JPH0544438U - 工具用スピンドル - Google Patents

工具用スピンドル

Info

Publication number
JPH0544438U
JPH0544438U JP9745191U JP9745191U JPH0544438U JP H0544438 U JPH0544438 U JP H0544438U JP 9745191 U JP9745191 U JP 9745191U JP 9745191 U JP9745191 U JP 9745191U JP H0544438 U JPH0544438 U JP H0544438U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spindle
attached
oil
cutting oil
spindle attachment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9745191U
Other languages
English (en)
Inventor
武志 寺島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP9745191U priority Critical patent/JPH0544438U/ja
Publication of JPH0544438U publication Critical patent/JPH0544438U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Turning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械の主軸に取付けられるスピンドルで
あって、接続部の密封が完全で切削油の漏れがなく、刃
物の取付間隔の狭い工作機械への取付けも容易で、且つ
被削材の高さ方向の加工位置が異なった場合で長さを自
在に調節できる工具用スピンドルを提供しようとするも
のである。 【構成】 工作機械の主軸に取付けられ、内部に切削油
を挿通させる第1の管路17を有し、一方に円筒部13
を設けた第1のスピンドルアタチメント5と、前記円筒
部13に取付けられ長さ方向に伸縮自在に調節され、内
部に切削油を挿通させる第2の管路43を有し、先端に
工具を取付ける着脱自在なソケット部9を設けた第2の
スピンドルアタチメントとを備え、前記第1の管路17
と第2の管路43とをパイプシール21にて接続したこ
とを特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工作機械の刃先より切削油を噴出させるための工具用スピンドルに 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、刃物を回転させて切削等を行なう工作機械においては、工具が回転しワ クと接触する部分に切削油を流して加工していたが、近年では工具の先端より切 削油を噴出させて切削等を行なう加工機が増えてきた。
【0003】 特にボール盤等においては、ドリルの軸内に切削油を挿通させるオイルホール を設け、ドリルによって穴明け加工を行なう際にオイルホイールに切削油を圧入 し、ドリルの刃先より切削油を噴出させて刃先の冷却と潤滑をよくし、難削性の 材料や深穴加工に効果のあるオイルホールドリルが用いられている。
【0004】 このオイルホールドリルは、ドリルの首部より刃先にかけてオイルホールを設 けたもので、前記首部には給油アダプタを被せて切削油を圧入するようにしてい た。この給油アダプタはリング状をなし、その内周面にリング状溝部を設けてド リルのオイルホールへ連通するように形成し、外周面には前記リング状溝部に達 するホールを設けたニップルを設け、このニップルを介して切削油の管路を接続 しておき、ドリル加工中に切削油を圧入して刃先より噴出させていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した構成よりなるオイルホールドリルを、例えば多軸ボー ル盤に使用するにはドリルの首部に設けた給油アダプタの外径が大きく、多軸ボ ール盤のドリルヘッドに取付けるのは困難であった。
【0006】 上記した給油アダプタを用いずにオイルホールドリルに給油するには、接続部 の密封が困難であって被削材に多量の切削油がかかり、例えば、H形鋼のウェブ 面には不向きとなる欠点がある。
【0007】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、接続 部の密封が完全で切削油の漏れがなく、刃物の取付間隔の狭い加工機への取付け も容易で、且つ被削材の高さ方向の加工位置が異なっていてもアジャスタブル可 能な工具用スピンドルを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するねため、本考案の工具用スピンドルは、工作機械の主軸に 取付けられ、内部に切削油を挿通させる第1の管路を有し、一方に円筒部を設け た第1のスピンドルアタチメントと、前記円筒部に取付けられ長さ方向に伸縮自 在に調節され、内部に切削油をほ挿通させる第2の管路を有し、先端に刃物を取 付ける着脱自在なソケット部を設けた第2のスピンドルアタチメントとを備え、 前記第1の管路と第2の管路とをパイプシールにて接続したことを特徴とするも のである。
【0009】
【作用】
