JPH0544858A - バタフライ型遮断弁のシートリング - Google Patents

バタフライ型遮断弁のシートリング

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Publication number
JPH0544858A
JPH0544858A JP22333391A JP22333391A JPH0544858A JP H0544858 A JPH0544858 A JP H0544858A JP 22333391 A JP22333391 A JP 22333391A JP 22333391 A JP22333391 A JP 22333391A JP H0544858 A JPH0544858 A JP H0544858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat ring
seat
ring
valve
butterfly
Prior art date
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Pending
Application number
JP22333391A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Hori
洋司 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Publication of JPH0544858A publication Critical patent/JPH0544858A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】遮断時の常温においてボデイシートとの間に隙
間を生ずることなく、かつ全閉時にシートリングの反発
力が増加しないようなシートリングを得る。 【構成】シートリング5は、弁体3と押えリング4との
間に水平に移動自在に支持され、かつシートリング5を
ボデイシート6に接触する方向に押圧する圧縮コイルば
ね7を備え、高温時はシートリング5の反発力でシート
リング5を弁開方向に押し付ける力を発生し、シートリ
ング5は反シート側に移動してシートリング5の反発力
を減少させる。また、常温時はばね力によってシートリ
ング5をボデイシート6に押し付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地熱蒸気,ガスまた
は化学薬品のような腐食性流体を遮断するバタフライ型
遮断弁のシートリングに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のバタフライ型遮断弁の構成
図である。バタフライ型遮断弁は、ボデイ1の弁軸2に
回転自在に支持された弁体3と、弁体3と押えリング4
との間に取り付けた輪状のシートリング5と、ボデイ1
に固定されたボデイシート6とから構成される。シート
リング5は弁体3と押えリング4との間に挟み込むよう
に取り付けられ、遮断時にはシートリング5はボデイシ
ート6に接触している。
【0003】図7は図6のバタフライ型遮断弁の遮断時
のシートリングの詳細図である。図7において、シート
リング5は耐熱性,耐化学薬品性などに優れた四フッ化
エチレン樹脂からなる。図示しないアクチュエータで弁
体3を操作してバタフライ弁を閉じたとき、シートリン
グ5がボデイシート2に接触してボデイ1を流通する流
体を遮断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】四フッ化エチレン樹脂
製のシートリング5が流体により加熱され、熱膨張によ
り発生する内部応力および流体圧力のため、シートリン
グ5に圧縮または曲げ変形を生ずる。このとき、シート
リング5の変形量の一部が永久変形として残る。このた
め流体が無い状態でシートリング5が常温に戻ると、弁
に隙間ができる。一旦変形したシートリング5は、再び
熱が加わると再膨張してボデイシート6との間のシート
隙間は無くなるが、冷却状態では依然として隙間が残る
ので、遮断弁としての機能を満足出来ないという問題が
あった。
【0005】また、遮断弁の冷却状態で残留隙間が発生
するので、予めシートリング5の全閉位置を弁閉方向に
余分に移動できるようにしておいた。しかし、蒸気力な
どによってシートリング5が押されて余分に移動し、楔
状になっているボデイシート6に食い込んで行くため
に、シートリング5の反発力が増大し、弁体3を操作し
ようとするとアクチュエータの操作力が不足するという
問題があった。
【0006】この発明は、バタフライ型遮断弁におい
て、一旦加熱後に常温に戻ってもボデイシートとの間に
隙間を生ずることなく、また、全閉時にシートリングの
反発力が増大しないようなシートリングを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】弁体と押えリングとの間
に取り付けられた四フッ化エチレン樹脂製のシートリン
グを備え、このシートリングをボデイシートに接触させ
て腐食性流体を遮断するバタフライ型遮断弁において、
前記シートリングは、前記弁体と前記押えリングとの間
に水平に移動自在に支持され、かつ前記シートリングを
前記ボデイシートに接触する方向に押圧する手段を備え
たことによって達成される。
【0008】
【作用】図3はこの発明の実施例によるバタフライ型遮
断弁のシートリングに加わる力を示す説明図である。図
3において、PF は圧縮コイルばねのばね力,P0 は流
体圧力,P1 はシートリングの膨張による力,P2 はシ
ートリングを動かす力,Fy はシートリングの膨張した
ときの反発力,Fx は反発力によりシートリングを押す
力を示す。この発明においては、シートリングは弁体と
押えリングとの間に、水平方向に移動自在に支持され、
かつシートリングをボデイシートに接触する方向に押圧
する手段を備えたので、バタフライ型遮断弁を加熱した
