JP3060173B2 - 段ボール製トレー、その製造方法及び製造装置 - Google Patents
段ボール製トレー、その製造方法及び製造装置Info
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- JP3060173B2 JP3060173B2 JP10312546A JP31254698A JP3060173B2 JP 3060173 B2 JP3060173 B2 JP 3060173B2 JP 10312546 A JP10312546 A JP 10312546A JP 31254698 A JP31254698 A JP 31254698A JP 3060173 B2 JP3060173 B2 JP 3060173B2
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C51/00—Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
- B29C51/26—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C51/28—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations for applying pressure through the wall of an inflated bag or diaphragm
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/02—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C43/10—Isostatic pressing, i.e. using non-rigid pressure-exerting members against rigid parts or dies
- B29C43/12—Isostatic pressing, i.e. using non-rigid pressure-exerting members against rigid parts or dies using bags surrounding the moulding material or using membranes contacting the moulding material
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B31—MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31B—MAKING CONTAINERS OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31B50/00—Making rigid or semi-rigid containers, e.g. boxes or cartons
- B31B50/59—Shaping sheet material under pressure
- B31B50/592—Shaping sheet material under pressure using punches or dies
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段ボールで成形さ
れたトレー、その製造方法及び製造装置に関するもので
ある。
れたトレー、その製造方法及び製造装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】野菜等の生鮮食品をパック詰めするための
容器として、薄い皿状のトレーが使用されている。この
ようなトレーは、従来は発泡ポリスチレン等の合成樹脂
で成形されていた。合成樹脂製のトレーは、十分な強度
と防水性を備え、しかも安価であるために広く使用され
ているが、使用後の処分に問題を抱えていた。すなわ
ち、処分の一般的な方法である焼却処分をすると、燃焼
熱が高温であるため焼却施設が傷みやすく、また、黒煙
や有害ガスが発生するため環境保全上も好ましくなかっ
た。
容器として、薄い皿状のトレーが使用されている。この
ようなトレーは、従来は発泡ポリスチレン等の合成樹脂
で成形されていた。合成樹脂製のトレーは、十分な強度
と防水性を備え、しかも安価であるために広く使用され
ているが、使用後の処分に問題を抱えていた。すなわ
ち、処分の一般的な方法である焼却処分をすると、燃焼
熱が高温であるため焼却施設が傷みやすく、また、黒煙
や有害ガスが発生するため環境保全上も好ましくなかっ
た。
【0003】そこで、近年においては、紙を主な材料と
するトレーが注目されている。紙製のトレーとしては、
例えば特開平9−142432号公報及び特開平9−2
54280号公報に記載されたものがある。特開平9−
142432号公報に記載されたものは、二枚の板紙の
間に熱可塑性プラスチックフィルムを介在させて加熱し
ながらプレス加工するようにしたものである。また、特
開平9−254280号公報に記載されたものは、フラ
ンジ部を有する紙シートに熱可塑性プラスチックフィル
ムを熱接着し、真空成形法等により型に密着させて成形
するようにしたものである。
するトレーが注目されている。紙製のトレーとしては、
例えば特開平9−142432号公報及び特開平9−2
54280号公報に記載されたものがある。特開平9−
142432号公報に記載されたものは、二枚の板紙の
間に熱可塑性プラスチックフィルムを介在させて加熱し
ながらプレス加工するようにしたものである。また、特
開平9−254280号公報に記載されたものは、フラ
