JPH0544243Y2 - - Google Patents

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JPH0544243Y2
JPH0544243Y2 JP7713187U JP7713187U JPH0544243Y2 JP H0544243 Y2 JPH0544243 Y2 JP H0544243Y2 JP 7713187 U JP7713187 U JP 7713187U JP 7713187 U JP7713187 U JP 7713187U JP H0544243 Y2 JPH0544243 Y2 JP H0544243Y2
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JP
Japan
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film
hot plate
sheet material
graphite sheet
mount
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JP7713187U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、気密な真空のチヤンバー内において
フイルムを温度むらなく均一に加熱し、前記チヤ
ンバー内において台紙の上に配置した被包装物に
対して、大気圧力でもつて前記フイルムを密着さ
せるようにした真空包装装置に関する。
(従来の技術) 一側の台紙と他側のフイルムとの間に被包装物
を挟み込んで真空包装するものでは、フイルムが
被包装物の形状に応じて塑性変形して被包装物に
密着する。このためフイルムを充分加熱させて塑
性変形を可能にしなければならない。従来、真空
チヤンバー内に熱板が設けられ、フイルムをこの
熱板に密着させて加熱するようにしている。第4
図の如く熱板は一般に2枚の同じ面積の金属板
1,1の間にニクロム線2を蛇行状に挟み込んで
形成(例えば特公昭58−32085号公報参照)して
いる。このため熱板においてはミクロ的には熱分
布が均一ではない。
(考案が解決しようとする問題等) つまり熱板1はニクロム線2の存在する部分は
最高温度に達しているが、ニクロム線とニクロム
線との間の温度は低い。要するに熱板は蛇行状の
温度むらが形成され、該熱板に密着されて加熱さ
れるフイルムには加熱むらが生ずる。このためこ
のような加熱むらのあるフイルムが真空チヤンバ
ー内で大気圧力によつて引伸ばされるとき、加熱
された部分がよく伸びるので、薄いフイルムでは
よく伸びる部分がより薄くなつて破れる欠点があ
つた。
本考案は上記の点に鑑み、フイルムの加熱むら
をなくし、フイルムを平均的に延伸させてピンホ
ールが発生するのを防止するような熱板を備える
真空包装装置を提供することを目的とするもので
ある。
(問題を解決するための手段) 本考案は上記の目的を達成するために、互いに
開口縁を突き合わせた分割可能な気密な2個の箱
体からなるチヤンバー内部の空気を吸引して真空
にしながら、前記の2個の箱体の開口縁の間で挾
持したフイルムを一側の箱体内に設けた熱板で加
熱し、そのあと他側の箱体内に設けた台紙及び該
台紙上に配置した被包装物の上に前記チヤンバー
内に還元される空気の圧力で前記フイルムを密着
させるようにした真空包装装置において、前記熱
板におけるフイルムとの対向面全面に黒鉛シート
状材を密着すると共に、前記黒鉛シート状材の外
面に保護プレートを密着させて構成したものであ
る。
(作用) 熱板におけるフイルムとの対向面全面には黒鉛
シート状材を密着させている。黒鉛は極めて熱伝
導性に優れるから、熱板に発生される熱は黒鉛シ
ート状材全面に均等に広がる。このためフイルム
は加熱むらなく全面が均等に加熱され、真空チヤ
ンバー内で大気圧力によつて塑性変形し、台紙及
び該台紙上に配置された被包装物に密着するので
ある。
(実施例) 第1図に示す真空チヤンバー10は、上面が開
口する下箱11と、下面が開口する上箱12とに
よつて形成している。前記の下箱11は内部に平
たい定盤13を設け、下箱の下面に設けたエアシ
リンダー14のピストンロツド15を下箱の底面
を貫通して前記定盤13の下面に固定している。
一方前記の上箱12はその内部に熱板16を設
け、上箱の上面に設けたエアシリンダー17のピ
ストンロツド18を上箱を貫通して前記熱板16
の上面に固定している。また第2図に示すように
前記上箱12はその開口縁にエンドレス状のシー
ル材20を設け、下箱11の開口縁と上箱12の
開口縁とを突き合わせたとき、前記のシール材2
0によつて真空チヤンバー10は気密にされる。
第3図に示すように前記の熱板16は、上下2
枚の金属板21,22の間にニクロム線23を蛇
行状に挾持して形成しており、下側の金属板22
の下面全体に黒鉛シート状材24を密着状に設け
ている。前記の黒鉛シート状材24の一例として
は、商品名「パマーフオイル」という可撓性のも
のが提供されている。前記の黒鉛シート状材24
は外力によつて破壊されやすいので、その外側全
面に保護プレート25を密着させている。該保護
プレート25としては薄いステンレス板或いはテ
フロンシートなどが用いられ、第2図に示すよう
に熱板、黒鉛シート状材、保護プレート25を一
体に無数の小さな通気穴26,26……を開口し
ている。
下側の定盤13の上に台紙Aを介して被包装物
Aを載せると共に、上下2個の箱体11,12の
間でフイルムFを挾持し、各箱に形成した開口2
7,28から真空チヤンバー内の空気を吸引す
る。この場合、下箱11より上箱12の空気吸引
量をやや多くすると、フイルムFの上下に差圧が
形成され、この差圧によつてフイルムFは熱板1
6の下面に密着する。熱板16に挾持されたニク
ロム線23は蛇行状ではあるが、黒鉛シート状材
24の良好な熱伝導性によつて、蛇行状の加熱む
らはさらに小さくなつており、真空チヤンバー1
0内が真空に達したあと、開口27,28から大
気を導入すると、フイルムFは塑性変形して被包
装物B及び台紙Aに密着する。なお第3図の実施
例に加えて、熱板におけるニクロム線23と下側
の板との間に黒鉛シート状材を設けることも可能
である。
(効果) 本考案は熱板16に密着して設けた黒鉛シート
状材24の良好な熱伝導性でもつて温度むらをな
くし、該黒鉛シート状材24を介してフイルムF
を加熱するようにしたから、フイルムの加熱むら
がなくなり、フイルムを塑性変形させて被包装物
に密着させる場合、フイルムは均等に延伸してピ
ンホールの発生が未然に防止される効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は前図の−線視図、第3図は第1図における
熱板の拡大断面図、第4図は従来品の説明図であ
る。 10……真空チヤンバー、11……下箱、12
……上箱、16……熱板、21,22……金属
板、23……ニクロム線、24……黒鉛シート状
材、25……保護プレート、F……フイルム、A
……台紙、B……被包装物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに開口縁を突き合わせた分割可能な気密な
    2個の箱体からなるチヤンバー内部の空気を吸引
    して真空にしながら、前記の2個の箱体の開口縁
    の間で挾持したフイルムを一側の箱体内に設けた
    熱板で加熱し、そのあと他側の箱体内に設けた台
    紙及び該台紙上に配置した被包装物の上に前記チ
    ヤンバー内に還元される空気の圧力で前記フイル
    ムを密着させるようにした真空包装装置におい
    て、前記熱板16におけるフイルムとの対向面と
    平行な面に黒鉛シート状材24を密着し、該黒鉛
    シート状材24の面方向に熱が広がるようにした
    フイルム加熱温度均一手段を施した真空包装装
    置。
JP7713187U 1987-05-21 1987-05-21 Expired - Lifetime JPH0544243Y2 (ja)

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JP7713187U JPH0544243Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21

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Publication Number Publication Date
JPS63186602U JPS63186602U (ja) 1988-11-30
JPH0544243Y2 true JPH0544243Y2 (ja) 1993-11-10

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