JP3735927B2 - ローターシール装置を有する工作機械 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主軸の後方に取付けられ、主軸にクーラントを供給するローターシール装置を有する工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の工作機械では、主軸にローターシール装置が設けられているが、このローターシール装置は回転部分と固定部分とから構成され、回転部分は後端にシール部材(摺接部材)が設けられ、先端部分が主軸の後端に一体に取付けられ主軸と共に回転するようになっており、固定部分は内部にベアリングが嵌合されているハウジングと回転部分に設けたシール部材に圧接するシール部材(摺接部材)が取付けられるエンドキャップとから成っており、固定部分のベアリングに回転部分の後部が嵌合され、回転部分のシール部材と固定部分のシール部材が液密に相対回転可能に圧接されて回転部分の後部が固定部分のハウジングに覆われていて、回転部分と固定部分とには同一軸線上にクーラントの流路が設けられている。前記ローターシール装置の流路が工作機械の主軸の流路に連通しており、固定部分のエンドキャップにはクーラントをローターシール装置に供給するホースが配管されるようになっており、クーラントは固定部分から回転部分を介して主軸に供給されるようになっている。このローターシール装置が設けられた工作機械では摩耗したローターシール装置のシール部材の交換は、ハウジングとエンドキャップを連結するボルトを外し、エンドキャップをハウジングから取り外して行なうようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記ローターシール装置を設けた工作機械では、ローターシール装置の固定部分にクーラント用のホースが配管接続されるので、多数の主軸を有する工作機械では、多数のホースが配管される結果、ホースの取回しが極めて煩わしい上に、それらのホースが、ローターシール装置そのものを交換するときに邪魔になる問題があった。また、工作機械の回転主軸と回転軸とが並設されるような工作機械では、それらの軸間距離が、前記ローターシール装置の外径に制限され近接配置できない問題があった。
この発明の課題は、ローターシール装置へのクーラント用ホースをなくすことのできる構造を得ることにある。さらに本願の別の課題は、クーラントを主軸に供給するようにした工作機械において、他の回転軸との軸間距離が従来より狭く設定できる工作機械を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題の解決のため、本願では、工作機械の本体に設けたクーラント用の流路からクーラントを直接ローターシール装置に供給する構成とし、個々のローターシール装置への配管ホースを無くす構造とした。また、固定部分を本体に固着し、回転部分をこの固定部分と全く切り離して固定部分により回転自在に支持しないようにし、両者を液密に圧接してクーラントをローターシール装置を介して主軸に供給可能に構成し、ローターシール装置の外径を大きくしていたベアリングを不要とする構造としたローターシール装置を回転主軸に適用して、他の回転軸との軸間距離を狭くでき、しかも摺接部材が摩耗したときに、ボルトを外して固定部分を取外すことで、摺接部材を新しいものに交換できる工作機械とした。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明は、先端に刃具を備える主軸とこの主軸に駆動力を伝達する入力軸とが本体に回転自在に並設され、主軸の後端部にローターシール装置の回転部分が固着され、ローターシール装置を介して主軸のクーラント用流路にクーラントが供給される工作機械において、本体に主軸の後端部の後方に位置する後壁を設け、この本体の後壁と主軸の後端部との間にローターシール装置を介在し、ローターシール装置の回転部分の後端部に摺接部材を嵌装し、ローターシール装置の固定部分を固定部材と付勢部材で構成して回転部分と同一軸線上でかつ回転部分の後方に切り離して設け、固定部材の後端面を本体の後壁に当接させて取外し可能に固着し、固定部材に穿設した孔に付勢部材の後部を軸線方向移動自在に挿入し、付勢部材の前端に摺接部材を嵌合し、付勢部材をバネによって前方に付勢して固定部分の摺接部材を回転部分の摺接部材に液密に相対回転可能に圧接させ、本体の後壁に固定部分に連通するクーラント用流路を設けた。
【0006】
【実施例】
次に本願のローターシール装置の実施例について図1〜図5により説明する。図1に示すギャングヘッド1は図示しないタレット装置に取付けられており、このギャングヘッド1にはギャングヘッド1の本体2に先端に刃具3が備えられた複数の主軸4がベアリングにより回動自在に軸支されている。また、本体2の後壁5には、クーラント用流路6が設けてある。この本体2の後壁5と主軸4の後端部間には、後述のローターシール装置7が介在してある。また、本体2には、主軸4に並設され、図示しない駆動モータに連繋される入力軸8が本体2の後壁5から後方に突設されている。入力軸8は適当なギヤ列を介して駆動モータの回転力を各主軸4に夫々伝達して、主軸4を回動する。9はワーク加工時に刃具3を位置決め案内するブッシュ10を有するガイドバー装置であり、ブッシュ10を本体2に対して相対的に前後動させる。
【0007】
ローターシール装置7は、図2に示すように回転部分11と固定部分12とからなっている。図3に示すように回転部分11は前部外周にねじが螺刻されてねじ部13が形成されている。後部外周にはレンチグリップ面14が対向して設けられてレンチグリップ部15が形成されている。また、回転部分11には段付き孔16が穿設されており、この段付き孔16の大径孔17に耐摩耗性の良い材料であるセラミック製のリング形状をした摺接部材19が嵌装されて回転部分後端面21から突出しており、摺接部材19の内周面20と段付き孔16の小径孔18とでクーラント用流路22が構成されている。
【0008】