ンジ部を有する紙シートに熱可塑性プラスチックフィル
ムを熱接着し、真空成形法等により型に密着させて成形
するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の紙製トレーには、次のような課題があった。す
なわち、特開平9−142432号公報に記載されたト
レーは、ほとんどが紙製ではあるが、防水性を付加する
ために一部に熱可塑性プラスチックフィルムを使用して
いるので、焼却処分時の環境保全上の問題が完全に解消
されたわけではなかった。また、プレス加工用の金型は
雄型と雌型を必要とし、成形時にトレーを傷付けること
がないように型部の寸法に高い精度が要求されるため、
金型が高価であった。しかも、寸法の異なる製品ごとに
雄型と雌型が必要となり、これらが製品のコストアップ
の要因となっていた。更に、プレス加工が雄型と雌型を
合わせる方法で行われるために、変形量の大きい箇所
(特に、四隅の丸め部分)に皺が寄りやすく商品価値を
落としてしまうという課題もあった。
な従来の紙製トレーには、次のような課題があった。す
なわち、特開平9−142432号公報に記載されたト
レーは、ほとんどが紙製ではあるが、防水性を付加する
ために一部に熱可塑性プラスチックフィルムを使用して
いるので、焼却処分時の環境保全上の問題が完全に解消
されたわけではなかった。また、プレス加工用の金型は
雄型と雌型を必要とし、成形時にトレーを傷付けること
がないように型部の寸法に高い精度が要求されるため、
金型が高価であった。しかも、寸法の異なる製品ごとに
雄型と雌型が必要となり、これらが製品のコストアップ
の要因となっていた。更に、プレス加工が雄型と雌型を
合わせる方法で行われるために、変形量の大きい箇所
(特に、四隅の丸め部分)に皺が寄りやすく商品価値を
落としてしまうという課題もあった。
【0005】また、特開平9−254280号公報に記
載されたトレーは、同様に一部に熱可塑性プラスチック
フィルムを含み、焼却処分時の環境保全上の問題が残っ
ているばかりでなく、フランジ部を有する紙シートをあ
らかじめ製造するための手間とコストがかかるため製造
コストが高いという課題があった。
載されたトレーは、同様に一部に熱可塑性プラスチック
フィルムを含み、焼却処分時の環境保全上の問題が残っ
ているばかりでなく、フランジ部を有する紙シートをあ
らかじめ製造するための手間とコストがかかるため製造
コストが高いという課題があった。
【0006】 (目的) 本発明は上記課題を解消するもので、全体が紙で形成さ
れており、焼却処分時に有害ガスの発生等、従来のもの
に比べて環境保全上の問題が生じない段ボール製トレ
ー、その製造方法及び製造装置を提供することを目的と
する。また、固定形状の雄型が不要で型部の寸法にそれ
程精度を要求されず、使用する型の価格が安価であり、
製造コストも安価な段ボール製トレー、その製造方法及
び製造装置を提供することを目的とする。更には、プレ
ス加工時の変形量の大きい箇所にも皺が寄りにくく、商
品価値の高い段ボール製トレー、その製造方法及び製造
装置を提供することを目的とする。
れており、焼却処分時に有害ガスの発生等、従来のもの
に比べて環境保全上の問題が生じない段ボール製トレ
ー、その製造方法及び製造装置を提供することを目的と
する。また、固定形状の雄型が不要で型部の寸法にそれ
程精度を要求されず、使用する型の価格が安価であり、
製造コストも安価な段ボール製トレー、その製造方法及
び製造装置を提供することを目的とする。更には、プレ
ス加工時の変形量の大きい箇所にも皺が寄りにくく、商
品価値の高い段ボール製トレー、その製造方法及び製造
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、流体の供給により膨らむ柔軟性を有するゴ
ム製シートで形成された押圧体の膨らんだときの表面圧
によって段ボールを成形型に押圧し、加熱しながら成形
されたことを特徴とする、段ボール製トレーである。
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、流体の供給により膨らむ柔軟性を有するゴ
ム製シートで形成された押圧体の膨らんだときの表面圧
によって段ボールを成形型に押圧し、加熱しながら成形
されたことを特徴とする、段ボール製トレーである。
【0008】第2の発明にあっては、流体の供給により
膨らむ柔軟性を有するゴム製シートで形成された押圧体
の膨らんだときの表面圧によって段ボールを成形型に押
圧し、加熱しながら成形することを特徴とする、段ボー
ル製トレーの製造方法である。
膨らむ柔軟性を有するゴム製シートで形成された押圧体
の膨らんだときの表面圧によって段ボールを成形型に押
圧し、加熱しながら成形することを特徴とする、段ボー
ル製トレーの製造方法である。
【0009】第3の発明にあっては、成形型の縁部また
は縁部近傍に段ボールの滑りをよくするための手段を設
けたことを特徴とする、第2の発明にかかる段ボール製
トレーの製造方法である。
は縁部近傍に段ボールの滑りをよくするための手段を設
けたことを特徴とする、第2の発明にかかる段ボール製
トレーの製造方法である。
【0010】第4の発明にあっては、段ボールを成形す
るための型部を有する成形型と、上記成形型を加熱する
ための加熱手段と、流体を供給することにより膨らむ柔
軟性を有するゴム製シートで形成された押圧体と、当該
押圧体を加熱するための加熱手段と、上記押圧体に流体
を供給するための流体供給装置と、を備えていることを
特徴とする、段ボール製トレーの製造装置である。
るための型部を有する成形型と、上記成形型を加熱する
ための加熱手段と、流体を供給することにより膨らむ柔
軟性を有するゴム製シートで形成された押圧体と、当該
押圧体を加熱するための加熱手段と、上記押圧体に流体
