置算出手段が彫刻開始位置を算出する。この算出結果に
従い、彫刻開始位置に彫刻ヘッドが位置するように制御
手段がヘッド制御手段を制御する。ここでは、グラビア
シリンダの長さと彫刻データとにより彫刻開始位置が定
まるので、彫刻開始位置のばらつきが少なくなる。特
に、グラビアシリンダに対して中心振り分けで彫刻を行
う場合に操作者による計算作業が不要となる。
【0015】
【実施例】構成 図1において、本発明の一実施例を採用したグラビア彫
刻機1は、彫刻部2と彫刻部2の側方に配置されたコン
トロール部3とを有している。彫刻部2は、彫刻機本体
4と、彫刻機本体4を覆うカバー5とを有している。カ
バー5の中央には、開口6が形成されており、開口6は
スライドカバー7及び安全カバー8で覆われるようにな
っている。カバー5の図1右側部には、操作パネル9が
配置されている。
【0016】コントロール部3は、CPU,ROM,R
AM等を含む本体制御部10と、本体制御部10の上方
に配置されたディスプレイ11及びキーボード12とか
ら構成されている。彫刻機本体4は、図2〜図4に示す
ように、ベッド20と、ベッド20の上面に固定された
主軸台21と、主軸台21と対向して配置された芯押台
22と、彫刻テーブル23とを備えている。ベッド20
の上面には、芯押台22を案内するための1対のガイド
レール24と、彫刻テーブル23を案内する1対のガイ
ドレール25とが図3左右方向に平行に配置されてい
る。ガイドレール24は、ベッド20の手前側(図3の
下側)に配置されたレール台24aの両側上部に形成さ
れており、ガイドレール25は、ベッド20の奥側(図
3の上側)に配置されたレール台25aの両側上部に配
置されている。芯押台22の下方で1対のガイドレール
24の間には、ボールねじ26がガイドレール24と平
行に配置されており、芯押台22下部に設けられたナッ
ト部(図示せず)がこのボールねじ26に螺合してい
る。ボールねじ26の主軸台21側端部には、芯押台2
2駆動用の芯押台駆動モータ27が配置されている。こ
の芯押台駆動モータ27により芯押台22を主軸台21
に対して接近または離反させることが可能である。
【0017】主軸台21の中心部には主軸28が回転自
在に設けられている。主軸28は、主軸台21の一端側
に設けられた主軸駆動モータ29及びベルトを含む駆動
機構30によって回転させられるようになっている。芯
押台22の中心部には、クイル32が進退可能かつ回転
自在に配置されている。芯押台22の背面側には空気圧
作動のクイルシリンダ33が装着されており、このクイ
ルシリンダ33によってクイル32を進退可能である。
これらの主軸28及びクイル32の先端はそれぞれコー
ン形状になっており、互いに対向している。そして、グ
ラビアシリンダCは、主軸28とクイル32との間に支
持される。クイルシリンダ33には、クイル先端検出セ
ンサ34、クイル後端検出センサ35及びクイル中間検
出センサ36が取り付けられている。これらの3つのセ
ンサ34〜36により、クイル32の進退位置を検出可
能である。また、芯押台22には、クイルロック機構4
0と芯押台ロック機構41とスイッチパネル42とが設
けられている。スイッチパネル42には、芯押台前進ス
イッチ43とクイル後退スイッチ44と芯押台後退スイ
ッチ45との3つのスイッチが配置されている。
【0018】クイルロック機構40は、電源が切れた場
合に、クイル32の後退を防止するものであって、図5
に示すように、芯押台22内においてクイル32の外周
下部に対して接離可能に配置された1対のロック部材4
6と、ロック部材46を接離させる1対の逆ねじが形成
されたねじ軸47と、ねじ軸47を回転駆動させるため
のクイルロックシリンダ48とを有している。クイルロ
ックシリンダ48とねじ軸47とはレバー49により連
結されている。ここでは、クイルロックシリンダ48が
縮むことでねじ軸47を回転駆動することにより、ロッ
ク部材46を矢印で示す方向に駆動する。そして1対の
ロック部材46によってクイル32が挟持されると、ク
イル32が芯押台22にロックされる。
【0019】クイルロックシリンダ48は図示しない電
