JPH0544573Y2 - - Google Patents

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JPH0544573Y2
JPH0544573Y2 JP6265387U JP6265387U JPH0544573Y2 JP H0544573 Y2 JPH0544573 Y2 JP H0544573Y2 JP 6265387 U JP6265387 U JP 6265387U JP 6265387 U JP6265387 U JP 6265387U JP H0544573 Y2 JPH0544573 Y2 JP H0544573Y2
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spline shaft
spline
hub
axial
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、スプラインの位置決め組立構造に関
するものである。
(ロ) 従来の技術 従来のスプラインの位置決め組立構造として
は、例えば実開昭57−107023号公報に示されるも
のがある。これに示されるスプラインの位置決め
組立構造は、スプライン軸とハブのスプライン穴
との回転方向の位置決めをするために、位置決め
部材を設けたものである。位置決め部材は、スプ
ライン軸とはまり合うスプライン穴を有するボス
部と、ボス部から軸方向に伸びる突出部と、を有
しており、この突出部をハブのスリツトにはめ合
わせることにより、スプライン軸とハブとの回転
方向の位置決めを行うようにしてある。ハブの締
付け及び軸方向の位置決めは、ハブのクランプ用
縁部を貫通するボルト及びナツトによつて行われ
る。ボルトはスプライン軸に設けた円周方向みぞ
に入り込むことによりスプライン軸の軸方向への
位置決めを行う。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記のような従来のスプラインの位置
決め組立構造には、スプライン軸とハブとが軸方
向に正規の状態まで組み付けられていない状態で
ボルトを締付ける可能性があるという問題点があ
る。すなわち、スプライン軸の先端がハブのクラ
ンプ用縁部の穴位置まで達していない状態であれ
ば、クランプ用縁部の穴位置とスプライン軸の円
周方向みぞの軸方向位置とが一致していない状態
でも、ボルトを貫通させることが可能である。こ
の状態でボルトを締付けると、スプラインのかみ
合い長さが不十分となつて破損、作動不良、スプ
ライン軸の抜けなどを発生する可能性がある。本
考案は、このような問題点を解決することを目的
としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、スプライン軸とハブとが所定の軸方
向位置関係となつたときにのみボルトなどの締付
具の組付けを可能とすることにより上記問題点を
解決する。すなわち、本考案によるスプラインの
位置決め組立構造は、位置決め部材の突出部のス
プライン軸対面側にはスプライン軸に直交する向
きの位置決め用みぞが設けられており、この位置
決め用みぞとスプライン軸の円周方向みぞとは軸
方向位置が一致したときにのみ例えばボルトなど
の締付具を通過させることが可能な形状とされて
いる。
(ホ) 作用 位置決め用部材の突出部をハブのクランプ用縁
部間のすきまに位置させることにより、スプライ
ン軸とハブとの回転方向位置決めが行われる。ス
プライン軸をハブのスプライン穴に対して正規の
軸方向位置まで差し込むと、スプライン軸の円周
方向みぞと、位置決め用部材の突出部に設けた位
置決め用みぞとの位置が一致する。この状態での
み締付具を組付けることができる。従つて、スプ
ライン軸とハブとが正規の軸方向位置関係にない
状態では締付具を組付けることはできず、誤つた
組付け作業が行われることを確実に防止すること
ができる。
(ヘ) 実施例 本考案によるスプラインの位置決め組立構造
は、第4図に示すようなステアリング装置に使用
される。すなわち、ステアリングシヤフト10と
ラツクアンドピニオン機構12とがロワージヨイ
ント14を介して連結されている。なお、ステア
リングシヤフト10はアツパージヨイント13を
介してステアリングコラム15側と連結されてい
る。ロワージヨイント14のハブ16とラツクア
ンドピニオン機構12のスプライン軸18とがス
プラインによつて結合される。このスプラインの
位置決め組立構造を第1図に示す。スプライン軸
18は軸方向中間位置に円周方向みぞ20を有し
ている。スプライン軸18はハブ16のスプライ
ン穴22とはまり合つている。ハブ16は第2図
に示すように円周の一部に割目を有しており、割
目の両側にクランプ用縁部24及び26を有して
いる。クランプ用縁部24及び26によつて形成
されるすきま28に位置決め用部材30の突出部
32が位置している。位置決め用部材30はスプ
ライン軸18とはまり合うスプライン穴36を有
する環状部38とこれと一体に形成された上述の
突出部32と、から構成されている。突出部32
はスプライン軸18と対面する側に位置決め用み
ぞ40を有している。正規の組立状態では、位置
決め用部材30の位置決め用みぞ40の軸方向位
置がスプライン軸18の円周方向みぞ20の軸方
向位置と一致するようにしてある。クランプ用縁
部24及び26はそれぞれ穴42及び44を有し
ており、この穴42及び44を貫通するボルト4
6(締付具)が設けられており、ボルト46には
ナツト48が組み付けられている。
このスプラインの位置決め組立構造は、次によ
うにして組立てられる。まず、スプライン軸18
に位置決め用部材30を組付けておく。この際、
スプライン軸18の所定の回転方向位置に位置決
め用部材30の突出部32が位置するように設定
しておく。次いで、ハブ16のスプライン穴22
にスプライン軸18を挿入する。このとき、位置
決め用部材30の突出部32がクランプ用縁部2
4及び26間のすきま28に位置するようにしな