を供給するための流体供給装置と、を備えていることを
特徴とする、段ボール製トレーの製造装置である。
【0011】第5の発明にあっては、型部表面と段ボー
ル表面の間の空気を抜くための吸気手段を備えているこ
とを特徴とする、第4の発明にかかる段ボール製トレー
の製造装置である。
ル表面の間の空気を抜くための吸気手段を備えているこ
とを特徴とする、第4の発明にかかる段ボール製トレー
の製造装置である。
【0012】第6の発明にあっては、成形型の縁部また
は縁部近傍に段ボールの滑りをよくするための手段を設
けたことを特徴とする、第4または第5の発明にかかる
段ボール製トレーの製造装置である。
は縁部近傍に段ボールの滑りをよくするための手段を設
けたことを特徴とする、第4または第5の発明にかかる
段ボール製トレーの製造装置である。
【0013】押圧体に供給される流体としては、空気や
窒素ガス等の気体あるいは水や油等の液体が採用される
が、これらに限定はされない。段ボールの滑りをよくす
るための手段としては、例えば表面にテフロン加工を施
す等、直接的な加工を施すほか、テフロン加工等を施し
た滑性を有する各種シート、フィルム等を貼着したり被
せるようにした手段があげられるが、限定はされない。
窒素ガス等の気体あるいは水や油等の液体が採用される
が、これらに限定はされない。段ボールの滑りをよくす
るための手段としては、例えば表面にテフロン加工を施
す等、直接的な加工を施すほか、テフロン加工等を施し
た滑性を有する各種シート、フィルム等を貼着したり被
せるようにした手段があげられるが、限定はされない。
【0014】(作用) 本発明に係る段ボール製トレーの製造装置は次のように
作用する。まず、成形型と押圧体を加熱手段によって適
当な温度に加熱する。成形型に、材料となる段ボールを
載置する。駆動手段によって、やや膨らませてある状態
の押圧体を移動させ、段ボールを成形型の型部に押し付
けて軽く圧力をかけておく。
作用する。まず、成形型と押圧体を加熱手段によって適
当な温度に加熱する。成形型に、材料となる段ボールを
載置する。駆動手段によって、やや膨らませてある状態
の押圧体を移動させ、段ボールを成形型の型部に押し付
けて軽く圧力をかけておく。
【0015】押圧体に給気装置により空気等の気体を供
給し、押圧体を膨張させる。吸気手段を備えたもので
は、これと同時に吸気手段によって型部表面と段ボール
表面の間の空気を抜いて真空にする。押圧体の膨張によ
る表面圧と真空による負圧の相乗作用により、型部表面
と段ボール表面は密着し、段ボールは型部の形状に成形
される。なお、成形型と押圧体は加熱されているので、
双方で挟まれて押圧されている段ボールも加熱され、変
型しやすくなっている。また、柔軟性を有し、いわば袋
状の押圧体は、段ボールの成形部全面を上面側からほぼ
均等な圧力で押圧することができ、型部の形状に沿って
変形させることができる。
給し、押圧体を膨張させる。吸気手段を備えたもので
は、これと同時に吸気手段によって型部表面と段ボール
表面の間の空気を抜いて真空にする。押圧体の膨張によ
る表面圧と真空による負圧の相乗作用により、型部表面
と段ボール表面は密着し、段ボールは型部の形状に成形
される。なお、成形型と押圧体は加熱されているので、
双方で挟まれて押圧されている段ボールも加熱され、変
型しやすくなっている。また、柔軟性を有し、いわば袋
状の押圧体は、段ボールの成形部全面を上面側からほぼ
均等な圧力で押圧することができ、型部の形状に沿って
変形させることができる。
【0016】そして、押圧体が段ボールを型部に押圧す
るとき、型部が雌型である場合、まず型部の縁部で段ボ
ールが強く押圧されてほぼ固定される。この状態で更に
押圧体が膨らみ、段ボールを変形させながら押圧し、最
後には型部表面に密着させる。これにより、余分な材料
が型部内に引き込まれず、かつ押圧体が徐々に膨らむた
め、変形量の大きい箇所である四隅の丸め部分において
も皺が発生しにくい。また、成形型の縁部または縁部近
傍に段ボールの滑りをよくするための手段を設けたもの
では、押圧体による型部縁部での段ボールの固定部に所
定以上の押圧力がかかったときに固定部が型部内部側へ
移動が可能で、段ボールの破損を防止でき、製造におけ
る歩留まりをよくすることができる。
るとき、型部が雌型である場合、まず型部の縁部で段ボ
ールが強く押圧されてほぼ固定される。この状態で更に
押圧体が膨らみ、段ボールを変形させながら押圧し、最
後には型部表面に密着させる。これにより、余分な材料
が型部内に引き込まれず、かつ押圧体が徐々に膨らむた
め、変形量の大きい箇所である四隅の丸め部分において
も皺が発生しにくい。また、成形型の縁部または縁部近
傍に段ボールの滑りをよくするための手段を設けたもの
では、押圧体による型部縁部での段ボールの固定部に所
定以上の押圧力がかかったときに固定部が型部内部側へ
移動が可能で、段ボールの破損を防止でき、製造におけ
る歩留まりをよくすることができる。
【0017】成形後は、押圧体を上昇させ、トレー状の
凹み部分を有する段ボールを成形型から脱型する。そし
て、自然冷却し、不要部分を取り除くことにより段ボー
ル製トレーをつくる。なお、段ボール製トレーは、冷却
した後では形状がほぼ固まり、平板状に復帰することは
ない。
凹み部分を有する段ボールを成形型から脱型する。そし
て、自然冷却し、不要部分を取り除くことにより段ボー
ル製トレーをつくる。なお、段ボール製トレーは、冷却
した後では形状がほぼ固まり、平板状に復帰することは
ない。
【0018】このようにしてつくられた段ボール製トレ
ーは次のような作用を有する。段ボール製トレーは全体
が紙で形成されており、焼却処分時に有害ガスの発生
等、従来のものに比べて環境保全上の問題が生じない。