磁弁を介して図示しないコンプレッサに接続されてい
る。電磁弁はクイルロックシリンダ48に対して、通電
時にはクイルロックシリンダ48を伸ばすために、非通
電時にはクイルロックシリンダ48を縮めるために、そ
れぞれ空圧を供給する。このため、グラビア彫刻機1の
電源が投入されている場合、電磁弁は通電状態となり、
クイルロックシリンダ48は伸びている。したがって、
クイル32はロックが解除された状態となっている。一
方、グラビア彫刻機1の電源が切れている場合、電磁弁
は非通電状態になり、コンプレッサからクイルロックシ
リンダ48を縮めるための空圧が供給されクイル32は
ロックされる。なお、停電等でコンプレッサの電源が切
れた場合であっても、コンプレッサ内には圧縮空気が残
留しているので、クイルロックシリンダ48に空圧を供
給することができる。
【0020】芯押台ロック機構41は、図6に示すよう
に、芯押台22の両側に水平に配置された芯押台ロック
シリンダ50と、芯押台ロックシリンダ50のロッド先
端に取り付けられた揺動するロック部材51とを有して
いる。ロック部材51はL字状の部材であり、実線で示
すロック位置と二点鎖線で示す解除位置とに揺動自在で
ある。そして、ロック部材51がロック位置に位置した
ときに、芯押台22をガイドレール24にロックする。
【0021】彫刻テーブル23は、図3に示すように、
ガイドレール25に沿って左右方向に移動自在である。
1対のガイドレール25の間には、ガイドレール25と
平行にボールねじ53が配置されている。彫刻テーブル
23の下部には、ボールねじ53に螺合するナット部
(図示せず)が固定されている。また、ボールねじ53
の一端には、副軸モータ54が固定されている。この副
軸モータ54によりボールねじ53を回転させて、彫刻
テーブル23をガイドレール25に沿って左右方向に移
動させることが可能である。
【0022】彫刻テーブル23には、図3及び図4に示
すように、1対のガイドレール55が設けられている。
ガイドレール55は、ガイドレール25と直交する前後
方向に延びている。ガイドレール55上には、彫刻ヘッ
ド56を揺動自在に支持するヘッド支持台57が移動自
在に装着されている。一方、1対のガイドレール55の
間には、ボールねじ13がガイドレール55と平行に配
置されており、その一端には、ボールねじ13を回転さ
せるためのステッピングモータ59が設けられている。
ヘッド支持台57の下部には、ボールねじ13に螺合す
るナット部(図示せず)が固定されている。このような
構成により、彫刻ヘッド56を装置の前後方向(図3の
上下方向)に移動させてグラビアシリンダCに接近また
は離反させることが可能である。
【0023】ヘッド支持台57の上面には、図7及び図
8に示すように、左右1対の軸受部58が設けられてい
る。軸受部58の先端(前方側の端部)には、揺動軸5
2が回転自在に配置されている。揺動軸52には、彫刻
ヘッド56のヘッドボディ60が固定されている。ヘッ
ドボディ60の後端下部とヘッド支持台57との間には
スプリング69が圧縮状態で配置されている。ヘッドボ
ディ60の前面には、スライディングシュー61とスタ
イラス62とが配置されている。スライディングシュー
61は、ヘッドボディ60の後面に取り付けられた調節
ねじ63によりその突出長さが調整可能である。すなわ
ち、この調整ねじ63によりスタイラス62とグラビア
シリンダCとの間のギャップを調整可能である。なお、
スライディングシュー61がグラビアシリンダCに当接
していない状態では、ヘッドボディ60はスプリング6
9により実線に示すような前傾姿勢となっている。
【0024】ヘッドボディ60の図8左方には、上方に
延びる倒立L字状のセンサ架台64が配置されている。
センサ架台64の先端には、光センサの投光部65が配
置されている。投光部65は光を垂直面から20°前下
方に照射する。また、ヘッド支持台57の図8左端に
は、前方に突出するセンサ架台66が配置されている。
センサ架台66の先端には、光センサの受光部67が配
置されている。これらの投光部65及び受光部67によ
りシリンダの外周位置を検出するシリンダ検出センサ6
8が構成される。
