JPH0544304Y2 - - Google Patents

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JPH0544304Y2
JPH0544304Y2 JP1986036796U JP3679686U JPH0544304Y2 JP H0544304 Y2 JPH0544304 Y2 JP H0544304Y2 JP 1986036796 U JP1986036796 U JP 1986036796U JP 3679686 U JP3679686 U JP 3679686U JP H0544304 Y2 JPH0544304 Y2 JP H0544304Y2
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JP
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container
lid
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breathable
fermentable
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は醗酵性内容物の容器詰めに関するもの
である。
ここに、容器詰めとは、缶詰め、瓶詰め等と同
様の意味における内容物が充填され密封されたも
のの概念である。
(従来技術) 乳酸醗酵乳、例えばケフイールなどは、醗酵中
はもちろん、流通段階においても多量の炭酸ガス
を発生する。しかし、これらの包装には従来、非
通気性の容器及び蓋材が使用されている。
(考案が解決しようとする問題点) 以上のようなガスを発生する醗酵性の内容物の
容器は、通気性を有しないため、ガスの発生につ
れて内圧が上がり、しばしばシール不良の原因と
なつていた。
又、このガスを無理に封じ込めようとすれば強
大な耐圧性容器が必要となり、容器コストが高く
なるという問題点があつた。
本考案は、このような点に鑑みて案出されたも
ので、その目的とするところは、醗酵性内容物の
発するガス圧に対しても、蓋体の容器に対するシ
ール不良を起こすことなく、しかもこのような容
器詰めを安価に提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案にあつて
は、非通気性の蓋板の内面に不織布を積層状に付
着した蓋体を用いることによつて問題点の解決を
図つている。
すなわち、本考案は醗酵性内容物の容器詰めに
おいて醗酵性内容物を収容した非通気性容器の口
縁に対し、非通気性蓋板の内面に不織布を積層状
に付着した通気性蓋体を通気性を保つように接着
した構成としている。
(実施例) 以下、図面に示す実施例について説明する。
本考案の醗酵性内容物の容器詰めAは、非通気
性容器a、通気性蓋体b及び醗酵性内容物cから
なるものである。
非通気性容器aとしては、例えば合成樹脂で射
出成形されたものが用いられ、口縁には外方に向
かうフランジ1がある。
通気性蓋体bは、アルミニウム箔又は合成樹脂
フイルム等の非通気性蓋板2の内面に、不織布3
が積層状に付着されたものである。不織布3は、
例えばポリエステル系、ポリプロピレン系の繊維
をからみあわせたもので、ヒートシールによつて
非通気性蓋板2の内面に付着されている。
この不織布3は、耐熱性で、しかも薄くて熱伝
導性がよいからヒートシールによつても目詰まり
を起こすようなことなく、通気性に支障をきたす
ことはない。
この通気性蓋体bは非通気性容器cに対し、接
着剤4にて通気性を保つように接着する。
接着剤4は口縁のフランジ1にそうようにパー
トコーテイングする。
非通気性容器a内に収容される内容物cは、乳
酸醗酵乳、例えばケフイール等の醗酵性のもので
ある。
本発明は、以上のような非通気性容器a内に醗
酵性内容物cを収容し、これを非通気性の蓋板2
の内面に不織布3を積層状に付着した通気性蓋体
bをもつて通気性を保つように接着したものであ
るから、容器a内で発生したガスは、不織布3の
周囲の切断部5より外部に逸散する。
第4図は、大気中において蓋体bを接着密封し
た容器a内に220mmHgに内圧をかけた時の経時
変化を示す。
通常のフイルムを蓋材にした場合は、8分後も
内圧に変化がないが、本考案の通気性蓋体につい
ては、3分後には100mmHg、8分後には28mmH
gと経時的に内圧が低下した。
第5図は通気性蓋体の通気量を示す。
この実験において、内圧を約50mmHgにした場
合約30c.c./分、150mmHgにした場合約80c.c./分
のガスが放出した。
以上の結果より、内容物からの発生するガス量
から判断して、内圧によりシール面を破損するこ
とはない。
(考案の効果) 本考案は通気性蓋体をもつて非通気性容器に収
容された醗酵性内容物を封入したものであるか
ら、例えば流通段階等においてガス発生して内圧
が上がると、ガスは通気性蓋体の不織布の周囲切
断部から逸散することにより、従来のように容器
本体あるいは蓋体が変形し、蓋体のシール部が剥
離するようなことはなく、容器詰めは常に同じ常
態を保つていることができる。しかも、このよう
な容器詰めは、非通気性蓋板に不織布を積層状に
付着したものであるから、不織布の目が潰れて詰
まるようなことはなく、安定性のある通気性蓋体
を容易に得ることができ、このような通気性蓋体
を、醗酵性内容物を収容した非通気性容器の口縁
に通気性を保つて接着するだけの作業で、上記の
ような機能を有する容器詰めが容易に得られるの
で、これを安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は蓋材の切断面図、第2図は蓋材の裏面
図、第3図は容器の切断面図、第4,5図はそれ
ぞれ220mmHgに内圧をかけた時の経時変化図と
通気性蓋材の通気量図を示す。 A……醗酵性内容物の容器詰め、a……非通気
性容器、b……通気性蓋体、c……醗酵性内容
物、1……フランジ、2……非通気性蓋板、3…
…不織布、4……接着剤、5……切断部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 醗酵性内容物を収容した非通気性容器の口縁に
    対し、非通気性蓋板の内面に不織布を積層状に付
    着した通気性蓋体を、通気性を保つように接着し
    てなる醗酵性内容物の容器詰め。
JP1986036796U 1986-03-13 1986-03-13 Expired - Lifetime JPH0544304Y2 (ja)

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JPS62150363U JPS62150363U (ja) 1987-09-24
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5432248B2 (ja) * 1975-12-04 1979-10-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5432248U (ja) * 1977-08-06 1979-03-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5432248B2 (ja) * 1975-12-04 1979-10-13

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