上記構成よりなる工具用スピンドルは、工作機械の主軸先端に第1のスピンド ルアタチメントを取付け、パイプシールの一端側を第1の管路に挿入し、このパ イプシールの他端に第2の管路を係合させると共に、第1のスピンドルアタチメ ントの円筒部に第2のスピンドルアタチメントの係合部を係合させ、ソケット部 に取付けた刃物を、第2のスピンドルアタチメントに取付けたので、加工機の主 軸の回転は第1及び第2のスピンドルアタチメントを介して刃物を回転させる。 また、第1のスピンドルに設けた給油口に切削油を圧入することにより、第1の 管路及び第2の管路を介して切削油はソケット部に送られ刃物のホイルホールを 介して噴出される。
【0010】 さらに、第1のスピンドルアタチメントと第2のスピンドルアタチメントとの 取付においては、その長さを伸縮自在に調節されるので刃物の先端から被削材の 表面までの距離を一定に保つことができるので、切削の深さを一定に取ることが 可能となる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図5によって説明する。
【0012】 図1において、工具用スピンドル1は工作機械の主軸3に取付けられる第1の スピンドルアタチメント5と、第1のスピンドルアタチメント5に取付けられる 第2のスピンドルアタチメント7と、第2のスピンドルアタチメント7の先端に 取付けられるソケット部9とより構成されている。
【0013】 第1のスピンドルアタチメント5における一方の端部には前記主軸3に嵌合さ れる取付部11が形成されてあり、他方の端部には前記取付部11より径が太い 円筒部13が形成してある。この取付部11の近傍には直径方向に貫通された給 油口15が穿設されている。この給油口15に対して直角方向で第1のスピンド ルアタチメント5の中心には、前記給油口15と接続される第1の管路17が取 付部11側から、前記円筒部13に貫通されて設けてある。そして、取付部11 側の第1の管路17には栓19が埋設してあって、この栓19にはパイプシール 21の一端が固定されており、パイプシール21の他端は前記第2のスピンドル アタチメント7内に突出されている。
【0014】 このパイプシール21の突出は第2のスピンドルアタチメント7の略々中間ま で延伸されている。また、前記第2のスピンドルアタチメント7の内周面には所 定の長さを有する突出部23が形成されている。この突出部23には雌型のスプ ラインが設けてあって、後述する第2のスピンドルアタチメント7に係合される ようになっている。
【0015】 第1のスピンドルアタチメント5の外周は、前記取付部11より僅かな段差を もって太く形成された前記給油口15の左側にはねじ部25が設けてあって、こ のねじ部25には取付用ナット27が螺着される。この取付用ナット27は第1 のスピンドルアタチメント5をホルダー29に回転自在に取付けるためのもので 、取付用ナット25とホルダー29との間にはフランジ状のブッシュ部材31が 設けてある。このブッシュ部材31の左側にはベアリング33と、さらに先端側 にもベアリング35を介してホルダー29に回転自在に支持されている。なお、 前記給油口15の外周には蓋37がベアリングを左右側に配して取付けられ、こ の蓋37には外部から切削油を圧入する配管(図示せず)が取付けられている。 第2のスピンドルアタチメント7は前記第1のスピンドルアタチメント5に形 成された円筒部13内に挿入される円柱状の部材で、一方側には前記突出部23 に形成された雌型スプラインに係合されるスプライン軸部39を有し、他方側に は後述するソケット部9を取付ける円筒状の取付部41が形成してある。そして スプライン軸部39を設けた端面側の中心より、前記取付部41の円筒状の底部 中心には第2の管路43が貫通されている。この第2の管路43は前記第1の管 路17と同径の孔であって、第1のスピンドルアタチメント5に設けられたパイ プシール21が挿通されるようになっている。また、内側に取付部41を設けた 第2のスピンドルアタチメント7の外周には薄肉円筒部材45が押し込まれ、第 1のスピンドルアタチメント5との嵌合を密になるように配慮してある。
【0016】 そして、この嵌合に加えて第1のスピンドルアタチメント5の円筒部13に被 着される蓋部材47により、第1のスピンドルアタチメント5と第2のスピンド ルアタチメント7とは、確実に固定されるようになっている。勿論、前記蓋部材 47と薄肉円筒部材45とを外すことにより、第2のスピンドルアタチメント7 は第1のスピンドルアタチメント5の円筒部13内を左右方向に移動され、アジ ャスタブルスピンドルとしての機能を有するように形成してある。
【0017】 ソケット部9は刃物の取付部材であって、図1に示したものはドリル挿着用の ものである。このソケット部9は一方が開放口49をなし、その他端側は有底体 となる円筒状部材で、前記開放口49は使用されるドリルの径に合されており、 この開放口49の内奥はドリルのシャンク形状に合ったテーパー孔51をなして いる。このテーパー孔51の内奥にはドリルのタングを挟持するタング取付孔5 3が設けてあり、テーパー孔51内に開放口49側より圧入されたドリルは、タ ングをタング取付孔53に挿入され、シャンクはテーパー孔51に密接されて保 持されるようになっている。
【0018】 このソケット部9の外周で有底体側より開放口49側に向って複数条のオイル 溝55が形成されており、その先端部には複数個所に貫通孔57が設けてある。 この貫通孔57は前記第1のスピンドルアタチメント5の給油口15より圧入さ れた切削油を、第1の管路17よりパイプシール21を介して第2の管路43を 経て、ソケット部9の底部より外周部のオイル溝55に導き、貫通孔57を介し てソケット部9内に導入するためのものである。
【0019】 この貫通孔57の位置に図3に示すようなオイルホール63を有するドリル5 9の給油孔61を接続させることにより、前記切削油はドリルの先端より噴出さ れ刃先の冷却や潤滑を行ない、難削性の材料や深穴加工に適した加工を行なうこ とができる。