【0025】図9に示すように、コントロール部3の本
体制御部10には、主軸駆動モータ29、副軸モータ5
4、彫刻ヘッド56を前後進するためのステッピングモ
ータ59、スタイラス62を駆動するためのスタイラス
駆動部70、芯押台駆動モータ27、クイルシリンダ3
3、クイルロックシリンダ48、芯押台ロックシリンダ
50、各種の設定値、算出値や制御プログラムを記憶す
るメモリ部71及び他の入出力部が接続されている。ま
た本体制御部10には、操作パネル9に配置された彫刻
スタートスイッチ72、スイッチパネル42に配置され
た芯押台前進スイッチ43、クイル後退スイッチ44、
芯押台後退スイッチ45、コントロール部3に配置され
たキーボード12、シリンダ検出センサ68、クイルシ
リンダ33に配置されたクイル後端検出センサ35、ク
イル先端検出センサ34、クイル中間検出センサ36及
び副軸モータ54の回転位置を検出する副軸エンコーダ
73が配置されている。
【0026】制御動作 次に上述の実施例の動作を、図10〜図13に示す制御
フローチャートに従って説明する。全体制御 装置の起動スイッチがオンされ、プログラムがスタート
すると、まずステップS1では初期設定がなされる。こ
の初期設定では、彫刻ヘッド56を原点(図2右方位
置)に移動させたり、あるいは各種のフラグをリセット
する等の処理を行う。ステップS2では、彫刻条件や彫
刻画像データの入力(JOB入力)がなされたか否かを
判断する。ステップS3では、彫刻スタートスイッチ7
2が操作されたか否かを判断する。ステップS4では、
他の指令がなされたか否かを判断する。ステップS2〜
S4でNoと判断されるとステップS2に戻る。
【0027】JOB入力がなされたと判断するとステッ
プS2からステップS5に移行する。ステップS5で
は、シリンダサイズや画像の解像度を示す線数やセルタ
イプを示すスクリーン角度や彫刻位置を指定するための
データや彫刻画像データの入力等を行うJOB入力処理
を実行する。彫刻スタートスイッチ72が操作されたと
判断するとステップS3からステップS6に移行する。
ステップS6では、彫刻処理(後述)を実行する。他の
指令がなされるとステップS4からステップS7に移行
する。ステップS7では指令された内容に応じた他の処
理を実行する。
【0028】彫刻処理 ステップS6の彫刻処理では、図11のステップS10
でシリンダセット処理(後述)を実行する。このシリン
ダセット処理により、グラビアシリンダCが主軸28と
クイル32との間に支持される。ステップS11では、
彫刻テーブル23を原点から副走査方向正方向(図2左
方向)に移動する。ステップS12では、シリンダ検出
センサ68がグラビアシリンダCの外周を検出し得る外
径検出位置に彫刻テーブル23が到達したか否かを判断
する。なお、後述するようにグラビアシリンダCの両端
は、R面取り加工がなされているので、外径検出位置は
グラビアシリンダCの両端面からそれぞれR面取り部分
の半径以上内側の位置に設定されている。彫刻テーブル
23が外径検出位置に到達するとステップS13に移行
する。ステップS13では、副軸モータ54の回転を停
止し、彫刻テーブル23を外径検出位置で停止させる。
ステップS14では、ステッピングモータ59を駆動
し、彫刻ヘッド56を前進させる。ステップS15で
は、シリンダ検出センサ68がオフ(グラビアシリンダ
Cにより光が遮光されること)になったか否かを判断す
る。シリンダ検出センサ68がオフするまでは彫刻ヘッ
ド56を前進させる。シリンダ検出センサ68がオフす
るとステップS16に移行し、ステッピングモータ59
を停止し、彫刻ヘッド56の前進を停止させる。ステッ
プS17では、彫刻ヘッド56の停止位置(以下、外周
検出位置と記す)により、次のようにしてグラビアシリ
ンダCの外径を算出する。
【0029】シリンダ検出センサの光軸は、約20°前
下方に向くように調整されているが、実際に光軸を正確
に調整することが困難であるため、工場出荷前にその角
度を予め較正しておく。この較正方法は、図14に示す
ように、まず、直径の判明している2つのグラビアシリ
ンダを用意する。このグラビアシリンダの大きい方の直