また、固定形状の雄型の代わりに柔軟性を有する押圧体
を使用しているので、型部の寸法にそれ程精度を要求さ
れず、使用する型の価格が安価であり、段ボール製トレ
ーの製造コストも安価である。更には、プレス加工時の
変形量の大きい箇所にも皺が寄りにくいので、商品価値
が高い。
ーは次のような作用を有する。段ボール製トレーは全体
が紙で形成されており、焼却処分時に有害ガスの発生
等、従来のものに比べて環境保全上の問題が生じない。
また、固定形状の雄型の代わりに柔軟性を有する押圧体
を使用しているので、型部の寸法にそれ程精度を要求さ
れず、使用する型の価格が安価であり、段ボール製トレ
ーの製造コストも安価である。更には、プレス加工時の
変形量の大きい箇所にも皺が寄りにくいので、商品価値
が高い。
【0019】材料の段ボールは、波状に成形した紙の片
面または両面に厚紙を貼り合せたものであるため、プレ
ス成形された場合でも内部に空気の層が形成されやす
く、断熱保温効果が高い。また、古紙を原料としてつく
られる段ボールに付加価値をつけ、有効に利用できるの
で、省資源の観点からも好ましい。
面または両面に厚紙を貼り合せたものであるため、プレ
ス成形された場合でも内部に空気の層が形成されやす
く、断熱保温効果が高い。また、古紙を原料としてつく
られる段ボールに付加価値をつけ、有効に利用できるの
で、省資源の観点からも好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態
に基き詳細に説明する。図1は本発明に係る段ボール製
トレーの斜視図である。符号Tは段ボール製トレーで、
段ボールを材料として成形されている。なお、段ボール
製トレーには、防水性を付与するために内面側の表面に
撥水性を有する糊が塗布してある。段ボール製トレーT
は、次に説明する段ボール製トレー製造装置Aによって
製造することができる。
に基き詳細に説明する。図1は本発明に係る段ボール製
トレーの斜視図である。符号Tは段ボール製トレーで、
段ボールを材料として成形されている。なお、段ボール
製トレーには、防水性を付与するために内面側の表面に
撥水性を有する糊が塗布してある。段ボール製トレーT
は、次に説明する段ボール製トレー製造装置Aによって
製造することができる。
【0021】図2は本発明に係る段ボール製トレー製造
装置の斜視図、図3は成形型の構造を示す要部斜視図で
ある。図2、図3を参照して本発明に係る段ボール製ト
レー製造装置の構造を説明する。符号Aは段ボール製ト
レー製造装置で、フレーム1を備えている。フレーム1
はH形の台部材10と、台部材10に立設してある四本
の脚部材11と、それらの上部に設けてある上枠12を
備えている。
装置の斜視図、図3は成形型の構造を示す要部斜視図で
ある。図2、図3を参照して本発明に係る段ボール製ト
レー製造装置の構造を説明する。符号Aは段ボール製ト
レー製造装置で、フレーム1を備えている。フレーム1
はH形の台部材10と、台部材10に立設してある四本
の脚部材11と、それらの上部に設けてある上枠12を
備えている。
【0022】台部材10の中央部には金属製の型台30
を有している。型台30は電熱ヒーター(図示省略)に
より加熱されるようになっており、次に説明する成形型
31を加熱するものである。型台30の上面には長方形
状の装着凹部300が形成してあり、装着凹部300に
は木製の成形型31が装着してある。成形型31の表面
中央には、長方形状の一段低くなった段部320が形成
してあり、段部320の中央部には、トレーの下面形状
に凹んで形成された型部32が設けてある。成形型31
は木製であるので、比較的安価に製造できる。なお、成
形型31に金属等、他の素材を採用することもできる。
を有している。型台30は電熱ヒーター(図示省略)に
より加熱されるようになっており、次に説明する成形型
31を加熱するものである。型台30の上面には長方形
状の装着凹部300が形成してあり、装着凹部300に
は木製の成形型31が装着してある。成形型31の表面
中央には、長方形状の一段低くなった段部320が形成
してあり、段部320の中央部には、トレーの下面形状
に凹んで形成された型部32が設けてある。成形型31
は木製であるので、比較的安価に製造できる。なお、成
形型31に金属等、他の素材を採用することもできる。
【0023】型部32の底面部分の四隅には、空気抜き
孔33がそれぞれ設けてある。空気抜き孔33は、成形
型31に設けてあり空気吸引装置(図示省略)に接続さ
れている通気路34に連通している。
孔33がそれぞれ設けてある。空気抜き孔33は、成形
型31に設けてあり空気吸引装置(図示省略)に接続さ
れている通気路34に連通している。
【0024】成形型31の上方には、押圧体20が設け
てある。押圧体20は柔軟性を有するゴム製のシートで
袋状に形成されており、金属製で四角板状の押圧基板2
1の下面側に適度に膨らんだ状態で取り付けてある。シ
ートの厚さは2mmのものが使用されている。押圧基板
21の下面側には、遠赤外線ヒーター(図示省略)が押
圧体20に内包されるよう取り付けてある。押圧体20
は内部の空気を媒体として遠赤外線ヒーターにより加熱
されるようになっている。また、押圧体20は、空気供
給装置(図示省略)からの空気の供給を調整することに
より、膨張収縮が可能である。
てある。押圧体20は柔軟性を有するゴム製のシートで
袋状に形成されており、金属製で四角板状の押圧基板2
1の下面側に適度に膨らんだ状態で取り付けてある。シ
ートの厚さは2mmのものが使用されている。押圧基板
21の下面側には、遠赤外線ヒーター(図示省略)が押
圧体20に内包されるよう取り付けてある。押圧体20
は内部の空気を媒体として遠赤外線ヒーターにより加熱
されるようになっている。また、押圧体20は、空気供