ければ組付けることができない。従つて、スプラ
イン軸18とハブ16との回転方向位置関係がこ
れにより規制される。スプライン軸18を所定位
置まで挿入すると、円周方向みぞ20が位置決め
用みぞ40の位置まで達する。この状態で穴44
側からボルト46を差し込むと、ボルト46の軸
部は位置決め用みぞ40と円周方向みぞ20とに
よつて形成される空間を通過し、クランプ用縁部
24側の穴42を貫通する位置まで達する。次い
で、ボルト46にナツト48を組付けて締付け
る。これによりスプライン軸18とハブ16との
組付けが完了する。この状態では、ハブ16に対
するスプライン軸18の回転方向位置は所定どお
り規定され、また軸方向位置もボルト46を組付
けることにより正規の状態に規定されている。ま
た、ボルト46を組付けた状態では、ボルト46
が円周方向みぞ20に入り込んでいるため、スプ
ライン軸18が抜けることも防止されている。な
お、スプライン軸18をハブ16のスプライン穴
22内に不十分にしか挿入していない状態では、
円周方向みぞ20と位置決め用みぞ40とが一致
しておらず、円周方向みぞ20の位置に突出部3
2の位置決め用みぞ40のない部分が位置してい
るため、ボルト46を組付けることは絶対に不可
能である。従つて、スプライン軸18とハブ16
とが正規の状態に組付けられていないにもかかわ
らず、ボルト46を締付けるという誤作業が発生
する可能性は全くない。
なお、本考案とは直接関係ないが第4図に示し
たステアリングコラム15のチルト機構は第5〜
7図に示すような構造としてある。すなわち、車
体50に取り付けられるアツパークランプ52の
垂直向きの両側の壁にステアリングコラム15の
外径に対応した円弧状の凹部を複数段にわたつて
設けてあり、この壁の下部に設けたクリツプ54
によつて両側の壁を互いに近付く向きに拘束状態
とすることが可能としてある。従つて、第7図に
示すようにクリツプ54を解除した状態ではステ
アリングコラム15は上下動可能であり、第6図
に示すように所定の位置でクリツプ54を固定す
るとステアリングコラム15が壁によつてはさみ
付けられ固定される。これによりステアリングコ
ラム15のチルト動作を円滑に行うことができ、
しかも調節感を与えることができる。また、ステ
アリングコラム15をアツパークランプ52の凹
部によつて保持しているので、ステアリングコラ
ム15の保持力が増大する。また、簡単な構造で
あるので部品点数が少なくなり価格が低減され
る。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、ス
プライン軸とハブとが正規の軸方向組付け位置に
あるときにのみボルトなどの締結具によつて締付
けが可能となるように、スプライン軸及び位置決
め部材にみぞを設けたので、スプライン軸が正規
の位置まで挿入されていないにもかかわらず、誤
つて組立作業を行うという不具合が確実に防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるスプラインの位置決め組
立構造の実施例を示す図、第2図は第1図の−
線に沿う断面図、第3図は位置決め用部材を示
す図、第4図はステアリング装置を概略的に示す
図、第5図はチルト機構を示す図、第6図は第5
図の−線に沿う断面図、第7図はクリツプを
外した状態のチルト機構を示す図である。 16……ハブ、18……スプライン軸、20…
…円周方向みぞ、22……スプライン穴、24,
26……クランプ用縁部、28……すきま、30
……位置決め用部材、32……突出部、38……
環状部、40……位置決め用みぞ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スプライン軸と、スプライン穴を有するハブと
    を回転方向及び軸方向に位置決めして連結するス
    プラインの位置決め組立構造であつて、ハブは軸
    方向に伸びる割目を有すると共に割目両側にクラ
    ンプ用縁部を有しており、クランプ用縁部に設け
    られた穴を貫通する締付具によつてハブを締付可
    能であり、クランプ用縁部間に形成されるすきま
    に、スプライン軸にこれと所定の軸方向位置関係
    に取り付けられた位置決め用部材の突出部がはま
    り合うことにより回転方向の位置決めが行われ、
    締付具がスプライン軸に設けた円周方向みぞ内に
    入り込むことにより軸方向への位置決めが行われ
    るスプラインの位置決め組立構造において、 位置決め部材の突出部のスプライン軸対面側に
    はスプライン軸に直交する向きの位置決め用みぞ
    が設けられており、この位置決め用みぞとスプラ
    イン軸の円周方向みぞとは軸方向位置が一致した
    ときにのみ締付具を通過させることが可能な形状
    とされていることを特徴とするスプラインの位置
    決め組立構造。
JP6265387U 1987-04-27 1987-04-27 Expired - Lifetime JPH0544573Y2 (ja)

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JP6265387U JPH0544573Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27

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JP6265387U JPH0544573Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27

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JPS63170618U JPS63170618U (ja) 1988-11-07
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