径をD1 とし、小さい方のシリンダの直径をD2 とす
る。そして、グラビアシリンダを装着して外径検出位置
に彫刻ヘッド56を配置し、彫刻ヘッド56を前進させ
てシリンダ検出センサ68がオフする外周検出位置を求
める。このときのそれぞれのグラビアシリンダに対する
彫刻ヘッドの外周検出位置をP1 ,P2 とする。この外
周検出位置は、ステッピングモータ59に与えるパルス
数で求める。また、リニアスケール等の他の手段により
求めてもよい。直径D1 ,D2 と外周検出位置P1 ,P
2 とにより、光軸角度θは下記(1)式により算出され
る。
【0030】
【数1】
【0031】このようにして光軸角度θを算出すると、
その角度θと直径D1 と外周検出位置P1 とをメモリ部
71に記憶しておく。そしてステップS17のシリンダ
直径算出の際には、それらをメモリ部71から読み出
し、下記(2)式により直径を算出する。ここでステッ
プS16での彫刻ヘッド56の外周検出位置をPx とす
ると、そのときのグラビアシリンダCの直径Dx は、 Dx =D1 −2(P1 −Px )cosθ…(2) で求められる。この演算処理をステップS17で行う。
【0032】シリンダ直径の算出が終了するとステップ
S18に移行する。ステップS18では、ヘッド支持台
57を前進させて彫刻ヘッド56をさらに距離Le 前進
させる。ここで彫刻ヘッド56を外周検出位置Px から
距離Le 前進させるのは、次のステップS19におい
て、彫刻テーブル23を副走査負方向に移動させたと
き、グラビアシリンダCの端面を正確に検出するためで
ある。グラビアシリンダCの両端には、図15に示すよ
うに、R面取り加工がなされている。このため、グラビ
アシリンダCの長さLを計測する場合に外周検出位置P
x で検出すると、R面取り部分でシリンダ検出センサ6
8が遮光状態から受光状態になり、端面を正確に検出で
きない。これを避けるために、R面取り部分の半径より
長く設定された距離Le 分彫刻ヘッド56を前進させ
る。
【0033】ステップS19では、副軸モータ54を逆
転させ、彫刻テーブル23を副走査負方向に移動させ
る。ここで副走査負方向とは、図2の右方向への移動で
ある。ステップS20では、シリンダ検出センサ68が
オン(遮光状態から受光状態になること)したか否かを
判断する。シリンダ検出センサ68がオンするまでは副
走査負方向に彫刻テーブル23を移動する。シリンダ検
出センサ68がオンするとステップS21に移行する。
ステップS21では、オンしたときの副走査方向位置X
s を副軸エンコーダ73の値により求め、メモリ部71
に記憶する。これにより、シリンダCの一端面が検出さ
れる。ステップS22では、副軸モータ54を停止し、
彫刻テーブル23を停止させる。なおこのときの停止位
置は記憶された位置よりわずかに原点側である。ステッ
プS23では、再度副軸モータ54を正転させ、彫刻テ
ーブル23を副走査正方向に移動させる。ステップS2
4では、シリンダ検出センサ68の出力を強制的にオフ
しておく。これはシリンダの一端面を検出しないように
するためである。ステップS25では、シリンダ検出セ
ンサ68がオンしたか否かを判断する。これによりシリ
ンダの他端面が検出される。シリンダ検出センサ68が
オンするとステップS26に移行する。ステップS26
ではシリンダ検出センサ68がオンしたときの副走査方
向位置Xe をメモリ部71に記憶する。
【0034】ステップS27では、副軸モータ54を停
止し、彫刻テーブル23の移動を停止させる。ステップ
S28では、グラビアシリンダCの長さを算出する。こ
こでは、メモリ部71に記憶された2つの副走査方向位
置Xs ,Xe によりグラビアシリンダCの長さLを求め
る。ステップS29では、彫刻開始位置Es を算出す
る。ここで彫刻開始位置Es は、下記(3)式で求めら
れる。グラビア製版では、一般に、グラビアシリンダC
内に彫刻される画像はシリンダの長さに対して中心振り
分けに位置決めされることが多く、彫刻開始位置Es
の彫刻テーブル23の移動は、グラビアシリンダCの長
さLと画像の長さLG とから計算して求めることができ