とき、全閉位置でシートリングがボデイシートに接触
し、シートリングの反発力Fy でシートリングを弁開方
向に押し付ける力Fx を発生させるので、シートリング
は反シート側に移動する。
【0009】常温(冷却)のときは、シートリングの膨
張による力P1 とシートリングを押す力Fx および流体
圧力P0 がないので、シートリングはばね力PF によっ
てボデイシートに押し付けられるため、シートリングと
ボデイシートとの間にシート隙間を生じない。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の実施例によるシートリング
を備えたバタフライ型遮断弁の構成図である。図1にお
いて、図6と同じ部位は同じ符号を付してある。バタフ
ライ型遮断弁は、ボデイ1,弁軸2,弁体3,押えリン
グ4,シートリング5およびボデイシート6から構成さ
れている。図2は図1のシートリングの詳細図である。
この発明の実施例によるシートリング5は、四フッ化エ
チレン樹脂からなり、弁体3と押えリング4との間に水
平方向に移動自在に支持され、かつシートリング5をボ
デイシート6に接触する方向に押圧する手段である圧縮
コイルばね7を備えた。圧縮コイルばね7は、一端を弁
体3に固定され、他端をシートリング5に固定されてい
る。
【0011】図4はこの発明の実施例によるバタフライ
型遮断弁の遮断時の常温におけるシートリングの状態を
示す図である。バタフライ型遮断弁の遮断時に、弁体3
は図示しないアクチュエータによって閉じていて、常温
においてはシートリング5は収縮しているが、圧縮コイ
ルばね7によってシートリング5を押圧し、シートリン
グ5の外周がボデイシート6を押圧する。シートリング
5は反シート側に移動してシートリング5の反発力を圧
縮コイルばね7が吸収するので弁の開閉操作力を軽減で
きる。シートリング1をボデイシート6に押し付ける力
をWとすると、W=P0 +P2 +PF −Fx となる。こ
こにP0 ,P2 ,PF ,Fx は先に説明した通りであ
る。
【0012】図5はこの発明の実施例によるバタフライ
型遮断弁の遮断時の高温におけるシートリングの状態を
示す図である。図5において、バタフライ型遮断弁の遮
断時に、高温においてはシートリング5は膨張してい
て、シートリング5の外周はボデイシート2に当たって
反発力により反シート側に押され、シートリング5は圧
縮コイルばね7を圧縮して弁体側へ移動している。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、シートリングは弁体
と押えリングとの間に水平に移動自在に支持され、かつ
シートリングをボデイシートに接触する方向に押圧する
圧縮コイルばねを備え、バタフライ型遮断弁の遮断時の
常温においては、圧縮コイルばねによってシートリング
をボデイシートに押圧するので、一旦加熱後に常温に戻
ってもシート隙間を生じない。従って、バタフライ型遮
断弁は計画通りの遮断性能が得られる。また、バタフラ
イ型遮断弁の遮断時の高温においては、シートリングは
反シート側に移動してシートリングの反発力を圧縮コイ
ルばねが吸収し、弁の開閉操作力を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例によるシートリングを備えた
バタフライ型遮断弁の構成図である。
【図2】図1のシートリングの詳細図図である。
【図3】この発明の実施例によるシートリングに加わる
力を説明する説明図である。
【図4】この発明の実施例によるシートリングの遮断時
の常温における状態を示す図である。
【図5】この発明の実施例によるシートリングの遮断時
の高温における状態を示す図である。
【図6】従来のバタフライ型遮断弁の構成図である。
【図7】図6のバタフライ型遮断弁のシートリングの詳
細図である。
【符号の説明】
1 ボデイ 2 弁軸 3 弁体 4 押えリング 5 シートリング 6 ボデイシート 7 圧縮コイルばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁体と押えリングとの間に取り付けられた
    四フッ化エチレン樹脂製のシートリングを備え、このシ
    ートリングをボデイシートに接触させて腐食性流体を遮
    断するバタフライ型遮断弁において、前記シートリング
    は、前記弁体と前記押えリングとの間に水平に移動自在
    に支持され、かつ前記シートリングを前記ボデイシート
    に接触する方向に押圧する手段を備えたことを特徴とす
    るバタフライ型遮断弁のシートリング。
JP22333391A 1991-08-08 1991-08-08 バタフライ型遮断弁のシートリング Pending JPH0544858A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100509237B1 (ko) * 2004-07-20 2005-08-22 주식회사 대한종합밸브 몸통 시트 볼형 메탈시트 버터플라이밸브
CN103486281A (zh) * 2013-09-23 2014-01-01 开封瑞科阀门有限公司 预紧、浮动阀座双向全金属硬密封蝶阀
KR101402900B1 (ko) * 2013-06-17 2014-06-03 동아대학교 산학협력단 밸브 디스크 및 이를 사용한 버터플라이 밸브
JP2016095009A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 大豊工業株式会社 バタフライ弁および排気装置
WO2019039372A1 (ja) * 2017-08-22 2019-02-28 株式会社デンソー バルブ装置の製造方法
KR20200070499A (ko) * 2018-12-07 2020-06-18 세메스 주식회사 배기 어셈블리 및 이를 가지는 기판 처리 장치

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