給装置(図示省略)からの空気の供給を調整することに
より、膨張収縮が可能である。
【0025】押圧基板21は、二本のコイルスプリング
22によって昇降板23に取り付けてある。昇降板23
はエアシリンダーSのロッドヘッドに取り付けてある。
エアシリンダーSは、上枠12の中央に台板13を介
し、ロッドヘッドを下に向けて垂直に設けてある。な
お、押圧体20の駆動手段は、油圧シリンダーやボール
スクリュー等、他の手段を採用することもできる。ま
た、押圧基板21の前部側の縁部には、ガイド板24が
立設してあり、ガイド板24には上下方向にガイド長孔
25が設けてある。そして、ガイド長孔25には昇降板
23の前後の縁部に設けてあるピン26が挿通してあ
り、押圧基板21と押圧体20が横にずれることなく上
下に移動できるようにしている。なお、符号14は操作
盤である。
22によって昇降板23に取り付けてある。昇降板23
はエアシリンダーSのロッドヘッドに取り付けてある。
エアシリンダーSは、上枠12の中央に台板13を介
し、ロッドヘッドを下に向けて垂直に設けてある。な
お、押圧体20の駆動手段は、油圧シリンダーやボール
スクリュー等、他の手段を採用することもできる。ま
た、押圧基板21の前部側の縁部には、ガイド板24が
立設してあり、ガイド板24には上下方向にガイド長孔
25が設けてある。そして、ガイド長孔25には昇降板
23の前後の縁部に設けてあるピン26が挿通してあ
り、押圧基板21と押圧体20が横にずれることなく上
下に移動できるようにしている。なお、符号14は操作
盤である。
【0026】(作用) 図4は段ボール製トレーの製造方法を示し、段ボールシ
ートをプレスする前の状態を示す断面説明図、図5は段
ボール製トレーの製造方法を示し、段ボールシートをプ
レスしている状態を示す断面説明図、図6は段ボール製
トレーの製造方法を示し、成形した段ボールシートの脱
型をしている状態を示す断面説明図である。
ートをプレスする前の状態を示す断面説明図、図5は段
ボール製トレーの製造方法を示し、段ボールシートをプ
レスしている状態を示す断面説明図、図6は段ボール製
トレーの製造方法を示し、成形した段ボールシートの脱
型をしている状態を示す断面説明図である。
【0029】図1ないし図6を参照して、上記段ボール
製トレー製造装置Aによる段ボールを材料とする段ボー
ル製トレーの製造方法を説明する。 (1)型台30を加熱して成形型31を70〜80℃に
加熱し、遠赤外線ヒーターにより押圧体20を約100
℃に加熱しておく。なお、この温度は適宜設定が可能で
ある。 (2)成形型31の段部320上に、材料となる段ボー
ルシート5を嵌め込んで載置する。
製トレー製造装置Aによる段ボールを材料とする段ボー
ル製トレーの製造方法を説明する。 (1)型台30を加熱して成形型31を70〜80℃に
加熱し、遠赤外線ヒーターにより押圧体20を約100
℃に加熱しておく。なお、この温度は適宜設定が可能で
ある。 (2)成形型31の段部320上に、材料となる段ボー
ルシート5を嵌め込んで載置する。
【0030】(3)エアシリンダーSを作動させて、や
や膨らませてある状態の押圧体20を下降させ、段部3
20内にある段ボールシート5を型部32に押し付けて
軽く圧力をかけておく。 (4)押圧体20に空気供給装置により空気を供給し、
押圧体20を膨張させる。また、これと同時に空気吸引
装置を作動させて、空気抜き孔33から段ボールシート
5と型部32の間にある空気を吸引してほぼ真空にし、
段ボールシート5と型部32を密着させる。
や膨らませてある状態の押圧体20を下降させ、段部3
20内にある段ボールシート5を型部32に押し付けて
軽く圧力をかけておく。 (4)押圧体20に空気供給装置により空気を供給し、
押圧体20を膨張させる。また、これと同時に空気吸引
装置を作動させて、空気抜き孔33から段ボールシート
5と型部32の間にある空気を吸引してほぼ真空にし、
段ボールシート5と型部32を密着させる。
【0031】(5)成形型31と押圧体20は上記した
ように所定の温度に加熱されているので、双方で挟まれ
て押圧されている段ボールシート5も加熱され、変型し
やすくなっている。そして、空気を供給することにより
膨らむ押圧体20の表面圧で段ボールシート5を型部3
2に押圧して成形するので、押圧体20は、段ボールシ
ート5の成形部全面を上面側からほぼ均等な圧力で押圧
することができ、型部32の形状に沿って変形させるこ
とができる。そして、押圧体20が段ボールシート5を
型部32に押圧するとき、型部32が雌型であるので、
まず型部32の縁部で段ボールシート5が強く押圧され
てほぼ固定される。この状態で更に押圧体20が膨ら
み、段ボールシート5を変形させながら押圧し、最後に
は型部32表面に密着させる。これにより、余分な材料
が型部32内に引き込まれず、かつ押圧体20が徐々に
膨らむため、変形量の大きい箇所である四隅の丸め部分
においても皺が発生しにくい。
ように所定の温度に加熱されているので、双方で挟まれ
て押圧されている段ボールシート5も加熱され、変型し
やすくなっている。そして、空気を供給することにより
膨らむ押圧体20の表面圧で段ボールシート5を型部3
2に押圧して成形するので、押圧体20は、段ボールシ
ート5の成形部全面を上面側からほぼ均等な圧力で押圧
することができ、型部32の形状に沿って変形させるこ
とができる。そして、押圧体20が段ボールシート5を
型部32に押圧するとき、型部32が雌型であるので、
まず型部32の縁部で段ボールシート5が強く押圧され
てほぼ固定される。この状態で更に押圧体20が膨ら
み、段ボールシート5を変形させながら押圧し、最後に
は型部32表面に密着させる。これにより、余分な材料
が型部32内に引き込まれず、かつ押圧体20が徐々に