る。
【0035】 Es =1/2・(Xs +Xe −LG )+S…(3) ここで、Sは中心振り分けに彫刻しない場合のシフト量
である。初期設定時にはこのシフト量Sは「0」に設定
されている。ステップS30では、ステッピングモータ
59を駆動し、彫刻ヘッド56を後退端まで後退させ
る。ステップS31では、副軸モータ54を駆動し、ス
テップS29で算出した彫刻開始位置Es まで彫刻テー
ブル23を移動させる。
【0036】ステップS32では、ステッピングモータ
59を駆動し、彫刻ヘッド56を後端から彫刻基準位置
まで前進させる。ここで彫刻基準位置は、スライディン
グシュー61がグラビアシリンダCの接線に垂直に当た
る位置であり、彫刻ヘッド56が垂直に配置される位置
である。この彫刻基準位置は、後端からPx +Zx の位
置である。ここで位置Px は、前述したシリンダの外周
検出位置である。また、距離Zx は下記(4)式により
求める。
【0037】 Zx =Z1 +1/2(Dx −D1 )(1/cosθ−1)…(4) ここで、距離Z1 は、工場出荷前に直径D1 のシリンダ
を装着して予め求めておく。すなわちこの距離Z1 は、
直径D1 のシリンダを装着した場合に彫刻ヘッド56が
垂直に起立するときの彫刻ヘッド56の彫刻基準位置を
求め、この彫刻基準位置から外周検出位置P1 を引くこ
とにより求められる。
【0038】(4)式で求められた距離Zx と距離Px
とを加算した値だけ後退位置から彫刻ヘッド56を前進
させると、最適な彫刻基準位置に彫刻ヘッド56が配置
される。ここでは、上記(3)式及び(4)式によっ
て、どのようなサイズのグラビアシリンダであっても、
最適な彫刻開始位置及び彫刻基準位置に自動的に彫刻ヘ
ッド56を配置することができる。このため、彫刻開始
位置やグラビアシリンダとのギャップのばらつきを少な
くできる。
【0039】ステップS33では、主軸駆動モータ29
と副軸モータ54とを同期して駆動するとともに、スタ
イラス駆動部70を彫刻データに応じて駆動し、スタイ
ラス62によって彫刻を行う。ステップS34では、彫
刻の終了を判断する。この終了は、たとえば彫刻データ
の終了により判断する。彫刻の終了を判断するとステッ
プS35に移行する。ステップS35では、彫刻ヘッド
56を原点位置に戻す。ステップS37では、シリンダ
リセット処理(後述)を実行する。
【0040】シリンダセット処理 ステップS10のシリンダセット処理では、図12のス
テップS40で、芯押台前進スイッチ43が操作される
のを待つ。芯押台前進スイッチ43が操作されるとステ
ップS41に移行する。ステップS41では、芯押台ロ
ック機構41により、芯押台22のロックを解除する。
ステップS42では、クイルシリンダ33によりクイル
32を前進させる。ステップS43では、クイル先端検
出センサ34がオンしたか否かを判断する。クイル先端
検出センサ34がオンするまでクイル32を前進させ、
クイル先端検出センサ34がオンするとステップS44
に移行する。ステップS44ではクイルシリンダ33に
よりクイル32を停止させる。ステップS45では、ク
イルシリンダ33内のエアを大気開放する。なお実際に
はステップS44でクイルシリンダを停止させると自動
的に大気開放がなされる。
【0041】ステップS46では、芯押台駆動モータ2
7を駆動し、芯押台22を前進させる。芯押台22を前
進させるとクイル32がグラビアシリンダCの端部に当
接するが、クイルシリンダ33が大気開放されているの
でクイル32は進退自在であり、グラビアシリンダCに
当接後にクイル32は後退する。ステップS47では、
芯押台22の前進に伴って後退するクイル32によりク
イル中間検出センサ36がオンしたか否かを判断する。
クイル中間検出センサ36がオンするとステップS48
に移行する。ステップS48では芯押台駆動モータ27
を停止し、芯押台22の移動を停止させる。ステップS
49では、芯押台ロック機構41により芯押台22をロ
ックする。ステップS50では、クイルシリンダ33を
進出させ、グラビアシリンダCをクイル32と主軸28
とで挟持し、彫刻処理に戻る。