【0020】 このオイルホールを有するドリル59は所定角度の先端角を有する2枚目のド リルで、首部67より先端部には少なくとも2本のオイルホール63が設けてあ る。このオイルホール63はドリル59のねじれ溝65の形状に沿って内部でね じれており、その先端は刃面に開口してあって、前記首部67より圧入された切 削油はオイルホール63を先端より噴出されるように形成されている。
【0021】 前記ホルダー29は図2に示すように、先端(図の左側)にソケット部9を蓋 部材47より突出させ、第1のスピンドルアタチメント5の一部が露出され、こ の右側より覆うように設けたボス部69と、このボス部69に一体的に形成され た鍔部71と、これに延伸された支持部73とより構成され、前記第1のスピン ドルアタチメント5を回転自在に支持している。
【0022】 このホルダー29の後方は前記給油口15の蓋37を介して主軸3に接続され ており、主軸3の回転をソケット部9に伝達するようになっている。そして、こ のホルダー29は加工機(図示せず)の一部係合部材75及び77を介して調整 可能に取付けられる。この係合部材75は前記鍔部71の裏側に設けられたL字 状部材であって、加工機側にも同様のL字状部材からなる係合部材77があって 、この2つの係合部材75と77とはスピンドル1の軸心の振れを防止するよう に構成してある。
【0023】 上記した各構成により、スピンドル1はソケット部9内にオイルホールを有す るドリル59を装着し、穴明け加工に際してはドリル59の先端より切削油を加 工面に噴出させることができる。この加工に際して、例えばH形鋼のウェブ面上 に切削油を噴出させないようにするには、前記オイルホール63内にオイルミス トを通しておき、ドリル59の先端がワークに接触したことをリミットスイッチ やプレッシャスイッチにて検出し、t秒経過後にオイルミストを吐出させて切削 油を圧入することにより、ウェブ面への流出は完全にこれを防止させることがで きる。
【0024】 図4は主軸3と第1のスピンドルアタチメント5との接続がナショナルテーパ であった場合の例で、この場合、第1のスピンドルアタチメント5の取付部11 をテーパーとすることにより、他の部分は図1に示したスピンドル1と同様であ る。
【0025】 上述した実施例は先端にドリル59を取付けたものを説明したが、ソケット部 9を図5に示すように、中心に第3の管路79を設けて先端近傍に複数方向の放 射状管路81を設けたソケット83とし、この放射状管路81に相応するオイル ホール85を有する回転刃87を取付けることにより、例えばフライスカッタや 鋸刃についても刃先に切削油を供給させることができる。なお、図中89は、第 2の管路43と第3の管路79とを接続するパイプシールである。なお、図中の 符号は図1のものを援用したものである。
【0026】 また、上記各実施例に用いたホルダー29の構造を小型化したり、多軸ボール 盤のピッチに合うホルダーとすることにより、更に広範囲で使用することが可能 であり、加えて、本考案は上述した実施例に限定されるものではなく、適宜の変 更を行なうことによって、その他の態様でも実施し得るものである。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、実用新案登録請求の範囲に記載された とおりの構成であるから、接続部の密封が完全で切削油の漏れがなく、刃物の取 付間隔の狭い加工機への取付け使用も容易で、且つ被削材の高さ方向の加工位置 が異ってもアジャスタブル可能な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例でスピンドルの断面図であ
る。
【図2】図1のスピンドルのII矢視図である。
【図3】図1のスピンドルに取付けるオイルホールを有
するドリルの側面図である。
【図4】本考案の別の実施例でスピンドルの断面主要図
である。
【図5】本考案の変形例でソケット部分の断面主要図で
ある。
【符号の説明】
1 スピンドル 3 主軸 5 第1のスピンドルアタチメント 7 第2のスピンドルアタチメント 9 ソケット部 13 円筒部 17 第1の管路 21 パイプシール 43 第2の管路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の主軸に取付けられ、内部に切
    削油を挿通させる第1の管路を有し、一方に円筒部を設
    けた第1のスピンドルアタチメントと、前記円筒部に取
    付けられ長さ方向に伸縮自在に調節され、内部に切削油
    を挿通させる第2の管路を有し、先端に工具を取付ける
    着脱自在なソケット部を設けた第2のスピンドルアタチ
    メントとを備え、前記第1の管路と第2の管路とをパイ
    プシールにて接続したことを特徴とする工具用スピンド
    ル。
JP9745191U 1991-11-27 1991-11-27 工具用スピンドル Pending JPH0544438U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9745191U JPH0544438U (ja) 1991-11-27 1991-11-27 工具用スピンドル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9745191U JPH0544438U (ja) 1991-11-27 1991-11-27 工具用スピンドル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0544438U true JPH0544438U (ja) 1993-06-15