膨らむため、変形量の大きい箇所である四隅の丸め部分
においても皺が発生しにくい。
【0032】(6)押圧体20の空気を抜いて萎ませ、
上昇させる。そして、トレー状の凹み部分50を有する
段ボールシート5を型板30から取り除く。そして、自
然冷却し、不要部分を取り除くことにより段ボール製ト
レーTをつくる。段ボール製トレーTは加熱されて成形
されているので、冷却した後では形状が元の平板状に復
帰することはない。
上昇させる。そして、トレー状の凹み部分50を有する
段ボールシート5を型板30から取り除く。そして、自
然冷却し、不要部分を取り除くことにより段ボール製ト
レーTをつくる。段ボール製トレーTは加熱されて成形
されているので、冷却した後では形状が元の平板状に復
帰することはない。
【0033】図7は段ボール製トレーの他の製造方法を
示し、段ボールシートをプレスする前の状態を示す断面
説明図である。なお、図面において、図4に示したもの
と同一または同等箇所には同一の符号を付して示してい
る。本実施の形態では、成形型31には空気抜き孔33
と通気路34は設けられていない(当該成形型31に関
連する段ボール製トレーの製造装置では、空気吸引装置
も備えていない)。なお、段ボールシート5の表面は比
較的粗く、成形型31も木製であるので、双方の接面部
の密閉度はあまり高くはならず、プレス加工時において
空気は容易に抜けるので、作業に支障はない。
示し、段ボールシートをプレスする前の状態を示す断面
説明図である。なお、図面において、図4に示したもの
と同一または同等箇所には同一の符号を付して示してい
る。本実施の形態では、成形型31には空気抜き孔33
と通気路34は設けられていない(当該成形型31に関
連する段ボール製トレーの製造装置では、空気吸引装置
も備えていない)。なお、段ボールシート5の表面は比
較的粗く、成形型31も木製であるので、双方の接面部
の密閉度はあまり高くはならず、プレス加工時において
空気は容易に抜けるので、作業に支障はない。
【0034】また、成形型31の型部32の縁部近傍に
は段ボールシート5の滑りをよくするための滑性シート
6が被せてある。滑性シート6は、ごく薄い合成樹脂シ
ートの表面にテフロン加工を施したものである。この構
造によれば、押圧体20による型部32縁部での段ボー
ルシート5の固定部に所定以上の押圧力がかかったとき
に固定部が型部32内部側へ移動が可能で、段ボールシ
ート5の破損を防止でき、製造における歩留まりをよく
することができる。
は段ボールシート5の滑りをよくするための滑性シート
6が被せてある。滑性シート6は、ごく薄い合成樹脂シ
ートの表面にテフロン加工を施したものである。この構
造によれば、押圧体20による型部32縁部での段ボー
ルシート5の固定部に所定以上の押圧力がかかったとき
に固定部が型部32内部側へ移動が可能で、段ボールシ
ート5の破損を防止でき、製造における歩留まりをよく
することができる。
【0035】なお、本明細書で使用している用語と表現
は、あくまで説明上のものであって限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示されている実施の形態に
限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種
々の変形が可能である。
は、あくまで説明上のものであって限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示されている実施の形態に
限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種
々の変形が可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る段ボール製トレーは、全体が紙で形
成されており、焼却処分時に有害ガスの発生等、従来の
ものに比べて環境保全上の問題が生じない。また、固定
形状の雄型の代わりに柔軟性を有する押圧体を使用して
いるので、型部の寸法にそれ程精度を要求されず、使用
する型の価格が安価であり、段ボール製トレーの製造コ
ストも安価にできる。更には、プレス加工時の変形量の
大きい箇所にも皺が寄りにくいので、商品価値が高い。
する。 (a)本発明に係る段ボール製トレーは、全体が紙で形
成されており、焼却処分時に有害ガスの発生等、従来の
ものに比べて環境保全上の問題が生じない。また、固定
形状の雄型の代わりに柔軟性を有する押圧体を使用して
いるので、型部の寸法にそれ程精度を要求されず、使用
する型の価格が安価であり、段ボール製トレーの製造コ
ストも安価にできる。更には、プレス加工時の変形量の
大きい箇所にも皺が寄りにくいので、商品価値が高い。
【0037】(b)段ボール製トレーは、段ボールが波
状に成形した紙の片面または両面に厚紙を貼り合せたも
のであるため、プレス成形された場合でも内部に空気の
層が形成されやすく、断熱保温効果が高い。また、古紙
を原料としてつくられる段ボールに付加価値をつけ、有
効に利用できるので、省資源の観点からも好ましい。
状に成形した紙の片面または両面に厚紙を貼り合せたも
のであるため、プレス成形された場合でも内部に空気の
層が形成されやすく、断熱保温効果が高い。また、古紙
を原料としてつくられる段ボールに付加価値をつけ、有
効に利用できるので、省資源の観点からも好ましい。
【0038】(c)本発明に係る段ボール製トレーの製
造方法及び製造装置によれば、気体を供給することによ
り膨らむ押圧体の表面圧で段ボールを型部に押圧して成
形するので、押圧体は、段ボールの成形部全面を上面側
からほぼ均等な圧力で押圧することができ、型部の形状
に沿って変形させることができる。また、吸気手段を備