【0042】なお、クイル中間検出センサ36とクイル
後端検出センサ35との距離は、クイル32が中間位置
(クイル中間検出センサ36のオン位置)から後端(ク
イル後端検出センサ35のオン位置)まで後退しても、
グラビアシリンダCがクイル32から脱落しない距離に
設定されている。このため、装置故障等により、作業中
に圧抜けが生じ、グラビアシリンダCの重量によってク
イル32が後退してもグラビアシリンダCはクイル32
から脱落しない。
【0043】シリンダリセット処理 図11のステップS37のシリンダリセット処理では、
図13のステップS51で、クイル後退スイッチ44の
操作を待つ。クイル後退スイッチ44が操作されるとス
テップS52に移行する。ステップS52では、クイル
シリンダ33を駆動し、クイル32をステップS53で
クイル後端検出センサ35がオンするまで後退させる。
ここでは、前述のように中間位置と後端位置との間の位
置においては、クイル32が後退してもグラビアシリン
ダCが落下しない。
【0044】ステップS54では、クイルシリンダ33
を停止させる。ステップS55では、芯押台後退スイッ
チ45が操作されるのを待つ。芯押台後退スイッチ45
が操作されるとステップS56に移行する。ステップS
56では芯押台ロック機構41により芯押台22のロッ
クを解除する。ステップS57では、芯押台駆動モータ
27を駆動し、芯押台22を後退させる。ステップS5
8では、芯押台22が後端位置に到達するのを待つ。こ
の判断は、図示しない後退検出センサにより行う。芯押
台22が後端位置に達すると、芯押台駆動モータ27を
停止し(ステップS59)、芯押台22を停止させる。
ステップS60では芯押台ロック機構41により芯押台
21をガイドレール24にロックして彫刻処理に戻る。
【0045】上述した実施例では、以下に述べるような
効果が得られる。 (1) 彫刻ヘッド56の前進・後退を自動的に行える
ために、彫刻ヘッド56の初期位置へのセットが容易で
ある。 (2) シリンダの外形に係わらず、また、同じシリン
ダで何回彫刻しても彫刻時の彫刻ヘッドの姿勢は常に起
立姿勢を保持できるので、彫刻したときのセル形状が均
一であり、しかもスライディングシュー61の当たりが
安定してグラビアシリンダCに傷がつきにくい。 (3) 1つのシリンダ検出センサ68で安価にグラビ
アシリンダCの直径及び長さの計測を行える。 (4) グラビアシタンダC全長と画像の長さに応じ
て、中心振り分けの彫刻が精度良く簡単に実現できる。
しかも、彫刻開始位置に彫刻ヘッド56を自動的に配置
して彫刻を行える。 (5) グラビアシリンダCの両端面を先端支持部にコ
ーン形状を有するクイル32及び主軸28で支持してい
るので、シリンダ内径によってシリンダの軸方向位置が
ずれるが、両端面を実測しているので、支持位置に関係
なく彫刻開始位置に彫刻ヘッドを配置できる。 (6) 装着されたグラビアシリンダCの直径を実測し
ているので、JOB入力されたシリンダと異なるシリン
ダが装着されたときには、その旨をオペレータに知らせ
ることができる。 (7) シリンダセット後はシリンダリセットまで全て
の操作を自動化できる。 (8) シリンダセット・リセット時の芯押台22の動
作を自動化できるので、オペレータは、シリンダ着脱時
にシリンダに対する操作だけを行えばよい。 (9) シリンダセット時に、クイルシリンダ33を大
気開放状態で、すなわちクイル32が自由に進退する状
態でクイル32とグラビアシリンダCとを当接させるの
で、当接時の衝撃が少ない。また、クイルシリンダ33
内にエアが残留しているので、この残留エアにより当接
時のショックがより緩和される。
【0046】〔他の実施例〕 (a) シリンダ検出センサ68の後軸の角度θは、2
0°に限られるものではなくどのような角度でもよい。 (b) シリンダ検出センサは、投受光式に代えて、反
射式の光センサでもよい。但し、反射式光センサの場合
には、シリンダ上の検出時にR加工時の曲面部が含ま
れ、実際の長さより短くなるので、その分を補正する必
要がある。 (c) シリンダ検出センサは、光センサに代えて、静
電容量式や他の非接触のセンサでもよい。また接触式の