Family

ID=14192675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9745191U Pending JPH0544438U (ja) 1991-11-27 1991-11-27 工具用スピンドル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0544438U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5629076U (ja) * 1979-08-09 1981-03-19
JPS6239154A (ja) * 1985-08-12 1987-02-20 Toshiba Mach Co Ltd 工作機械のスピンドルヘツド

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5629076U (ja) * 1979-08-09 1981-03-19
JPS6239154A (ja) * 1985-08-12 1987-02-20 Toshiba Mach Co Ltd 工作機械のスピンドルヘツド

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0627046U (ja) 工具への流体供給装置
US4369034A (en) Device for preventing the ingress of water into the head of a dental contra-angle
US4648759A (en) Automatic coolant inducer arrangement
JP4232917B2 (ja) 管への溝加工用工具
JPH0825173A (ja) 磁気軸受スピンドル装置
JPH0585535U (ja) 工具ホルダー
JPH0544438U (ja) 工具用スピンドル
JP4177079B2 (ja) コレットチャック用コレット
JPH0717452U (ja) クーラント噴出路を備えた工具ホルダ
JPS6210016Y2 (ja)
JPH0663207U (ja) チャック
JP2002224930A (ja) 流体通路を備えた工具ホルダ
JP3695646B2 (ja) 工具ホルダ
JPH0641765Y2 (ja) 切削工具
JPH0717407U (ja) 工具チャック用コレット
JPH0727703U (ja) 油供給路付き工具
CN213645884U (zh) 一种非物理接触式流体顶杆
JP2529827Y2 (ja) 工具チャック用コレット
JPH0718516Y2 (ja) 切削油供給装置
JP3735927B2 (ja) ローターシール装置を有する工作機械
JPS6317639Y2 (ja)
JP4471637B2 (ja) 回転工具
US3978765A (en) Internal and external cutting tool
JPS6346189Y2 (ja)
JP2002307211A (ja) 切削工具取付装置