固定部分12は図4に示すように固定部材23と付勢部材24とから構成されている。固定部材23は前面に付勢部材24を付勢するバネ25が挿入される挿入孔26が穿設されており、後端面46には突出部27が突出している。固定部材23外周面の長手中央両側は切欠かれてボルト28の頭部が収められる凹部29が形成されており、後端部にはボルト28が挿通される挿通溝30が設けられ、凹部29と挿通溝30とでボルト取付部31を形成している。また、固定部材23には段付き孔32が穿設されている。付勢部材24は円筒の外周に円板が垂直に一体に形成された形状をしていて、付勢部材24に穿設された段付き孔35の大径孔36に摺接部材19と同様の摺接部材38が嵌合されて付勢部材先端面40から突出している。付勢部材24の後部41は段付き孔32の大径孔33に軸線方向移動自在に挿入されており、垂直壁42にはボルト43が挿通されており、このボルト43は挿入孔26に螺合されており、挿入孔26と垂直壁42との間にバネ25が介装されている。ボルト43は付勢部材24を前後方向に案内し、付勢部材24を固定部材23に回り止めしている。摺接部材38の内周面39と段付き孔35の小径孔37と段付き孔32とで固定部分12のクーラント用流路44が構成されている。
【0009】
回転部分11は主軸4の後部に回転部分11のレンチグリップ部15が主軸4の後端に当接するまで捩じ込まれて一体に取付けられ回転部分のクーラント用流路22と主軸4のクーラント用流路45が連続する。固定部分12は、ギャングヘッド1の本体2の後壁5に固定部分12の後端面46が当接し、突出部27が後壁5内に嵌合されて後壁5内のクーラント用流路6と固定部分12のクーラント用流路44とが連続するように取付けられて、ボルト取付部31に取付けられるボルト28によって固着されている。固定部分12の先端に設けた摺接部材38は前方に付勢されて同一軸線上の回転部分11後端の摺接部材19と液密に相対回転可能に圧接されて、クーラント用流路22とクーラント用流路44とが連続し、後壁5のクーラント用流路6から主軸4のクーラント用流路45までが連通されて、クーラントが主軸4先端の刃具3まで供給されるようになり、刃先に軸心給油可能になる。摺接部材19,38が摩耗したときには、ボルト28を外し付勢部材24を固定部材23側に押し付け突出部27を後壁5から抜き、固定部分12を取外し、主軸4から回転部分11を取外し、新しいものに交換する。
【0010】
前記ベアリングが無いローターシール装置を工作機械の本体と主軸との間に設けたので、従来装置のようにベアリング寿命に制約されずローターシール装置の寿命が伸びることにより、ローターシール装置の交換を減らすことができ、ランニングコストが低下する。また、ベアリングが無いローターシール装置を用いることにより、主軸後方への回転部分の突出長さを従来より短くでき、回転部分の回転による振動などの発生が押えられる結果、振れ出し調整を行なう必要が無くなって組付け作業が容易となる。
【0011】
【発明の効果】
以上のように本願発明によれば、本体に主軸の後端部の後方に位置する後壁を設け、この本体の後壁と主軸の後端部との間にローターシール装置を介在し、ローターシール装置の回転部分の後端部に摺接部材を嵌装し、ローターシール装置の固定部分を固定部材と付勢部材で構成して回転部分と同一軸線上でかつ回転部分の後方に切り離して設け、固定部材の後端面を本体の後壁に当接させて取外し可能に固着し、固定部材に穿設した孔に付勢部材の後部を軸線方向移動自在に挿入し、付勢部材の前端に摺接部材を嵌合し、付勢部材をバネによって前方に付勢して固定部分の摺接部材を回転部分の摺接部材に液密に相対回転可能に圧接させ、本体の後壁に固定部分に連通するクーラント用流路を設け、ローターシール装置へのクーラントの供給を、本体の後壁に設けたクーラント用流路から行なうので、ローターシール装置への直接のホース配管を無くすことができ、ホースの取回しに煩わされることがなく、しかも、摺接部材が摩耗したときに後壁から固定部分を取外すことで摺接部材を新しいものに交換でき、ローターシール装置の交換作業も容易となる。
【0012】
また、主軸後方にベアリングの無いローターシール装置を適用したので、ローターシール装置の外径が小径となっているので、その主軸と他の回転軸(駆動軸、他の回転主軸)との軸間距離を、従来より狭くすることができ、加工ワークにおいて従来より接近した加工孔の加工が行ない得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】主軸が取付けられる本体の断面平面図である。
【図2】ローターシール装置の平面図である。
【図3】回転部分の断面正面図である。
【図4】固定部分の断面正面図である。
【図5】図4のV視図である。
【符号の説明】
2 本体 4 主軸 6 クーラント用流路 7 ローターシール装置
8 入力軸 11 回転部分 12 固定部分 25 バネ

Claims (1)

  1. 先端に刃具を備える主軸とこの主軸に駆動力を伝達する入力軸とが本体に回転自在に並設され、主軸の後端部にローターシール装置の回転部分が固着され、ローターシール装置を介して主軸のクーラント用流路にクーラントが供給される工作機械において、本体に主軸の後端部の後方に位置する後壁を設け、この本体の後壁と主軸の後端部との間にローターシール装置を介在し、ローターシール装置の回転部分の後端部に摺接部材を嵌装し、ローターシール装置の固定部分を固定部材と付勢部材で構成して回転部分と同一軸線上でかつ回転部分の後方に切り離して設け、固定部材の後端面を本体の後壁に当接させて取外し可能に固着し、固定部材に穿設した孔に付勢部材の後部を軸線方向移動自在に挿入し、付勢部材の前端に摺接部材を嵌合し、付勢部材をバネによって前方に付勢して固定部分の摺接部材を回転部分の摺接部材に液密に相対回転可能に圧接させ、本体の後壁に固定部分に連通するクーラント用流路を設けたことを特徴とするローターシール装置を有する工作機械。
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