えたものでは、これと同時に吸気手段によって型部表面
と段ボール表面の間の空気を抜いて真空にすることがで
きる。この構造によると、押圧体の膨張による表面圧と
真空による負圧の相乗作用により、型部表面と段ボール
表面はより確実に密着し、段ボールは型部の形状に成形
される。そして、押圧体が段ボールを型部に押圧すると
き、型部が雌型である場合、まず型部の縁部で段ボール
が強く押圧されてほぼ固定される。この状態で更に押圧
体が膨らみ、段ボールを変形させながら押圧し、最後に
は型部表面に密着させる。これにより、余分な材料が型
部内に引き込まれず、かつ押圧体が徐々に膨らむため、
変形量の大きい箇所である四隅の丸め部分においても皺
が発生しにくく、商品価値の高い段ボール製トレーを提
供できる。
造方法及び製造装置によれば、気体を供給することによ
り膨らむ押圧体の表面圧で段ボールを型部に押圧して成
形するので、押圧体は、段ボールの成形部全面を上面側
からほぼ均等な圧力で押圧することができ、型部の形状
に沿って変形させることができる。また、吸気手段を備
えたものでは、これと同時に吸気手段によって型部表面
と段ボール表面の間の空気を抜いて真空にすることがで
きる。この構造によると、押圧体の膨張による表面圧と
真空による負圧の相乗作用により、型部表面と段ボール
表面はより確実に密着し、段ボールは型部の形状に成形
される。そして、押圧体が段ボールを型部に押圧すると
き、型部が雌型である場合、まず型部の縁部で段ボール
が強く押圧されてほぼ固定される。この状態で更に押圧
体が膨らみ、段ボールを変形させながら押圧し、最後に
は型部表面に密着させる。これにより、余分な材料が型
部内に引き込まれず、かつ押圧体が徐々に膨らむため、
変形量の大きい箇所である四隅の丸め部分においても皺
が発生しにくく、商品価値の高い段ボール製トレーを提
供できる。
【0039】(d)成形型の縁部または縁部近傍に段ボ
ールの滑りをよくするための手段を設けたものでは、押
圧体による型部縁部での段ボールの固定部に所定以上の
押圧力がかかったときに固定部が型部内部側へ移動が可
能で、段ボールの破損を防止でき、製造における歩留ま
りをよくすることができる。
ールの滑りをよくするための手段を設けたものでは、押
圧体による型部縁部での段ボールの固定部に所定以上の
押圧力がかかったときに固定部が型部内部側へ移動が可
能で、段ボールの破損を防止でき、製造における歩留ま
りをよくすることができる。
【図1】本発明に係る段ボール製トレーの斜視図。
【図2】本発明に係る段ボール製トレー製造装置の斜視
図。
図。
【図3】成形型の構造を示す要部斜視図。
【図4】段ボール製トレーの製造方法を示し、段ボール
シートをプレスする前の状態を示す断面説明図。
シートをプレスする前の状態を示す断面説明図。
【図5】段ボール製トレーの製造方法を示し、段ボール
シートをプレスしている状態を示す断面説明図。
シートをプレスしている状態を示す断面説明図。
【図6】段ボール製トレーの製造方法を示し、成形した
段ボールシートの脱型をしている状態を示す断面説明
図。
段ボールシートの脱型をしている状態を示す断面説明
図。
【図7】段ボール製トレーの他の製造方法を示し、段ボ
ールシートをプレスする前の状態を示す断面説明図。
ールシートをプレスする前の状態を示す断面説明図。
T 段ボール製トレー A 段ボール製トレー製造装置 1 フレーム 10 台部材 11 脚部材 12 上枠 13 台板 14 操作盤 20 押圧体 21 昇降板 22 コイルスプリング 23 押圧基板 24 ガイド板 S エアシリンダー 25 ガイド長孔 26 ピン 30 型台 300 装着凹部 31 成形型 32 型部 320 段部 33 空気抜き孔 34 通気路 5 段ボール 50 凹み部分 6 滑性シート
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−56172(JP,A) 特開 昭63−286329(JP,A) 特開 平6−190953(JP,A) 特開 平3−81120(JP,A) 特開 平7−1404(JP,A) 特表 平10−502585(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B31B 1/00 - 49/04 B65D 1/34
Claims (6)
- 【請求項1】 流体の供給により膨らむ柔軟性を有する
ゴム製シートで形成された押圧体の膨らんだときの表面
圧によって段ボールを成形型に押圧し、加熱しながら成
形されたことを特徴とする、段ボール製 トレー。 - 【請求項2】 流体の供給により膨らむ柔軟性を有する
ゴム製シートで形成された押圧体の膨らんだときの表面
圧によって段ボールを成形型に押圧し、加熱しながら成
形することを特徴とする、段ボール 製トレーの製造方法。 - 【請求項3】 成形型の縁部または縁部近傍に段ボール
の滑りをよくするための手段を設けたことを特徴とす
る、 請求項2記載の段ボール製トレーの製造方法。 - 【請求項4】 段ボールを成形するための型部(32)を有
する成形型(31)と、 上記成形型(31)を加熱するための加熱手段と、 流体を供給することにより膨らむ柔軟性を有するゴム製
シートで形成された押圧体(20)と、 当該押圧体(20)を加熱するための加熱手段と、 上記押圧体(20)に流体を供給するための流体供給装置
と、 を備えていることを特徴とする、段ボール 製トレーの製造装置。 - 【請求項5】 型部(32)表面と段ボール表面の間の空気
を抜くための吸気手段を備えていることを特徴とする、 請求項4記載の段ボール製トレーの製造装置。 - 【請求項6】 成形型(31)の縁部または縁部近傍に段ボ
ールの滑りをよくするための手段を設けたことを特徴と