センサでもよい。 (d) 直径の検出と長さの検出とを別のセンサで行っ
てもよい。 (e) クイル32を手動で前進させるためのクイル前
進スイッチを新たに設けて、ステップS50の直前で、
このクイル前進スイッチを押さなければクイル32が前
進しないようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明に係るグラビア彫刻機の彫刻ヘッ
ド制御装置では、制御手段が初期ギャップと彫刻開始位
置とをグラビアシリンダの外形に応じて調整するので、
グラビアシリンダに応じて自動的に彫刻開始位置や初期
ギャップが制御される。このため、ギャップや彫刻開始
位置のばらつきが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を採用したグラビア彫刻機の
斜視図。
【図2】彫刻機本体の正面図。
【図3】彫刻機本体の平面図。
【図4】彫刻機本体の左側面図。
【図5】クイルロック機構の断面部分図。
【図6】芯押台ロック機構の断面部分図。
【図7】彫刻ヘッドの側面拡大図。
【図8】彫刻ヘッドの正面図。
【図9】コントロール部のブロック構成図。
【図10】本体制御部の制御フローチャート。
【図11】本体制御部の制御フローチャート。
【図12】本体制御部の制御フローチャート。
【図13】本体制御部の制御フローチャート。
【図14】直径計算の説明図。
【図15】長さ計算の説明図。
【符号の説明】
1 グラビア彫刻機 4 彫刻機本体 10 本体制御部 54 副軸モータ 56 彫刻ヘッド 59 ステッピングモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】彫刻データに応じてグラビアシリンダ表面
    を彫刻する彫刻ヘッドの初期位置を制御するグラビア彫
    刻機の彫刻ヘッド制御装置であって、 前記彫刻ヘッドを前記グラビアシリンダに対して接近・
    離反させるための第1移動手段と、 前記彫刻ヘッドを前記グラビアシリンダの軸方向に沿っ
    て移動させるための第2移動手段と、 前記彫刻ヘッドの初期位置データを設定するための初期
    位置設定手段と、 彫刻開始時に、前記設定された初期位置データに従い、
    前記第1移動手段及び第2移動手段を制御して前記彫刻
    ヘッドを前記初期位置に移動させる制御手段と、を備え
    たグラビア彫刻機の彫刻ヘッド制御装置。
  2. 【請求項2】グラビアシリンダと前記グラビアシリンダ
    表面を彫刻する彫刻ヘッドとの間の初期ギャップを調整
    するグラビア彫刻機の彫刻ヘッド制御装置であって、 前記彫刻ヘッドを前記グラビアシリンダに対して接近・
    離反させるためのヘッド移動手段と、 前記彫刻ヘッドとともに前記グラビアシリンダに対して
    接近・離反し、前記グラビアシリンダの外周位置を検出
    するシリンダ検出手段と、 前記シリンダ検出手段の検出結果に基づき、前記グラビ
    アシリンダの径を算出する径算出手段と、 前記径算出手段の算出結果に従い、前記ギャップが所定
    値になるように前記ヘッド移動手段を制御する制御手段
    と、を備えたグラビア彫刻機の彫刻ヘッド制御装置。
  3. 【請求項3】入力された彫刻データに従い、回転するグ
    ラビアシリンダ表面を彫刻する彫刻ヘッドの前記グラビ
    アシリンダの軸方向の彫刻開始位置を調整するグラビア
    彫刻機の彫刻ヘッド制御装置であって、 前記グラビアシリンダの軸方向長さを検出する長さ検出
    手段と、 前記彫刻ヘッドを前記グラビアシリンダの軸方向に沿っ
    て移動させるためのヘッド移動手段と、 前記長さ検出手段の検出結果と前記彫刻データとに従
    い、前記彫刻開始位置を算出する彫刻開始位置算出手段
    と、 前記彫刻開始位置算出手段の算出結果に従い、前記彫刻
    開始位置に前記彫刻ヘッドが位置するように前記ヘッド
    移動手段を制御する制御手段と、を備えたグラビア彫刻
    機の彫刻ヘッド制御装置。
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