する、 請求項4または5記載の段ボール製トレーの製造装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10312546A JP3060173B2 (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 段ボール製トレー、その製造方法及び製造装置 |
EP99121706A EP0999035A3 (en) | 1998-11-02 | 1999-11-02 | Paperboard trays, method and apparatus for forming such trays |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10312546A JP3060173B2 (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 段ボール製トレー、その製造方法及び製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000135749A JP2000135749A (ja) | 2000-05-16 |
JP3060173B2 true JP3060173B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=18030526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10312546A Expired - Fee Related JP3060173B2 (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 段ボール製トレー、その製造方法及び製造装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0999035A3 (ja) |
JP (1) | JP3060173B2 (ja) |
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JP5089861B2 (ja) * | 2004-12-15 | 2012-12-05 | 三星エスディアイ株式会社 | 蓄電デバイス及び蓄電デバイスの外装体の製造方法及び蓄電デバイスの外装体の成形装置 |
ITVE20070025A1 (it) * | 2007-04-20 | 2008-10-21 | Gruppo X Di X Gruppo S R L | Metodo di formatura di materiali in foglio, particolarmente di materiali cartacei.- |
CN101664996B (zh) * | 2008-09-01 | 2012-05-30 | 比亚迪股份有限公司 | 一种塑料件平板压弯工艺方法 |
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US9669579B2 (en) | 2008-11-13 | 2017-06-06 | The Boeing Company | Aircraft skin attachment system |
CN102513827B (zh) * | 2012-01-04 | 2013-11-27 | 安徽省爱力特家电成套装备有限公司 | 直线滑轨自动化生产线 |
CN109436459B (zh) * | 2017-03-27 | 2020-04-28 | 长江师范学院 | 手摇操作式商品纸箱包装机 |
CN109986836A (zh) * | 2018-01-02 | 2019-07-09 | 芜湖市新京桥包装科技有限公司 | 一种用于纸护角加工的定型装置 |
KR102334525B1 (ko) * | 2021-03-02 | 2021-12-03 | 주식회사 정인플라스틱 | 트레이 보호필름 부착장치 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB554346A (en) * | 1941-12-26 | 1943-06-30 | British Tyre & Rubber Company | Improvements in or relating to tools for and processes of forming metal and other sheet materials |
US2565949A (en) * | 1947-04-12 | 1951-08-28 | Walter B Clifford | Process and apparatus for molding sheet material |
GB2246107A (en) * | 1990-07-17 | 1992-01-22 | Grace W R & Co | Modified atmosphere pack |
-
1998
- 1998-11-02 JP JP10312546A patent/JP3060173B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-11-02 EP EP99121706A patent/EP0999035A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0999035A3 (en) | 2000-11-15 |
JP2000135749A (ja) | 2000-05-16 |
EP0999035A2 (en) | 2000-05-10 |
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